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音感訓練方法及び音感訓練装置 - 特開2008−40217 | j-tokkyo
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【発明の名称】 音感訓練方法及び音感訓練装置
【発明者】 【氏名】湯浅 信吾

【要約】 【課題】音と光による感覚刺激によって相対音感、絶対音感、調性感等の音感を訓練によって会得可能とした新規な音感訓練方法及び音感訓練装置を提供する。

【構成】音源部3から出力される音と、光源部4から出力される様々な発光パターンの光とを組み合わせ、これにより上記音の属性を人に認識させることによって、人の音感訓練を促進する音感訓練方法及びこれを実現可能とした音感訓練装置であって、上記発光パターンは、上記音の属性と1対1に対応しており、上記音源部による出力と連動して上記光源部より上記発光パターンの光を出力することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
音源部から出力される音と、光源部から出力される様々な発光パターンの光とを組み合わせ、これにより上記音の属性を人に認識させることによって、人の音感訓練を促進する音感訓練方法であって、
上記発光パターンは、上記音の属性と1対1に対応しており、上記音源部による出力と連動して上記光源部より上記発光パターンの光を出力することを特徴とした音感訓練方法。
【請求項2】
音源部から出力される音と、光源部から出力される様々な発光パターンの光とを組み合わせ、これにより上記音の属性を人に認識させることによって、人の音感訓練を促進する音感訓練装置であって、
該音感訓練装置は、上記音の属性と、上記発光パターンとを、1対1に対応付けて予め記憶したテーブルと、所定の音感訓練プログラムとを少なくとも備えており、
上記音感訓練プログラムを実行することで、上記テーブルを所定の手順で読み出して、上記音源部より音を出力するとともに、その音の属性に対応する発光パターンの光を上記光源部より出力するよう構成されていることを特徴とする音感訓練装置。
【請求項3】
音源部から出力される音と、光源部から出力される様々な発光パターンの光とを組み合わせ、これにより上記音の属性を人に認識させることによって、人の音感訓練を促進する音感訓練装置であって、
該音感訓練装置は、上記音の属性に対応した信号を入力する信号入力手段と、該信号入力手段によって入力される信号と上記音の属性及び上記発光パターンとを対応付けて予め記憶したテーブルと、所定の音感訓練プログラムとを少なくとも備えており、
上記信号入力手段によって、信号が入力され、上記音感訓練プログラムを実行することにより、上記テーブルを参照し、該信号に対応する上記音の属性を読み出して、上記音源部より音を出力するとともに、その音の属性に対応する発光パターンの光を上記光源部より出力するよう構成されていることを特徴とする音感訓練装置。
【請求項4】
光源部から出力される様々な発光パターンの光を音の属性に基づいて人に認識させることによって、人の音感訓練を促進する音感訓練装置であって、
該音感訓練装置は、入力された音情報を分析し、その音情報の属性を検出する音検出手段と、該音検出手段によって検出される信号と上記音の属性及び上記発光パターンとを対応付けて予め記憶したテーブルと、所定の音感訓練プログラムとを少なくとも備えており、
上記音検出手段によって検出した結果に基づいて、上記音感訓練プログラムを実行することにより、上記テーブルを参照し、検出した音の属性に対応する発光パターンの光を上記光源部より出力するよう構成されていることを特徴とする音感訓練装置。
【請求項5】
請求項2乃至4のいずれか1項において、
音と光以外の他の感覚刺激出力手段を更に備えていることを特徴とする音感訓練装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、相対音感、絶対音感、調性感等の音感を訓練する新規な音感訓練方法及び音感訓練装置に関する。
【背景技術】
【0002】
音楽等により聴覚を刺激したり、映像等により視覚を刺激したり、香水等によって嗅覚を刺激したりすることは、日常生活において、一般的に行われているが、従来より、視覚、聴覚、嗅覚等の複数の感覚刺激を同時に受けることにより、人の訓練能力・記憶能力・学習能力が高まることがわかっている。例えば、視覚(映像)と聴覚(音楽、効果音等)を同時に刺激するテレビや映画等においては、ドラマの主題歌や映画音楽を聴くと、そのドラマや映画の名称や特定のシーンが容易に連想されることがある。これは聴覚刺激と視覚刺激とが連携して記憶されている一例といえる。
