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【発明の名称】 車載装置
【発明者】 【氏名】原 郁子

【要約】 【課題】POI情報を有効に活用可能な技術を提供する。

【構成】POI情報のうち、ユーザの周知の店舗や施設等の情報を既知リストに登録する。POI情報を表示する場合、既知リストに登録されているものは表示しない、又は、表示形態を変更するように制御する。また、POI情報をユーザの任意のジャンルで分類する。同一のジャンルにおいて、到着した店舗や施設が所定数以上である場合、そのPOI情報の表示形態を変更するように制御する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車載装置であって、
場所に関する情報であるPOI情報を記憶するPOI情報記憶手段と、
前記POI情報を出力装置に出力する出力制御手段と、
入力装置から、前記出力装置に出力されたPOI情報のうち少なくとも1つの指示を受け付ける受付手段と、
前記受け付けたPOI情報を既知POI情報として記憶する既知POI情報記憶手段と、を有し、
前記出力制御手段は、前記出力装置に、前記POI情報を、前記既知POI情報に応じて異なる出力形態で出力すること
を特徴とする車載装置。
【請求項2】
請求項1記載の車載装置であって、
前記POI情報は、場所の位置情報を含み、
前記出力制御手段は、前記出力装置に、前記POI情報の場所を地図に位置付けて、前記既知POI情報に応じて異なる出力形態で前記POI情報をさらに出力すること
を特徴とする車載装置。
【請求項3】
車載装置であって、
場所に関する情報と、該場所の位置情報とを含むPOI情報を記憶するPOI情報記憶手段と、
前記POI情報を出力装置に出力する出力制御手段と、
入力装置から、前記出力装置に出力されたPOI情報のうち少なくとも1つと、該POI情報のジャンルとを受け付ける受付手段と、
前記受け付けたPOI情報及びジャンルを対応付けて記憶するジャンル情報記憶手段と、
車両が到着した位置情報を記憶する到着履歴情報記憶手段と、を有し、
前記出力制御手段は、各ジャンルにおいて到着した場所が所定数以上である場合、該到着している場所のPOI情報の出力形態を変化させて前記出力装置に出力すること
を特徴とする車載装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等に搭載されるナビゲーションシステムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
車載用ナビゲーションシステムは、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置にPOI(Point Of Interest)情報を記憶している。このPOI情報は、店舗や施設等の場所に関する情報である。具体的には、例えば、POI情報は、店舗や施設等の位置や、それらの店舗や施設等で提供されるサービスに関する情報等を含むものである。POI情報は、工場出荷時等に予め格納されるものや、サーバ等から送信等されるものがある。特許文献1には、POI情報を用いた処理を行なう技術が記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開2005−339279号広報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、POI情報には有効期限が設定されている。この有効期限が経過すると、そのPOI情報は削除される。従って、POI情報を有効に活用しているとはいえない。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、POI情報を有効に活用可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、車載装置であって、場所に関する情報であるPOI情報を記憶するPOI情報記憶手段と、前記POI情報を出力装置に出力する出力制御手段と、入力装置から、前記出力装置に出力されたPOI情報のうち少なくとも1つの指示を受け付ける受付手段と、前記受け付けたPOI情報を既知POI情報として記憶する既知POI情報記憶手段と、を有し、前記出力制御手段は、前記出力装置に、前記POI情報を、前記既知POI情報に応じて異なる出力形態で出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明による技術によれば、POI情報を有効に活用することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0009】
