| 【発明の名称】 |
IP端末装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】高橋 正勝
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| 【要約】 |
【課題】VoIPパケットが消失しても、音声品質の低下を抑制することができるIP電話機,インターネットファックス等のIP端末装置を提供する。
【構成】音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、前記VoIPパケット受信手段が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、受信したVoIPパケットのうちの1つを、前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するパケットリカバリー手段とを備えた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、 前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、 前記VoIPパケット受信手段が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、受信したVoIPパケットのうちの1つを、前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するパケットリカバリー手段と、 を備えたことを特徴とするIP端末装置。 【請求項2】 音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、 前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、 前記VoIPパケット受信手段が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、 N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、前記N番目のVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するパケットリカバリー手段と、 を備えたことを特徴とするIP端末装置。 【請求項3】 音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、 前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、 前記VoIPパケット受信手段が、N番目およびN+2番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、前記N+2番目のVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するパケットリカバリー手段と、 を備えたことを特徴とするIP端末装置。 【請求項4】 前記パケットリカバリー手段は、受信ができない前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するVoIPパケットの順序番号を、元の順序番号からN+1に変更することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のIP端末装置。 【請求項5】 前記パケットリカバリー手段は、受信ができない前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するVoIPパケットを複製し、当該複製したVoIPパケットの順序番号をN+1に設定することを特徴とする請求項1から3の何れかに記載のIP端末装置。 【請求項6】 音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、 前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、 前記VoIPパケット受信手段が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、既に受信したVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、当該生成したVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するリカバリーパケット生成手段と、 を備えたことを特徴とするIP端末装置。 【請求項7】 前記リカバリーパケット生成手段は、受信ができない前記N+1番目のVoIPパケットの直前、直後のVoIPパケットの音声信号データを比較し、前記直前、直後のVoIPパケットの音声信号データの所定の差分が所定のしきい値を超えないときは、前記N+1番目の直前、直後のIPパケットのうち何れかのVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、前記直前、直後のVoIPパケットの音声信号データの所定の差分が所定のしきい値を超えたときは、前記N+1番目の直後のVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、当該生成したVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用することを特徴とする請求項6のIP端末装置。 【請求項8】 音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、 前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、 前記VoIPパケット受信手段が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、前記N番目のVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、当該生成したVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するパケット生成手段を備えたことを特徴とするIP端末装置。 