【0003】
楽器の演奏練習においては、楽譜に記載された音符を知覚させるために、各鍵に対応する位置にLEDを設け、押鍵すべき鍵に対応するLEDを点灯させ、演奏練習のナビゲーション機能を備えた電子楽器が知られている。
このような電子楽器として、下記特許文献1及び下記特許文献2が挙げられる。
下記特許文献1及び下記特許文献2には、予め記憶されている曲データの進行に基づいて、次に操作すべき鍵盤を、LEDの発光させることにより教示するものが記載されている。
これによれば、初心者であってもLEDが点灯している鍵を押鍵していけば、容易に演奏することができ、LEDの点灯に誘導されて演奏練習を繰り返すことにより、次第に楽器演奏の指運びを覚えることができる。
【特許文献1】特開平11−126070号公報
【特許文献2】特開平11−126072号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、上記のような視覚的効果からの演奏練習だけでなく、聴覚、嗅覚、触覚、味覚を刺激したり、皮膚感覚及び深部感覚等の体性感覚の感覚機能を刺激することにより、脳に刺激を与え、効率的且つ効果的に能力開発を行う方法及び装置の開発がなされている。
上述したドラマや映画等のように情報量が非常に多い感覚刺激を複数受けると、連想される内容にばらつきがあること、また個人の経験・体験に左右され、記憶状態に個人差がでることがわかっている。そこで、ひとつの事象に対して情報量の多い感覚刺激を複数与えるのではなく、ひとつの事象に対して、できるだけ単純な感覚刺激を複数、連携して与えることにより、より一層効率的に能力開発を行う研究が進んできた。特にこのような方法を用いて、音感を養う訓練ができる方法及び装置の開発が望まれている。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、音と光による感覚刺激によって、音感を訓練により会得可能とした新規な音感訓練方法及び音感訓練装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の発明に係る音感訓練方法は、音源部から出力される音と、光源部から出力される様々な発光パターンの光とを組み合わせ、これにより上記音の属性を人に認識させることによって、人の音感訓練を促進する方法であって、上記発光パターンは、上記音の属性と1対1に対応しており、上記音源部による出力と連動して上記光源部より上記発光パターンの光を出力することを特徴とする。
ここでいう音には、単音や和音を含み、音の属性には、音名、階名、音階感等を含む。また音感は、絶対音感、相対音感、調性感等を含むものである。更にこの音感訓練方法及び下記音感訓練装置は、音感を会得するための学習のために用いられる他、脳の衰えを防ぎ活性化させるためのリハビリ等に用いることも可能である。
【0007】
請求項2の発明に係る音感訓練装置は、音源部から出力される音と、光源部から出力される様々な発光パターンの光とを組み合わせ、これにより上記音の属性を人に認識させることによって、人の音感訓練を促進するものであって、該音感訓練装置は、上記音の属性と、上記発光パターンとを、1対1に対応付けて予め記憶したテーブルと、所定の音感訓練プログラムとを少なくとも備えており、上記音感訓練プログラムを実行することで、上記テーブルを所定の手順で読み出して、上記音源部より音を出力するとともに、その音の属性に対応する発光パターンの光を上記光源部より出力するよう構成されていることを特徴とする。
【0008】
請求項3の発明に係る音感訓練装置は、音源部から出力される音と、光源部から出力される様々な発光パターンの光とを組み合わせ、これにより上記音の属性を人に認識させることによって、人の音感訓練を促進するものであって、該音感訓練装置は、上記音の属性に対応した信号を入力する信号入力手段と、該信号入力手段によって入力される信号と上記音の属性及び上記発光パターンとを対応付けて予め記憶したテーブルと、所定の音感訓練プログラムとを少なくとも備えており、上記信号入力手段によって、信号が入力され、上記音感訓練プログラムを実行することにより、上記テーブルを参照し、該信号に対応する上記音の属性を読み出して、上記音源部より音を出力するとともに、その音の属性に対応する発光パターンの光を上記光源部より出力するよう構成されていることを特徴とする。
