| 【発明の名称】 |
発呼先関連情報通知サーバ、発呼先関連情報通知プログラム及び発呼先関連情報通知システム |
| 【発明者】 |
【氏名】吉井 英樹
【氏名】芳賀 康行
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| 【要約】 |
【課題】ユーザが所有するユーザ端末から発呼されようとする発呼先の情報を、発呼する以前にユーザに通知する発呼先関連情報通知サーバ、発呼先関連情報通知プログラム及び発呼先関連情報通知システムを提供する。
【構成】本発明の発呼先関連情報通知サーバ10は、ユーザ端末20により発呼されたときに発呼における発呼番号を受信する発呼番号受信部14と、その発呼番号受信部14により発呼番号を受信したときに、電話番号と当該電話番号の使用者を示す使用者情報とが対応付けされた電話帳情報が格納された電話帳データベース41から、受信した発呼番号と同一の電話番号に対応付けされている使用者情報を、発呼先関連情報として読み出す発呼先関連情報読出部15と、発呼先関連情報読出部15により読み出された発呼先関連情報をユーザ端末20送信する発呼先関連情報送信部16とを備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ユーザが使用するユーザ端末により発呼された発呼先に関連する発呼先関連情報を通知する発呼先関連情報通知サーバであって、 前記ユーザ端末により発呼されたときに当該発呼における発呼番号を受信する発呼番号受信手段と、 該発呼番号受信手段により前記発呼番号を受信したときに、電話番号と当該電話番号の使用者を示す使用者情報とが対応付けされた電話帳情報が格納された電話帳情報格納データベースから、前記受信した発呼番号と同一の電話番号に対応付けされている使用者情報を、前記発呼先関連情報として読み出す発呼先関連情報読出手段と、 該発呼先関連情報読出手段により読み出された前記発呼先関連情報を前記ユーザ端末に送信する発呼先関連情報送信手段とを備えた ことを特徴とする発呼先関連情報通知サーバ。 【請求項2】 前記ユーザ端末からの発呼に基づき発呼先を呼び出すための着呼要求情報を送信する着呼要求情報送信手段を備えた 請求項1記載の発呼先関連情報通知サーバ。 【請求項3】 前記着呼要求情報送信手段は、前記発呼先関連情報送信手段により前記発呼先関連情報を前記ユーザ端末に送信したあと、当該ユーザ端末からの発呼許可通知を受けたことに応じて着呼要求情報を送信する 請求項2記載の発呼先関連情報通知サーバ。 【請求項4】 前記電話帳情報格納データベースには、電話帳情報を登録した登録者の電子署名が格納されており、 前記発呼先関連情報読出手段は、前記発呼先関連情報とともに、当該発呼先関連情報を登録した登録者の電子署名を読み出し、 前記発呼先関連情報送信手段は、前記発呼先関連情報とともに前記電子署名を送信する 請求項1から請求項3のうちいずれかに記載の発呼先関連情報通知サーバ。 【請求項5】 前記電話帳情報には、電話番号と使用者情報の他、当該電話帳情報の登録者及び登録日を含む 請求項1から請求項4のうちいずれかに記載の発呼先関連情報通知サーバ。 【請求項6】 前記ユーザ端末に予め設定された端末情報を格納し、 前記発呼先関連情報読出部は、前記ユーザ端末により発呼される際に送信された前記端末情報と、端末情報データベースに格納された端末情報とが一致した場合に、発呼先関連情報を読み出す 請求項1から請求項5のうちいずれかに記載の発呼先関連情報通知サーバ。 【請求項7】 前記電話帳情報には、電話番号に対応付けされているIPアドレスを含み、 前記発呼先関連情報読出手段は、前記ユーザ端末からの発呼番号の受信に伴い、受信した発呼番号と同一の電話番号に対応付けされているIPアドレスを読み出して、読み出したIPアドレスが割り当てられている端末にアクセスすることにより得られた前記端末の情報と前記電話帳情報の内容とを照合し、 前記発呼先関連情報送信手段は、前記発呼先関連情報とともに前記照合の結果を前記ユーザ端末に送信する 請求項1から請求項6のうちいずれかに記載の発呼先関連情報通知サーバ。 【請求項8】 ユーザが使用するユーザ端末により発呼された発呼先に関連する発呼先関連情報を通知する発呼先関連情報通知プログラムであって、 コンピュータに、 前記ユーザ端末により発呼されたときに当該発呼における発呼番号を受信する発呼番号受信ステップと、 該発呼番号受信ステップにて前記発呼番号を受信したときに、電話番号と当該電話番号の使用者を示す使用者情報とが対応付けされた電話帳情報が格納された電話帳情報格納データベースから、前記受信した発呼番号と同一の電話番号に対応付けされている使用者情報を、前記発呼先関連情報として読み出す発呼先関連情報読出ステップと、 該発呼先関連情報読出ステップにて読み出した前記発呼先関連情報を前記ユーザ端末に送信する発呼先関連情報送信ステップとを 実行させるための発呼先関連情報通知プログラム。 