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【発明の名称】 オーディオ/ビデオサービス受信方法並びに対応する端末及びシステム
【発明者】 【氏名】ウィレム リュッベルス

【氏名】エリック ゴティエ

【氏名】レミ ウーダイユ

【要約】 【課題】本発明の課題は、端末に対するオーディオ及び/又はビデオサービスの検出を向上させることである。

【構成】本発明は、オーディオ/ビデオサービスを受信する方法であって、オーディオ/ビデオサービスエントリポイント検出プロトコルに従って、名称変換リクエストを送信するステップと、サービスシグナリングを配信するのに使用される第1エントリポイントに対応し、第1アクセスポイントを介し第1ネットワークに関連付けされた第1ネームサーバによって提供される第1アドレスを受信するステップと、サービスシグナリングを配信するのに使用される第2エントリポイントに対応し、前記第1アクセスポイントと異なる第2アクセスポイントを介し第2ネットワークに関連付けされた第2ネームサーバによって提供される第2アドレスを受信するステップと、前記第1及び第2エントリポイントアドレスを格納するステップとを有する方法を提案する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
オーディオ/ビデオサービスエントリポイント検出プロトコルに従って、名称変換リクエストを送信するステップを有するオーディオ/ビデオサービスを受信する方法であって、
サービスシグナリングを配信するのに使用される第1エントリポイントに対応し、第1アクセスポイントを介し第1ネットワークに関連付けされた第1ネームサーバによって提供される第1アドレスを受信するステップと、
サービスシグナリングを配信するのに使用される第2エントリポイントに対応し、前記第1アクセスポイントと異なる第2アクセスポイントを介し第2ネットワークに関連付けされた第2ネームサーバによって提供される第2アドレスを受信するステップと、
前記第1及び第2エントリポイントアドレスを格納するステップと、
を有する方法。
【請求項2】
前記第1ネットワークは、インターネットタイプの有線ベースネットワークである、請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記第2ネットワークは、無線ネットワークである、請求項1又は2記載の方法。
【請求項4】
前記第2ネットワークは、デジタルビデオ送信ネットワークタイプである、請求項1乃至3何れか一項記載の方法。
【請求項5】
前記ネットワークは、DVB−S規格とDVB−T規格とを有するセットに属する規格と互換する、請求項4記載の方法。
【請求項6】
第1サービスプロバイダリストを受信するため、前記第1アドレスを介し送信されたストリームに接続するステップと、
前記第2エントリポイントアドレスを介し送信されたストリームに接続するステップと、
を有する、請求項1乃至5何れか一項記載の方法。
【請求項7】
第1サービスリストを受信するため、前記第1サービスプロバイダリストに属するアドレスにおいてストリームに接続するステップと、
第2サービスリストを受信するため、前記第2サービスプロバイダリストに属するアドレスにおいてストリームに接続するステップと、
を有する、請求項6記載の方法。
【請求項8】
前記第1サービスリストに属する第1サービス又は前記第2リストに属する第2サービスを選択するステップと、
前記第1サービスが選択された場合には前記第1アクセスポイントによって、前記第2サービスが選択された場合には前記第2アクセスポイントによって、前記選択されたサービスを受信するステップと、
を有する、請求項7記載の方法。
【請求項9】
オーディオ/ビデオサービスエントリポイント検出プロトコルに従って、名称変換リクエストを送信する手段を有する端末であって、
サービスシグナリングを配信するのに使用され、第1アクセスポイントを介し第1ネットワークに関連付けされた第1ネームサーバによって提供される第1エントリポイントアドレスを受信する手段と、
サービスシグナリングを配信するのに使用され、前記第1アクセスポイントと異なる第2アクセスポイントを介し第2ネットワークに関連付けされた第2ネームサーバによって提供される第2エントリポイントアドレスを受信する手段と、
前記第1及び第2サービスリスト配信アドレスを格納する手段と、
を有する端末。
【請求項10】
請求項9記載の少なくとも1つの端末と、前記第2ネームサーバを有する少なくとも1つのゲートウェイとを有するシステム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、デジタルテレビ伝送(又はDVB(Digital Video Broadcast))の分野に関する。より詳細には、本発明は、DVBサービス(例えば、1981年9月に刊行されたRFC791に規定されるIP(Internet Protocol)を介したDVB、すなわち、DVB−IPなど)の検出に関する。
【背景技術】
