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【発明の名称】 図面管理装置
【発明者】 【氏名】福島 学

【氏名】林 真智樹

【要約】 【課題】他の図形に正常に接続していない線図形の非接続点を検索し、補正することを目的とする。

【構成】CPU201が、オペレータからの情報を入力する操作入力部111と、図形情報によって示される図形において、線図形の端点が他の図形と接続状態にない非接続点を検索する図形接続検索手段114と、検索した非接続点を強調表示するよう表示内容を変更する図面表示処理手段116と、変更した表示内容をディスプレイ装置205に出力する表示編集手段117と、操作入力部111を介してオペレータから入力された情報に基づいて、非接続点の補正を行う図形接続編集手段115とを備える図面管理装置200を提供する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ディジタル情報化された図形情報を格納する記憶装置と、前記図形情報を表示するディスプレイ装置と、情報を処理する処理装置とを備えた図面管理装置であって、
前記処理装置は、
オペレータからの情報を入力する操作入力部と、
前記図形情報によって示される図形において、線図形の端点が他の図形と接続状態にない非接続点を検索する図形接続検索手段と、
検索した前記非接続点を強調表示するよう表示内容を変更する図面表示処理手段と、
変更した前記表示内容を前記ディスプレイ装置に出力する表示編集手段と、
前記操作入力部を介してオペレータから入力された情報に基づいて、前記非接続点の補正を行う図形接続編集手段と
を備えることを特徴とする図面管理装置。
【請求項2】
ディジタル情報化された図形情報を格納する記憶装置と、前記図形情報を表示するディスプレイ装置と、情報を処理する処理装置とを備えた図面管理装置であって、
前記処理装置は、
前記図形情報によって示される図形において、線図形の端点が他の図形と接続状態にない非接続点を検索する図形接続検索手段と、
検索した前記非接続点を強調表示するよう表示内容を変更する図面表示処理手段と、
変更された前記表示内容を前記ディスプレイ装置に出力する表示編集手段と、
検索された前記非接続点を他の図形に接続するよう補正する図形接続編集手段と、
を備えることを特徴とする図面管理装置。
【請求項3】
オペレータからの情報を入力する操作入力部をさらに備え、
前記図形接続編集手段は、
前記操作入力部を介してオペレータから前記自動補正が正しく行われなかった旨の入力がなされた場合、前記自動補正をキャンセルして、前記非接続点の補正を、前記操作入力部を介してオペレータから入力された操作に基づいて行う
ことを特徴とする請求項2に記載の図面管理装置。
【請求項4】
前記記憶装置は、
所定の値をさらに格納し、
前記図形接続検索手段は、
前記線図形の端点と前記他の図形との距離が前記所定の値以下の場合に、前記非接続点の検索を行う
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の図面管理装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、水道、ガスの配管系統や、電気、電話の配線系統などの施設図面をディジタル情報化して管理する図面管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、水道、ガスの配管系統や、電気、電話の配線系統などの施設図面情報においては、その用途毎に階層構造化されており、それぞれの施設図面情報は、ベクトル情報つまり図形情報で表現されている。図形情報は、構成点座標を示す線図形情報、文字コードと表示座標位置や傾きとを示す文字図形情報、記号コードと表示座標位置や傾きとを示す記号図形情報に分類される。これらの図形情報は目的に応じて階層を任意に組み合わせてディスプレイ装置上に表示される。
【0003】
このようにディジタル情報化された施設図面情報においては、線図形情報によって示される線図形が正常に他の図形に接続されている必要がある。特許文献1で開示されている技術によれば、施設図面上の線図形が正常に他の図形に接続されているか否かを検査し、正常に他の図形に接続されていない線図形があれば、その線図形の非接続点を強調表示することが可能である。したがって、ユーザは、この強調表示された非接続点を閲覧すれば、他の図形に正常に接続していない線図形の非接続点を容易に発見することができる。
