| 【発明の名称】 |
無線通信システムにおいて伝送エラーを処理する方法及び装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】郭 豊旗
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| 【要約】 |
【課題】無線通信システムのHARQ送信端において伝送エラーを処理し、ローカルACK信号の誤送やNACK−ACKエラーの欠落を回避する方法及び装置に関する方法及び装置を提供する。
【構成】方法は、第一パケットに対応する第一ACK信号が受信されると、第一パケットに対応する計数指標を確立し、上記計数指標が所定最大値になると、ローカルACK信号をARQ送信端に送信するステップからなる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 無線通信システムのHARQ(ハイブリッド自動リピート要求)送信端において伝送エラーを処理する方法であって、 第一パケットに対応する第一ACK(肯定応答)信号が受信されると、第一パケットに対応する計数指標を確立し、 上記計数指標が所定最大値になると、ローカルACK信号をARQ(自動リピート要求)送信端に送信するステップからなることを特徴とする伝送エラー処理方法。 【請求項2】 前記計数指標の初期値は0であることを特徴とする請求項1記載の伝送エラー処理方法。 【請求項3】 前記方法は更に、パケット伝送を確立するときに計数指標に1を加算するステップを含み、該パケット伝送とは初送と再送を含むことを特徴とする請求項2記載の伝送エラー処理方法。 【請求項4】 前記方法は更に、 第一パケットの後に伝送される第二パケットを確立し、 1RTT(ラウンドトリップ時間)内に第二パケットに対応する返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、ローカルACK信号をARQ送信端に送信し、計数指標を削除するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の伝送エラー処理方法。 【請求項5】 前記第二パケットに対応する返送信号はACK(肯定応答)信号であることを特徴とする請求項4記載の伝送エラー処理方法。 【請求項6】 前記第二パケットに対応する返送信号はNACK(否定応答)信号であることを特徴とする請求項4記載の伝送エラー処理方法。 【請求項7】 前記方法は更に、計数指標が所定最大値になる前にNACK−ACKエラーが受信された場合に、ローカルNACK信号をARQ送信端に送信し、計数指標を削除するステップを含むことを特徴とする請求項1記載の伝送エラー処理方法。 【請求項8】 HARQプロセスの伝送エラーを処理する、無線通信システムに用いられる通信装置であって、 通信装置の機能を実現させる制御回路と、 制御回路の中に設けられ、プログラムコードを実行して制御回路を制御する中央処理装置(CPU)と、 制御回路の中でCPUに結合されるように設けられ、プログラムコードを保存するための保存装置とを含み、そのうちプログラムコードは、 第一パケットに対応する第一ACK信号が受信されると、第一パケットに対応する計数指標を確立し、 上記計数指標が所定最大値になると、ローカルACK信号をARQ送信端に送信するステップを含むことを特徴とする通信装置。 【請求項9】 前記計数指標の初期値は0であることを特徴とする請求項8記載の通信装置。 【請求項10】 前記プログラムコードは更に、パケット伝送を確立するときに計数指標に1を加算するステップを含み、該パケット伝送とは初送と再送を含むことを特徴とする請求項9記載の通信装置。 【請求項11】 前記プログラムコードは更に、 第一パケットの後に伝送される第二パケットを確立し、 1RTT内に第二パケットに対応する返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、ローカルACK信号をARQ送信端に送信し、計数指標を削除するステップを含むことを特徴とする請求項8記載の通信装置。 【請求項12】 前記第二パケットに対応する返送信号はACK信号であることを特徴とする請求項11記載の通信装置。 【請求項13】 前記第二パケットに対応する返送信号はNACK信号であることを特徴とする請求項11記載の通信装置。 【請求項14】 前記プログラムコードは更に、計数指標が所定最大値になる前にNACK−ACKエラーが受信された場合に、ローカルNACK信号をARQ送信端に送信し、計数指標を削除するステップを含むことを特徴とする請求項8記載の通信装置。 【請求項15】 無線通信システムのHARQ送信端において伝送エラーを処理する方法であって、 第一パケットに対応する第一ACK信号をHARQ受信端から受信し、 第一パケットに次ぐ第二パケットを確立するとともに、第一パケットに対応するタイマーを確立し、 上記タイマーの時間が所定時間になると、ローカルACK信号をARQ送信端に送信するステップからなることを特徴とする伝送エラー処理方法。 【請求項16】 前記方法は更に、タイマーの時間が所定時間になる前にNACK−ACKエラーが受信された場合に、ローカルNACK信号をARQ送信端に送信し、タイマーを削除するステップを含むことを特徴とする請求項15記載の伝送エラー処理方法。 【請求項17】 前記方法は更に、タイマーの時間が所定時間になる前、1RTT内に第二パケットに対応する返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、ローカルACK信号をARQ送信端に送信し、タイマーを削除するステップを含むことを特徴とする請求項15記載の伝送エラー処理方法。 【請求項18】 前記第二パケットに対応する返送信号はACK信号であることを特徴とする請求項17記載の伝送エラー処理方法。 