信号入力手段としては、ピアノ等の鍵盤による押鍵入力、釦操作、マウス操作等がある。
【0009】
請求項4の発明に係る音感訓練装置は、光源部から出力される様々な発光パターンの光を音の属性に基づいて人に認識させることによって、人の音感訓練を促進するものであって、該音感訓練装置は、入力された音情報を分析し、その音情報の属性を検出する音検出手段と、該音検出手段によって検出される信号と上記音の属性及び上記発光パターンとを対応付けて予め記憶したテーブルと、所定の音感訓練プログラムとを少なくとも備えており、上記音検出手段によって検出した結果に基づいて、上記音感訓練プログラムを実行することにより、上記テーブルを参照し、検出した音の属性に対応する発光パターンの光を上記光源部より出力するよう構成されていることを特徴とする。
ここで入力される音情報には、ピアノ等の発音やマイクからの音声等がある。
【0010】
請求項5の発明に係る音感訓練装置は、請求項2乃至4のいずれか1項において、音と光以外の他の刺激出力手段を更に備えていることを特徴とする。
他の刺激出力手段としては、嗅覚刺激、体性感覚等を刺激する出力手段がある。
【発明の効果】
【0011】
請求項1に記載の音感訓練方法によれば、音の属性は、発光パターンと1対1に対応しており、音源部による出力と連動して光源部の出力がなされるので、ある音について、聴覚刺激と視覚刺激の2つの感覚刺激を受けることにより、音感を養うことができ、この音感訓練方法を繰り返すことによって、教示者(ピアノの先生等)がいなくても音感が学べ、複数の感覚刺激により集中力を高めることができ、単に聴覚だけで音感訓練を行う場合とは異なる効果を得ることができる。
【0012】
請求項2に記載の音感訓練装置によれば、所定の音感訓練プログラムに基づいて、聴覚刺激と視覚刺激の2つの感覚刺激を受けることにより、音感を養うことができ、当該装置で繰り返し訓練することによって、教示者(ピアノの先生等)がいなくても音感が学べ、複数の感覚刺激により集中力を高めることができ、単に聴覚だけで音感訓練を行う場合とは異なる効果を得ることができる。また所定の音感訓練プログラムによって音感訓練を進めることができるので、効率的に音感を会得することができる。
【0013】
請求項3に記載の音感訓練装置によれば、信号入力手段によって、入力された信号に基づいて、聴覚刺激と視覚刺激の2つの感覚刺激を受けることにより、音感を養うことができ、当該装置で繰り返し訓練することによって、教示者(ピアノの先生等)がいなくても音感が学べ、複数の感覚刺激により集中力を高めることができ、単に聴覚だけで音感訓練を行う場合とは異なる効果を得ることができる。また信号入力手段によって信号が入力されると、テーブルから該信号に対応する音の属性を読み出して、音源部より音を出力するとともに、その音の属性に対応する発光パターンの光が上記光源部より出力されるので、訓練したい任意の音の音感訓練をすることでき、より効率的に行うことができる。
【0014】
請求項4に記載の音感訓練装置によれば、入力された音情報を分析し、その音情報の属性を検出する音検出手段によって検出された結果に基づいて、聴覚刺激と視覚刺激の2つの感覚刺激を受けることにより、音感を養うことができ、当該装置で繰り返し訓練することによって、教示者(ピアノの先生等)がいなくても音感が学べ、複数の感覚刺激により集中力を高めることができ、単に聴覚だけで音感訓練を行う場合とは異なる効果を得ることができる。また音検出手段が検出した結果に基づいて、テーブルを参照して、検出した音の属性に対応する発光パターンの光を光源部より出力させることができるので、様々な音を基に音感訓練をすることができる。
【0015】
