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【発明の名称】 パーティションを追加した電子時計とその組立方法
【発明者】 【氏名】ピエール−アンドレ ノアルジャン

【氏名】ブライス ロビン

【要約】 【課題】ケース(12)を有する電子時計(10)およびこの時計の組立方法を提供すること。

【構成】前記ケース(12)は、互いに電気的に接続され、バッテリ(18)により電力が与えられる第1と第2の電子モジュール(14,16)を有し、前記ケース(12)は、中間部品(20)により形成され、前記中間部品(20)は、その上部は表示装置(24)上方に配置された保護ガラス(22)により、その底部はケース(12)に追加されるカバー(26)により封止され、前記ケース(12)は、パーティション(32)を更に有し、前記パーティション(32)は、前記中間部品(20)に固定され、前記パーティション(32)は、ケース(12)の上部に前記第1電子モジュール(14)を収納する上部区画室(34)を形成し、前記ケース(12)の底部に第2電子モジュール(16)を収納する底部区画室(36)を形成し、前記バッテリ(18)は、前記パーティション(32)の底部面(40)に形成されたハウジング(38)内に収納される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケース(12)を有する電子時計(10)において、
前記ケース(12)は、互いに電気的に接続され、バッテリ(18)により電力が与えられる第1と第2の電子モジュール(14,16)を有し、
前記ケース(12)は、中間部品(20)により形成され、
前記中間部品(20)は、その上部は表示装置(24)上方に配置された保護ガラス(22)により、その底部はケース(12)に追加されるカバー(26)により封止され、
前記ケース(12)は、パーティション(32)を更に有し、
前記パーティション(32)は、前記中間部品(20)に固定され、
前記パーティション(32)は、
ケース(12)の上部に前記第1電子モジュール(14)を収納する上部区画室(34)を形成し、
前記ケース(12)の底部に第2電子モジュール(16)を収納する底部区画室(36)を形成し、
前記バッテリ(18)は、前記パーティション(32)の底部面(40)に形成されたハウジング(38)内に収納される
ことを特徴とする電子時計。
【請求項2】
前記第2電子モジュール(16)は、前記カバー(26)の内側面(86)に固定される
ことを特徴とする請求項1記載の電子時計。
【請求項3】
前記第2電子モジュール(16)は、電子部品を搭載する第2プリント回路基板(80)により形成され、
前記カバー(26)は、複数本のスタッド(88)を有し、
前記スタッド(88)は、前記カバー(26)と一体に形成され、前記第2プリント回路基板(80)に形成された孔(90)を貫通して垂直方向に伸び、
前記第2プリント回路基板(80)は、前記カバー(26)上に、前記スタッド(88)の自由端を変形することにより保持される
ことを特徴とする請求項2記載の電子時計。
【請求項4】
前記第1電子モジュール(14)は、中間部品(20)に固定される
ことを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の電子時計。
【請求項5】
前記第1電子モジュール(14)は、前記パーティション(32)の開口(92)を貫通して下方向に伸びる雄型コネクタ(74)を有し、
前記第2電子モジュール(16)は、上方向に伸びる雌型コネクタ(78)を有し、 前記コネクタ(74,78)により、前記電子モジュール(14,16)間の電気接続を形成する
ことを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の電子時計。
【請求項6】
前記第1電子モジュール(14)は、第1プリント回路基板(44)を有し、
前記雄型コネクタ(74)は前記第1プリント回路基板(44)の底部面(76)に固定接続される
ことを特徴とする請求項5記載の電子時計。
【請求項7】
前記第1電子モジュール(14)は、表示装置(24)とクロック回路(68)と表示制御回路(70)とを有する時計機能のモージュールであり、
前記第2電子モジュール(16)は、前記時計機能以外の補助機能専用のモジュールである
ことを特徴とする請求項1−6のいずれかに記載の電子時計。
【請求項8】
前記クロック回路(68)と表示制御回路(70)は、前記第1プリント回路基板(44)に配置され、
前記表示装置(24)と第1プリント回路基板(44)は、それらの間に配置されてスペーサ(46)に固定され、
これにより、第1電子モジュール(14)を形成し、
前記スペーサ(46)は、前記中間部品(20)に固定される
ことを特徴とする請求項6および7に記載の電子時計。
【請求項9】
前記表示装置(24)は、組み立てスペーサ(46)に、雄型と雌型の弾性ジョイントにより、取り外し可能に固定される
ことを特徴とする請求項8記載の電子時計。
【請求項10】
前記バッテリ(18)のハウジング(38)の底部(43)は、オリフィス(45)を有し、
前記オリフィス(45)は、第1電子モジュール(14)のテストと/またはプログラム・ゾーン(79)へのアクセスを提供する
ことを特徴とする請求項1−9のいずれかに記載の電子時計。
【請求項11】
前記パーティション(32)は、前記カバー(26)の面に平行な面で、前記中間部品(20)の表面全体にわたって伸びる
ことを特徴とする請求項1−10のいずれかに記載の電子時計。
【請求項12】
前記カバー(26)は、前記パーティション(32)に固定され、
前記パーティション(32)は、前記中間部品(20)とカバー(26)との間に挿入される
ことを特徴とする請求項11記載の電子時計。
【請求項13】
請求項1−12のいずれかに記載の時計(10)を組み立てる方法において、
(A) 第1電子モジュール(14)を、中間部品(20)内に挿入するステップと、
(B) パーティション(32)を、中間部品(20)に固定するステップと、
(C) バッテリ(18)を、パーティション(32)の底部面(40)に形成されたハウジング(38)内に搭載するステップと、
(D) 第2電子モジュール(16)を搭載するカバー(26)を、ケース(12)に固定するステップと
