| 【発明の名称】 |
携帯電話装置及びプログラム |
| 【発明者】 |
【氏名】山本 賢治
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| 【要約】 |
【課題】緊急事態発生時に本人に代わって第三者が緊急連絡を行うことができるようにする。
【構成】CPU1は、カードIF部13に加入者カード14が装着された際に、本人の正規なカードが装着されたか否かを判別し、非正規なカードが装着された場合にそのカードに「緊急連絡先番号」が記録されていれば、この「緊急連絡先番号」に基づいた緊急処理を実行する。この緊急処理として、この緊急連絡先の電話番号を読み出して表示出力させたり、加入者カード14に記録されている「加入者電話番号」を発信元として緊急連絡先の電話番号宛に電話発信を行う。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 加入者電話番号が記録されている記録メディアが装着可能な携帯電話装置であって、 前記記録メディアの装着時にそれに記録されている加入者電話番号に基づいて当該電話装置に本人の正規な記録メディアが装着されたか否かを判別する第1の判別手段と、 この第1の判別手段によって正規な記録メディアが装着されたことが判別された場合には、当該電話装置の使用を許可する第1の制御手段と、 前記第1の判別手段によって非正規な記録メディアが装着されたことが判別された場合に、当該記録メディア内に緊急用情報が記録されているか否かを判別する第2の判別手段と、 この第2の判別手段によって緊急用情報が記録されていないことが判別された場合には、当該電話装置の使用を禁止し、緊急用情報が記録されていることが判別された場合には、この緊急用情報に基づいた緊急処理の実行を許可する第2の制御手段と、 を具備したことを特徴とする携帯端末装置。 【請求項2】 加入者電話番号が記録されている記録メディアが装着可能な携帯電話装置であって、 前記記録メディアの装着時にそれに記録されている加入者電話番号に基づいて当該電話装置に本人の正規な記録メディアが装着された場合に、当該電話装置の使用を制限する制限状態に設定されているか否かを判別する第1の判別手段と、 この第1の判別手段によって制限状態に設定されていないことが判別された場合に、当該電話装置の使用を許可する第1の制御手段と、 前記第1の判別手段によって制限状態に設定されていることが判別された場合に、当該記録メディア内に緊急用情報が記録されているか否かを判別する第2の判別手段と、 この第2の判別手段によって緊急用情報が記録されていないことが判別された場合には、当該電話装置の使用を禁止し、緊急用情報が記録されていることが判別された場合には、この緊急用情報に基づいた緊急処理の実行を許可する第2の制御手段と、 を具備したことを特徴とする携帯電話装置。 【請求項3】 前記緊急用情報は、緊急連絡先の電話番号であり、前記緊急処理は、この緊急連絡先の電話番号を読み出して表示出力させる表示処理である、 ことを特徴とする請求項1あるいは2記載の携帯電話装置。 【請求項4】 前記緊急用情報は、緊急連絡先の電話番号であり、前記緊急処理は、前記記録メディアに記録されている加入者電話番号を発信元として前記緊急連絡先の電話番号宛に電話発信を行う発信処理である、 ことを特徴とする請求項1あるいは2記載の携帯電話装置。 【請求項5】 前記第2の制御手段は、緊急処理の実行可否を問い合わせるための確認メッセージを出力したのち、緊急指示操作が行われたことを条件に前記緊急用情報に基づいた緊急処理を開始する、 ようにしたことを特徴とする請求項1あるいは2記載の携帯電話装置。 【請求項6】 コンピュータに対して、 前記記録メディアの装着時にそれに記録されている加入者電話番号に基づいて当該電話装置に本人の正規な記録メディアが装着されたか否かを判別する機能と、 正規な記録メディアが装着されたことが判別された場合には、当該電話装置の使用を許可する機能と、 非正規な記録メディアが装着されたことが判別された場合に、当該記録メディア内に緊急用情報が記録されているか否かを判別する機能と、 緊急用情報が記録されていないことが判別された場合には、当該電話装置の使用を禁止し、緊急用情報が記録されていることが判別された場合には、この緊急用情報に基づいた緊急処理の実行を許可する機能と、 を実現させるためのプログラム。 