請求項5に記載の音感訓練装置によれば、音と光以外の他の刺激出力手段を更に備えているので、複数の感覚刺激を受け、一層効果的に音感訓練をすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に本発明の最良の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は本発明の音感訓練装置(第1の実施形態)の要部構成を示すブロック図、図2は第1の実施形態の基本動作を示すフローチャート、図3は第1の実施形態におけるテーブルの構成の一例を示す図、図4は本発明の音の属性と発光パターンの対応関係を示した図、図5は図4の変形例を示した図4と同様図、図6は図4の変形例を示した図4と同様図、図7は本発明の音感訓練装置の別の実施形態(第2の実施形態)の要部構成を示すブロック図、図8は第2の実施形態の基本動作を示すフローチャート、図9は第2の実施形態におけるテーブルの構成の一例を示す図、図10は更に別の実施形態(第3の実施形態)の要部構成を示すブロック図、図11は第3の実施形態の基本動作を示すフローチャート、図12は第3の実施形態におけるテーブルの構成の一例を示す図、図13は第3の実施形態の音の属性と発光パターンの対応関係を示した図、図14は図13の変形例を示した図13と同様図、図15は、図13の変形例を示した図13と同様図である。
【0017】
まず第1の実施形態について、図1〜図6を参照して以下説明する。
図1に示すように、音感訓練装置Aは、少なくとも制御手段10、記憶手段11を備えたMPU1と、各種操作キーを有した操作手段2と、第1の刺激として聴覚刺激を与える音源部3と、第2の刺激として視覚刺激を与える光源部4とを備えており、記憶手段11には、所定の音感訓練プログラム11aと、音の属性と、発光パターンとを、1対1に対応付けて予め記憶したテーブル11bとが記憶されている。
ここでいう音には、単音や和音を含み、音の属性には、音名、階名、音階感等を含む。また音感は、絶対音感、相対音感、調性感等を含むものである。
制御手段10は、操作手段2の操作により音感訓練刺激プログラム11aの実行が選択されると、記憶手段11より感覚刺激プログラム11aを読み出して実行させ、テーブル11bを所定の手順で読み出して、音源部3より音を出力するとともに、その音の属性に対応する発光パターンの光を光源部4より出力するよう制御を行う。
【0018】
この音感訓練装置Aを用いて行われる音感訓練方法は、音の属性は、発光パターンと1対1に対応しており、音源部3による出力と連動して光源部4の出力がなされるので、ある音について、聴覚刺激と視覚刺激の2つの感覚刺激を受けることにより、音感を養うことができ、この音感訓練装置Aを用いて訓練を繰り返すことによって、教示者(ピアノの先生等)がいなくても音感が学べ、複数の感覚刺激により集中力を高めることができ、単に聴覚だけで音感訓練を行う場合とは異なる効果を得ることができる。
尚、音感訓練装置Aを用いて行われる音感訓練方法によって、訓練可能な音感としては、絶対音感、相対音感、調性感(音階感)等がある。
【0019】
図2は、音感訓練装置の基本動作を説明するためのフローチャートである(100〜105)。
音感訓練装置Aでは、操作手段2の操作によって、音感訓練プログラム11aの実行が選択されると、制御手段10は、音感訓練プログラム11aを実行させて、テーブル11bを参照し、プログラムされている所定の順序で第1,第2の刺激の組み合わせを読み取って、第1の刺激として音を出力するとともに、第2の刺激として、これに対応する発光パターンの光を出力する。
音感訓練プログラム11aの構成は、上記の例に限定されず、絶対音感を訓練するプログラム、相対音感を訓練するプログラム、調性感を訓練するプログラム等をプログラムし、各音感訓練毎に訓練者のレベルに応じて選択できるものとすることもできる。
【0020】
図3は、音感訓練装置のテーブルの構成の一例を示したものである。
図のように、音感訓練プログラム11aによって、音源部3より「ドミソの和音」を出力するときには、光源部4より「赤色」の光を出力するよう構成されている。即ち、「ドミソの和音」を出力するときには、「赤色」の光を出力するといったように、音の属性は、発光パターンと1対1に対応してプログラムされている。
尚、テーブルの構成は図のものに限定されず、音源部3より出力する音も和音に限らず、単音であってもよいことは言うまでもない。
【0021】
図4〜図6は、本発明の音の属性と発光パターンの対応関係を示した図である。
図4は、音の属性とこれに対応して発光する楕円形の発光窓が色毎に設けられた光源部4を示している。発光窓には、LED等の発光体が内蔵されている。この例では、音源部3より「ドミソの和音」が出力されると赤色の発光体が内蔵された発光窓が発光するようになっている。
発光パターンとしては、その他、「ドファラの和音」のときは「緑」、「シレソの和音」のときは「青」といったように、音と光とが1対1に対応され、訓練者は聴覚刺激と視覚刺激の2つの感覚刺激を同時に連携された状態で受けるように構成される。
