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【発明の名称】 集合住宅用インターホンシステム
【発明者】 【氏名】五所野尾 一彦

【氏名】古屋 智英

【氏名】梅田 直樹

【氏名】矢野 洋子

【氏名】谷川 嘉浩

【要約】 【課題】同一シース内に収納された複数の映像線を介して周波数変調された映像信号が伝送される場合に相対的に信号レベルの小さい映像信号の信号劣化を防ぐ。

【構成】幹線制御装置3から各住戸機2までの伝送ケーブルの線路長は何れの映像線Lb1,Lb2についても同一である。従って、幹線制御装置3から各映像線Lb1,Lb2に出力されるFM映像信号の信号レベルに差が生じないようにレベル調整装置61,62にてレベル調整することにより、幹線制御装置3に入力するときの信号レベルが相対的に小さいFM映像信号を住戸機2で復調した映像に乱れが生じるのを防ぐことができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な複数台の共用部装置と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され複数台の共用部装置とは各々伝送線路を介して接続されるとともに共用部装置が有する選択手段を来訪者が操作することにより選択されると当該共用部装置との間で通信路を確立する複数台の住戸機と、複数台の住戸機がそれぞれ分岐接続されるとともに複数台の共用部装置がそれぞれ接続された複数系統の幹線に挿入される幹線制御装置とを備え、
共用部装置は、住戸機との間で前記通信路を介した通話を行う通話手段と、来訪者を撮像するカメラと、カメラで撮像された映像を伝送する映像信号を通話手段が出力する音声信号よりも高周波で周波数変調する周波数変調手段とを具備し、
住戸機は、共用部装置との間で前記通信路を介した通話を行う通話手段と、周波数変調された前記映像信号を復調する復調手段と、復調された映像信号により映像を表示する表示手段とを具備し、
伝送線路は、前記複数系統の幹線と各系統の幹線から各住戸機へそれぞれ分岐された住戸別線とを含み、幹線および住戸別線は、少なくとも選択手段の操作に伴って発生し個別通話の開始を指示する制御信号を伝送する制御線と、音声信号を伝送する通話線と、周波数変調された映像信号を伝送する映像線とが同一のシース内に収納される伝送ケーブルからなり、
幹線制御装置は、各共用部装置から映像線を介して伝送される周波数変調された映像信号を一定の増幅度で増幅する増幅手段を具備し、
前記増幅手段で増幅される前の周波数変調された映像信号又は前記増幅手段で増幅された後の周波数変調された映像信号を、複数台の共用部装置が出力する周波数変調された映像信号間のレベル差が伝送ケーブルの遠端漏話量よりも小さくなるようにレベル調整する複数台のレベル調整装置が設けられたことを特徴とする集合住宅用インターホンシステム。
【請求項2】
前記制御線、通話線、映像線のうちのすくなくとも2つの線を同一の線で共用するとともに、制御信号、音声信号、映像信号のうちで共用される線を介して伝送される信号を周波数分割多重化する手段と、周波数分割多重化された各信号を各信号の周波数帯域毎に分離する手段とが共用部装置、住戸機、幹線制御装置に適宜設けられ、映像信号が制御信号又は音声信号の少なくとも何れか一方と周波数分割多重化される場合に映像信号と他の信号とを周波数分割多重化する前記手段並びに周波数分割多重化された映像信号と他の信号とを各信号の周波数帯域毎に分離する前記手段とがレベル調整装置に設けられることを特徴とする請求項1記載の集合住宅用インターホンシステム。
【請求項3】
幹線制御装置は、前記増幅手段で増幅された後の周波数変調された映像信号を複数系統の幹線に分配する分配手段を具備し、
複数台のレベル調整装置は、前記増幅手段で増幅される前の周波数変調された映像信号をレベル調整することを特徴とする請求項1又は2記載の集合住宅用インターホンシステム。
【請求項4】
複数台のレベル調整装置は、前記増幅手段で増幅される前の周波数変調された映像信号をレベル調整するものであって、増幅度が可変であるレベル調整用増幅手段と、共用部装置と接続された映像線の直流抵抗を検出する抵抗検出手段と、抵抗検出手段で検出する直流抵抗に応じて出力レベルが一定となるように前記レベル調整用増幅手段の増幅度を調整する増幅度調整手段とを具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の集合住宅用インターホンシステム。
【請求項5】
複数台のレベル調整装置は、減衰量が可変であるレベル調整用減衰手段と、レベル調整用減衰手段に入力する周波数変調された映像信号のレベルを検出する映像信号レベル検出手段と、映像信号レベル検出手段で検出するレベルに応じて出力レベルが一定となるように前記レベル調整用減衰手段の減衰量を調整する減衰量調整手段とを具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の集合住宅用インターホンシステム。
