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【発明の名称】 語学学習システム及び語学学習システム用プログラム
【発明者】 【氏名】竹田 義文

【氏名】山本 政明

【要約】 【課題】語学学習システムを用いた語学学習において、学習者の学習の進捗度に応じて最適なグループ分けを行う。

【構成】学習者用端末102−1〜102−nは、教材サーバ103から供給された教材データを再生させると共に収音した学習者の音声を教材データに対応させて録音し、学習の際の教材データの再生回数及び録音回数を教材データのファイル名に関連付けて学習履歴情報として生成して端末の識別子と共に教師用端末101に送信すると共に、教師用端末は、学習者用端末102−1〜102−nから送信された学習履歴情報及び識別子に基づき、識別子、再生回数、前記録音回数等を項目とした学習履歴一覧表を生成し、再生回数の項目について降順により一覧表データを並び替えて学習履歴一覧表を再構成し、この一覧データを、並び替えた順番により4人毎のグループに分割してモニタ210に表示させるように構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
教師用モニタを接続した教師用端末と、ヘッドホン部及びマイクロホン部を備えたヘッドセットをそれぞれ接続した複数の学習者用端末とをネットワークを介して接続し、前記教師用端末が前記複数の学習者用端末を制御して音声教材データを各学習者用端末に供給する語学学習システムであって、
前記各学習者用端末は、
前記教師用端末から供給された音声教材データを再生させて前記ヘッドセットのヘッドホン部から出力する再生手段と、
前記ヘッドセットのマイクロホン部から収音された音声を前記音声教材データに対応させて録音する録音手段と、
前記再生手段で前記音声教材データを再生させた再生回数と前記録音手段に前記音声教材データに対応させて音声を録音した録音回数とを前記音声教材データのデータファイル名に関連付けて学習履歴情報を生成する履歴情報生成手段と、
この生成された学習履歴情報を当該学習者用端末の識別子と共に前記教師用端末に送信させる履歴情報送信制御手段とを備えると共に、
前記教師用端末は、
前記各学習者用端末から送信された学習履歴情報及び識別子に基づき、少なくとも前記識別子、前記再生回数、及び前記録音回数を項目とした学習履歴一覧表を生成する一覧表生成手段と、
この生成された学習履歴一覧表の前記項目のいずれかを選択し、この選択された項目についての昇順又は降順のいずれかにより一覧表データを並び替えて前記学習履歴一覧表を再構成する一覧表再構成手段と、
前記再構成された学習履歴一覧表の一覧データを、前記並び替えた順により所定数毎のグループに分割するグループ化手段と、
前記再構成された学習履歴一覧表を前記教師用モニタに表示させる一覧表表示制御手段と、
を備えた語学学習システム。
【請求項2】
前記教師用端末は、
前記グループ化手段でグループに分割された学習履歴一覧表の一覧データに基づき、前記各学習者用端末に対して、該学習者用端末が属するグループに属される他の学習者用端末のアドレス情報を通知させるアドレス通知制御手段を備えると共に、
前記各学習者用端末は、
前記通知されたアドレス情報に基づき、当該学習者用端末が属するグループの他の学習者用端末との通信を行わせるグループ通信制御手段を
備えた請求項1に記載の語学学習システム。
【請求項3】
教師用モニタを接続した教師用端末と、ヘッドホン部及びマイクロホン部を備えたヘッドセットをそれぞれ接続した複数の学習者用端末とをネットワークを介して接続し、前記教師用端末が前記複数の学習者用端末を制御して音声教材データを各学習者用端末に供給する語学学習システムにおける処理を、前記教師用端末に実行させる教師用端末制御プログラムと前記各学習者用端末に実行させる学習者用端末制御プログラムからなる語学学習システム用プログラムであって、
前記学習者用端末制御プログラムは、
前記教師用端末から供給された音声教材データを再生させて前記ヘッドセットのヘッドホン部から出力させる再生ステップと、
前記ヘッドセットのマイクロホン部から収音された音声を前記音声教材データに対応させて録音させる録音ステップと、
前記再生ステップにおいて前記音声教材データを再生させた再生回数と前記録音ステップにおいて前記音声教材データに対応させて音声を録音させた録音回数とを前記音声教材データのデータファイル名に関連付けて学習履歴情報を生成する履歴情報生成ステップと、
この履歴情報生成ステップにより生成した学習履歴情報を当該学習者用端末の識別子と共に前記教師用端末に送信させる履歴情報送信制御ステップとを実行する一方、
前記教師用端末制御プログラムは、
前記各学習者用端末から送信された学習履歴情報及び識別子に基づき、少なくとも前記識別子、前記再生回数、及び前記録音回数を項目とした学習履歴一覧表を生成する一覧表生成ステップと、
この一覧表生成ステップにおいて生成された学習履歴一覧表の前記項目のいずれかを選択させ、この選択された項目についての昇順又は降順のいずれかにより一覧表データを並び替えて前記学習履歴一覧表を再構成する一覧表再構成ステップと、
