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【発明の名称】 語学学習具
【発明者】 【氏名】森内 真也

【要約】 【課題】原語つまり外国語の学習をより効果的に行えるようにする。

【解決手段】表示面1に、表示要素として、原語2と、言語2の翻訳語3と、原語2の意味内容を示す画像4とが表示される。複数の言語2の左右間隔と、複数の翻訳後3の左右間隔と、複数の画像4の左右間隔とを相違させることにより、平行法または交差法によって眺めたときに、左右に並べられた同じ部分の左右間隔が小さい表示要素が手前側に見え、左右間隔が大きい表示要素が奥側(後方側)に見える立体視状態とされる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
同一の表示面に、原語と原語の翻訳語とを表示するようにしてなる語学学習具において、
互いに同一の原語が、左右方向に間隔をあけて複数表示され、
互いに同一の翻訳語が、左右方向に間隔をあけて複数表示され、
原語と翻訳語とを示す複数の表示要素のうち、一部の表示要素同士の左右間隔が他の表示要素同士の左右間隔と相違するように設定されることによって、平行法または交差法によって前記表示面を目視したときに、一部の表示要素が他の表示要素に対して前後方向にずれて見える立体視状態とされる、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項2】
請求項1において、
前記立体視状態において、
複数の原語の全てが、第1の同一平面上にあるように見え、
複数の翻訳語の全てが、前記第1の平面とは前後方向にずれた第2の同一平面上にあるように見えるように設定されている、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項3】
請求項1または請求項2において、
前記表示面に、原語つまり翻訳語の意味に対応した画像があわせて表示されている、ことを特徴とする語学学習具。
【請求項4】
請求項3において、
互いに同一の画像が、左右方向同一間隔でもって複数表示され、
前記立体視状態において、原語と翻訳語との少なくとも一方が、画像に対して前後方向にずれて見えるように設定されている、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項5】
請求項4において、
原語と翻訳語と画像とのそれぞれ数が互いに等しく設定されている、ことを特徴とする語学学習具。
【請求項6】
請求項4または請求項5において、
複数の原語の列と、複数の翻訳語の列と、複数の画像の列とが上下方向にずれた位置に表示され、
前記立体視状態において、
複数の原語の全てが、第1の同一平面上にあるように見え、
複数の翻訳語の全てが、第2の同一平面上にあるように見え、
複数の画像の全てが、第3の同一平面上にあるように見え、
前記第3の平面に対して、少なくとも前記第1の平面または第2の平面の少なくとも一方の平面が前後方向にずれて見えるように設定されている、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項7】
請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
前記表示面に、互いに同一の原語の発音記号が左右方向に間隔をあけて複数表示され、
前記立体視状態において、発音記号が、原語または翻訳語の少なくとも一方に対して前後方向にずれて見えるように設定されている、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項8】
請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
原語が、母音を有するものとされ、
前記立体視状態において、原語中の母音文字が、原語中の子音文字に対して前後方向にずれて見えるように設定されている、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項9】
請求項1ないし請求項7のいずれか1項において、
原語が、母音を有するものとされ、
前記立体視状態において、原語中の第1アクセントとなる特定母音のみが、原語中の他の文字に対して前後方向にずれて見えるように設定されている、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項10】
請求項1ないし請求項9のいずれか1項において、
原語が、母音を有するものとされ、
原語中の全ての母音文字の色が、原語中の子音文字の色と相違するように設定されている、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項11】
同一の表示面に、原語と原語の翻訳語と言語の意味を表す画像とを表示するようにしてなる語学学習具であって、
互いに同一の原語が、左右方向に間隔をあけて複数表示され、
互いに同一の翻訳語が、左右方向に間隔をあけて複数表示され、
原語と翻訳語と画像を示す複数の表示要素のうち、一部の表示要素同士の左右間隔が他の表示要素同士の左右間隔と相違するように設定されることによって、平行法または交差法によって前記表示面を目視したときに、一部の表示要素が他の表示要素に対して前後方向にずれて見える立体視状態とされる、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項12】
請求項11において、
平行法または交差法によって前記表示面を目視したときに、画像に対して、原語または翻訳語の少なくとも一部の表示要素が前後方向にずれて見える立体視状態とされる、ことを特徴とする語学学習具。