【0002】
DVB−IPは、ETSI TS102034(2005年3月に刊行された“Transport of MPEG−2 Based DVB Services over IP Based Networks”)に規定されている。
【0003】
図1に関して示されるような従来技術によると、端末10又はデコーダ(又はセットトップボックス(STB))は、ユーザがADSL(Asymmetric Data Subscriber Line)タイプなどのインターネットタイプのネットワーク1に属するビデオサーバ17により送信されるビデオ又はオーディオストリームを受信することを可能にする。ネットワーク1はまた、
・端末1に対するIPアドレス及びサブネットワークマスクの割当てを可能にするDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ16と、
・ネットワーク1に固有のものであって、IPアドレスに基づく名前の変換及びその反対を可能にするDNS(Dynamic Name Resolution)サーバ14と、
・端末10がサービスを検出することを可能にする2つのSD&S(Service Discovery and Selection protocol)サーバ12及び13と、
を有する。
【0004】
説明を簡単化するため、ネットワーク1は、単一の端末により表されている。もちろん、ネットワーク1は、サービスを受信するのに適した多数の端末を有することが可能である。
【0005】
端末10(又は端末を介したそれのユーザ)がサービスを受信することを所望するとき、それはネットワーク1を介しDHCPサーバ16からそれのIPアドレスをリクエストする。その後、それはアドレスを受信し、それが属することとなるドメインの名前と関連付けされる。その後、それは、サーバ12と13の1つによりEPDP(Entry Point Discovery Protocol)プロトコルに従ってサービスを検出することが可能なエントリポイントに対する検索を実現する。その後、サーバ12と13の1つは、サービスリストを端末に送信する。この手順は、相対的な限られたサービスリストを提供するという問題点を有する。
【特許文献1】国際公開WO2006/061434
【非特許文献1】“Digital Video Broadcasting(DVB)” ETSI STANDARDS,EUROPEAN TELECOMMUNICATIONS STANDARDS INSTITUTE,SOPHIA−ANTIPO,FR,vol.BC,no.V111,mars 2005(2005−03)
【非特許文献2】STUART CHESHIRE MARC KROCHMAL APPLE COMPUTER ET AL:“DNS−Based Service Discovery” IETF STANDARD−WORKING−DRAFT,INTERNET ENGINEERING TASK FORCE,IETF,CH,no.3,7 juin 2005(2005−06−07)
【非特許文献3】STUART CHESHIRE MARC KROCHMAL APPLE COMPUTER ET AL:“Multicast DNS” IETF STANDARD−WORKING−DRAFT,INTERNET ENGINEERING TASK FORCE,IETF,CH,no.5,7 juin 2005(2005−06−07)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来技術の上記問題点を軽減することを目的とする。より詳細には、本発明の課題は、端末に対するオーディオ及び/又はビデオサービスの検出を向上させることである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題のため、本発明は、オーディオ/ビデオサービスを受信する方法であって、
・オーディオ/ビデオサービスエントリポイント検出プロトコルに従って、名称変換リクエストを送信するステップと、
・サービスシグナリングを配信するのに使用される第1エントリポイントに対応し、第1アクセスポイントを介し第1ネットワークに関連付けされた第1ネームサーバによって提供される第1アドレスを受信するステップと、
・サービスシグナリングを配信するのに使用される第2エントリポイントに対応し、前記第1アクセスポイントと異なる第2アクセスポイントを介し第2ネットワークに関連付けされた第2ネームサーバによって提供される第2アドレスを受信するステップと、
・前記第1及び第2エントリポイントアドレスを格納するステップと、
を有する方法を提案する。
【0008】
ある特徴によると、第1及び第2ネットワークは異なる種類のものであり、例えば、前記第1ネットワークは、インターネットタイプの有線ベースネットワークであり、前記第2ネットワークは、無線ネットワークである。
【0009】
特定の実施例によると、前記第2ネットワークは、例えば、DVB−S又はDVB−T規格に互換したデジタルビデオ送信ネットワークタイプである。