まず、本実施形態のナビゲーションシステム1の構成例を、図1を参照して説明する。ナビゲーションシステム1は、車両(図示略)に搭載されている。図1において、ナビゲーションシステム1は、角速度センサ101、車速センサ102、GPS(Global Positioning System)受信装置103、演算部104、記憶装置105、入力装置106、ディスプレイ107、音声出力装置108、通信インタフェース109、通信端末110等を有する。
【0010】
角速度センサ101は、車両のヨーレイトを検出することで車両の方位の変化を検出する。車速センサ102は、車両のトランスミッションの出力軸の回転に比例した時間間隔で出力されるパルスをカウントすることにより、車速を算出する。
【0011】
GPS受信装置103は、GPS衛星からの信号を受信し、車両とGPS衛星間との距離及び距離の変化率を測定することで、車両の位置、進行方位、進行速度等を測定する。
【0012】
記憶装置105は、例えば、CD-R(Compact Disc-Recordable)やDVD-RAM(Digital Versatile Disk-Random Access Memory)等の記憶メディア及び当該記憶メディアの駆動装置、HDD等であり、地図データ、POI情報テーブル、表示形態情報テーブル、既知リスト、到着履歴情報テーブル、ジャンルリスト等を記憶する。POI情報テーブルは、複数のPOI情報を含む。各POI情報は、店舗や施設等の位置情報、提供可能なサービス等を含む。表示形態情報テーブルは、後述する既知リストに登録されているPOI情報の店舗や施設等の位置を示すアイコンの表示形態を示す。既知リストは、POI情報の店舗や施設等のうち、ユーザが周知しているものである。到着履歴情報テーブルは、車両が到着した位置の履歴情報である。ジャンルリストは、POI情報の店舗や施設等を、ユーザが任意の設定でジャンル分けしたものである。これらの情報の詳細については後述する。
【0013】
入力装置106は、例えば、リモコン及びリモコン受信部、タッチパネル、スイッチ等である。
【0014】
ディスプレイ107は、地図を表示し、表示した地図上に、現在位置、アイコン等を合成して表示する。音声出力装置108は、例えばスピーカ等であり、誘導案内のための音声等を出力する。
【0015】
通信インタフェース109は、通信端末110と接続するためのインタフェースである。通信端末110は、例えば携帯電話等であり、図示しない携帯電話網や公衆網等の通信ネットワークと接続するための通信装置である。
【0016】
演算部104は、上述した各周辺装置の動作の制御を行うためのものであり、AD変換器121、カウンタ122、RAM123、ROM124、CPU(Central Processing Unit)125等を有する。
【0017】
AD変換器121は、角速度センサ101の信号(アナログ)をデジタル信号に変換する。カウンタ122は、車速センサ102から出力されるパルス数を例えば0.1秒毎にカウントする。RAM123は、受信した交通情報、CPU125による演算データ、記憶装置105から読み出したデータ等を格納する。ROM124は、プログラムやデータ等を格納する。
【0018】
CPU125は、ROM124から読み出したプログラムを実行することにより、現在位置算出部151、表示処理部152、既知登録処理部153、ジャンル登録処理部154、到着処理部155等を実現する。
【0019】
現在位置算出部151は、車両の現在位置を算出する。この、現在位置算出部151の現在位置算出処理は、従来技術と同じである。表示処理部152は、地図やアイコン、POI情報等をディスプレイ107に表示するように制御する。既知登録処理部153は、ユーザに指定されたPOI情報を既知リストに追加登録する。ジャンル登録処理部154は、ユーザに指定されたPOI情報をジャンルリストに追加登録する。到着処理部155は、車両の到着した位置が、ジャンルリストに含まれているものであるか否か判定する。
【0020】
なお、図示しないが、ナビゲーションシステム1は、CPU125がROM124から読み出したプログラムを実行することにより、ダイクストラ法等による経路探索機能、推奨経路の誘導機能、住所、電話番号、地名やランドマーク等の検索機能等、従来技術のナビゲーションシステムの有する機能を有していてもよい。
【0021】
