トップ :: G 物理学 :: G10 楽器;音響

【発明の名称】 鍵盤楽器の鍵
【発明者】 【氏名】阿部 岐令

【要約】 【課題】埋設孔が拡大または縮小したいずれの場合でも、重りを鍵本体に安定して保持することができる鍵盤楽器の鍵を提供する。

【構成】左右の側面の少なくとも一方に開口した埋設孔8が形成されるとともに、埋設孔8の壁部8bから埋設孔8の内方に突出した係合凸部9を有する揺動自在の鍵本体2と、埋設孔8に挿入され、挿入方向に延びる係合凹部4aを有し、係合凹部4aが係合凸部9に嵌合し、かつ外周部が埋設孔8に嵌合した状態で、鍵本体2に取り付けられた重4りと、を備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
左右の側面の少なくとも一方に開口した埋設孔が形成されるとともに、当該埋設孔の壁部から当該埋設孔の内方に突出した係合凸部を有する揺動自在の鍵本体と、
前記埋設孔に挿入され、当該挿入方向に延びる係合凹部を有し、当該係合凹部が前記係合凸部に嵌合し、かつ外周部が前記埋設孔に嵌合した状態で、前記鍵本体に取り付けられた重りと、
を備えていることを特徴とする鍵盤楽器の鍵。
【請求項2】
前記鍵本体は、前記左右の側面の他方側に、前記埋設孔を閉鎖する閉鎖壁部を有し、
前記係合凸部は、前記閉鎖壁部から前記一方の側面側に向かって突出していることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤楽器の鍵。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ピアノなどの鍵盤楽器の鍵に関し、特に所望のタッチ重さを得るために重りを取り付けた鍵盤楽器の鍵に関する。
【背景技術】
【0002】
鍵盤楽器、特にグランドピアノなどのアコースティックピアノでは一般に、鍵の所要のタッチ重さ(静荷重)を得るために、鍵盤の各鍵に重りが取り付けられている。従来一般に、この重りは、鉛で構成されており、図7に示すように、鉛を成形した所定サイズの円柱状の複数(この例では2個)の重り21を、鍵22の木製の鍵本体23の所定位置に側方に貫通した複数の埋設孔23aに埋め込み、かしめることによって、鍵本体23に取り付けられている。このように、重りとして鉛が採用されているのは、金属の中でも比重が高い(約11.3)こと、安価であること、柔軟性や延性に富むこと、さらに上記のような加工を行いやすいことなどによる。しかし、鉛は、有害物質であるため、鍵の重りにもできるだけ使用しないことが望ましく、鉛に代わる代替材料が求められている。
【0003】
そのため、近年、鉛以外の材料から成る種々の重りが開発されており、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1の重りは、タングステン粉末と合成樹脂を所定の配合割合でブレンドした材料から成り、塑性変形可能に構成されている。この重りは、鍵本体に形成した埋設孔よりも一回り小さく形成され、埋設孔に挿入した状態でかしめることによって、取り付けられる。
【0004】
しかし、このような重りが、木製の鍵本体に取り付けられた場合には、次のような問題がある。すなわち、木製の鍵本体は、湿度や温度の影響により、膨張および収縮が生じやすく、それにより、重りの保持力が低下することがある。例えば、図8(a)に示すように、重り24が鍵本体23に取り付けられた状態において、鍵本体23が乾燥することにより収縮した場合には、同図(b)に示すように、埋設孔23aが縮小する。逆に、鍵本体23が吸湿することにより膨張した場合には、同図(c)に示すように、埋設孔23aは拡大する。
【0005】
これに対し、重り24は、湿度や温度の変化による変形がほとんどなく、しかも鍵本体23に比べて非常に硬い。そのため、埋設孔23aが縮小しようとした場合には、重り24からの反力により、埋設孔23aの壁部に圧縮変形が生じる。木製の鍵本体23は通常、弾性が非常に低いため、一旦生じた埋設孔23aの壁部の圧縮変形はほとんど回復せず、その後、鍵本体23の吸湿に伴って埋設孔23aが拡大した場合には、埋設孔23aの壁部と重り24の間に隙間が生じ、その結果、重り24の保持力が低下してしまい、重り24を安定して保持することができなくなる。その場合には、重り24ががたつきやすくなるとともに、押鍵の繰り返しにより、重り24が隣の鍵側に次第に移動し、その鍵に接触することがあり、鍵のタッチ感や回動動作に悪影響を及ぼしてしまう。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、埋設孔が拡大または縮小したいずれの場合でも、重りを鍵本体に安定して保持することができる鍵盤楽器の鍵を提供することを目的とする。