【0010】
効果的には、本方法は、
・第1サービスプロバイダリストを受信するため、前記第1アドレスを介し送信されたストリームに接続するステップと、
・前記第2エントリポイントアドレスを介し送信されたストリームに接続するステップと、
を有する。
【0011】
特定の実施例によると、本方法は、
・第1サービスリストを受信するため、前記第1サービスプロバイダリストに属するアドレスにおいてストリームに接続するステップと、
・第2サービスリストを受信するため、前記第2サービスプロバイダリストに属するアドレスにおいてストリームに接続するステップと、
を有する。
【0012】
効果的な特徴によると、本方法は、
・前記第1サービスリストに属する第1サービス又は前記第2リストに属する第2サービスを選択するステップと、
・前記第1サービスが選択された場合には前記第1アクセスポイントによって、前記第2サービスが選択された場合には前記第2アクセスポイントによって、前記選択されたサービスを受信するステップと、
を有する。
【0013】
本発明はまた、
・オーディオ/ビデオサービスエントリポイント検出プロトコルに従って、名称変換リクエストを送信する手段と、
・サービスシグナリングを配信するのに使用され、第1アクセスポイントを介し第1ネットワークに関連付けされた第1ネームサーバによって提供される第1エントリポイントアドレスを受信する手段と、
・サービスシグナリングを配信するのに使用され、前記第1アクセスポイントと異なる第2アクセスポイントを介し第2ネットワークに関連付けされた第2ネームサーバによって提供される第2エントリポイントアドレスを受信する手段と、
・前記第1及び第2サービスリスト配信アドレスを格納する手段と、
を有する端末に関する。
【0014】
本発明はさらに、上述した少なくとも1つの端末と、前記第2ネームサーバを有する少なくとも1つのゲートウェイとを有するシステムに関する。
【発明の効果】
【0015】
本発明によると、端末に対するオーディオ及び/又はビデオサービスの検出を向上させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図2は、モデムを介し有線ベースネットワーク21と、ゲートウェイ203を介しDVB−Tタイプの無線ネットワークとにリンクする端末200を有する本発明の実施例を実現するネットワーク2のインフラストラクチャの概略図を示す。
【0017】
ネットワーク2は、ユーザがADSL(Asymetric Data Subscriber Line)タイプなどのインターネットタイプのネットワーク21に属するビデオサーバ214又はDVB−T送信機22によって送信されるビデオ又はオーディオストリームを受信することを可能にする端末又はデコーダ(又はSTB)を有する。
【0018】
有線ベースネットワーク21は、端末200に対するIP及びサブネットワークアドレスの割当てを可能にするDHCPサーバ215と、2つのDNSサーバ212及び213と、端末200がサービスを検出することを可能にする2つのSD&Sサーバ210及び211とを有する。
【0019】
端末200は、インフラストラクチャ201と、インフラストラクチャ201を介し有線ベースネットワーク21と端末200とをリンクするモデム202と、DVB−T送信機22により送信されるストリームを受信し、それらをインフラストラクチャ201を介し端末200に送信するのに適したゲートウェイ203とを有するドメスティックネットワーク20に属する。
【0020】
ゲートウェイ203はまた、統合されたSD&Sサーバと統合されたDNSサーバとを有する。
【0021】
端末200は、DVB−IPプロトコルと互換性を有する。本発明によると、インターネットネットワーク21と、送信機22を有するビデオサービスを送信するネットワークとから同時にサービスを受信することができる。
【0022】
EPDP(Entry Point Discovery Protocol)プロトコル(2005年3月の“Transport of MPEG−2 Bsed DVB Services over IP Based Networks”というタイトルのETSI TS 102034規格に規定されるようなDVB−IPと関連付けされる)は、従来技術によると、エントリポイントが検出されるとすぐに、エントリポイントの検索が中断されることを示している(TS102034規格の段落5.2.4を参照されたい)。また、それの2005年3月のバージョンの当該規格は、サービスを送信するため異なる条件又は異なるサービスを提供するいくつかのエントリポイント(又はアクセスポイント)がユーザに提供可能であるとき、適していない。
【0023】
さらに、EPDPプロトコルによると、端末がそれのメモリにデフォルトSD&Sエントリポイントアドレスを保持することを可能にするネットワーク提供オプション(又は“Network Provisioning Option)が存在する。このエントリポイントの変換が有効である場合、従来技術によると、検索はこのレベルで中断される。本発明によると、当該オプションが実現されても、端末は他のエントリポイントの検索を行い、特にゲートウェイ203に係るエントリポイントの検索を行う。