【請求項6】
複数台のレベル調整装置は、入力する信号レベルに関わらず出力の信号レベルが一定となるリミッタ増幅手段を具備することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の集合住宅用インターホンシステム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、集合住宅の共用玄関に設置された共用部装置と各住戸にそれぞれ設置される住戸機の何れか1台との間で択一的に通信路を確立して通話可能とし且つ共用部装置が具備するカメラで撮像された映像を住戸機が具備するモニタに表示可能とした集合住宅用インターホンシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、マンションなどの集合住宅においては、共用玄関(ロビー)に設置された共用部装置(ロビーインターホン)と、各住戸にそれぞれ設置される住戸機とが伝送線路によって接続され、来訪者がロビーインターホンの具備する選択手段(テンキー)を操作して訪問先の住戸番号を入力すると選択された住戸番号の住戸に設置されている住戸機との間に伝送線路からなる通信路が確立されてロビーインターホンと住戸機との間で通話が可能になるとともに、ロビーインターホンが具備するカメラで撮像された映像が選択された住戸機に伝送線路を介して伝送され、住戸機が具備する表示デバイス(CRTディスプレイや液晶ディスプレイなど)に来訪者の映像が表示される集合住宅用インターホンシステムが利用されている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0003】
また、近年では大規模の集合住宅が増えてきており、なかには共用玄関が複数有る集合住宅も存在する。このように複数の共用玄関を有する集合住宅においては、それぞれの共用玄関に設置された複数台のロビーインターホンが伝送線路を介して全ての住戸機と接続され、何れのロビーインターホンにおいても任意の住戸機と通話できるようになっている。なお、集合住宅の規模が大きくなるにつれてロビーインターホンと各住戸機を接続する伝送線路の総配線長も長くなり、信号(特に映像信号)が著しく減衰して住戸機の表示デバイスに表示される映像の品質が劣化する場合があることから、従来では、映像信号を増幅する幹線制御装置がロビーインターホンと住戸機との間に設けられていた。
【特許文献1】特開2000−287201公報
【特許文献2】特開2001−69498号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、各ロビーインターホンと住戸機とを接続する伝送線路は、ロビーインターホンに接続される幹線と、幹線から分岐され各住戸機にそれぞれ接続される住戸別線とを含み、さらに幹線並びに住戸別線は、ロビーインターホンと住戸機との間で音声信号を伝送する通話線と、ロビーインターホンから住戸機へ周波数変調された映像信号を伝送する映像線と、ロビーインターホンが有する選択手段により選択された住戸機を指定する制御信号を伝送する制御線とで構成されている。また、通話線、映像線、制御線には何れもペア線が用いられ、例えば、3対以上のペア線をシース内に備える多対ツイストペアケーブル(伝送ケーブル)で伝送線路が構成されている。
【0005】
ここで、複数台のロビーインターホンと住戸機を接続する伝送ケーブルが同一シース内に収納されている場合、住戸機において何れか1対の映像線からその他1対の映像線に漏れる信号レベル(遠端漏話量)に比べて、ロビーインターホン(又は幹線制御装置)において各映像線に出力される映像信号の信号レベル差が大きくなると、相対的に信号レベルの小さい映像信号が相対的に信号レベルの大きい映像信号からの遠端漏話(クロストーク成分)による影響を受けるため、住戸機の表示デバイスで表示される映像が乱れて映像品質が劣化するという問題があった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、同一シース内に収納された複数の映像線を介して周波数変調された映像信号が伝送される場合に相対的に信号レベルの小さい映像信号の信号劣化を防ぐことができる集合住宅用インターホンシステムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、集合住宅の共用玄関に設置され音声の入出力が可能な複数台の共用部装置と、集合住宅の各住戸にそれぞれ設置され複数台の共用部装置とは各々伝送線路を介して接続されるとともに共用部装置が有する選択手段を来訪者が操作することにより選択されると当該共用部装置との間で通信路を確立する複数台の住戸機と、複数台の住戸機がそれぞれ分岐接続されるとともに複数台の共用部装置がそれぞれ接続された複数系統の幹線に挿入される幹線制御装置とを備え、共用部装置は、住戸機との間で前記通信路を介した通話を行う通話手段と、来訪者を撮像するカメラと、カメラで撮像された映像を伝送する映像信号を通話手段が出力する音声信号よりも高周波で周波数変調する周波数変