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【発明の名称】 電子機器の時刻合わせシステム
【発明者】 【氏名】仲倉 利浩

【要約】 【課題】2つの電子機器の現在時刻表示の同期を取るための時刻合わせシステムを提供する。

【構成】設定側電子機器10と被設定側電子機器20の双方において、時刻合わせのための予約設定を行い、設定側電子機器10の時刻管理部122は、予約時刻に達した場合、時刻合わせデータたる所定のトーン音を生成し、音声出力部14を介して被設定側電子機器20に送信する。被設定側電子機器20は前記所定のトーン音を、音声入力部23を介して受信し、該所定のトーン音を波形生成回路26により抽出し、時刻管理部221によって前記所定のトーン音を時刻合わせデータとして処理し、現在時刻としてこれを設定する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
現在時刻の管理及び出力を行う時刻管理部と、装置の動作を制御する制御部と、他の電子機器と電気的に接続し信号の出力を行うための外部出力手段を備える第1の電子機器と、
同じく現在時刻の管理及び出力を行う時刻管理部と装置の動作を制御する制御部と、他の電子機器と電気的に接続し信号の入力を行うための外部入力手段を備える第2の電子機器において、
前記第1の電子機器が有する前記外部出力手段と前記第2の電子機器が有する前記外部入力手段とを電気的に接続し、前記第1の電子機器が有する制御部は、前記第1の電子機器が有する時刻管理部から現在時刻を取得し、前記第1の電子機器が有する制御部は、前記現在時刻を時刻合わせデータとして、前記外部出力手段から出力し、前記第2の電子機器は前記外部入力手段を介して前記第2の電子機器が有する制御部に送信し、前記第2の電子機器が有する制御部は、前記時刻合わせデータに基づいて前記第2の電子機器の現在時刻を設定することを特徴とする電子機器の時刻合わせシステム。
【請求項2】
前記第1の電子機器が有する前記制御部は、時刻合わせデータの送信時刻を予め設定し、該送信時刻の所定時間前に達すると、時刻合わせデータを出力することを特徴とする請求項1に記載の電子機器の時刻合わせシステム。
【請求項3】
前記第2の電子機器が有する前記制御部は、時刻合わせデータの受信時刻を予め設定し、該受信時刻から所定時間前に達すると、前記第2の電子機器の電源を自動的にONにし、時刻合わせデータ受信待機状態とすることを特徴とする請求項1又は2記載の電子機器の時刻合わせシステム。
【請求項4】
前記第1の電子機器は、デジタル放送信号を受信可能なチューナ部を備え、前記時刻管理部はチューナ部により受信したデジタル放送信号に含まれる現在時刻データを取得し、該現在時刻データを前記時刻合わせデータとすることを特徴とする請求項1から3の何れか1項記載の電子機器の時刻合わせシステム。
【請求項5】
前記時刻合わせデータは、所定のトーンによる音声信号であり、前記第1の電子機器が有する前記外部出力手段及び前記第2の電子機器が有する前記外部入力手段は、それぞれ音声出力端子及び音声入力端子であることを特徴とする請求項1から4の何れか1項記載の電子機器の時刻合わせシステム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の電子機器の各々に内蔵する時刻表示機能において、容易に時刻合わせを行うことができる電子機器の時刻合わせシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来からある多くのテレビジョン受像機や記録再生装置等の電子機器は、その表示部や操作パネルをユーザがよく目にすることができるため、現在時刻の表示機能を有している。この現在時刻の設定に関して、多くの電子機器は、ユーザの手によって行う方法を採用している。この現在時刻の設定を自動化するため、放送局が正時を報知するための所定のトーン音を送出し、このトーン音を検知し、時刻合わせを行う方法がある。
【0003】
また、インターネットに接続することで時計サーバにアクセスし現在時刻を設定する方法や、時刻合わせのための情報を重畳する電波を受信し現在時刻を設定する等の、時刻合わせ自動化機能等の技術が一般に用いられるようになっている。これらと同様の技術を据え置き型の電子機器に適用することで、電子機器の現在時刻表示機能においても、現在時刻の設定の自動化を行う種々の方法が開示されている。
【0004】
特許文献1では、電子装置にモデム回路を搭載し、該モデム回路が所定のトーン時報サービス局にアクセスし、該トーン時報サービス局から得る時刻合わせデータを受信し、それに基づいて時刻合わせを行う方法を開示している。
【0005】
また、特許文献2では、放送局からの放送電波に含まれる時報を検出する際に、特定の放送局を選局することなく、自動的に時報を行う放送局を選局し、時刻合わせを行う方法が開示されている。
【0006】