【請求項9】 コンピュータに、 さらに、前記ユーザ端末からの発呼に基づき発呼先を呼び出すための着呼要求情報を送信する着呼要求情報送信ステップを 実行させるための請求項8記載の発呼先関連情報通知プログラム。 【請求項10】 ユーザが使用するユーザ端末と、当該ユーザ端末により発呼された発呼先端末と、当該発呼先端末に関連する発呼先関連情報を前記ユーザ端末に通知する発呼先関連情報通知サーバとを備える発呼先関連情報通知システムであって、 前記発呼先関連情報通知サーバは、 前記ユーザ端末により発呼されたときに当該発呼における発呼番号を受信する発呼番号受信手段と、 該発呼番号受信手段により前記発呼番号を受信したときに、電話番号と当該電話番号の使用者を示す使用者情報とが対応付けされた電話帳情報が格納された電話帳情報格納データベースから、前記受信した発呼番号と同一の電話番号に対応付けされている使用者情報を、前記発呼先関連情報として読み出す発呼先関連情報読出手段と、 該発呼先関連情報読出手段により読み出された前記発呼先関連情報を前記ユーザ端末に送信する発呼先関連情報送信手段とを備えた ことを特徴とする発呼先関連情報通知システム。 【請求項11】 前記発呼先関連情報通知サーバは、 前記ユーザ端末からの発呼に基づき発呼先を呼び出すための着呼要求情報を送信する着呼要求情報送信手段を備えた 請求項10記載の発呼先関連情報通知システム。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ユーザが所有するユーザ端末から発呼された発呼先の情報をユーザに通知する発呼先関連情報通知サーバ、発呼先関連情報通知プログラム及び発呼先関連情報通知システムに関するものである。 【背景技術】 【0002】 近年、VoIP(Voice over Internet Protocol)を使ったphishing(フィッシング)事件が報告され始めている。VoIPを使ったphishingとは、例えば、既存の金融機関等になりすまし、VoIP番号を含んだ電子メールをユーザに送信し、ユーザがそのVoIP番号に電話をかけるように仕向け、仮に、ユーザがこのVoIP番号に電話をかけた場合に、金融機関等の自動音声システムを偽装したサイトに接続させ、ユーザのアカウント番号やパスワードといった個人情報を掠め取る行為のことを言う。 【0003】 このような問題はユーザがネットワーク上での詐欺に無知であること、及びユーザが電話をかける発呼先を電話番号でしか認識できないことが原因であると考えられる。 【0004】 特に、電子メール機能が組み込まれ、電話サービスとの連携を容易にするために<tel>タグが使われている携帯電話に対して、今後、この<tel>タグを用いてphishingを行う者が増えると予想される。 【0005】 そこで、このような問題に対して、様々な技術的対策が考慮されている。例えば、ディレクトリサーバなどを利用して、内線番号から社員名や社員番号を検索する(逆引きする)ことが行われている。また、古くより電話番号帳から、企業名を引いて電話番号を検索することが行われてきた。 【0006】 また、SIP(Session Initiation Protocol)を用いたサービスでは、ロケーションサーバを用いたユーザのプレゼンス管理機能が実装されている。また、発信者の身元を確認する際には、Callbackが使われていた。さらに、いたずら電話防止等のために、発信者通知・非通知サービス(186/184)、着信拒否サービス等が実現されている。 【0007】 さらに、従来から、特許文献1に記載されているように、発信者の身元を電話番号で確認するということを応用して、決済を行うといった高度な電話サービスや、いたずら電話防止等といったセキュリティ向上策が提案されている。 【0008】 【特許文献1】特開2004−128824号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0009】 しかしながら、上記特許文献1などの従来の技術では、phishingによる被害を抑制することができない。