【請求項13】
請求項12において、
画像が左右方向に間隔をあけて複数表示され、
前記立体視状態において、
複数の原語の全てが、互いに同一平面上にあるように見え、
複数の翻訳語の全てが、互いに同一平面上にあるように見え、
複数の画像の全てが、互いに同一平面上にあるように見え、
画像の平面に対して、少なくとも原語の平面または翻訳語の平面の少なくとも一方の平面が前後方向にずれて見えるように設定されている、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項14】
請求項11ないし請求項13のいずれか1項において、
画像の上に、原語および翻訳語がそれぞれ重なるように表示されている、ことを特徴とする語学学習具。
【請求項15】
請求項11ないし請求項13のいずれか1項において、
複数の原語の列と、複数の翻訳語の列と、複数の画像の列とが、互いに上下方向にずれて表示されている、ことを特徴とする語学学習具。
【請求項16】
請求項11ないし請求項15のいずれか1項において、
前記表示面に、互いに同一の原語の発音記号が左右方向に間隔をあけて複数表示され、
前記立体視状態において、発音記号が、原語、翻訳語または画像の少なくとも1つに対して前後方向にずれて見えるように設定されている、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項17】
表示面に、母音文字と子音文字とからなる原語を表示するようにしてなる語学学習具において、
同一の原語が、左右方向に間隔をあけて複数表示され、
複数の原語の左右方向間隔のうち、所定の母音文字の左右方向間隔を、該所定の母音文字以外の他の文字の左右方向間隔と相違させることによって、平行法または交差法によって前記表示面を目視したときに、該所定の母音文字が該他の文字に対して前後方向にずれて見える立体視状態とされる、
ことを特徴とする語学学習具。
【請求項18】
請求項17において、
第1アクセントとなる母音文字のみが、前記所定の母音文字とされている、ことを特徴とする語学学習具。
【請求項19】
請求項17または請求項18において、
子音文字の色が、共通の特定色に設定され、
全ての母音文字の色が、前記特定色とは異なる色に設定されている、
ことを特徴とする語学学習具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、語学学習具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
英語等の外国語を学習する場合、原語における基本単語や基本句(成句)について、ある程度以上の数を記憶することが要求される。英語を学習する場合を例にすると、従来は、例えば英単語を記憶するには、単語帳と呼ばれるように、多くの英単語が例えばアルファベット順に並べられて、個々の英単語のに並設してその翻訳語が表示されているものを利用することが一般的である。
【0003】
特許文献1には、幼児等がゲーム感覚で英単語を楽しく学習できるように、マス目を有するゲーム盤と、マス目に入る大きさで表面側に絵柄とが描かれると共に、裏面側が無表示とされたカードを用意して、教師が発音した英単語に応じた絵柄のカードをいち早く当てた者が、そのカードをゲーム盤上で裏返す権利を獲得して、裏返しされたカードの数が多いものがゲームの勝利者となるようにしたものがある。
【0004】
特許文献2には、携帯型情報処理装置の一種となる電子辞書を利用して、検索した英単語とその翻訳語とを記憶、登録して、検索した単語とその翻訳語からなる使用者独自の単語帳を自動的に作成するものが開示されている。
【0005】
非特許文献1には、語学学習とは関係はないが、紙面に描かれた絵柄を平行法または交差法と呼ばれる手法でもって目視すると、絵柄や絵柄に隠れた隠し絵が立体的に見える立体視状態となるものが開示されている。なお、非特許文献1は、立体視状態で得られる画像の不思議さや美しさを楽しんでもらうためのもので、語学学習との関係については何ら認識されていないものである。
【特許文献1】特開2002−32005号公報
【特許文献2】特開平7−234874号公報
【非特許文献1】株式会社宝島社 2003年7月12日発行 「スペシャル版 どんどん目がよくなるマジカル・アイ」
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、原語とその意味を対応づけて記憶(暗記)することや、原語のつづりを覚える等の語学学習は、語学学習する際に避けて通れないものであるとはいえ、単純作業となってあきやすく、極端な場合にはかなりの苦痛を伴うことにもなって、十分な学習効果を得ることが難しいものとなる。
【0007】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、原語つまり外国語の学習をより効果的に行えるようにした語学学習具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明にあっては、表示面に、原語の他にその翻訳語を表示し、さらに必要に応じて原語の意味内容を示す画像を表示するようにしてあるが、原語、翻訳語、画像等の表示要素が前後方向にずれた位置関係となる凹凸をもって見えるようにする、つまり立体的に見えるようにしたものである。このため、本発明では、平行法または交差法という特別な眺め方をしたときに、立体視状態が得られるようにしてある。より具体的には、本発明は、同じものを左右方向に間隔をあけて並べたとき、平行法または交差法によって眺めたときに、左右に並べられた同じ部分の左右間隔が小さいと手前側に見え、左右間隔が大きいと奥側(後方側)に見えるという原理を利用してある。より具体的には、同一の表示面に、互いに同一の原語の他、互いに同一の翻訳語あるいは原語の意味内容を示す互いに同一の画像等をそれぞれ左右方向に並べて配置して、その左右方向間隔を適宜変更することにより、原語や翻訳語や画像等の表示要素が適宜前後方向にずれて見える立体視状態が得られるようにしてある。なお、平行法や交差法での眺め方そのものは特許文献3等で広く知られているが、平行法は遠方を見る見方であるために近視によいとされているので、特に若年層に多い近視の進行を防止あるいは抑制する上で好ましいものとなり、さらには近視の矯正効果をも期待できるものとなる。また、交差法は近くを見るために遠視に良いとされている(老眼の防止あるいは抑制効果や、老眼の矯正が期待できる)。