調手段とを具備し、住戸機は、共用部装置との間で前記通信路を介した通話を行う通話手段と、周波数変調された前記映像信号を復調する復調手段と、復調された映像信号により映像を表示する表示手段とを具備し、伝送線路は、前記複数系統の幹線と各系統の幹線から各住戸機へそれぞれ分岐された住戸別線とを含み、幹線および住戸別線は、少なくとも選択手段の操作に伴って発生し個別通話の開始を指示する制御信号を伝送する制御線と、音声信号を伝送する通話線と、周波数変調された映像信号を伝送する映像線とが同一のシース内に収納される伝送ケーブルからなり、幹線制御装置は、各共用部装置から映像線を介して伝送される周波数変調された映像信号を一定の増幅度で増幅する増幅手段を具備し、前記増幅手段で増幅される前の周波数変調された映像信号又は前記増幅手段で増幅された後の周波数変調された映像信号を、複数台の共用部装置が出力する周波数変調された映像信号間のレベル差が伝送ケーブルの遠端漏話量よりも小さくなるようにレベル調整する複数台のレベル調整装置が設けられたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記制御線、通話線、映像線のうちのすくなくとも2つの線を同一の線で共用するとともに、制御信号、音声信号、映像信号のうちで共用される線を介して伝送される信号を周波数分割多重化する手段と、周波数分割多重化された各信号を各信号の周波数帯域毎に分離する手段とが共用部装置、住戸機、幹線制御装置に適宜設けられ、映像信号が制御信号又は音声信号の少なくとも何れか一方と周波数分割多重化される場合に映像信号と他の信号とを周波数分割多重化する前記手段並びに周波数分割多重化された映像信号と他の信号とを各信号の周波数帯域毎に分離する前記手段とがレベル調整装置に設けられることを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明によれば、請求項1又は2の発明によれば、幹線制御装置は、前記増幅手段で増幅された後の周波数変調された映像信号を複数系統の幹線に分配する分配手段を具備し、複数台のレベル調整装置は、前記増幅手段で増幅される前の周波数変調された映像信号をレベル調整することを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、複数台のレベル調整装置は、前記増幅手段で増幅される前の周波数変調された映像信号をレベル調整するものであって、増幅度が可変であるレベル調整用増幅手段と、共用部装置と接続された映像線の直流抵抗を検出する抵抗検出手段と、抵抗検出手段で検出する直流抵抗に応じて出力レベルが一定となるように前記レベル調整用増幅手段の増幅度を調整する増幅度調整手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、複数台のレベル調整装置は、減衰量が可変であるレベル調整用減衰手段と、レベル調整用減衰手段に入力する周波数変調された映像信号のレベルを検出する映像信号レベル検出手段と、映像信号レベル検出手段で検出するレベルに応じて出力レベルが一定となるように前記レベル調整用減衰手段の減衰量を調整する減衰量調整手段とを具備することを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、複数台のレベル調整装置は、入力する信号レベルに関わらず出力の信号レベルが一定となるリミッタ増幅手段を具備することを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
請求項1の発明によれば、複数台の共用部装置が出力する周波数変調された映像信号間のレベル差が伝送ケーブルの遠端漏話量よりも小さくなるように複数台のレベル調整装置によってレベル調整するので、同一シース内に収納された複数の映像線を介して周波数変調された映像信号が伝送される場合に相対的に信号レベルの小さい映像信号の信号劣化を防ぐことができ、その結果、住戸機の表示手段に表示される映像の品質劣化が防止できる。
【0014】
請求項2の発明によれば、制御信号、音声信号、映像信号をそれぞれ個別の線を介して伝送する場合に比較して省配線化が図れる。
【0015】
請求項3の発明によれば、幹線制御装置の出力側に設ける場合に比較してレベル調整装置の必要台数が少なくて済む。
【0016】
請求項4の発明によれば、共用部装置と接続された映像線の直流抵抗を抵抗検出手段で検出し、検出した直流抵抗に応じて出力レベルが一定となるように増幅度調整手段が前記レベル調整用増幅手段の増幅度を調整するので、人手を介さずにレベル調整を行うことができる。
【0017】
請求項5の発明において、レベル調整用減衰手段に入力する周波数変調された映像信号のレベルを映像信号レベル検出手段で検出し、検出したレベルに応じて出力レベルが一定となるように減衰量調整手段が前記レベル調整用減衰手段の減衰量を調整するので、人手を介さずにレベル調整を行うことができる。
【0018】