前記一覧表再構成ステップにおいて再構成された学習履歴一覧表の一覧データを、前記並び替えた順により所定数毎のグループに分割するグループ化ステップと、
前記再構成された学習履歴一覧表を前記教師用モニタに表示させる一覧表表示制御ステップとを実行する
処理を前記教師用端末及び各学習者用端末にそれぞれ実行させる語学学習システム用プログラム。
【請求項4】
前記教師用端末制御プログラムは、
前記グループ化ステップにおいてグループに分割された学習履歴一覧表の一覧データに基づき、前記各学習者用端末に対して、該学習者用端末が属するグループに属される他の学習者用端末のアドレス情報を通知させるアドレス通知制御ステップを実行する一方、
前記学習者用端末制御プログラムは、
前記教師用端末から通知されたアドレス情報に基づき、当該学習者用端末が属するグループの他の学習者用端末との通信を行わせるグループ通信制御ステップを実行する
処理を前記教師用端末及び各学習者用端末にそれぞれ実行させる請求項3に記載の語学学習システム用プログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、教師用端末と複数の学習者用端末とをネットワークを介してそれぞれ接続して語学学習を行わせるための語学学習システム及び語学学習システム用プログラムに係り、特に、教師用端末が各学習者用端末の学習履歴情報を集計し、この集計結果に基づき学習者のグループ設定を実行して、学習者の学習の進捗度に応じた適切なグループ分けを行う語学学習システム及び語学学習システム用プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
大学や学校教育等で使用される語学学習システムとして、従来はLL(Language Laboratory)システムが多く用いられていたが、近年ではCALL(Computer Assisted Language Learning)システムと呼ばれる、ネットワーク接続されたパーソナルコンピュータ(以下、PCと記す。)を用いた語学学習システムが用いられるようになっている。
【0003】
CALLシステム(以下、語学学習システムと称す。)では、教師側のPCが、例えば教師の操作に従って複数の学習者側のPCを制御可能なように構成されている。そして、教師側のPCは教授/学習用の映像、静止画、音声等のマルチメディアデータの教材データを、学習者全員のPC又は選択した学習者のPCに送信することができる。このようにして、学習者は、各自のPCで受信した教材データを用いて学習することができる。
【0004】
また、語学学習システムでは、教師及び学習者それぞれのPCにヘッドホン部とマイクロホン部とを備えたヘッドセットを接続し、教師及び学習者がこのヘッドセットを装着して教授/学習を行うのが一般的である。すなわち、語学学習システムは、ヘッドセットの装着者自らが発声した音声をマイクロホン部で収音して各自のPCでデジタル音声データに変換処理して通信相手先のPCに送信すると共に、通信相手先のPCから出力されたデジタル音声データを各自のPCで受信して音声に変換し、この音声をヘッドホン部で聴くことで会話の練習を行うことができる(例えば、特許文献1を参照)。
【0005】
上記示したような従来の語学学習システムにおいては、教師が発声した音声を学習者が装着したヘッドセットに即時的に伝送して聴かせるだけでなく、学習者が学習したい音声教材データを選択し、繰り返し再生したり自分の声を録音したりして個別に練習を行うことが可能なものもある。
【0006】
さらに、従来の語学学習システムにおいては、複数の学習者を幾つかのグループに分割し、各グループ内のメンバ同士で相互に会話を行わせるグループレッスンと称される語学学習も行われている(例えば、特許文献2を参照)。
【0007】
特許文献2に開示されたような語学学習システムによれば、学習者は、設定されたグループ内の学習者同士で会話練習を行うので、教材データを用いた個人学習よりも活きた会話練習を行うことができ、また、学習者同士が刺激し合って学習意欲や学習効果を向上させることが大いに期待できる。なお、従来の語学学習システムにおけるグループ分けの方法は、例えば、座席の近い者同士、学習者の名簿の順番、予め教師が決定した組み合わせ、無作為等によるものであった。
【特許文献1】特開2002−132128号公報
【特許文献2】特開2005−331826号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、語学学習システムを用いて語学学習を行う場合、学習者全員の語学のスキルや学習の進捗度が同程度であるとは限らない。教材データを用いた個別練習を行う場合は、学習者が各自のスキルや上達度に合わせて教材データの再生や各自の発声音声の録音を行いながら学習すればよいが、従来のグループレッスンでは、上記方法によるグループ分けにより、語学スキルや学習の進捗度が大きく異なる学習者が同一のグループに組み込まれてしまうことがあった。このようなグループ分けがされた場合、スキルや学習の進捗度の比較的低い学習者はグループでの会話練習についていくことができない一方、スキルや学習の進捗度の比較的高い学習者は逆に物足りなさを感じてしまい、せっかくのグループレッスンによる学習意欲の向上や学習効果の発揮が十分になされない場合があった。
