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入退場管理システム - 特開2008−21263 | j-tokkyo
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【発明の名称】 入退場管理システム
【発明者】 【氏名】伊東 昇

【氏名】吉村 正孝

【氏名】冨田 真一

【氏名】川原田 宏也

【氏名】久保田 一秀

【要約】 【課題】受付が無人であっても来場者へカードを発行して入退場の管理をすることができる入退場管理システムを提供する。

【構成】入場者を特定するための入場者データの入力を受け付ける入場者情報入力装置と、入場者情報入力装置から出力される入場者データを受信して表示するとともに、カード発行を許可するか否かを示す指示データの入力を施設の訪問先の端末から受け付けるカード発行指示装置と、カード発行指示装置からカード発行を許可する指示データを受信した場合に入退場を許可するための許可データをカードに設けられた記録媒体に書き込むカード発行装置とを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
管理対象の施設への入場者の入退場を管理する入退場管理システムであって、
前記入場者を特定するための入場者データの入力を受け付ける入場者情報入力装置と、
前記入場者情報入力装置から出力される入場者データを受信して出力装置に出力するとともに、カード発行を許可するか否かを示す指示データの入力を前記施設の訪問先の端末から受け付けるカード発行指示装置と、
前記カード発行指示装置からカード発行を許可する指示データを受信した場合に入退場を許可するための許可データをカードに設けられた記録媒体に書き込むカード発行装置と、
を有することを特徴とする入退場管理システム。
【請求項2】
前記入場者情報入力装置から出力される入場者データは、
前記入場者情報入力装置が身分を証明する券面に記載された文字列を読み取った文字列のデータ、前記入場者情報入力装置が入力装置を介して前記入場者によって入力されるデータ、顔画像撮影装置が前記入場者の顔を撮影した顔画像データ、顔画像生成装置が前記券面に記載された顔画像を読み取った顔画像データ、のうちのいずれか1つまたはその組み合わせによって構成されていることを特徴とする請求項1記載の入退場管理システム。
【請求項3】
前記顔画像撮影装置または前記顔画像生成装置が生成した顔画像データを記憶する記憶装置と、
端末からの送信要求に応じて、前記記憶装置に記憶された顔画像データを読み出して送信する管理装置と、
を有することを特徴とする請求項1から3のうちいずれかに記載の入退場管理システム。
【請求項4】
前記カード発行装置は、前記顔画像生成装置が生成した顔画像データを前記ゲストカードに印刷する印刷手段
を有することを特徴とする請求項1から4のうちいずれかに記載の入退場管理システム。
【請求項5】
前記施設内設けられる入場者の通行を規制する通過規制装置と、
前記カードの記録媒体に書き込まれた許可データを読み取る読み取り装置と、
前記読み取り装置によって読み取られた許可データを参照して通過を許可するか否かを判定し、通過を許可するか否かの指示を出力する通過判定装置と、
前記施設内設けられ、前記通過判定装置から出力される指示が通過の許可である場合に入場者の通過を許可し、前記通過判定装置から出力される指示が通過を許可しない場合に前記入場者の通過を規制する通過規制装置
を有することを特徴とする請求項1記載に入退場管理システム。
【請求項6】
前記通過規制装置は、エントランスの扉、室内の扉、エレベータの扉のうち、少なくともいずれか1つであることを特徴とする請求項4記載の入退場管理システム。
【請求項7】
前記カードが挿入された場合に、当該カードを回収する回収装置を有することを特徴とする請求項1から5のうちのいずれかに記載の入退場管理システム。
【請求項8】
前記許可データは、施設内において通過を許可されたエリアの範囲を示す通過許可エリア情報、通過が許可された時間を示す通過許可時間情報のうち少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする請求項1から6のうちいずれかに記載の入退場管理システム。
【請求項9】
管理対象の施設への入場者の入退場を管理する入退場管理システムにおける入退場管理方法であって、
入場者情報入力装置が前記入場者を特定するための入場者データの入力を受け付けをし、
カード発行指示装置が、前記入場者情報入力装置から出力される入場者データを受信して出力装置に出力するとともに、カード発行を許可するか否かを示す指示データの入力を受け付けし、
カード発行装置が、前記カード発行指示装置からカード発行を許可する指示データを受信した場合に入退場を許可するための許可データをカードに設けられた記録媒体に書き込みをする
ことを特徴とする入退場管理方法。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は、施設内の入場者の通過を管理する入退場管理システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
オフィスビルにおいて、ビルへの訪問者の出入りを管理する場合、受付係に自分の会社名、氏名、用件を告げ、訪問の確認をしてもらい、訪問が許可された場合に、受付係が会議室への案内する方法や、来訪が許可された場合に、受付係に訪問相手を呼び出してもらい、訪問先の相手に会議室等へ案内してもらっている。
また、近年、ICカードを用いて出入り管理をしている建物では、訪問者を受付する方法として、受付で訪問者の身元、用件を確認し、有人対応でゲストカードを発行することも行われている。そして、訪問先の対象者が受付まで出向き、来訪者と同行の上、会議室等へ入室している。
【0003】