【請求項19】 前記第二パケットに対応する返送信号はNACK信号であることを特徴とする請求項17記載の伝送エラー処理方法。 【請求項20】 前記所定時間はHARQプロセスのRTTの倍数であることを特徴とする請求項15記載の伝送エラー処理方法。 【請求項21】 HARQプロセスの伝送エラーを処理する、無線通信システムに用いられる通信装置であって、 通信装置の機能を実現させる制御回路と、 制御回路の中に設けられ、プログラムコードを実行して制御回路を制御するCPUと、 制御回路の中でCPUに結合されるように設けられ、プログラムコードを保存するための保存装置とを含み、そのうちプログラムコードは、 第一パケットに対応する第一ACK信号をHARQ受信端から受信し、 第一パケットに次ぐ第二パケットを確立するときに、第一パケットに対応するタイマーを確立し、 上記タイマーの時間が所定時間になると、ローカルACK信号をARQ送信端に送信するステップを含むことを特徴とする通信装置。 【請求項22】 前記プログラムコードは更に、タイマーの時間が所定時間になる前にNACK−ACKエラーが受信された場合に、ローカルNACK信号をARQ送信端に送信し、タイマーを削除するステップを含むことを特徴とする請求項21記載の通信装置。 【請求項23】 前記プログラムコードは更に、タイマーの時間が所定時間になる前、1RTT内に第二パケットに対応する返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、ローカルACK信号をARQ送信端に送信し、タイマーを削除するステップを含むことを特徴とする請求項21記載の通信装置。 【請求項24】 前記第二パケットに対応する返送信号はACK信号であることを特徴とする請求項23記載の通信装置。 【請求項25】 前記第二パケットに対応する返送信号はNACK信号であることを特徴とする請求項23記載の通信装置。 【請求項26】 前記所定時間はHARQプロセスのRTTの倍数であることを特徴とする請求項21記載の通信装置。 【請求項27】 無線通信システムのHARQ送信端において伝送エラーを処理する方法であって、 複数のイベントのうちいずれかが発生すると、第一パケットに対応する計数指標を確立し、 返送信号及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーが受信された場合に、同エラーを無視して計数指標を削除し、 返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、計数指標を削除し、 計数指標が所定最大値になると、同計数指標を削除するステップからなることを特徴とする伝送エラー処理方法。 【請求項28】 前記計数指標の初期値は0であることを特徴とする請求項27記載の伝送エラー処理方法。 【請求項29】 前記方法は更に、パケット伝送を確立するときに計数指標に1を加算するステップを含み、該パケット伝送とは初送と再送を含むことを特徴とする請求項28記載の伝送エラー処理方法。 【請求項30】 前記複数のイベントは、 HARQ送信端において再送最大回数になって第一パケットの再送があきらめられたことと、 第一パケットの再送より別の初送が優先されることを含むことを特徴とする請求項27記載の伝送エラー処理方法。 【請求項31】 前記返送信号はACK信号であることを特徴とする請求項27記載の伝送エラー処理方法。 【請求項32】 前記返送信号はNACK信号であることを特徴とする請求項27記載の伝送エラー処理方法。 【請求項33】 HARQプロセスの伝送エラーを処理する、無線通信システムに用いられる通信装置であって、 通信装置の機能を実現させる制御回路と、 制御回路の中に設けられ、プログラムコードを実行して制御回路を制御するCPUと、 制御回路の中でCPUに結合されるように設けられ、プログラムコードを保存するための保存装置とを含み、そのうちプログラムコードは、 複数のイベントのうちいずれかが発生すると、第一パケットに対応する計数指標を確立し、 返送信号及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーが受信された場合に、同エラーを無視して計数指標を削除し、 返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、計数指標を削除し、 計数指標が所定最大値になると、同計数指標を削除するステップを含むことを特徴とする通信装置。 【請求項34】 前記計数指標の初期値は0であることを特徴とする請求項33記載の通信装置。 【請求項35】 前記方法は更に、パケット伝送を確立するときに計数指標に1を加算するステップを含み、該パケット伝送とは初送と再送を含むことを特徴とする請求項34記載の通信装置。 【請求項36】 前記複数のイベントは、 HARQ送信端において再送最大回数になって第一パケットの再送があきらめられたことと、 第一パケットの再送より別の初送が優先されることを含むことを特徴とする請求項33記載の通信装置。 【請求項37】 前記返送信号はACK信号であることを特徴とする請求項33記載の通信装置。 【請求項38】 前記返送信号はNACK信号であることを特徴とする請求項33記載の通信装置。 【請求項39】 無線通信システムのHARQ送信端において伝送エラーを処理する方法であって、 第一パケットに次ぐ第二パケットを確立するとき、複数のイベントのうちいずれかが発生すれば、第一パケットに対応するタイマーを確立し、 返送信号及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーが受信された場合に、同エラーを無視してタイマーを削除し、 返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、タイマーを削除し、 タイマー時間が所定時間になると、同タイマーを削除するステップからなることを特徴とする伝送エラー処理方法。 