次に、記憶装置105に格納されている地図データ、POI情報テーブル、表示形態情報テーブル、既知リスト、到着履歴情報テーブル、ジャンルリスト等について説明する。
【0022】
まず、地図データについて説明する。本実施形態では、地図データは、緯度及び経度により一意に決定される複数のメッシュ、及び、各メッシュ内の位置を示すXY座標を含むものとする。各メッシュは、メッシュIDで示される。地図データは、メッシュID、及び、そのメッシュIDにおけるXY座標を含む複数の地図の画像データ、道路データ、住所データ、地名データ等を含む。地図データ上の位置は、メッシュID、及び、XY座標により一意に示される。
【0023】
道路データは、2点間を結ぶ1つ以上の線分で近似し、それらの線分を、その始点と終点のXY座標によって示すものとする。以下、この線分をリンクといい、リンクの両端の点をノードという。
【0024】
次に、POI情報テーブルの一例について、図2を参照して説明する。
【0025】
図2において、POI情報テーブル201は、ID211、位置212、詳細情報213、有効期限214等を有する。各行のID211、位置212、詳細情報213、有効期限214等は互いに対応付けられている。
【0026】
ID211は、POI情報の識別情報である。位置212は、対応するID211のPOI情報の店舗や施設等の位置である。具体的には、例えば、この位置212は、メッシュID、XY座標や緯度経度等である。詳細情報213は、対応するID211のPOI情報の店舗や施設等に関する情報である。具体的には、例えば、詳細情報213には、店舗や施設等の名称、サービス等の特徴、営業時間、電話番号、住所、画像、動画、音声データ等が含まれる。有効期限214は、対応するID211のPOI情報の有効期限である。CPU125は、POI情報テーブル201に、現在日時が有効期限214を過ぎたものが含まれる場合、その行を削除する。
【0027】
なお、POI情報テーブル201は、ナビゲーションシステム1の出荷時等に予め格納されているものでもよく、また、サーバ(図示略)等から送信されたものでもよい。
【0028】
次に、表示形態情報テーブルの一例について、図3を参照して説明する。
【0029】
図3において、表示形態情報テーブル301は、ID311、位置312、再生フラグ313、既知フラグ314等を有する。各行のID311、位置312、再生フラグ313、既知フラグ314等は互いに対応付けられている。
【0030】
ID311は、POI情報の識別情報であり、上述のPOI情報テーブル201のID211と同じである。位置312は、対応するID311のPOI情報の店舗や施設等の位置である。具体的には、例えば、この位置312は、メッシュID,XY座標や緯度経度等である。この位置312は、上述のPOI情報テーブル201の位置212と同じである。再生フラグ313は、対応するID311のPOI情報テーブルの詳細情報を表示したか否かを示す。図3の例では、再生フラグ313「0」が表示しないことを示し、再生フラグ313「1」が表示したことを示す。既知フラグ314は、対応するID311のPOI情報テーブルが既知リストに登録されたか否かを示す。図3の例では、既知フラグ314「0」が登録されていないことを示し、既知フラグ314「1」が登録されていることを示す。
【0031】
なお、表示形態情報テーブル301のID311、位置312内の情報は予め格納されており、再生フラグ313、既知フラグ314内の情報は、後述する動作例により格納される。POI情報テーブル201がナビゲーションシステム1の出荷時等に予め格納されている場合、表示形態情報テーブル301も共に格納されてもよい。また、POI情報テーブル201がサーバ等から送信されるものである場合、表示形態情報テーブル301も共に送信されてもよい。
【0032】
既知リストについて、図4を参照して説明する。
【0033】
図4において、既知リスト401は、ID411、位置412等を有する。各行のID411、位置412等は互いに対応付けられている。
【0034】
ID411は、POI情報の識別情報であり、上述のPOI情報テーブル201のID211、表示形態情報テーブル301のID311と同じである。位置412は、対応するID411のPOI情報の店舗や施設等の位置である。具体的には、例えば、この位置412は、メッシュID、XY座標や緯度経度等である。この位置412は、上述のPOI情報テーブル201の位置212、表示形態情報テーブル301の位置312と同じである。
【0035】
なお、既知リスト401内の情報は、後述する動作例により格納される。
【0036】