つまり、phishingは、発信者が電話をかけるときには、その発信者が電話をかけようと思っている相手先と、実際にかけている先が異なっていたとしても、発信者はそのことに気付かない、もしくは気付きづらいという点を攻撃するものであると考えられ、上述した従来の発信者の身元を確認する手法ではphishingによる被害を防止することはできない。 【0010】 本発明は、このような問題を鑑みてなされたものであって、電話をかけようと思っている相手先と実際にかけている相手先とが一致しているか否かを発信者に対して通知することができ、phishingによる被害を防止することができるようにすることを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0011】 本発明に係る発呼先関連情報通知サーバは、ユーザが使用するユーザ端末により発呼された発呼先に関連する発呼先関連情報を通知する発呼先関連情報通知サーバであって、前記ユーザ端末により発呼されたときに当該発呼における発呼番号を受信する発呼番号受信手段と、該発呼番号受信手段により前記発呼番号を受信したときに、電話番号と当該電話番号の使用者を示す使用者情報とが対応付けされた電話帳情報が格納された電話帳情報格納データベースから、前記受信した発呼番号と同一の電話番号に対応付けされている使用者情報を、前記発呼先関連情報として読み出す発呼先関連情報読出手段と、該発呼先関連情報読出手段により読み出された前記発呼先関連情報を前記ユーザ端末に送信する発呼先関連情報送信手段とを備えたことを特徴とする 【0012】 上記のように構成したことで、ユーザの所有するユーザ端末から発呼された発呼先の関連情報を、ユーザに通知することが可能となる。このため、ユーザは、phishingなどを確実に回避することが可能となる。 【0013】 また、本発明に係る発呼先関連情報通知サーバは、前記ユーザ端末からの発呼に基づき発呼先を呼び出すための着呼要求情報を送信する着呼要求情報送信手段を備えた構成としてもよい。 【0014】 また、前記着呼要求情報送信手段は、前記発呼先関連情報送信手段により前記発呼先関連情報を前記ユーザ端末に送信したあと、当該ユーザ端末からの発呼許可通知を受けたことに応じて着呼要求情報を送信する構成としてもよい。このような構成とすることにより、ユーザに発呼先の情報を提示し、ユーザ端末に発呼させるか否かを判断させることができるので、ユーザは、その判断に要する時間を十分にとることが可能となる。 【0015】 また、前記電話帳情報格納データベースには、電話帳情報を登録した登録者の電子署名が格納されており、前記発呼先関連情報読出手段は、前記発呼先関連情報とともに、当該発呼先関連情報を登録した登録者の電子署名を読み出し、前記発呼先関連情報送信手段は、前記発呼先関連情報とともに前記電子署名を送信する構成としてもよい。このような構成とすることにより、発呼先関連情報に対する信頼性を高めることが可能となる。 【0016】 また、前記電話帳情報には、電話番号と使用者情報の他、当該電話帳情報の登録者及び登録日を含む構成としてもよい。 【0017】 また、前記ユーザ端末に予め設定された端末情報を格納し、前記発呼先関連情報読出部は、前記ユーザ端末により発呼される際に送信された前記端末情報と、端末情報データベースに格納された端末情報とが一致した場合に、発呼先関連情報を読み出す構成としてもよい。 【0018】 前記電話帳情報には、電話番号に対応付けされているIPアドレスを含み、前記発呼先関連情報読出手段は、前記ユーザ端末からの発呼番号の受信に伴い、受信した発呼番号と同一の電話番号に対応付けされているIPアドレスを読み出して、読み出したIPアドレスが割り当てられている端末にアクセスすることにより得られた前記端末の情報と前記電話帳情報の内容とを照合し、前記発呼先関連情報送信手段は、前記発呼先関連情報とともに前記照合の結果を前記ユーザ端末に送信する構成としてもよい。このような構成とすることにより、発呼先端末の情報の真偽を改めて確認することができ、ユーザ端末をファーミング(Pharming)等の攻撃から回避させることができる。 【0019】 本発明に係る発呼先関連情報通知プログラムは、ユーザが使用するユーザ端末により発呼された発呼先に関連する発呼先関連情報を通知する発呼先関連情報通知プログラムであって、コンピュータに、前記ユーザ端末により発呼されたときに当該発呼における発呼番号を受信する発呼番号受信ステップと、該発呼番号受信ステップにて前記発呼番号を受信したときに、電話番号と当該電話番号の使用者を示す使用者情報とが対応付けされた電話帳情報が格納された電話帳情報格納データベースから、前記受信した発呼番号と同一の電話番号に対応付けされている使用者情報を、前記発呼先関連情報として読み出す発呼先関連情報読出ステップと、該発呼先関連情報読出ステップにて読み出した前記発呼先関連情報を前記ユーザ端末に送信する発呼先関連情報送信ステップとを実行させる。 