【0024】
説明を簡単化するため、ネットワーク2は、単一の端末により表される。もちろん、ネットワーク2は、サービスを受信するのに適した多数の端末を有することが可能である。
【0025】
図3は、DHCP機能を有するルータ204を介し有線ベースネットワーク21と、ゲートウェイ203を介しDVB−Tタイプの無線ネットワークとにリンクする端末を有する本発明の実施例を実現するネットワーク3のインフラストラクチャの概略図である。
【0026】
ネットワーク2及び3は、ルータ204と置換されるモデム202について異なっている。ネットワーク3のその他の要素は、ネットワーク2のものと同一である。それらは、同一であり、さらなる説明はされない。
【0027】
本発明の変形となる実施例によると、ゲートウェイ203は、複数の送信機(DVB−T(地上)送信機とDVB−S(衛星)送信機など)によって送信されるストリームを受信する受信手段を有する。これらの変形によると、ゲートウェイ203は、ローカルネットワークの1以上の端末に受信される1以上のストリームを送信する。
【0028】
他の変形によると、ローカルネットワークは、1以上の端末と少なくとも2つのゲートウェイとを有し、当該ゲートウェイは、異なる送信機セットに関連付けされる。従って、例えば、第1ゲートウェイがDVB−Tストリームを受信可能であり、第2ゲートウェイが各種衛星によって送信され、異なるサービスに対応するDVB−Sストリームを受信可能である。これらの変形によると、ゲートウェイ203は、ローカルネットワークの1以上の端末に受信される1以上のストリームを送信する。
【0029】
図4は、端末200を概略的に示す。
【0030】
端末200は、アドレスとデータバス43により一緒にリンクされ、マイクロプロセッサ40(又はCPU)と、ROM(Read Only Memory)タイプの不揮発性メモリ41と、ランダムアクセスメモリ(RAM)42と、インターネットデータ(インフラストラクチャ201により送受信されるデータなど)の送受信を可能にするインターネットインタフェース45と、オーディオ/ビデオアプリケーション(例えば、表示若しくは記録用の)に受信されるイメージを送信するインタフェース44とを有する。
【0031】
さらに、図4に示される各要素は、当業者に周知である。これらの要素はここでは説明されない。
【0032】
本明細書に使用される“レジスタ”という用語は、上述した各メモリにおける小容量(数バイナリデータ)のメモリエリアと、大容量(受信したオーディオ/ビデオサービスを表すデータのすべて若しくは一部又はプログラム全体を格納することが可能な)のメモリエリアとの両方を示す。
【0033】
ROMメモリ41は、特にプログラム“prog”410を有する。
【0034】
ネットワーク提供オプションを提供する変形によると、ROMメモリ41はさらに、デフォルトSD&Sエントリポイントアドレスを有する。
【0035】
後述される方法の各ステップを実現するアルゴリズムは、これらのステップを実現する端末200に係るROMメモリ41に格納されている。起動時、マイクロプロセッサ40はこれらのアルゴリズムの命令をロード及び実行する。
【0036】
RAM42は、特にレジスタ420に端末200の起動時にロードされるマイクロプロセッサ40を操作するプログラムと、レジスタ421に端末200のIPアドレスと、レジスタ422に端末に係るドメイン名と、レジスタ423にゲートウェイ203により提供されるサービスのポート及びIPアドレスと、レジスタ424にネットワーク21のSD&Sサーバにより提供されるサービスのポート及びIPアドレスと、ゲートウェイ203により送信されるサービスプロバイダのリスト425と、ネットワーク21のSD&Sサーバにより送信されるサービスプロバイダのリスト426と、サービスプロバイダの連結されたリスト427と、送信機22に係るサービスリスト428と、ネットワーク21のサービスに係るサービスリスト429と、連結されたサービスリスト4210と、端末200により受信されたビデオサービスを送信するビデオサーバのアドレス4211と、レジスタ4212における受信した1以上のストリームに対応するオーディオ/ビデオデータとを有する。
【0037】
図5は、ゲートウェイ203を概略的に示す。ゲートウェイ203は、アドレス及びデータバス53により一緒にリンクされ、マイクロプロセッサ50(又はCPU)と、ROMタイプの不揮発性メモリ51と、RAM52と、インフラストラクチャ201を介し端末200とのデータの交換を可能にするネットワークインタフェース55と、送信機22により送信されるサービスの受信を可能にするチューナ54とを有する。
【0038】
さらに、図5に示される各要素は、当業者に周知であり、ここでは説明されない。
【0039】
ROMメモリ51は、特にプログラム“prog”510を有する。
【0040】
