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【発明の名称】 GPSリモコン装置、GPSリモコンセンタ、及びGPSリモコンシステム
【発明者】 【氏名】長岡 弘行

【要約】 【課題】利用者が意識的に遠隔操作しなくても制御が開始され、利用に伴う手続きの煩雑さを従来よりも緩和することが可能なGPSリモコンセンタを提供する。

【構成】GPSリモコン装置1及びGPS携帯端末3と、インターネット10を介して通信可能に接続されたGPSリモコンセンタ2であって、通信部21と、利用者登録及びリモコン作動情報登録を行う利用者情報登録部22及びGPSリモコンデータベース23aと、赤外線信号情報を保持する赤外線信号データベース23bと、赤外線信号データベース23bを管理するリモコンコード管理部24と、GPS携帯端末3の現在位置の情報を取得し、現在位置に応じて制御信号を出力する本人現在位置情報取得処理部25と、本人現在位置情報取得処理部25が出力した制御信号等に応じて、パーソナルコンピュータ12に赤外線信号情報を送信するGPSリモコン制御部26と、を備える構成を有している。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
赤外線リモコンを用いて利用者の装置を遠隔操作可能なGPSリモコン装置にインターネットを介して通信可能に接続され、前記利用者が有するGPS機能付きの携帯通信端末装置と通信可能に接続されると共に、前記携帯通信端末装置のメールアドレス及び前記GPSリモコン装置のメールアドレスを含む利用者に関する利用者情報と所定の領域の情報を含むリモコン作動情報とが記録されるGPSリモコンデータベース、及び前記赤外線リモコンが前記利用者の装置の制御のために放射する赤外線の信号に関する赤外線信号情報を保持する赤外線信号データベースにアクセス可能に接続された装置であって、
前記利用者情報を受信し、受信した前記利用者情報に含まれるメールアドレスの携帯通信端末装置に、受信した前記利用者情報の送信元の前記GPSリモコン装置を介した返信メールを要求する電子メールを送信して、前記返信メールに基づいて受信した前記利用者情報の登録の可否を判断し、登録と判断した場合に、受信した前記利用者情報に含まれる利用者を識別する識別情報を生成して、送信元の前記GPSリモコン装置に送信すると共に、前記識別情報と受信した前記利用者情報とを対応させて前記GPSリモコンデータベースに記録し、かつ、前記リモコン作動情報を受信し、受信した前記リモコン作動情報に含まれる前記識別情報に基づいて受信した前記リモコン作動情報の登録の可否を判断し、登録と判断した場合に受信した前記リモコン作動情報を対応する前記利用者情報に関連させて前記GPSリモコンデータベースに登録する利用者情報登録部と、
前記利用者情報が登録された携帯通信端末装置の現在位置の情報を受信し、前記現在位置が前記領域内であるか否かを判断する本人現在位置情報取得処理部と、
前記現在位置が前記領域内であると判断されたとき、現在位置の情報を受信した携帯通信端末装置に対応する前記利用者情報と前記リモコン作動情報を前記GPSリモコンデータベースから取得すると共に、取得した前記リモコン作動情報に適合する前記赤外線信号情報を赤外線信号データベースから読み出し、読み出した前記赤外線信号情報を前記で取得した前記利用者情報に含まれるメールアドレスの前記GPSリモコン装置に送信するGPSリモコン制御部と、を備えたことを特徴とするGPSリモコンセンタ。
【請求項2】
前記リモコン作動情報が、前記赤外線リモコンの作動を含む制御の承認を前記利用者に受けるか否かの情報を含み、前記本人現在位置情報取得処理部が、前記現在位置が前記領域内であると判断したとき、前記赤外線リモコンの制御の承認の電子メールを対応する前記GPSリモコン装置に送信し、承認が得られたときに、前記GPSリモコン制御部が、読み出した前記赤外線信号情報を前記で取得した前記利用者情報に含まれるメールアドレスの前記GPSリモコン装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のGPSリモコンセンタ。
【請求項3】