一方、無人受付の場合は、訪問者が、訪問先の対象者を受け付けシステムから呼び出ししたり、あるいは、インターホンで呼び出しをして、訪問先の対象者に受付まで出向いてもらったり、訪問先の対象者が遠隔で扉の解錠を行っている。省力化の観点から、無人受付の採用が増加しつつあるが、対象者が出向く以外では、訪問を許可されていない人(悪意ある第三者)が、許可されている人と一緒に通過する道連れ入室を防ぐことは困難である。また、QRコードを持った入退室カードや携帯電話へQRコード発行して入室を許可するシステムもあるが、ICカードに比べてセキュリティレベルが低く、使用例が少ない。従って、現状では、建物内の通路を監視する監視カメラとの併用がほとんどである。
【0004】
一方で、企業や官庁などの建物の受付(入口)において、建物への訪問者に対して個人認証カードを発行する個人認証カード発行装置についての発明が開示されている。これは、限定された者に限らず、さまざまの目的を持った不特定多数の全ての訪問者に対し、その目的に応じた安価な個人認証カードを即座に発行することができるものである(特許文献1参照)。この特許文献1の図1に記載された適用例において、LAN2には、モデム8、9を介して売店に設置されたカードリーダ10と、食堂に設置されたカードリーダ11とがそれぞれ接続されている。さらに、LAN2には、モデム12、13を介して電子式施錠扉に設置されたカードリーダ14、15がそれぞれ接続され、これらカードリーダ14、15には電子式施錠扉の電気錠16、17がそれぞれ接続されている。
【特許文献1】特開平6−131507号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に示すシステムにおいては、企業や官庁などの受付係がいること(有人であること)が前提であり、カードの発行は、受付係が受付にて発行するためのシステムである。したがって、受付が無人の場合には、カードを発行することができないという問題点がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、受付が無人であっても来場者へカードを発行して入退場の管理をすることができ、道連れ入室が発生しても、セキュリティを向上させることができる入退場管理システムを提供することある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、管理対象の施設への入場者の入退場を管理する入退場管理システムであって、前記入場者を特定するための入場者データの入力を受け付ける入場者情報入力装置と、前記入場者情報入力装置から出力される入場者データを受信して出力装置に出力するとともに、カード発行を許可するか否かを示す指示データの入力を前記施設の訪問先の端末から受け付けるカード発行指示装置と、前記カード発行指示装置からカード発行を許可する指示データを受信した場合に入退場を許可するための許可データをカードに設けられた記録媒体に書き込むカード発行装置と、を有することを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、上述の入退場管理システムにおいて、前記入場者情報入力装置から出力される入場者データは、前記入場者情報入力装置が身分を証明する券面に記載された文字列を読み取った文字列のデータ、前記入場者情報入力装置が入力装置を介して前記入場者によって入力されるデータ、顔画像撮影装置が前記入場者の顔を撮影した顔画像データ、顔画像生成装置が前記券面に記載された顔画像を読み取った顔画像データ、のうちのいずれか1つまたはその組み合わせによって構成されていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、上述の入退場管理システムにおいて、前記顔画像生成装置が生成した顔画像データを記憶する記憶装置と、端末からの送信要求に応じて、前記記憶装置に記憶された顔画像データを読み出して送信する管理装置と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、上述の入退場管理システムにおいて、前記カード発行装置は、前記顔画像生成装置が生成した顔画像データを前記ゲストカードに印刷する印刷手段を有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、上述の入退場管理システムにおいて、前記施設内設けられる入場者の通行を規制する通過規制装置と、前記カードの記録媒体に書き込まれた許可データを読み取る読み取り装置と、前記読み取り装置によって読み取られた許可データを参照して通過を許可するか否かを判定し、通過を許可するか否かの指示を出力する通過判定装置と、前記施設内設けられ、前記通過判定装置から出力される指示が通過の許可である場合に入場者の通過を許可し、前記通過判定装置から出力される指示が通過を許可しない場合に前記入場者の通過を規制する通過規制装置を有することを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、上述の入退場管理システムにおいて、前記通過規制装置は、エントランスの扉、室内の扉、エレベータの扉のうち、少なくともいずれか1つであることを特徴とする。
また、本発明は、上述の入退場管理システムにおいて、前記カードが挿入された場合に、当該カードを回収する回収装置を有することを特徴とする。
【0012】
また、本発明は、上述の入退場管理システムにおいて、前記許可データは、施設内において通過を許可されたエリアの範囲を示す通過許可エリア情報、通過が許可された時間を示す通過許可時間情報のうち少なくともいずれか一方を含むことを特徴とする。
【0013】
