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【発明の名称】 携帯端末装置
【発明者】 【氏名】結城 義徳

【要約】 【課題】携帯端末装置に保存されているコンテンツが実際にどのようなコンテンツであるかを、他の携帯端末装置のユーザーに伝達することができ、且つコンテンツの流通を促進させるようなサービスに対応する携帯端末装置を提供すること。

【構成】他の携帯端末装置と映像及び音声の送受信を行うテレビ電話機能を有する携帯端末装置であって、上記テレビ電話機能の利用中において、上記他の携帯端末装置に対して所定のコンテンツのデータを送信する際に、上記所定のコンテンツのデータを劣化させてから送信する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
他の端末装置と映像及び音声の送受信を行うテレビ電話機能を有する携帯端末装置であって、
前記テレビ電話機能の利用中において、前記他の携帯端末装置に対して所定のコンテンツのデータを送信する際に、前記所定のコンテンツのデータを劣化させる制御手段を有することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項2】
前記制御手段は、
前記所定のコンテンツのデータを劣化させる為に、前記所定のコンテンツのデータのデータ圧縮方法を変更することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項3】
前記制御手段は、
前記所定のコンテンツのデータを劣化させる為に、前記所定のコンテンツのデータに対して、アナログ変換及びディジタル変換を、少なくとも一回ずつ施すことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
【請求項4】
他の端末装置と映像及び音声の送受信を行うテレビ電話機能を有する携帯端末装置であって、
前記テレビ電話機能の利用中において、前記他の携帯端末装置に対して所定のコンテンツのデータを送信する際に前記所定のコンテンツのデータを劣化させる劣化処理手段を具備することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項5】
他の端末装置と映像及び音声の送受信を行うテレビ電話機能を有する携帯端末装置であって、
データを記録する為の記録手段と、
前記テレビ電話機能の利用中において、前記他の携帯端末装置から所定のコンテンツのデータが送信されてきた際には、前記所定のコンテンツのデータを、前記記録手段に記録することを禁止する制御を行う制御部と、
を具備することを特徴とする携帯端末装置。
【請求項6】
前記制御部は、上記テレビ電話機能の利用中において、上記他の携帯端末装置から上記所定のコンテンツのデータを送信する旨の通知を受信した場合、当該携帯端末装置が上記所定のコンテンツのデータの受信に対応した携帯端末装置であることを示す信号を、上記他の携帯端末装置に送信することを特徴とする請求項5に記載の携帯端末装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話機等の携帯端末装置に関し、特にテレビ電話機能を有する携帯端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話機にて音楽をダウンロードすることが可能となり、また音楽を再生することも可能となった。このような背景から、携帯電話機のユーザーが、ダウンロードによって取得した音楽や気に入った音楽等を、他の携帯電話機のユーザーに伝達することを可能とするような技術が求められている。従来、携帯電話機のユーザー間で、それぞれのユーザーがダウンロードによって取得した音楽や気に入った音楽等を互いに伝達し合う場合には、例えば以下のような方法が採られている。
【0003】
(従来方法1)当該音楽の曲名、ダウンロードできるプロバイダのURL等を、電話またはメール等によって伝達する。
【0004】
(従来方法2)当該音楽の音楽ID(プロバイダによって音楽ごとに割り振られた識別子)、曲名、及びアーティスト名等の情報(以降、音楽情報と称する)を含むプレイリストをメールにて送信する。
【0005】
なお、著作権等に対する配慮により、携帯電話機間で音楽を直接授受することはできない。
【0006】
ところで、電話及び音楽に関連する技術として、例えば特許文献1には、バック・グラウンド音声を聞きながら通話をすることができる通話音声生成装置が開示されている。特許文献1に開示された通話音声生成装置では、通話中にバック・グラウンド音声を生成し、このバック・グラウンド音声と自機の通話音声とを混合して相手先に送信すると共に、相手の通話音声とバック・グラウンド音声とを混合して自機のスピーカから出力する。
【特許文献1】特開2006−81051号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
携帯電話機のユーザーが、ダウンロードによって取得した音楽や気に入った音楽等を他の携帯電話機のユーザーに伝達する方法として挙げた上記(従来方法1)及び上記(従来方法2)に関しては、以下のような課題を含んでいる。
【0008】
すなわち、上記(従来方法1)及び上記(従来方法2)によれば、携帯電話機のユーザー間で遣り取りできるのは上記音楽情報等のメタ情報のみであるので、そのような情報を受け取ったユーザーは当該音楽が実際にどのような音楽であるのかを知ることができない。つまり、上記(従来方法1)及び上記(従来方法2)によっては、ユーザーは、実際に当該音楽をダウンロードするまでは、当該音楽がどのような音楽であるかを知ることができない。