【請求項40】 前記複数のイベントは、 HARQ送信端において再送最大回数になって第一パケットの再送があきらめられたことと、 第一パケットの再送より別の初送が優先されることを含むことを特徴とする請求項39記載の伝送エラー処理方法。 【請求項41】 前記所定時間はHARQプロセスのRTTの倍数であることを特徴とする請求項39記載の伝送エラー処理方法。 【請求項42】 前記返送信号はACK信号であることを特徴とする請求項39記載の伝送エラー処理方法。 【請求項43】 前記返送信号はNACK信号であることを特徴とする請求項39記載の伝送エラー処理方法。 【請求項44】 HARQプロセスの伝送エラーを処理する、無線通信システムに用いられる通信装置であって、 通信装置の機能を実現させる制御回路と、 制御回路の中に設けられ、プログラムコードを実行して制御回路を制御するCPUと、 制御回路の中でCPUに結合されるように設けられ、プログラムコードを保存するための保存装置とを含み、そのうちプログラムコードは、 第一パケットに次ぐ第二パケットを確立するとき、複数のイベントのうちいずれかが発生すれば、第一パケットに対応するタイマーを確立し、 返送信号及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーが受信された場合に、同エラーを無視してタイマーを削除し、 返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、タイマーを削除し、 タイマー時間が所定時間になると、同タイマーを削除するステップを含むことを特徴とする通信装置。 【請求項45】 前記複数のイベントは、 HARQ送信端において再送最大回数になって第一パケットの再送があきらめられたことと、 第一パケットの再送より別の初送が優先されることを含むことを特徴とする請求項44記載の通信装置。 【請求項46】 前記所定時間はHARQプロセスのRTTの倍数であることを特徴とする請求項44記載の通信装置。 【請求項47】 前記返送信号はACK信号であることを特徴とする請求項44記載の通信装置。 【請求項48】 前記返送信号はNACK信号であることを特徴とする請求項44記載の通信装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は無線通信システムにおいて伝送エラーを処理する方法及び装置に関し、特にHARQ(ハイブリッド自動リピート要求)プロセスにおいてNACK(否定応答)−ACK(肯定応答)エラーを正確に検出し、パケット紛失及び上位層パケットの伝送遅延を回避する方法及び装置に関する。 【背景技術】 【0002】 第三世代移動通信技術は高いスペクトル利用効率、高カバー率、良好な通話品質と高速マルチメディア伝送を特長とし、QoS(サービス品質)要求に対応して柔軟性のある双方向通信を提供し、通話品質を向上させ、通話中断率を低減させることができる。 【0003】 LTE(long term evolution)無線通信システムは、第三世代移動通信システム(例えばUMTS(universal mobile telecommunication system))をベースにした先進高速無線システムである。LTE無線通信システムはパケット交換のみサポートすればよく、そのRLC(無線リンク制御)層とMAC(媒体アクセス制御)層は同一の通信プロトコル層として統合されているため、システム構造が簡単である。 【0004】 第三世代移動通信システムのMACエンティティーは一般にHARQ(ハイブリッド自動リピート要求)機能をサポートする。HARQはFEC(フィードフォワード誤り訂正)とARQ(自動リピート要求)を統合した技術である。一方、RLCエンティティーは特定の手段(例えばシーケンス番号検査)でARQを実行することが可能である。ただしこの方法は動作が複雑で再送効率が低いため、外部ARQ(outer ARQ)とも呼ばれる。 【0005】 外部ARQとHARQを併用するLTE無線通信システムにおいて、外部ARQを簡素化して再送効率を向上させるべく、従来の技術は、下記に示すような外部ARQの不足をHARQで補う方法を提供する。 【0006】 詳しく言えば、種々の状況に応じてHARQ送信端でローカルACK/NACK信号をARQ送信端に送信することを内容とする方法である。そのうちローカルNACKは下記条件が満たされた場合に送信される。 1.再送可能な最大回数に達し、HARQ送信端が再送をあきらめる場合。 【0007】 2.NACKをACKと誤判するエラー(NACK−ACK エラー)がHARQ送信端に報知された場合。 あるARQパケットについて、一定時間内に上記条件のいずれも満たされない場合では、HARQ送信端はローカルACK信号をARQ送信端に送信する。この一定時間は、HARQプロセスにおいてNACK−ACKエラーを回避するための保護時間とみなすことができる。 従来の方法はARQを簡素化し、紛失パケットを早急に検出して信号伝送を減らすことができるが、それに伴ってNACK−ACKエラーが欠落したり誤判されたりすることもある。詳しくは次に説明する。 【0008】 HARQプロセスにおいて、HARQ受信端で再送パケットの受信が予想されたが、実際に受信されたのは初送パケットである場合、HARQ受信端はNACK−ACKエラーが発生したと判断し、その旨をHARQ送信端に報知する。言い換えれば、HARQ受信端がパケットについてACK信号を返送するとき、NACK−ACKエラーの有無は、HARQ送信端により次の伝送が確立され、パケットがHARQ受信端に到着するまでは判断できない。