【0009】
なお、原語と翻訳語とは互いに別々の国の言語であるという関係にあるので、原語は学習対象となる言語(つまり外国語)であり、翻訳語は学習者の母国語というように位置づけることもできる。また、本発明は、必ずしも画像の表示が必須としない場合もある。さらに、画像を表示する場合でも、1つの画像のみを表示する場合もあり、複数の画像を左右方向に間隔をあけて表示する場合もある。
【0010】
以下、特許請求の範囲にける各請求項について説明する。
まず、請求項1においては、前記目的を達成するために、次のような解決手法を採択してある。すなわち、
同一の表示面に、原語と原語の翻訳語とを表示するようにしてなる語学学習具において、
互いに同一の原語が、左右方向に間隔をあけて複数表示され、
互いに同一の翻訳語が、左右方向に間隔をあけて複数表示され、
原語と翻訳語とを示す複数の表示要素のうち、一部の表示要素同士の左右間隔が他の表示要素同士の左右間隔と相違するように設定されることによって、平行法または交差法によって前記表示面を目視したときに、一部の表示要素が他の表示要素に対して前後方向にずれて見える立体視状態とされる、
ようにしてある。
【0011】
上記解決手法によれば、表示面を見る者つまり語学学習者は、平行法または交差法の眺め方を行うために、気持ちを集中させて表示面を眺めることになり、原語と翻訳語とを対応づけた記憶を効果的に行うことが可能となる。また、立体視状態という日常ではめったに経験しない不思議な現象を体感しつつ学習することになるので、楽しんで学習することもできて、これがより学習効果を高めることになる。
【0012】
請求項1に記載の解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2〜請求項10に記載のとおりである。すなわち、
前記立体視状態において、
複数の原語の全てが、第1の同一平面上にあるように見え、
複数の翻訳語の全てが、前記第1の平面とは前後方向にずれた第2の同一平面上にあるように見えるように設定されている、
ようにしてある(請求項2対応)。この場合、立体視状態において、原語と翻訳語との前後方向の位置関係が明確となって、語学学習効果を高めることができる。
【0013】
前記表示面に、原語つまり翻訳語の意味に対応した画像があわせて表示されている、ようにしてある(請求項3対応)。この場合、原語(翻訳語)の意味する内容を、画像をも利用して強く記憶に残ることになり、より一層学習効果を高めることができる。
【0014】
互いに同一の画像が、左右方向同一間隔でもって複数表示され、
前記立体視状態において、原語と翻訳語との少なくとも一方が、画像に対して前後方向にずれて見えるように設定されている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、立体視状態において、同一平面上にある画像を背景(あるいは前景)として目視させつつ、文字部分を画像に対して前後方向にずれた位置関係とすることができる。
【0015】
原語と翻訳語と画像とのそれぞれ数が互いに等しく設定されている、ようにしてある(請求項5対応)。この場合、多くの表示要素を立体視状態にすることができ、より楽しんで語学学習を行うことができる。
【0016】
複数の原語の列と、複数の翻訳語の列と、複数の画像の列とが上下方向にずれた位置に表示され、
前記立体視状態において、
複数の原語の全てが、第1の同一平面上にあるように見え、
複数の翻訳語の全てが、第2の同一平面上にあるように見え、
複数の画像の全てが、第3の同一平面上にあるように見え、
前記第3の平面に対して、少なくとも前記第1の平面または第2の平面の少なくとも一方の平面が前後方向にずれて見えるように設定されている、
ようにしてある(請求項6対応)。この場合、立体視状態において、画像を背景あるいは前景として利用しつつ、原語または翻訳語の少なくとも一方を画像に対して前後方向にずれた位置関係でもって見せることができる。また、立体視状態において、原語同士が同一平面上に、翻訳語同士が同一平面上に、画像同士が同一平面上にまとまって見えるので、極めて整然とした見え方となって、学習効果を高める上で好ましいものとなる。
【0017】
前記表示面に、互いに同一の原語の発音記号が左右方向に間隔をあけて複数表示され、
前記立体視状態において、発音記号が、原語または翻訳語の少なくとも一方に対して前後方向にずれて見えるように設定されている、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、発音記号も含めて効果的に語学学習することができる。
【0018】
原語が、母音を有するものとされ、
前記立体視状態において、原語中の母音文字が、原語中の子音文字に対して前後方向にずれて見えるように設定されている、
ようにしてある(請求項8対応)。この場合、立体化によって母音の位置を明確に認識させて、原語のつづりを効果的に記憶させる上で好ましいものとなる。
【0019】
原語が、母音を有するものとされ、