【請求項7】 コンピュータに対して、 前記記録メディアの装着時にそれに記録されている加入者電話番号に基づいて当該電話装置に本人の正規な記録メディアが装着された場合に、当該電話装置の使用を制限する制限状態に設定されているか否かを判別する機能と、 制限状態に設定されていないことが判別された場合に、当該電話装置の使用を許可する機能と、 制限状態に設定されていることが判別された場合に、当該記録メディア内に緊急用情報が記録されているか否かを判別する機能と、 緊急用情報が記録されていないことが判別された場合には、当該電話装置の使用を禁止し、緊急用情報が記録されていることが判別された場合には、この緊急用情報に基づいた緊急処理の実行を許可する機能と、 を実現させるためのプログラム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、加入者電話番号が記録されている記録メディアが装着可能な携帯電話装置及びプログラムに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、加入者情報として加入者登録番号(ユーザ識別情報)、加入者電話番号、通話料金などが記録されているSIM(Subscriber Identity Module)カードが装着可能な携帯電話装置としては、例えば、SIMカードが装着された際に、携帯電話側に設定されている加入者番号とカード側に記録されている加入者番号とを照合し、その結果、両者の一致を検出したことを条件として使用可能となる携帯電話装置が知られている(特許文献1参照)。 【特許文献1】特開2004−328372号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 このようにSIMカードの装着時に加入者番号から本人確認を行うことによって第三者による不正な使用を効果的に防止することが可能となる。つまり、SIMカードを抜き取った状態で携帯電話を紛失したり、盗難されたとしても、非正規なSIMカードでは、携帯電話のロックを解除することができないようになっているため、第三者による不正な使用を防止することができる。 一方、一般に携帯電話には、ユーザ認証機能が設けられており、SIMカードが装着されたままの状態で紛失したり、盗難されたとしても、パスワード照合、指紋照合などによって正規なユーザであると認証されない限り、そのロック状態を解除することができないようになっているため、第三者による不正な使用を防止することができる。 【0004】 ところで、例えば、本人が事故、病気などで倒れてしまい、本人自らがその家族などに連絡できない場合、その周囲の人や救急隊員が本人に代わってその家族などに連絡しようとしても、第三者が連絡を行うことはできなかった。すなわち、本人の携帯電話からSIMカードを抜き出し、それを第三者所持の携帯電話に装着したとしても、上述した加入者番号を照合した結果、加入者番号の不一致が検出されてしまう。また、本人の携帯電話装置にSIMカードが装着されている場合に、第三者がその携帯電話を使おうとしても、パスワード照合、指紋照合などのユーザ認証の結果、照合エラーとなるため、そのロック状態を解除することができない。 【0005】 この発明の課題は、緊急事態発生時に本人に代わって第三者が緊急連絡を行うことができるようにすることである。 【課題を解決するための手段】 【0006】 請求項1記載の発明(第1の発明)は、加入者電話番号が記録されている記録メディアが装着可能な携帯電話装置であって、前記記録メディアの装着時にそれに記録されている加入者電話番号に基づいて当該電話装置に本人の正規な記録メディアが装着されたか否かを判別する第1の判別手段と、この第1の判別手段によって正規な記録メディアが装着されたことが判別された場合には、当該電話装置の使用を許可する第1の制御手段と、前記第1の判別手段によって非正規な記録メディアが装着されたことが判別された場合に、当該記録メディア内に緊急用情報が記録されているか否かを判別する第2の判別手段と、この第2の判別手段によって緊急用情報が記録されていないことが判別された場合には、当該電話装置の使用を禁止し、緊急用情報が記録されていることが判別された場合には、この緊急用情報に基づいた緊急処理の実行を許可する第2の制御手段とを具備したことを特徴とする。 更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項6記載の発明)。 【0007】 なお、上述した請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。 前記緊急用情報は、緊急連絡先の電話番号であり、前記緊急処理は、この緊急連絡先の電話番号を読み出して表示出力させる表示処理である(請求項3記載の発明)。 【0008】 前記緊急用情報は、緊急連絡先の電話番号であり、前記緊急処理は、前記記録メディアに記録されている加入者電話番号を発信元として前記緊急連絡先の電話番号宛に電話発信を行う発信処理である(請求項4記載の発明)。 【0009】 前記第2の制御手段は、緊急処理の実行可否を問い合わせるための確認メッセージを出力したのち、緊急指示操作が行われたことを条件に前記緊急用情報に基づいた緊急処理を開始する(請求項5記載の発明)。 