しかし、伝送や資源の負荷が重いとき、サービス品質に応じて伝送が後回しにされるとき、あるいは送信端のバッファが混み合っているときなど、次のパケットが上記一定時間が経った以降に到着する場合もある。そうなると、HARQ受信端においてNACK−ACKエラーが検出されたとしても、一定時間内にHARQ送信端に届かなければ、HARQ送信端は予定通りにローカルACK信号をARQ送信端に送信する。したがって、一定時間を予め設定する方法では、NACK−ACKエラー報告が欠落する場合もある。その解決策として一定時間を延長することも考えられるが、一定時間を延長するとローカルACK信号の返送時間が遅れ、上位層(RLC層)でのHARQ処理効率が低下することは免れない。 【0009】 また、HARQ受信端において次のパケットが再送であると予想されたが、実際に受信されたのは初送パケットである場合では、前のパケットについてNACK−ACKエラーが発生したと判断される。しかし、次のパケットが初送となったのは必ずしもNACK−ACKエラーによるものでなく、HARQ送信端において前のパケットについて再送最大回数が達成され、再送があきらめられたことによる場合もある。後者の場合、HARQ受信端においてNACK−ACKエラーと判断されたのは誤判である。これを回避するため、従来の方法では、HARQ受信端において前回のHARQプロセスの終了原因を示す原因値(cause value)を含んだ制御ビットが利用される。例えば、制御ビットの原因値が0であることは、前回のHARQプロセスはACK信号の受信により終了したことを示し、原因値が1であることは、前回のHARQプロセスはACK信号の受信により終了したのでなく、再送最大回数になったことや、再送より別の初送が優先されることにより終了したことを示すように設定することができる。優先機能(pre−emption)を有するHARQ伝送システムでは、高優先のサービスデータは低優先のものより早く送信される。以上の方法を利用すれば、HARQ受信端では再送最大回数の達成や送信の優先性により影響されることなく、NACK−ACKエラーの有無を正確に判断できる。もっとも注意すべきは、制御信号の処理にあたって貴重な無線資源が費やされるため、システム効率に影響しないように、制御信号をできるだけ抑えることが望ましい。 【0010】 制御ビットの添付でNACK−ACKエラーの誤判を回避するほか、従来の技術ではHARQ受信端で再送最大回数を計算してもよい。しかし、再送最大回数になると同時にNACK−ACKエラーが発生すれば、HARQ受信端はこのNACK−ACKエラーを通報できず、HARQ送信端はパケットが受信されたと判断して次の伝送を確立し、パケットはそれによって紛失してしまう。のみならず、上記方法は優先機能を有するシステムには適用できない。再送最大回数になる前に実行中の再送プロセスが次の伝送より後回しにされた場合では、対応する手段がないため、HARQ受信端においてNACK−ACKエラーと誤判されることは回避できない。 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0011】 本発明は前述の問題を解決するため、無線通信システムのHARQ送信端において伝送エラーを処理し、ローカルACK信号の誤送やNACK−ACKエラーの欠落を回避する方法及び装置に関する方法及び装置を提供することを課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0012】 本発明は、無線通信システムのHARQ(ハイブリッド自動リピート要求)送信端において伝送エラーを処理する方法を提供する。該方法は、第一パケットに対応する第一ACK(肯定応答)信号が受信されると、第一パケットに対応する計数指標を確立し、上記計数指標が所定最大値になると、ローカルACK信号をARQ(自動リピート要求)送信端に送信するステップからなる。 【0013】 本発明は更に、HARQプロセスの伝送エラーを処理する、無線通信システムに用いられる通信装置を提供する。該通信装置は、通信装置の機能を実現させる制御回路と、制御回路の中に設けられ、プログラムコードを実行して制御回路を制御する中央処理装置(CPU)と、制御回路の中でCPUに結合されるように設けられ、プログラムコードを保存するための保存装置とを含む。該プログラムコードは、第一パケットに対応する第一ACK信号が受信されると、第一パケットに対応する計数指標を確立し、上記計数指標が所定最大値になると、ローカルACK信号をARQ送信端に送信するステップを含む。 【0014】 本発明は更に、無線通信システムのHARQ送信端において伝送エラーを処理する方法を提供する。該方法は、第一パケットに対応する第一ACK信号をHARQ受信端から受信し、第一パケットに次ぐ第二パケットを確立するとともに、第一パケットに対応するタイマーを確立し、上記タイマーの時間が所定時間になると、ローカルACK信号をARQ送信端に送信するステップからなる。 本発明は更に、HARQプロセスの伝送エラーを処理する、無線通信システムに用いられる通信装置を提供する。該通信装置は、通信装置の機能を実現させる制御回路と、制御回路の中に設けられ、プログラムコードを実行して制御回路を制御するCPUと、制御回路の中でCPUに結合されるように設けられ、プログラムコードを保存するための保存装置とを含む。該プログラムコードは、第一パケットに対応する第一ACK信号をHARQ受信端から受信し、第一パケットに次ぐ第二パケットを確立するときに、第一パケットに対応するタイマーを確立し、上記タイマーの時間が所定時間になると、ローカルACK信号をARQ送信端に送信するステップを含む。 【0015】 本発明は更に、無線通信システムのHARQ送信端において伝送エラーを処理する方法を提供する。