【請求項9】 音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、 前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、 前記VoIPパケット受信手段が、N番目およびN+2番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、前記N+2番目のVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、当該生成したVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するパケット生成手段を備えたことを特徴とするIP端末装置。 【請求項10】 前記パケットリカバリー手段は、受信できなかった前記N+1番目のVoIPパケットの代わりのパケットが使用される前に前記N+1番目のVoIPパケットを受信したときは、代わりのパケットを使用せずに、前記受信した前記N+1番目のVoIPパケットを使用することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のIP端末装置。 【請求項11】 前記リカバリーパケット生成手段は、受信できなかった前記N+1番目のVoIPパケットの代わりのパケットを生成している間、または受信できなかった前記N+1番目のVoIPパケットの代わりのパケットを生成している後であってパケットが使用される前に前記N+1番目のVoIPパケットを受信したときは、代わりのパケットを使用せずに、前記受信した前記N+1番目のVoIPパケットを使用することを特徴とする請求項6または7に記載のIP端末装置。 【請求項12】 前記パケット生成手段は、受信できなかった前記N+1番目のVoIPパケットの代わりのパケットを生成している間、または受信できなかった前記N+1番目のVoIPパケットの代わりのパケットを生成している後であってパケットが使用される前に前記N+1番目のVoIPパケットを受信したときは、代わりのパケットを使用せずに、前記受信した前記N+1番目のVoIPパケットを使用することを特徴とする請求項8または9に記載のIP端末装置。 【請求項13】 順序番号情報に基づいてVoIPパケットの音声信号データを音声帯域の信号に再生する音声再生手段を備えたことを特徴とする請求項1から12の何れかに記載のIP端末装置。 【請求項14】 IP電話機であることを特徴とする請求項1から13の何れかに記載のIP端末装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、VoIPパケットが消失しても、音声品質の低下を抑制することができるIP電話機,インターネットファックス等のIP端末装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、データ伝送媒体としてADSL(asymmetric digitalsubscriber line)等のxDSL(x Digital SubscriberLine)を使用したIP電話(電話をかける相手との間の通信経路を、 HYPERLINK ”http://e−words.jp/w/IP.html” IPプロトコルベースで構築した電話ネットワークを利用した電話)が普及している。 【0003】 上記のIP電話は、典型的にはVoIP(Voice over IP)技術を利用してデジタルで通話を実現するものであるが、この種のIP(インターネットプロトコル)を利用した電話では、通常、各端末は公衆回線、インターネットサービスプロバイダを介してインターネットに接続される。 【特許文献1】特開2002−124949号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 IP電話機の問題点の1つとして、パケットの消失による通話品質の劣化がある。従来は、パケットが消失してもそのまま音声を再生していたので、通話品質が極端に劣化する場合がある。最近ではIP網が整備されてはきているが、回線品質が良いとは言えない場合も少なくない。またコストの面からも、低下価格、低品質のインターネット網を使用したいという要請もあるため、回線品質が保証されない回線網であっても、ある程度の通話品質を保証する必要がある。 【0005】 本発明は、上記課題を解決するために提案されたもので、VoIPパケットが消失しても、音声品質の低下を抑制することができるIP端末装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明者は、ある期間でサンプリングされた音声データにかかるパケットが、消失(損失)しても、その前後のパケットは当該消失したパケットに類似する確率が高いので、このパケットを用いれば音声品質の低下を抑えることができるとの知見を得て本発明をなすに至った。 【0007】 すなわち、本発明の第1態様のIP端末装置は、音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、前記VoIPパケット受信手段が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、受信したVoIPパケットのうちの1つを、前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するパケットリカバリー手段とを備えたことを特徴とする。この発明では、パケットの消失による通話品質の劣化を防ぐことができる。 【0008】 本発明の第1態様のIP端末装置は、音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、前記VoIPパケット受信手段が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、前記N番目のVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するパケットリカバリー手段とを備えたことを特徴とする。本発明の第1態様のIP端末装置では、消失したパケットにかかる音声データがその前の音声データと類似性があるので、その直前の音声データを使用することによりパケットの消失による通話品質の劣化を防ぐことができる。 