また、本発明は、管理対象の施設への入場者の入退場を管理する入退場管理システムにおける入退場管理方法であって、入場者情報入力装置が前記入場者を特定するための入場者データの入力を受け付けをし、カード発行指示装置が、前記入場者情報入力装置から出力される入場者データを受信して出力装置に出力するとともに、カード発行を許可するか否かを示す指示データの入力を受け付けし、カード発行装置が、前記カード発行指示装置からカード発行を許可する指示データを受信した場合に入退場を許可するための許可データをカードに設けられた記録媒体に書き込みをすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、この発明によれば、入場者情報入力装置から出力される入場者データを受信して出力装置に出力するとともに、カード発行を許可するか否かを示す指示データの入力を施設の訪問先の端末から受け付けて、カード発行をするようにしたこれにより、無人受付であっても、入場者に適切にカードを発行することが可能となる。
【0015】
また、この発明によれば、顔画像撮影装置が入場者の顔を撮影した顔画像データや顔画像生成装置が券面に記載された顔画像を読み取った顔画像データを利用するようにしたので、入場して良いか否かを確認する者にとって、入場者をより正確に把握することができるので、ゲストカード発行時のセキュリティを向上させることができる。
【0016】
また、本発明によれば、通過規制装置を建物内に設け、カードに記憶された情報と認証するようにしたので、仮に道連れ入室があったとしても、通過規制装置を通過する場面毎にカードの提示が必要となるので、カードを所持していない第三者の建物内の移動を制限することができ、これにより、セキュリティを向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の一実施形態による入退場管理システムについて図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施形態による入退場管理システムの構成を示す概略ブロック図である。この入退場管理システムは、たとえば、企業やテナントが入居するオフィスビル等の施設に適用され、この管理対象となる施設への入場者(以下、「来訪者」と称す)にカードを発行し、このカードを利用して入退場を管理するものである。ここで、入場者としては、例えば、管理対象となる施設内の企業に所属している者と、所属していない者とに分類することがでる。そして、施設内の企業に所属している者について、例えば、「社員」、所属していない者について、例えば、「ゲスト」と分類し、それぞれ社員カード(社員証)、ゲストカードとして発行する。本発明は、特に、ゲストに対してゲストカードを発行し、その入退場を管理するものである。
【0018】
この図1において、入退場管理システム1は、管理センタ端末40と管理データベース50が接続された管理サーバ30と、エントランスシステム10とが、制御装置20に接続される。また、会議室受付装置71と応接室受付装置72が接続された各階用カードリーダ73、事務室用PC90がHUB80を介して制御装置20に接続される。
【0019】
エントランスシステム10は、カード発行機11が登録用氏名読取機12に接続され、登録用氏名読取機12が受付システムインターホン13に接続される。この受付システムインターホン13が制御装置20に接続される。
【0020】
このエントランスシステム10は、施設内に入場する来訪者を特定するための来訪者データの入力を受け付ける入場者情報入力装置が設けられる。ここでは、入場者情報入力装置の一例として、登録用氏名読取装置12、受付システムインターホン13が設けられる場合について説明する。
登録用氏名読取機12は、身分を証明する券面に記載された文字列を来訪者データとして光学的に読み取り、読み取ったデータから文字列のデータを生成することによって行う。ここでいう券面は、たとえば、来訪者の身分を証明するものであり、名刺や社員証、免許証等がその一例としてあげられる。
【0021】
受付システムインターホン13は、訪問先の相手を特定する情報を入力することが可能であるとともに、各種情報を表示するタッチパネルと、音声による会話が可能なインターホンと、来訪者の顔を撮影して顔画像データを生成するカメラとを有する。ここでは、来訪者の顔画像データの取得は、受付システムインターホン13のカメラで撮影してもよいが、登録用氏名読取機12が券面に印刷された顔画像を読み取るようにしてもよい。すなわち、名刺や社員証、免許証は、顔写真が印刷・貼付されている場合があるので、カメラで顔を撮影しない場合には、これらの券面から読み取るようにしてもよい。これにより、写真つきの証明書であれば、その顔画像を利用し、券面に顔画像が無い場合は、カメラで取得した画像を利用し、ゲストカード発行時に顔写真を印刷するあるいは、ラミネートで貼付し、本人を識別することが可能である。
【0022】
ここでは、券面に記載された文字列が登録用氏名読取装置12によって読み取られた際の文字列のデータ、入場者から受付システムインターホン13の入力装置を介して入力されたデータ、入場者の顔が受付システムインターホン13のカメラによって撮影された顔画像データ、券面に記載された顔画像が登録用氏名読取装置12によって読み取られた顔画像データ、のうちのいずれか1つまたはその組み合わせのデータを入場者情報入力装置から出力されるデータとして用いることができる。ここでは、その一例として、券面に記載された文字列が登録用氏名読取装置12によって読み取られた際の文字列のデータと、入場者の顔が受付システムインターホン13のカメラによって撮影された顔画像データとを入場者情報入力装置から出力されるデータとして適用する場合について説明する。
【0023】
カード発行機11は、内部にゲストカードとなるICカードを収容しており、制御装置20からカード発行を許可する指示データを受信し、入退場を許可するための許可データをICカードに設けられたICチップに書き込んで排出する。また、カード発行機11は、ゲストカードを排出する際、ゲストカードの表面に訪問者の会社名、氏名、顔写真などを印刷する機能を有する。