前記立体視状態において、原語中の第1アクセントとなる特定母音のみが、原語中の他の文字に対して前後方向にずれて見えるように設定されている、
ようにしてある(請求項9対応)。この場合、第1アクセントのある位置を明確に認識させて、原語の発音を学習する上でも好ましいものとなる。
【0020】
原語が、母音を有するものとされ、
原語中の全ての母音文字の色が、原語中の子音文字の色と相違するように設定されている、
ようにしてある(請求項10対応)。この場合、色分けによって母音の位置を明確に認識させて、原語のつづりを効果的に記憶させる上で好ましいものとなる。
【0021】
請求項11においては、前記目的を達成するために、次のような第2の解決手法を採択してある。すなわち、
同一の表示面に、原語と原語の翻訳語と言語の意味を表す画像とを表示するようにしてなる語学学習具であって、
互いに同一の原語が、左右方向に間隔をあけて複数表示され、
互いに同一の翻訳語が、左右方向に間隔をあけて複数表示され、
原語と翻訳語と画像を示す複数の表示要素のうち、一部の表示要素同士の左右間隔が他の表示要素同士の左右間隔と相違するように設定されることによって、平行法または交差法によって前記表示面を目視したときに、一部の表示要素が他の表示要素に対して前後方向にずれて見える立体視状態とされる、
ようにしてある。上記第2の解決手法によれば、請求項1に対応した効果と同様の効果を得ることができ、これに加えて、画像を利用することによって、より楽しくかつより効果的な学習を行うことができる。
【0022】
上記第2の解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項12〜請求項16に記載のとおりである。すなわち、
平行法または交差法によって前記表示面を目視したときに、画像に対して、原語または翻訳語の少なくとも一部の表示要素が前後方向にずれて見える立体視状態とされる、ようにしてある(請求項12対応)。この場合、画像に対して原語または翻訳語が前後方向にずれて見えることになり、画像を背景または前景として利用しつつ、原語または翻訳語の認識性を高めて、より効果的な学習を行うことができる。
【0023】
画像が左右方向に間隔をあけて複数表示され、
前記立体視状態において、
複数の原語の全てが、互いに同一平面上にあるように見え、
複数の翻訳語の全てが、互いに同一平面上にあるように見え、
複数の画像の全てが、互いに同一平面上にあるように見え、
画像の平面に対して、少なくとも原語の平面または翻訳語の平面の少なくとも一方の平面が前後方向にずれて見えるように設定されている、
ようにしてある(請求項13対応)。この場合、画像を背景あるいは前景として利用しつつ、原語同士が同一平面上に、、翻訳語同士が同一平面上にまとまって見えるので、極めて整然として見え方となって、学習効果を高める上で好ましいものとなる。
【0024】
画像の上に、原語および翻訳語がそれぞれ重なるように表示されている、ようにしてある(請求項14対応)。この場合、原語、翻訳語および画像を表示する場合の表示面積を全体的に小さくする上で好ましいものとなる。
【0025】
複数の原語の列と、複数の翻訳語の列と、複数の画像の列とが、互いに上下方向にずれて表示されている、ようにしてある(請求項15対応)。この場合、原語と翻訳語と画像とが上下方向にずれた整然とした見え方となって、学習効果を高める上で好ましいものとなる。
【0026】
前記表示面に、互いに同一の原語の発音記号が左右方向に間隔をあけて複数表示され、
前記立体視状態において、発音記号が、原語、翻訳語または画像の少なくとも1つに対して前後方向にずれて見えるように設定されている、
ようにしてある(請求項16対応)。この場合、発音記号をも合わせて効果的に記憶させることができる。
【0027】
請求項17においては、前記目的を達成するために、次のような第3の解決手法を採択してある。すなわち、
表示面に、母音文字と子音文字とからなる原語を表示するようにしてなる語学学習具において、
同一の原語が、左右方向に間隔をあけて複数表示され、
複数の原語の左右方向間隔のうち、所定の母音文字の左右方向間隔を、該所定の母音文字以外の他の文字の左右方向間隔と相違させることによって、平行法または交差法によって前記表示面を目視したときに、該所定の母音文字が該他の文字に対して前後方向にずれて見える立体視状態とされる、
ようにしてある。
【0028】
上記第3の解決手法によれば、立体視状態において、アルファベットの所定母音文字が他の文字に対して前後方向にずれた位置に見えるので、所定母音文字の位置が強調されて、母音文字を中心として原語のつづりを効果的に記憶する上で好ましいものとなる。また、表示面を見る者つまり語学学習者は、気持ちを集中させて表示面を眺めることになり、集中力が極めて向上された状態とされる。このように、集中力向上状態での学習となって、記憶効果が十分に高められることになる。また、立体視状態という日常ではめったに経験しない不思議な現象を体感しつつ学習することになるので、楽しんで学習することもできて、これがより学習効果を高めることになる。
【0029】
上記第3の解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項18、19に記載のとおりである。すなわち、
第1アクセントとなる母音文字のみが、前記所定の母音文字とされている、ようにしてある(請求項18対応)。この場合、立体視状態では、第1アクセントの母音文字のみが強調されるので、発音に関しての学習を効果的かつ楽しく行う上で好ましいものとなる。
【0030】
子音文字の色が、共通の特定色に設定され、
全ての母音文字の色が、前記特定色とは異なる色に設定されている、