前記リモコン作動情報が、前記赤外線リモコンの制御結果を前記利用者が有するGPS機能付の携帯通信端末装置に通知するか否かの情報を含み、前記GPSリモコン制御部が、前記赤外線リモコンの制御結果を、登録された携帯通信端末装置に電子メールで通知することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のGPSリモコンセンタ。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、GPS機能付きの携帯通信端末装置と、家庭内、オフィス内等に設けられたパーソナルコンピュータと通信し、リモコンを介して家電製品等の電気製品を遠隔制御する、GPSリモコン装置、GPSリモコンセンタ、及びGPSリモコンシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、タイマー機能を有する種々の電気製品が家庭、オフィス等に普及し、内蔵するタイマー機能を使用して予め設定された時刻に電気製品を作動/停止又はON/OFFさせることが行われている。そのため、利用者は、電気製品から離れていても録画、エアコンディショナーの動作の開始終了等の操作を行うことができる。しかしながら、タイマー機能には、予め設定された時刻に必ず作動してしまうという欠点がある。例えば、利用者がエアコンを20:00に作動するようにタイマーを設定して外出したが、都合により帰宅時間が23:00になってしまった場合、3時間の間無駄に作動することになり、エネルギー、電気使用料金等の無駄遣いをしてしまうことになる。
【0003】
ここで、近年の電気製品は、その殆どが赤外線を使用したリモートコントロール装置(以下、リモコン装置という。)により制御可能であり、電源のON/OFF、エアコンディショナーの温度設定等の制御ができる。そこで、従来、リモコン装置を利用して上記のタイマー機能が有する問題点を、リモコン装置を遠隔操作することによって解決しようとする試みがある(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
【0004】
特許文献1に記載の技術は、電話回線を介した通信又はメール送信を利用して、家庭内に設置されているパーソナルコンピュータとこれに接続されている赤外線信号送信装置を遠隔地から制御し、電器製品の遠隔操作を実現しようとする。また、特許文献2に記載の技術は、携帯電話機からWebサイトにアクセスし、Webサイト上のアプリケーションを使用して赤外線信号送信装置を制御し、電器製品の遠隔操作を実現しようとする。
【特許文献1】特開2004−193688号公報
【特許文献2】特開2004−194084号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の従来の制御技術では、いずれも利用者が携帯電話機を使用して電気製品を遠隔操作するようになっているため、利用者が意識的に操作しない限り電気製品の制御を行うことができないという問題を有していた。また、新たに電気製品が追加される度に、追加された電気製品について、制御用の赤外線信号の登録、又は所定の制御プログラム等のダウンロードを行う必要が生じていた。
【0006】
以上の現状に鑑み、本発明の目的は、利用者が意識的に遠隔操作しなくても制御が開始され、利用に伴う手続きの煩雑さを従来よりも緩和することが可能なGPSリモコン装置、GPSリモコンセンタ、及びGPSリモコンシステムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決すべく、本発明は以下の構成を提供する。
請求項1に係る発明は、赤外線リモコンを用いて利用者の装置を遠隔操作可能なGPSリモコン装置にインターネットを介して通信可能に接続され、前記利用者が有するGPS機能付きの携帯通信端末装置と通信可能に接続されると共に、前記携帯通信端末装置のメールアドレス及び前記GPSリモコン装置のメールアドレスを含む利用者に関する利用者情報と所定の領域の情報を含むリモコン作動情報とが記録されるGPSリモコンデータベース、及び前記赤外線リモコンが前記利用者の装置の制御のために放射する赤外線の信号に関する赤外線信号情報を保持する赤外線信号データベースにアクセス可能に接続された装置であって、前記利用者情報を受信し、受信した前記利用者情報に含まれるメールアドレスの携帯通信端末装置に、受信した前記利用者情報の送信元の前記GPSリモコン装置を介した返信メールを要求する電子メールを送信して、前記返信メールに基づいて受信した前記利用者情報の登録の可否を判断し、登録と判断した場合に、受信した前記利用者情報に含まれる利用者を識別する識別情報を生成して、送信元の前記GPSリモコン装置に送信すると共に、前記識別情報と受信した前記利用者情報とを対応させて前記GPSリモコンデータベースに記録し、かつ、前記リモコン作動情報を受信し、受信した前記リモコン作動情報に含まれる前記識別情報に基づいて受信した前記リモコン作動情報の登録の可否を判断し、登録と判断した場合に受信した前記リモコン作動情報を対応する前記利用者情報に関連させて前記GPSリモコンデータベースに登録する利用者情報登録部と、前記利用者情報が登録された携帯通信端末装置の現在位置の情報を受信し、前記現在位置が前記領域内であるか否かを判断する本人現在位置情報取得処理部と、前記現在位置が前記領域