【0009】
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、語学学習システムを用いて行う複数の学習者によるグループレッスンにおいて、教師用端末が各学習者用端末の学習履歴情報を集計し、この集計結果に基づき学習者のグループ設定を実行することにより、学習者の学習の進捗度に応じた適切なグループ分けによるグループレッスンを行わせることができる語学学習システム及び語学学習システム用プログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記の課題を解決するために、
[1] 教師用モニタを接続した教師用端末と、ヘッドホン部及びマイクロホン部を備えたヘッドセットをそれぞれ接続した複数の学習者用端末とをネットワークを介して接続し、前記教師用端末が前記複数の学習者用端末を制御して音声教材データを各学習者用端末に供給する語学学習システムであって、
前記各学習者用端末は、
前記教師用端末から供給された音声教材データを再生させて前記ヘッドセットのヘッドホン部から出力する再生手段と、
前記ヘッドセットのマイクロホン部から収音された音声を前記音声教材データに対応させて録音する録音手段と、
前記再生手段で前記音声教材データを再生させた再生回数と前記録音手段に前記音声教材データに対応させて音声を録音した録音回数とを前記音声教材データのデータファイル名に関連付けて学習履歴情報を生成する履歴情報生成手段と、
この生成された学習履歴情報を当該学習者用端末の識別子と共に前記教師用端末に送信させる履歴情報送信制御手段とを備えると共に、
前記教師用端末は、
前記各学習者用端末から送信された学習履歴情報及び識別子に基づき、少なくとも前記識別子、前記再生回数、及び前記録音回数を項目とした学習履歴一覧表を生成する一覧表生成手段と、
この生成された学習履歴一覧表の前記項目のいずれかを選択し、この選択された項目についての昇順又は降順のいずれかにより一覧表データを並び替えて前記学習履歴一覧表を再構成する一覧表再構成手段と、
前記再構成された学習履歴一覧表の一覧データを、前記並び替えた順により所定数毎のグループに分割するグループ化手段と、
前記再構成された学習履歴一覧表を前記教師用モニタに表示させる一覧表表示制御手段と、
を備えた語学学習システム
を提供し、
[2] 前記教師用端末は、
前記グループ化手段でグループに分割された学習履歴一覧表の一覧データに基づき、前記各学習者用端末に対して、該学習者用端末が属するグループに属される他の学習者用端末のアドレス情報を通知させるアドレス通知制御手段を備えると共に、
前記各学習者用端末は、
前記通知されたアドレス情報に基づき、当該学習者用端末が属するグループの他の学習者用端末との通信を行わせるグループ通信制御手段を
備えた上記[1]に記載の語学学習システム
を提供し、
[3] 教師用モニタを接続した教師用端末と、ヘッドホン部及びマイクロホン部を備えたヘッドセットをそれぞれ接続した複数の学習者用端末とをネットワークを介して接続し、前記教師用端末が前記複数の学習者用端末を制御して音声教材データを各学習者用端末に供給する語学学習システムにおける処理を、前記教師用端末に実行させる教師用端末制御プログラムと前記各学習者用端末に実行させる学習者用端末制御プログラムからなる語学学習システム用プログラムであって、
前記学習者用端末制御プログラムは、
前記教師用端末から供給された音声教材データを再生させて前記ヘッドセットのヘッドホン部から出力させる再生ステップと、
前記ヘッドセットのマイクロホン部から収音された音声を前記音声教材データに対応させて録音させる録音ステップと、
前記再生ステップにおいて前記音声教材データを再生させた再生回数と前記録音ステップにおいて前記音声教材データに対応させて音声を録音させた録音回数とを前記音声教材データのデータファイル名に関連付けて学習履歴情報を生成する履歴情報生成ステップと、
この履歴情報生成ステップにより生成した学習履歴情報を当該学習者用端末の識別子と共に前記教師用端末に送信させる履歴情報送信制御ステップとを実行する一方、
前記教師用端末制御プログラムは、
前記各学習者用端末から送信された学習履歴情報及び識別子に基づき、少なくとも前記識別子、前記再生回数、及び前記録音回数を項目とした学習履歴一覧表を生成する一覧表生成ステップと、
この一覧表生成ステップにおいて生成された学習履歴一覧表の前記項目のいずれかを選択させ、この選択された項目についての昇順又は降順のいずれかにより一覧表データを並び替えて前記学習履歴一覧表を再構成する一覧表再構成ステップと、
前記一覧表再構成ステップにおいて再構成された学習履歴一覧表の一覧データを、前記並び替えた順により所定数毎のグループに分割するグループ化ステップと、
前記再構成された学習履歴一覧表を前記教師用モニタに表示させる一覧表表示制御ステップとを実行する
処理を前記教師用端末及び各学習者用端末にそれぞれ実行させる語学学習システム用プログラム
を提供し、
[4] 前記教師用端末制御プログラムは、