【0009】
なお、現状においては、携帯電話機に保存されている著作権付きのコンテンツに関しては、上記音楽情報等のメタ情報しか他の携帯電話機のユーザーと共有することができない。
【0010】
また、プロバイダ等から当該音楽を購入する前に試聴をできる場合もあるが、試聴は音楽の一部分のみが再生される為、ユーザーが実際に確認したい部分を聴くことができないこともある。さらに、このような視聴によっても、課金(ダウンロード費用等)が生じてしまう。
【0011】
ところで、近年いわゆるテレビ電話機能を有する携帯電話機が普及しているが、テレビ電話機能の現状における利用頻度を鑑みると、今後ユーザーに対してテレビ電話機能を訴求する為には、テレビ電話機能+αの新サービス、及び該新サービスに対応する携帯電話機が望まれる。
【0012】
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、携帯電話機等の携帯端末装置に保存されている音楽等のコンテンツが実際にどのようなコンテンツであるかを、他の携帯端末装置のユーザーに伝達することができ、且つコンテンツの流通を促進させるようなサービスに対応し得る携帯端末装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様による携帯端末装置は、他の端末装置と映像及び音声の送受信を行うテレビ電話機能を有する携帯端末装置であって、前記テレビ電話機能の利用中において、前記他の携帯端末装置に対して所定のコンテンツのデータを送信する際に、前記所定のコンテンツのデータを劣化させる制御手段を有することを特徴とする。
【0014】
上記の目的を達成するために、本発明の第2の態様による携帯端末装置は、他の端末装置と映像及び音声の送受信を行うテレビ電話機能を有する携帯端末装置であって、前記テレビ電話機能の利用中において、前記他の携帯端末装置に対して所定のコンテンツのデータを送信する際に前記所定のコンテンツのデータを劣化させる劣化処理手段を具備することを特徴とする。
【0015】
上記の目的を達成するために、本発明の第3の態様による携帯端末装置は、他の端末装置と映像及び音声の送受信を行うテレビ電話機能を有する携帯端末装置であって、データを記録する為の記録手段と、前記テレビ電話機能の利用中において、前記他の携帯端末装置から所定のコンテンツのデータが送信されてきた際には、前記所定のコンテンツのデータを、前記記録手段に記録することを禁止する制御を行う制御部と、を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、携帯端末装置に保存されている音楽等のコンテンツが実際にどのようなコンテンツであるかを、他の携帯端末装置のユーザーに伝達することができ、且つコンテンツの流通を促進させるようなサービスに対応し得る携帯端末装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る携帯電話機を説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【0019】
同図において、図示しない基地局から送信された無線信号は、アンテナ11で受信されたのちアンテナ共用器(DUP)12を介して受信回路(RX)13に入力される。受信回路13は、上記受信された無線信号を周波数シンセサイザ(SYN)14から出力された局部発振信号とミキシングして中間周波信号に周波数変換(ダウンコンバート)する。そして、このダウンコンバートされた中間周波信号を直交復調して受信ベースバンド信号を出力する。なお、上記周波数シンセサイザ14から発生される局部発振信号の周波数は、制御ユニット23から出力される制御信号SYCによって指示される。
【0020】
上記受信ベースバンド信号はCDMA信号処理ユニット16に入力される。CDMA信号処理ユニット16はRAKE受信機を備える。RAKE受信機では、上記受信ベースバンド信号に含まれる複数のパスがそれぞれ拡散符号により逆拡散処理される。そして、この逆拡散処理された各パスの信号が位相を調停されたのち合成される。かくして、所定の伝送フォーマットの受信パケットデータが得られる。この受信パケットデータは圧縮伸長処理ユニット(以後コンパンダと称する)17に入力される。
【0021】
上記コンパンダ17は、上記CDMA信号処理ユニット16から出力された受信パケットデータを多重分離部によりメディアごとに分離する。そして、この分離されたメディアごとのデータに対しそれぞれ復号処理を行う。例えば、通話モードにおいては、受信パケットデータに含まれている通話音声等のオーディオデータをスピーチコーデックにより復号する。
【0022】
また、本一実施形態に係る携帯電話機はいわゆるテレビ電話機能を有するが、テレビ電話のように、受信パケットデータにビデオデータが含まれていれば、このビデオデータをビデオコーデックにより復号する。
【0023】
上記復号処理により得られたディジタルオーディオ信号はPCM符号処理ユニット(以後PCMコーデックと称する)18に供給される。PCMコーデック18は、コンパンダ17から出力されたディジタルオーディオ信号をPCM復号してアナログオーディオ信号を出力する。このアナログオーディオ信号は、受話増幅器19にて増幅されたのちスピーカ20より出力される。
【0024】
なお、オーディオ再生モードが設定されている場合には、制御ユニット23は記憶ユニット24から該当するオーディオコンテンツを読み出し、このオーディオコンテンツを復号処理したのち上記PCMコーデック18及び受話増幅器19を介してスピーカ20から拡声出力する。