【特許文献1】特開平5−323057号公報
【特許文献2】特開平8−84301号公報
【0007】
しかしながら、特許文献1及び2の方法では、複数の現在時刻表示機能を有する電子機器が近傍に配置されたとしても、個々において時刻合わせのための接続設定や接続手段、または予約設定等を行わなくてならず、このためユーザはいくつもの電子機器に対して同じような設定や接続を行うことが必要で不便であり、また、複数の電子機器それぞれにチューナやモデムといった高価な受信手段が必要なため、電子機器の製造コストの増大といった問題もあった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、受信手段を持つ電子機器と受信手段を持たない電子機器を接続し、双方の現在時刻の同期を取ることを容易に行うことができる時刻合わせシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に係る電子機器の時刻合わせシステムは、現在時刻の管理及び出力を行う時刻管理部と、装置の動作を制御する制御部と、他の電子機器と電気的に接続し信号の出力を行うための外部出力手段を備える第1の電子機器と、
同じく現在時刻の管理及び出力を行う時刻管理部と装置の動作を制御する制御部と、他の電子機器と電気的に接続し信号の入力を行うための外部入力手段を備える第2の電子機器において、
前記第1の電子機器が有する前記外部出力手段と前記第2の電子機器が有する前記外部入力手段とを電気的に接続し、前記第1の電子機器が有する制御部は、前記第1の電子機器が有する時刻管理部から現在時刻を取得し、前記第1の電子機器が有する制御部は、前記現在時刻を時刻合わせデータとして、前記外部出力手段から出力し、前記第2の電子機器は前記外部入力手段を介して前記第2の電子機器が有する制御部に送信し、前記第2の電子機器が有する制御部は、前記時刻合わせデータに基づいて前記第2の電子機器の現在時刻を設定することを特徴とする。
【0010】
請求項1の構成によれば、第1の電子機器の時刻管理部によって管理される現在時刻に同調するよう、第2の電子機器の時刻管理部の時刻管理部によって時刻合わせをするために、第1の電子機器の時刻管理部で管理される現在時刻から時刻合わせデータを生成し、同電子機器が有する外部出力手段と、該外部出力手段と電気的に接続される第2の電子機器が有する外部入力手段とを介して第2の電子機器が有する時刻管理部へと送信され、これに基づき第2の電子機器の現在時刻の時刻合わせを行うことができる。
【0011】
請求項2に係る電子機器の時刻合わせシステムは、請求項1に記載の電子機器の時刻合わせシステムにおいて、前記第1の電子機器が有する前記制御部は、時刻合わせデータの送信時刻を予め設定し、該送信時刻の所定時間前に達すると、時刻合わせデータを出力することを特徴とする。
【0012】
請求項2の構成によれば、第1の電子機器が有する制御部により、時刻合わせデータの送信動作を行う時刻を予約することができ、予約時刻から数秒〜数分前に時刻合わせデータを外部出力手段から送出することができる。
【0013】
請求項3に係る電子機器の時刻合わせシステムは、請求項1又は2記載の電子機器の時刻合わせシステムにおいて、前記第2の電子機器が有する前記制御部は、時刻合わせデータの受信時刻を予め設定し、該受信時刻から所定時間前に達すると、前記第2の電子機器の電源を自動的にONにし、時刻合わせデータ受信待機状態とすることを特徴とする。
【0014】
請求項3の構成によれば、第2の電子機器が有する制御部により、時刻合わせデータの受信動作を行う時刻を予約することができ、予約時刻から数秒〜数分前に時刻合わせデータを外部入力手段から受信するための受信待機状態とすることができる。
【0015】
請求項4に係る電子機器の時刻合わせシステムは、請求項1から3の何れか1項記載の電子機器の時刻合わせシステムにおいて、前記第1の電子機器は、デジタル放送信号を受信可能なチューナ部を備え、前記時刻管理部はチューナ部により受信したデジタル放送信号に含まれる現在時刻データを取得し、該現在時刻データを前記時刻合わせデータとすることを特徴とする。
【0016】
請求項4の構成によれば、第1の電子機器は放送電波に包含されるデジタル放送信号を受信可能なチューナ部を有し、これにより受信したデジタル放送信号に重畳される現在時刻データを、時刻合わせデータとして用いる。
【0017】
請求項5に係る電子機器の時刻合わせシステムは、請求項1から4の何れか1項記載の電子機器の時刻合わせシステムにおいて、前記時刻合わせデータは、所定のトーンによる音声信号であり、前記第1の電子機器が有する前記外部出力手段及び前記第2の電子機器が有する前記外部入力手段は、それぞれ音声出力端子及び音声入力端子であることを特徴とする。
【0018】
