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障害者支援方法 - 特開2008−26687 | j-tokkyo
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【発明の名称】 障害者支援方法
【発明者】 【氏名】島津 幸男

【氏名】森田 政江

【要約】 【課題】聾唖者等の障害者が緊急連絡をしたい時に、商店の店員や通行人等に電話をかけてもらうことを頼みやすく、その依頼を受けた通行人等が気軽に障害者の希望に応えることができ、障害者の福祉活動の一環となる障害者支援方法を提供する。

【構成】電話用プリペイドカード等のように金銭的価値を有するとともに、表面又は裏面に本人の代わりに電話をかけてもらうことを依頼する文言を記載したカード状物を障害者に付与し、カード状物とともに、障害者が希望する電話番号及び伝言内容を記載した物を提示させ、カード状物と、電話番号及び伝言内容を記載した物の提示を受けた者が、電話番号に発呼し、内容を伝言した際には、カード状物と物の提示を受けた者に、カード状物を付与する。カード状物の金銭的価値を利用して電話番号に発呼してもよい。カード状物は、所定の地域内で通貨として使用可能なものでもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
金銭的価値を有するとともに、表面又は裏面に本人の代わりに電話をかけてもらうことを依頼する文言を記載したカード状物を障害者に付与し、
該カード状物とともに、前記障害者が希望する電話番号及び伝言内容を記載した物を提示させ、
前記カード状物と、前記電話番号及び伝言内容を記載した物の提示を受けた者が、前記電話番号に発呼し、前記内容を伝言した際には、前記カード状物と前記物の提示を受けた者に、前記カード状物を付与することを特徴とする障害者支援方法。
【請求項2】
前記カード状物の金銭的価値を利用して前記電話番号に発呼することを特徴とする請求項1に記載の障害者支援方法。
【請求項3】
前記電話番号及び伝言内容を記載した物は、前記カード状物と、前記電話番号及び伝言内容を記載した物の提示を受けた者が、前記障害者が伝言を希望した相手からの返答を記入する空白部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の障害者支援方法。
【請求項4】
金銭的価値を有するとともに、
表面又は裏面に障害者の代わりに電話をかけてもらうことを依頼する文言が記載されていることを特徴とするカード状物。
【請求項5】
前記カード状物は、電話用プリペイドカードであることを特徴とする請求項4に記載のカード状物。
【請求項6】
前記カード状物は、所定の地域内で通貨として使用可能であることを特徴とする請求項4に記載のカード状物。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、障害者支援方法に関し、特に、聾唖者等が緊急事態に陥った場合を想定した障害者支援方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、聾唖者等の障害者は、何らかの緊急事態に陥り、家族等に緊急に連絡する必要が生じた場合を考慮し、例えば、連絡したい相手の電話番号及び伝えてほしい内容等を記載した手帳等を常時携帯し、緊急時に、その旨を記載した手帳のページや、カード等を商店の店員や通行人等(以下、単に「通行人」という)に見せて電話をかけてもらっていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上述のような場合に、障害者が金銭を所持していない場合には、電話をかけることを頼まれた通行人が電話料金を負担する必要があるため、障害者の希望に沿いかねることがあった。また、障害者が金銭を所持している場合にも、電話をかけてもらった後、お礼として金銭を渡そうと考えていることを伝えることが困難であったり、実際に電話をかけてもらった後、金銭を渡そうとしても、お礼として相応しい額の紙幣や硬貨を持っていない場合には、その場の措置に困ることとなる。