【特許文献1】特開平4−205179号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記特許文献1に開示された技術では、施設図面上の線図形が正常に他の図形に接続されているか否かを判定し、抽出した線図形の非接続点を強調表示することはできるが、その非接続点を補正することができないという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、他の図形に正常に接続していない線図形の非接続点を検索し、補正することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記目的は、非接続点を検索する手段、非接続点を強調表示する手段および非接続点を補正する手段により達成できる。非接続点を検索する手段は、記憶装置に格納された図形情報が示す図形において、他の図形と接続していない線図形を抽出する図形接続検索手段により構成される。非接続点を強調表示する手段は、非接続点の情報に基づいて図形の表示内容を変更し、図面編集手段に出力する図面表示処理手段と、図面表示処理手段から入力された表示内容をディスプレイ装置に出力する表示編集手段とにより構成される。非接続点を補正する手段は、非接続点を補正する図形接続編集手段により構成される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、他の図形に正常に接続していない線図形の非接続点を検索し、補正することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における図面管理装置の機能構成例を示す図である。
図1において、図面管理装置200は、CPU(Central Processing Unit)(処理装置)201と、メインメモリ(記憶装置)202と、ファイル装置203と、ディスプレイ装置205と、キーボード206と、マウス207とを含んで構成されている。ディスプレイ表示画面101は、目的の図面を検索するための機能選択を入力するマウス操作用のアイコン領域102と、マウス操作により検索された図面を表示する図面表示領域103と、図面中の図形情報と対応した属性情報を表示する属性表示領域104とから構成されている。このディスプレイ表示画面101は、ディスプレイ装置205によって出力される。ディスプレイ装置205としては、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などを用いることが可能である。
【0009】
オペレータがマウス207を用いて、ディスプレイ表示画面101上のアイコン領域102にマウス207の操作と一対一に対応して動くカ−ソルを移動し、アイコン領域102から図示しない図面読出しボタンを選択して、ディスプレイ装置205のディスプレイ表示画面101の図面表示領域103に、ファイル装置203に格納された施設図面を出力する。また、アイコン領域102から図示しない移動ボタン、拡大ボタン、縮小ボタンなどを選択して、施設図面を任意の縮尺で目的の位置範囲を表示する。オペレータがマウス207を用いて行うデータの入力は、オペレータがキーボード206からコマンドを入力することによっても実現できる。
【0010】
オペレータが、アイコン領域102から図示しない接続チェックボタンを選択すると、操作入力部111にて選択指令を受け付け、図形検索手段113および図形接続検索手段114を起動する。図形検索手段113は、施設図形情報をファイル装置203からメインメモリ202に登録する。さらに、図形検索手段113は、メインメモリ202の図形情報のうち、管路階層の図形情報を抽出し、メインメモリ202の別領域に一時格納する。なお、本実施形態では、管路階層の図形に関して補正処理を行うために、管路階層の図形情報を抽出することにするが、管路階層の図形に限定されず、他の階層の図形に関して補正処理を行う際には、他の階層の図形情報を抽出すればよい。
【0011】
図形接続検索手段114は、図形検索手段113によって抽出されたメインメモリ202の管路階層の線図形情報が、他の図形と接続しているか否かの判定(他の図形と接続していない線図形の検索)を順次繰り返す。ここで接続とは、線図形の始点座標または終点座標が、他の線図形上の点の座標または記号図形座標と一致している状態である。接続についての詳細は後記する。図形接続検索手段114は、他の図形と接続していない線図形の始点または終点があった場合、その点を非接続点として、その非接続点の座標をメインメモリ202に記憶するとともに、図面表示処理手段116を呼び出す。図面表示処理手段116は、その非接続点の座標を表示編集手段117に出力する。表示編集手段117は、ディスプレイ装置205に、その非接続点の強調表示を行う。強調表示についての詳細な説明は後記する。さらに、図形接続検索手段114は、図形接続編集手段115を起動する。
【0012】
図形接続編集手段115は、メインメモリ202に記憶されている非接続点の座標に対して自動補正を行い、メインメモリ202へ一時記憶するとともに図面表示処理手段116を呼び出す。ここで、自動補正とは、線図形が他の図形に接続されていない場合に、その線図形の端点をその線図形方向に移動して、その線図形が他の図形に接続される状態に補正することである。図面表示処理手段116は、メインメモリ202に記憶された自動補正後の非接続点の座標に従って表示内容の変更を行い、表示編集手段117に表示内容を出力する。表示編集手段117は、ディスプレイ装置205の図面表示領域103へ表示内容を出力する。