このゲストカードは、例えば、ICチップ等の記録媒体が取り付けられていれば、カードの基材は、例えば、プラスチックや紙であってもよい。記録媒体の取り付け方としては、シール等でカード基材の表面に貼り付けたり、カード基材で記録媒体を挟み込んで接着したりすることが可能である。
【0024】
エントランス用のカードリーダ15は、エントランスを通過する来訪者によって通信可能な距離に近づけられたゲストカードから、当該ゲストカードに記憶された許可データを読み出して制御装置20に送信し、制御装置20から送信される指示をエントランスホールに設けられたフラッパーゲート14に出力する。
フラッパーゲート14は、カードリーダ15から出力された指示に従って、ゲートを開閉させることによって来訪者の通行を規制する。
【0025】
エレベータ呼び用のカードリーダ16は、エントランスに設けられており、エレベータを利用する来訪者によって通信可能な距離に近づけられたゲストカードから、当該ゲストカードに記憶された許可データを読み出して制御装置20に送信し、制御装置20から送信される指示をエレベータ17に出力する。エレベータ17は、カードリーダ16からの指示に従い、エレベータの扉を開閉したり、行き先の階まで昇降する。このエレベータ17のかご内には、ゲストカードに記憶された許可データを読み出すカードリーダと、エレベータの扉を開閉するためのボタンと、行き先の階を指定するためのボタンとを有する操作パネルが設けられている。
【0026】
管理センタ端末40は、各種情報を管理サーバ30に出力する機能を有する。管理サーバ30は、制御装置20からの指示に従い、管理データベース50への情報の書き込みおよび読み出しを行う。
【0027】
管理データベース50は、受付システムインターホン13によって受付されたデータや入退場管理システム内の各カードリーダがゲストと通信を行った履歴データを記憶する。この履歴データは、例えば、登録用氏名読取機12が読み取ったデータ、受付システムインターホン13が撮像した顔画像データ、訪問日時等の訪問者に関する情報や、例えば、訪問先の会社名、所属、氏名等の訪問先に関する情報が含まれる。なお、この管理データベース50は、社員リストのデータベースに関連づけて記憶するようにしてもよい。例えば社員リストの氏名データに、その社員宛に訪問した訪問者に関する情報を関連付けするようにしてもよい。
【0028】
事務室PC90は、登録用氏名読取機12から出力される来訪者データと受付システムインターホン13から出力される顔画像データとを受信してCRT(Cathode Ray Tube)や液晶表示装置等の出力装置によって出力するとともに、カード発行を許可するか否かを示す指示データの入力をキーボードやマウスなどの入力装置によって受け付ける。
【0029】
エレベータ用カードリーダ60は、エレベータホールに設けられ、訪問者によって通信可能な領域内に近づけられたゲストカードから許可データを読み出し、制御装置20に送信する。このエレベータ用カードリーダ60から出力された許可データによって、制御装置20において認証が行われ、認証が成立する場合に、エレベータ17の扉が開く。ここでは、このエレベータ用カードリーダ60から出力された許可データによって、制御装置20において行き先階が決定され、決定された行き先階に従い、エレベータ17が昇降するようにすることも可能である。
【0030】
各階用カードリーダ73は、訪問者によって通信可能な領域内に近づけられたゲストカードから許可データを読み出して、制御装置20に送信する。
会議室受付装置71は、会議室の入り口に設けられ、訪問者と訪問先の相手とを通話させる機能を有するものである。
応接室受付装置72は、応接室の入り口に設けられ、訪問者と応接室内の相手とを通話させる機能を有するものである。
ここで、会議室受付装置71と応接室受付装置72は、各階用カードリーダ73と組み合わされることにより、エントランスを通過した後の建物内において受付する場合に用いられる(詳細は後述する)。
【0031】
この図において、フラッパーゲートやエントランスの扉、エレベータの扉、室内の扉(建物内の各扉)については、制御装置20から出力される指示が通過の許可である場合に来訪者の通過を許可し、制御装置20から出力される指示が通過を許可しない場合に前記来訪者の通過を規制する通過規制装置として機能させることが可能である。
【0032】
次に、図2を用いて制御装置20について説明する。図2は、制御装置20の構成を説明するための概略ブロック図である。
制御装置20において、来訪者発行カード記録部21は、カード発行機11から発行されたカードの情報を受信して記録する。社員発行カード記録部22は、管理サーバ30から送信される社員カード内容情報を得て或はカード発行機11により社員のカードを更新発行する場合にこの情報を得て、社員情報を記録する。この社員カードは、管理対象の建物内において、勤務している者を対象として社員証として発行される。
【0033】
各カードリーダ読取データ受領部25は、各カードリーダの読取部へのカードのタッチにより、各カードリーダが得たそのカード情報を受信して記憶する。
データ照合部24は、この各カードリーダ読取データ受領部25が受信して記憶したデータと、来訪者発行カード記録部21、社員カード発行記録部22に記録されたデータとを比較照合し認証又は一致信号を、各カードリーダに送信する。
【0034】
来訪者発行カード記録部21、社員カード発行記録部22、各カードリーダ読取データ受領部25、データ照合部74のデータ送受信の履歴は管理サーバ30にもその都度送信され、管理データベース50に履歴データとして記憶される。この履歴データは、社員の端末(管理センタ端末40、事務室PC90など)から管理データベース50にアクセスすることによって参照することが可能であり、訪問者の氏名や顔画像データ等について後日確認することが可能である。