【0025】
上記コンパンダ17により復号されたディジタルビデオ信号は、制御ユニット23に入力される。制御ユニット23は、上記コンパンダ17から出力されたディジタルビデオ信号を、ビデオRAMを介してディスプレイ28に表示する。なお、制御ユニット23は、受信されたビデオデータばかりでなく、後述するカメラ33により撮像されたビデオデータについてもビデオRAMを介してディスプレイ28に表示する。
【0026】
また上記コンパンダ17は、受信パケットが電子メールの場合には、この電子メールを制御ユニット23に供給する。制御ユニット23は、上記電子メールを記憶ユニット24に保存する。そして、入力デバイス27においてユーザーが行った表示操作に応じて、記憶ユニット24から上記電子メールを読み出し、この電子メールをディスプレイ28に表示する。
【0027】
一方、通話モードにおいて、マイクロホン21に入力された話者の音声信号は、送話増幅器22により適正レベルまで増幅されたのち、PCMコーデック18によりPCM符号化処理が施されてディジタルオーディオ信号となり、コンパンダ17に入力される。また、後述するカメラ33から出力されるビデオ信号は、制御ユニット23によりディジタル化されてコンパンダ17に入力される。なお、制御ユニット23において作成された電子メールも、制御ユニット23からコンパンダ17に入力される。
【0028】
上記コンパンダ17は、PCMコーデック18から出力されたディジタルオーディオ信号より入力音声のエネルギ量を検出し、この検出結果に基づいて送信データレートを決定する。そして、上記ディジタルオーディオ信号を上記送信データレートに応じたフォーマットの信号に符号化し、これによりオーディオデータを生成する。また、制御ユニット23から出力されたディジタルビデオ信号を符号化してビデオデータを生成する。そして、これらのオーディオデータ及びビデオデータを多重分離部で所定の伝送フォーマットに従いパケット化し、この送信パケットデータをCDMA信号処理ユニット16へ出力する。なお、制御ユニット23から電子メールが出力された場合にも、この電子メールを上記送信パケットデータに多重化する。
【0029】
CDMA信号処理ユニット16は、上記コンパンダ17から出力された送信パケットデータに対し、送信チャネルに割り当てられた拡散符号を用いてスペクトラム拡散処理を施す。そして、その出力信号を送信回路(TX)15へ出力する。送信回路15は、上記スペクトラム拡散された信号をQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式等のディジタル変調方式を使用して変調する。そして、この変調により生成された送信信号を、周波数シンセサイザ14から発生される局部発振信号と合成して無線信号に周波数変換する。そして、制御ユニット23により指示される送信電力レベルとなるように上記無線信号を高周波増幅する。この増幅された無線信号は、アンテナ共用器12を介してアンテナ11に供給され、このアンテナ11から図示しない基地局へ向けて送信される。
【0030】
また、本一実施形態に係る携帯電話機はテレビジョン受信機(テレビ受信機)30を備えている。テレビ受信機30は、例えば地上波テレビジョン放送信号をアンテナ31を介して受信し、受信されたテレビジョン放送信号を復調してディジタル映像信号及び音声信号に変換する。ディジタル映像信号は、制御ユニット23によりディスプレイ28に表示される。ディジタル音声信号は、制御ユニット23からPCMコーデック18に供給され、このPCMコーデック18でアナログ音声信号に変換されたのち受話増幅器19を介してスピーカ20から出力される。
【0031】
さらにテレビ受信機30はFM放送信号の受信機能も有しており、受信したFM放送信号を復調してディジタル音声信号を出力する。このディジタル音声信号は、上記テレビジョン放送信号から復調したディジタル音声信号と同様に、制御ユニット23からPCMコーデック18に供給され、このPCMコーデック18でアナログ音声信号に変換されたのち受話増幅器19を介してスピーカ20から出力される。なお、図示しないイヤホン端子にイヤホンが接続された場合には、上記PCMコーデック18から出力された音声信号は上記スピーカ20に代わってイヤホンから出力される。
電源回路26は、バッテリ25の出力をもとに所定の動作電源電圧Vccを生成して各回路部に供給する。バッテリ25は充電回路29により充電される。
【0032】
ところで、上記制御ユニット23は例えばマイクロコンピュータ(CPU;Central Processing Unit)を備えたものであり、本一実施形態に係る携帯電話機に特徴的な動作制御としては、主として以下のような動作制御を行う。
【0033】
まず、上記制御ユニット23は、テレビ電話機能の利用中において、他の携帯電話機に対して所定のコンテンツのデータを送信する際に、上記所定のコンテンツのデータを劣化させる。また、上記制御ユニット23は、テレビ電話機能の利用中において、他の携帯電話機から所定のコンテンツのデータが送信されてきた際には、上記所定のコンテンツのデータを、上記記憶ユニット24に記録することを禁止する制御を行う。さらには、上記テレビ電話機能の利用中において、他の携帯電話機から所定のコンテンツのデータを送信する旨の通知を受信した場合、当該携帯電話機が上記所定のコンテンツのデータの受信に対応した携帯電話機であることを示す信号を、上記他の携帯電話機に送信する。
【0034】