到着履歴情報テーブルについて、図5を参照して説明する。
【0037】
図5において、到着履歴情報テーブル501は、日時511、位置512、ID513等を有する。各行の日時511、位置512、ID513等は互いに対応付けられている。
【0038】
日時511は、車両の到着した日時である。位置512は、対応する日時511に、車両の到着した位置である。ID513は、対応する位置512近傍の店舗や施設等のPOI情報の識別情報である。なお、図5において、ID513が「−」であるものは、対応する位置512近傍が、POI情報テーブルに含まれる店舗や施設等でないことを示す。
【0039】
到着履歴情報テーブル501内の情報は、後述する動作例により格納される。
【0040】
ジャンルリストについて、図6を参照して説明する。
【0041】
図6において、ジャンルリスト601は、ID611、位置612、ジャンル613、到着フラグ614、コンプリートフラグ615等を有する。各行のID611、位置612、ジャンル613、到着フラグ614、コンプリートフラグ615等は互いに対応付けられている。
【0042】
ID611は、POI情報の識別情報であり、上述のPOI情報テーブル201のID211、表示形態情報テーブル301のID311、既知リスト401のID411と同じである。位置612は、対応するID611のPOI情報の店舗や施設等の位置である。具体的には、例えば、この位置612は、メッシュID、XY座標や緯度経度等である。この位置612は、上述のPOI情報テーブル201の位置212、表示形態情報テーブル301の位置312、既知リスト401の位置412と同じである。ジャンル613は、対応するID611のPOI情報の店舗や施設等のジャンルである。従来、POI情報には、例えば「コンビニエンスストア」、「ガソリンスタンド」というような種別情報が含まれている場合もあるが、このジャンル613は、予めPOI情報に含まれている種別情報とは別に、ユーザが任意に設定することの可能なジャンルである。これにより、例えば、POI情報では「イタリアン」、「中華料理」というように異なる種別に属しているPOI情報でも、同じジャンルに属するものとして扱うことが可能となる。到着フラグ614は、対応するID611のPOI情報の店舗や施設等に到着したことがあるか否かを示す。図6の例では、到着フラグ614「0」は、到着したことがないことを示し、到着フラグ614「1」は、到着したことがあることを示す。コンプリートフラグ615は、同一のジャンル613において、所定数以上のPOI情報の店舗や施設等に到着したか否かを示す。図6の例では、コンプリートフラグ615「0」は、所定数以上のポイントに到着したことを示し、コンプリートフラグ615「1」は、所定数以上のポイントに到着したことを示す。
【0043】
ジャンルリスト601内の情報は、後述する動作例により格納される。
【0044】
次に、動作例を説明する。
【0045】
まず、現在位置算出部151が、車両の現在位置を算出する動作例を説明する。上述のように、現在位置算出部151が、車両の現在位置を算出する動作は従来技術のナビゲーションシステムと同じであるので、詳細な説明は省略する。例えば、現在位置算出部151は、現在位置を、センサにより取得した進行方位、距離及び地図データ等から算出してもよく、GPS受信装置103により受信した位置、進行方向、進行方位等から算出してもよい。また、現在位置算出部151は、センサにより取得した進行方位、距離及び地図データ等から算出した現在位置を、GPS受信装置103により受信した位置等により補正してもよい。
【0046】
次に、POI情報を再生する動作例について、図7を参照して説明する。
【0047】
表示処理部152は、再生するPOI情報の指示を受け付ける(S701)。そのために、表示処理部152は、例えば、POI情報の一覧をディスプレイ107、音声出力装置108等に出力する。
【0048】
POI情報の一覧をディスプレイ107等に出力した場合の画面例を、図8に示す。図8において、画面801は、領域811、領域812を有する。
【0049】