後述される方法の各ステップを実現するアルゴリズムは、これらのステップを実現するゲートウェイ203に係るROMメモリ51に格納される。起動時、マイクロプロセッサ50は、これらのアルゴリズムの命令をロード及び実行する。
【0041】
RAM52は、特にレジスタ520においてゲートウェイ203の起動時にロードされるマイクロプロセッサ50を操作するプログラムと、レジスタ521においてゲートウェイ203のIPアドレスと、レジスタ522においてゲートウェイ203に係るドメイン名と、チューナ54を介し受信されるストリームに基づき構成され、SD&S互換性フォーマットに変換され、端末200に送信可能なゲートウェイ203に既知のサービスプロバイダリスト524と(リスト524は、ゲートウェイ203に固有のSD&S機構によって伝搬される)、送信機22に関連付けされ、ゲートウェイ203により既知であって、チューナ54を介し受信され、SD&S互換性フォーマットに変換されるストリームに基づき構成されるサービスリスト525と、アクティブなビデオサービス(端末200に送信され、チューナ54が対応するマルチプレックスを復号し、それからサービスを抽出することを可能にするサービス)のアドレス526と、送信機22から受信され、端末200に送信される1以上のストリームに対応するレジスタ527におけるオーディオ/ビデオデータとを有する。
【0042】
図6は、ルータ204を概略的に示す。ルータ204は、アドレス及びデータバス63により一緒にリンクされ、マイクロプロセッサ60(又はCPU)と、ROMタイプの不揮発性メモリ61と、RAM62と、インフラストラクチャ201を介し端末200とのデータの交換を可能にするネットワークインタフェース64と、ネットワーク21とのデータの交換を可能にするネットワークインタフェース65とを有する。
【0043】
さらに、図6に示される各要素は、当業者に周知であり、ここでは説明されない。
【0044】
ROMメモリ61は、特にプログラム“prog”610を有する。
【0045】
後述される方法の各ステップを実現するアルゴリズムは、当該ステップを実現するルータ204に係るROMメモリ61に格納される。起動時、マイクロプロセッサ60は、これらのアルゴリズムの命令をロード及び実行する。
【0046】
RAM62は、特にレジスタ620においてルータ204の起動時にロードされるマイクロプロセッサ60を操作するプログラムと、レジスタ621においてネットワーク21と201にそれぞれ対応するルータ204のIPアドレスと、レジスタ622においてルータ204に係るドメイン名と、レジスタ623においてNAT(Network Address Translator)タイプのネットワーク21及び201のドメインのアドレス間の対応関係と、ネットワーク21上で利用可能なサービスアドレスによるDHCPサーバのリスト624と、ネットワーク21上のDNSサーバのアドレスリスト626とを有する。
【0047】
図7は、図2に示されるネットワークの要素間、より正確には、端末200、ゲートウェイ203、DHCPサーバ215、DNSサーバ212及びSD&Sサーバ210間の通信プロトコルを示す。端末200とゲートウェイ203とは、それらが属するネットワーク21への直接的なアクセスを有する。
【0048】
第1ステップでは、ゲートウェイ203は、DNS/DHCPプロトコルに従って、IPアドレスとドメイン名とに対するリクエストをDHCPサーバ215に送信する。
【0049】
DHCPサーバ215は、DNS/DHCPプロトコルに従って、ゲートウェイ203に割り当てられたIPアドレスとドメイン名とを含むメッセージにより応答する。ドメイン名を受信したゲートウェイ203は、端末200によりそれに送信可能なDNSリクエスト74に応答するため、自らのDNSサーバを設定する。
【0050】
独立して、端末200は、IPアドレスとドメイン名とに対するリクエスト72をDHCPサーバ215に送信する。
【0051】
DHCPサーバ215は、端末200に割り当てられるIPアドレスとドメイン名とを含むメッセージ73により応答する。
【0052】
その後、端末200は、EPDPプロトコルに従って、サービスを検出可能なエントリポイントの検索を実行させる。本発明によると、端末は、少なくとも2つのエントリポイントを取得するため、ゲートウェイ203(ローカル要素)と有線ベースネットワークのリモート要素とに自らを同時にアドレス指定する。
【0053】
端末200は、“type_dvbservdsc._tcp”のプリフィックスに隣接するドメイン名変換のため、DNSサーバに対するリクエスト74を送信する。リクエスト74を受信すると、プリフィックスに係るドメイン名を変換可能なDNSサーバが、IPアドレスとサービスポートにより端末200に応答する。
【0054】
ゲートウェイ203に存在する、又は関連付けされるDNSサーバは、ゲートウェイ203により提供されるサービスのポートとIPアドレスを含むメッセージ75により応答する。(これは、サービス名の関数としてゲートウェイ203により実行されるアドレス変換に関する。)端末200は、これらのデータをレジスタ423に格納する。