ところで、上記カメラ33は撮像を行う為のカメラである。本一実施形態に係る携帯電話機では、テレビ電話における表示映像としてのビデオデータは、上記カメラ33によって撮像され取得される。
【0035】
以下、本一実施形態に係る携帯電話機の外観の一例を、図2及び図3を参照して説明する。
【0036】
ここで、図2は、携帯電話機1を約180度開いた時の外観図であり、図2(A)は正面図、図2(B)は側面図である。また、図3は携帯電話機1を閉じた時の外観図であり、図3(A)は正面図、図3(B)は側面図である。ここで、携帯電話機1においては、上筐体部2Aと下筐体部2Bとが、ヒンジ部2Cを介して接続されている。
【0037】
上記上筐体部2Aは、LCD等から成る上記ディスプレイ28、受信した音声を発声するレシーバとしての上記スピーカ20、携帯電話機1の状態を検知するための磁気センサ3a,3c、上記カメラ33、LCD等から成るサブディスプレイ28a、及び静電タッチパッド4を有している。ここで、上記サブディスプレイ28aと上記静電タッチパッド4とは、上筐体部2Aの同一の面上に備えられている。同様に、上記スピーカ20と、上記ディスプレイ28と、上記カメラ33とは、上記筐体部2Aの同一の面上に備えられている。
【0038】
上記下筐体部2Bは、数字、文字、携帯電話機1の操作等を入力するためのキー5A、サイドキー5B、集音するためのマイクロホン(図2(A)においては送話口を指し示している)21、及び携帯電話機1の状態を検知するための磁気センサ3b、3dを有している。なお、図2に示す上記キー5A及び上記サイドキー5Bは、図1に示す上記入力デバイス27に対応する。
【0039】
なお、上記上筐体部2A及び上記下筐体部2Bに設けられている磁気センサ3a乃至3dは、これらセンサ同士が所定の距離内まで近接した状態となると検出信号を出力する。ここで、上記各センサ3a乃至3dのうち、磁気センサ3aと磁気センサ3bとから成る対は、上筐体部2Aと下筐体部2Bとが重なり合っているか否かを検出する為の対である。
【0040】
以下、上記ディスプレイ28の表示例、及び上記キー5Aの配置例を説明する。ここで、図4(A)は上記ディスプレイ28の表示例、図4(B)は上記キー5Aの配置例を示す図である。
【0041】
図4(A)に示すように、上記ディスプレイ28には、一番上の行(以降、上ピクト行と称する)には、現在のアンテナ11の感度のレベルを示したアンテナピクト51と、携帯電話機1の現在の電池残量を示す電池ピクト52と、現在の時刻を表示する時刻表示53と、BT(Bluetooth(登録商標))の起動中に表示されるBTアイコン54と、例えばMusic Player(以降、MPと称する)が起動されているときに表示されるミュージックアイコン55とが表示されている。
【0042】
ここで、上記BTアイコン54は、BTの接続中は青色でアイコンの背景が表示(図の楕円の中が青色)され、サーバ動作(BT接続待ち状態)の際には白色で表示(図の楕円の中が白色)される。そして、BT接続がなされていないとき(BTリンクが切断されたときも含む)は消灯するよう制御される。
【0043】
また、上記ミュージックアイコン55は、前述のとおりMPが起動されているときに表示されるが、バック・グラウンド(以降、BGMと称する)として再生されている時にも表示されており、それ以外のときは消灯するよう上記制御ユニット23に制御される。
【0044】
ところで、上記ディスプレイ28の一番下の行(以降、下ピクト行と称する)には、当該時点において、ソフトキー左64、確定キー65(十字キー67の中心部)、ソフトキー右66が押圧操作された場合に実行される機能の簡単な説明が、左下ピクト56、中下ピクト57、右下ピクト58として示されている。ここで、上記ソフトキー左64については上記左下ピクト56、上記確定キー65については上記中下ピクト57、上記ソフトキー右66については上記右下ピクト58がそれぞれ対応している。
【0045】
たとえば、図4(A)に示す表示が上記ディスプレイ28に為されている場合、上記ソフトキー左64が押圧操作されると、“戻る”という機能が実行され、上記確定キー65が押圧操作されると、同図においては図示されていないが、現在フォーカスが当たっている機能が選択される。また、上記ソフトキー右66が押圧操作されると、“サブメニュー”が上記ディスプレイ28に表示される。
【0046】
ところで、図4(B)に示すように、上記下筐体部2Bは、上記キー5Aとして、数字キー61、「*」キー62、「#」キー63、ソフトキー左64、確定キー65、ソフトキー右66、十字キー67、メールキー68、ブラウザキー69、通話キー70、電源キー71、及びクリアキー72を有する。
【0047】
ここで、上記数字キー61は、数字のほかに、かな文字、記号文字、アルファベット等が割り当てられており、例えば、「1」のキーには、数字「1」、「あ」「い」「う」「え」「お」のかな文字、及び「.」「@」の記号が割り当てられており、「2」のキーには、数字「2」、「か」「き」「く」「け」「こ」のかな文字、及び「A」「B」「C」「a」「b」「c」などのアルファベットが割り当てられている。
【0048】
そして、上記「*」キー62には「*」が割り当てられている。また、この「*」キー62は、文字入力状態において記号一覧、絵文字一覧を呼び出す為のキーでもある。上記「#」キー63には「#」が割り当てられている。また、この「#」キー63は、文字入力状態において、数字キー61による文字入力のトグルを逆にする為のキーでもある。
【0049】