【0010】 請求項2記載の発明(第2の発明)は、加入者電話番号が記録されている記録メディアが装着可能な携帯電話装置であって、前記記録メディアの装着時にそれに記録されている加入者電話番号に基づいて当該電話装置に本人の正規な記録メディアが装着された場合に、当該電話装置の使用を制限する制限状態に設定されているか否かを判別する第1の判別手段と、この第1の判別手段によって制限状態に設定されていないことが判別された場合に、当該電話装置の使用を許可する第1の制御手段と、前記第1の判別手段によって制限状態に設定されていることが判別された場合に、当該記録メディア内に緊急用情報が記録されているか否かを判別する第2の判別手段と、この第2の判別手段によって緊急用情報が記録されていないことが判別された場合には、当該電話装置の使用を禁止し、緊急用情報が記録されていることが判別された場合には、この緊急用情報に基づいた緊急処理の実行を許可する第2の制御手段とを具備したことを特徴とする。 更に、コンピュータに対して、上述した請求項2記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項7記載の発明)。 なお、上述した請求項2記載の発明は、上述した請求項3〜5記載の発明であってもよい。 【発明の効果】 【0011】 第1の発明は、非正規な記録メディアが装着された場合に当該記録メディア内に緊急用情報が記録されていれば、この緊急用情報に基づいた緊急処理の実行を許可することにより、緊急事態発生時に、第三者が本人の携帯電話から記録メディアを抜き出し、それを第三者所持の携帯電話に装着したとしても、本人に代わって緊急連絡を行うことができる。 【0012】 第2の発明は、本人の正規な記録メディアが装着されている場合に当該記録メディア内に緊急用情報が記録されていれば、制限設定されている状態であっても、この緊急用情報に基づいた緊急処理の実行を許可することにより、緊急事態発生時に、本人に代わって第三者が本人の携帯電話を使用して緊急連絡を行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下、図1〜図7を参照して本発明の実施例を説明する。 この実施例は、携帯端末装置として携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図である。 この携帯電話装置は、通話機能、メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などの各種の機能が備えられている。そして、携帯電話装置の電源投入時にはその起動(立ち上げ)が制限されており、この制限ロック状態を解除する条件としてユーザ本人のパスワードを入力するようにしている。 【0014】 CPU1は、記憶部2内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する中核的な中央演算処理装置である。記憶部2は、内部メモリであり、プログラム領域とデータ領域とを有し、このプログラム領域には、後述する図3〜図5に示す動作手順に応じて本実施例を実現するためのプログラムが格納されている。記録メディア3は、着脱自在な可搬型メモリで、各種のデータ・プログラムを外部供給するもので、例えば、スマートメディア、ICカードなどによって構成されている。メモリ4は、ワーク領域を有する内部メモリであり、必要に応じてメモリ4内の各種のデータは、記憶部2にセーブされる。 【0015】 電話通信部5は、無線部を構成するアンテナに接続された送受信部(ベースバンド部)の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのちに、音響制御部6を介して受話スピーカ7から音声出力させる。また、電話通信部5は、送話マイク8から入力された音声データを音響制御部6から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのちに送受信部の送信側に与えられてアンテナから発信出力させる。一方、電子メール機能、インターネット接続機能などによって電話通信部5を介して受信取得した表示データは、表示制御部9を介してLCD(液晶表示装置)などのメイン表示部10に与えられて表示出力される。サブ表示部11は現在日時、簡易なメッセージ、アイコンなどを表示する。 【0016】 キー操作部12は、ダイヤル入力、文字入力、パスワード入力、コマンド入力などを行うもので、CPU1は、キー操作部12からのキー入力信号に応じた処理を実行する。カードIF(インターフェイス)部13は、加入者情報などが記録されている加入者カード14がそのスロット部に装着されるもので、加入者カード14に対して加入者情報などの読み出し及び書き込み動作を行う。