前記グループ化ステップにおいてグループに分割された学習履歴一覧表の一覧データに基づき、前記各学習者用端末に対して、該学習者用端末が属するグループに属される他の学習者用端末のアドレス情報を通知させるアドレス通知制御ステップを実行する一方、
前記学習者用端末制御プログラムは、
前記教師用端末から通知されたアドレス情報に基づき、当該学習者用端末が属するグループの他の学習者用端末との通信を行わせるグループ通信制御ステップを実行する
処理を前記教師用端末及び各学習者用端末にそれぞれ実行させる上記[3]に記載の語学学習システム用プログラム
を提供するものである。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、各学習者用端末は、音声教材データを用いた語学学習の学習履歴情報を生成する一方、教師用端末は、各学習者用端末から学習履歴情報を収集して学習履歴一覧表を生成し、これを基に再生回数や録音回数等で並び替え処理を行って教師用モニタに一覧表示させることができる。よって、教師用端末側においては、音声教材データに対する各学習者の再生回数や録音回数に基づく語学学習の進捗度を容易に把握することができる。
【0012】
また、本発明によれば、教師用端末は、上記並び替え処理がされた学習履歴一覧表に基づきグループ化処理を実行するので、学習者の語学学習の進捗度が同じ又は近い学習者同士でのグループ分けを行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。まず、図1に本発明の実施形態である語学学習システムの基本的なシステム構成を示す。同図において、語学学習システム1は、教師用端末101と、学習者用端末102−1〜102−nと、音声データである教材データ(音声教材データ)が多数格納されており、教師用端末101や学習者用端末102−1〜102−nからの読み出し制御によって所望の教材データを読み出すことが可能な教材サーバ103とが、ネットワーク104を介してそれぞれ接続されて構成されている。そして、教師用端末101には教師bが、そして学習者用端末102−1〜102−nには学習者a1〜anが、使用者として配されている。なお、同図には、学習者用端末102−1〜102−3それぞれの使用者である学習者a1〜a3と教師用端末101の使用者である教師bとが図示されており、他の学習者の図示は省略している。
【0014】
教材サーバ103には、教材データを格納するための教材フォルダ103aと、各学習者に公開する教材データを格納するための公開フォルダ103bと、授業の際に配布して使用する教材データを格納するための配布フォルダ103cと、学習者用端末102−1〜102−nから受信した学習履歴情報を格納するための履歴情報フォルダ103dとが設けられている。
【0015】
なお、本実施形態においては、教師用端末101及び学習者用端末102−1〜102−nを端末と総称して説明することもある。
【0016】
次に、図2に端末の概略の内部構成を表したブロック図を示す。同図に示すように、教師用端末101と学習者用端末102−1〜102−nとは、後述するアプリケーションソフトウェアを除き基本的には同一の構成を有するものである。同図に示すように、端末は、語学学習システム1における語学学習のためのアプリケーションソフトウェア(以下、ソフトウェアと記す。)を実行するための不図示のCPU(Central Processing Unit)を備えた制御部201と、ソフトウェアや各種データを記憶するためのメモリ部202と、ハードディスクやDVD(Digital Versatile Disc)等による、ソフトウェア、学習者の発声による音声データ、学習履歴情報等を記録するための記録部203と、当該端末をネットワーク104に接続させるためのネットワークインターフェース(I/F)部204と、後述するモニタ210を接続するためのモニタI/F部205と、デジタル音声信号処理を実行するための音声データ処理部206と、カメラ等オプション装置を接続するための外部I/F部207とを備えている。そして、上記ブロック201〜207はそれぞれバス208に同図のごとく接続されている。
【0017】
そして、上記構成の端末には、教師b及び学習者a1〜anが操作するタッチパネル211を備えてソフトウェアの制御に基づいた表示をするモニタ210がモニタI/F部205に接続されると共に、ヘッドホン部及びマイクロホン部(いずれも不図示)を備えたヘッドセット209が音声データ処理部206に接続されている。
【0018】
そして、上述したソフトウェアとして、教師用端末101については教師用端末制御ソフトウェアが、学習者用端末102−1〜102−nについては学習者用端末制御ソフトウェアがそれぞれインストールされている。
【0019】
以上の構成を有する端末においては、語学学習システム1の起動時に、予め記録部203に記録された教師用端末制御ソフトウェアや学習者用端末制御ソフトウェアがメモリ部202に読み出されて初期化処理を実行したのち、教師bや学習者a1〜anのタッチパネル211の操作に従って、制御部201がバス208に接続された各ブロックを制御する。下述の動作説明においては、制御部201がソフトウェアを実行することによる処理について詳細を述べるものである。