上記十字キー67は、上キーと、下キーと、左キーと、右キーと、確定キー65とを有する。すなわち、上記十字キー67は、カーソル等を上下左右方向に移動する為のキーである。また、上記確定キー65は、さまざまな機能を確定する為のキーである。上記メールキー68は、メールの送受信機能を呼び出す為のキーである。また、上記ブラウザキー69は、Web等に接続する為のキーである。
【0050】
上記通話キー70は、主に電話を受ける際や、通常の発信をする際に用いるキーである。上記電源キー71は、主に電源のON/OFF、終話操作、及び機能や編集等の終了操作の為のキーである。さらに、上記クリアキー72は、主として、機能や編集等をクリアする為、及び文字入力の際に文字を消去する為のキーである。また、上記ディスプレイ28が待受画面を表示している時に、上記クリアキー72が押圧操作されると、上記ディスプレイ28にはメモ帳が呼び出されて表示される。
【0051】
以下、図5A乃至図5Cを参照して、本一実施形態に係る携帯電話機に保存されている音楽が実際にどのような音楽であるかを、他の携帯端末装置のユーザーに伝達する為のプロセスを説明する。ここで、図5A乃至図5Cに示す端末A及び端末Bは、共に本一実施形態に係る携帯電話機であるとする。なお、各プロセスにおける詳細な動作制御は、図1を参照して説明した通りであるので、ここでは端末Aと端末Bとの間のデータ送受信のプロセスに焦点を当てて説明する。
【0052】
まず、前提条件として、端末Aと端末Bとはテレビ電話中であるとする。従って、端末Aと端末Bとの間では、それぞれ上記カメラ33によって取得した映像及び上記マイクロホン21によって取得した音声が、互いに送受信されている。
【0053】
ここで、テレビ電話時において端末Aの上記ディスプレイ28に表示される映像を、端末A表示映像と称する。同様に、テレビ電話時において端末Bの上記ディスプレイ28に表示される映像を、端末B表示映像と称する。また、端末Aが上記カメラ33によって取得した映像を端末Aカメラ映像と称し、端末Bが上記カメラ33によって取得した映像を端末Bカメラ映像と称する。
【0054】
なお、テレビ電話時における端末Aの出力音声は、端末Bが上記マイクロホン21によって取得して端末Aに送信した音声(以降、端末Bマイクロホン音声と称する)である。同様に、テレビ電話時における端末Bの出力音声は、端末Aが上記マイクロホン21によって取得して端末Bに送信した音声(以降、端末Aマイクロホン音声と称する)である。
【0055】
以下、時系列に沿って、端末Aと端末Bとの間のデータ送受信のプロセスを説明する。なお、端末Aのユーザーを“ユーザーA”、端末Bのユーザーを“ユーザーB”と称する。ここで、図5A乃至図5Cにおいて、(1)乃至(21)で示すプロセスと、以下に(1)乃至(21)で示すプロセスとは対応関係にある。
【0056】
(1)端末Aにおける操作
上記ディスプレイ28に“音楽配信”として表示された上記左下ピクト56のガイド表示に基づき、ユーザーA側の携帯Aの上記ソフトキー左64の押圧操作が可能となる。そして、制御ユニット23が上記押圧操作を検知すると(2)に示すプロセスに移行する。なお、(1)のプロセスにおいて上記スピーカ20によって出力される音声は、端末Bマイクロホン音声である。
【0057】
(2)端末Aの状態
(2)のプロセスにおいて、制御ユニット23はディスプレイ28に対して、“しばらくお待ちください”という表示をするよう制御し、テレビ電話としての映像の送信及び音声の出力を停止させる。その後プロセス(3)へ移行する。
【0058】
(3)メッセージ送信
(3)のプロセスにおいて、制御ユニット23は、端末Bへメッセージ送信するための制御を行う。ここでのメッセージには“音楽配信を行う旨の通知”と、“音楽配信を開始する旨”とのメッセージ(制御信号)を含んでいる通知を行う。
【0059】
(4)端末Bの状態
(4)のプロセスにおいて、端末B側の制御ユニット23は、上記プロセス(3)において端末Aによって送信されたメッセージを受信すると、上記ディスプレイ28に対して、“相手側で再生される音楽を聴きますか?”という旨の表示を行うように制御し、テレビ電話における映像及び音声の出力を停止させる。
【0060】
(5)端末Bにおける操作
(5)のプロセスにおいて、端末B側の制御ユニット23は上記ディスプレイ28に対して“YES”と表示させた左下ピクト56のガイド表示に基づき、ユーザーBの端末Bにおけるソフトキー左64の押圧操作がなされたかを判断し、ソフトキー左64の押圧操作がなされたと判断された場合に(6)のプロセスに移行する。
【0061】
(6)端末Bの状態
(6)のプロセスにおいて、端末B側の制御ユニット23は以後端末Aから送信されてくる音楽を、端末Bにおいて録音(端末Bの有する記録ユニット24等に記録)することができないように制御する。端末B側の制御ユニット23がこの設定を行うと、例えばメニュー表示等における“録音する”という項目を入力デバイス27によって選択することができなくなる。更に、上記ディスプレイ28に対して“しばらくお待ちください”という表示をするように制御する。なお、この時制御ユニット23は出力音声を出さないように制御してもよい。
【0062】
(7)メッセージ送信
(7)のプロセスにおいて、端末B側の制御ユニット23は、端末Aへメッセージ送信するための制御を行う。ここでのメッセージは“音楽配信を許容する旨の応答”と、“配信開始OKである旨”のメッセージ(制御信号)とが含まれる。
【0063】
なお、(7)のプロセスにおいては、上記メッセージ送信に加えて、当該端末Bが本一実施形態に係る携帯電話機である旨を示す信号である対応端末信号(当該音楽送信機能を搭載した旨の信号)も、端末Aに対して送信されるようにしても勿論良い。
【0064】