【0007】
【特許文献1】特開2002−265793号公報
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、左右の側面の少なくとも一方に開口した埋設孔が形成されるとともに、埋設孔の壁部から埋設孔の内方に突出した係合凸部を有する揺動自在の鍵本体と、埋設孔に挿入され、挿入方向に延びる係合凹部を有し、係合凹部が係合凸部に嵌合し、かつ外周部が埋設孔に嵌合した状態で、鍵本体に取り付けられた重りと、を備えていることを特徴とする。
【0009】
この構成によれば、鍵本体には、左右の側面の少なくとも一方に開口した埋設孔が形成されており、この埋設孔の壁部から、係合凸部が埋設孔の内方に突出している。また、埋設孔に、その開口を介して挿入された重りには、その挿入方向に延びる係合凹部が設けられている。そして、この重りは、係合凹部が係合凸部に嵌合し、かつ外周部が埋設孔に嵌合した状態で、鍵本体に取り付けられ、鍵に重さを付加する。
【0010】
重りが鍵本体に取り付けられた状態において、鍵本体が乾燥に伴って収縮した場合には、係合凸部が収縮するとともに、前述したように、埋設孔が全体として縮小する。この場合、係合凸部の収縮により、係合凸部と係合凹部の間に隙間が生じる一方、埋設孔の縮小により、埋設孔の壁部が重りの外周部に、これを周囲から押圧した状態で密着する。逆に、鍵本体が吸湿に伴って膨張した場合には、係合凸部が膨張するとともに、埋設孔が全体として拡大する。この場合、埋設孔の拡大により、埋設孔の壁部と重りの外周部との間に隙間が生じる一方、係合凸部の膨張により、係合凸部が係合凹部の壁部に、これを内方から押圧した状態で密着する。
【0011】
以上のように、埋設孔が縮小した場合には、埋設孔の壁部が重りの外周部に強固に密着し、逆に、埋設孔が拡大した場合には、係合凸部が重りの係合凹部に強固に密着することにより、重りが埋設孔にしっかりと保持される。このように、鍵本体の乾湿に伴って埋設孔が拡大および縮小したいずれの場合でも、重りの保持力を十分に確保でき、重りを鍵本体に安定して保持することができる。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の鍵盤楽器の鍵において、鍵本体は、左右の側面の他方側に、埋設孔を閉鎖する閉鎖壁部を有し、係合凸部は、閉鎖壁部から一方の側面側に向かって突出していることを特徴とする。
【0013】
この構成によれば、埋設孔は、鍵本体の左右の側面の他方側が、閉鎖壁部によって閉鎖されている。また、係合凸部は、閉鎖壁部から一方の側面側に向かって突出している。したがって、重りが埋設孔に挿入された状態では、係合凸部が重りの内部に入り込んだ状態で係合凹部に嵌合する。この状態において、係合凸部が膨張した場合には、この係合凸部の360度にわたる外周面の全体が、係合凹部の壁部に、これを内方から押圧した状態で密着する。このように、鍵本体の係合凸部が重りの内部に強固に密着することにより、重りを安定した状態でしっかりと保持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態によるグランドピアノの鍵(白鍵を1つのみ図示)を示している。同図に示すように、この鍵1は、鍵本体2と、鍵本体2の前部に取り付けられた白鍵カバー3と、鍵本体2に取り付けられた複数の重り4などを備えている。
【0015】
鍵本体2は、スプルスなどの比較的軽量で、粘り強く、弾力性に富む木材から成り、矩形の断面を有し、前後方向に延びている。白鍵カバー3は、アクリルなどのプラスチックにより、L字形に形成されており、鍵本体2の上面前半部および前面に、これらを覆うように接着されている。鍵本体2の上面中央部には中座板5aが接着され、これらを上下方向に貫通するように、バランスピン孔5が形成されている。そして、このバランスピン孔5が、立設するバランスピン(図示せず)に係合することによって、鍵1が揺動自在に支持されている。また、鍵本体2の下面の前端部には、フロントピン孔6が形成されており、このフロントピン孔6が、立設するフロントピン(図示せず)に係合することによって、鍵1の左右の振れが防止される。
【0016】
さらに、鍵本体2の上面のバランスピン孔5よりも後ろ側の位置には、キャプスタン座板7aを介して、キャプスタンスクリュー7が取り付けられており、このキャプスタンスクリュー7上にアクション(図示せず)が載置される。以上の構成により、鍵1の前部を押鍵したときに、鍵1がバランスピンを中心として揺動するのに伴い、アクションがキャプスタンスクリューで突き上げられることで作動する。また、鍵1のタッチ重さは、アクションと鍵1の重さによるバランスピン回りのモーメントのバランスによって定められることになる。