内であると判断されたとき、現在位置の情報を受信した携帯通信端末装置に対応する前記利用者情報と前記リモコン作動情報を前記GPSリモコンデータベースから取得すると共に、取得した前記リモコン作動情報に適合する前記赤外線信号情報を赤外線信号データベースから読み出し、読み出した前記赤外線信号情報を前記で取得した前記利用者情報に含まれるメールアドレスの前記GPSリモコン装置に送信するGPSリモコン制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に係る発明は、請求項1のGPSリモコンセンタにおいて、前記リモコン作動情報が、前記赤外線リモコンの作動を含む制御の承認を前記利用者に受けるか否かの情報を含み、前記本人現在位置情報取得処理部が、前記現在位置が前記領域内であると判断したとき、前記赤外線リモコンの制御の承認の電子メールを対応する前記GPSリモコン装置に送信し、承認が得られたときに、前記GPSリモコン制御部が、読み出した前記赤外線信号情報を前記で取得した前記利用者情報に含まれるメールアドレスの前記GPSリモコン装置に送信することを特徴とする。
【0009】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2のGPSリモコンセンタにおいて、前記リモコン作動情報が、前記赤外線リモコンの制御結果を前記利用者が有するGPS機能付の携帯通信端末装置に通知するか否かの情報を含み、前記GPSリモコン制御部が、前記赤外線リモコンの制御結果を、登録された携帯通信端末装置に電子メールで通知することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に係る発明によれば、同一の利用者が有するGPS機能付きの携帯通信端末装置とGPSリモコン装置を用いて、利用者の赤外線リモコンの制御に必要な情報を携帯通信端末装置の現在位置及び登録された情報から利用者の意識とは無関係に取得して利用者の電気製品等の制御を開始するため、利用者が意識的に遠隔操作しなくても制御が開始され、利用に伴う手続きの煩雑さを従来よりも緩和することが可能なGPSリモコンセンタを実現することができる。
【0011】
請求項2に係る発明によれば、上記請求項1の効果に加えて、前記リモコン作動情報が、前記赤外線リモコンの作動を含む制御の承認を前記利用者に受けるか否かの情報を含み、前記本人現在位置情報取得処理部が、前記現在位置が前記領域内であると判断したとき、前記赤外線リモコンの制御の承認の電子メールを対応する前記GPSリモコン装置に送信し、承認が得られたときに、前記GPSリモコン制御部が、読み出した前記赤外線信号情報を前記で取得した前記利用者情報に含まれるメールアドレスの前記GPSリモコン装置に送信するため、利用者の意図しない電気製品等の作動等を防止することができる。
【0012】
請求項3に係る発明によれば、上記請求項1又は請求項2の効果に加えて、前記リモコン作動情報が、前記赤外線リモコンの制御結果を前記利用者が有するGPS機能付の携帯通信端末装置に通知するか否かの情報を含み、前記GPSリモコン制御部が、前記赤外線リモコンの制御結果を、登録された携帯通信端末装置に電子メールで通知するため、利用者は、電気製品等の作動等の結果を知ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、実施例を示した図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明によるGPSリモコンシステムの構成の一実施例を概略的に示すブロック図である。GPSリモコンシステムは、図1に示すように、インターネット10を介して通信可能に接続された、所定範囲内に配置された装置を制御するGPS(Global Positioning System)リモコン装置1と、GPSリモコン装置1に制御を指示するGPSリモコンセンタ2と、GPSリモコン装置1の利用者と同一の利用者が所有するGPS機能付きの携帯通信端末装置(以下、GPS携帯端末という。)3と、を備えるように構成される。ここで、GPS機能とは、GPS衛星と通信してGPS情報を受信し、得られたGPS情報に基づいて現在位置を算出する機能をいうものとする。
【0014】
GPSリモコン装置1は、赤外線を利用してエアコンディショナー、AV(Audio Visual)装置等の制御対象の装置を制御する赤外線リモコン11と、例えば所謂USB(Universal Serial Bus)ケーブルを介して赤外線リモコン11を制御するパーソナルコンピュータ12とを有する。ここで、パーソナルコンピュータ12は、インターネット10を介してGPSリモコンセンタ2と通信可能に接続されている。
【0015】