領域811は、地図を表示する。表示処理部152は、地図に、POI情報テーブルに含まれている店舗や施設等を示すアイコンを重ねて領域811に表示させる。そのために、表示処理部152は、地図データの、表示形態情報テーブル301の各行の位置312で示される位置に、アイコンを重ねて表示する。ここで、表示処理部152は、表示形態情報テーブル301の各行の再生フラグ313、既知フラグ314に応じて、アイコンの表示形態を変更する。本実施形態では、詳細情報を再生済みか否か(再生フラグ313が「0」であるか、あるいは、「1」であるか)、及び、既知リストに登録済みであるか否か(既知フラグ314が「0」であるか、あるいは、「1」であるか)により、表示形態を変更するものとする。図8の例では、アイコン821は、再生フラグ313「0」、既知フラグ314「0」である行の店舗や施設等を示す。また、アイコン822は、再生フラグ313「1」、既知フラグ314「0」である行の店舗や施設等を示す。
【0050】
領域812は、POI情報の一覧を表示する。この領域812に表示される情報は、例えば、POI情報テーブル201の各行の詳細213に含まれている店舗や施設等の名称である。本実施形態では、既知リストに登録済みであるか否か(既知フラグ314が「0」であるか、あるいは、「1」であるか)により、一覧に表示するか否かを変更するものとする。即ち、既知リストに登録済みであれば、そのPOI情報テーブルを領域812に表示しないものとする。或いは、既知リストに登録済みであるか否かにより、色、フォントを変更する等してもよい。
【0051】
ユーザは、入力装置106を用いて、領域811に表示されているアイコンのうち何れかを指定する。又は、ユーザは、領域812に表示されているPOI情報のうち何れかを指定する。これにより、再生するPOI情報を指定する。
【0052】
なお、表示処理部152は、領域811と領域812とをリンクさせてもよい。具体的には、例えば、表示処理部152は、領域812でPOI情報が選択された場合、領域811にて、選択されたPOI情報の位置を示すアイコンの表示形態を変更してもよい。
【0053】
図7において、表示処理部152は、指定されたPOI情報の再生フラグを更新する(S702)。具体的には、例えば、表示処理部152は、表示形態情報テーブル301の各行を参照して、S701で指定されたPOI情報の識別情報と一致するID311を検索し、該当する行の再生フラグ313を「1」とする。
【0054】
次に、表示処理部152は、指示されたPOI情報の詳細情報を読み出す(S703)。具体的には、例えば、表示処理部152は、POI情報テーブル201の各行を参照して、S701で指定されたPOI情報の識別情報と一致するID211を検索し、該当する行の詳細213を読み出す。上述のように、この詳細213には、店舗や施設等の名称、サービス等の特徴、営業時間、電話番号、住所、画像、動画、音声データ等が含まれる。
【0055】
表示処理部152は、読み出した詳細情報を出力する(S704)。この詳細情報をディスプレイ107等に出力した場合の画面例を、図9に示す。図9において、画面901は、領域911を有する。領域911は、表示処理部152が、S703の処理で読み出した店舗や施設等の名称、サービス等の特徴、営業時間、電話番号、住所、画像、動画等を含む詳細情報を表示するものである。
【0056】
上述のように、表示処理部152は、表示形態情報テーブル301の再生フラグ313に応じて、アイコンの表示形態を変更する。従って、上述の動作例により再生フラグ313が更新されると、アイコンの表示形態が変更される。これにより、ユーザは、どのPOI情報を再生したかを認識することが容易となる。
【0057】
次に、既知リストに登録する動作例について、図10を参照して説明する。
【0058】
既知登録処理部153は、既知リストに登録するPOI情報の指示を受け付ける(S1001)。この具体例は、上述のS701と同じであるので省略する。
【0059】
既知登録処理部153は、指定されたPOI情報の既知フラグを更新する(S1002)。具体的には、例えば、表示処理部152は、表示形態情報テーブル301の各行を参照して、S1001で指定されたPOI情報の識別情報と一致するID311を検索し、該当する行の既知フラグ314を「1」とする。
【0060】
次に、既知登録処理部153は、指定されたPOI情報を既知として登録する(S1003)。具体的には、例えば、既知登録処理部153は、POI情報テーブル201から、S1001で指定されたPOI情報の識別情報と一致するID211を検索し、該当する行の位置212を読み出す。次に、既知登録処理部153は、既知リスト401に、S1001で指定されたPOI情報の識別情報、及び、上述の処理で読み出した位置212を、新たな行のID411、位置412として追加格納する。
【0061】
上述のように、表示処理部152は、表示形態情報テーブル301の再生フラグ313、既知フラグ314に応じて、POI情報の一覧、及び、アイコンの表示形態を変更する。