【0020】 本発明に係る発呼先関連情報通知システムは、ユーザが使用するユーザ端末と、当該ユーザ端末により発呼された発呼先端末と、当該発呼先端末に関連する発呼先関連情報を前記ユーザ端末に通知する発呼先関連情報通知サーバとを備える発呼先関連情報通知システムであって、前記発呼先関連情報通知サーバは、前記ユーザ端末により発呼されたときに当該発呼における発呼番号を受信する発呼番号受信手段と、該発呼番号受信手段により前記発呼番号を受信したときに、電話番号と当該電話番号の使用者を示す使用者情報とが対応付けされた電話帳情報が格納された電話帳情報格納データベースから、前記受信した発呼番号と同一の電話番号に対応付けされている使用者情報を、前記発呼先関連情報として読み出す発呼先関連情報読出手段と、該発呼先関連情報読出手段により読み出された前記発呼先関連情報を前記ユーザ端末に送信する発呼先関連情報送信手段とを備えたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0021】 本発明によれば、ユーザが所有するユーザ端末から発呼された発呼先の発呼先関連情報をユーザに通知する発呼先関連情報通知サーバ、発呼先関連情報通知プログラム及び発呼先関連情報通知システムを提供することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0022】 [第一実施形態] 図1を参照して、本発明に係る第一実施形態について説明する。図1は、本発明第一実施形態に係るシステム100の概略構成を示すブロック図である。 【0023】 図1に示すように、本例の発呼先関連情報通知システム100は、発呼先関連情報通知サーバ10と、ユーザ端末20と、発呼先端末30と、発呼番号及びそれに伴う発呼先関連情報を有する電話帳端末40とを含む。発呼先関連情報通知サーバ10、発呼先端末30、及び電話帳端末40は、インターネット等の通信ネットワーク50に接続されている。また、ユーザ端末20は、中継器60を介して通信ネットワーク50に接続されている。 【0024】 発呼先関連情報通知サーバ10は、例えば、WWW(World Wide Web)サーバやワークステーションサーバなどの情報処理装置によって構成され、例えば本システム100の管理者によって管理される。具体的には、発呼先関連情報通知サーバ10は、例えば、ユーザによりそのユーザ端末20を監視するように契約が結ばれたネットワーク管理会社などにより管理される。 【0025】 ユーザ端末20は、例えば、携帯電話、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistance)などの情報処理装置によって構成される。ユーザ端末20は、本システム100を利用する利用者によって管理される。ユーザ端末20は、通信ネットワーク50を介して受信した各種情報を表示する表示機能(具体的には、表示画面)などの各種機能を有する。なお、ユーザ端末20は、SIPフォンなど、IPアドレスを用いた通話端末である。 【0026】 発呼先端末30は、例えば、WWWサーバやワークステーションサーバなどの情報処理装置によって構成される。具体的には、発呼先端末30としては、例えば、正規の銀行自動音声システムや、偽の銀行自動音声システムなどが考えられる。 【0027】 電話帳端末40は、発呼番号及びそれに伴う発呼先関連情報が格納された電話帳DB41を備える。電話帳DB41は、例えばデータベース装置によって構成され、電話番号及びその電話番号に関連する発呼先関連情報などの各種の情報を含む。この発呼先関連情報は、図2に示すように、優良電話番号テーブル41a、要注意電話番号テーブル41b、メッセージテーブル41cの3つのテーブルに格納されている。 【0028】 優良電話番号テーブル41aには、発呼番号通知サーバ10に正規に登録された電話番号41aと、その電話番号41aに関連する情報である発呼先関連情報41ab〜41acとが格納される。優良電話番号テーブル41aのフィールドには、電話番号41aa(例えば、050−pppp−qqqq等)と、電話番号先のID41ab(例えば、A銀行等)と、電話番号先を登録した確認者情報41ac(例えば、Z通信など)と、電話番号を登録した登録日情報41ad(例えば、2004/04/01等)とが設定されている。