GPSリモコンセンタ2は、インターネット10を介して外部の装置と通信するための通信部21と、利用者登録及びリモコン作動情報登録を行う利用者情報登録部22と、利用者登録及びリモコン作動情報登録で得られた情報を保持するGPSリモコンデータベース23a、及び赤外線リモコンが制御に用いる赤外線の信号等に関する情報(以下、赤外線信号情報という。)を保持する赤外線信号データベース23bを有するセンタデータベース23と、赤外線信号データベース23bを管理するリモコンコード管理部24と、通信部21を介してGPS携帯端末3の現在位置の情報を取得し、現在位置に応じて所定の制御信号を出力する本人現在位置情報取得処理部25と、本人現在位置情報取得処理部25から上記の制御信号が入力され、この制御信号とセンタデータベース23に保持された情報とに応じて、通信部21を介してパーソナルコンピュータ12に赤外線リモコン11を制御する信号を送信するGPSリモコン制御部26と、を有する。
【0016】
ここで、利用者登録は、GPSリモコン装置1を利用する利用者の、識別コード、住所、氏名、連絡先、携帯電話メールアドレス、GPSリモコン装置1のメールアドレス等の利用者情報を登録することをいう。リモコン作動情報登録とは制御対象の装置に関するリモコン作動情報を登録することをいい、リモコン作動情報は、赤外線リモコン11の作動条件としてのGPS携帯端末3の位置、制御対象の電気製品、電源ON等の制御内容及び制御条件を含む。利用者情報及びリモコン作動情報は、対応付けられてGPSリモコンデータベース23aに登録される。利用者登録及びリモコン作動情報登録は、パーソナルコンピュータ12から利用者情報登録部22にアクセスして行われる。
【0017】
リモコンコード管理部24は、GPSリモコン装置1の赤外線リモコン11を介して対象の装置を制御するための赤外線信号情報等を、例えば、電気製品、メーカー、機種等毎に赤外線信号データベース23bに登録すると共に管理するようになっている。GPS携帯端末3は、GPS機能とインターネット10を介して電子メールを送受信する機能とを有する。
【0018】
図2は、GPSリモコンセンタを構成する利用者情報登録部が行う登録処理等について説明するためのフローチャートである。GPSリモコンシステムの利用のために、パーソナルコンピュータ12からGPSリモコンセンタ2に予め利用者登録及びリモコン作動情報登録が行われる。利用者情報登録部22は、例えば図3に示す利用者情報登録ページをパーソナルコンピュータ12に表示し、利用者登録を行わせるようになっている。
【0019】
図3は、利用者のパーソナルコンピュータに表示される利用者情報登録ページの一例を示す模式図である。利用者情報登録ページ300は、利用者の、住所301、氏名302、電話番号303、GPS携帯端末の電話番号304、GPS携帯端末のメールアドレス305、及びGPSリモコン装置1を構成するパーソナルコンピュータ12のメールアドレス306からなる入力欄と、クリックすることによって利用者情報を送信するための登録307ボタンとを有する。
【0020】
利用者情報登録部22は、利用者登録のために以下の処理を行う。まず、パーソナルコンピュータ12からのアクセスに応じて、利用者情報登録ページがパーソナルコンピュータ12上に表示され、パーソナルコンピュータ12から送信された利用者情報が受信される(S111)。ステップS111で受信した利用者情報に含まれる利用者の住所を確認するため、GPS携帯端末3の現在位置の確認のための処理が行われる(S112)。
【0021】
次に、ステップS112で登録しようとする利用者の住所の確認がとれたか否かの判定がなされ(S113)、確認がとれたと判定された場合は、利用者を識別する識別情報が生成され、生成された識別情報と利用者情報とが対応するようにGPSリモコンデータベース12に格納され(S114)、生成された識別情報はまた利用者のパーソナルコンピュータ12に送信される(S115)。
【0022】
パーソナルコンピュータ12は、受信した識別情報を格納する。この識別情報は、リモコン作動情報登録を行うときにパーソナルコンピュータ12から送信される情報中に含められ、GPSリモコンデータベース23aに格納された原本と照合される。これによって、登録操作が実行可能なパーソナルコンピュータが制限され、第3者による不正な登録を防止することが可能となる。確認がとれなかったと判定された場合は、確認ができなかったことを示す情報が利用者のパーソナルコンピュータ12に送信される(S115)。以上で、利用者登録のための処理は、終了する。
【0023】