該方法は、複数のイベントのうちいずれかが発生すると、第一パケットに対応する計数指標を確立し、返送信号及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーが受信された場合に、同エラーを無視して計数指標を削除し、返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、計数指標を削除し、計数指標が所定最大値になると、同計数指標を削除するステップからなる。 【0016】 本発明は更に、HARQプロセスの伝送エラーを処理する、無線通信システムに用いられる通信装置を提供する。該通信装置は、通信装置の機能を実現させる制御回路と、制御回路の中に設けられ、プログラムコードを実行して制御回路を制御するCPUと、制御回路の中でCPUに結合されるように設けられ、プログラムコードを保存するための保存装置とを含む。該プログラムコードは、複数のイベントのうちいずれかが発生すると、第一パケットに対応する計数指標を確立し、返送信号及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーが受信された場合に、同エラーを無視して計数指標を削除し、返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、計数指標を削除し、計数指標が所定最大値になると、同計数指標を削除するステップを含む。 【0017】 本発明は更に、無線通信システムのHARQ送信端において伝送エラーを処理する方法を提供する。該方法は、第一パケットに次ぐ第二パケットを確立するとき、複数のイベントのうちいずれかが発生すれば、第一パケットに対応するタイマーを確立し、返送信号及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーが受信された場合に、同エラーを無視してタイマーを削除し、返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、タイマーを削除し、タイマー時間が所定時間になると、同タイマーを削除するステップからなる。 【0018】 本発明は更に、HARQプロセスの伝送エラーを処理する、無線通信システムに用いられる通信装置を提供する。該通信装置は、通信装置の機能を実現させる制御回路と、制御回路の中に設けられ、プログラムコードを実行して制御回路を制御するCPUと、制御回路の中でCPUに結合されるように設けられ、プログラムコードを保存するための保存装置とを含む。該プログラムコードは、第一パケットに次ぐ第二パケットを確立するとき、複数のイベントのうちいずれかが発生すれば、第一パケットに対応するタイマーを確立し、返送信号及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーが受信された場合に、同エラーを無視してタイマーを削除し、返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、タイマーを削除し、タイマー時間が所定時間になると、同タイマーを削除するステップを含む。 【発明の効果】 【0019】 本発明はローカルACK信号の返送について、ローカルACK返送時間を遅らせることなくNACK−ACKエラーの欠落や誤判を解消することができる。NACK−ACKエラーの検出については別途の制御信号を不要とするため、優先機能を有する通信システムに適する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 かかる方法及び装置の特徴を詳述するために、具体的な実施例を挙げ、図示を参照して以下に説明する。 【0021】 図1を参照する。図1は無線通信システムの無線通信装置100のブロック図であり、説明を簡素化するため、図1は無線通信装置100の入力装置102、出力装置104、制御回路106、CPU(中央処理装置)108、保存装置110、プログラムコード112及びトランシーバー114のみ描くとする。無線通信装置100では、制御回路106はCPU108を用いて保存装置110に保存されるプログラムコード112を実行し、無線通信装置100の動作を制御する。入力装置102(例えばキーボード)はユーザーが入力した信号を受信し、出力装置104(スクリーン、スピーカーなど)は映像、音声などの信号を出力する。無線信号を受発信するトランシーバー114は受信した信号を制御回路106に送信し、または制御回路106による信号を無線で出力する。言い換えれば、通信プロトコルに当てはめれば、トランシーバー114は第一層の一部とされ、制御回路106は第二層と第三層の機能を実行する装置とされる。望ましくは、無線通信装置100は第三世代移動通信システムの一部である。 【0022】 図2を参照する。図2は図1に示すプログラムコード112を表す説明図である。アプリケーション層200と、第三層インターフェイス202と、第二層インターフェイス206からなるプログラムコード112は、第一層インターフェイス218と接続されている。第二層インターフェイス206はRLC(無線リンク制御)エンティティー224とMAC(媒体アクセス制御)エンティティー226を含む。RLCエンティティー224は種々の送信品質に応じて伝送データや制御指令に対し、分割、再組み立て、連結、パディング、再送、暗号化、シーケンスチェック、重複検出などの処理を行う。MACエンティティー226は第三層インターフェイス(RRC層=無線資源制御層)202の無線資源配分指令に従って、RLCエンティティー224から別々の論理チャンネルに属するパケットを一般、共通または専用チャンネルに対応させ、チャンネルマッピング、マルチプレクシング、伝送形式選択、ランダムアクセス制御などのプロセスを実行する。 