なお、電話番号41aaは、主キーとして設定されている。 【0029】 要注意電話番号テーブル41bには、ユーザからの通知等により登録されたphishingなどの疑いのある電話番号41baと、その電話番号41baに関連する情報である発呼先関連情報41bbとが格納される。要注意電話番号テーブル41bのフィールドには、電話番号41ba(例えば、050−qqqq−wwww等)と、その電話番号41baの登録日41bb(例えば、2006/01/10等)とが設定されている。なお、電話番号41baは、主キーとして設定されている。 【0030】 メッセージテーブル41cには、発呼先から送信されるメッセージが格納される。メッセージテーブル41cのフィールドには、発呼先のID41abと、その番号から送信されるメッセージ41cc(例えば、「住宅ローン、金利手数料xxxです。」)とが設定されている。なお、発呼先のID41abは、主キーとして設定されている。 【0031】 図3は、発呼先関連情報通知サーバ10の構成の例を示すブロック図である。図3に示すように、発呼先関連情報通知サーバ10は、データ入力部11と、データ表示部12と、データ通信部13と、発呼番号受信部14と、発呼先関連情報読出部15と、発呼先関連情報送信部16と、着呼要求情報送信部17と、発呼先関連情報通知サーバ10にアクセスする登録ユーザの電話番号等のユーザ情報を格納した登録ユーザDB18とを備える。 【0032】 データ入力部11は、例えばキーボードやマウスなどの情報入力装置によって構成され、例えばサーバ10の管理者が各種の情報を入力する際に用いられる。データ表示部12は、例えばLCD(液晶表示装置)などの表示装置によって構成され、各種の情報を表示するために用いられる。データ通信部13は、通信ネットワーク40を介して、例えば発呼先端末20とユーザ端末30との間で各種の情報を送受する機能を有する。 【0033】 発呼番号受信部14は、ユーザ端末20が発呼したときの発呼番号を受信する機能を有する。 【0034】 発呼先関連情報読出部15は、ユーザ端末20から受信した発呼番号に基づき、電話帳DB41から発呼先関連情報を読み出す機能を有する。 【0035】 発呼先関連情報送信部16は、発呼先関連情報読出部16により読み出された発呼先関連情報を発呼したユーザ端末20に送信する機能を有する。ここで、例えば、一般的なSIP情報は、スタートライン、ヘッダフィールド、ボディから構成されている。本例では、発呼先関連情報送信部16は、SIP情報のヘッダフィールドに、以下の(1)〜(4)の例のように発呼先関連情報を記載してユーザ端末20に送信する。 【0036】 (1)SIP情報のヘッダフィールドに新規の属性を追記する第1の例 ― ReceiverID:A銀行 ― ConfirmedBy:JT ― MessageFromReceiver:“住宅ローン、金利手数料xxxです。” (2)SIP情報のヘッダフィールドに新規の属性を追記する第2の例 ― ReceiverInfo:ReceiverID=“A銀行”;ConfirmedBy=“JT”;MessageFromReceiver:“住宅ローン、金利手数料xxxです。” (3)SIP情報のヘッダフィールドのWarning属性など既存の属性を利用する例 ― Warning:ReceiverID=“A銀行”;ConfirmedBy=“JT”;MessageFromReceiver:“住宅ローン、金利手数料xxxです。” (4)phishingサイトである可能性が高い場合の例 ― ReceiverInfo:Warning=“お客様がおかけになっている通話先はフィッシングの疑いがあります。” 【0037】 着呼要求情報送信部17は、ユーザ端末20からの発呼に基づき発呼先を呼び出すための着呼要求情報を送信する。また、着呼要求情報送信部17は、発呼先関連情報送信部16により発呼先関連情報をユーザ端末20に送信したあと、そのユーザ端末20からの発呼許可通知を受けたことに応じて着呼要求情報を送信する機能を有する。 【0038】 次に、図4、図5を適宜参照して、本システム100の動作を説明する。図4は、本発明の一実施形態に係るシステム100の動作例を示すフローチャートである。図5は、本システム100の処理の流れを示す概念図である。 【0039】 ここでは、ユーザBが、A銀行自動音声システムに発呼する例をとって説明する。なお、A銀行自動音声システムは、あらかじめ発呼番号、及び発呼先関連情報などを正規に電話帳DB41に登録しているものとする。 