【0020】
なお、端末は一般的に普及しているPCを用いて構成することができる。この場合、音声データ処理部206はサウンドカード、外部I/F部207はUSB(Universal Serial Bus)やIEEE1394シリアルバス等の高速通信インターフェースが適用可能である。
【0021】
次に、本発明の実施形態である語学学習システム1の動作について説明する。
【0022】
<個別練習における教材データの配布>
まず、語学学習システム1における語学学習機能の一つである個別練習における教材データの配布の動作について説明する。個別練習とは、学習者a1〜anが教材サーバ103に格納された教材データの中から、各自学習したい教材データをネットワーク104越しに取得して各自の学習者用端末102−1〜102−nで再生させ、備えられたヘッドセット209を用いて教材データの音声の聞き取りや各自の音声の録音といった学習者個人で会話練習を行う学習形態である。
【0023】
最初に、教師用端末101による、教材サーバ103に格納された教材データの学習者用端末102−1〜102−nへの配布についてその動作を説明する。教師用端末101のモニタ210には、図3に示すようなGUI(Graphical User Interface)画面301が表示されている。そして、GUI画面301のうち教材データの配布の操作に必要な操作部分302を拡大して図示したのが図4のGUI画面401である。教材データは、教材サーバ103の教材フォルダ103aに格納されており、この教材フォルダ103a内にあるデータファイル(教材データ)のファイル名が音声教材一覧402に一覧表示されている。
【0024】
そして、教師bは、音声教材一覧402に表示されたファイル名のうち配布したいデータファイルに該当するファイル名にタッチパネル211上から触れて選択したのち公開ボタン403に触れる。すると、教師用端末101は、ネットワークI/F部204から教材サーバ103に対して選択されたデータファイルを公開させるための要求コマンドを発行し、この要求コマンドを受信した教材サーバ103は、選択されたデータファイルを教材フォルダ103aから公開フォルダ103bにコピーする。次に、教師bがGUI画面401の配布ボタン405に触れると、教師用端末101は教材サーバ103と通信し、公開フォルダ103bに格納されたデータファイルを配布フォルダ103cにコピーする。
【0025】
<学習者用端末における教材データの再生と学習者音声の録音>
次に、学習者用端末102−1〜102−nにおける教材データの再生と学習者音声の録音について、その動作を図11のフローチャートを併せ参照して説明する。学習者用端末102−1〜102−nの各モニタ210には、図5に示すようなGUI画面501が表示されている。そして、教材サーバ103の配布フォルダ103cに格納されているデータファイルをプルダウンメニュー502に表示する(同図においては、プルダウンされていない状態を表示している。)。
【0026】
そして、学習者a1〜anは、各自のモニタ210に表示されたGUI画面501を見ながらタッチパネル211上からプルダウンメニュー502に触れてメニューをプルダウンさせると共に、練習したい教材データのデータファイルのファイル名に触れて選択する(ステップS1201)。すると、学習者用端末102−1〜102−nの制御部201は、ネットワークI/F部204を制御して、選択されたデータファイルを指定する指定コマンドを教材サーバ103に対して発行し、配布フォルダ103cに格納された指定データファイルを参照してデータを解析処理し、当該データファイルのデータの音声波形を波形表示部503に表示させる。そして、当該データファイルのファイル名を図6に示すような学習ログファイル601に記録する(ステップS1202)。なお、学習ログファイル601は、学習者用端末102−1〜102−nそれぞれのメモリ部202又は記憶部203に記憶又は記録される。
【0027】
ここで、学習ログファイル601のデータ構造について図6を参照して説明する。同図の例において、学習ログファイル601は、現在選択している教材データ(この例においては、三番目に選択している教材データ)のデータファイル名602と、現在選択しているセンテンス番号603と、最初に選択した教材データのデータファイル名604と、データファイル名604に該当するデータファイルの再生回数605と、データファイル名604に該当するデータファイルに対する学習者の録音回数606と、二番目に選択した教材データのデータファイル名607と、データファイル名607に該当するデータファイルの再生回数608と、データファイル名607に該当するデータファイルに対する学習者の録音回数609とからなるデータ構造を有している。なお、学習ログファイル601は、一授業中に学習者毎に生成されるログファイルであってもよいし、任意時間又は期間において学習者毎に生成されるログファイルであってもよい。
【0028】