加入者カード14は、SIMカードあるいはUIM(User Identity Module)カードであり、予め各種の加入者情報などが記録されている記録メディアであり、電話装置の使用時には、カードIF部13に装着するようにしている。 【0017】 図2は、加入者カード14の記録内容を示した図である。 この加入者カード14には、加入者情報として「加入者登録番号(ユーザ識別情報)」、「加入者電話番号」などが記録されているほか、「通話料金」、「緊急連絡先番号」、「パスワード」などが記録されている。この「加入者電話番号」は、携帯電話装置側の記憶部2にも内部記憶されており、この加入者カード14がカードIF部13に装着された際に、CPU1は、加入者カード14からカードIF部13によって読み取られた「加入者電話番号」と記憶部2から読み出した「加入者電話番号」とを照合することによってユーザ本人の正規な加入者カード14が装着されたか否かを判別するようにしている。このように加入者カード14の装着時に「加入者電話番号」から本人確認を行い、その判別結果に応じて当該携帯電話装置のロック状態を維持したり、解除するようにしている。 【0018】 「緊急連絡先番号」は、ユーザ本人が事故、病気などのアクシデントによる緊急事態発生時に、その家族などに連絡するために予め登録しておいた電話番号であり、加入者カード14には他の加入者情報と区別するために緊急識別フラグ(図中丸印)が付加されている。ここで、上述した加入者電話番号を照合した結果、加入者電話番号が不一致の場合には、非正規なカードとして、例えば、第三者の加入者カード14が装着された可能性があるので、CPU1は、カードIF部13に対して「緊急連絡先番号」の読み取りを指示したのち、加入者カード14に「緊急連絡先番号」が記録されているかを判別するようにしている。この場合、「緊急連絡先番号」が記録されていなければ、当該携帯電話装置のロック状態を維持してその使用を禁止するが、「緊急連絡先番号」が記録されていれば、この「緊急連絡先番号」に基づいた緊急処理を実行するようにしている。 【0019】 また、上述した加入者電話番号を照合した結果、加入者電話番号が一致していれば、本人の正規な加入者カード14が装着された場合であるから、CPU1は、電源オン時に当該携帯電話装置が制限ロック状態に設定されているかを判別し、そのロックが解除されていれば、その使用を許可するが、制限ロックの状態であれば、第三者による無断使用の可能性があるので、CPU1は、カードIF部13に対して「緊急連絡先番号」の読み取りを指示したのち、加入者カード14に「緊急連絡先番号」が記録されているかを判別するようにしている。この場合、「緊急連絡先番号」が記録されていなければ、パスワード認証処理を実行するが、「緊急連絡先番号」が記録されていれば、パスワード認証を行うことなく、この「緊急連絡先番号」に基づいた緊急処理を実行するようにしている。 【0020】 次にこの実施例における携帯電話装置の動作概念を図3〜図5に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。 【0021】 図3〜図5は、電源ON(オン)に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作を示したフローチャートである。 先ず、CPU1は、カードIF部13のスロットに加入者カード14が装着されているかを調べ(ステップS1)、電源オン時に加入者カード14が未装着であれば、加入者カード14の装着を促すメッセージと共に、エラーを示すNGメッセージを表示出力させたのち(ステップS2)、電源オフ状態となるが、電源オン時に加入者カード14が装着されていれば(ステップS1でYES)、カードIF部13に対して「加入者電話番号」の読み取りを指示し、それに応答して加入者カード14からカードIF部13を介して読み取られた「加入者電話番号」と内部記憶されている「加入者電話番号」とを比較し、両者は一致するかを判別する(ステップS3)。 【0022】 上述した加入者電話番号を照合した結果、両者が不一致の場合には(ステップS4でNO)、メイン表示部10に緊急確認画面を表示出力させる(ステップS5)。図6は、この緊急確認画面を示した図である。この緊急確認画面には「緊急ボタン」が配置表示されるほか、緊急処理の実行可否を問い合わせるメッセージが表示され、本人に代わる緊急連絡時には「緊急ボタン」を操作すべきことが案内表示される。いま、「緊急ボタン」が操作されない場合には(ステップS6でNO)、緊急連絡時ではなく、本人が正規以外のカードを間違えて装着した場合あるいは他人のカードを装着した場合であるからステップS2に移り、正規なカードに交換すべきことを促すメッセージと共に、エラーを示すNGメッセージを表示出力させたのち、電源オフ状態となる。 