【0055】
DNSサーバ212は、ネットワーク21の単一のSD&Sサーバにより提供されるサービスのポートとIPアドレスとを含むメッセージ77により応答する。(例えば、SD&Sサーバ210が選択される。)
効果的には、リクエスト74の送信時に端末により指示されるタイムアウトの期限切れ前に受信するため、応答75及び77がリクエスト74の後に迅速に送信される。
【0056】
本発明の変形によると、DNS情報の送信におけるコンフリクトを回避するための機構が設けられ、同一のアドレスレンジがゲートウェイ203とネットワーク21のサーバ(又は1以上の他のゲートウェイ)により使用されることが可能となる(特に、IGMPバージョンがv3より初期のものである場合)。また、当該変形によると、メッセージ75の送信前、ゲートウェイ203は、異なるマルチキャストアドレスを決定するため、メッセージ77(及び他の可能性のあるゲートウェイにより送信される応答)のコンテンツを検証する。
【0057】
上述されるように、ETSI TS102034規格によると、SD&Sサーバの検出はネットワーク201上で中断する。他方、後述されるように本発明によると、SD&Sサーバ又はエントリポイントの検出は、少なくとも2つのSD&Sサーバへのアクセスを可能にする。
【0058】
その後、端末200は、ゲートウェイ203に係るサービスプロバイダリストを取得するため、ポートの識別子とマルチキャスト送信アドレスとに対応するマルチ送信チャネル(マルチキャスト)の聞き取りを開始するため、IGMPリクエスト78(メッセージ75を介し受信したパラメータによる“ジョイン”コマンド)を送信する。ここで、当該アドレス及びポートは、ポートがメッセージ75により送信されなかった場合、デフォルトポート又はメッセージ75を介し送信される。端末は、ゲートウェイ203により送信され、関連する各サービスプロバイダのサービスのIPアドレス及びポートを含むストリーム79を受信する。端末は、これらのデータをレジスタ425に格納する。
【0059】
本発明の変形によると、SD&S情報及びビデオ情報の送信におけるコンフリクトを回避するための機構が設けられ、同一のアドレスレンジがゲートウェイ203及びネットワーク21のサーバ(又は1以上の他のゲートウェイ)により使用されることが可能となる(特に、IGMPバージョンがv3より初期のものである場合)。また、第1の変形によると、端末200はまず、ゲートウェイ203に照会する前にネットワーク21のサーバ(及びすでに接続されている可能性のある他のゲートウェイ)を照会する。ゲートウェイ203は、フリーのアドレス(又はサービスプロバイダ及びサービス)を選択するため、ネットワーク21のサーバにより送信されるマルチキャストストリームを聞き取りし始める。第2の変形によると、端末200がまずゲートウェイ203を照会する場合、ゲートウェイ203は、メッセージ78のIGMPバージョンを検証し、当該バージョンがv3より初期のものである場合、ゲートウェイ203は自ら、フリーアドレスを選択するのにサービスプロバイダ及びサービスのアドレスを確認するため、IGMPリクエストをネットワーク(及び他のゲートウェイ)に送信する。
【0060】
その後、端末200は、それのアドレスがレジスタ425に格納されているプロバイダを選択し、ストリーム79により受信したリストの当該プロバイダに対応するマルチ送信チャネルの聞き取りを開始し、当該プロバイダにより提供されるサービスリストを取得するため、1以上のIGMPリクエスト710(選択されたプロバイダに対応するパラメータによる“ジョイン”コマンド)を送信する。端末は、プロバイダに係るサービスリストを含むストリームを受信し、レジスタ428に格納する。
【0061】
その後、端末200は、サーバ21に係るサービスプロバイダリストを取得するため、ポートの識別子及びマルチキャスト送信アドレスに対応するマルチ送信チャネル(マルチキャスト)の聞き取りを開始するためにIGMPリクエスト712(メッセージ75を介し受信したパラメータによる“ジョイン”コマンド)を送信する。当該アドレス及びポートは、ポートがメッセージ77により送信されなかった場合、デフォルトポート又はメッセージ77により送信される。端末は、SD&Sサーバ21により送信され、関連する各サービスプロバイダのサービスのポート及びIPアドレスを含むストリーム713を受信する。端末は、これらのデータをレジスタ426に格納する。
【0062】
その後、端末200は、それのアドレスがレジスタ426に格納されているプロバイダを選択し、ストリームにより受信したリストの当該プロバイダに対応するマルチ送信チャネルの聞き取りを開始し、当該プロバイダにより提供されるサービスリストを取得するため、1以上のIGMPリクエスト714(選択されたプロバイダに対応するパラメータによる“ジョイン”コマンド)をSD&Sサーバ21に送信する。端末は、プロバイダに係るサービスリストを含むストリーム715を受信し、レジスタ429に格納する。
【0063】