これによれば、2種類の単純な感覚刺激を受けることができるので、効果的に音感訓練を行うことができる。
尚、発光窓の形状等は図例のものに限定されるものではないことは言うまでもない。
【0022】
図5は、図4の変形例であり、光源部4には、3段3列計9個の円形の発光窓が設けられ、上段は赤色の発光体、中段は緑色の発光体、下段は青色の発光体が内蔵されている。この例の発光パターンは、音源部3より出力される音に応じて、発光体を点灯させる個数を変えることにより、音源部3から出力される多数の和音パターンに対応できるように構成されている。
例えば、「ドミソの和音」が出力されるときには、上段の赤色の発光体が1つ点灯し、「ドファラの和音」が出力されるときには、中段の緑色の発光体が1つ点灯するようになっている。
これによれば、発光窓の点灯個数の組み合わせにより、多数の和音パターンに対応できるので、高度な音感訓練を行うことができる。
尚、図例では、赤1つ、赤2つ、赤3つといったように、同じ色の点灯個数で表示される態様のみを示しているが、「ラドファ」の和音ときは赤1つ緑1つを点灯させる。といったように異なる色を組み合わせて表示するものとしてもよい。
【0023】
図6は、図4の変形例であり、音源部3より出力される音に応じて、発光体の点滅回数を変えることにより、音源部3から出力される多数の和音パターンに対応できるように構成されている。
例えば、「ドミソの和音」が出力されるときには、赤色の発光体が1回発光した後、所定の間隔毎に点滅する。「ラドファの和音」が出力されるときには、緑色の発光体が2回発光した後、所定の間隔毎に点滅するよう構成されている。
これによれば、発光窓を多数設けなくても点滅回数によって、多数の和音パターンに対応することができるので、高度な音感訓練を行うことができる。
【0024】
ここでは図示していないが、音と光以外の他の刺激出力手段を更に備えたものとしてもよい。他の刺激出力手段としては、嗅覚刺激、体性感覚等を刺激するものがある。
例えば、嗅覚刺激を与えるものを更に備えたものの場合は、音源部3、光源部4を備えるとともに、香り発生部を備え、「ドミソ」の和音と赤色の光が発光するともに、「イチゴの香り」を出力する。
この場合、テーブル11bには、音の属性及び発光パターンとが1対1に対応して記憶されるとともに、これらに対応して香りの要素(イチゴやメロン等の果物の香りやバラやキンモクセイ等の花の香り等)も記憶される。
【0025】
操作手段2の操作によって、音感訓練プログラム11aの実行が選択されると、制御手段10は、音感訓練プログラム11aを実行させて、テーブル11bを参照し、プログラムされている所定の順序で第1、第2、第3の刺激の組み合わせを読み取って、第1の刺激として音を出力するとともに、第2の刺激として、これに対応する発光パターンの光と第3の刺激として、これに対応する香りの要素を出力する。
このように第3の刺激として嗅覚刺激、体性感覚等を刺激する出力手段を備えたものとすれば、複数の感覚刺激を受けることにより、一層効果的に音感訓練をすることができる。
【0026】
次に第2の実施形態について、図7〜図9を参照して以下説明する。尚、上記第1の実施形態と共通する部分は同一の符号を付し、その説明を割愛する。
図7に示すように、音感訓練装置Bは、少なくとも制御手段10、記憶手段11を備えたMPU1と、各種操作キーを有した操作手段2と、第1の刺激として聴覚刺激を与える音源部3と、第2の刺激として視覚刺激を与える光源部4とを備えており、第2の実施形態では、更に音の属性に対応した信号を入力する信号入力手段5を備えている。
信号入力手段5としては、ピアノ等の鍵盤による押鍵入力、釦操作、マウス操作等により入力することができる。ここでは、電子ピアノ等の鍵盤と接続し、押鍵操作により入力可能なものについて説明する。
記憶手段11には、所定の音感訓練プログラム11aと、入力信号に対応し、且つ音の属性と、発光パターンとを、1対1に対応付けて予め記憶したテーブル11cとが記憶される。
【0027】
制御手段10は、操作手段2の操作により音感訓練プログラム11aの実行が選択されると、記憶手段11より音感訓練プログラム11aを読み出して実行させ、信号入力手段5である鍵盤を押鍵すると、ここから入力された入力信号を基にテーブル11cを所定の手順で読み出して、音源部3より音を出力するとともに、その音の属性に対応する発光パターンの光を光源部4より出力するよう制御を行う。