図11のフローチャートの説明に戻り、学習者用端末102−1〜102−nの制御部201は、GUI画面501の再生ボタン504がタッチパネル211上から押されたか否かを監視する(ステップS1203)。そして、そして、学習者a1〜anがタッチパネル211上から再生ボタン504に触れた場合は、制御部201が音声データ処理部206を制御して教材データを再生し、ヘッドセット209から再生音を出力する(ステップS1204)。次に、再生開始した教材データの再生回数を学習ログファイル601の再生回数605に記録する(ステップS1205)。なお、同一教材データの場合は、再生ボタン504を選択して押す度に再生回数605を1ずつ増やすようにする。
【0029】
一方、ステップS1203において、学習者a1〜anがタッチパネル211の再生ボタン504を押していないと判定した場合(ステップS1203 No)は、制御部201は、GUI画面501の録音ボタン505が押されたか否かを監視する(ステップS1206)。そして、学習者a1〜anがタッチパネル211上から録音ボタン505を押して発声した場合、その音声がヘッドセット209のマイクロホン部で収音され、音声データ処理部206でデジタル処理されたのち音声データとして記録部203に記録される(ステップS1207)。この際、音声データ処理部206で音声データをデータ圧縮する処理を実行してもよい。次に、該当する教材データに対する録音回数を学習ログファイル601の録音回数606に記録する(ステップS1208)。なお、同一教材データの場合は、録音ボタン505を選択して押す度に録音回数606を1ずつ増やすようにする。
【0030】
このようにして学習者a1〜anは、各自が所望する教材データを選択し、各自の学習進捗に合わせて再生や録音を繰り返し行いながら語学学習を進めていくが、その際には、教材データのデータファイル名、再生回数、録音回数等が学習ログファイル601に記録されることとなる。
【0031】
<教師用端末における各学習者用端末の学習状態の表示>
次に、教師用端末101における学習者用端末102−1〜102−nの現在の学習状態の表示について、その動作を図12のフローチャートを併せ参照して説明する。学習者用端末102−1〜102−nは、教材データの再生及び学習者の音声の録音についての現在の動作状態を示す情報を、学習者用端末の座席番号(識別子)を関連付けた学習状態情報として教師用端末101に定期的(例えば、5秒毎)に送信している。このような状態において、教師用端末101が学習状態情報を受信すると(ステップS1401)、図7に示すGUI画面701のように、学習状態情報に基づき、座席番号に対応する学習者座席アイコンに動作状態を示す情報に対応する画像を描画する(ステップS1402)。具体的には、同図において、学習者座席アイコンに、再生状態を示す再生アイコン702や録音状態を示す録音アイコン703が表示される。これにより、教師bは、教師用端末101のモニタ210に表示されたGUI画面701を見ることにより、各学習者a1〜anの現在の学習状況を知ることができる。
【0032】
<教師用端末における各学習者用端末の学習履歴の一覧表示>
教師用端末101は、学習者用端末102−1〜102−nそれぞれの現在の学習状態だけでなく、学習者用端末102−1〜102−n毎の学習履歴情報を取得することができる。以下、教師用端末101における学習者用端末102−1〜102−nの学習履歴情報の一覧表示について、その動作を図13のフローチャートを併せ参照して説明する。まず、教師bがGUI画面301(図3)の学習履歴表示ボタン303をタッチパネル211上から選択する(ステップS1501)と、教師用端末101の制御部201は、学習履歴表示ボタン303のアイコンを図3に示す座席アイコン303aから学習履歴アイコン303bに切り替え(ステップS1502)、ネットワークI/F部204を制御して学習者用端末102−1〜102−nに学習履歴要求コマンドをマルチキャスト送信する(ステップS1503)。
【0033】
次に、学習履歴要求コマンドを受信した学習者用端末102−1〜102−nは、メモリ部202又は記録部203に記憶又は記録している学習ログファイル601の情報を学習履歴情報として教材サーバ103に送信する(ステップS1504)。
【0034】
次に、教材サーバ103は、学習者用端末102−1〜102−nから送信された全ての学習履歴情報を受信して履歴情報フォルダ103dに格納する。そして、これら格納された全ての学習履歴情報をコンバインして1つの学習履歴ファイルを生成し、履歴情報フォルダ103dに格納する(ステップS1505)。ここで、図8に教材サーバ103の不図示の制御部によって生成された学習履歴ファイルの例を示す。同図において、学習履歴ファイル801は、識別番号802と、座席番号803と、学習者氏名804と、現在選択している教材データのデータファイル名805と、現在選択しているセンテンスの番号806と、再生回数807と、録音回数808とから構成される。なお、再生回数807及び録音回数808は分数形式で表示されているが、分子に相当する部分は現在選択している教材データの再生回数(録音回数)であり、分母に相当する部分はこの授業における再生回数(録音回数)の総計を例示している。
【0035】