【実施例1】 【0023】 LTEなどの先進型高速無線通信システムはパケット交換のみサポートすればよいため、そのRLCエンティティー224とMACエンティティー226は同一のプロトコルエンティティーとして統合されており、システム構造が簡単である。本発明は、NACK−ACKエラーの検出手段を改善し、ローカルACK信号の誤送やNACK−ACKエラーの欠落を解消するための伝送エラー処理プログラムコード220を提供する。図3を参照する。図3は本発明の実施例1による方法30を表すフローチャートである。下記方法30は無線通信システムのHARQ送信端におけるローカルACK信号に関する伝送エラーの処理に用いられ、伝送エラー処理プログラムコード220としてコンパイルすることができる。 ステップ300:開始。 【0024】 ステップ302:第一パケットに対応する第一ACK信号が受信されると、第一パケットに対応する計数指標を確立する。 【0025】 ステップ304:上記計数指標が所定最大値になると、ローカルACK信号をARQ送信端に送信する。 【0026】 ステップ306:終了。 上記方法30では、計数指標の初期値は0とされ、第一パケットが確立された後、パケット伝送(初送または再送)が確立されるたびに計数指標に1が加算される。第二パケットの確立後、RTT(ラウンドトリップ時間)ごとにHARQ送信端で第二パケットについてACK信号やNACK信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合は、ローカルACK信号をARQ送信端に送信し、計数指標を削除する。それに対して、計数指標が所定最大値になる前にHARQ送信端でNACK−ACKエラーが受信された場合は、ローカルNACK信号をARQ送信端に送信し、計数指標を削除する。 【実施例2】 【0027】 したがって、上記方法30によるHARQプロセスにおいて、HARQ送信端によりパケットに対応する計数指標が確立された後、NACK−ACKエラーの欠落を回避するため、RTTごとに下記方法40を実行することができる。図4を参照する。図4は本発明の実施例2による方法40を表すフローチャートである。計数指標COUNT1が確立され初期値を0とされた場合では、HARQ送信端は計数指標COUNT1が削除されるまで、RTTごとに下記方法40を実行する。同方法40は伝送エラー処理プログラムコード220としてコンパイルすることができる。 ステップ400:開始。 【0028】 ステップ402:ACK信号やNACK信号が受信されたかどうかを判断する。受信された場合はステップ404に進み、未受信の場合はステップ406に進む。 【0029】 ステップ404:NACK−ACKエラーが受信されたかどうかを判断する。受信された場合はステップ408に進み、未受信の場合はステップ410に進む。 【0030】 ステップ406:計数指標COUNT1が所定最大値MAX1になったかどうかを判断する。最大値になった場合はステップ410に進み、そうでない場合はステップ414に進む。 【0031】 ステップ408:ローカルNACK信号Local_NACKをARQ送信端ARQに送信し、ステップ412に進む。 【0032】 ステップ410:ローカルACK信号Local_ACKをARQ送信端ARQに送信し、ステップ412に進む。 【0033】 ステップ412:計数指標COUNT1を削除する。 【0034】 ステップ414:終了。 HARQ送信端において上記方法40が実行された後、計数指標COUNT1が削除されていなければ、次の伝送(初送または再送)が確立されるたびに計数指標COUNT1に1が加算される。上記ステップ402は、HARQ送信端で伝送が確立され、HARQ受信端がそれについて受信状態を報知することを示す。上記計数指標COUNT1を利用すれば、前のパケットについて肯定応答がなされ、対応する計数指標が確立された後、次の伝送の確立時間が遅れても、HARQ受信端はNACK−ACKエラーの有無は正確に判断し、HARQ送信端はそれに基づいてローカルACKやローカルNACK信号を正確に送信することができる。 【実施例3】 【0035】 図5を参照する。図5は本発明の実施例3による方法50を表すフローチャートである。下記方法50は無線通信システムのHARQ送信端で行われ、タイマーでローカルACK信号に関する伝送エラーを処理することを内容とする。同方法50は伝送エラー処理プログラムコード220としてコンパイルすることができる。 ステップ500:開始。 【0036】 ステップ502:第一パケットに対応する第一ACK信号をHARQ送信端から受信する。 【0037】 ステップ504:第一パケットに次ぐ第二パケットを確立するとともに、第一パケットに対応するタイマーを確立する。 【0038】 ステップ506:上記タイマーの時間が所定時間になると、ローカルACK信号をARQ送信端に送信する。 【0039】 ステップ508:終了。 上記方法50によれば、HARQ送信端で第一パケットに対応する第一ACK信号が受信された後、第二パケットが確立されるとともに第一パケットに対応するタイマーも確立される。このタイマー時間が所定時間になる前にNACK−ACKエラーが受信された場合、HARQ送信端はローカルNACKをARQ送信端に送信し、タイマーを削除する。一方、タイマーの時間が所定時間になる前に、1RTT内において第二パケットに対応するACK信号やNACK信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合は、ローカルACK信号をARQ送信端に送信し、タイマーを削除する。所定時間としてHARQプロセスのRTTの倍数に設定することが一般である。 【0040】 従来のHARQ送信端は前の伝送(第一パケット)についてACK信号が受信されたとときにタイマーを起動する。