【0009】 本発明の第1態様のIP端末装置は、音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、前記VoIPパケット受信手段が、N番目およびN+2番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、前記N+2番目のVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するパケットリカバリー手段とを備えたことをも特徴とする。この発明では、会話等の音声データがその後の音声データと類似性があるので、その直後の音声データを使用することによりパケットの消失による通話品質の劣化を防ぐことができる。 【0010】 本発明の第1態様のIP端末装置では、パケットリカバリー手段は、受信ができない前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するVoIPパケットの順序番号を、元の順序番号からN+1に変更することができる。この場合には、順序番号を変更するのみなので、高速にデータを用意することができる。また、本発明の第1態様のIP端末装置では、前記パケットリカバリー手段は、受信ができない前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するVoIPパケットを複製し、当該複製したVoIPパケットの順序番号をN+1に設定することもできる。この場合はVoIPパケットの複製を行うので、元のデータを別の用途に、しかも並行処理で使用することができる。 【0011】 本発明の第2態様のIP端末装置は、音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、前記VoIPパケット受信手段が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、既に受信したVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、当該生成したVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するリカバリーパケット生成手段とを備えたことを特徴とする。本発明の第2態様のIP端末装置でも、パケットの消失による通話品質の劣化を防ぐことができる。 【0012】 本発明の第2態様のIP端末装置では、前記リカバリーパケット生成手段は、受信ができない前記N+1番目のVoIPパケットの直前、直後のVoIPパケットの音声信号データを比較し、前記直前、直後のVoIPパケットの音声信号データの所定の差分が所定のしきい値を超えないときは、前記N+1番目の直前、直後のIPパケットのうち何れかのVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、前記直前、直後のVoIPパケットの音声信号データの所定の差分が所定のしきい値を超えたときは、前記N+1番目の直後のVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、当該生成したVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用することができる。 【0013】 本発明の第3態様のIP端末装置は、音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、前記VoIPパケット受信手段が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、前記N番目のVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、当該生成したVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するパケット生成手段を備えたことを特徴とする。本発明の第3態様のIP端末装置会話等の音声データは、その前の音声データと類似性があるので、その直前の音声データを基に代わりのデータを作成している。これにより、VoIPパケットの消失による通話品質の劣化を防ぐことができる。 【0014】 本発明の第3態様のIP端末装置は、音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信するVoIPパケット受信手段と、前記VoIPパケット受信手段が受信したVoIPパケットの所定数分を蓄積しておくVoIPパケット蓄積手段と、前記VoIPパケット受信手段が、N番目およびN+2番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、前記N+2番目のVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、当該生成したVoIPパケットを前記N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するパケット生成手段を備えたことをも特徴とする。この発明では、会話等の音声データがその後の音声データと類似性があるので、その直後の音声データを基に代わりのデータを作成することでパケットの消失による通話品質の劣化を防ぐことができる。 【0015】 本発明の第1態様のIP端末装置では、前記パケットリカバリー手段は、受信できなかった前記N+1番目のVoIPパケットの代わりのパケットが使用される前(交換が不可能となる前)に前記N+1番目のVoIPパケットを受信したときは、代わりのパケットを使用せずに、前記受信した前記N+1番目のVoIPパケットを使用することができる。これにより、パケットを代用することによる通話品質の劣化を防ぐことができる。 【0016】 本発明の第2態様のIP端末装置では、前記リカバリーパケット生成手段は、受信できなかった前記N+1番目のVoIPパケットの代わりのパケットを生成している間、または受信できなかった前記N+1番目のVoIPパケットの代わりのパケットを生成している後であってパケットが使用される前(交換が不可能となる前)に前記N+1番目のVoIPパケットを受信したときは、代わりのパケットを使用せずに、前記受信した前記N+1番目のVoIPパケットを使用することができる。