【0023】 ここで、「緊急ボタン」が操作されるのは、本人に代わって第三者が緊急連絡する場合である。すなわち、本人が事故、病気などで倒れてしまって本人自らがその家族などに連絡することができず、その周囲の人や救急隊員が本人に代わって緊急連絡するために、本人の携帯電話送信から加入者カード14を抜き出し、それを第三者所持の携帯電話装置に装着した場合である。このような場合、CPU1は、「緊急ボタン」の操作に応答して(ステップS6でYES)、カードIF部13に対して「緊急連絡先番号」の読み取りを指示したのち、加入者カード14に「緊急連絡先番号」が記録されているかを判別する(ステップS7)。その結果、加入者カード14に「緊急連絡先番号」が記録されていなければ、NGメッセージを表示出力させたのち(ステップS2)、電源オフ状態となるが、「緊急連絡先番号」が記録されていれば(ステップS7でYES)、緊急発信画面を表示出力させる(ステップS8)。 【0024】 図7は、この緊急発信画面を示した図である。この緊急発信画面には、「緊急連絡先番号」が案内表示されるほか、「発信ボタン」が配置表示される。なお、加入者カード14に「本人との関係」を記録しておくことにより、緊急発信画面内に本人と緊急連絡先との関係(例えば、家族であれば、続柄)を案内表示するようにしてもよい。ここで、CPU1は、「発信ボタン」が操作されたかを判別したり(ステップS9)、電源OFF(オフ)操作が行われたかを判別する(ステップS10)。いま、「発信ボタン」が操作されたときには、この「緊急連絡先番号」を発信先として指定し(ステップS11)、カード内の「加入者電話番号」を発信元として電話発信を行う(ステップS12)。この場合、回線接続が確立されるとそれが遮断されるまで通話状態となる(ステップS13)。なお、接続不能あるいは回線遮断時には緊急発信画面に戻る(ステップS8)。 【0025】 他方、上述した加入者電話番号を照合した結果、両者が一致する場合には(ステップS4でYES)、本人の正規な加入者カード14が装着された場合であるから、図4のフローに移り、CPU1は、電源オン時に当該携帯電話装置が制限ロック(セキュリティロック)下にあるか否かを判別し(ステップ14)、その制限ロックが解除されていれば(ステップS14でNO)、電源供給を行うなど全ての機能を動作可能な状態にセットする(ステップS15)。そして、電話通信部5を作動させて現在位置を登録すると共に、所定の待受画像を読み出して表示出力させながら電話/メールの待受状態となる(ステップS16)。 【0026】 この状態において、電話/メール着信有りを検出すると(ステップS17でYES)、着信メロディなどを発生出力させる着信報知を行うと共に、電話あるいはメールの着信処理を実行する(ステップS18)。また、待受状態において、何らかの操作が行われると(ステップS19でYES)、それが電源OFF操作でなければ(ステップS20でNO)、その操作に対応する処理として、例えば、発信処理、メール作成処理、メール送信処理などを行ったのち(ステップS21)、待受状態となる(ステップS16)。以下、電源OFF操作が行われるまで(ステップS20でYES)、上述の動作が繰り返される。 【0027】 また、加入者電話番号の一致検出時に制限ロック下にあれば(ステップS14でYES)、図5のフローに移り、CPU1は、「緊急ボタン」の操作に応答してカードIF部13に対して「緊急連絡先番号」の読み取りを指示したのち、加入者カード14に「緊急連絡先番号」が記録されているかを判別し(ステップS22)、「緊急連絡先番号」が記録されていなければ、パスワード入力画面を表示出力させたのち(ステップS25)、パスワード入力待ち状態となる(ステップS26)。 【0028】 ここで、パスワードが入力されると、CPU1は、加入者カード14に記録されている「パスワード」を取得すると共に、入力されたパスワードと比較し、両者が一致するかを判別する(ステップS27)。この結果、パスワードの不一致を検出した場合には、正規なパスワード入力を促すメッセージと共に、エラーを示すNGメッセージを表示出力させたのち(ステップS28)、電源オフ状態となるが、パスワードの一致を検出した場合には(ステップS27でYES)、図4のステップS15に戻り、全ての機能を動作可能な状態にセットする。 【0029】 また、「緊急連絡先番号」が記録されていれば(ステップS22でYES)、上述と同様の緊急発信画面を表示出力させたのち(ステップS23)、この緊急確認画面内の「緊急ボタン」が操作されたかを調べる(ステップS24)。ここで、「緊急ボタン」が操作されるのは、本人の携帯電話装置に加入者カード14が装着されている状態において、第三者がその携帯電話を使って緊急連絡を行う場合である。