【0028】
これによれば、鍵盤の押鍵操作(信号入力手段5)によって信号が入力されると、テーブル11cから該信号に対応する音の属性を読み出して、音源部3より音を出力するとともに、その音の属性に対応する発光パターンの光が上記光源部4より出力されるので、訓練したい任意の音の音感訓練をすることでき、より効率的に行うことができる。
【0029】
図8は、音感訓練装置の基本動作を説明するためのフローチャートである(200〜206)。
音感訓練装置Bでは、操作手段2の操作によって、音感訓練プログラム11aの実行が選択されると、制御手段10は、音感訓練プログラム11aを実行させて、信号入力手段5から入力された入力信号を基にテーブル11cを参照し、プログラムされている所定の順序で入力信号に対応する第1,第2の刺激の組み合わせを読み取って、第1の刺激として音を出力するとともに、第2の刺激として、これに対応する発光パターンの光を出力する。
【0030】
図9は、音感訓練装置のテーブルの構成の一例を示したものである。
図のように、鍵盤の押鍵操作によって、「ドミソ」が入力されると、音源部3より「ドミソの和音」を出力されるとともに、光源部4より「赤色」の光を出力するよう構成されている。即ち、信号入力手段5からの入力信号を基に、「ドミソの和音」を出力するときには、「赤色」の光を出力するといったように、音の属性は、発光パターンと1対1に対応してプログラムされている。
尚、テーブルの構成は図のものに限定されず、音源部3より出力する音も和音に限らず、単音であってもよいことは言うまでもない。
【0031】
第2の実施形態における音の属性と発光パターンの対応関係(図4〜図6参照)は、第1の実施形態と同様の構成を適用可能であるので、ここでは説明を割愛する。
また第2の実施形態においても図示していないが、音と光以外の他の刺激出力手段を更に備えたものとしてもよい点も第1の実施形態と同様である。
例えば、嗅覚刺激を与えるものを更に備えたものの場合は、音源部3、光源部4を備えるとともに、香り発生部を備え、「ドミソ」の和音と赤色の光が発光するともに、「イチゴの香り」を出力する。
この場合、記憶手段11には、所定の音感訓練プログラム11aと、入力信号に対応し、且つ音の属性及び発光パターンとが1対1に対応して記憶されるとともに、更にこれらに対応して香りの要素(イチゴやメロン等の果物の香りやバラやキンモクセイ等の花の香り等)がテーブル11cに記憶される。
【0032】
操作手段2の操作によって、音感訓練プログラム11aの実行が選択されると、制御手段10は、操作手段2の操作により音感訓練プログラム11aの実行が選択されると、記憶手段11より音感訓練プログラム11aを読み出して実行させ、信号入力手段5である鍵盤を押鍵すると、ここから入力された入力信号を基にテーブル11cを所定の手順で読み出して、第1の刺激として音を出力するとともに、第2の刺激として、これに対応する発光パターンの光と第3の刺激として、これに対応する香りの要素を出力する。
このように第3の刺激として嗅覚刺激、体性感覚等を刺激する出力手段を備えたものとすれば、複数の感覚刺激を受けることにより、一層効果的に音感訓練をすることができる。
【0033】
次に第3の実施形態について、図10〜図15を参照して以下説明する。尚、上記第1の実施形態と共通する部分は同一の符号を付し、その説明を割愛する。
図10に示すように、音感訓練装置Cは、少なくとも制御手段10、記憶手段11を備えたMPU1と、各種操作キーを有した操作手段2と、視覚刺激を与える光源部4とを備えており、第3の実施形態では、更にピアノ等楽器からの発音やマイクからの音声等を入力可能な音入力手段6と音入力手段6から入力された音情報を分析し、その音情報の属性を検出する音検出手段7とを備えている。
【0034】
音検出手段7は、バンドパスフィルタ7a(71、72、73・・・7N)とA/D変換手段7bとにより構成されており、複数のフィルタ(71、72、73・・・7N)で構成されるバンドパスフィルタ7aはそれぞれ音階の帯域に対応しており、音入力手段より入力された発音等は、これらフィルタ(71、72、73・・・7N)を介することにより各周波数成分を抽出し、A/D変換手段7bによって音情報を周波数成分毎に検出後、これを検出音情報として音検出手段7から制御手段10へと送出する。ここでバンドパスフィルタの構成は、例えば音の高低を判別する相対音感を訓練する場合は、音階の帯域ではなく、低音域、中音域、高音域等として周波数帯域を設定し構成するものとしてもよい。
