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【発明の名称】 来訪者応答システム
【発明者】 【氏名】山本 高章

【氏名】平原 茂利夫

【氏名】久間 修一

【氏名】大坂 尚久

【氏名】門間 信行

【要約】 【課題】来訪者があった場合でも即時に携帯電話でその来訪者の画像を確認することができる来訪者応答システムを提供する。

【構成】インターホン子機18で撮影した来訪者の画像をホームゲートウェイ12が、予め登録された携帯電話22のブルートゥースアドレスを用いて、ブルートゥースの通信方式で利用者の携帯電話22に通知する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
住宅やマンションの入口に設けられたインターホン子機と、
前記インターホン子機と接続されたインターホン親機と、
前記インターホン親機と接続された制御装置と、
無線公衆回線による第1通信手段と、短距離無線リンクによる第2通信手段を有する少なくとも1台の携帯電話と、
を備えた来訪者応答システムにおいて、
前記インターホン子機は、
来訪者によって操作されるボタンと、
前記ボタンが操作された時に前記来訪者の画像を撮影する撮影手段と、
前記ボタンが操作された時に前記画像に関する画像信号と共に呼出情報信号を出力する出力手段と、
を備え、
前記インターホン親機は、
前記呼出情報信号と前記画像信号が入力する入力手段と、
前記呼出情報信号が入力した時に、前記来訪者があったことを報知すると共に前記画像信号を再生して画像として表示する報知手段と、
前記呼出情報信号と前記画像信号を前記制御装置に転送する転送手段と、
を備え、
前記制御装置は、
前記携帯電話の通信情報が登録された記憶手段と、
前記呼出情報信号が入力した時に、前記画像信号を前記短距離無線リンクによって前記登録された携帯電話に前記通信情報に基づいて送信する第1送信手段を備え、
前記携帯電話は、前記画像信号を受信した時に、前記画像信号を再生して画像として表示する表示手段を備えた
ことを特徴とする来訪者応答システム。
【請求項2】
前記短距離無線リンクが、Bluetoothである
ことを特徴とする請求項1記載の来訪者応答システム。
【請求項3】
前記制御装置とインターネットを介して接続されたサーバーをさらに備え、
前記制御装置は、前記呼出情報信号が入力した時に、前記画像信号を前記インターネットを介して前記サーバーに送信する第2送信手段をさらに備え、
前記サーバーは、前記画像信号を受信した時に、予め登録された前記携帯電話に前記インターネット、または、前記無線公衆回線を介して前記画像信号を送信するサーバー送信手段を備えた
ことを特徴とする請求項1記載の来訪者応答システム。
【請求項4】
前記制御装置は、前記記憶手段に前記携帯電話の前記通信情報を登録するときに、前記サーバーに前記通信情報を同時に登録する
ことを特徴とする請求項3記載の来訪者応答システム。
【請求項5】
前記画像が、静止画像、または、動画像である
ことを特徴とする請求項1記載の来訪者応答システム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話を利用して来訪者を確認することができる来訪者応答システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
最近、住宅やマンションの玄関にあるインターホン子機にカメラを設け、インターホン親機からこのカメラによって撮影した来訪者を確認することができるインターホン装置が販売されている。
【0003】
また、このようなインターホン装置に通信装置を付加して、カメラで撮影した画像を携帯電話に送信する来訪者応答システムが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
【0004】
このように携帯電話によって来訪者を確認することができると、来訪者を確認するためにわざわざインターホン親機まで行く必要がなく、すぐにその応答をすることができる。
【特許文献1】特開平11−298886号公報
【特許文献2】特開2002−281180号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上記のようにインターホン親機から携帯電話に画像信号を送信する場合には、インターネット経由で行われている。そのため、来訪者があった場合に携帯電話に即時にその画像信号が送信されない場合があり、応答が遅れるという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、来訪者があった場合でも即時に携帯電話でその来訪者の画像を確認することができる来訪者応答システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、住宅やマンションの入口に設けられたインターホン子機と、前記インターホン子機と接続されたインターホン親機と、前記インターホン親機と接続された制御装置と、無線公衆回線による第1通信手段と、短距離無線リンクによる第2通信手段を有する少なくとも1台の携帯電話と、を備えた来訪者応答システムであって、前記インターホン子機は、来訪者によって操作されるボタンと、前記ボタンが操作された時に前記来訪者の画像を撮影する撮影手段と、前記ボタンが操作された時に前記画像に関する画像信号と共に呼出情報信号を出力する出力手段と、を備え、前記インターホン親機は、前記呼出情報信号と前記画像信号が入力する入力手段と、前記呼出情報信号が入力した時に、前記来訪者があったことを報知すると共に前記画像信号を再生して画像として表示する報知手段と、前記呼出情報信号と前記画像信号を前記制御装置に転送する転送手段と、を備え、前記制御装置は、前記携帯電話の通信情報が登録された記憶手段と、