いま、「緊急ボタン」が操作されなければ(ステップS24でNO)、パスワード入力画面を表示出力させたのち(ステップS25)、パスワード入力待ち状態となるが(ステップS26)、「緊急ボタン」が操作された場合には(ステップS24でYES)、図3のステップS8に移り、上述した緊急発信画面を表示出力させる。そして、以下同様に、CPU1は、「発信ボタン」の操作に応答して、「緊急連絡先番号」を発信先として指定し、カード内の「加入者電話番号」を発信元として電話発信を行う(ステップS9〜S13)。 【0030】 以上のように、この実施例においてCPU1は、カードIF部13に加入者カード14が装着された際に、本人の正規なカードが装着されたか否かを判別し、非正規なカードが装着された場合にそのカードに「緊急連絡先番号」が記録されていれば、この「緊急連絡先番号」に基づいた緊急処理を実行することにより、例えば、本人が事故、病気などのアクシデントによって本人自らがその家族などに連絡することができない場合に、第三者が本人の携帯電話から加入者カード14を抜き出し、それを第三者所持の携帯電話に装着したとしても、本人に代わって緊急連絡を行うことができる。 【0031】 また、CPU1は、本人の正規な加入者カード14が装着されている場合に当該カード内に「緊急連絡先番号」が記録されていれば、電源オン時に制限ロック(端末ロック)が設定されている状態であっても、この「緊急連絡先番号」に基づいた緊急処理を実行することにより、上述のようなアクシデント時に本人に代わって第三者が本人の携帯電話を使用して緊急連絡を行うことができる。 【0032】 この場合、緊急処理として、この緊急連絡先の電話番号を読み出して表示出力させることにより、第三者におっては、緊急連絡先を知ることができる。また、緊急処理として、加入者カード14に記録されている「加入者電話番号」を発信元として緊急連絡先の電話番号宛に電話発信を行うことにより、口頭での直接的な連絡が可能となる。また、緊急処理の実行可否を問い合わせるメッセージと「緊急ボタン」を含む緊急確認画面を表示させ、この「緊急ボタン」の操作を条件として緊急処理を開始することにより、必要に応じて緊急処理を実行することができる。 【0033】 なお、上述した実施例においては、電源オン時に電話装置の使用を不可能とする制限ロックを例示したが、電源オン時のロックに限らず、例えば、現在の時間帯に応じて電話装置の使用を制限する時間ロックであってもよい。また、GPS(Global Positioning System)機能を備えた携帯電話装置にあっては、現在の場所に応じて電話装置の使用を制限する場所ロックであってもよい。 【0034】 また、加入者カード14に記録した緊急用情報(緊急連絡先)としては、本人の家族に限らず、会社関係、友人関係、係り付けの病院、警察などであってもよい。また、加入者カード14に記録した緊急連絡先は、電話番号に限らず、メールアドレスなどであってもよい。 その他、上述した実施例においては、加入者電話番号が記録されている記録メディアとして、SIMカードあるいはUIMカードを例示したが、カード型に限らず、スティック型の記録メディアであってもよい。 【図面の簡単な説明】 【0035】 【図1】携帯端末装置として適用した携帯電話装置の基本的な構成要素を示したブロック図。 【図2】加入者カード14の記録内容を示した図。 【図3】電源ON(オン)に伴って実行開始される携帯電話装置の全体動作を示したフローチャート。 【図4】図3に続く、フローチャート。 【図5】図4に続く、フローチャート。 【図6】緊急確認画面を示した図。 【図7】緊急発信画面を示した図。 【符号の説明】 【0036】 1 CPU 2 記憶部 5 電話通信部 10、11 表示部 12 キー操作部 13 カードIF部 14 加入者カード
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| 【出願人】 |
【識別番号】504149100 【氏名又は名称】株式会社カシオ日立モバイルコミュニケーションズ
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| 【出願日】 |
平成18年8月14日(2006.8.14) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090619 【弁理士】 【氏名又は名称】長南 満輝男
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| 【公開番号】 |
特開2008−48082(P2008−48082A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2006−220843(P2006−220843) |
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