次に、リモコン作動情報登録について説明する。利用者情報登録部22は、例えば図4に示すリモコン作動情報登録ページをパーソナルコンピュータ12に表示し、リモコン作動情報登録を行わせるようになっている。図4は、パーソナルコンピュータに表示されるリモコン作動情報登録ページの一例を示す模式図である。リモコン作動情報登録ページ400は、リモコンが作動するリモコン作動領域401、テレビ、エアコン等の電器製品の種類402、電器製品のメーカー403、電器製品の機種404、及び電源ON、録画開始等の操作内容405、及びリモコンを作動させる作動条件406からなる入力欄と、地図407、作動の承認408、通知メール409、登録410からなるボタンとを有する。ここで、テレビ、エアコン等の電器製品の種類402、電器製品のメーカー403、電器製品の機種404、及び電源ON、録画開始等の操作内容405によってリモコン作動内容欄が構成される。
【0024】
リモコン作動領域401に設定された領域は、地図407をクリックすることによってサブウィンドウに地図と共に表示され、リモコン作動領域の確認又は修正ができるようになっている。また、リモコン作動内容は、予め赤外線信号データベース23bに登録されている、種類402、メーカー403、機種404、操作内容405が一覧表示され、選択又は入力することによって設定できるようになっている。なお、赤外線信号データベース23bには、テレビ、エアコン、照明機器等の無人で運転しても重大事故が生じにくい電気製品又は操作が登録され、例えばガスファンヒータの電源ON等、重大事故の発生の可能性を有するものについては登録できないものとする。
【0025】
リモコン作動情報を上記のように登録させることによって、GPSリモコンセンタ側の判断で危険予防をとることが可能となる。作動条件406の設定は、赤外線信号データベース23bが予め所定の作動条件の例を保持し、保持する作動条件の例を表示して利用者に選択させるように行われるのでもよい。リモコンの作動条件として、例えば作動時間帯を選択する場合、作動時間帯を指定することによって外出前にリモコンが作動することを防止することができる。
【0026】
また、承認408を「有り」に設定することによって、例えば帰宅以外の目的で作動領域に入ってしまう等の意図しないリモコンの作動を防止することができる。通知メール409は、GPSリモコン制御部26が送信した赤外線信号情報に対するGPSリモコン装置1の応答をGPS携帯端末3に電子メールで送信することの要否を指定するボタンである。登録410は、リモコン作動情報の入力を終えたときに利用者がクリックするボタンであり、これによって、パーソナルコンピュータ12から利用者情報登録部22にリモコン作動情報等が送信される。
【0027】
リモコン作動情報登録において、利用者情報登録部22は以下の処理を行う。まず、パーソナルコンピュータ12からのアクセスに応じて、リモコン作動情報登録ページ400がパーソナルコンピュータ12上に表示され、図4に示す登録410をクリックすることによってパーソナルコンピュータ12から送信されたリモコン作動情報が受信される(S121)。ここで、パーソナルコンピュータ12に格納された識別情報は、登録410のクリックにより、リモコン作動情報と共にGPSリモコンセンタ2に送信されるようになっている。
【0028】
次に、ステップS121で受信した情報中から識別情報が取得され、GPSリモコンデータベース23aに登録された識別情報と照合される(S122)。次に、ステップS122での照合で識別情報が一致したか否かが判定され(S123)、一致したと判定された場合、受信したリモコン作動情報が、GPSリモコンデータベース23aに登録され(S124)、一致しないと判定された場合、登録できないことを示す情報が利用者のパーソナルコンピュータ12に送信される(S125)。以上で、リモコン作動情報登録のための処理は、終了する。
【0029】
図5は、GPSリモコンセンタを構成する本人現在位置情報取得処理部が行う処理について説明するためのフローチャートである。まず、GPS携帯端末3の通信キャリアの携帯電話キャリア装置20を介してGPS携帯端末3の現在位置を示す本人現在位置情報が取得され(S131)、GPSリモコンデータベース23aに登録されたリモコン作動領域が取得されて比較され(S132)、リモコン作動領域内であるか否かの判定が行われる(S133)。ステップS133でリモコン作動領域内であると判定された場合、リモコンの作動条件がGPSリモコンデータベース23aから取得され(S134)、作動条件が充足しているか否かの判定が行われる(S135)。
【0030】
ステップS135で充足していると判定された場合、制御開始を指示する開始指示情報が生成されGPSリモコン制御部26に出力される(S136)。ステップS133でリモコン作動領域外であると判定された場合、ステップS135で充足していないと判定された場合、及び、ステップS136での処理が終了した場合、ステップS131以降の処理を繰り返す。