【0017】
また、鍵本体2には、3つの埋設孔8が形成されており、これらの埋設孔8にそれぞれ、重り4が挿入されることによって、取り付けられている。これらの埋設孔8は、鍵本体2のバランスピン孔5よりも前側の所定位置に、前後方向に並んで配置されている。図2および図3に示すように、各埋設孔8は、円形の断面を有し、鍵本体2の左側面に開口するとともに、この開口部8aから鍵本体2の右側面付近まで延びている。また、鍵本体2には、埋設孔8の開口部8aと反対側の右側面側に、閉鎖壁部8b(壁部)が形成されており、埋設孔8はこの閉鎖壁部8bによって閉鎖されている。この閉鎖壁部8bには、開口部8a側に向かって突出する係合凸部9が設けられている。この係合凸部9は、埋設孔8の径よりも小さな所定の径と、埋設孔8の深さよりも短い所定の長さを有する円柱状に形成され、埋設孔8と同心状に配置されている。
【0018】
重り4は、上述した埋設孔8に対して相補的な形状を有するように形成されている。すなわち、重り4は、埋設孔8の径および深さとほぼ同じ寸法を有する円柱状に形成されるとともに、閉鎖壁部8b側の端面に開口した係合凹部4aを有している。この係合凹部4aは、上記係合凸部9とほぼ同じ径と、係合凸部9の長さよりも若干大きな深さを有している。なお、この重り4の材料については、特に限定されるものではないが、無害で比重が比較的大きい金属(例えば、タングステン、タンタル、モリブデン、鉄、ニッケル、銅、亜鉛、およびビスマス)や、そのような金属と合成樹脂との複合材料などを使用することが可能である。
【0019】
上記のように形成された重り4は、図3に示すように、開口部8a側から埋設孔8に挿入され、鍵本体2に取り付けられている。なお、重り4の取付けは、重り4を埋設孔8に挿入した後にかしめたり、重り4を埋設孔8に圧入したりすることによって行われる。このように、鍵本体2に重り4を取り付けた状態では、同図(b)に示すように、重り4の外周部が埋設孔8の周壁部8cに嵌合するとともに、重り4の係合凹部4aが係合凸部9に嵌合している。
【0020】
以上のように構成された本実施形態の鍵1によれば、ピアノの使用環境(湿度や温度)により鍵本体2が乾燥した場合には、鍵本体2が収縮し、図4(a)に示すように、埋設孔8が全体として縮小するとともに、係合凸部9が収縮する。この場合、係合凸部9の収縮により、係合凸部9と係合凹部4aの間に隙間が生じる一方、埋設孔8の縮小により、埋設孔8の周壁部8cが重り4の外周部に、これを周囲から押圧した状態で密着する。
【0021】
逆に、鍵本体2が吸湿した場合には、鍵本体2が膨張し、図4(b)に示すように、埋設孔8が全体として拡大するとともに、係合凸部9が膨張する。この場合、埋設孔8の拡大により、埋設孔8の周壁部8cと重り4の外周部との間に隙間が生じる一方、係合凸部9の膨張により、係合凸部9が、その外周面の全体にわたり、係合凹部4aの周壁部に、これを内方から押圧した状態で密着する。
【0022】
以上のように、本実施形態によれば、埋設孔8が縮小した場合には、埋設孔8の周壁部8cが重り4の外周部に強固に密着し、逆に、埋設孔8が拡大した場合には、係合凸部9が重り4の係合凹部4aに強固に密着する。したがって、鍵本体2の乾湿に伴って埋設孔8が拡大および縮小したいずれの場合でも、重り4の保持力を十分に確保することができ、重り4を鍵本体2に安定して保持することができる。また、係合凸部9は、全体が重り4の内部に入り込んでいるので、係合凸部9が膨張した場合には、係合凸部9の360度にわたる外周面の全体が、係合凹部4aに強固に密着し、それにより、重り4を安定した状態でしっかりと保持することができる。
【0023】
図5は、本発明の第2実施形態によるグランドピアノの鍵を、その重りおよび周辺部について示している。同図に示すように、この鍵1の鍵本体2には、第1実施形態と異なり、側方に貫通した埋設孔11が形成されている。この埋設孔11の側面形状は、前後方向(同図(a)では左右方向)に長い楕円形に近い形になっており、上下2つの係合凸部13、13により、前後方向の中央部において、上下がくびれるように形成されている。これらの係合凸部13、13は、互いに上下方向に対向し、埋設孔11の周壁部11a(壁部)から埋設孔11の内方に突出するとともに、同図(c)に示すように、鍵本体2の左右の側面間に連続して延びている。
【0024】
一方、重り12は、上記埋設孔11に対して相補的な形状を有するように形成されている。すなわち、重り12は、埋設孔11の前後方向の長さおよび深さとほぼ同じ寸法を有するほぼ楕円柱状に形成されるとともに、2つの係合凹部12a、12aを有している。両係合凹部12a、12aは、互いに上下対称に形成されており、重り12の上下面に開口するとともに、重り12の左右の側面間に連続して延びている。