これにより、パケットを代用することによる通話品質の劣化を防ぐことができる。 【0017】 本発明の第3態様のIP端末装置では、前記パケット生成手段は、受信できなかった前記N+1番目のVoIPパケットの代わりのパケットを生成している間、または受信できなかった前記N+1番目のVoIPパケットの代わりのパケットを生成している後であってパケットが使用される前(交換が不可能となる前)に前記N+1番目のVoIPパケットを受信したときは、代わりのパケットを使用せずに、前記受信した前記N+1番目のVoIPパケットを使用することができる。この場合にもパケットを代用することによる通話品質の劣化を防ぐことができる。 【0018】 本発明の第1態様から第3態様のIP端末装置では、順序番号情報に基づいてVoIPパケットの音声信号データを音声帯域の信号に再生する音声再生手段を備えることができる。また、第1態様から第3態様のIP端末装置は、IP電話機とすることができる。 【発明の効果】 【0019】 従来は、パケットが消失してもそのまま音声を再生しており、通話品質が極端に劣化する場合があるが、本発明ではパケットが消失しても、既に受信したパケット、直前・直後のパケットを消失したパケットに代替し、あるいは既に受信したパケット、直前・直後のパケットに基づき消失したパケットを生成するので、音声品質の低下を抑制することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 図1(A),(B),(C)は本発明のIP端末装置の基本構成を示す図である。 【0021】 図1(A)において、IP端末装置1Aは、VoIPパケット受信手段11と、VoIPパケット蓄積手段12と、パケットリカバリー手段13Aと、音声再生手段14とからなる。VoIPパケット受信手段11は、音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信し、VoIPパケット蓄積手段12は、受信したVoIPパケットを所定数分を蓄積する。 【0022】 パケットリカバリー手段13Aは、(1)VoIPパケット受信手段11が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、受信したVoIPパケットのうちの1つを、N+1番目のVoIPパケットの代わりに使用する、(2)VoIPパケット受信手段11が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、N番目のVoIPパケットをN+1番目のVoIPパケットの代わりに使用する、(3)VoIPパケット受信手段11が、N番目およびN+2番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、N+2番目のVoIPパケットをN+1番目のVoIPパケットの代わりに使用する。 【0023】 これにより、ある期間でサンプリングされた音声データにかかるパケットが、消失(損失)しても、その前後の類似すると考えられるパケットを用いるので、音声品質が低下するのを排除することができる。 【0024】 音声再生手段14は、順序番号情報に基づいてVoIPパケットの音声信号データを音声帯域の信号に再生する。 【0025】 パケットリカバリー手段13Aは、受信ができないN+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するVoIPパケットの順序番号を、元の順序番号からN+1に変更することができる。また、パケットリカバリー手段13Aは、受信ができないN+1番目のVoIPパケットの代わりに使用するVoIPパケットを複製し、当該複製したVoIPパケットの順序番号をN+1に設定するができる。 【0026】 図1(B)において、IP端末装置1Bは、VoIPパケット受信手段11と、VoIPパケット蓄積手段12と、リカバリーパケット生成手段13Bと、音声再生手段14とからなる。VoIPパケット受信手段11は、音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信し、VoIPパケット蓄積手段12は、受信したVoIPパケットを所定数分を蓄積する。VoIPパケット受信手段11、VoIPパケット蓄積手段12、音声再生手段14の構成は、図1(A)のものと同じである。 【0027】 リカバリーパケット生成手段13Bは、VoIPパケット受信手段11、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、既に受信したVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、当該生成したVoIPパケットをN+1番目のVoIPパケットの代わりに使用する。 【0028】 リカバリーパケット生成手段13Bは、受信ができないN+1番目のVoIPパケットの直前、直後のVoIPパケットの音声信号データを比較し、これらの直前、直後のVoIPパケットの音声信号データの所定の差分が所定のしきい値を超えないときは、N+1番目の直前、直後のIPパケットのうち何れかのVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、前記直前、直後のVoIPパケットの音声信号データの所定の差分が所定のしきい値を超えたときは、N+1番目の直後のVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、この生成したVoIPパケットをN+1番目のVoIPパケットの代わりに使用することができる。ここで、直前、直後のVoIPパケットとは、N番目、N+2番目のVoIPパケットである。 【0029】 この場合にも、ある期間でサンプリングされた音声データにかかるパケットが、消失(損失)しても、その直前、直後の類似すると考えられるパケットを用いるので、音声品質が低下するのを排除することができる。 【0030】 図1(C)において、IP端末装置1Cは、VoIPパケット受信手段11と、VoIPパケット蓄積手段12と、パケット生成手段13Cと、音声再生手段14とからなる。VoIPパケット受信手段11は、音声信号データを含む順序番号情報付きのVoIPパケットを受信し、VoIPパケット蓄積手段12は、受信したVoIPパケットを所定数分を蓄積する。