【0040】 まず、ユーザ端末20は、ユーザBの操作に従って、発呼番号をダイヤル(発呼)する(ステップS101)。この発呼番号のダイヤルに準じて、ユーザ端末20は、発呼番号が記載されたINVITEメッセージを作成する(ステップS102)。なお、このINVITEメッセージ(以下、IVMとする)には、ユーザ端末20のIPアドレス、発呼番号、その発呼番号がユーザ端末20のアドレス帳に登録されているかの確認結果を示す登録有無情報が含まれる。そして、ユーザ端末20は、上記IVMを発呼先関連情報通知サーバ10に送信する(ステップS103、図5(1))。 【0041】 発呼番号受信部14は、受信したIVMに、ユーザ端末20により発呼された発呼番号がそのユーザ端末20のアドレス帳に格納されているか否かを示す登録有無情報により、発呼先の確認が必要であるか否かを判断する(ステップS104)。ここで、発呼番号がユーザ端末20のアドレス帳に事前に登録されたものであれば(ステップS104のN)、ステップS105以降の処理は実行されず、通常の呼び出し処理が実行される。一方、発呼番号がユーザ端末20のアドレス帳に事前に登録されたものでなければ(ステップS104のY)、発呼先関連情報読部15は、IVMに含まれている発呼番号を電話帳端末40に送信する(ステップS105、図5(2))。また、発呼先関連情報通知サーバ20は、ステップS104での判断において、ユーザ端末20のアドレス帳に格納されていない発呼番号であれば、本処理を終了させる動作を実行してもよい。このような動作とすれば、ユーザ端末20のアドレス帳に格納されていない発呼先端末30を呼出状態とする状況を回避できる。特に、FAX送受信機能を備えたユーザ端末である場合、上記の処理は、ユーザ端末からのFAXの誤送信を防止する有用な処理となる。 【0042】 電話帳端末40は、受信した発呼番号に基づき、電話帳DB41から、受信した発呼番号に対応付けされている発呼先関連情報を読み出す(ステップS106)。そして、電話帳端末40は、読み出した発呼先関連情報を発呼先関連情報通知サーバ10に送信する(ステップS107、図5(3))。 【0043】 発呼先関連情報通知サーバ10において、発呼先関連情報読部15は、発呼番号と発呼先関連情報とを含むTryingメッセージ(以下、「TM」という。)を作成し(ステップS108)、TMをユーザ端末20に送信する(ステップS109、図5(4))。続いて、発呼先関連情報通知サーバ10において、着呼要求情報送信部17は、発呼先端末30に着呼要求情報としてIVMを送信する(ステップ110、図5(5))。 【0044】 発呼先端末30は、IVMを受信して、例えば、呼び出し音を発する呼び出し状態となる(ステップS111)。そして、通常の電話による処理と同様に、発呼先端末30側でオフフックされれば、ユーザ端末20と発呼先端末30とが通話可能になる。 【0045】 一方、ユーザ端末20は、TMを発呼先関連情報通知サーバ10から受信し、ディスプレイ上に発呼先番号及び発呼先関連情報を表示する(ステップS112)。 【0046】 ステップS112の表示処理により、ユーザ端末20のディスプレイに発呼先番号や発呼先関連情報をそのまま表示するようにしてもよいが、例えば図6に示すような表示がなされるようにしてもよい。例えば、電話帳DB41の優良電話番号テーブル41aに格納されている発呼番号である場合には、図6(a)に示すように、「お客様は今、A銀行に電話をかけています。お間違いありませんか?」と表示される。 【0047】 また、例えば、電話帳DB41の要注意電話番号テーブル41bに格納されている発呼番号である場合、図6(b)に示すように、「お客様がおかけになっている通話先はフィッシングの疑いがあります。お間違いありませんか?」と表示される。 【0048】 また、例えば、電話帳DB41の優良及び要注意電話番号テーブル41a,41bに格納されていない発呼番号である場合、図6(c)に示すように、「お客様がおかえの番号は本データベースに記載されてありません。公共機関ではないところにおかけですね。」と表示される。 【0049】 したがって、ユーザBは、上記のようなユーザ端末20のディスプレイ上の表示を、目視し、その発呼番号の発呼先の呼び出しあるいは発呼先との通話を続けるか否かを判断することができる。呼び出しあるいは通話を中止する場合は、ユーザBは、例えば、ユーザ端末20のオンフックボタン等を押下するようにすればよい。ユーザBは、このような判断が可能となるので、Phishingの疑いのある意図しない端末に発呼してしまった場合に、その応答以前に発呼を中止することが可能となる。 