図13のフローチャートの説明に戻り、教師用端末101は、教材サーバ103と通信し、教材サーバ103が履歴情報フォルダ103dから読み出して送信した学習履歴ファイル801を受信して、図9に示すようにGUI画面901上に学習履歴ファイル801のデータを学習履歴一覧表902として一覧表示する(ステップS1506)。なお、同図に示すように、GUI画面901には、学習履歴一覧表902の他に学習状態を表すアイコン903と学習履歴タイトル904とが表示される。この学習状態を表すアイコン903は、GUI画面701における再生アイコン702や録音アイコン703と同様に再生状態や録音状態を示す表示がされると共に、GUI画面701の学習者座席アイコンと同一の機能を有している。
【0036】
<教師用端末における学習履歴一覧表のデータの並び替え>
次に、GUI画面901に表示した学習履歴一覧表902を所定の順番で並び替える処理について説明する。ここでは、所定の順番の一例として、再生回数807の多い順にデータを並び替える場合について説明する。まず、教師bがGUI画面901の学習履歴タイトル904における再生回数のタイトル部分を選択してタッチパネル211上から触れると、教師用端末101の制御部201は、学習履歴一覧表902の全データについて再生回数807の多い順に並び替え処理を実行して再表示させる。次に、教師bが学習履歴タイトル904の再生回数のタイトル部分を再度押すと、今度は再生回数807の少ない順に全データを並び替えて再表示する。このように、再生回数のタイトル部分を連続して押すことにより、再生回数807の昇順による表示と降順による表示とを繰り返す。同様にして、座席番号803、学習者氏名804、教材データのデータファイル名805、又は録音回数808のうちいずれか一つのタイトル部分を選択してタッチパネル211上から押すと、それぞれの選択項目に対して昇順又は降順による並び替え処理が実行される。
【0037】
以上のように、学習者用端末102−1〜102−nからの学習履歴情報を一覧表示したり並べ替えたりすることで、教師bに、各学習者の語学学習の進捗度を把握させたり、学習者全体の学習の進捗度の傾向を把握させたりすることができる。
【0038】
なお、教師bに学習者全体の学習の傾向を把握させ易くするため、教師用端末101の教師用端末制御ソフトウェアにグラフ表示機能を設けることも好適である。例えば、学習者a1〜anの再生回数807や録音回数808の分布を図15に示すようなグラフで表示することにより、教師bに、学習者全体の学習の傾向を視覚的に把握させることができる。なお、学習履歴ファイル801から同図に示すようなグラフを作成して表示させる技術については、公知技術により実現可能であるためその詳細の説明を省略する。
【0039】
<学習履歴一覧表に基づくグループ化処理>
次に、教師用端末101における学習履歴一覧表902に基づくグループ化処理の動作について、図14のフローチャートを併せ参照して説明する。一例として、教師用端末101の制御部201により再生回数807の多い順に学習者a1〜anをグループ分けする処理について説明する。まず、教師bは、グループレッスンの設定ボタン905(図9)をタッチパネル211上から押す(ステップS1601)。すると、制御部201は、図10に示すような、グループの人数設定と設定方法の選択とを行うためのグループ設定画面1101を表示する(ステップS1602)。同図において、グループ設定画面1101は、設定方法入力部1102と人数入力部1103と決定ボタン1104とを有している。設定方法入力部1102においては、ブロック、ランダム、及び学習履歴順の設定方法の中から1つを選択できるが、この例では、教師bは、設定方法入力部1102で「学習履歴順」を選択し(ステップS1603)、そして、人数入力部1103のプルダウンメニューを用いてグループの人数を「4人」と設定する(ステップS1604)。これらの設定ののち、教師bが決定ボタン1104を押すことにより、学習履歴順に4人毎のグループ設定を行うという指令が制御部201に入力されてグループ設定画面1101が閉じられる。
【0040】
次に、制御部201は、学習履歴一覧表902を再生回数807の多い順に並び替えて再表示させる(ステップS1605)。次に、教師bがグループレッスンボタン906(図9)を押す(ステップS1606)と、制御部201は、並び替えられた学習履歴一覧表902の順番に従って上位から4人ずつのグループを、それぞれグループ番号を付与しながら設定する。そして、教師用端末101は、学習者用端末102−1〜102−nに対して、全てのグループ番号と、所属するグループにおける学習者全員の端末のIPアドレスと、ポート番号と、座席番号と、ログイン名とを通知する(ステップS1607)。
【0041】
そして、通知を受けた学習者用端末102−1〜102−nは、グループレッスンを開始できる状態となり、各学習者がヘッドセット209のマイクロホン部で収音した音声データを予め設定されたポート番号でマルチキャスト送信すると共に、自分の属するグループの他の学習者のポートを開いてマルチキャスト通信を受信する。
【0042】
これにより、各学習者は再生回数807の近い者同士でグループを組むこととなるため、教材データを用いたヒアリング学習の進捗度の近い者同士でグループレッスンを行うことができる。よって、グループ内でヒアリング学習の進捗度が大きく異なる可能性は低くなり、学習効率のよいグループレッスンを行うことができる。