尚、音検出手段7の構成はバンドパスフィルタ7aとA/D変換手段7bとにより構成されたものに限定されず、音入力手段6より入力された音情報を検出できるものであればよい。
記憶手段11には、所定の音感訓練プログラム11aと、音検出手段7によって検出された検出音情報と発光パターンとを、1対1に対応付けて予め記憶したテーブル11dとが記憶されている。
【0035】
制御手段10は、操作手段2の操作により音感訓練プログラム11aの実行が選択されると、記憶手段11より音感訓練プログラム11aを読み出して実行させ、音入力がされると、音検出手段7によって音情報を検出し、これを基にテーブル11dを所定の手順で読み出して、音情報に対応する発光パターンの光を光源部4より出力するよう制御を行う。
【0036】
これによれば、音検出手段7が検出した結果に基づいて、テーブル11dを参照して、検出した音の属性に対応する発光パターンの光を光源部4より出力させることができるので、様々な音を基に音感訓練をすることができる。
【0037】
図11は、音感訓練装置の基本動作を説明するためのフローチャートである(300〜307)。
音感訓練装置Cでは、操作手段2の操作によって、音感訓練プログラム11aの実行が選択されると、制御手段10は、音感訓練プログラム11aを実行させ、音入力手段6から音が入力されると音検出手段7によって音情報の検出がなされ、これを基にテーブル11dを参照し、プログラムされている所定の順序で検出音情報に対応する発光パターンの光を出力する。
【0038】
図12は、音感訓練装置のテーブルの構成の一例を示したものである。
図のように、音検出手段7によって、「ドミソの和音」が検出されると、光源部4より「赤色」の光を出力するよう構成されている。即ち、音検出手段7からの検出音情報を基に、「ドミソの和音」を出力するときには、「赤色」の光を出力するといったように、検出音情報は、発光パターンと1対1に対応してプログラムされている。
尚、テーブルの構成は図のものに限定されるものではない。
【0039】
図13〜図15は、本発明の検出音情報と発光パターンの対応関係を示した図である。
図13は、入力される音情報、検出された検出音情報、そして検出音情報に対応して出力される楕円形の発光窓が色毎に設けられた光源部4を示している。この例では、音入力手段6より「ドミソの和音」が入力され、音検出手段7によって、その音情報が検出されると、赤色の発光体が内蔵された発光窓が発光するようになっている。
発光パターンとしては、その他、「ドファラの和音」のときは「緑」、「シレソの和音」のときは「青」といったように、検出音情報と光とが1対1に対応され、訓練者は入力される音によって聴覚刺激を受け、その後、光源部4の発光により視覚刺激を受けるように構成される。
これによれば、2種類の単純な感覚刺激をほぼ同時に受けることができるので、効果的に音感訓練を行うことができる。
【0040】
図14は、図13の変形例であり、光源部4には、3段3列計9個の円形の発光窓が設けられ、上段は赤色の発光体、中段は緑色の発光体、下段は青色の発光体が内蔵されている。この例の発光パターンは、音検出手段7により検出された検出音情報を基に、発光体を点灯させる個数を変えることにより、音入力手段6に入力される様々な発音パターン(ピアノ等楽器からの発音やマイクからの音声等)に対応できるように構成されている。
例えば、「ドミソの和音」が検出されたときには、上段の赤色の発光体が1つ点灯し、「ドファラの和音」が検出されたときには、中段の緑色の発光体が1つ点灯するようになっている。
これによれば、発光窓の点灯個数の組み合わせにより、様々な発音パターンに対応できるので、高度な音感訓練を行うことができる。
尚、図例では、赤1つ、赤2つ、赤3つといったように、同じ色の点灯個数で表示される態様のみを示しているが、「ラドファ」の和音ときは赤1つ緑1つを点灯させる。といったように異なる色を組み合わせて表示するものとしてもよい。
【0041】
図15は、図13の変形例であり、音検出手段7によって検出された検出音情報に応じて、発光体の点滅回数を変えることにより、音入力手段6に入力される様々な発音パターン(ピアノ等楽器からの発音やマイクからの音声等)に対応できるように構成されている。
