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【発明の名称】 自動音声通報システム
【発明者】 【氏名】小久保 鉄也

【氏名】角田 恵

【要約】 【課題】災害情報が最も必要とされる災害弱者や情報弱者となる視覚障害者や高齢者に対して、災害情報を音声化した上で通報する自動音声通報システムを提供することを目的とする。

【構成】受信した電子メールに応じて自動的に音声化する自動音声化モジュールと、通報先を抽出して自動的に電話をかける自動電話通報モジュールとを有する自動音声通報システムとした。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
受信した電子メールに応じて自動的に音声化する自動音声化モジュールと、通報先を抽出して自動的に電話をかける自動電話通報モジュールとを有する自動音声通報システム。
【請求項2】
自動音声化モジュールは、受信メールデータを採用行抽出、単語変換及び必要文章を挿入する文書を合成する文書合成モジュールにより合成文章をデータ化して音声化する請求項1記載の自動音声通報システム。
【請求項3】
自動電話通報モジュールは、受信した電子メールに応じて通報先のアドレスを抽出する通報先抽出モジュールと、通報アドレスデータにより電話をかける請求項1記載の自動音声通報システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
大雨により危険な状態となった河川の水位や雨量あるいは河川の氾濫情報などの災害情報は、国土交通省や各自治体が既に構築・運用しているメール送信システムから送信されるメールを受信すれば入手できるが、本来災害情報が最も必要とされる災害弱者や情報弱者となる視覚障害者や高齢者は、災害情報をメールで提供されても活用することができないでいる。本発明は、災害情報等を音声化した上で通報する自動音声通報システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
災害情報がメール送信システムから送信されても、災害弱者や情報弱者の視覚障害者や高齢者は電子メールで提供されても活用することができない。
【特許文献1】特開2004−080509号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
災害情報を音声化して通報するには、音声用のシステムを別途構築した上で、既存のメール送信システムと同一の情報を送信・伝達するという観点から、既存のメール送信システムにおいては新規に構築する音声用のシステムとインターフェースを設けるための改造が必要となるが、改造費用が発生することはもちろん、既存システムの改造中は情報が発信できないなどの問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、メールで送信された情報を、視覚障害者や高齢者にも音声化して伝達でき、既存あるいは新規のメール送信システムから送信するメールを活用し、対象通報者の抽出及び抽出者に一斉通報した上で、音声化したメール本文を読み上げる機能を備えさせるべく、受信した電子メールに応じて自動的に音声化する自動音声化モジュールと、通報先を抽出して自動的に電話をかける自動電話通報モジュールとを有する自動音声通報システムとした。
【0005】
また、本発明は、メールデータにより音声化できるようにすべく、受信メールデータを採用行抽出、単語変換及び必要文章を挿入する文書を合成する文書合成モジュールにより合成文章をデータ化して音声化する。
【0006】
さらに、本発明は、受信した電子メールに応じて通報先を抽出できるようにすべく、通報先のアドレスを抽出する通報先抽出モジュールと、通報アドレスデータにより電話をかけられるようにした。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、受信した電子メールに応じて自動的に音声化する自動音声化モジュールと、通報先を抽出して自動的に電話をかける自動電話通報モジュールとを有する自動音声通報システムであるので、メールで送信された情報を、視覚障害者や高齢者にも音声化して伝達でき、既存あるいは新規のメール送信システムから送信するメールを活用し、対象通報者の抽出及び抽出者に一斉通報した上で、音声化したメール本文を読み上げる機能を備えさせることができる。
【0008】
また、本発明は、受信メールデータを採用行抽出、単語変換及び必要文章を挿入する文書を合成する文書合成モジュールにより合成文章をデータ化して音声化するので、メールデータにより音声化できる。
【0009】
さらに、本発明は、電子メールに応じて通報先のアドレスを抽出する通報先抽出モジュールと、通報アドレスデータにより電話をかけられるので、通報先を抽出できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明を添付する図面に示す具体的な一実施例に基づいて、以下詳細に説明する。