ようにしてある(請求項19対応)。この場合、母音文字を中心とした原語のつづりを学習する上で極めて好ましいものとなる。
【0031】
本発明のその他の利点、効果は、後述の実施形態の説明からより一層明らかとなる。
【発明の効果】
【0032】
本発明によれば、外国語の学習をより効果的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0033】
以下、本発明の実施形態について説明するが、実施形態では全て、原語を「英語」とし、その翻訳語が「日本語」の場合を示してある。まず、図1において、薄いシートとなる本出願の図面用紙の表面が表示面1とされて、この表示面1に、「chimney]という原語(原語文字)2と、その翻訳語である「煙突」という翻訳語(翻訳文字)3と、原語2(翻訳語3)の意味する内容が画像でもって表現された画像4とが表示されている。画像4としては、写真、絵、イラスト、漫画等、文字を用いることなく視覚的にその意味内容が直感的に把握することの可能な適宜の形式のものを採択することができる。
【0034】
図1では、画像4は、同一の高さ位置(上端の高さ位置を揃える)において左右方向に間隔をあけて複数表示されている。原語2は、画像4の下方位置でかつ同一高さ位置において、左右方向に間隔をあけて複数表示されている。翻訳語3は、原語2の下方位置でかつ同一高さ位置において、左右方向に間隔をあけて複数表示されている。そして、図1に示す例では、原語2と翻訳語3と画像4は、それぞれ3個づつ表示されて、互いに等しい数とされて、1つの画像4の直下方に原語2が表示され、1つの原語2の直下方に翻訳語3が表示されている。また、複数の原語2同士は全く同じ内容とされ(複写された関係となっている)、複数の翻訳語3同士は全く同じ内容とされ(複写された関係となっている)、複数の画像4は全く同じ内容とされている(互いに複写された関係となっている)。複数の原語2同士は互いに重ならないように表示され、複数の翻訳語3同士は互いに重ならないように表示され、複数の画像4同士は互いに重ならないように表示され、原語2と翻訳語3と画像4同士も互いに重ならないように表示されている。
【0035】
図2は、図1の設定内容を説明するためのものであり、この図2以下では、図面に表示されている内容のうち、どれが原語で、どれが翻訳語で、どれが画像であるかが明確なので、原語、翻訳語および画像を示す符合「2」、「3」ないし「4」を付するのを省略してある。図2は、原語と翻訳語と画像の表示態様そのものは、図1の場合と全く同様である。この図2において、隣合う画像間での左右方向間隔がP1、P2で示され(画像の数が4以上の場合はさらにP3、P4・・・Pnとなる)、隣合う原語間での左右方向間隔がW1、W2で示され(原語の数が4以上の場合はさらにW3、W4・・・Wnとなる)、隣合う翻訳語間での左右方向間隔がY1、Y2で示される(翻訳語の数が4以上の場合はさらにY3、Y4・・・Ynとなる)。図2の例では、P1≠P2で、W1≠W2で、Y1≠Y2とされている。なお、平行法によって立体視状態を得るためには、PnとWnとYnとは、あまり大きくするのは好ましくなく、それぞれ9cm以下に設定するのが好ましい。
【0036】
図2(図1の場合も同じ)を、平行法あるいは交差法で正面から目視したとき、原語ごと、翻訳語ごと、画像ごとに、前後方向(紙面直角方向)にずれた位置関係となって見える立体視状態となる(凹凸に立体視される)。なお、平行法は、表示面1の裏面側のはるか遠方を見る目つきでもって表示面1を眺める手法である(目の焦点が遠方となる)。また、交差法は、表示面1よりも十分に紙面手前側を見る目つきでもって表示面1を眺める手法である(自分自身の鼻の近くを見るというように、目の焦点が目のすぐ近くとなる)。立体視状態となったとき、原語、翻訳語、画像の数が、実際に表示されている数よりも1つ多い数となって見える(図1,図2の例では、原語、翻訳語、画像それぞれ4個づつ見える状態となる)。なお、平行法で見たときに凹(前後方向奥側の位置)に見えたものは、交差法では凸(前後方向手前側)に見えるというように、平行法と交差法とでは凹凸の関係が逆になる。なお、立体視状態を得るには、平行法あるいは交差法による眺め方にある程度慣れる必要がある。立体視状態を得るまでに要する時間は、立体視に慣れてない場合は数十秒〜数分を要することが多いが、立体視に慣れた場合は数秒〜10数秒程度の短い時間ですむ。
【0037】
立体視状態とするために、表示面1を見る者つまり語学学習者は、気持ちを集中させて表示面1を眺めることになり、集中力が極めて向上された状態とされる。このように、集中力向上状態で学習できて、原語と翻訳語とを対応づけた記憶を効果的に行うことが可能となる。また、立体視状態という日常ではめったに経験しない不思議な現象を体感しつつ学習することになるので、楽しんで学習することもできて、これがより学習効果を高めることになる。さらに、原語(翻訳語)の意味する内容を、画像をも利用して強く記憶に残ることになり、より一層学習効果を高めることができる。なお、平行法は遠方を見る見方であるために近視によいとされているので、特に若年層に多い近視の進行を防止あるいは抑制する上で好ましいものとなり、さらには近視の矯正効果をも期待できるものとなる。また、交差法は近くを見るために遠視に良いとされている(老眼の防止あるいは抑制効果や、老眼の矯正が期待できる)。なお、通常の学習では、左脳が活発に働く状況であるが、立体視を行っているときは右脳が活発に働くことを期待できるという可能性がある。
【0038】