【0013】
オペレータは、ディスプレイ装置205の図面表示領域103へ出力された自動補正結果が正しいか否かを目視により判断し、誤っている場合、マウス207を操作して操作入力部111より図形接続編集手段115にて会話操作により図形の編集を行う。すなわち、オペレータが、マウス207を介して非接続点を指定し、その非接続点を移動させる距離および向きを指定すると、図形接続編集手段115は、その距離および向きを入力して、入力した距離および向きの通りに非接続点を補正する。編集結果はメインメモリ202に記憶され、図面表示処理手段116において、その編集結果に基づいて表示内容の変更を行い、表示編集手段117にてディスプレイ装置205の図面表示領域103へ表示内容を出力する。
【0014】
メインメモリ202に一時記憶された編集データは、図形接続検索手段114によってファイル装置203に登録される。
【0015】
図2は、本実施形態における図面管理装置のハードウェア構成例を示す図である。図2において、図面管理装置200は、CPU201と、メインメモリ202と、ファイル装置203と、図面出力装置204と、ディスプレイ装置205と、キーボード206と、マウス207と、データ入力装置208と、図面入力装置209とを含んで構成されている。
【0016】
図面入力装置209は、紙に書かれた図面を所定の間隔でスキャンして読み取り、データの濃淡に応じて濃淡階調化し、コード化したデータに変換してディジタル画像を得る。図面入力装置209は、例えば、スキャナなどによって具現化される。このディジタル画像は、施設図面情報としてファイル装置203に出力される。
【0017】
ファイル装置203は、施設図面情報を格納する機能を有する。施設図面情報には、地形図や管路図などの座標を記憶している図形情報と、図形に関係する個人名、管口径、管種、住所などの文字・数値で表現される属性情報とがある。施設図面についての詳細は後記する。ファイル装置203は、例えば、ハードディスクやフラッシュメモリなどによって具現化される。
【0018】
また、属性情報の文字・数値情報は、キーボード206またはフレキシブルディスクなど一括してデータを入力できるデータ入力装置208から入力され、ファイル装置203に格納される。
【0019】
オペレータがマウス207を操作してディスプレイ装置205上に図面を表示するには、まずオペレータがマウス207を操作してディスプレイ装置205画面上に表示してある機能選択用のアイコンへカーソルを移動して指定する。オペレータが「図面読出し」のアイコンを指定すると、CPU201は、ファイル装置203から該当の図面情報(図形情報とそれに関連する属性情報)を検索し、メインメモリ202に一時格納する。
【0020】
メインメモリ202は、画面データの検索や編集などの処理を実行するためのプログラムや処理中のデータを記憶する機能を有する。メインメモリ202に一時記憶されている図面情報は、ディスプレイ装置205の表示領域である有効表示座標に合わせてCPU201でデータ編集された後にディスプレイ装置205に表示される。
【0021】
オペレータは、この表示画面により目的の図面内容を知ることができる。なお、細かな部分を把握するには、表示画面に出力されている図面内容を部分拡大して表示する。このためには、例えばオペレータがマウス207によりカーソルを移動させてディスプレイ装置205の表示領域上で矩形の任意領域を対角線上の両端で指定して、任意縮尺に拡大させる。具体的にはメインメモリ202に記憶されている該当図面情報の一部を、CPU201を介して拡大編集してディスプレイ装置205に表示する。表示画面に出力されている図面内容を部分縮小して表示する場合も、同様の操作によって実行できる。
【0022】
ファイル装置203に格納されている施設図面情報や、メインメモリ202に一時記憶されている図面情報は、図面出力装置204により紙やポリエステルフィルムに印刷出力される。
【0023】
図3は、本実施形態における施設図面の構成例を示す図であり、図3(a)は、施設図面から図形情報ファイルを生成する方法について説明する図であり、図3(b)は、図形情報を示す図である。
【0024】
図3(a)に示すように、施設図面300は、複数の図面310から構成されており、図面入力装置209(図2参照)によって各々分割され、ディジタル情報化された図形情報に変換され、この図形情報が記述された複数の図形情報ファイル320が生成される。また、図3(b)に示すように、図形情報330は直交座標系で示され、図面サイズによって、図形のX,Y軸方向の長さX,Yが決まる。
【0025】
図4は、本実施形態における施設図面の図形情報の構成例を示す図であり、図4(a)は、施設図面の図形情報を示し、図4(b)は、施設図面の図形情報を構成する道路階層を示し、図4(c)は、施設図面の図形情報を構成する家枠情報を示し、図4(d)は、施設図面の図形情報を構成する管路情報を示す図である。
【0026】