【0043】
また、上述したグループ化処理を、録音回数808の多い順に並び替えて処理するようにすれば、発音練習の進捗度の近い者通しでグループを組むことができる。
【0044】
以上詳述したように、本発明の実施形態によれば、学習者用端末102−1〜102−nは、教材データを用いた語学学習の履歴を記録する一方、教師用端末101は、学習者用端末102−1〜102−nから各履歴情報を収集して学習履歴一覧表902を生成し、これを基に再生回数807や録音回数808等で並び替え処理を行う。そして、教師用端末101は、並び替えられた学習履歴一覧表902に基づきグループ分け処理を実行するので、教師bは、学習者a1〜anの語学学習の進捗度を容易に把握することができると共に、所定の進捗度が同じ又は近い学習者同士でのグループ分けを行うことができる。
【0045】
なお、本実施形態では、教材サーバ103を語学学習システム1の構成に入れて説明したが、別の実施形態例として、教材サーバ103の機能を教師用端末101に備えるように構成することもできる。
【0046】
また、本実施形態では、教師用端末101が、全ての学習者用端末102−1〜102−nに対して各学習者の学習履歴情報を取得して学習履歴一覧表902を生成する例について説明したが、別の例として、教師用端末101のGUI画面301上で任意の学習者座席アイコンを選択し、この選択した学習者座席アイコンに該当する学習者用端末に対してのみ学習履歴情報を要求するように構成することもできる。
【0047】
また、本実施形態では、タッチパネル211を備えたモニタ210を用いて、教師bや学習者a1〜anが入力操作を行う例について説明したが、入力手段はこれに限定されず、例えば図示はしないがマウス等のポインティングデバイス、キーボード、操作盤等を用いてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0048】
以上により、本発明は、ネットワークを介して教師用PCと複数の学習者用PCとが接続されたPC学習システムにおいて、特に学習者同士のグループレッスンやペアレッスンを行わせる場合に有用である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明の実施形態である語学学習システムの基本的なシステム構成図である。
【図2】教師用端末及び学習者用端末の概略の内部構成を示すブロック図である。
【図3】教師用端末のモニタに表示されるGUI画面の例である。
【図4】教師用端末のモニタに表示されるGUI画面のうち、教材データの配布に必要な表示操作部分を拡大したGUI画面の例である。
【図5】学習者用端末のモニタに表示されるGUI画面の例である。
【図6】学習者用端末で生成される学習ログファイルの例を示した図である。
【図7】教師用端末のモニタに表示されるGUI画面において、学習者座席アイコンに動作状態を示す情報に対応する画像を描画して表示した例である。
【図8】教材サーバで生成された学習履歴ファイルの例である。
【図9】教師用端末のモニタに表示されるGUI画面において、学習履歴一覧表を表示した例である。
【図10】教師用端末のモニタに表示されるグループ設定画面の例である。
【図11】学習者用端末における、教材データの再生と学習者音声の録音についての処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図12】教師用端末における、学習者用端末の現在の学習状態を表示する処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図13】教師用端末における、学習者用端末の学習履歴情報を一覧表示する処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図14】教師用端末における、学習履歴一覧表に基づくグループ化処理手順を説明するためのフローチャートである。
【図15】教師用端末における、グラフ表示機能により生成されたグラフの例である。
【符号の説明】
【0050】
1 語学学習システム
101 教師用端末
102−1〜102−n 学習者用端末
103 教材サーバ
104 ネットワーク
201 制御部
202 メモリ部
203 記録部
204 ネットワークI/F部
205 モニタI/F部
206 音声データ処理部
207 外部I/F部
208 バス
209 ヘッドセット
210 モニタ
211 タッチパネル
901 教師用端末のGUI画面
a1,a2,a3 学習者
b 教師
【出願人】 【識別番号】000004329
【氏名又は名称】日本ビクター株式会社
【出願日】 平成18年7月26日(2006.7.26)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−32786(P2008−32786A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−202965(P2006−202965)