VoIPパケット受信手段11、VoIPパケット蓄積手段12、音声再生手段14の構成は、図1(A),(B)のものと同じである。 【0031】 パケット生成手段13Cは、(1)VoIPパケット受信手段11が、N番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、N番目のVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、この生成したVoIPパケットをN+1番目のVoIPパケットの代わりに使用し、(2)VoIPパケット受信手段11が、N番目およびN+2番目のVoIPパケットを受信した場合において、N+1番目のVoIPパケットを受信できないときは、N+2番目のVoIPパケットを基にVoIPパケットを生成し、この生成したVoIPパケットをN+1番目のVoIPパケットの代わりに使用する。 【0032】 これにより、ある期間でサンプリングされた音声データにかかるパケットが、消失(損失)しても、その直前直後のパケットを用いるので、音声品質が低下するのを排除することができる。 【0033】 VoIPパケット受信手段11は、具体的には、図2および図3において後述するCPU101、ROM102に格納されたプログラム(VoIPパケット受信プログラム)、IPパケット手段107および回線接続I/F手段108が対応する。VoIPでは、呼制御はSIP(Session Initiation Protocol:セッション初期化プロトコル)により行うことができる。SIPは、マルチメディアセッションの確立、維持、終了を行うためのシグナリング制御プロトコルである。本発明では、電話番号情報は、SIPのメッセージヘッダー等に埋め込むことができる。 【0034】 なお、本発明ではH.323、HTTPや、他の独自のプロトコルにより本発明の実施は可能である。H.323は、ITUが制定した、IPネットワーク上で音声や映像を通信するためのプロトコル体系であり、SIPと連動して動作することもできる。 【0035】 VoIPパケット蓄積手段12は、具体的には、図2および図3において後述するRAM103に対応する。もちろん、VoIPパケット蓄積手段12RAM103に限らず、磁気ディスク等の他の記憶手段を用いることもできる。 【0036】 パケットリカバリー手段13Aは、具体的には、図2および図3において後述するCPU101およびROM102に格納されたプログラム(パケットリカバリープログラム)が対応し、リカバリーパケット生成手段13Bは、具体的には、CPU101およびROM102に格納されたプログラム(リカバリーパケット生成プログラム)が対応し、パケット生成手段13Cは、具体的には、CPU101およびROM102に格納されたプログラム(パケット生成プログラム)が対応する。なお、本実施形態では、パケットリカバリー手段13A、リカバリーパケット生成手段13B、パケット生成手段13Cを、ROM102に格納されたプログラムによりソフトウェアで実現したが、ASIC等によるハードウェアにより実現することもできる。 【0037】 音声再生手段14は、具体的には、図2および図3において後述するCPU101およびROM102に格納されたプログラム(音声プログラム)、通話回路106が対応する。 【0038】 図2は、本発明のIP端末装置の具体的な一実施形態を示すIP電話機100のブロック図である。なお、本発明のIP端末装置には、IP電話機の他、IPプロトコルを扱うことができる他の装置(たとえば、インターネットファックス、IP端末、HTTP用端末)が含まれる。 【0039】 図2において、CPU101は、実行プログラムをROM102から読み出し、その実行プログラムに含まれる命令を逐次解釈して装置全体の制御を行う。 【0040】 ROM102は、上述した実行プログラム等が格納されている。RAM103には、制御に必要なワークエリアが形成されるともに、保存パラメータやそのほか制御に必要な種々のパラメータや管理情報等を記憶するものである。 【0041】 操作入力・表示部104は、各種の操作キーと操作ガイダンス等を表示する表示器からなり、オペレータが装置を操作する。ハンドセット105は、音声通話をするいわゆる受話器であり、音声を出力するスピーカや音声を入力するマイク等から構成される。 【0042】 通話回路106は、マイク等から入力された音声情報を、後述するVoIP手段1072に送出し、VoIP手段1072から入力された音声情報をスピーカ等に出力する。また、音声情報を増幅したりあるいは減衰することにより音量を調整したり、音声情報の周波数特性を変化させることにより音質を良くしたりする回路も含まれているのが一般的である。また、送話器から受話器への音の回り込みを制御するいわゆる側音制御もこの部分で行うのが一般的である。 【0043】 IPパケット手段107は、制御IP手段1071とVoIP手段1072とからなり、呼制御やその他の制御用のIPパケットを組立・分解を行う。VoIP手段1072は、通話回路から送られてきたアナログの音声情報をデジタルデータに変換し、さらに必要であれば符号化圧縮する。次に、音声情報データを送信用のIPパケットに埋め込み、順次回線接続I/F手段に送り出す。また、回線接続I/F手段から入力される受信用のIPパケットから音声情報データを取り出し、必要であれば復号伸張し、さらにデジタルの音声情報データをアナログの音声情報に変換し、通話回路に送出する。IPパケット手段107は、制御IP手段1071やVoIP手段1072の他に、制御用IPパケットとVoIPパケットを回線接続I/F108に送り出す役目を果たす。 【0044】 回線接続I/F108は、IPパケット手段107から入力される送信用IPパケットを通信回線500に送出する一方、通信回線500から入力される受信用パケットをIPパケット手段107に送出する。通信回線500としてNTT等の通信事業者が供給している一般の電話網を使用する場合には、デジタル信号とアナログ信号を相互に変換する、XDSLモデムが回線接続I/F108に含まれる。また、通信回線500がLAN等であれば回線接続I/F108は、LAN用のI/F(イーサネット、トークンリング、FTTH等)である。 【0045】 図3は、本発明のIP端末装置1の具他的な他の実施形態を示すIPアダプタのブロック図である。