【0035】
ここで、各カードリーダ読取データ受領部25は、各カードリーダ、すなわち、カードリーダ15、16、エレベータ用カードリーダ60、各階用カードリーダ73からの各カードリーダが読み取ったデータを受信する。各カードリーダから受信したデータは、どのカードリーダからのものかを判別するため、識別情報が付加されて送信されてくるか、識別情報が各カードリーダ読取データ受領部25によって付与される。この識別情報に基づき、データ照合部24からの一致不一致或は認証不認証の信号が各カードリーダに送信される。
【0036】
なお、管理サーバ30が制御装置20から得た情報は、必要に応じ、メールアドレス登録データベース10を参照し、該当する社員等のPC、携帯電話に、電子メール等で送信することが可能である。
【0037】
次に、本実施の形態における、インターホン、カード発行機、各カードリーダ等の一例について、正面図を示す図3から図6を用いて説明する。図3は、カード発行機11、受付システムインターホン13、カードリーダ15の一例を示す正面図である。この例では、受付システムインターホン13は、ゲストが訪れたときに訪問先となる相手の所属、氏名を入力することが可能なタッチパネル13aと、スピーカ・マイク13dと、さらに、訪問者を撮影するためのモニタカメラ13cと、が設けられる。タッチパネル13aは、メッセージ画面として、また、事務室PC90のモニタカメラからの映像を、建物内の室からの切替え操作により、表示することが可能である。また、スピーカ・マイク13dについては、電話機の受話器として構成することも可能である。
【0038】
カード発行機11は、受付システムインターホン13の近傍に設けられ、カード出札口11aを有し、登録用氏名読取機12から入力される情報と、受付システムインターホン13のカメラで撮影された画像とともに、その画面を事務室PC90のモニタ画面に表示させ、訪問相手に確認させ、訪問相手がカード発行了解を示すボタンを押下し、暗号数字文字等を事務室PC90のキーボードから入力することによって、カード発行が行われる。ここでは、カード発行をする際にカードに書き込む情報が許可データとして書き込まれるものであり、この許可データには、例えば、カードを識別するための情報、訪問者の会社名、所属、氏名、訪問先の会社名(テナントビルの場合)、所属、氏名の他に、発行時刻、退出予定時刻、等が含まれる。このカード発行機11の近傍に、首から提げる事が可能なカードケースや、クリップ等で衣服に取り付け可能なカードケースを設置しておくことによって、発行されたカードをこのカードケースに収容させ、来場者の首から下げる、あるいは、クリップ等で衣服に取り付けさせることが可能である。
【0039】
カードリーダ15は、カード発行機11によって発行されたゲストカードを保持したユーザが、エントランスから入場する際に通信可能距離内に近づけられたゲストカードから、許可データを読み出す。
【0040】
図4は、エントランス用のカードリーダ15の一例を示す正面図である。このカードリーダ15には、本来ならエントランスカードリーダ部15aがあるだけでも十分であるが、この例では、発行カードの有効期限時間内の再来訪などの際に訪問先が不在であることを示す不在情報を知らせる等のために、メッセージ用画面15bが設けられており、来訪者に発行された有効期限時間内のゲストカードのタッチによって、訪問先の不在・離席などの情報を知らせることもできる。また、このような場合にも、訪問先相手の不在を悟られないために、事務室PC90などの室内装置から訪問先となる相手の携帯端末等に来訪者が来たことを通知し、応答できるようにしてもよい。
【0041】
図5は、エレベータホールに設けられたカードリーダ16の一例を示す正面図である。カードリーダ16は、カードリーダ部16aとエレベータの上下動作を示す上下動作表示部16bを備える。なおこの図5の構成は、エレベータ用カードリーダ60と同様である。
【0042】
図6は、フロア受付装置74の一例を示す正面図である。フロア受付装置74は、各階用カードリーダ73、スピーカ・マイク74aとモニタカメラ74bを備えるインターホン74cと、各階用カードリーダ73を介してのゲストカード認証後、呼び出しボタン74dを有する。このフロア受付装置74は、会議室受付装置71と各階用カードリーダ73とが組み合わされることによって構成されるが、別々であってもよい。また、応接室受付装置72と各階用カードリーダ73とが組み合わされる場合であっても、このフロア受付装置74と同様の構成とすることか可能である。このフロア受付装置74を利用することにより、目的の事務室や会議室に到着した来訪者が、訪問先の相手を呼び出すことが可能である。
【0043】
次に、来訪者のためのゲストカード発行手順の一例について説明する。図7は、来訪者のためのゲストカード発行手順の一例を示すフローチャートである。図7において、来訪者Vが来場した際に、建物内の受付に設置された受付システムインターホン13のタッチパネル13aに来訪者によってタッチされると(ステップS1)、受付システムインターホン13は、タッチパネル13aに訪問先を選択するための部署や氏名が示された選択画面を表示するとともに、カメラによって来場者の顔を撮像し、撮像したデータから顔画像データを生成する。この生成された顔画像データは、選択された部署に設けられた表示装置に表示させるようにしてもよい。ここで、選択画面は、氏名をあいうえお順で表示してもよく、氏名の先頭文字(たとえば、選択可能な訪問先の指名が「佐藤○○」である場合、先頭文字は「さ」である)を入力することによって先頭文字から始まる指名を表示し、来場者に選択させるようにしてもよい。また、部署名を表示し、その部署名が来場者によって選択入力された場合に、その部署に所属する社員の氏名を表示して選択させるようにしてもよい。