(8)端末Aの状態
(8)のプロセスでは、端末Aが上記(7)のプロセスにおいて端末Bによって送信されたメッセージを受信すると、端末Aの制御ユニット23は、上記ディスプレイ28に対して、“再生する音楽を選択してください”という表示を行うように制御する。なお、この(8)のプロセスにおいて、制御ユニット23は、音声を出力しないように制御しても良い。
【0065】
なお、制御ユニット23は、上記(7)のプロセスにおいて端末Bから上記対応端末信号が送信されるようにした場合であって、この(8)において、もし上記対応端末信号(当該音楽送信機能を搭載した旨の信号)が受信されなかった場合には、上記ディスプレイ28には音楽配信を中止する旨の表示が行われ、当該音楽配信のプロセスは終了する。
【0066】
(9)端末Aにおける操作
(9)のプロセスにおいて、制御ユニット23は、上記ディスプレイ28に“OK”として表示された上記左下ピクト56に基づく操作として、ソフトキー左64の押圧操作がなされたかを判断し、ソフトキー左64の押圧操作がなされるとプロセス(10)に移行する。
【0067】
(10)端末Aにおける操作
(10)のプロセスにおいて、制御ユニット23は、上記十字キー67の操作によって所望の音楽(ここでは例えば音楽A)にカーソルが合わせられ、かつ上記ディスプレイ28に“選択”として表示された上記左下ピクト56のガイドに基づいて上記ソフトキー左64の押圧操作がなされたか否かを判断する(所望の配信すべき音楽が選択されたか否かを判断する)。そして、制御ユニット23は、該所望の配信すべき音楽が選択された判断した場合、(11)のプロセスに移行する。なお、上記この(10)のプロセスにおいて、制御ユニット23は、音声を出力しないように制御しても良い。
【0068】
(ll)メッセージ送信
(11)のプロセスにおいて、端末Aの制御ユニット23は、端末Bへメッセージ送信するための制御を行う。ここでのメッセージには“音楽配信通知のための情報である旨”と、“音楽情報”が含まれている。なお、この“音楽情報”とは、上記プロセス(10)において選択された音楽Aに関する曲名、アーティスト名、アルバム名、ダウンロード可能なプロバイダのURL、音楽ID等を含む情報である。
【0069】
(12)端末Bの状態
(12)のプロセスにおいて、端末Bの制御ユニット23は、上記プロセス(11)において端末Aから送信されたメッセージを受信すると、上記ディスプレイ28に対して、当該メッセージに含まれる音楽情報と、テレビ電話として端末Aカメラ映像とが表示される。なお、上記この(12)のプロセスにおいて、制御ユニット23は、音声を出力しないように制御しても良い。
【0070】
(13)端末Aの状態
(13)のプロセスにおいて、端末Aの制御ユニット23は、上記プロセス(10)において選択された音楽Aが再生するように制御し、上記端末Aのスピーカ20によって出力される。また、制御ユニット23は、上記ディスプレイ28に対して、音楽Aの音楽情報と、テレビ電話として端末Bカメラ映像とを表示するように制御する。
【0071】
(14)メッセージ送信
(14)のプロセスにおいて、端末Aの制御ユニット23は、端末Bに対して(10)のプロセスで選択された配信する音楽のデータ送信を行うように制御する。なお、ここでの送信データは、端末Aのカメラ33によって撮影されたカメラ映像及び選択された再生中の音楽Aのデータが含まれている。なお、制御ユニット23は、このデータ送信の際、音楽Aの音質を後述する方法によって本来の音質から劣化させるように制御してもよい。また、このデータ送信は、音楽Aの再生が終了するか、または音楽Aの再生を中止させる所定の操作がユーザーAによって行われるまで繰り返されるように制御する。
【0072】
以下、音楽の音質を劣化させる方法を説明する。
【0073】
まず、第1の方法として、データの圧縮方法の変更を挙げることができる。具体的には、当該音楽の元の圧縮方法が例えばaacPlusであった場合、AAC、AMR、またはQCELP等の他の圧縮方法に変更することで、当該音楽の音質を劣化させることができる。
【0074】
また、第2の方法として、当該音楽を、単純にディジタル→アナログ→ディジタルのようにDA変換及びAD変換を繰り返すことで、音質を劣化させる方法を挙げることができる。以下、図6を参照して具体的に説明する。ここで、図6は本一実施形態に係る携帯電話機の構成の一部を示すブロック図であり、図6に示すブロック図における構成部材と図1に示すブロック図における構成部材との対応関係は以下の通りである。
【0075】
すなわち、図6に示すデコーダ101及びエンコーダ103は図1に示す圧縮伸長処理ユニット17に対応し、図6に示すスイッチ105は図1に示すスイッチ35に対応し、図6に示す制御部107は図1に示す制御ユニット23に対応し、図6に示す送受信部109は図1に示すDUP12,RX13,SYN14,及びTX15に対応し、図6に示すアンテナ111は図1に示すアンテナ11に対応し、図6に示すマイクロホン113は図1に示すマイクロホン21に対応し、図6に示すスピーカ115は、図1に示すスピーカ20に対応する。
【0076】
そして、上述したように当該音楽にDA変換及びAD変換を施す為には、図6に示すように、上記デコーダ101によってディジタルデータをアナログデータに変換し、その後上記エンコーダ103によって、このアナログデータを再びディジタルデータに変換する。なお、このとき上記スイッチ105は、上記デコーダ101と上記エンコーダ103とを接続する側に切り替えられていることは勿論である。
【0077】
(15)端末Bの状態