請求項5の構成によれば、時刻合わせデータを所定のトーンによる音声信号とし、第1の電子機器が有する音声出力端子と第2の電子機器が有する音声入力端子を介して時刻合わせのための音声信号を第2の電子機器に送出することができる。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に係る電子機器の時刻合わせシステムは、現在時刻の管理及び出力を行う時刻管理部と、装置の動作を制御する制御部と、他の電子機器と電気的に接続し信号の出力を行うための外部出力手段を備える第1の電子機器と、
同じく現在時刻の管理及び出力を行う時刻管理部と装置の動作を制御する制御部と、他の電子機器と電気的に接続し信号の入力を行うための外部入力手段を備える第2の電子機器において、
前記第1の電子機器が有する前記外部出力手段と前記第2の電子機器が有する前記外部入力手段とを電気的に接続し、前記第1の電子機器が有する制御部は、前記第1の電子機器が有する時刻管理部から現在時刻を取得し、前記第1の電子機器が有する制御部は、前記現在時刻を時刻合わせデータとして、前記外部出力手段から出力し、前記第2の電子機器は前記外部入力手段を介して前記第2の電子機器が有する制御部に送信し、前記第2の電子機器が有する制御部は、前記時刻合わせデータに基づいて前記第2の電子機器の現在時刻を設定するので、第1の電子機器に表示される現在時刻に、第2の電子機器に表示される現在時刻を合わせる動作を自動化することができ、時刻合わせのためのユーザの手間を低減させることで利便性が向上する。
【0020】
請求項2に係る電子機器の時刻合わせシステムは、請求項1に記載の電子機器の時刻合わせシステムにおいて、前記第1の電子機器が有する前記制御部は、時刻合わせデータの送信時刻を予め設定し、該送信時刻の所定時間前に達すると、時刻合わせデータを出力するので、予約をした時刻の前後を除いて、第1の電子機器の主電源をオフにすることができ、省電力効果を図ることができる。
【0021】
請求項3に係る電子機器の時刻合わせシステムは、請求項1又は2記載の電子機器の時刻合わせシステムにおいて、前記第2の電子機器が有する前記制御部は、時刻合わせデータの受信時刻を予め設定し、該受信時刻から所定時間前に達すると、前記第2の電子機器の電源を自動的にONにし、時刻合わせデータ受信待機状態とするので、予約をした時刻の前後を除いて、第2の電子機器の主電源をオフにすることができ、省電力効果を図ることができる。
【0022】
請求項4に係る電子機器の時刻合わせシステムは、請求項1から3の何れか1項記載の電子機器の時刻合わせシステムにおいて、前記第1の電子機器は、デジタル放送信号を受信可能なチューナ部を備え、前記時刻管理部はチューナ部により受信したデジタル放送信号に含まれる現在時刻データを取得し、該現在時刻データを前記時刻合わせデータとするので、第2の電子機器の現在時刻をより正しく行うことができる。
【0023】
請求項5に係る電子機器の時刻合わせシステムは、請求項1から4の何れか1項記載の電子機器の時刻合わせシステムにおいて、前記時刻合わせデータは、所定のトーンによる音声信号であり、前記第1の電子機器が有する前記外部出力手段及び前記第2の電子機器が有する前記外部入力手段は、それぞれ音声出力端子及び音声入力端子であるので、従来からある音声のトーンによる時刻合わせのための処理部をそのまま流用することが可能であり、製造コストの削減を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図1から図6を参照して説明する。もちろん、本発明は、その発明の趣旨に反さない範囲で、実施例において説明した以外のものに対しても容易に適用可能なことは説明を要するまでもない。
【0025】
図1〜図3、図6は、本発明の一実施例を示し、図1は、本実施例における2つの電子機器が接続されることにより実現する時刻合わせシステムを示すブロック図である。図2は、第1の電子機器たる設定側電子機器の動作の一例を示す説明図である。図3は第2の電子機器たる被設定側電子機器の動作の一例を示す説明図である。図6は、本実施例を動作させた場合の設定側電子機器及び被設定側電子機器の表示画面例を示す説明図である。
【実施例1】
【0026】
本実施例における時刻合わせシステムの構成について、図1に基づいて説明する。100は時刻合わせシステムである。10は第1の電子機器たる設定側電子機器である。11は放送電波を受信するためのチューナ部である。12は映像信号の復号等を主に行うMPEG ICであり、装置の動作の制御を行う制御部121を有する。制御部121の内部に現在時刻及び各種予約設定のための予約時刻を管理する時刻管理部122を有する。13はデジタル放送等の映像信号を出力する映像出力部であり、14は同じくデジタル放送等の音声信号を出力する、外部出力手段たる音声出力部である。20は第2の電子機器たる被設定側電子機器である。21は映像の録画のための録画メディアである。22は制御部であり、内部に現在時刻及び各種予約設定のための予約時刻を管理する時刻管理部221を有する。