【0011】
図1に本発明の自動音声通報システムの概要を示す。
【0012】
本発明は、受信した電子メールに応じて自動的に音声化する自動音声化モジュール1と、通報先を抽出して自動的に電話をかける自動電話通報モジュール2とを有する自動音声通報システムである。
【0013】
自動音声化モジュール1は、受信メールデータを採用行抽出、単語変換及び必要文章を挿入する文書を合成する文書合成モジュール3により合成文章をデータ化4して音声化5する。
【0014】
自動電話通報モジュール2は、受信した電子メールに応じて通報先のアドレスを抽出する通報先抽出モジュール6と、通報アドレスデータ7により電話をかける8。
【0015】
音声録音又はプッシュ応答による応答を保存9する応答対応モジュール10を備えさせる。
【0016】
本発明は、図2に示すように、既存のメール配信システムを活用し、「自動音声通報システム」を用いて、入力文章の自動音声化、対象通報者の抽出及び抽出番号に一斉通報し、自動で文章を読み上げる。応答確認は相手方の音声を録音して記録して行う。
【0017】
受信対象者としては、災害弱者・情報弱者(視覚障害者、高齢者)、防災・防犯関係者、一般的な情報受信者である。
【0018】
また、通報する情報の例は、各種防災情報(河川水位、雨量、氾濫情報)、各種防犯情報、職員参集・安否確認情報、一般的な告知情報である。
【0019】
システム処理の主な流れとしては、(1) 文章他入力・設定、(2) 登録したアドレス抽出及び文章変換、(3) 変換文章の音声化、(4) 電話による一斉通報、(5) 応答状況集計である。
【0020】
文書合成モジュール3は、採用行抽出、単語変換、必要文挿入をメール単位で実行する。
【0021】
採用行抽出は、図3に示すメールで必要な行を抽出し、1、2、4、5、7、8、9、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、22、23、24、26、27、28、29、31、32行目を抽出することとなる。
【0022】
単語変換は、例えば図3のメールで「H18/02/26 16:40」は、「平成18年2月26日 16時40分」のように変更する。
【0023】
必要文挿入は、その都度その事態に応じた文章を適した行に挿入する。
【0024】
様々なメール配信システムから送信されるメールは、図1に示すように、メールサーバ1、メールサーバ2、メールサーバ3、メールサーバ4を経て受信され、受信されたメールの中から防災や防犯に必要な情報が受信&カットアウトモジュール11で選別される。
【0025】
次に、そのメールは文書合成モジュール3で採用行抽出、単語変換、必要文書挿入を行い、合成文章4を作成し、音声化5し、自動音声化モジュール1により音声データ12を作成する。
【0026】
一方、通報先モジュール6により通報アドレスデータ7を作成する。
【0027】
前記音声データ12により通報アドレスデータ7の通報先に電話をかける8。
【0028】
応答対応モジュール10により音声録音又はプッシュ応答により応答9がなされる。
【0029】
上記のように、本発明は、メールで送信された情報を、視覚障害者や高齢者にも音声化して伝達でき、既存あるいは新規のメール送信システムから送信するメールを活用し、対象通報者の抽出及び抽出者に一斉通報した上で、音声化したメール本文を読み上げる機能を備えさせることができる。
【実施例】
【0030】
図3に示すように、差出人から送付された防災情報が利用されている。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明は、防災、防犯の情報であるが、行政や企業から発信される各種の情報の伝達、職員の安否確認、参集確認など、現在メールを用いて実施されている全ての仕組みに対応して利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の自動音声通報システムの概要図である。
【図2】本発明の自動音声通報システム図である。
【図3】本発明の文書合成モジュールを説明する図である。
【符号の説明】
【0033】
1…自動音声化モジュール
2…自動電話通報モジュール
3…文書合成モジュール
4…合成文章
6…通報先抽出モジュール
7…通報アドレスデータ
【出願人】 【識別番号】505072638
【氏名又は名称】株式会社 気象工学研究所
【出願日】 平成18年7月5日(2006.7.5)
【代理人】 【識別番号】100080539
【弁理士】
【氏名又は名称】高木 義輝


【公開番号】 特開2008−17106(P2008−17106A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−185392(P2006−185392)