請求項6の発明によれば、複数台のレベル調整装置は、入力する信号レベルに関わらず出力の信号レベルが一定となるリミッタ増幅手段で信号レベルを調整するので、人手を介さずにレベル調整を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
(実施形態1)
本実施形態の構成を図1に示す。本実施形態では、集合住宅の共用玄関に設置される複数台(図示例では2台)の共用部装置(ロビーインターホン)11,12と、各住戸にそれぞれ設置される複数台の住戸機2とを備え、ロビーインターホン11,12と住戸機2とが伝送線路を介して接続されている。伝送線路は、ロビーインターホン11,12に接続される幹線L1と、各住戸機2にそれぞれ接続される住戸別線L2とを含み、さらに幹線L1におけるロビーインターホン11,12と住戸機2との間には幹線制御装置3が設けられている。この伝送線路としては、6対以上のペア線をシース内に備える多対ツイストペアケーブルを用いており、図示例ではロビーインターホン11,12と住戸機2との間で音声信号を伝送する各1対の通話線La1,La2と、ロビーインターホン11,12が具備するカメラ(図示せず)で撮像された映像信号を伝送する各1対の映像線Lb1,Lb2と、ロビーインターホン11,12が有する選択手段(後述する)により選択された住戸機2を指定する制御信号を伝送する各1対の制御線(図示せず)とにそれぞれペア線を用いている。つまり、図示例の伝送線路では6対のペア線を用いている。ここで、映像線Lb1,Lb2を介して伝送される映像信号はロビーインターホン11,12において周波数変調され、後述するように各住戸機2に設けたFM復調部25aで周波数復調されてモニタ22に表示される。
【0020】
ロビーインターホン11,12は、音声を入出力するマイクロホン及びスピーカと、来訪者を撮像するカメラと、住戸番号を指定するための番号キーと呼出釦を有する選択手段とを備え、来訪者が番号キーを操作して訪問先の住戸番号を選択した後に呼出釦を操作すると住戸番号に対応する住戸機2を選択したことになる。ここで、ロビーインターホン11,12には通話線La1,La2及び制御線を介して通話制御装置(管理室インターホン)5が接続されており、ロビーインターホン11,12で選択された住戸番号が制御線(図示せず)を介して管理室インターホン5に伝送されると、管理室インターホン5が当該住戸番号に対応する住戸機2に対して制御線を介して制御信号(呼出コマンド)を送出する。
【0021】
一方、住戸機2は、音声を入出力するマイクロホン21a及びスピーカ21bを備え、マイクロホン21aとスピーカ21bとはそれぞれ増幅器24a,24bを介して音声回路24cに接続されている。音声回路24cは、2線の通話線La1,La2と2個の増幅器24a,24bの入力線及び出力線とを2線4線変換する回路を含み、マイクロホン21aから入力される音声信号を通話線La1又はLa2に送出し、通話線La1又はLa2からの音声信号をスピーカ21b側に出力する機能を備えている。したがって、ロビーインターホン11と住戸機2との間、並びにロビーインターホン12と住戸機2との間でそれぞれ通話線La1又はLa2を通して音声信号を授受することができ、来訪者がロビーインターホン11又は12を用いるとともに居住者が住戸機2を用いることによって、来訪者と居住者との間で最大2ペアの音声通話が可能となる。
【0022】
住戸機2において、モニタ22には液晶表示器あるいはCRTが用いられる。映像線Lb1,Lb2を通して住戸機2に入力される周波数変調された映像信号(以下、FM映像信号と呼ぶ。)は、平衡−不平衡変換のための結合トランス25cを介して増幅器25bに入力され、増幅器25bで増幅された後にFM復調部25aにおいてFM復調される。FM復調部25aから出力された映像信号は、モニタ22に入力されることによってモニタ22の画面に映像を表示する。つまり、ロビーインターホン11,12のカメラにおいて撮像された来訪者の映像が住戸機2のモニタ22に表示されるから、住戸内の居住者が来訪者を確認することができるのである。
【0023】
住戸機2には内部回路を制御するCPU(図示せず)が設けられ、CPUには制御線(図示せず)とのインタフェースとなる制御信号送受信回路(図示せず)が接続される。制御信号送受信回路は、CPUから出力された制御信号を制御線に送出し、制御線から受信した制御信号をCPUに引き渡す機能を有する。住戸機2の内部電源は、電源部(図示せず)によって商用電源(交流100V)から生成される。また住戸機2には、2対の通話線La1,La2の何れか一方を択一的に音声回路24cと切替接続する通話線切替器26a,26bと、2対の映像線Lb1,Lb2の何れか一方を択一的に結合トランス25cと切替接続する映像線切替器27a,27bと、通話線切替器26a,26bと音声回路24cの間に挿入された幹線接続スイッチ28aと、映像切替器27a,27bと結合トランス25cの間に挿入された幹線接続スイッチ28bとが設けられている。
【0024】