23は外部機器から映像信号を受信するための映像入力部、24は同じく外部機器から音声信号を受信するための音声入力部である。25は映像信号入力部及び音声入力部24から入力される映像信号及び音声信号の表示処理若しくは録画メディア21への録画処理を行う信号処理回路である。また、音声入力部23は、音声信号を前記信号処理回路25へ送出すると共に、波形生成回路26へも送出する。波形生成回路26は、入力される音声信号から、所定のトーンによる音声信号の検出を行い、所定のトーンによる音声信号が検出される場合、該音声信号が示す時刻合わせデータにより、時刻管理部221はそれ自体が管理する現在時刻の設定を行う。27は信号処理回路部により処理された映像信号を外部表示装置等に出力する映像出力部である。28は同様に音声信号を外部表示装置等に出力する音声出力部である。
【0027】
次に、本実施例における時刻合わせシステムの第1の電子機器たる設定側電子機器10の時刻合わせの予約から動作までを、図2に基づいて説明する。最初に、図6(a)に示すような設定画面により外部機器(被設定側電子機器20)に対して時刻合わせを行う予約時刻の設定を行う(S1001)。外部機器に対する時刻合わせ機能のON/OFFを設定する(S1002)。ONに設定した場合、ステップS1001で設定した時刻の所定時間前(例えば4分前)になるまで待機状態とし(S1003)、所定時間前となったら、設定側電子機器10は自らの主電源をONにし、チューナ部11によって受信したデジタル放送電波から時刻合わせ信号を検出し、時刻合わせデータとして抽出し、設定側電子機器10の時刻管理部に現在時刻として設定する(S1004)。その後、ステップS1001で設定した時刻合わせの予約時刻となるまで待機状態とし(S1005)、予約時刻に達した場合、ステップS1004で設定した現在時刻を時刻合わせデータとしてトーン音に変換し音声出力部から出力を行う(S1006)。その後、主電源をOFFとする(S1007)。ステップS1002にて外部機器に対する時刻合わせ機能をOFFとした場合は、上述の機能を動作させずに通常の利用状態とする(S1008)。
【0028】
次に、本実施例における時刻合わせシステムの第2の電子機器たる被設定側電子機器20の時刻合わせの予約から動作までを、図3に基づいて説明する。最初に、図6(b)に示すような設定画面から、外部機器(設定側電子機器10)からの時刻合わせデータたる所定のトーン音を重畳した音声信号を受信する待機状態とする受信予約時間を設定すると共に、複数の外部入力端子を有する場合は、トーン音を受信するための外部入力方法を設定する(S2001)。次に、外部機器による時刻合わせ機能のON/OFFを設定する(S2002)。ONに設定した場合、ステップS2001で設定した時刻の所定時間前(例えば4分前)になるまで待機状態とし(S2003)、所定時間前となったら、主電源をONとし、映像音声の入力源を設定した外部機器からとするよう外部入力設定を切り換える(S2004)。上記時刻合わせデータの受信待機状態において、所定のトーン音の入力の検出を判別し(S2005)、所定のトーン音の入力が検出された場合、それに基づく現在時刻を時刻管理部221により設定を行い(S2006)、電源をOFFにする(S2007)。ステップ2002において、時刻合わせ機能をOFFとした場合は、上述の機能を動作させずに通常の利用状態とする。
【0029】
以上のように構成された時刻合わせシステム100によれば、二つの電子機器の現在時刻表示の同期を取ることを容易に行うことができる。また、少なくとも一つのチューナ部が存在すればよいため、双方をチューナ内蔵電子機器とする必要が無く、安価に複数の電子機器の時刻合わせ機能を実現することができる。
【実施例2】
【0030】
次に本発明の実施例2を説明するが、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、重複する部分の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。実施例1では設定側電子機器10において時刻合わせ機能の予約設定を行うとしたが、本実施例では、設定側電子機器10は音声出力部14から被設定側電子機器20に対して、時刻合わせ予告信号を送信することができ、被設定側電子機器20は、この時刻合わせ予告信号を受信したことにより、時刻合わせデータたるトーン音を受信可能とする状態である受信待機状態に移行する。
【0031】