そして、訪問先の氏名が選択されてタッチパネル13aから入力されると、受付システムインターホン13は、入力された氏名のデータと顔画像データとを制御装置20に送信する(ステップS2)。制御装置20は、氏名データに対応する相手先が利用する事務室PC90を特定し、その事務室PC90に顔画像データを送信するとともに、来訪者があることを通知する。事務室PC90は、制御装置20から通知があると、制御装置20から送信された顔画像データをディスプレイ上に表示するとともに(ステップS6)、来訪者が来たことを示すメッセージ画面を表示し、メッセージ音を放音する。ここで、事務室PC90のグループウェアの在席管理機能によって、当該ユーザが在席していることが検出された場合には、ステップS6に移行する。一方、在席していないことが検出されると、そのユーザの近くの席のユーザの事務室PC90に顔画像データが出力されるとともに、メッセージが出力され、応答するか否かを選択するための画像を表示する。応答しないことを示すボタンが押下された場合、あるいは一定時間を経過しても誰も応答しない場合は、処理を終了する。一方、応答することを示すボタンが押下されると、ステップS6に移行する。
【0044】
事務室PC90のユーザは、表示された顔画像データを見て、面会をする相手であるか否かを示すボタンを押下する。事務室PC90は、押下されたボタンに基づいて、面会するか否かを示す情報を制御装置20に送信する(ステップS7)。制御装置20は、面会拒否が指示されている場合、処理を終了する。
【0045】
一方、面会を許可する指示がなされている場合、事務室PC90は、ユーザ(自分)の画像を送信するか否かを選択させるための表示を行い(ステップS8)、ユーザによって画像送信が許可されると、ユーザの顔をカメラによって撮像し、撮像した顔画像データを制御装置20を介して受付システムインターホン13に送信して、受付システムインターホン13のタッチパネルによって表示させる(ステップS9)。一方、画像の送信が拒否された場合には、ユーザ自身の顔ではない他の画像である疑似画像画面のデータを制御装置20を介して受付システムインターホン13に送信して、受付システムインターホン13のタッチパネルによって表示させる(ステップS10)。
【0046】
受付システムインターホン13に事務室PC90から画像が送信されると、制御装置20は、受付システムインターホン13と事務室PC90との間で音声情報の送受信を行って会話を成立させる(ステップS11)。そして、制御装置20は、事務室PC90から面会を拒否する指示が入力されると処理を終了し、面会を許可する指示が入力されると、来訪者の人数を入力を要求するためのメッセージと来訪者の名刺などの身分証明書を登録用氏名読取機12に読み込ませるためのメッセージを受付システムインターホン13のタッチパネルに表示させる。
【0047】
来訪者によって受付システムインターホン13から人数が入力され(ステップS13)、登録用氏名読取機12の読み取り位置に名刺がセットされ(ステップS14)、名刺の表面が登録用氏名読取機12によって読み取られると、登録用氏名読取機12から制御装置20に来訪者の人数と読み取られた名刺の画像データが制御装置20に送信される。ここで、名刺は、入力された人数のそれぞれの名刺について読み取りを行わせるようにしてもよく、また、代表者の名刺の読み取りを行い、合計人数を入力させるようにしてもよい。制御装置20は、この名刺の画像データに含まれる文字列を認識し、文字列のデータから名刺に記載された会社名、氏名などのデータを生成し、呼び出しをした訪問先の社員の氏名に対応付けて、訪問人数とともに管理データベース50および来訪者発行カード記録部21に書き込んで来訪者の登録をする(ステップS15)。この登録が正常に完了すると、ゲストカードの発行をすべきであると判定され(ステップS16)、正常に完了しない場合にゲストカードを発行すべきでないと判定され、処理が終了する。
このようにしてゲストカードが発行されるが、社員カードも同様に、登録用氏名読取装置12に記載された情報を読み取って、受付システムインターホン13から社員カード発行の管理者を呼び出し、管理者が事務室PC90の表示画面で社員であることを確認した後に発行を許可する指示を入力することによって、カード発行機11から社員カードを発行することも可能である。これにより、社員カードそのものを発行したり、社員カードを持参することを忘れた社員に対し、応急的にカードを発行することができる。
【0048】
図8は、来訪者が建物内に入る手順の一例を示すフローチャートである。図8において、ステップS21に至り、ゲストカードを受け取った来訪者Vによって、エントランス用のカードリーダ15にゲストカードを通信可能な距離内に近づけられると(ステップS21)、制御装置20のデータ照合部24は、カードリーダ15によって読み取られた許可データと来訪者発行カード記録部21に記憶された情報とを比較して、認証を行う(ステップS22)。認証が成立すると、制御装置20は、フラッパーゲート14の扉を開く(ステップS23)。
【0049】
来訪者Vがフラッパーゲート14を通過してエレベータの扉まで移動し、カードリーダ16にゲストカードが通信可能な距離内に近づけられると(ステップS24)、制御装置20のデータ照合部24は、カードリーダ16によって読み取られたゲストカードに記憶された情報と来訪者発行カード記録部21に記憶された情報を参照して認証を行い(ステップS25)、認証が成立する場合に、エレベータ17にエントランスフロアに移動させるための指示を送信する。これにより、エレベータ17がエントランスフロアまで移動し、開扉する(ステップS26)。来訪者Vがエレベータ17に乗り、行き先ボタンを押すと(ステップS27)、エレベータ17は、押された行き先階まで移動し、目的階で開扉する(ステップS28)。
【0050】