ところで、図示しない制御線については、幹線L1と住戸別線L2とが直結されており、ロビーインターホン11,12から送出された制御信号は制御線に接続されるすべての住戸機2に伝送される。ここに、住戸機2のCPUには個別にアドレス(たとえば、住戸番号)が設定され、またロビーインターホン11,12にも固有のIDが設定されており、ロビーインターホン11,12においてアドレスを選択することによって、アドレスを指定する制御信号(呼出コマンド)が管理室インターホン5から制御線を介して全ての住戸機2に伝送することが可能になっている。住戸機2のCPUは、制御信号に含まれるアドレスが自己のアドレスであれば、FM復調部25aやモニタ22を起動するとともに映像線切替器27a,27bを制御して制御信号に含まれるIDのロビーインターホン11又は12に対応した映像線Lb1又はLb2を結合トランス25cに切替接続し且つ幹線接続スイッチ28bを閉じてロビーインターホン11又は12のカメラにおいて撮像された来訪者の映像をモニタ22に表示させ、さらに音声回路24cを通じてスピーカ21bから呼出音を送出させるように構成されている。そして、呼出音に応じて居住者が住戸機2の応答釦(図示せず)を押操作すれば、CPUが通話線切替器26a,26bを制御して制御信号に含まれるIDのロビーインターホン11又は12に対応した通話線La1又はLa2を音声回路24cに切替接続するとともに幹線接続スイッチ28aを閉じてロビーインターホン11又は12との間に通信路を確立することにより、ロビーインターホン11又は12と選択された住戸機2との間でのみ通話可能にすることができるとともに、選択された住戸機2でのみカメラで撮像された来訪者をモニタ22に表示することが可能になる。但し、住戸別線L2のうちで通話線La1,La2及び映像線Lb1,Lb2については分岐器7を介して幹線L1から分岐されている。
【0025】
上述のようにしてロビーインターホン11又は12において選択された住戸機2がロビーインターホン11又は12との間で通信路を確立している状態は、ロビーインターホン11,12または住戸機2において通話終了が検出されると終了する。つまり、ロビーインターホン11,12または住戸機2にハンドセットを用いる場合にはハンドセットをオンフックすることによって通話終了を検知でき、ハンズフリーで通話する場合には適宜の操作釦を用いて通話終了を指示できる。
【0026】
幹線制御装置3においては、ロビーインターホン11,12から映像線Lb1,Lb2を介して入力するFM映像信号が平衡−不平衡変換のための結合トランス31a1,31a2を介して増幅器31b1,31b2に入力され、増幅器31b1,31b2で増幅された後に結合トランス31c1,31c2、映像線Lb1,Lb2を介してレベル調整装置61,62に出力される。なお、幹線電源装置3の内部電源は、電源回路32によって商用電源(交流100V)から生成される。
【0027】
管理室インターホン5は、音声を入出力するマイクロホン51a及びスピーカ51bを備え、マイクロホン51aとスピーカ51bとはそれぞれ増幅器54a,54bを介して音声回路54cに接続されている。音声回路54cは、2線の通話線La1,La2と2個の増幅器54a,54bの入力線及び出力線とを2線4線変換する回路を含み、マイクロホン51aから入力される音声信号を通話線La1又はLa2に送出し、通話線La1又はLa2からの音声信号をスピーカ51b側に出力する機能を備えている。したがって、ロビーインターホン11又は12と管理室インターホン5との間、並びに住戸機2と管理室インターホン5との間でそれぞれ通話線La1又はLa2を通して音声信号を授受することができる。
【0028】
次に、本発明の要旨であるレベル調整装置61,62について説明する。レベル調整装置61,62においては、幹線制御装置3から映像線Lb1,Lb2を介して入力するFM映像信号が低周波カット用コンデンサ並びに平衡−不平衡変換のための結合トランス61aを介して増幅器61bに入力され、増幅器61bで増幅された後に結合トランス61c並びに低周波カット用コンデンサを介して映像線Lb1,Lb2に送出される。また、増幅器61bの入力端子並びに入力端子と出力端子の間には、それぞれ増幅器61bの増幅度を調整するために可変抵抗器VR1,VR2が挿入されている。なお、レベル調整装置61,62の内部電源は、電源回路62によって商用電源(交流100V)から生成される。
【0029】