【0050】 [第二実施形態] 次に、図7を参照して、本発明の第二実施形態に係るシステムを説明する。第二実施形態に係るシステムは、図4に示す処理のステップS108以降が第一実施形態と異なる。すなわち、発呼先関連情報送信部16は、発呼先関連情報を受信すると、TMにユーザ端末20により発呼先端末30にIVMを送信するか否かを判断させる送信判断情報を含めて作成し(ステップS208)、IVMをユーザ端末20に送信する(ステップS209)。 【0051】 次に、ユーザ端末20は、TMを受信し、上述したステップS112と同様の処理を行う(ステップS210)。そして、ユーザ端末20は、発呼先端末30に接続するか否かの判断を受け付ける表示をディスプレイに表示する(ステップS211)。ここで、ユーザ端末20は、ユーザBから「接続しない」との判断を受け付けた場合(ステップS211のN)、本フローを終了する。一方、ユーザ端末20が、ユーザBから「接続する」との判断を受け付けた場合(ステップS211のY)、IVMを発呼先端末30に送信させるため、IVMを再び発呼先関連情報通知サーバ20に送信する(ステップS212)。続いて、発呼先関連情報通知サーバ10において、着呼要求情報送信部17は、IVMを発呼先端末30に着呼要求情報として転送する(ステップS213)。そして、発呼先端末30は、IVMを受信し、呼び出し状態となる(ステップS214)。以下、通常の電話による処理と同様に、オフフックボタンされれば、ユーザ端末20と発呼先端末30とは通話可能になる。 【0052】 このような構成とすることにより、第一実施形態と比較して、ユーザBに発呼先端末30に接続するか否かを判断させる時間を十分に与えることが可能となる。 【0053】 [第三実施形態] 次に、図8を参照して、第三実施形態に係るシステム100’を説明する。第三実施形態に係るシステム100’は、電話帳端末40を省略し、電話帳DB41を発呼先関連情報通知サーバ10’が備える点で第一及び第二実施形態と異なる。その他構成は、第一及び第二実施形態と同一なので、同一符号を付し、その説明を省略する。このような構成とすることにより、第三実施形態に係るシステム100’は、第一及び第二実施形態と同様の効果を得ることができる。 【0054】 [第四実施形態] 次に、図9を参照して、本発明の第四実施形態に係るシステム100’’を説明する。第四実施形態に係るシステム100’’においては、ユーザ端末20’がPSTN(Public Switched Telephone Networks)端末である点において、第三実施形態と異なる。そして、第四実施形態に係るシステムにおいては、PSTN端末であるユーザ端末20’に対応して、ネットワーク50上にモデムルータ70が設けられている。その他構成は、第三実施形態と同様であり、その構成に同一符号を付し、その説明を省略する。 【0055】 モデムルータ70は、ユーザ端末20’からのダイヤルをIPプロトコルに変換する機能を有する。また、モデムルータ70或いはユーザ端末20’のいずれか一方には、ディスプレイが備えられており。第一〜第三実施形態と同様に、ユーザ端末20’は、ディスプレイの表示により、発呼先端末30に接続するか否かの判断を受け付けることができる。 【0056】 なお、このモデムルータ70は、ネットワーク50上に設けられる構成に限られず、発呼先関連情報通知サーバ10’がモデムルータ70を備える構成としてもよい。 【0057】 上記のような第四実施形態に係るシステム100’’によれば、ユーザ端末がPSTN端末であっても、上述した各実施形態と同様の効果を得ることが出来る。 【0058】 [第五実施形態] 次に、図10を参照して、本発明の第五実施形態に係るシステム100’’’を説明する。第五実施形態に係るシステム100’’’においては、モデムルータ70が省略された点で、第四実施形態と異なる。また、ユーザ端末20’と発呼先関連情報通知サーバ10’’との間がPSTN回線となるので、発呼先関連情報通知サーバ10’’の構成も第四実施形態と異なる。その他の構成は、第四実施系形態と同様であるため、同一符号を付してその説明を省略する。 【0059】 発呼先関連情報通知サーバ10’’の発呼番号受信部は、ユーザ端末20’から発せられたダイヤル音から、本システムの処理を実行するか否かを判断する機能を有している。発呼番号受信部は、ユーザ端末20’から、電話番号の頭に特定の番号(事業者番号とサービス番号を列記した番号)を付して発呼されたか否かを判断し、電話番号の頭に特定の番号が付されて発呼された場合に限り、その発呼番号を受信する。 