図形情報330(図4(a)参照)は、図面入力装置209によって施設図面300(図3参照)がディジタル情報化されてファイル装置203に格納されたものである。この図形情報330は、道路情報330a(図4(b)の層1参照)と、家枠情報330b(図4(c)の層2参照)と、管路情報330c(図4(d)の層3参照)とに階層分離されたデータ記憶構造となっている。階層分離されたこれらの情報は、必要に応じて重ね合わせられ、図形情報330(図4(a)参照)となる。
【0027】
図5は、本実施形態におけるファイルのデータ構成例を示す図であり、図5(a)は、グルーピングファイルのデータ構成例を示す図であり、図5(b)は、属性ファイルのデータ構成例を示す図である。ここで、グルーピングファイルとは、施設図面の図形情報と属性情報とを結び付けて記述されたファイルであり、属性ファイルとは、施設毎の属性情報が記述されたファイルである。
【0028】
図5(a)に示すように、グルーピングファイルに記述されている情報には、図形情報の識別情報である図形番号と属性情報の識別情報である属性番号とが含まれ、施設図面の図形情報と属性情報とが結び付けられている。この他、グルーピングファイルに記述されている情報には、図面番号、属性区分などが含まれていてもよい。また、図5(b)に示すように、属性ファイルに記述されている情報には、施設毎の属性情報が含まれている。
【0029】
図6は、本実施形態における線図形の接続について説明する図であり、図6(a)は、管路図形接続の場合、図6(b)は、管路図形分岐の場合、図6(c)は、管路図形終端の場合を示している。
【0030】
図6(a)に示すように、管路図形が接続される箇所において、管路図形が非接続の場合には、例えば、線図形の端点(始点または終点)410Aが、他の線図形の端点420と一致していない。正規接続の場合には、線図形の端点410Bが、他の線図形の端点420と一致している。また、図6(b)に示すように、管路図形が分岐される箇所において、管路図形が非接続の場合には(管路図形が正常に分岐していない場合には)、例えば、線図形の端点430A(または線図形の端点430B)が、他の線図形上の点440に存在していない。正規接続の場合には(管路図形が正常に分岐している場合には)、線図形の端点430Cが、他の線図形上の点440と一致している。このように、線図形の端点が他の線図形上に存在しない場合、線図形の端点を、その線図形方向に、他の線図形上に乗るまで移動させることによって、線図形が他の線図形と接続している状態となる。
【0031】
また、図6(c)に示すように、管路図形の終端箇所において、管路図形が非接続の場合には(管路図形の終端が正常に他の記号図形に接続していない場合には)、線図形の端点450Aが、記号図形上の点と一致していない。正規接続の場合には、線図形の端点450B(線図形の端点450C)が、記号図形上の点と一致している。このように、線図形の端点が記号図形上に存在しない場合、線図形の端点を、その線図形方向に、記号図形上に乗るまで移動させることによって、線図形が記号図形と接続している状態となる。
【0032】
図7は、本実施形態における線図形が強調表示されている状態を示す図である。図7には、線図形510が、他の図形520に接続されていない状態が示されている。このような場合、例えば、線図形510の非接続点510aの周囲を囲うような強調図形511を表示することによって、非接続点510aを強調することができる。
【0033】
図8は、本実施形態における図面管理装置の処理の流れを示すフローチャートである。図8を参照して(適宜図1参照)、図面管理装置200が実行する処理について説明する。
【0034】
まず、図形検索手段113は、ファイル装置203から図形情報を読み込み、メインメモリ202に格納する(ステップS110)。続いて、図形検索手段113は、メインメモリ202の図形情報から管路階層の図形情報を抽出する(ステップS120)。図形接続検索手段114は、抽出した図形情報によって示される図形において、線図形が他の図形と接続しているか否かを判定する(ステップS130)。つまり、線図形が自分以外の図形(線図形または記号図形)に接続しているか否かを判定する。図形接続検索手段114は、線図形が他の図形と接続していると判定した場合(ステップS140で「Yes」)、ステップS120に戻る。
【0035】
線図形が他の図形と接続していないと判定した場合(ステップS140で「No」)、図面表示処理手段116は、非接続点の座標を表示編集手段117に出力し、表示編集手段117は、非接続点を強調表示する(ステップS150)。図形接続編集手段115は、非接続点を自動補正し(ステップS160)、図形接続検索手段114は、操作入力部111を介して、オペレータから自動補正の結果が正しいか否かの入力を受け付ける(ステップS170)。自動補正が正しい旨の入力がなされた場合(ステップS180で「Yes」)、ステップS210に進む。自動補正が正しくない旨の入力がなされた場合(ステップS180で「No」)、図形接続編集手段115は、自動補正をキャンセルし(ステップS190)、会話操作により、オペレータに図形の編集を実行させ(ステップS200)、ステップS210に進む。