ここで、ロビーインターホン11,12から信号レベルが20dBmのFM映像信号が映像線Lb1,Lb2に出力され、幹線制御装置3の増幅器31b1,31b2における増幅度が10dBであり、さらに一方のロビーインターホン11から幹線制御装置3までの映像線Lb1の線路長が他方のロビーインターホン12から幹線制御装置3までの映像線Lb2の線路長に比べて十分に長く、映像線Lb1を介して伝送されるFM映像信号が−40dBだけ減衰するのに対して映像線Lb2を介して伝送されるFM映像信号はほとんど減衰しないものと仮定する。このとき、一方のロビーインターホン11から20dBmで出力されたFM映像信号が映像線Lb1を介して伝送される間に−40dB減衰して幹線制御装置3に入力するFM映像信号の信号レベルは−20dBmとなるが、増幅器31b1で10dB増幅されるためにレベル調整装置61に入力されるFM映像信号の信号レベルは−10dBmとなる。これに対して、他方のロビーインターホン12から20dBmで出力されたFM映像信号は映像線Lb1を介して伝送される間にほとんど減衰しないから幹線制御装置3に入力するFM映像信号の信号レベルは20dBmのままであり、増幅器31b2で10dB増幅されるためにレベル調整装置62に入力されるFM映像信号の信号レベルは30dBmとなる。つまり、幹線制御装置3から映像線Lb1,Lb2に出力されるFM映像信号の信号レベルの間に40dBmのレベル差が生じていることになる。そして、幹線制御装置3から各住戸機2までの映像線Lb1,Lb2に使用されるペア線の遠端漏話量が線路長100mで20〜40dB程度であるとすれば、上述のように同一のシース内に収納されている映像線Lb1,Lb2に出力されるFM映像信号の信号レベルの間に40dBmのレベル差が生じている場合、幹線制御装置3から住戸機2までの線路長が100mを超えていると一方の映像線Lb2における遠端漏話の影響で他方の映像線Lb1を介して伝送されるFM映像信号が影響を受けてD/U比(希望信号対妨害信号比)が低下し、映像線Lb1を介して伝送されるFM映像信号を住戸機2で復調した映像に乱れが生じて品質が劣化してしまう。
【0030】
そこで本実施形態においては、住戸機2のモニタ22に表示される映像に乱れが発生しなくなるように、施工者が一方のレベル調整装置61における可変抵抗器VR1,VR2の抵抗値を調整して増幅度を増大させるとともに他方のレベル調整装置62における可変抵抗器VR1,VR2の抵抗値を調整して増幅度を減少させる。例えば、増幅器61bのデフォルトの増幅度が35dBであるとしたとき、一方のレベル調整装置61における増幅度を45dBとし、他方のレベル調整装置62における増幅度を5dBとすれば、レベル調整装置61,62から映像線Lb1,Lb2に出力されるFM映像信号の信号レベルが双方とも35dBmとなってレベル差が0dBmとなる。すなわち、幹線制御装置3から各住戸機2までの伝送ケーブルの線路長は何れの映像線Lb1,Lb2についても同一であるから、幹線制御装置3から各映像線Lb1,Lb2に出力されるFM映像信号の信号レベルに差が生じないようにレベル調整装置61,62にてレベル調整することにより、幹線制御装置3に入力するときの信号レベルが相対的に小さいFM映像信号(映像線Lb1を介して伝送されるFM映像信号)を住戸機2で復調した映像に乱れが生じるのを防ぐことができる。なお、上述のように幹線制御装置3から各住戸機2までの伝送ケーブルの線路長が何れの映像線Lb1,Lb2についても同一であるから、複数台の住戸機2のうちの何れか1台におけるモニタ22で表示される映像に乱れが生じないようにレベル調整装置61,62で信号レベルを調整すれば、他の全ての住戸機2においても映像に乱れが生じることはなく、したがって、全住戸機2について施工者がモニタ22に表示される映像に乱れが生じていないかを確認する必要はない。
【0031】
ところで、本実施形態では幹線制御装置3からFM映像信号が出力される全ての映像線Lb1,Lb2にレベル調整装置61,62を設けているが、相対的に信号レベルが小さくなっている一方の映像線Lb1にのみレベル調整装置6を設けてレベル調整しても同様の効果を奏することができる。あるいは、図2に示すように幹線制御装置3の入力側、すなわち、ロビーインターホン11,12と幹線制御装置3を接続する映像線Lb1,Lb2にレベル調整装置61,62を設けても同様の効果を奏することができる。
【0032】
また、レベル調整装置61,62におけるレベル調整手段として、上述のように増幅度が可変である増幅器の代わりに、図3に示すように減衰量が可変である減衰器63を具備する構成としても構わない。この減衰器63は、結合トランス61aと61cの間に挿入された可変抵抗器VR3a,VR4a及びVR3b,VR4bの直列回路と、可変抵抗器VR3a,VR4a及びVR3b,VR4bの接続点とグランドの間に挿入された可変抵抗器VR5a,VR5bとで構成されるものであって、これら複数の可変抵抗器VR3a,…の抵抗値を増減して減衰量を変化させることでFM映像信号の信号レベルが調整可能となっている。そして、相対的に信号レベルの大きい方のFM映像信号に対する減衰量を、相対的に信号レベルの小さい方のFM映像信号に対する減衰量よりも大きくすることにより、映像線Lb1,Lb2を介して伝送されるFM映像信号の信号レベルの差がゼロとなるようにレベル調整することができる。なお、各可変抵抗器VR3a,…の抵抗値は、目標とする減衰量となるようにマイコン(図示せず)等によって自動的に調整されるようにしてもよいし、施工者によって手動で調整されるようにしても構わない。但し、増幅器の代わりに減衰器63をレベル調整装置61,62に具備する場合においても、相対的に信号レベルが大きくなっている一方の映像線Lb2にのみレベル調整装置6を設けてレベル調整したり、あるいは、幹線制御装置3の出力側ではなく入力側にレベル調整装置61,62を設けても同様の効果を奏することができる。