来訪者Vは、エレベータ17が開扉すると、エレベータ17から訪問先の相手がいる事務室まで移動する。そして、来訪者Vによってゲストカードが事務室の入り口の各階用カードリーダ73の通信可能な距離内に近づけられると(ステップS29)、制御装置20は、カードリーダ73によって読み取られたゲストカードに記憶された情報と来訪者発行カード記録部21に記憶された情報を参照して認証を行い(ステップS30)、認証が成立する場合に、会議室入り口に設置されたフロア受付装置74と訪問先相手の事務室PC90との通話を成立させる。これにより、来訪者と訪問先の相手との間で内線通話が行われ(ステップS30)、両者間において来訪者の確認が行われ(ステップS31)、訪問相手先の社員が来訪者事務室入り口まで出迎えに行く(ステップS32)。そして事務室や会議室に案内され、会議・打ち合わせ等が行われ、その用件が終了する(ステップS33)。
【0051】
図9は、用件が終了した後に来訪者が建物外に出るまでの手順の一例を示すフローチャートである。用件が終了すると、来訪者が会議室を退室し、エレベータ17まで移動した後、来訪者によって、エレベータ用カードリーダ60にゲストカードが通信可能な距離内に近づけられると(ステップS41)、制御装置20のデータ照合部24は、エレベータ用カードリーダ60によって読み取られたゲストカードに記憶された情報と来訪者発行カード記録部21に記憶された情報を参照して認証を行い(ステップS42)、認証が成立する場合に、エレベータ17をこのフロアまで移動させて、開扉する(ステップS43)。来訪者Vがエレベータ17に乗り、エントランスフロアを指定するボタンを行き先階として押すと(ステップS44)、エレベータ17は、エントランスフロアまで移動して開扉する(ステップS45)。
【0052】
来訪者Vは、エレベータ17が開扉すると、エントランスのフラッパーゲート14まで移動し、カードリーダ16にゲストカードが通信可能な距離内に近づける。カードリーダ16によってゲストカードの許可データが読み出されると(ステップS46)、制御装置20は、カードリーダ16によって読み出されたゲストカードに記憶された情報と来訪者発行カード記録部21に記憶された情報を参照して認証を行い、認証が成立する場合に、フラッパーゲート14を開く(ステップS47)。ここでは、フラッパーゲートに設けられたスピーカや表示装置かによって、出口でゲストカードの返却をしてもらうためのメッセージを出力することが望ましい。そして、エントランスの出口の扉に設置されたカードリーダにゲストカードを挿入すると、ゲストカードがカードリーダ内に回収され(ステップS48)、エントランスの出口の扉が開扉する。これにより、来訪者は建物外に出ることができる(ステップS49)。
【0053】
以上した実施形態において、エレベータの目的階を来訪者が指定する場合について説明したが、ゲストカードがエレベータホールに設けられたカードリーダ16において読み取られた際に、制御装置20が管理データベースを参照して訪問先の相手が所属する部署のフロアを検索し、そのフロアを移動先としてエレベータ17に通知し、目的階を設定するようにしてもよい。また、用件が終了した後にエレベータに乗る場合、エレベータ用カードリーダ60によってゲストカードが読み取られた際に、制御装置20が目的階をエントランスホールがある階に設定するようにしてもよい。これにより、来訪者にとって訪問する先のフロアの指定を間違ってしまうことを防ぐことができるとともに、オフィスビルの企業にとって、必要のないフロア内への立ち入りを防止することができる。このようにエレベータの操作をゲストカードの読み取りによって行うほかに、会議室等の入室についても、ゲストカードによる読み取りによって行うようにしたので、認証を無くしては会議室等への入室が不可能なため、不法侵入或いは道連れ侵入を防ぐことができる。また、カードリーダは、ゲストカードと社員カードに共通に対応可能とでき、スペースも少なく簡素化を図ることが可能となる。
【0054】
また、上述した実施形態によれば、発行したゲストカードを回収するための回収装置を建物の出口に設けるようにしたので、建物内の用件が終了した来訪者からゲストカードを回収してから退館させることができ、これにより、カードの再利用が可能となる。ゲストカードの回収は、回収装置そのもので行うようにしてもよく、また、認証を行う最終箇所のフラッパーゲートや他のカードリーダに回収機能を持たせ、回収するようにしてもよい。ここで、ゲストカードに顔画像を印刷した場合、ゲストカードの再利用するための処理が複雑になる場合には、顔画像を印刷せず、ゲストの会社名、氏名等の文字情報のみを印刷しておくようにしてもよく、再利用の処理が複雑でなければ、顔画像を印刷するようにしてもよい。
【0055】
なお、以上説明した実施形態によれば、入退場管理システムをオフィスビルに適用する場合について説明したが、受付を無人にし、施設内の入退場を管理するものであれば、建物はオフィスビル以外に、集合住宅、ホテル、商業施設などに適用するようにしてもよい。
【0056】
また、上述した実施形態において、ゲストカードの表面の色を入場が許可された日付や曜日毎に変えるようにし、入退場が許可された日を把握できるようにしてもよい。これにより、施設を通常利用する社員や管理人がゲストカードを見て、入場が許可されている日であるか否かを判断することが可能となる。
【0057】
さらにまた、上述した実施形態においては、ゲストカードを発行し、ゲストの出入りを管理する場合について説明したが、建物内の社員が所有する社員証にICカードを適用し、建物内の移動を管理することも可能である。
また、上述した実施形態において、登録用氏名読取機12によって身分証明書の券面を読み取るようにしたが、身分証明書が無い場合は、受付システムインターホン13から自分の会社名、氏名などを入力するようにしてもよい。
【0058】