【0062】
上述の処理により、図3に一例を示す表示形態情報テーブル301となり、かつ、図4に一例を示す既知リスト401となった場合の画面例を図11に示す。図11において、画面1101は、領域1111、領域1112を有する。領域1111は、上述の図8の領域811に該当する。同様に、領域1112は、上述の図8の領域812に該当する。
【0063】
領域1111のアイコン1121は、既知リストに登録されたPOI情報の店舗や施設の位置、即ち、既知リスト401において、既知フラグ314「1」である行の店舗や施設等を示す。
【0064】
領域1112は、POI情報の一覧を表示する。ここで、表示処理部152は、表示形態情報テーブル301の既知フラグ314が「1」であるものは、その行のPOI情報テーブルの店舗や施設の名称等を表示しない。
【0065】
なお、ここでは、既知リストに登録されたPOI情報は、その詳細情報が再生されたか否かは問わないものとし、登録されたものは全て同一の表示形態のアイコンとする。しかし、これに限られるわけではなく、既知リストに登録されたPOI情報でも、その詳細情報が再生されたか否かに応じて、アイコンの表示形態を変更しても良い。
【0066】
上述のように、既知として登録したものは、POI情報の一覧のリストに表示しないようにすることが可能となる。これにより、ユーザの良く知らない店舗や施設等のPOI情報のリストのみを表示等することが可能となる。従って、限られた大きさのディスプレイ107でも、ユーザの良く知らないPOI情報のみを効果的に表示することが可能となる。
【0067】
また、詳細情報を再生したもの、既知として登録されているものに応じて、アイコンの表示形態を変更することが可能となる。従って、ユーザは、どの店舗や施設等の詳細情報を参照したか否か、及び、よく知っている場所か否かを認識することが容易となる。
【0068】
次に、ジャンルリストに登録する場合の動作例を、図12を参照して説明する。
【0069】
図12において、ジャンル登録処理部154は、ジャンルリストに登録するPOI情報、及び、そのジャンル等の指示を受け付ける(S1201)。そのために、ジャンル登録処理部154は、例えば、POI情報の一覧をディスプレイ107、音声出力装置108等に出力する。POI情報の一覧をディスプレイ107等に出力した場合の画面例は、上述の図8と同じである。ユーザは、入力装置106を用いて、領域811に表示されているアイコン、又は、領域812に表示されているPOI情報のうち何れかを指定する。次に、ジャンル登録処理部154は、指定されたPOI情報のジャンルの指示を受け付ける。そのために、ジャンル登録処理部154は、図13に一例を示す画面例をディスプレイ107に表示させる。図13において、画面1301は、ボタン1311、ボタン1312等を有する。ボタン1311は、既に登録されているジャンルから選択することを指示するためのものである。ボタン1312は、新たにジャンルを登録することを指示するためのものである。ボタン1311が押下等された場合、ジャンル登録処理部154は、ジャンルリスト601から、各々が異なるジャンル613を読出し、読み出したジャンル613をディスプレイ107に表示させる。ユーザは、入力装置106を用いて、表示されたジャンルのうち任意の1つを選択する。ジャンル登録処理部154は、選択されたジャンルを、指定されたPOI情報のジャンルとする。また、ボタン1312が押下等された場合、ジャンル登録処理部154は、フリーワードの入力を受け付けるための画面をディスプレイ107に表示させる。ユーザは、入力装置106を用いて、登録したいジャンルを入力する。ジャンル登録処理部154は、入力された文字列を、指定されたPOI情報テーブルのジャンルとする。
【0070】
図12において、ジャンル登録処理部154は、受け付けたPOI情報テーブル及びジャンルをジャンルリストに登録する(S1202)。具体的には、例えば、ジャンル登録処理部154は、POI情報テーブル201から、S1201で指定されたPOI情報の識別情報と一致するID211を検索し、該当する行の位置212を読み出す。次に、ジャンル登録処理部154は、ジャンルリスト601に、S1201で指定されたPOI情報の識別情報、上述の処理で読み出した位置212、及び、S1201で指定されたジャンルを、新たな行のID611、位置612、ジャンル613として追加格納する。さらに、ジャンル登録処理部154は、追加格納した行の到着フラグ614、コンプリートフラグ615に「0」を格納する。
【0071】