【0033】
(実施形態2)
本実施形態の構成を図4に示す。但し、本実施形態の基本構成は図2に示した実施形態1の構成とほぼ共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0034】
本実施形態は、幹線制御装置3においてロビーインターホン11,12から映像線Lb1,Lb2を介して入力するFM映像信号が増幅器31b1,31b2で増幅された後に分配回路31d1,31d2により2系統に分配されている点が図2に示した実施形態1と異なる。このように幹線制御装置3がFM映像信号を複数系統に分配する分配回路31d1,31d2を具備する構成であっても、各系統の映像線Lb1,…を介して伝送されるFM映像信号の信号レベルに差が生じないようにレベル調整装置61,…でFM映像信号の信号レベルを調整することにより、実施形態1と同様に幹線制御装置3に入力するときの信号レベルが相対的に小さいFM映像信号を住戸機2で復調した映像に乱れが生じるのを防ぐことができる。
【0035】
しかも本実施形態においては、幹線制御装置3の入力側、すなわち、ロビーインターホン11,12と幹線制御装置3を接続する映像線Lb1,Lb2にレベル調整装置61,62を設けているので、幹線制御装置3の出力側に設ける場合に比較して、必要なレベル調整装置61,…の台数を4台から2台に減らすことができるという利点がある。
【0036】
(実施形態3)
本実施形態の構成を図5に示す。但し、本実施形態の基本構成は図2に示した実施形態1の構成とほぼ共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0037】
本実施形態は、ロビーインターホン11又は12と接続された映像線Lb1又はLb2の直流抵抗を検出する抵抗検出回路64と、抵抗検出回路64で検出する直流抵抗に応じて出力レベルが一定となるように可変抵抗器VR1,VR2の抵抗値を変化させて増幅度を調整する増幅度調整回路65とをレベル調整装置61,62に具備している点に特徴がある。
【0038】
抵抗検出回路64では、ロビーインターホン11又は12と接続された映像線Lb1又はLb2の線間に直流電圧を印加すると同時に線間に流れる直流電流を計測することで直流抵抗を検出する。増幅度調整回路65は、抵抗検出回路64で検出された直流抵抗からロビーインターホン11又は12と接続された映像線Lb1又はLb2の線路長を推定するとともに推定した線路長よりFM映像信号の減衰量を求め、その減衰量に応じてレベル調整装置61,62の出力レベルが一定となる、すなわち、幹線制御装置3に入力するFM映像信号の信号レベルに差が生じないように可変抵抗器VR1,VR2の抵抗値を変化させて増幅度を調整する。例えば、増幅度調整回路65をマイコンで構成し、直流抵抗と線路長と減衰量と可変抵抗器VR1,VR2の抵抗値との対応関係を記憶したルックアップテーブルを参照して増幅度を調整すればよい。このとき、増幅器61bの映像出力値には所定目標値が予め定められて例えば前記ルックアップテーブルに記憶されており、結合トランス61aの入力前段から抵抗検出回路64および増幅度調整回路65を経て可変抵抗器VR2の値を調節することで前記所定目標値に向けるフィードフォワード制御を行うことになる。
【0039】
上述のように本実施形態によれば、実施形態1,2のように施工者が手動で可変抵抗器VR1,VR2の抵抗値を変化させなくてもレベル調整装置61,62におけるレベル調整が人手を介さずに自動的に行えるから、施工者の施工作業が簡素化できるという利点がある。
【0040】
(実施形態4)
本実施形態の構成を図6に示す。但し、本実施形態の基本構成は図3に示した実施形態1の構成とほぼ共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0041】
本実施形態は、減衰器63に入力するFM映像信号の信号レベルを検出する映像信号レベル検出回路66と、映像信号レベル検出回路66で検出する信号レベルに応じて出力レベルが一定となるように減衰器63の減衰量を調整する減衰量調整回路67とをレベル調整装置61,62に具備する点に特徴がある。
【0042】
映像信号レベル検出回路66は、幹線制御装置3から映像線Lb1又はLb2を介して出力されるFM映像信号の信号レベルを検出する。減衰量調整回路67は、映像信号レベル検出回路66で検出する信号レベルに応じて、出力レベルが一定となる、すなわち、幹線制御装置3から出力されたFM映像信号の信号レベルの差を無くすように複数の可変抵抗器VR3a,…の抵抗値を増減して減衰器63の減衰量を調整する。例えば、減衰量調整回路67をマイコンで構成し、FM映像信号の信号レベルと可変抵抗器VR3a,…の抵抗値との対応関係を記憶したルックアップテーブルを参照して減衰量を調整すればよい。
【0043】