【0004】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、聾唖者等の障害者が緊急連絡をしたい時に、通行人に電話をかけてもらうことを頼みやすく、また、そのような依頼を受けた通行人が気軽に障害者の希望に応えることができ、障害者の福祉活動の一環となる障害者支援方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するため、本発明は、障害者支援方法であって、金銭的価値を有するとともに、表面又は裏面に本人の代わりに電話をかけてもらうことを依頼する文言を記載したカード状物を障害者に付与し、該カード状物とともに、前記障害者が希望する電話番号及び伝言内容を記載した物を提示させ、前記カード状物と、前記電話番号及び伝言内容を記載した物の提示を受けた者が、前記電話番号に発呼し、前記内容を伝言した際には、前記カード状物と前記物の提示を受けた者に、前記カード状物を付与することを特徴とする。ここで、障害者とは、聾唖者、身体障害者、老人及び子供等であって、自分で電話をかけることができない者をいう。
【0006】
そして、本発明によれば、電話をかけてもらうことを依頼する文言を記載したカード状物を通行人に提示することにより、通行人に、自分が緊急事態に陥っており、自分に代わって電話をかけてもらいたいことを伝えることができ、また、通行人に内容を伝言してもらった後に、金銭的価値を有するカード状物を渡すことにより、通行人も利益を得ることができるため、障害者及び通行人の双方にとって有益であり、障害者の福祉活動の一環とすることができ、助け合いの精神が広く醸成される。
【0007】
前記障害者支援方法において、前記カード状物の金銭的価値を利用して前記電話番号に発呼することができる。これにより、通行人が自分の携帯電話機等を使用することにより発生する電話料金を気にせずに、障害者に代わって電話をかけることができる。
【0008】
前記障害者支援方法において、前記電話番号及び伝言内容を記載した物は、前記カード状物と、前記電話番号及び伝言内容を記載した物の提示を受けた者が、前記障害者が伝言を希望した相手からの返答を記入する空白部を備えることができる。この空白部を利用することにより、通行人は、相手方からの返答を容易に書き留めることができ、障害者は相手方からの返答を容易に理解することができる。
【0009】
また、本発明は、カード状物であって、金銭的価値を有するとともに、表面又は裏面に障害者の代わりに電話をかけてもらうことを依頼する文言が記載されていることを特徴とする。このカード状物を用いることにより、上述のように、通行人に自分が緊急事態に陥っており、自分に代わって電話をかけてもらいたいことを伝えることができ、また、通行人に内容を伝言してもらった後に、このカード状物を渡すことにより、通行人も利益を得ることができ、障害者及び通行人の双方にとって有益であり、障害者の福祉活動の一手段として利用することができる。また、このようなカード状物を障害者が普段所持したり、携帯することにより、地震や災害が発生した場合でも、不安に襲われたり、危険にさらされることを回避したり、緩和することができる。
【0010】
前記カード状物を電話用プリペイドカードとすることができる。これにより、上述のように、通行人が電話料金を気にせずに、障害者に代わって電話をかけることができる。
【0011】
前記カード状物を所定の地域内で通貨として使用可能とすることができる。これにより、所定の地域内の障害者を支援しながら、当該地域のビジネスの活性化にも寄与することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
図1は、本発明にかかる障害者支援方法を実施する際に使用する電話用プリペイドカード(以下、「プリペイドカード」という)1の一例を示し、このプリペイドカード1の表面には、障害者が電話をかけてもらいたいこと、このプリペイドカード1を用いて所定時間通話ができること、及び、通話を行うための説明が記載されている。
【0014】
図2は、上記プリペイドカード1とともに使用され、各々の障害者に関する情報等が記載された障害者情報カード(以下、「情報カード」という)2の一例を示す。この情報カード2の表側には、図2(a)に示すように、両親、家族、友人等の緊急連絡先電話番号欄(以下、「電話番号欄」という)2aが設けられ、また、障害者が、伝言してもらいたいメッセージを記載する欄(以下、「メッセージ記載欄」という)2bが設けられる。さらに、裏面には、図2(b)に示すように、プリペイドカード1及び情報カード2の提示を受けた子供等が、障害者のために電話をかけた場合に、相手からの返答を記入する欄(以下、「返答記入欄」という)2cが設けられる。尚、この情報カード2に代えて、同様の機能を有する手帳等を用いることもできる。
【0015】
次に、上記プリペイドカード1及び情報カード2を用いた本発明にかかる障害者支援方法について詳細に説明する。
【0016】