図3において、IPアダプタ2は、ハンドセット105と通話回路106に代えて、アナログ電話I/F109がある以外は図2のIP端末装置1と同じである。アナログ電話I/F109は、アナログ電話機と接続し音声情報の入出力を行う。 【0046】 図4に、図1(A)のIP端末装置1が図2のIP電話機100として構成されるときの、当該IP電話機100の処理をフローチャートにより示す。CPU101はROM102内のVoIPパケット受信プログラムを実行することで、IPパケット手段107のVoIP手段1071は、送信側が送出する音声信号データを含むVoIPパケット(以下単に「パケット」と言う)を順次受信する。 【0047】 CPU101はROM102内のパケットリカバリープログラムを実行する。VoIP手段1071がN番目のパケットを受信し(S100)、次にN+1番目のパケットを受信したときは(S110の「YES」)、処理を終了する。 【0048】 パケットリカバリープログラムは、VoIP手段1071がN番目のパケットを受信し(S100)、次にN+2番目のパケットを受信したときは(S110の「NO」かつS120の「YES」)、既に受信したパケットをN+1番目のパケットとする(S130)。 【0049】 なお、N番目のパケットを受信した時からある時間内にN+1番目のパケットが受信できない場合に、既に受信したパケットをN+1番目のパケットの代わりに使用することもできる。 【0050】 図5に、図1(B)のIP端末装置1が図2のIP電話機100として構成されるときの、当該IP電話機100の処理をフローチャートにより示す。CPU101はROM102内のVoIPパケット受信プログラムを実行することで、IPパケット手段107のVoIP手段1071は、送信側が送出する音声信号データを含むパケットを順次受信する。 【0051】 CPU101はROM102内のリカバリーパケット生成プログラムを実行する。VoIP手段1071がN番目のパケットを受信し(S200)、次にN+1番目のパケットを受信したときは(S210の「YES」)、処理を終了する。 【0052】 パケットリカバリープログラムは、VoIP手段1071がN番目のパケットを受信し(S200)、次にN+2番目のパケットを受信したときは(S210の「NO」かつS220の「YES」)、N番目またはN+2番目のパケットをN+1番目のパケットとし(S230)処理を終了する。 【0053】 なお、N番目のパケットを受信した時からある時間内にN+1番目のパケットが受信できない場合に、N番目またはN+2番目のパケットをN+1番目のパケットの代わりに使用することもできる。 【0054】 図6に、図1(B)のIP端末装置1が図2のIP電話機100として構成されるときの、当該IP電話機100の処理をフローチャートにより示す。CPU101はROM102内のVoIPパケット受信プログラムを実行することで、IPパケット手段107のVoIP手段1071は、送信側が送出する音声信号データを含むパケットを順次受信する。 【0055】 CPU101はROM102内のパケット生成プログラムを実行する。VoIP手段1071がN番目のパケットを受信し(S300)、次にN+1番目のパケットを受信したときは(S310の「YES」)、処理を終了する。 【0056】 パケットリカバリープログラムは、VoIP手段1071がN番目のパケットを受信し(S300)、次にN+2番目のパケットを受信したときは(S310の「NO」かつS320の「YES」)、N+1番目のパケットを生成し(S330)処理を終了する。 【0057】 なお、N番目のパケットを受信した時からある時間内にN+1番目のVoIPパケットが受信できない場合に、N+1番目のパケットを生成することもできる。 【図面の簡単な説明】 【0058】 【図1】本発明のIP端末装置の基本構成を示す図であり、(A)はVoIPパケット受信手段とVoIPパケット蓄積手段とパケットリカバリー手段により構成されるIP端末装置を示す図、(B)はVoIPパケット受信手段とVoIPパケット蓄積手段とリカバリーパケット生成手段により構成されるIP端末装置を示す図、(C)はVoIPパケット受信手段とVoIPパケット蓄積手段とパケット生成手段により構成されるIP端末装置を示す図である。 【図2】本発明のIP通信端末の具体的な一実施形態を示すIP電話機のブロック図である。 【図3】本発明のIP通信端末の他の実施形態を示すIPアダプタのブロック図である。 【図4】図1(A)のIP端末装置が図2のIP電話機として構成されるときの、当該IP電話機の処理を示すフローチャートである。 【図5】図1(B)のIP端末装置が図2のIP電話機として構成されるときの、当該IP電話機の処理を示すフローチャートである。 【図6】図1(C)のIP端末装置が図2のIP電話機として構成されるときの、当該IP電話機の処理を示すフローチャートである。 【符号の説明】 【0059】 1A,1B,1C IP端末装置 11 VoIPパケット受信手段 12 VoIPパケット蓄積手段 13A,13B,13C パケットリカバリー手段 14 音声再生手段 100 IP電話機 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 操作入力・表示部 105 ハンドセット 106 通話回路 1071 制御IP手段 1072 VoIP手段 108 回線接続I/F
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成19年9月18日(2007.9.18) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083231 【弁理士】 【氏名又は名称】紋田 誠
【識別番号】100112287 【弁理士】 【氏名又は名称】逸見 輝雄
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| 【公開番号】 |
特開2008−48435(P2008−48435A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月28日(2008.2.28) |
| 【出願番号】 |
特願2007−240872(P2007−240872) |
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