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【発明の名称】 表示装置、通信装置、及び表示方法
【発明者】 【氏名】中島 暢康

【氏名】神田 智宏

【要約】 【課題】電源スイッチの操作等による容易な個人の識別を可能とし、識別結果に応じた電話等の着信表示を併せて可能とした表示装置を提供する。

【構成】複数の電源スイッチと、個人識別情報に応じて電話番号情報を登録する登録部42と、外部機器から電話番号情報を伴う着呼信号を受ける通信部と、複数の電源スイッチの一つから操作信号を受けることにより個人を識別し、通信部が受けた電話番号情報が、登録部に登録された個人識別情報のうち識別結果が示す個人識別情報に対応した電話番号情報と同一である場合、電話の着信があることを表示部に表示させる処理部をもつ表示装置。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の電源スイッチと、
個人識別情報に応じて電話番号情報を登録する登録部と、
外部機器から電話番号情報を伴う着呼信号を受ける通信部と、
前記複数の電源スイッチの一つから操作信号を受けることにより個人を識別し、前記通信部が受けた前記電話番号情報が、前記登録部に登録された前記個人識別情報のうち識別結果が示す個人識別情報に対応した前記電話番号情報と同一である場合、電話の着信があることを表示部に表示させる処理部を具備することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記複数の電源スイッチはリモコン上に設けられており、前記処理部は前記リモコンからの操作信号を受信する操作部からの操作信号に応じて個人を識別することを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記登録部は、リモコン上に設けられた複数の電源スイッチに応じて前記個人識別情報を登録し、この個人識別情報に対応させて本人の電話番号情報と相手の電話番号情報を登録し、
前記処理部は、前記着呼信号の電話番号情報が、前記登録部に登録された個人識別情報のうち識別結果が示す個人識別情報に応じた前記本人の電話番号情報と同一であり、前記着呼信号の相手の電話番号情報が前記個人識別情報に応じた相手の電話番号情報である場合、電話の着信があることを表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項4】
前記処理部は、前記登録部に登録された前記個人識別情報に応じた本人の電話番号と前記着呼信号の相手の電話番号を伴って前記表示部に表示させることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項5】
個人識別情報に応じて電話番号情報を登録する登録部と、
外部機器から電話番号情報を伴う着呼信号を受ける通信部と、
前記通信部が受けた前記電話番号情報が、前記登録部に登録された前記電話番号情報と同一である場合、電話の着信があることを意味する着信信号を出力する処理部と、
を具備することを特徴とする通信装置。
【請求項6】
個人識別情報に応じて電話番号情報を登録し、
外部機器から電話番号情報を伴う着呼信号を受信し、
複数の電源スイッチの一つから操作信号を受けることにより個人を識別し、前記電話番号情報が、前記登録された前記個人識別情報のうち識別結果が示す個人識別情報に対応した前記電話番号情報と同一である場合、電話の着信があることを表示することを特徴とする表示方法。
【請求項7】
前記複数の電源スイッチはリモコン上に設けられており、前記リモコンからの操作信号を受信しこの操作信号に応じて個人を識別することを特徴とする請求項6記載の表示方法。
【請求項8】
リモコン上に設けられた複数の電源スイッチに応じて前記個人識別情報を登録し、この個人識別情報に対応させて本人の電話番号情報と相手の電話番号情報を登録し、
前記着呼信号の電話番号情報が前記登録された個人識別情報のうち識別結果が示す個人識別情報に応じた前記本人の電話番号情報と同一であり、前記着呼信号の相手の電話番号情報が前記個人識別情報に応じた相手の電話番号情報である場合、電話の着信があることを表示させることを特徴とする請求項6記載の表示方法。
【請求項9】
前記登録された前記個人識別情報に応じた本人の電話番号と前記着呼信号の相手の電話番号を伴って画面に表示させることを特徴とする請求項6記載の表示方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、電話サーバからの着呼を画面表示する表示装置、通信装置及び表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
最近、デジタル機器の開発及び普及が進んできており、このようなデジタル機器に付加的な機能をもたせて利便性を向上させる技術も知られている。
【0003】