その後、端末200は、レジスタ428及び429、又は一変形によると、レジスタ428及び429に格納されているサービスの連結した(及び選択した)結果を有するレジスタ4210に存在するサービスからあるサービスを選択する。図6に示されるように、端末200がゲートウェイ203を介しサービスを選択する場合、それはIGMPプロトコルに従って所望されるサービスのアドレスを含む“ジョイン”コマンドを送信する。その後、それはインタフェースを介しアプリケーションに送信可能なビデオストリーム717をゲートウェイから受信する。端末200がネットワーク21を介しサービスを選択する場合(図示されていないケース)、それはIGMPプロトコルに従って所望されるサービスのアドレスを含む“ジョイン”コマンドをネットワーク21の対応するビデオサーバに送信し、モデム202を介しビデオサーバからビデオストリームを受信する。
【0064】
例えば、DHCPサーバから受信したドメイン名が“dvbip.multi.com”である場合、DNSサーバ212とゲートウェイ203に係るDNSサーバは、2つのIPアドレス(例えば、“192.168.1.1”と“192.168.1.2”など)を有することが可能であり、DHCPサーバ215により端末200に提供されるドメイン名に対応する“name_dvservdsc._tcp”について同一のDNS変換を有することが可能である。また、本発明によると、“name_dvbservdsc._tcp.dvbip.thmulti.com”を変換するための端末200からのDNSリクエスト74及び76が、2つのアドレス“192.168.1.1”と“192.168.1.2”(メッセージ75と77)により分解される。その後、端末200は、自らを直接ゲートウェイ203とSD&Sサーバ210にアドレス指定することによって、サービスプロバイダに関する所望の情報を受信することが可能である(メッセージ78など)。
【0065】
図8は、図3に示されるネットワークの要素間、より正確には、端末200、ゲートウェイ203、ルータ204、DNSサーバ212及びSD&Sサーバ210との間の通信プロトコルを提供する。端末200は、ルータ204を介しネットワーク21への間接的なアクセスを有する。
【0066】
図8に示される交換及びストリームは、図7に与えられる交換及びストリームと類似し、同一のリファレンスを有する。しかしながら、DHCPルータ204は、メッセージ又はストリーム70〜73のためDHCPサーバ215を置換する。さらに、DNSサーバ212に対するメッセージは、ルータ204を介し有効とされ、ルータ204は、アドレス変換することによって、メッセージの形式によりDNS212に転送するメッセージ74を受信し、その後、DNS212からメッセージ77の形式により端末200に転送する応答81を受信する。従って、ルータ204は、メッセージ82及び84の形式によりSD&S210にそれぞれ転送するメッセージ712及び714を受信し、その後、ストリーム83及び85の形式により端末200に転送する(713)ストリーム83及び85をSD&S DNS210から受信する。(一変形によると、メッセージ712に続いて、ルータ204は、IGMPリクエストに対応するストリームをフィルタリングするか、又はそれを端末200にスルーすることを可能にする。)効果的には、ルータ204はまた、ゲートウェイ203により端末200に送信されるストリーム717をフィルタリングする。
【0067】
図9は、端末200において実現されるサービスの検出及び接続のためのアルゴリズムを示す。
【0068】
初期化ステップ90では、端末200は各種パラメータ及び変数を更新する。
【0069】
その後、ステップ91において、端末200はそれのIPアドレスと、それが格納している対応するドメイン名(メッセージ70〜73)とを復元する。端末200はまた、DNSサーバ(特に、ゲートウェイ203に係るDNSサーバと、DNSサーバ212及び213)のアドレスリストを格納する。
【0070】
その後、ステップ92において、それのアドレスが格納された各DNSサーバについて、端末200は、サービス名に係るSD&Sサーバアドレスを取得するため、DNSリクエストを送信する(メッセージ74〜77)。従って、端末200は、ネットワーク21のDNSサーバから、SD&SサーバのIPアドレス及びポートと、ゲートウェイ203を介し利用可能なサービスに対応するアドレス及びポートとを受信する。
【0071】
その後、ステップ93において、ステップ92において受信した各SD&Sアドレスに対して、端末200は、対応するSD&Sサーバを照会し、サービスプロバイダのリストを受信する。本発明によると、端末200は、ネットワーク21に存在するSD&Sサーバだけでなく、この役割を担うゲートウェイ203をも照会する。このため、従来技術と異なり効果的に、端末は、複数のSD&Sサーバにアクセスし、変更されたサービスソースから恩恵を受けることが可能である。
【0072】