図3は、本発明の第2の実施形態を示すもので、図1、図2の変形例を示すものである。図3の実施形態では、、表示されている原語、翻訳語、画像そのものは図1、図2に表示されているものと同じであるが、その数が、それぞれ5個とされている。また、図3の場合は、複数の画像間の左右方向間隔は互いに等しく設定され、複数の原語間の左右方向間隔は互いに等しく設定され、複数の翻訳語間の左右方向間隔は互いに等しく設定されている。より具体的には、隣り合う画像間の左右方向間隔を左方から右方へ順次P1、P2、P3、P4としたときに、P1=P2=P3=P4とされ、隣り合う原語間の左右方向間隔を左方から右方へ順次W1、W2、W3、W4としたときに、W1=W2=W3=W4とされ、隣り合う翻訳語間の左右方向間隔を左方から右方へ順次Y1、Y2、Y3、Y4としたときに、Y1=Y2=Y3=Y4とされている。そして、Pn≠Wn≠Yn(nは1、2、3・・・というサフィックス)とされると共に、Pn>Wn>Ynとされている。Pn>Wn>Ynの関係から、平行法で立体視したとき、翻訳語である「煙突」の文字がもっとも前側(手前側)に見え、画像がもっとも後側に見え、原語である「chimney」の文字が前後方向中間位置に見える(交差法での立体視状態では、前後方向の位置関係が平行法での立体視状態と逆になる)。
【0039】
図4は、本発明の第3の実施形態を示すもので、図3の変形例に相当する。図4の実施形態では、アルファベットからなる原語のうち、母音文字の色と子音文字の色とを相違させてある。すなわち、子音文字である「c、h、m、n、y」は、全てある特定色(例えば黒色)の同色とされる一方、母音文字となる「i、e」はそれぞれ子音文字とは異なる色(例えば赤色)に設定されている。図4では、図面が白黒表示であるために、文字の濃淡でもって母音文字と子音文字との色相違が示される(濃色と淡色との相違)。また、図4では、第1アクセントとなる特定母音文字「i」をもっとも大きくかつ太く描き、第2アクセントとなる母音文字「e」を太く描いて、他の文字との識別性を高めるようにしてある(大きさと太さとによる識別で、大きさまたは太さの何れか一方のみを変更させるようにしてもよい)。
【0040】
図4において、複数の母音文字のうち、第1アクセントとなる特定の母音文字のみを、他の母音文字の色および子音文字の色と相違させるようにしてもよい。より具体的には、例えば、第1アクセントとなる特定母音文字「i」を例えば赤色とし、第1アクセント以外の他の母音文字「e」を例えば緑色とし、子音文字を全て例えば黒色とすることができる。また、第1アクセントとなる特定の母音文字「i」の色のみを、他の文字の色と相違させることもできる(第1アクセント以外の母音文字「e」と子音文字とは同じ色とされる)。さらに、原語が3以上の母音文字を含む場合に、全ての母音文字の色を子音文字とは異なる色に設定すると共に(子音文字は全て同じ色、例えば黒色に設定)、第1アクセントとなる特定母音文字の色と、第2アクセントとなる母音文字の色と、その他の母音文字の色とを互いに相違させるようにしてもよい(全ての母音文字の識別性向上と、第1アクセントとなる母音文字と、第2アクセントとなる母音文字とを、母音文字の中でさらに識別させる)。
【0041】
図5は、本発明の第4の実施形態を示すものである。本実施形態では、原語を示す文字が「pineapple」として表示され、原語の下方に、翻訳語を示す文字が「パイナップル」として表示され、この原語(翻訳語)の意味内容を示す画像が原語の上方に表示されている。図5の実施形態では、原語の文字の色は全て同じ色(例えば黒色)とされているが、第1アクセントのある第1特定母音文字「i」と第2アクセントのある真ん中の第2特定母音文字「a」の2文字が、他の文字に対して前後方向にずれて見えるように設定されている。より具体的には、左右方向に間隔をあけて表示された3つの原語のうち、左側の原語の「i」と、真ん中の原語の「i」と、右側の原語の「i」の左右方向間隔が、「i」以外の文字の左右方向間隔よりも小さく(短く)なるように設定されている。また、第2アクセントとなる第2特定母音文字「a」同士の間での左右方向間隔が、上記「i」同士の間での左右方向間隔よりも大きいが、他の文字同士の左右方向間隔よりも小さくなるように設定されている。これにより、平行法での立体視状態では、原語を構成する文字のうち、上記「i」の文字がもっとも手前に見え、第2特定母音文字となる[a」の文字がその次に手前に見え、それ以外の他の文字がもっとも後側に見えることになり、アクセントのある母音文字が手前に強調されて見えることになる。交差法での立体視状態において、上記アクセントのある母音文字が手前に見えるようにするには、上記「i」同士の間での左右方向間隔をもっとも大きくし、上記「a」同士の間での左右方向間隔を次に大きくし、その他の文字同士の間での左右方向間隔をもっとも小さくなるように設定すればよい。
【0042】
図5の例では、立体視状態において、上記「i」と「a」の文字以外は同一平面となるように設定されているが、図1〜図4の例で説明したように、翻訳語と原語とが別平面に位置して見えるように設定する等のこともできる。
【0043】
図6は、本発明の第5の実施形態を示すもので、図5の例において、原語を構成する文字のうち、第1特定母音文字「i」の色と第2特定母音文字「a」の色(例えば赤色)を、他の文字の色(例えば黒色)と相違させるようにしてある。また、第1特定母音文字「i」と第2特定母音文字「a」とを、他の文字に比して、太くかつ大きく描いてある(太さと大きさによる識別で、太さまたは大きさのいずれか一方のみを変更するようにしてもよい)。
【0044】
図6の例において、第1特定母音文字「i」の色と第2特定母音文字「a」の色とを相違させるようにしてもよい。例えば、第1特定母音文字の色を濃い赤色とし、第2特定母音文字の色を薄い赤色とすることができる。また、第1特定母音文字「i」の色を例えば赤色とし、第2特定母音文字「a」の色を例えば緑色にするというように、色を大きく相違させるようにしてもよい。