そのため、次の伝送の確立時間が所定時間を超えれば、HARQ受信端は所定時間内にNACK−ACKエラーを検出できず、従来のHARQ送信端は所定時間の満了後にローカルACK信号をARQ送信端に送信する。それと比べ、上記方法50では、HARQ送信端は次の伝送(第二パケット)が確立された後に計時を開始させる。そうすると、次の伝送の確立時間が遅れても、HARQ送信端は所定時間内にNACK−ACKエラーを返送し、HARQ送信端はローカルACK信号やローカルNACK信号を正確に送信することができる。 【実施例4】 【0041】 あるパケットに対応するACK信号を受信して次の伝送を確立するとき、HARQ送信端で当該パケットについてタイマーTIMER1を確立する。タイマーTIMER1による計時が始まると、NACK−ACKエラーの欠落を回避するため、HARQ送信端はタイマーTIMER1が削除されるまで、RTTごとに下記方法60を実行する。図6を参照する。図6は本発明の実施例4による方法60を表すフローチャートである。下記方法60は伝送エラー処理プログラムコード220としてコンパイルすることができる。 ステップ600:開始。 【0042】 ステップ602:ACK信号やNACK信号が受信されたかどうかを判断する。受信された場合はステップ604に進み、未受信の場合はステップ606に進む。 【0043】 ステップ604:NACK−ACKエラーが受信されたかどうかを判断する。受信された場合はステップ608に進み、未受信の場合はステップ610に進む。 【0044】 ステップ606:タイマーTIMER1が所定時間T1になったかどうかを判断する。所定時間になった場合はステップ610に進み、そうでない場合はステップ614に進む。 【0045】 ステップ608:ローカルNACK信号Local_NACKをARQ送信端ARQに送信し、ステップ612に進む。 【0046】 ステップ610:ローカルACK信号Local_ACKをARQ送信端ARQに送信し、ステップ612に進む。 【0047】 ステップ612:タイマーTIMER1を削除する。 【0048】 ステップ614:終了。 上記ステップ602は、HARQ送信端で伝送が確立され、HARQ受信端がそれについて受信状態を報知することを示す。タイマーTIMER1が所定時間T1になる前にNACK−ACKエラーが受信された場合では、ローカルNACK信号Local_NACKをARQ送信端ARQに送信する。それに対して、タイマーTIMER1が所定時間T1になるまでNACK−ACKエラーが受信されなかった場合は、ローカルACK信号Local_ACKをARQ送信端ARQに送信する。RTTごとに上記方法60を実行すれば、HARQ受信端は所定時間内にNACK−ACKエラーを返送し、HARQ送信端はローカルACK信号やローカルNACK信号を正確に送信することができる。 【実施例5】 【0049】 図7を参照する。図7は本発明の実施例5による方法70を表すフローチャートである。下記方法70は無線通信システムのHARQ送信端におけるNACK−ACKエラーに関する伝送エラーの処理に用いられ、伝送エラー処理プログラムコード220としてコンパイルすることができる。 ステップ700:開始。 【0050】 ステップ702:第一パケットに関する複数のイベントのうちいずれかが発生すると、第一パケットに対応する計数指標を確立する。 【0051】 ステップ704:返送信号及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーが受信された場合に、同エラーを無視し、計数指標を削除する。 【0052】 ステップ706:返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、計数指標を削除する。 【0053】 ステップ708:計数指標が所定最大値になると、同計数指標を削除する。 【0054】 ステップ710:終了 上記方法70では、計数指標の初期値は0とされる。複数のイベントとしては、HARQ送信端で再送最大回数の達成により第一パケットの再送をあきらめることや、別の初送が第一パケットの再送より優先されることが望ましい。このようなイベントに伴い、HARQ受信端では予期された再送パケットでなく初送パケットが受信され、NACK−ACKエラーの誤判が発生する。したがって、計数指標の確立後、HARQ送信端はRTTごとにACK信号やNACK信号の受信状態、及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーの有無を確認する必要がある。ACK信号やNACK信号及びNACK−ACKエラーが受信された場合では、NACK−ACKエラーを無視して計数指標を削除する。というのも、このときに検出されたNACK−ACKエラーはHARQ受信端の誤判によるものであって、無視すればよいからである。ACK信号やNACK信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合も、計数指標を削除する。ACK信号やNACK信号が受信されず、計数指標も所定最大値になっていない場合では、HARQ送信端は次の伝送(初送または再送)を確立するときに計数指標に1を加算する。その後、計数指標が所定最大値になれば、HARQ送信端はそれを削除する。したがって、上記方法70では、HARQ受信端において前の伝送が終了した原因を示すための制御ビットを利用しなくてもよく、NACK−ACKエラーの誤判によりHARQ送信端がローカルNACK信号をARQ送信端に誤送することも回避できる。上記方法70は優先機能を有する通信システムにも適し、誤判によるパケット再送を回避して無線資源を節減することができる。 【実施例6】 【0055】 図8を参照する。