【0060】 また、ユーザ端末20’には、予め発呼の際に送信される各端末固有の端末情報が設定されており、発呼先関連情報読出部は、登録ユーザDB18に格納された端末情報と受信した端末情報とが一致した場合に限り、発呼先関連情報を読み出す構成とされている。すなわち、登録ユーザDB18に端末情報が格納されているユーザ端末に限り、発呼先関連情報の読み出し以降の処理が実行され、例えば発呼先番号及び発呼先関連情報の表示処理などが実行される。そして、発呼先関連情報通知サーバ10’’の発呼先関連情報送信部は、発呼先関連情報に含まれる予め用意された音声情報をユーザ端末20’に送信する機能を有する。 【0061】 上記のような第五実施形態に係るシステム100’’’によれば、ユーザ端末がPSTN端末であり、さらにモデムルータ70が設けられていない構成であっても、上述した各実施形態と同様の効果を得ることができる。 【0062】 以上、発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲内において種々の変更、追加、置換等が可能である。例えば、本システムは、発呼番号通知サーバ10(10’,10’’)、及び電話帳端末40を、複数個設ける構成としてもよい。 【0063】 また、上記実施形態において、発呼先関連サーバ10(10’,10’’)に、さらに発呼先端末30の情報を確認させる構成とすることもできる。例えば、電話帳DB41は、電話番号に対応するIPアドレスを含む構成とし、発呼先関連情報読出部は、ユーザ端末20(20’)からの発呼番号の受信に伴い、受信した発呼番号と同一の電話番号に対応付けされているIPアドレスを読み出して、読み出したIPアドレスが割り当てられている端末にアクセスすることにより得られたその端末の情報と電話帳DB41の内容とを照合し、発呼先関連情報送信部は、発呼先関連情報とともに照合の結果をユーザ端末20(20’)に送信する構成としてもよい。このような構成とすることにより、発呼先端末30の情報の真偽を改めて確認することができ、ユーザ端末20(20’)をファーミング(Pharming)等の攻撃から回避させることができる。 【図面の簡単な説明】 【0064】 【図1】本発明の第一実施形態に係るシステムの概略構成を示すブロック図である。 【図2】本発明の第一実施形態に係るシステムの電話帳DBの構成を示す図である。 【図3】本発明の第一実施形態に係るシステムの発呼先関連情報通知サーバの構成を示すブロック図である。 【図4】本発明の第一実施形態に係るシステムにおけるフローチャートである。 【図5】本発明の第一実施形態に係るシステムの動作の概要を示す図である。 【図6】本発明の第一実施形態に係るシステムのユーザ端末のディスプレイに表示される一例を示す図である。 【図7】本発明の第二実施形態に係るシステムにおけるフローチャートである。 【図8】本発明の第三実施形態に係るシステムの概略構成を示すブロック図である。 【図9】本発明の第四実施形態に係るシステムの概略構成を示すブロック図である。 【図10】本発明の第五実施形態に係るシステムの概略構成を示すブロック図である。 【符号の説明】 【0065】 10,10’,10’’ 発呼先関連情報通知サーバ 20,20’ ユーザ端末 30 発呼先端末 40 電話帳端末 50 通信ネットワーク 60 中継器 70 モデムルータ 100,100’,100’’,100’’’ システム
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| 【出願人】 |
【識別番号】502306660 【氏名又は名称】ソフトバンクテレコム株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月29日(2006.6.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100064539 【弁理士】 【氏名又は名称】右田 登志男
【識別番号】100103274 【弁理士】 【氏名又は名称】千且 和也
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| 【公開番号】 |
特開2008−11148(P2008−11148A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−179292(P2006−179292) |
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