このように、ジャンルリストに登録すると、そのジャンルリストに格納されているPOI情報の一覧を出力することが可能となる。この一覧を出力した画面例を図14に示す。図14において、画面1401の領域1411は、図6に一例を示すジャンルリスト601のジャンル613「辛いもの」に属しているPOI情報の一覧を表示するものである。表示処理部152は、ジャンルリスト601の到着フラグ614に応じて、領域1411にアイコン1421を表示する。図14の場合、表示処理部152は、ジャンルリスト601の到着フラグ614が「1」であるものに、アイコン1421を表示している。また、表示処理部152は、ジャンルリスト601のコンプリートフラグ615に応じて、領域1412のアイコン1421の表示形態を変更する。画面1401は、ジャンルリスト601のコンプリートフラグ615が「0」である場合の例である。
【0072】
次に、車両が何れかの場所に到着する場合の動作例を、図15を参照して説明する。なお、この動作例を起動するタイミングは任意であるが、所定時間毎や、ナビゲーションシステム1の起動時、設定されている目的地又は経由地への到着時等でもよい。
【0073】
図15において、到着処理部155は、車両が何れかの場所に到着したか否か判定する(S1501)。この判定条件は任意でよいが、例えば、以下が考えられる。
【0074】
(1)設定されている目的地又は経由地に到着した場合
(2)エンジン停止後所定時間(例えば10分)経過した場合
なお、上記(2)の場合、エンジン起動時に、前回エンジンを停止してから所定時間経過しているか否かにより判定してもよい。
【0075】
S1501の判定の結果、車両が何れかの場所に到着した場合、到着処理部155は、到着した位置が、ジャンルリストに登録されている店舗や施設等の位置であるか否か判定する(S1502)。そのために、例えば、到着処理部155は、上記(1)の判定条件によりS1501の判定を行なった場合、ジャンルリスト601の位置612に、到着したと判定された目的地又は経由地の位置と一致するものが含まれているか否かにより判定する。また、到着処理部155は、上記(2)の判定条件によりS1501の判定を行なった場合、ジャンルリスト601の位置612の何れかが、車両の現在位置から所定距離内であるか否かにより判定する。
【0076】
S1502の判定の結果、到着した位置が、ジャンルリストに登録されている店舗や施設等の位置である場合、到着処理部155は、ジャンルリストの到着フラグを更新する(S1503)。そのために、例えば、到着処理部155は、ジャンルリスト601から、上述のS1502の処理で到着した位置と一致する店舗や施設等の位置612を検索し、検索した行の到着フラグ614を「1」とする。
【0077】
次に、到着処理部155は、今回到着した店舗や施設の属するジャンルにおいて、店舗や施設に所定数以上到着しているか否か判定する(S1504)。そのために、到着処理部155は、到着処理部155は、ジャンルリスト601から、上述のS1502の処理で到着した位置と一致する店舗や施設等の位置612を検索し、検索した行のジャンル613を読み出す。次に、到着処理部155は、ジャンルリスト601から、読み出したジャンル613を含む行を選択し、選択した行の到着フラグ614が「1」であるものをカウントする。この結果、選択した行の到着フラグ614「1」の数が所定数以上である場合、到着処理部155は、今回到着した店舗や施設の属するジャンルにおいて、店舗や施設に所定数以上到着していると判定する。
【0078】
S1504の判定の結果、今回到着した店舗や施設の属するジャンルにおいて、店舗や施設に所定数以上到着している場合、到着処理部155は、ジャンルリストのコンプリートフラグを更新する(S1505)。そのために、例えば、到着処理部155は、ジャンルリスト601から、上述のS1504の処理で選択した行のコンプリートフラグ615を「1」とする。
【0079】
上述のように、表示処理部152は、ジャンルリスト601のコンプリートフラグ615に応じて、領域1411の一覧のアイコン1421の表示形態を変更する。上述の動作例によりジャンルリスト601のコンプリートフラグ615が更新された場合の画面例を、図16に示す。図16において、画面1601は、領域1611を有する。領域1611は、上述の図14の領域1411に該当する。領域1611のアイコン1621は、上述のアイコン1421と異なるものとなる。
【0080】
このように、ジャンルリストに登録されたものは、同じジャンルに登録されている店舗や施設等に到着した回数に応じて、アイコンの表示形態を変更することが可能となる。