図8は本発明の実施例6による方法80を表すフローチャートである。下記方法80は無線通信システムのHARQ送信端におけるNACK−ACKエラーに関する伝送エラーの処理に用いられ、伝送エラー処理プログラムコード220としてコンパイルすることができる。 ステップ800:開始。 【0056】 ステップ802:第一パケットに次ぐ第二パケットを確立するとき、第一パケットに関する複数のイベントのうちいずれかが発生すれば、第一パケットに対応するタイマーを確立する。 【0057】 ステップ804:返送信号及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーが受信された場合に、同エラーを無視し、タイマーを削除する。 【0058】 ステップ806:返送信号が受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合に、タイマーを削除する。 【0059】 ステップ808:タイマー時間が所定時間になると、同タイマーを削除する。 【0060】 ステップ810:終了 上記方法80において、複数のイベントとしては、HARQ送信端で再送最大回数の達成により第一パケットの再送をあきらめることや、別の初送が第一パケットの再送より優先されることが望ましい。このようなイベントが発生すると、HARQ受信端では、予期された再送パケットでなく初送パケットが受信されたことにより、NACK−ACKエラーの誤判が発生する。したがって、タイマーが始まった後、HARQ送信端はRTTごとにACK信号やNACK信号の受信状態、及び第一パケットに対応するNACK−ACKエラーの有無を確認する。ACK信号やNACK信号及びNACK−ACKエラーが受信された場合では、NACK−ACKエラーを無視してタイマーを削除する。というのも、このときに検出されたNACK−ACKエラーはHARQ受信端の誤判によるものであって、無視すればよいからである。ACK信号やNACK信号のみ受信されたが、NACK−ACKエラーが受信されなかった場合も、タイマーを削除する。タイマー時間が所定時間になると、HARQ送信端はそれを削除する。所定時間としてはHARQプロセスのRTTの倍数に設定することが望ましい。したがって、上記方法80では、HARQ受信端において前の伝送が終了した原因を示すための制御ビットは利用しなくてもよく、NACK−ACKエラーの誤判によりHARQ送信端がローカルNACK信号をARQ送信端に誤送することも回避できる。上記方法80は優先機能を有する通信システムに適用し、誤判によるパケット再送を回避して無線資源を節減することができる。 【0061】 総じていえば、本発明はローカルACK信号の返送について、ローカルACK返送時間を遅らせることなくNACK−ACKエラーの欠落や誤判を解消することができる。NACK−ACKエラーの検出については別途の制御信号を不要とするため、優先機能を有する通信システムに適する。 【0062】 以上は本発明に好ましい実施例であって、本発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、本発明の精神の下においてなされ、本発明に対して均等の効果を有するものは、いずれも本発明の特許請求の範囲に属するものとする。 【産業上の利用可能性】 【0063】 本発明は従来の動作条件を変更したのみであり、実施可能である。 【図面の簡単な説明】 【0064】 【図1】無線通信システムの無線通信装置のブロック図である。 【図2】図1に示すプログラムコードを表す説明図である。 【図3】本発明の実施例1による方法のフローチャートである。 【図4】本発明の実施例2による方法のフローチャートである。 【図5】本発明の実施例3による方法のフローチャートである。 【図6】本発明の実施例4による方法のフローチャートである。 【図7】本発明の実施例5による方法のフローチャートである。 【図8】本発明の実施例6による方法のフローチャートである。 【符号の説明】 【0065】 100 無線通信装置 102 入力装置 104 出力装置 106 制御回路 108 CPU 110 保存装置 112 プログラムコード 114 トランシーバー 200 アプリケーション層 202 第三層インターフェイス 206 第二層インターフェイス 218 第一層インターフェイス 220 伝送エラー処理プログラムコード 224 RLCエンティティー 226 MACエンティティー
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| 【出願人】 |
【識別番号】500029110 【氏名又は名称】華碩電腦股▲ふん▼有限公司
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| 【出願日】 |
平成19年7月6日(2007.7.6) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100070150 【弁理士】 【氏名又は名称】伊東 忠彦
【識別番号】100091214 【弁理士】 【氏名又は名称】大貫 進介
【識別番号】100107766 【弁理士】 【氏名又は名称】伊東 忠重
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| 【公開番号】 |
特開2008−17492(P2008−17492A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月24日(2008.1.24) |
| 【出願番号】 |
特願2007−178724(P2007−178724) |
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