地方自治体又は企業等障害者の支援団体は、上記プリペイドカード1を無料で障害者に配布し、障害者は、プリペイドカード1を常時携帯する。また、障害者は、プリペイドカード1とともに、情報カード2も常時携帯する。
【0017】
そして、障害者が、例えば、交通事故に遭遇するなど緊急を要する事態に陥った場合、障害者は、情報カード2の電話番号欄2aの希望する相手先の電話番号にチェックするとともに、メッセージ記載欄2bに伝言してほしい内容を記入する。例えば、図3に示すように、電話番号欄2aの兄の欄にチェックし、メッセージ記載欄2bに、「学校の前で交通事故にあったのですぐに来てほしい」と記載し、付近の通行人(以下、単に「通行人」という)にプリペイドカード1及び情報カード2を提示する。
【0018】
プリペイドカード1及び情報カード2を提示された通行人が、障害者の状況を理解し、障害者に代わって電話をかけることを決めた場合には、通行人は、自分の携帯電話機を用いて障害者情報カード2に記載されている障害者の兄の電話番号「090−****−****」に発呼する。そして、「あなたの弟が学校の前で交通事故にあったのですぐに来てほしい」と伝える。障害者の兄が通行人に対し、「今からすぐに行く」と返答した場合には、通行人は、図3(b)に示すように、情報カード2の裏の返答記入欄2cにその旨記載して障害者に手渡す。
【0019】
そして、通話が終了すると、障害者は、プリペイドカード1をこの通行人に手渡す。これにより、通行人は、その後、プリペイドカード1を利用して500円分の通話をすることができ、実際にプリペイドカード1を利用する際には、図1に記載された手順を踏む。すなわち、プリペイドカード1の表面の電話番号欄2aの下部に存在するスクラッチ2bを削ってID番号を表示させ、プリペイドカード1の表面に記載されている電話番号欄2aに発呼し、音声ガイダンスの指示に従ってID番号を端末装置に入力することで500円分の通話が可能となる。
【0020】
以上説明したように、プリペイドカード1及び情報カード2を利用することにより、障害者は、緊急事態から脱却することができ、通行人は、障害者のために行った行為に見合う利益を得ることができることとなる。
【0021】
尚、上記実施の形態においては、障害者が、緊急事態に陥った際に、現場でメッセージ記載欄2bに伝言してほしい内容を記入したが、予め想定される緊急事態の種類を網羅したチェック欄を設け、チェック欄に印を付けることで、通行人に緊急事態の内容を知らせてもよい。また、チェック欄とメッセージ記載欄2bとを併用できるようにしてもよい。
【0022】
また、上記実施の形態においては、障害者に代わって電話をかける通行人が、自分の携帯電話機を用いて電話をかけたが、プリペイドカード1を利用して電話をかけることもできる。
【0023】
さらに、上記実施の形態においては、障害者が電話をかけてもらいたいという文言が記載された電話用プリペイドカードを用いたが、本発明においては、電話以外のサービスを受けることのできるプリペイドカードや、商品券として利用できるものや、所定の地域内で通貨として使用可能なものなど、何らかの金銭的価値を有するカード状物を使用することができる。
【0024】
また、上記電話用プリペイドカード等によってサービスが提供された場合の売り上げの一部を、さらに障害者のための福祉活動のために寄付してもらうようにすることもでき、これらのサービスの提供から寄付までの一連の流れをコンピュータシステム、ネットワークシステムを利用して自動的に行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明にかかる障害者支援方法に用いるプリペイドカードの表面の記載例を示す図である。
【図2】本発明にかかる障害者支援方法に用いる障害者情報カード(使用前)の一例を示す図であって、(a)は表面、(b)は裏面を示す。
【図3】本発明にかかる障害者支援方法に用いる障害者情報カード(使用中)の一例を示す図であって、(a)は表面、(b)は裏面を示す。
【符号の説明】
【0026】
1 プリペイドカード
2 情報カード
2a 電話番号欄
2b メッセージ記載欄
2c 返答記入欄
【出願人】 【識別番号】506253056
【氏名又は名称】島津 幸男
【識別番号】501139319
【氏名又は名称】森田 政江
【出願日】 平成18年7月24日(2006.7.24)
【代理人】 【識別番号】100106563
【弁理士】
【氏名又は名称】中井 潤


【公開番号】 特開2008−26687(P2008−26687A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−200416(P2006−200416)