また、上述した実施形態において、許可データとして、施設内において通過を許可されたエリアの範囲を示す通過許可エリア情報、通過が許可された時間を示す通過許可時間情報を含むようにし、これら情報に従い、来訪者がエレベータにて移動可能なフロアや、入室可能な会議室などを制限したり、通過可能な時刻を制限するようにしてもよい。会議等が予定よりも長くなった場合には、通過可能な時刻を延長する指示を社員が事務室PC90等から入力して制御装置20に通知することにより、延長することも可能である。
【0059】
さらにまた、上述した実施形態によれば、フラッパーゲート、エレベータの呼び出し、会議室等の入り口毎にゲストカードが必要になるので、仮に悪意ある第三者が道連れ入室したとしても、建物内での移動を制限することができ、不審な行動(廊下での徘徊など)をしていることが把握できるので、セキュリティを向上させることができる。また、非常階段の各階への出口扉にカードリーダを設置することで、各階のセキュリティを確保することも可能である。
また、応接室、会議室の入り口をゲストカードでの解錠とし、その解錠の履歴を参照することにより、応接の予約がされているが実際には使用されていない室を把握することも可能である。
また、ゲストカードの機能を単機能とすることにより、ゲストカードそのもののコストを低減することが可能である。
【0060】
また、上述した実施形態においては、制御装置20が、事務室PC90から指示データを受信した場合に、ゲストカードの発行の許可を行う場合について説明したが、来訪者の会社名、氏名、人数、日時等を管理データベース50に予約情報として記憶しておき、来訪者によって受付システムインターホン13において入力される情報と照合し、一致している場合に、ゲストカードを発行するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、来場者と建物内の人とが通話や通信を行う場合にインターホンを適用した場合について説明したが、インターホンではなくIP電話を適用するようにしてもよい。
【0061】
また、上述した実施形態において、会社へ訪問するゲストに対してゲストカードを発行する場合について説明したが、不特定多数の人が入退場するショールームや展示会等に適用することも可能である。この場合、利用者(来場者)の要望により、ゲストカードを記念として持ち帰れるようにしてもよく、その場合には、退場するゲート等においてゲストカードを読み取った際に、ゲストカードに「使用済み」「○月○日記念」などの文字を印刷して利用者に出力し、返却するようにしてもよい。これにより、ゲストは、記念品として持ち帰ることができるだけでなく、どこを訪問したかについて証拠とすることができる。ここでは、顔写真がゲストカードに印刷されている場合に、より確実に訪問したことを証明することが可能となる。
【0062】
また、図1における制御装置20の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行し、来訪者の管理を行うことも可能である。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】この発明の一実施形態による入退場管理システムの構成を示す概略ブロック図である。
【図2】制御装置20の構成を説明するための概略ブロック図である。
【図3】カード発行機11、受付システムインターホン13、カードリーダ15の一例を示す正面図である。
【図4】エントランスに設けられたカードリーダ15の一例を示す正面図である。
【図5】エレベータホールに設けられたカードリーダ16の一例を示す正面図である。
【図6】フロア受付装置74の一例を示す正面図である。
【図7】来訪者のためのゲストカード発行手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】来訪者が建物内に入る手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】用件が終了した後に来訪者が建物外にでるまでの手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0064】
1 入退場管理システム 11 カード発行機
12 登録用氏名読取機 13 受付システムインターホン
14 フラッパーゲート 15、16 カードリーダ
17 エレベータ 20 制御装置
50 管理データベース 60 エレベータ用カードリーダ
73 各階用カードリーダ 90 事務室PC

【出願人】 【識別番号】593063161
【氏名又は名称】株式会社NTTファシリティーズ
【識別番号】000102751
【氏名又は名称】エヌ・ティ・ティ都市開発株式会社
【出願日】 平成18年7月14日(2006.7.14)
【代理人】 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武

【識別番号】100108578
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 詔男

【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆

【識別番号】100101465
【弁理士】
【氏名又は名称】青山 正和

【識別番号】100094400
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 三義

【識別番号】100107836
【弁理士】
【氏名又は名称】西 和哉

【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦


【公開番号】 特開2008−21263(P2008−21263A)
【公開日】 平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願番号】 特願2006−194806(P2006−194806)