(15)のプロセスにおいて、端末B側の制御ユニット23は、上記プロセス(14)において端末Aによって送信されたデータを受信すると、上記ディスプレイ28に対して、当該メッセージに含まれる音楽情報と、(テレビ電話として)端末Aのカメラ33によって撮影されたカメラ映像とを表示するように制御する。なお、端末Bの制御ユニット23はこの時音楽Aが再生制御を行い、上記スピーカ20によって出力させる。
【0078】
(16)端末Bにおける操作
(16)のプロセスにおいて、端末B側の制御ユニット23は、端末Bの上記十字キー67の操作によって上記ディスプレイ28に表示されている音楽情報のうち“プロバイダURL”にカーソルが合わせられ、かつ上記ディスプレイ28の左下ピクト56に“選択”として表示されたガイドに基づいて、上記ソフトキー左64の押圧操作がなされたか否かを判断する。そして、“プロバイダURL”にカーソルが合わせられ、かつ上記ソフトキー左64の押圧操作がなされたと制御ユニット23が判断すると、“プロバイダURL”で示されるプロバイダから音楽Aがダウンロードするように制御する。
【0079】
(17)端末Bにおける操作
次に(17)のプロセスにおいて、制御ユニット23は、音楽Aのダウンロードが完了したか否かを判断する。そして、音楽Aのダウンロードが完了したと判断した場合に、ディスプレイ28にダウンロードが完了した旨を表示させ、上記ディスプレイ28の左下ピクト56に“OK”として表示されたガイドに基づいて、上記ソフトキー左64の押圧操作がなされたか否かを判断する。そして、ソフトキー左64の押圧操作がなされたと判断すると、再度上記ディスプレイ28に対して、当該メッセージに含まれる音楽情報と、(テレビ電話として)端末Aのカメラ33によって撮影されたカメラ映像とを表示するように制御する。
【0080】
(18)端末Aの状態
次に、(18)のプロセスにおいて、端末Aの制御ユニット23は、音楽Aの再生が終了するか、または音楽Aの再生を中止させる所定の操作がユーザーAによって行われた場合、上記ディスプレイ28に対して“しばらくお待ちください”という表示を行わせる。なお、テレビ電話としての端末Bカメラ映像の表示、及び音声出力を停止させてもよい。
【0081】
(19)メッセージ送信
次に、(19)のプロセスにおいて、端末Aの制御ユニット23は、端末Bへメッセージ送信を行うように制御する。ここでのメッセージには“音楽配信に関連する通知である旨”と、“音楽配信を終了する旨”が含まれる。
【0082】
(20)端末Bの状態
次に、(20)のプロセスにおいて、端末Bの制御ユニット23は、上記(19)において端末Aによって送信されたメッセージを受信すると、音楽情報を上記記憶ユニット24に記憶する。そして、音楽Aの再生を停止するように制御する。
【0083】
ここで、上記ディスプレイ28には、テレビ電話として端末Aのカメラ33によって撮影されたカメラ映像、及び端末Bのカメラ33によって撮影されたカメラ映像が表示される。また、端末Aのカメラ33によって撮影されたカメラ映像はメインの映像として、端末Bのカメラ33によって撮影されたカメラ映像よりも大きく表示される。また、制御ユニット23は、端末Aから送信された音声が上記スピーカ20によって出力するように制御される。すなわち、当該音楽配信に移行する前のテレビ電話の状態に戻る。
【0084】
(21)メッセージ送信
次に(21)のプロセスにおいて、端末Bの制御ユニット23は、端末Aへメッセージ送信を行うように制御される。ここでのメッセージには“音楽配信に関連する応答である旨の信号”と、“終了することを了解する旨の信号”とが含まれる。
【0085】
(22)端末Aの状態
次に、(22)のプロセスにおいて、端末Aの制御ユニット23は、上記(20)において端末Bによって送信されたメッセージを受信すると、ディスプレイ28に対して、テレビ電話として端末Bのカメラ33によって撮影されたカメラ映像、及び端末Aのカメラ33によって撮影されたカメラ映像が表示される。ここで、端末Bのカメラ33によって撮影されたカメラ映像はメインの映像として、端末Aのカメラ33によって撮影されたカメラ映像よりも大きく表示される。また、制御ユニット23は、端末Bから送信された音声が上記スピーカ20によって出力するように制御される。すなわち、当該音楽配信に移行する前のテレビ電話の状態に戻る。
【0086】
なお、(2)のプロセスから(12)のプロセスにおいてテレビ電話の音声情報として、音声出力をしないようにしても良いし、音声出力を行っても良い。音声出力を行う場合は、音楽(上記実施例では音楽A)と同時に出力されることになる。
【0087】
以上説明したように、本一実施形態によれば、携帯電話機等の携帯端末装置に保存されている音楽等のコンテンツが実際にどのようなコンテンツであるかを、他の携帯端末装置のユーザーに伝達することができ、且つコンテンツの流通を促進させるようなサービスに対応する携帯端末装置を提供することができる。なお、上記コンテンツとしては、音楽の他に例えばムービーコンテンツ等が考えられる。
【0088】
具体的には、本一実施形態に係る携帯電話機によれば、例えば当該携帯電話機に記録保存されている音楽に関する情報を他の携帯電話機のユーザーに伝える場合、図5A乃至図5Cを参照して説明したように当該音楽の著作権に配慮した上で、当該音楽を実際に相手の携帯電話機にて再生して伝えることができる。したがって、本一実施形態に係る携帯電話機によれば、上記他の携帯電話機のユーザーは、音楽をダウンロードする前に当該音楽が実際にどのような音楽であるかを知ることができる。
【0089】