【0081】
以上、この発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0082】
例えば、上述の実施形態では、地図データ上の位置は、メッシュID及びXY座標により示されるものとしたが、これに限られるわけではない。位置は、例えば、緯度及び経度のみで示されてもよく、また、XY座標のみで示されても良い。また、緯度及び経度やXY座標等に、他の情報を組み合わせることにより示されても良い。
【0083】
また、上述の実施形態では、既知リストに登録された店舗や施設の位置を示すアイコンは、表示形態を変更して表示するものとしたが、これに限られるわけではない。既知リストに登録された店舗や施設の位置を示すアイコンを表示しないように制御してもよい。
【0084】
また、上述の実施形態では、コンプリート判定された場合、ジャンルリストの一覧のアイコンの表示形態を変更するものとしたが、これに限られるわけではない。例えば、地図に重ねて表示するアイコンの表示形態を変更してもよい。
【0085】
また、コンプリート判定の閾値を複数設定してもよい。具体的には、例えば、今回到着した店舗や施設の属するジャンルにおいて、店舗や施設に第1の数以上到着している場合、第1のアイコンとし、同一のジャンルにおいて、店舗や施設に第2の数以上到着している場合、第2のアイコンとしてもよい。このような閾値の数は任意でよい。
【0086】
また、到着判定では、現在の日時から所定時間内に到着したもののみ、その店舗や施設等に到着したと判定してもよい。
【0087】
また、上述の実施形態において、POI情報の一覧の表示形態の変更パターンは、予め定められていてもよく、また、ユーザが任意で設定可能としてもよい。同様に、アイコンも、予め定められていてもよく、また、ユーザが任意で設定可能としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】同実施形態において、ナビゲーションシステムの構成例を示す図である。
【図2】同実施形態において、POI情報テーブルの一例を示す図である。
【図3】同実施形態において、表示形態情報テーブルの一例を示す図である。
【図4】同実施形態において、既知リストの一例を示す図である。
【図5】同実施形態において、到着履歴情報テーブルの一例を示す図である。
【図6】同実施形態において、ジャンルリストの一例を示す図である。
【図7】同実施形態において、POI情報の詳細情報を出力する動作例を説明する図である。
【図8】同実施形態において、POI情報の一覧を表示する画面例を示す図である。
【図9】同実施形態において、詳細情報を表示する画面例を示す図である。
【図10】同実施形態において、既知リストに登録する動作例を説明する図である。
【図11】同実施形態において、POI情報の一覧を表示する画面例を示す図である。
【図12】同実施形態において、ジャンルリストに登録する動作例を説明する図である。
【図13】同実施形態において、ジャンルリストに登録するための画面例を示す図である。
【図14】同実施形態において、ジャンルリストの一覧を表示する画面例を示す図である。
【図15】同実施形態において、車両が到着した場合の動作例を説明する図である。
【図16】同実施形態において、ジャンルリストの一覧を表示する画面例を示す図である。
【符号の説明】
【0089】
1:ナビゲーションシステム、101:角速度センサ、102:車速センサ、103:GPS受信装置、104:演算部、105:記憶装置、106:入力装置、107:ディスプレイ、108:音声出力装置、109:通信インタフェース、110:通信端末、121:AD変換器、122:カウンタ、123:RAM、124:ROM、125:CPU、151:現在位置算出部、152:表示処理部、153:既知登録処理部、154:ジャンル登録処理部、155:到着処理部、201:POI情報テーブル、301:表示形態情報テーブル、401:既知リスト、501:到着履歴情報テーブル、601:ジャンルテーブル
【出願人】 【識別番号】591132335
【氏名又は名称】株式会社ザナヴィ・インフォマティクス
【出願日】 平成18年8月31日(2006.8.31)
【代理人】 【識別番号】110000198
【氏名又は名称】特許業務法人湘洋内外特許事務所


【公開番号】 特開2008−58617(P2008−58617A)
【公開日】 平成20年3月13日(2008.3.13)
【出願番号】 特願2006−235601(P2006−235601)