より正確には、ある実施例によると、ステップ93は複数のステップ930〜933に分割することが可能である。ステップ930では、端末200は、SD&Sサーバのリストの第1サーバ上のポインタ又は現在のサーバ変数を初期化する。その後、ステップ931において、それは現在のSD&Sサーバから、SD&Sサーバに知られている各サービスプロバイダのアドレス(メッセージ79及び713)と共にサービスプロバイダのリスト(メッセージ78及び712)を受信し、受信したサービスプロバイダアドレスを格納する。テスト932において、端末は、現在のサーバがSD&Sサーバのリストの最後のものであるか検証する。そうでない場合、ステップ933において、SD&Sサーバのリストの次のサーバを指定することによって、現在のサーバを更新し、ステップ931が繰り返される。
【0073】
そうでない場合、ステップ92は終了され、ステップ94において、各SD&Sサーバについて、端末はサービスプロバイダに係るサービスのリストを要求し(メッセージ710及び714)、応答を受信し(メッセージ711及び715)、対応するプロバイダにより受信されたサービスリストを格納し、それらをユーザに提供することが可能となるように、アプリケーションに送信する。
【0074】
その後、ステップ716において、ユーザが受信したリストからあるサービスを選択すると、端末200は対応するサービスにアクセスし、それを受信する(コマンド716及びストリーム717)。同一のサービスがネットワーク21及びゲートウェイ203を介し配信される場合、ユーザは、そのソースに基づきサービスを選択することが可能である。一変形によると、端末は、ソースを優先するよう設定可能である(帯域幅を節約するためゲートウェイ203を介することにより、若しくはより良好な受信クオリティを有するようネットワーク21を介することによって、又はサービスのソース符号化に係るクオリティを考慮することによって)。
【0075】
もちろん、本発明は、上述した実施例に限定されるものでない。
【0076】
特に、本発明は、2つのアクセスポイントを介し2つのネットワークにアクセスするドメスティック又はプロフェッショナルシステムに関する。第1ネットワークは、例えば、無線又は有線ベースインターネットタイプネットワークである。第2ネットワークは、例えば、オーディオ/ビデオサービスの送受信に専用のネットワーク(DVB−T又はDVB−Sネットワークなど)である。
【0077】
本発明によると、ネットワーク(ドメスティックネットワーク又はローカル企業ネットワークなど)のいくつかのオーディオ/ビデオ装置が、インターネットネットワークに接続されるモデム若しくはルータ、送信されたサービスを受信するゲートウェイ、ローカルサーバ(予め記録されたデータを読み込む装置など)などのいくつかのアクセスポイントを介しいくつかのソースからのサービスを受信することが可能である。本発明は、DVB−IPプロトコルに従って提供されるサービスセット全体を検出することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0078】
【図1】図1は、従来技術による通信ネットワークを示す。
【図2】図2は、本発明の一実施例による通信ネットワークを示す。
【図3】図3は、本発明の他の実施例による通信ネットワークを示す。
【図4】図4は、図2又は3のネットワーク各要素を示す。
【図5】図5は、図2又は3のネットワーク各要素を示す。
【図6】図6は、図2又は3のネットワーク各要素を示す。
【図7】図7は、図2又は3のネットワークの要素間の通信プロトコルを示す。
【図8】図8は、図2又は3のネットワークの要素間の通信プロトコルを示す。
【図9】図9は、図2及び3のネットワークの端末により実現されるアルゴリズムを示す。
【符号の説明】
【0079】
1、2、3 ネットワーク
10、200 端末
12、13 サーバ
16、215 DHCPサーバ
210、211 SD&Sサーバ
212、213 DNSサーバ
203 ゲートウェイ
204 ルータ
【出願人】 【識別番号】501263810
【氏名又は名称】トムソン ライセンシング
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing
【住所又は居所原語表記】46 Quai A. Le Gallo, F−92100 Boulogne−Billancourt, France
【出願日】 平成19年6月28日(2007.6.28)
【代理人】 【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦

【識別番号】100091214
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 進介

【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重


【公開番号】 特開2008−17468(P2008−17468A)
【公開日】 平成20年1月24日(2008.1.24)
【出願番号】 特願2007−170495(P2007−170495)