【0045】
図7は、本発明の第6の実施形態を示すもので、画像の上に重ねて、原語と翻訳語とを表示するようにしたものである。すなわち、原語が「glen」とされ、翻訳語が「渓谷」とされ、画像が渓谷を撮影した写真で構成されている。図8において、隣り合う画像間での左右方向間隔が互いに等しく設定され(P1=P2=P3=P4)とされ、隣り合う原語間の左右方向間隔が互いに等しく設定され(W1=W2=W3=W4)、隣り合う翻訳語間の左右方向間隔が互いに等しく設定されている(Y1=Y2=Y3=Y4)。そして、Pn>Yn>Wnとされている。平行法で立体視したとき、原語である「glen」の文字がもっとも前側(手前側)に見え、画像がもっとも後側に見え、翻訳語である「渓谷」の文字が前後方向中間位置に見える(交差法での立体視状態では、前後方向の位置関係が平行法での立体視状態と逆になる)。また、本実施形態では、原語中の母音文字となる「e」の色が例えば赤色に設定され、子音文字となる「g、l、n、」の各文字が例えば黒色に設定されている(母音文字と子音文字との色相違設定)。本実施形態では、画像上に原語および翻訳語を重ねて表示してあるので、重ならないように表示する場合に比して、全体的に表示面積を小さくすることができ、また画像を大きく表示することができる。さらに、本実施形態では、隣り合う画像同士が接触するように表示されているので(間隔をあけないで表示されているので)、複数の画像を全体的に1つの大きな画像として認識させることができる。
【0046】
図8は、本発明の第7の実施形態を示すものである。本実施形態では、原語として「intellectual」が表示され、翻訳語として「知的な」が表示され、画像として、知的な顔をした人物が表示され、さらに原語の発音記号が表示されている。本実施形態では、原語と翻訳語と画像と発音記号とを1セットとしたセット体が、左右方向に間隔をあけて複数(実施形態では4個)表示されているが、この複数のセット体が同一の背景5(図面用紙の色よりも若干濃い色の部分)上に描かれている。
【0047】
図9は、本発明の第8の実施形態を示すものである。本実施形態では、原語とその翻訳語の組み合わせを、同一の表示面(本出願の図面用紙の表面に相当)に上下方向に間隔をあけて複数(実施形態では4種類)表示するようにしてある。すなわち、もっとも上が、原語「abstruse」と翻訳語「難解な」の組み合わせであり、上から2番目が、原語「elate」と翻訳語「元気づける」の組み合わせであり、上から3番目が、原語「ablate」と翻訳語「除去する」の組み合わせであり、もっとも下が、原語「differentiate」と翻訳語「識別する・微分する」の組み合わとなっている。各原語は、それぞれ、母音文字と子音文字との色が相違されている。各原語とその翻訳語の組み合わせにおいて、立体視状態では、原語と翻訳語とからなる複数の表示要素のうち一部の表示要素が他の表示要素に対して前後方向にずれた位置関係となって見えるようにされている。本実施形態では、1つの表示面に、「原語とその翻訳語との組み合わせ」を、数多く表示させるものとなっている。
【0048】
図10〜図13は、表示面1の設定例を示すものである。図10は、本出願の図面用紙のような薄いシート体21の表面を表示面1として利用して、少なくとの原語と翻訳語とを表示したもので、各シート体21が個々独立している。原語と翻訳語とが表示されたシート体21を多数用意して、数多くの原語をその翻訳語と対応づけて記憶するものとなる。図10の例は、シート体21として大きなもの、つまりシート体21に表示される原語と翻訳語とを大きく表示する場合に好適となる(特に、幼児用の場合は原語の意味内容に対応した画像を合わせて表示するのが好ましい)。
【0049】
図11は、原語と翻訳語とが表示されたシート体21の端部に、連結孔22を形成して、この連結孔22を利用するバインダ23によって、多くのシート体21同士を1つの本形式に綴り合わせることができ、また分離することができ、さらにはシート体21を適宜加除できるようにしたものである。バインダ23は、例えば、裏表紙23aと、裏表紙23aに固定されて曲げ変形が可能で、連結孔23に挿通される細長の挿通部23bと、押さえ具23cとを有する。押さえ具23cは、挿通部23bが挿通される通し孔23dと、通し孔23dを挿通された挿通部23bを曲げ変形させて係止しておくスライド式のスライド部材23eを有する。バインダ23は、実施形態のものでは背表紙および表表紙を有しないものとされているが、背表紙と表表紙を有するものであってもよい。
【0050】
図12は、原語と翻訳語とが表示されたシート体21を多数枚つづり合わせて、1冊の本25を構成したものであり(各シート体21を独立して分離することが不能)、いわゆる一般的な単語帳のようなものに相当する。すなわち、本25は、裏表紙25aと背表紙25bと表表紙25cとを有して、各表紙25aと25cとの間に多数のシート体21が挟まれた状態で、多数のシート体21の端部が背表紙25bに接着等によって固定されている。
【0051】