【0036】
図形接続編集手段115は、編集結果をファイル装置203に再登録し(ステップS210)、処理を終了する。また、ここでは図示していないが、ステップS180で「Yes」の場合またはステップS200の後、ステップS120に戻り、メインメモリ202から次の図形情報を抽出するようにしてもよい。また、ステップS120において抽出する図形情報が存在しなくなった場合や、オペレータによって処理を終了させる旨の入力があった場合には、処理を終了するようにしてもよい。
【0037】
また、例えば、ステップS130では、図形接続検索手段114は、線図形が他の図形と接続しているか否かを判定することとしたが、所定の値を設定しておき、線図形の端点が他の図形と所定の値よりも離れている場合には、判定を行わないこととしてもよい。つまり、線図形の端点と他の図形との距離が所定の値以下である場合に、判定を行うこととしてもよい。それによって、線図形の端点が他の図形と所定の距離よりも離れている場合に、非接続であるという不要な判定を行わずに済むようになる。
【0038】
さらに、例えば、ステップS180では、自動補正が正しくない旨の入力がなされた場合(ステップS180で「No」)、自動補正をキャンセルし(ステップS190)、会話操作により、オペレータに図形の編集を実行させる(ステップS200)こととしたが、自動補正をキャンセルした後、ステップS160に戻り、非接続点の自動補正を再び実行するようにしてもよい。その場合、例えば、非接続点を線図形方向に移動させた場合に他の図形と接続する点(接続点)までの移動距離が小さい方から順に、その接続点に非接続点を移動させて自動補正する処理を、オペレータから自動補正の結果が正しい旨の入力があるまで繰り返すこととしてもよい。また、線図形が他の図形と接続していないと判定した場合(ステップS140で「No」)、ステップS200に進み、会話操作により、オペレータに図形の編集を実行させることとしてもよい。さらに、ステップS150において表示編集手段117が非接続点を強調表示するとともに、非接続点を自動補正するか否かの選択を促すメッセージをディスプレイ装置205に出力し、オペレータからその強調表示された非接続点に関して自動補正を行う旨の入力があった場合に、ステップS160において非接続点の自動補正を行うようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本実施形態における図面管理装置の機能構成例を示す図である。
【図2】本実施形態における図面管理装置のハードウェア構成例を示す図である。
【図3】本実施形態における施設図面の構成例を示す図であり、(a)は、施設図面から図形情報ファイルを生成する方法について説明する図であり、(b)は、図形情報を示す図である。
【図4】本実施形態における施設図面の図形情報の構成例を示す図であり、(a)は、施設図面の図形情報を示し、(b)は、施設図面の図形情報を構成する道路階層を示し、(c)は、施設図面の図形情報を構成する家枠情報を示し、(d)は、施設図面の図形情報を構成する管路情報を示す図である。
【図5】本実施形態におけるファイルのデータ構成例を示す図であり、(a)は、グルーピングファイルのデータ構成例を示す図であり、(b)は、属性ファイルのデータ構成例を示す図である。
【図6】本実施形態における線図形の接続について説明する図であり、(a)は、管路図形接続の場合、(b)は、管路図形分岐の場合、(c)は、管路図形終端の場合を示している。
【図7】本実施形態における線図形が強調表示されている状態を示す図である。
【図8】本実施形態における図面管理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0040】
101 ディスプレイ表示画面
102 アイコン領域
103 図面表示領域
104 属性表示領域
111 操作入力部
113 図形検索手段
114 図形接続検索手段
115 図形接続編集手段
116 図面表示処理手段
117 表示編集手段
200 図面管理装置
201 CPU
202 メインメモリ
203 ファイル装置
204 図面出力装置
205 ディスプレイ装置
206 キーボード
207 マウス
208 データ入力装置
209 図面入力装置
【出願人】 【識別番号】000005108
【氏名又は名称】株式会社日立製作所
【出願日】 平成18年6月27日(2006.6.27)
【代理人】 【識別番号】100064414
【弁理士】
【氏名又は名称】磯野 道造

【識別番号】100111545
【弁理士】
【氏名又は名称】多田 悦夫


【公開番号】 特開2008−9516(P2008−9516A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−176659(P2006−176659)