特許文献1は、煩雑な操作を必要とせず利用者の設定を切り替えることが可能なデジタルテレビ装置が開示されている。ここでは、利用者毎にカスタマイズされたメニュを保存可能な機能を設けることで、利用者を識別し、利用者毎に保存されているメニュを自動的に切り替えることができる。
【特許文献1】特開2005−117185公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、特許文献1の従来技術においては、映像状態等の調整設定をユーザ毎に自動的に設定することができるが、例えば、個人識別の具体的な方法や、これに応じた電話等の着信の通知をどのように行なえばよいかの記述がない。
【0005】
本発明は、電話等の着信を識別したユーザ毎に知らせることができる表示装置、通信装置、及び表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一つの実施形態は、複数の電源スイッチと、個人識別情報に応じて電話番号情報を登録する登録部と、外部機器から電話番号情報を伴う着呼信号を受ける通信部と、前記複数の電源スイッチの一つから操作信号を受けることにより個人を識別し、前記通信部が受けた前記電話番号情報が、前記登録部に登録された前記個人識別情報のうち識別結果が示す個人識別情報に対応した前記電話番号情報と同一である場合、電話の着信があることを表示部に表示させる処理部を具備することを特徴とする表示装置である。
【発明の効果】
【0007】
電源スイッチの操作等による容易な個人の識別を可能とし、識別結果に応じた電話等の着信表示を併せて可能とした表示装置を提供する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図である。図2は、同じく表示装置のリモートコントローラの外観の一例を示す外観図である。図3は、同じく表示装置のリモートコントローラの構成の一例を示すブロック図である。図4は、同じく表示装置の周辺機器との接続の一例を示す説明図である。図5は、同じく表示装置の着信通知処理の一例を示すフローチャートである。図6は、同じく表示装置の着信通知処理のための設定操作の一例を示すタイミングチャートである。図7は、同じく表示装置の着信通知の表示の一例を示す説明図である。図8は、同じく表示装置の着信通知処理のための設定操作の一例を示すタイミングチャートである。図9は、同じく表示装置の着信通知処理のために個人識別情報に対応して登録された電話番号情報を示す説明図である。
【0009】
以下に、本発明の一実施形態に係る表示装置を、一例として、テレビジョン装置を参照して図面を用いて詳細に説明する。
【0010】
<本発明の一実施形態に係る表示装置>
(構成)
図1の表示装置10は、制御部30は、全体の動作を司るべくデータバスを介して各部に接続されている。
【0011】
又、図1の表示装置10は、再生側を構成するMPEGデコーダ部23と、装置本体の動作を制御する制御部30とを主たる構成要素としている。表示装置10は、入力側のセレクタ16と出力側のセレクタ17とを有しており、入力側のセレクタ16には、LAN等の通信部11と、いわゆる衛星放送(BS/CS)チューナ部12と、いわゆる地上波チューナ部13とが接続される。又、BS/CSチューナ部12には衛星アンテナが、地上波チューナ部13には地上波アンテナが接続されている。更に、表示装置10は、MPEGデコーダ部23、分離部29、制御部30、後述する電話等の着信表示処理等を行なう着信処理部42、番号登録部43を有している。これらの各部は、データバスを介して制御部30に接続されている。更に、セレクタ部17の出力は、表示部41に接続され、外部装置との通信を行うインタフェース部27を介して外部装置に供給される。
【0012】
更に、表示装置10は、データバスを介して制御部30に接続され、ユーザの操作やリモコンRの操作を受ける操作部32を有している。ここで、リモコンRは、表示装置10の本体に設けられる操作部32とほぼ同等の操作を可能とするものであり、チューナの操作等、各種設定が可能である。
【0013】
(リモコン部の構成)
次に、上述したリモコンRの構成について図2及び図3を用いて説明する。リモコンRは、通常の電源スイッチ101、個人識別機能に関連した電源スイッチ102、103,104,105を有している。更に、リモコンRは、ボリュームキー、チャンネルキー、チャンネルスイッチの他、設定等の機能スイッチ106を有する。
【0014】
これら個人識別機能に関連した電源スイッチ102、103,104,105は、個人用設定情報記憶部113に接続され、更に、個人用設定情報記憶部113は、通常の電源スイッチ101と共に送信情報生成部112に接続されている。更に、送信情報生成部112は、送信部111に接続されて、操作部32等に操作信号を送信する。
【0015】
(周辺機器との接続)
更に、この実施形態において表示装置10は、たとえば以下のように周辺機器と接続されて後述する着信処理を行なう。
【0016】