つまり、本一実施形態によれば、音楽配信サービスの利便性を向上させる上に、各々の携帯電話機に保存されている音楽等のコンテンツに関する情報を、各々の携帯電話機同士で遣り取りすることができ、音楽等のコンテンツの流通を促進させるようなサービスに対応する携帯電話機を提供することができる。
【0090】
なお、本一実施形態においては、上述したように音楽の受信側での録音禁止制御及び送信側での劣化処理によって、従来は著作権に対する配慮等により出来なかった携帯電話機間で音楽を直接授受すること、及び通話中に音楽を再生することを可能とした。
【0091】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形及び応用が可能なことは勿論である。
【0092】
例えば、上記(13)における端末Aの出力音声としては、再生中の音楽Aと端末Bマイクロホン音声とをミキシングした音声を用いても勿論良い。このようにすることで、ユーザーAは、テレビ電話中におけるユーザーBからの、例えば当該再生中の音楽の早送り/巻戻しや、任意の位置からの再生等の要求に応じることが可能となる。
【0093】
なお、上記一実施形態においては、説明の便宜上テレビ電話として1:1のテレビ電話を想定して説明したが、1:Nのテレビ電話に上記一実施形態を適用しても勿論良いことは言うまでも無い。
【0094】
さらに、上述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
【0095】
以上に述べたように、例えば、携帯電話機のメモリに記録されている音楽を実際に再生し、この音楽を相手方の携帯電話機に伝達することができれば、リアルタイムでの音楽の共有が一時的に可能となり、伝達される側の携帯電話機のユーザーは、当該音楽のダウンロード前に、当該音楽がどのような音楽であるかを実際に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0096】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電話機の構成を示すブロック図。
【図2】(A)は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機を約180度開いた時の外観図。(B)は、同側面図。
【図3】(A)は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機を閉じた時の正面図。(B)は、同側面図。
【図4】(A)は、ディスプレイの表示例を示す図。(B)は、キーの配置の一例を示す図。
【図5A】本発明の一実施形態に係る携帯電話機に保存されている音楽が実際にどのような音楽であるかを、他の携帯端末装置のユーザーに伝達する為のプロセスを示す図の第1の部分。
【図5B】本発明の一実施形態に係る携帯電話機に保存されている音楽が実際にどのような音楽であるかを、他の携帯端末装置のユーザーに伝達する為のプロセスを示す図の第2の部分。
【図5C】本発明の一実施形態に係る携帯電話機に保存されている音楽が実際にどのような音楽であるかを、他の携帯端末装置のユーザーに伝達する為のプロセスを示す図の第3の部分。
【図6】音楽の音質を劣化させる手段の一例を示す図。
【符号の説明】
【0097】
11…アンテナ、 12…アンテナ共用器、 13…受信回路、 14…周波数シンセサイザ、 15…送信回路、 16…CDMA信号処理ユニット、 17…圧縮伸長処理ユニット、 18…PCMコーデック、 19…受話増幅器、 20…スピーカ、 21…マイクロホン、 22…送話増幅器、 23…制御ユニット、 23a…低電圧検出機能、 23b…モード設定制御機能、 23c…テレビ起動制御機能、 24…記憶ユニット、 25…バッテリ、 26…電源回路、 27…入力デバイス、 28…ディスプレイ、 29…充電回路、 30…テレビ受信機、 31…アンテナ、 33…スイッチ、 51…デコーダ、 53…エンコーダ、 55…スイッチ、 57…制御部、 59…送受信部、 61…アンテナ、 63…マイクロホン、 56…左下ピクト、 57…中下ピクト、 58…右下ピクト、 64…ソフトキー左、 65…確定キー、 66…ソフトキー右、 67…十字キー、 69…ブラウザキー、 70…通話キー、 72…クリアキー、 101…デコーダ、 103…エンコーダ、 105…スイッチ、 107…制御部、 109…送受信部、 111…アンテナ、 113…マイクロホン、 115…スピーカ。
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【出願日】 平成18年8月11日(2006.8.11)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊

【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司

【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘

【識別番号】100084618
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 貞男

【識別番号】100092196
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 良郎


【公開番号】 特開2008−48063(P2008−48063A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−220369(P2006−220369)