例えば、「ドミソの和音」が出力されるときには、赤色の発光体が1回発光した後、所定の間隔毎に点滅する。「ラドファの和音」が出力されるときには、緑色の発光体が2回発光した後、所定の間隔毎に点滅するよう構成されている。
これによれば、発光窓を多数設けなくても点滅回数によって、様々な発音パターンに対応することができるので、高度な音感訓練を行うことができる。
【0042】
また第3の実施形態においても図示していないが、音と光以外の他の刺激出力手段を更に備えたものとしてもよい点は第1、第2の実施形態と同様である。
例えば、嗅覚刺激を与えるものを更に備えたものの場合は、光源部4を備えるとともに、香り発生部を備え、「ドミソ」の和音と赤色の光が発光するともに、「イチゴの香り」を出力する。
この場合、記憶手段11には、所定の音感訓練プログラム11aと、音検出手段7によって検出された検出音情報と発光パターンとを、1対1に対応付けて記憶されるとともに、更にこれらに対応して香りの要素(イチゴやメロン等の果物の香りやバラやキンモクセイ等の花の香り等)がテーブル11cに記憶される。
【0043】
制御手段10は、操作手段2の操作により音感訓練プログラム11aの実行が選択されると、記憶手段11より音感訓練プログラム11aを読み出して実行させ、音入力がされると、音検出手段7によって音情報を検出し、これを基にテーブル11dを所定の手順で読み出して、音情報に対応する発光パターンの光を光源部4より出力するとともに、これに対応する香りの要素を出力する。
このように第3の刺激として嗅覚刺激、体性感覚等を刺激する出力手段を備えたものとすれば、複数の感覚刺激を受けることにより、一層効果的に音感訓練をすることができる。
【0044】
尚、音感訓練装置の光源部4の発光窓の形状や発光パターンの態様は上記の例に限定されるものではないことは言うまでもない。また音感訓練プログラム11aとして同じ符号を付しているが、夫々の実施形態に応じてプログラムされるものであることも言うまでもない。更に夫々の実施形態では和音の例として3音和音を示しているがこれに限定されるものでない点も言うまでもない。
そして、この音感訓練方法及び音感訓練装置は、音感を会得するための学習のために用いられる他、脳の衰えを防ぎ活性化させるためのリハビリ等に用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明の音感訓練装置(第1の実施形態)の要部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の音感訓練装置の基本動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明の音感訓練装置におけるテーブルの構成の一例である。
【図4】本発明の音の属性と発光パターンの対応関係を示した図である。
【図5】図4の変形例を示した図4と同様図である。
【図6】図4の変形例を示した図4と同様図である。
【図7】本発明の音感訓練装置の別の実施形態(第2の実施形態)の要部構成を示すブロック図である。
【図8】別の実施形態の基本動作を示すフローチャートである。
【図9】別の実施形態におけるテーブルの構成の一例である。
【図10】更に別の実施形態(第3の実施形態)の要部構成を示すブロック図である。
【図11】第3の実施形態の基本動作を示すフローチャートである。
【図12】第3の実施形態におけるテーブルの構成の一例を示す図である。
【図13】第3の実施形態の音の属性と発光パターンの対応関係を示した図である。
【図14】図13の変形例を示した図13と同様図である。
【図15】図13の変形例を示した図13と同様図である。
【符号の説明】
【0046】
A、B、C 音感訓練装置
1 MPU
10 制御手段
3 音源部
4 光源部
5 信号入力手段
6 音入力手段
7 音検出手段
11a 音感訓練プログラム
11b、11c、11d テーブル
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成18年8月8日(2006.8.8)
【代理人】 【識別番号】100087664
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 宏行


【公開番号】 特開2008−40217(P2008−40217A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2006−215482(P2006−215482)