すなわち、表示装置10は、図4に示すように、家庭内H等に設定され、電話等のルータ装置4等に接続されて使用される。更に、ルータ装置4は、ADSLモデム3等に接続され、電話回線Lを介して電話局K内のADSLモデム2に接続される。又、電話局K内では、このADSLモデム2は電話局Kに設置されるルータ5に接続されている。
【0017】
又、電話サーバ1はIP網Iに接続され、IP網I及びルータ5を介して、上述した家庭内Hに設置されたルータ装置4に接続されている。図4中において、電話回線Lの代わりに光ファイバを、ADSLモデム23の代わりに光終端装置を用いても良い。
【0018】
<着信処理機能>
次に、この実施形態の表示装置10の一実施形態である着信処理機能を以下にフローチャートを用いて詳細に説明する。
【0019】
(個人識別機能、登録機能、着信表示機能)
・簡易な着信処理
最初に、簡易な方法による着信処理機能について、図5のフローチャートを用いて説明する。初めに、ユーザは、リモコンR等で本人の電話番号を登録する(ステップS11)。このリモコンR等による登録方法は、一例として図8に示すような手順で、電源スイッチ101等で表示装置10の電源を投入した後、設定機能スイッチ106等により登録モードとし、例えば、電源スイッチA102を押下することで、番号登録部43は、この電源スイッチに対して、図9に示すように、『お父さん』等の個人識別情報等、又、本人電話番号、相手電話番号等を登録するものである。しかし、ここでは、お父さん等の個人認識情報を必ずしも入力せず、単に、Aキーに対応したAさん、又、Aさんに対応した本人電話番号として『050−××××−××××』が登録され、相手電話番号が『03−××××−××××』として登録されてもよい。又、登録される電話番号は、本人電話番号のみでも相手電話番号のみでも好適である。
【0020】
又、この個人認識情報は、リモコンRの個人用設定情報記憶部113で生成され送信情報生成部112で送信情報に生成されて、送信部111を介して、表示装置10の操作部32へと送信され、その後、表示装置10内の番号登録部43で登録されるものでもよい。
【0021】
次に、ルータ装置4等から本人の電話番号、相手先の電話番号等を伴って着呼信号が表示装置10に通信部11等を介して与えられる(ステップS12)。これに対して、着信処理部42は、先にリモコンR等で登録された電話番号が番号登録部43の記憶領域に存在しているかを判断し(ステップS13)、存在していれば、ステップS14に進み、着信のあった電話番号と登録された本人の電話番号とが一致しているかを判断する(ステップS14)。
【0022】
一致していなければ、ステップS12に戻って次の着呼信号を待機し続ける。一致していれば、図7に示すように、かかってきた電話番号と相手の電話番号とを表示して(必ずしも番号表示は必要ではない)、着信があったことを例えば放送映像を表示中の表示部41の表示内に合成表示する。
【0023】
なお、この簡易な処理例では、必ずしもリモコンRの複数の電源スイッチ102〜105による個人識別処理を行なってはいない。従って、単に、番号登録部43に登録されている本人の電話番号と着信のあった電話番号とが一致すれば、その旨が図7のように表示される。
【0024】
・詳細な着信処理
次に、図6を用いて、詳細な方法による着信処理機能について説明する。初めに、ユーザは、リモコンR等で本人の個人識別情報を登録する(ステップS21)。すなわち、リモコンR等を操作することで、電源スイッチ101等で表示装置10の電源を投入した後、設定機能スイッチ106等により登録モードとし、例えば、電源スイッチA102を押下する。この状態で、更に、リモコンRや操作部32の操作により文字入力を行なったり選択肢を選択することで、番号登録部43は、図9に示すように、『お父さん』等の個人識別情報等を登録するものである。
【0025】
同様に、他の電源スイッチ103乃至105に対しても、図9に示すように、本人の名称等の情報を入力して登録する。
【0026】
又、この個人認識情報は、リモコンRの個人用設定情報記憶部113で生成され送信情報生成部112で送信情報に生成されて、送信部111を介して、表示装置10の操作部32へと送信され、その後、表示装置10内の番号登録部43で登録されるものでもよい。
【0027】
次に、個人識別情報に対応させて、本人電話番号と相手電話番号を登録する(ステップS22)。すなわち、リモコンR等を操作することで、番号登録部43の働きにより、先の電源スイッチA102乃至105に対応した、着信表示を希望する本人の電話番号、又、着信表示を希望する相手の電話番号を登録する。これは携帯電話の番号でも、電話番号でも、又、不特定との設定であってもよい。
【0028】
このような登録処理を経た状態で、電源をオフにした後に、リモコンRの例えば電源スイッチC104をオンしたとする(ステップS23)。リモコンRからの個人用設定情報記憶部113からの識別信号が送信情報生成部112に供給され、電源スイッチC104に応じた操作信号が、表示装置10の操作部32を介して、制御部30及び着信処理部42に供給される。
【0029】