図13は、表示面1を、情報処理装置としてのノート型のパーソナルコンピュータ31における開閉式の表示画面32としたものであり、表示画面32に、図1〜図9に示したような態様でもって、原語、翻訳語、画像等が表示される。すなわち、パーソナルコンピュータ31には、例えば図1〜図9に示したような表示内容があらかじめ辞書として多数記憶されており、キーボード33の操作によって、記憶されている多数の表示内容の中から所望のものが選択されて、この選択された内容でもって表示画面32に表示される。より具体的には、例えば、キーボード33の操作によって、辞書モードを選択(辞書プログラムを起動させる)すると共に、立体視するモードを選択し、次いで「chimney」の用語と打ち込むことによって(英和の場合)、あるいは「煙突」の用語と打ち込むことによって(和英の場合)、打ち込まれた用語があらかじめ記憶されている辞書に照合されて、その照合結果として、例えば図1のような表示内容が表示画面32に表示されることになる。なお、情報処理装置としてのパーソナルコンピュータ31を利用する以外に、表示画面32を有する適宜の情報処理装置を利用することができ、例えば、PDA(パーソナル・デジタル・アシスタント)、ゲーム機、電子辞書等の表示画面に対して、図1〜図9で示すような表示内容を表示させることができる。特に、ノート型のパーソナルコンピュータや、PDA、電子辞書等の携帯型情報処理装置の表示画面を表示面1として利用する場合は、通学途中や通勤途中において、語学学習を行う上で好ましいものとなる。
【0052】
以上実施形態について説明したが、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載された範囲において適宜の変更が可能であり、例えば次のような場合をも含むものである。表示される原語としては、英語に限らず、ドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語、中国語等の適宜の国の原語とすることができ、同様に、表示される翻訳語としては日本語に限らず、英語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、韓国語、中国語等の適宜の国の翻訳語とすることができる。原語が表示されている限り、その他の表示内容は適宜選択できるものであり、例えば、原語と翻訳語のみの表示は勿論のこと、原語と翻訳語と発音記号の表示であってもよい。
【0053】
原語は単語に限らず、成句(句)であってもよく、例えば原語の成句として「be anle to 〜」が表示され、翻訳語として「〜することができる」と表示される。また、成句の場合に、長くなる場合は、1つの成句を上下2段に分けて表示する等、原語(翻訳語も同じ)の表示を1段に表示する場合に限らず、複数段に分けて表示することもできる。1つの原語に対して複数の翻訳語を表示することもできる。原語と翻訳語と画像と発音記号の各表示要素は、互いに同一数に設定することなく、一部の表示要素の数が他の表示要素の数と相違するように設定してもよい。左右方向に並記される原語や翻訳語等の表示要素の数は、立体視状態を得るためには2以上であればよいが、立体視状態をより容易に得るためおよび立体感を十分に楽しむためには3以上とするのが好ましく、またあまり数多くなると表示面が横方向に大きくなりすぎたり、立体視状態を得るのに視野が左右方向に大きく広がり過ぎることとなるため、5以下に設定するのが好ましい。
【0054】
表示面としては、例えば、テーブルクロスの表面、ランチョンマットの表面、日めくりカレンダーの表面等、適宜のものを利用し得る。また、画像としては、立体カメラで撮影された左右一対で1組となる画像を表示するようにしてもよく、このような左右一対で1組となる画像を左右方向に複数組並べるようにしてもよい(この場合、1組の画像でもって画像そのものの立体感が得られると共に、各組の左右方向間隔の相違設定によって、立体視状態のときに、原語等に対して画像を前後方向にずれて見える状態を得ることも可能となる)。勿論、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0055】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すもので、画像と原語と翻訳語とが入り交じって立体視される場合の例を示す図。
【図2】図1の設定手法を説明するための図。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すもので、画像の列と原語の列と翻訳語の列との列単位で立体視される場合の例を示す図。
【図4】本発明の第3の実施形態を示すもので、図3の例において、母音文字を子音文字と色分けした場合の例を示す図。
【図5】本発明の第4の実施形態を示すもので、アクセントがくる母音文字が他の文字に対して立体視される場合の例を示す図。
【図6】本発明の第5の実施形態を示すもので、図6の例において、アクセントがくる母音文字の色を他の文字の色に対して相違させた場合の例を示す図。
【図7】本発明の第6の実施形態を示すもので、画像の上に原語と翻訳語とを重ねて表示した場合の例を示す図。
【図8】本発明の第7の実施形態を示すもので、発音記号を合わせて表示した場合の例を示す図。
【図9】本発明の第8の実施形態を示すもので、原語と翻訳語とのセット体を、上下に複数表示した場合の例を示す図。
【図10】表示面の第1の設定例を示す図。
【図11】表示面の第2の設定例を示す図。
【図12】表示面の第3の設定例を示す図。
【図13】情報処理装置の表示画面を表示面として利用する場合の例を示す図。
【符号の説明】
【0056】
1:表示面
2:原語
3:翻訳語
4:画像
21:シート体
22:連結孔
23:バインダ
25:本
31:ノート型のパーソナルコンピュータ(携帯型情報処理装置)
32:表示画面
33:キーボード

【出願人】 【識別番号】506395138
【氏名又は名称】森内 真也
【出願日】 平成18年11月28日(2006.11.28)
【代理人】 【識別番号】100080768
【弁理士】
【氏名又は名称】村田 実


【公開番号】 特開2008−134430(P2008−134430A)
【公開日】 平成20年6月12日(2008.6.12)
【出願番号】 特願2006−320302(P2006−320302)