上述のように本実施形態によれば、実施形態1,2のように施工者が手動で可変抵抗器VR1,VR2の抵抗値を変化させなくてもレベル調整装置61,62におけるレベル調整が人手を介さずに自動的に行えるから、施工者の施工作業が簡素化できるという利点がある。このとき、減衰器63の映像出力値には所定目標値が予め定められて例えば前記ルックアップテーブルに記憶されており、結合トランス61aの後段出力から映像信号レベル検出回路66および減衰量調整回路67を経て減衰器63内の可変抵抗器VR3a,VR3b,VR4a,VR4b,VR5a,VR5bの六つの抵抗値を調節することで前記所定目標値に向けるフィードフォワード制御を行うことになる。
【0044】
ところで、本実施形態では幹線制御装置3の出力側にレベル調整装置61,62を設けているが、図7に示すように幹線制御装置3の入力側にレベル調整装置61,62を設けても同様の効果を奏することができる。その際、相対的に信号レベルが大きくなっている一方の映像線Lb2にのみレベル調整装置6を設けてレベル調整しても構わない。
【0045】
(実施形態5)
本実施形態の構成を図8に示す。但し、本実施形態の基本構成は図1に示した実施形態1の構成とほぼ共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0046】
本実施形態は、入力する信号レベルに関わらず出力の信号レベルが一定となるリミッタ増幅器68をレベル調整装置61,62に具備する点に特徴がある。
【0047】
リミッタ増幅器68は差動型の増幅器であって入力信号を矩形波に再生するものである。従って、レベル調整装置61,62に入力するFM映像信号は、その信号レベルに関わらず、常に一定の信号レベルの矩形波にレベル調整されてレベル調整装置61,62から出力されるので、レベル調整装置61,62におけるレベル調整が人手を介さずに自動的に行えるから施工者の施工作業が簡素化でき、しかも、実施形態3,4のように抵抗検出回路64と増幅度調整回路65、あるいは映像信号レベル検出回路66と減衰量調整回路67を設けなくてもよいことからレベル調整装置61,62の回路構成が簡単になるという利点がある。
【0048】
なお、本実施形態では幹線制御装置3の出力側にレベル調整装置61,62を設けているが、図9に示すように幹線制御装置3の入力側にレベル調整装置61,62を設けても同様の効果を奏することができる。
【0049】
ところで、上述の実施形態1〜5では制御信号、音声信号、映像信号をそれぞれ個別の線(制御線、通話線La,映像線Lb)を介して伝送しているが、例えば、音声信号と映像信号を周波数分割多重化することで通話線と映像線とに同一のペア線を用いて共用することも可能である。この場合、音声信号と映像信号を周波数分割多重化する手段を幹線制御装置3とレベル調整装置61,62に設けるとともに、周波数分割多重化された音声信号と映像信号をそれぞれの信号の周波数帯域に分離する手段(例えば、映像信号の周波数帯域を通過域とするバンドパスフィルタなど)を各住戸機2とレベル調整装置61,62に設ける。但し、周波数分割多重化する組合せはこれに限定されるものではなく、制御信号と音声信号又は映像信号若しくは制御信号と音声信号と映像信号の3つを全て周波数分割多重化して同一のペア線で伝送するようにしても構わない。その際、ロビーインターホン1、幹線制御装置3、住戸機2、レベル調整装置61,62には、2又は3つの信号を周波数分割多重化する手段、周波数分割多重化された信号をそれぞれの周波数帯域に分離する手段が適宜設けられることはいうまでもない。このように2又は3つの信号でペア線を共用することによって省配線化が図れるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の実施形態1を示す構成図である。
【図2】同上の別の構成図である。
【図3】同上におけるレベル調整装置の別の構成を示す回路構成図である。
【図4】本発明の実施形態2を示す構成図である。
【図5】本発明の実施形態3を示す構成図である。
【図6】同上の別の構成図である。
【図7】本発明の実施形態4を示す構成図である。
【図8】本発明の実施形態5を示す構成図である。
【図9】同上の別の構成図である。
【符号の説明】
【0051】
,12 ロビーインターホン(共用部装置)
2 住戸機
3 幹線制御装置
1,62 レベル調整装置
L1 幹線
L2 住戸別線
La1,La2 通話線
Lb1,Lb2 映像線
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成18年8月11日(2006.8.11)
【代理人】 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清

【識別番号】100085604
【弁理士】
【氏名又は名称】森 厚夫


【公開番号】 特開2008−48049(P2008−48049A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−220205(P2006−220205)