これにより、制御部30及び着信処理部42は、この操作信号と登録部42に登録されている情報に基づき、現在、ログインしたユーザを『お姉さん』として個人を特定する(ステップS24)。
【0030】
この状態で、ルータ装置4等から、本人の電話番号、相手先の電話番号等を伴って着呼信号が表示装置10に通信部11等を介して与えられる(ステップS25)。これに対して、着信処理部42は、先にリモコンR等で登録された『お姉さん』の電話番号と着信のあった電話番号とが一致しているかを判断する(ステップS26)。
【0031】
一致していなければ、ステップS12に戻って次の着呼信号を待機し続ける。一致していれば、先にリモコンR等で登録された『お姉さん』の相手電話番号と、着信した相手電話番号とは一致しているかどうかを判断する(ステップS27)。
【0032】
一致していれば、図7に示すように、かかってきた電話番号と相手の電話番号とを表示して、着信があったことを例えば放送映像を表示中の受像機41の表示内に合成表示する。
【0033】
これにより、ユーザである『お姉さん』は、テレビの番組画面を視聴中に、現在、自分の電話番号に登録済みの自分の友達等から、たった今、着信があることを、テレビの番組画面中に知ることができるものである。従って、単に自宅に電話があった場合ではなく、自身が電話にでる必要のある着信だけをテレビの番組画面に知ることができる。
【0034】
(ルータ装置内に同機能を設ける場合)
同様の着信機能は、必ずしも、テレビ等の表示装置10の着信処理部42等にもたせる必要はなく、例えば、電話用のルータ装置4の一機能として設けることも好適である。
【0035】
この場合、リモコンRの複数のスイッチによる個人の識別機能はないが、図5及び図6のフローチャートに示す他の処理を同等に行なうことが好適である。こうすることで、着呼信号の内の登録された着呼信号だけに応じた、着呼表示を促す着呼表示信号をルータ装置4から例えばテレビ等の表示装置10に供給することができる。
【0036】
この表示装置10の例えば着信処理部10は、この着呼表示信号を受けて、同等の着信画面を表示させることで、表示装置10で着信処理を行なった場合と略同等の機能を実現することができる。
【0037】
以上記載した様々な実施形態により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の一実施形態に係る表示装置の構成の一例を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施形態に係る表示装置のリモートコントローラの外観の一例を示す外観図。
【図3】本発明の一実施形態に係る表示装置のリモートコントローラの構成の一例を示すブロック図。
【図4】本発明の一実施形態に係る表示装置の周辺機器との接続の一例を示す説明図。
【図5】本発明の一実施形態に係る表示装置の着信通知処理の一例を示すフローチャート。
【図6】本発明の一実施形態に係る表示装置の着信通知処理のための設定操作の一例を示すタイミングチャート。
【図7】本発明の一実施形態に係る表示装置の着信通知の表示の一例を示す説明図。
【図8】本発明の一実施形態に係る表示装置の着信通知処理のための設定操作の一例を示すタイミングチャート。
【図9】本発明の一実施形態に係る表示装置の着信通知処理のために個人識別情報に対応して登録された電話番号情報を示す説明図。
【符号の説明】
【0039】
10…表示装置、11…通信部、16…セレクタ、17…セレクタ、R…リモコン、30…制御部、32…操作部、42…着信処理部、43…番号登録部。
【出願人】 【識別番号】000003078
【氏名又は名称】株式会社東芝
【出願日】 平成18年6月29日(2006.6.29)
【代理人】 【識別番号】100058479
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴江 武彦

【識別番号】100091351
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 哲

【識別番号】100088683
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 誠

【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊

【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司

【識別番号】100109830
【弁理士】
【氏名又は名称】福原 淑弘

【識別番号】100084618
【弁理士】
【氏名又は名称】村松 貞男

【識別番号】100092196
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 良郎


【公開番号】 特開2008−11215(P2008−11215A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−179943(P2006−179943)