前記呼出情報信号が入力した時に、前記画像信号を前記短距離無線リンクによって前記登録された携帯電話に前記通信情報に基づいて送信する第1送信手段を備え、前記携帯電話は、前記画像信号を受信した時に、前記画像信号を再生して画像として表示する表示手段を備えたことを特徴とする来訪者応答システムである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、短距離無線リンクによって制御装置から携帯電話に画像信号が送られるため、来訪者を即時に確認することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態の来訪者応答システム10について図1〜図5に基づいて説明する。
【0010】
(1)来訪者応答システム10の構成
図1に基づいて、来訪者応答システム10について説明する。図1は、来訪者応答システム10の構成図である。
【0011】
図1に示すように、来訪者応答システム10は、ホームゲートウェイ12、パソコン14、インターホン親機16、インターホン子機18、アプリケーションサーバー20、携帯電話22とから構成されている。
【0012】
インターホン子機18は、住宅やマンションの玄関に据え付けられているものであり、呼出しボタン24と、カメラ26が設けられている。来訪者が呼出しボタン24を操作すると、カメラ26がその来訪者の静止画像を撮影する。インターホン子機は、その呼出情報信号及び画像信号をインターホン親機16に出力する。
【0013】
インターホン親機16は、インターホン子機18から呼出情報信号が入力すると、呼出し音を鳴らすと共に、液晶表示装置からなる表示部28に画像信号を再生して画像を表示する。なお、インターホン親機16も家電制御プロトコルであるエコーネットプロトコルをサポートする。
【0014】
ホームゲートウェイ12は、図2に示すように制御部30、PC・エコーネット通信部32、インターネット通信部34、ブルートゥース通信部36、記憶部38を有している。ホームゲートウェイ12は、家電制御プロトコルであるエコーネットプロトコルをサポートする。パソコン14とインターホン親機16とは、PC・エコーネット通信部32を介して接続されている。この接続としては、例えば無線LAN、有線LAN、Bluetooth(ブルートゥース)によって接続されている。また、インターネット通信部34は、インターネットを介してアプリケーションサーバー20と接続されている。さらに、携帯電話22とは、ブルートゥース通信部36を介して通信する。
【0015】
携帯電話22は、ブルートゥースによる通信が可能なブルートゥースモジュールを内蔵している。このブルートゥースの通信方式としては、例えばObject Push Profileによる通信方式がある。
【0016】
(2)来訪者応答システム10の設定方法
次に、来訪者応答システム10における携帯電話の初期登録方法と呼出登録方法について図3〜図5に基づいて説明する。
【0017】
(2−1)携帯電話22の初期登録方法
この来訪者応答システム10においては、使用する携帯電話22を初期登録する必要がある。その初期登録方法について説明する。
【0018】
まず、パソコン14を介してホームゲートウェイ12からアプリケーションサーバー20にログインする。このログインする方法としては、パソコン14に表示されている操作画面において、予め登録されているユーザーID、パスワードにより、その住宅の利用者のホームゲートウェイ用設定ページにアクセスを行う。
【0019】
次に、ホームゲートウェイ12からアプリケーションサーバー20に対しコンテンツが要求され、パソコン14にそのコンテンツが返信され、図4に示すような登録ページが表示される。登録ページが表示されると、利用者は、登録したい携帯電話22のブルートゥースアドレスを入力する。例えば、自己の携帯電話22のブルートゥースアドレスを入力する。但し、この入力する携帯電話22は、1台でなく、複数台でもよく、例えば家族全員のブルートゥースアドレスが入力できる。
【0020】
次に、ホームゲートウェイ12の制御部30は、記憶部38に携帯電話22のブルートゥースアドレスを初期登録する。
【0021】
(2−2)呼出し登録
次に、インターホン子機18の呼出しボタン24が押された場合に、その情報を送る携帯電話22を登録する方法について説明する。
【0022】
まず、上記と同様にパソコン14からホームゲートウェイ12にログインする。
【0023】
次に、ホームゲートウェイ12はアプリケーションサーバー20に対し呼出し時送信コンテンツを要求する。
【0024】
次に、アプリケーションサーバー20は、その呼出し時送信コンテンツをパソコン14に返信する。
【0025】
次に、パソコン14には、呼出し時の登録ページが表示される。この場合に予め記憶部38に初期登録した携帯電話22のブルートゥースアドレスが表示されるため、この中から呼出し時に送信を希望する携帯電話22を選択する。
【0026】
次に、ホームゲートウェイ12からその選択された携帯電話のブルートゥースアドレスがアプリケーションサーバー20に送信される。
【0027】
次に、アプリケーションサーバー20では、送信された携帯電話22のブルートゥースアドレスに基づいて呼出し時処理テーブルを作成して記憶すると共に、ホームゲートウェイ12にも送信する。
【0028】
次に、ホームゲートウェイ12では、その送信された呼出し時処理テーブルを記憶部38に記憶する。
【0029】
これによって、呼出しボタン24が操作された場合に呼び出される携帯電話22が登録される。
【0030】
(3)呼出し時の処理