【0025】
このように形成された重り12は、埋設孔11の一方の開口部側から埋設孔11に挿入され、鍵本体2に取り付けられている。この状態では、図5に示すように、重り12の外周部が埋設孔11の周壁部11aに嵌合するとともに、上下の係合凹部12a、12aが上下の係合凸部13、13にそれぞれ嵌合している。
【0026】
以上のように構成された本実施形態の鍵1によれば、鍵本体2が乾燥に伴って収縮した場合には、図6(a)に示すように、埋設孔11が縮小するとともに、両係合凸部13、13が収縮する。これにより、埋設孔11の周壁部11aが、重り12の両係合凹部12a、12a以外の外周部に、これを周囲から押圧した状態で強固に密着する。逆に、鍵本体2が吸湿に伴って膨張した場合には、同図(b)に示すように、埋設孔11が拡大するとともに、両係合凸部13、13が膨張する。これにより、各係合凸部13が、係合凹部12aの周壁部に、これを内方から押圧した状態で強固に密着する。
【0027】
したがって、本実施形態によれば、前述した第1実施形態と同様、鍵本体2の乾湿に伴って埋設孔11が拡大および縮小したいずれの場合でも、重り12の保持力を十分に確保でき、重り12を鍵本体2に安定して保持することができる。
【0028】
なお、本発明は、第1および第2実施形態に限定されるものではなく、埋設孔が拡大または縮小したときに、係合凸部が係合凹部に、または埋設孔の周壁部が重りの外周部に密着することによって、重りを鍵本体に安定して保持できればよい。したがって、実施形態で示した埋設孔8、11および重り4、12の形状、係合凸部9、13および係合凹部4a、12aの形状、数および配置などは、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【0029】
例えば、第1実施形態の重り4において、係合凹部4aを貫通するように形成してもよく、この場合も、前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第2実施形態の埋設孔11において、上下2つの係合凸部13、13に代えて、またはこれらとともに、同様の前後の係合凸部を設けてもよい。なお、第2実施形態の係合凸部13は、鍵本体2の左右の側面間に連続して延びていなくてもよく、例えば、鍵本体2の左右の側面間の中央部や側面付近に、不連続に設けるようにしてもよい。さらに、第2実施形態の埋設孔11の一方の開口部を、第1実施形態と同様に閉鎖するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本発明の第1実施形態によるグランドピアノの鍵を示す斜視図である。
【図2】鍵本体への重りの取付け前の状態を示す分解斜視図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図であり、(a)重りの取付け前の状態、および(b)重りの取付け後の状態を示している。
【図4】(a)鍵本体の乾燥状態、および(b)鍵本体の湿潤状態における重りの密着状態を説明するための図である。
【図5】本発明の第2実施形態による鍵の重りおよびその周辺部を示す図であり、(a)側面図、(b)B−B線に沿う断面図、および(c)C−C線に沿う断面図である。
【図6】(a)鍵本体の乾燥状態、および(b)鍵本体の湿潤状態における重りの密着状態を説明するための図である。
【図7】鉛製の重りを取り付けた従来の鍵の前部を示す部分側面図である。
【図8】鍵本体の乾湿に伴う埋設孔の変形を説明するための図であり、(a)重りの取付け後の状態、(b)鍵本体の乾燥状態、および(c)鍵本体の湿潤状態を示している。
【符号の説明】
【0031】
1 鍵
2 鍵本体
4 重り
4a 係合凹部
8 埋設孔
8a 開口部
8b 閉鎖壁部(壁部)
8c 周壁部
9 係合凸部
11 埋設孔
11a 周壁部(壁部)
12 重り
12a 係合凹部
13 係合凸部
【出願人】 【識別番号】000001410
【氏名又は名称】株式会社河合楽器製作所
【出願日】 平成18年9月5日(2006.9.5)
【代理人】 【識別番号】100095566
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 友雄


【公開番号】 特開2008−64854(P2008−64854A)
【公開日】 平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願番号】 特願2006−240243(P2006−240243)