本実施例における設定側電子機器10の動作について、図4に基づいて説明する。最初に、図6(a)に示すような設定画面により外部機器(被設定側電子機器20)に対して時刻合わせを行う予約時刻の設定を行う(S3001)。外部機器に対する時刻合わせ機能のON/OFFを設定する(S3002)。ONに設定した場合、ステップS3001で設定した時刻の所定時間前(例えば4分前)になるまで待機状態とし(S3003)、所定時間前となったら、設定側電子機器10は自らの主電源をONにし、チューナ部11によって受信したデジタル放送電波から時刻合わせ信号を検出し、時刻合わせデータとして抽出し、設定側電子機器10の時刻管理部に現在時刻として設定する(S3004)。その後、被設定側電子機器20に対して、時刻合わせを行う旨を通知するため、時刻合わせ予告信号を発信する(S3005)。ステップS3001で設定した時刻合わせの予約時刻となるまで待機状態とし(S3006)、予約時刻に達した場合、ステップS3004で設定した現在時刻を時刻合わせデータとしてトーン音に変換し音声出力部から出力を行う(S3007)。その後、主電源をOFFとする(S3008)。ステップS3002にて外部機器に対する時刻合わせ機能をOFFとした場合は、上述の機能を動作させずに通常の利用状態とする(S3009)。
【0032】
次に、本実施例における時刻合わせシステムの第2の電子機器たる被設定側電子機器20の時刻合わせの予約から動作までを、図5に基づいて説明する。最初に、図6(b)に示すような設定画面により、外部機器による時刻合わせ機能のON/OFFを設定する(S4001)。ONに設定した場合、設定側電子機器10から送信される時刻あわせ予告信号を受信するまで待機状態とし(4002)、時刻合わせ予告信号を受信した場合、主電源をONとし、映像音声の入力源を設定した外部機器からとするよう外部入力設定を切り換える(S4003)。上記時刻合わせデータの受信待機状態において、所定のトーン音の入力の検出を判別し(S4004)、所定のトーン音の入力が検出された場合、それに基づく現在時刻を時刻管理部23により設定を行い(S4005)、電源をOFFにする(S4006)。ステップ2002において、時刻合わせ機能をOFFとした場合は、上述の機能を動作させずに通常の利用状態とする(S4007)。
【0033】
以上のように構成された時刻合わせシステム100によれば、設定側電子機器10のみに時刻合わせの予約設定を行うだけで予約時刻となった際に時刻合わせ予告信号を送信でき、それに続いて時刻合わせデータを送信でき、また、時刻合わせ予告信号を受信した被設定側電子機器20は自動的に電源をONにし、続いて時刻合わせデータを受信し、時刻合わせを行い、時刻合わせが終わったら電源をOFFとするという一連の動作を全て自動化することが可能である。
【0034】
以上、本実施例における記録再生装置について詳述したが、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、時刻合わせシステム100を、設定側電子機器10及び被設定側電子機器20としたが、これに限定せず、設定側電子機器が有する複数の外部出力端子を複数の被設定側電子機器と接続し、個々の現在時刻の設定を可能としても何ら問題ない。また、各電子機器の制御部に時刻管理部を内包するとしたが、これに限定せずに、他の部品・部材等を用いても何ら問題ない。また、実施例2において、時刻合わせ予告信号を音声出力部14から送出するとしたが、これに限定せず、無線信号による送信部及び受信部を設け、これらによって送受信を行っても良い。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の実施例1における、時刻合わせシステムを示すブロック図である。
【図2】同上、時刻合わせシステムの設定側電子機器の動作を示すフローチャートである。
【図3】同上、時刻合わせシステムの被設定側電子機器の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施例2における、時刻合わせシステムの設定側電子機器の動作を示すフローチャートである。
【図5】同上、時刻合わせシステムの被設定側電子機器の動作を示すフローチャートである。
【図6】実施例1及び2における、時刻合わせ機能の予約設定を行う画面の表示例であり、(a)は実施例1における設定側電子機器の予約設定画面を、(b)は実施例1における設定側電子機器の予約設定画面をそれぞれ示す。
【符号の説明】
【0036】
100 時刻合わせシステム
10 設定側電子機器(第1の電子機器)
11 チューナ部
121 制御部
122 時刻管理部
14 音声出力部(外部出力手段)
20 被設定側電子機器(第2の電子機器)
22 制御部
221 時刻管理部
23 音声入力部(外部入力手段)
【出願人】 【識別番号】390001959
【氏名又は名称】オリオン電機株式会社
【出願日】 平成18年8月1日(2006.8.1)
【代理人】 【識別番号】100091694
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 守


【公開番号】 特開2008−39411(P2008−39411A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2006−209847(P2006−209847)