次に、来訪者応答システム10において、来訪者が訪れた場合の処理について図5〜図7に基づいて説明する。
【0031】
インターホン子機18で呼出しボタン24が操作されると、その時にカメラ26が来訪者の姿を静止画像として撮影する。そして、呼出情報信号と画像信号をインターホン親機16に出力する。
【0032】
インターホン親機16では、ホームゲートウェイ12に対し無線LANを介して図7に示すような呼出しパケットを送信する。この呼出しパケットは、来客センサークラスを示すエコーネットオブジェクトと、来客検知状態を示すエコーネットプロパティーと、来客検知有りを示すエコーネットデータから構成されている。
【0033】
図5は、ホームゲートウェイ12における処理を示すフローチャートである。
【0034】
ステップ1においては、上記で説明した呼出しパケットが受信される。呼出しパケットが受信されると、記憶部38に予め準備されている対応表の内容とエコーネットオブジェクトとを比較する。ここではエコーネットオブジェクトとして来客センサークラスが記載されているため、対応表と一致し、その対応表に記載されている対応処理を行う。具体的には、携帯電話22に通知するための処理を行うエコーネットコマンドの実行を開始する。
【0035】
ステップ2において、そのエコーネットコマンドに基づいて、最初に条件の要求を行う。即ち、インターホン親機16に対し付属の情報が有るか否かの問いあわせを行う。
【0036】
ステップ3において、画像信号があるため、ステップ4において、画像信号を要求しそれを取得する。
【0037】
ステップ5、6において、呼出し処理テーブルに基づいて、通知先の携帯電話22を確認し、通知先があればステップ7に進み、無ければ終了する。
【0038】
ステップ7において、ブルートゥース通信部36を介して携帯電話22とブルートゥースの接続を行う。この場合に、呼出し処理テーブルにおけるブルートゥースアドレスを用いる。
【0039】
ステップ8において、接続が成功すればステップ9に進み、失敗すれば終了する。また、この同時にアプリケーションサーバー20に対し呼出しボタン24が操作されたことを通知する。
【0040】
ステップ9において、携帯電話22にブルートゥースを通じて画像信号を送信する。
【0041】
携帯電話22では、受信した画像信号を表示し、携帯電話22を所持している利用者に対し来訪者があったことを通知する。
【0042】
(4)効果
上記構成の来訪者応答システム10であると、来訪者があった場合にブルートゥースを通じてその来訪者の画像を携帯電話22に直接送信するため、利用者は直ぐにその来訪者の画像を見ることができる。そして、その来訪者が応答が必要な人間である場合にはインターホン親機16から応答を行い、応答する必要がない人間にはそのまま放置することができる。
【0043】
また、一般的な公衆回線を使用しないため呼出しのための費用が掛からず費用の抑制となる。
【0044】
また、アプリケーションサーバー20を介してホームゲートウェイ12の設定を行うため、その操作が行い易い。
【0045】
(変更例)
本発明は上記各実施形態に限らず、その主旨を逸脱しない限り種々に変更することができる。
【0046】
上記実施形態では、インターホン親機16とパソコン14とは無線LANによって接続したが、これに代えてブルートゥースによって接続してもよい。この場合には、携帯電話22を呼び出すブルートゥース通信部36とその通信部を兼ねることができる。
【0047】
また、上記実施形態では、画像として静止画像を用いたが、これに代えて動画像を用いてもよい。この動画像を用いればさらに来訪者の様子を具体的に確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の一実施形態を示す来訪者応答システムの構成図である。
【図2】ホームゲートウェイのブロック図である。
【図3】ホームゲートウェイに携帯電話及び呼出し用の携帯電話を登録する手順である。
【図4】携帯電話の登録ページである。
【図5】呼出し時のホームゲートウェイのフローチャートである。
【図6】呼出し時の手順である。
【図7】呼出しパケットのデータ構成である。
【符号の説明】
【0049】
10 システム
12 ホームゲートウェイ
14 パソコン
16 インターホン親機
18 インターホン子機
20 アプリケーションサーバー
22 携帯電話
24 呼出しボタン
26 カメラ
28 表示部
30 制御部
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【識別番号】502285664
【氏名又は名称】東芝コンシューママーケティング株式会社
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝家電製造株式会社
【出願日】 平成18年7月4日(2006.7.4)
【代理人】 【識別番号】100059225
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 璋子

【識別番号】100076314
【弁理士】
【氏名又は名称】蔦田 正人

【識別番号】100112612
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 哲士

【識別番号】100112623
【弁理士】
【氏名又は名称】富田 克幸

【識別番号】100124707
【弁理士】
【氏名又は名称】夫 世進


【公開番号】 特開2008−17062(P2008−17062A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2006−184995(P2006−184995)