【0031】
図6は、GPSリモコンセンタを構成するGPSリモコン制御部が行う処理について説明するためのフローチャートである。まず、上記のステップS136で出力された開始指示情報が入力されたとき、まず、リモコン作動情報に含まれる利用者による作動承認の要否の情報が取得され(S141)、作動承認が必要か否かの判定が行われる(S142)。ステップS142で作動承認が必要と判定された場合、承認を得るための確認メールがGPS携帯端末3に送信され(S143)、返信メールが受信される(S144)。
【0032】
ここで、利用者は、GPS携帯端末3で確認メールを受信し、リモコンを作動させる場合は返信メールを送信し、リモコンを作動させない場合には返信メールを送信しない。次に、ステップS144で返信メールを受信したか否かの判定が行われ(S145)、受信しないと判定された場合、タイムアウトか否かの判定が行われ(S146)、タイムアウトと判定された場合、承認が得られなかったものとして処理は終了し、タイムアウトになっていないと判定された場合、ステップS144以降の処理が繰り返される。
【0033】
ステップS142で作動承認が必要でないと判定された場合、及び、ステップS144で返信メールを受信したと判定された場合、リモコンの制御に要する赤外線信号情報が赤外線信号データベース23bから取得され(S147)、赤外線信号情報がパーソナルコンピュータ12に送信される(S148)。ここで、赤外線信号情報がパーソナルコンピュータ12によって受信されたとき、赤外線信号情報に応じて赤外線リモコン11が制御される。
【0034】
ステップS148で赤外線信号情報がGPSリモコン装置1に適切に送信されたとき、通知メールの要否の情報が赤外線信号データベース23bから取得され(S149)、通知メールの要否の判定が行われる(S150)。ステップS150で通知メールが必要と判定された場合、ステップS148で受信した制御結果がGPS携帯端末3に送信され、通知され、通知メールが必要でないと判定された場合、処理は終了する。
【0035】
なお、上記では、赤外線リモコンを介した制御対象の装置の作動を主に制御内容とするGPSリモコンシステムを例にとり説明したが、本発明は必ずしも制御対象の装置の作動には限られず、制御対象の装置の動作モードの変更、制御の目標値の変更等の、その他の制御内容についても、同様に適用されるのでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明によるGPSリモコンシステムの構成の一実施例を概略的に示すブロック図である。
【図2】GPSリモコンセンタを構成する利用者情報登録部が行う登録処理等について説明するためのフローチャートである。
【図3】パーソナルコンピュータに表示される利用者情報登録ページの一例を示す模式図である。
【図4】パーソナルコンピュータに表示されるリモコン作動情報登録ページの一例を示す模式図である。
【図5】GPSリモコンセンタを構成する本人現在位置情報取得処理部が行う処理について説明するためのフローチャートである。
【図6】GPSリモコンセンタを構成するGPSリモコン制御部が行う処理について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
【0037】
1 GPSリモコン装置
2 GPSリモコンセンタ
3 GPS携帯端末
10 インターネット
11 赤外線リモコン
12 パーソナルコンピュータ
20通信キャリアの携帯電話キャリア装置
21 通信部
22 利用者情報登録部
23 センタデータベース
23a GPSリモコンデータベース
23b 赤外線信号データベース
24 リモコンコード管理部
25 本人現在位置情報取得処理部
26 GPSリモコン制御部
300 利用者情報登録ページ
301〜306、401〜406 入力欄
307、407〜410 操作ボタン
400 リモコン作動情報登録ページ
【出願人】 【識別番号】000233055
【氏名又は名称】日立ソフトウエアエンジニアリング株式会社
【出願日】 平成18年7月5日(2006.7.5)
【代理人】 【識別番号】100095267
【弁理士】
【氏名又は名称】小島 高城郎

【識別番号】100124176
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 典子

【識別番号】100111604
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 卓也


【公開番号】 特開2008−17064(P2008−17064A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−185012(P2006−185012)