を有する
ことを特徴とする時計の組立方法。
【請求項14】
(E) 第2電子モジュール(16)を、カバー(26)に固定するステップと、
(F) 第2電子モジュール(16)のプリント回路基板(80)を、カバー(26)のスタッド(88)に配置するステップと、
(G) プリント回路基板(80)を、カバー(26)の内側面(86)に当てて保持する局部的変形を形成するために、スタッド(88)の自由端に熱溶接を行うステップと
をさらに有する
ことを特徴とする請求項3と組み合わせた請求項13に記載の組立方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、電子時計と電子時計を組み立てる方法に関する。
【0002】
本発明は、特に、ケースを有する電子時計に関し、前記ケースは、互いに電気的に接続され、バッテリにより電力が与えられる第1と第2の電子モジュールを有し、前記ケースは、中間部品により形成され、前記中間部品は、その上部は表示装置上方に配置された保護ガラスにより、その底部はケースに追加されるカバーにより封止される。
【背景技術】
【0003】
特許文献1は、時間表示のような時計機能と、時計の装着者の心拍数を測定するような補助機能とを有する腕時計の形態の時計を示す。時計機能と時計の表示制御は、中間部品に固定された上部プリント回路基板に配置された電子回路で扱われる。心拍数の測定機能(即ち補助機能)は、カバーの底部に固定された、底部のプリント回路基板上に配置された電子回路で扱われる。
【0004】
【特許文献1】米国特許第2005/0253047号明細書
【0005】
この種の時計では、さまざまな部品の組立体がケース内で積層され、比較的複雑となる。固定手段がケース内に具備され、特に時計の所定の形状に合わせて具備される。ある電子モジュールを別の電子モジュールで交換しようとする時には、ケースの構造体を変更しなければならず、これにより、製造コストの問題と製造ラインのフレキシビリティの問題が発生する。
【0006】
さらに、ケース内に具備される固定(係合、搭載)システムは、完全には満足できるものではなく、バッテリのようなある種の部品は、しっかりとは保持されていない。
【0007】
バッテリを交換する時には、電子モジュールは露出し、この為汚れ、時計の信頼性に悪い影響を及ぼす。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、上記の欠点を簡単且つ経済的に解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かくして、本発明は、前述した種類の時計を提案する。この時計において、ケースは、パーティションを更に有し、前記パーティションは、前記中間部品に固定され、前記パーティションは、ケースの上部に前記第1電子モジュールを収納する上部区画室を形成し、前記ケースの底部に第2電子モジュールを収納する底部区画室を形成し、前記バッテリは、前記パーティションの底部面に形成されたハウジング内に収納される。
【0010】
本発明により、2個の電子モジュールは、互いに十分に絶縁されてケース内に確実に保持される。さらにまた、バッテリはより簡単に交換でき、そのパーティションのハウジング内への配置により、電子モジュールへの電気接続を容易にする。
【0011】
好ましくは、前記第2電子モジュールは、電子部品を搭載する第2プリント回路基板により形成され、前記カバーの内側面に固定される。前記カバーは、複数本のスタッドを有し、前記スタッドは、前記カバーと一体に形成され、前記第2プリント回路基板に形成された孔を貫通して垂直方向に伸びる。前記第2プリント回路基板は、前記カバー上に、前記スタッドの自由端を変形することにより保持される。第2電子モジュールをカバー上に配置することにより、ケース内への第2電子モジュールの組み立てとバッテリの交換が容易となる。
【0012】
好ましくは、前記第1電子モジュールは、前記パーティションの開口を貫通して下方向に伸びる雄型コネクタを有し、前記第2電子モジュールは、上方向に伸びる雌型コネクタを有し、前記コネクタにより、前記電子モジュール間の電気接続を形成する。これらのコネクタを使用することにより、第2電子モジュールを第1電子モジュールに電気的に接続することが容易となる。特に、この接続に必要な接続固定物の数を減らせる。かくしてより信頼性の高い電気接続が得られ、組み立て操作の回数も減らすことができる。
【0013】
好ましくは、前記第1電子モジュールは、第1プリント回路基板を有し、前記雄型コネクタは、前記第1プリント回路基板の底部面に固定接続される。前記第1電子モジュールは、表示装置とクロック回路と表示制御回路とを有する時計機能のモージュールであり、前記第2電子モジュールは、前記時計機能以外の補助機能専用のモジュールである。かくして完全にモジュラー化した組み立てが得られ、第1電子モジュールを変えることなく第2電子モジュールを交換できる。
【0014】
本発明の好ましい実施例によれば、前記クロック回路と表示制御回路は、前記第1プリント回路基板に配置され、前記表示装置と第1プリント回路基板は、それらの間に配置されてスペーサに固定され、これにより、第1電子モジュールを形成する。前記スペーサは、前記中間部品に固定される。この実施例により、組み立て操作が容易となる。第1電子モジュールがより取り扱いやすい組立体を形成する。さらに、スペーサを同一の外部周辺構造体で維持することにより、プリント回路基板と表示装置を変更することができるが、これは、ケースの上部区画室34の構造体の変更を必要としないからである。
【0015】
好ましくは、前記表示装置は、組み立てスペーサに、雄型と雌型の弾性ジョイントにより、取り外し可能に固定される。これにより、同じスペーサを使用しながら、表示装置を構成する部品をより早く且つ簡単に交換できる。
【0016】
好ましくは、前記バッテリのハウジングの底部は、オリフィスを有し、前記オリフィスは、第1電子モジュールのテストと/またはプログラム・ゾーンへのアクセスを提供する。かくして、第1電子モジュールは、パーティションあるいは壁により保護され、パーティションをはずすことなく、第1電子モジュールに対し作業ができる。
【0017】
前記パーティションは、前記カバーの面に平行な面で、前記中間部品の表面全体にわたって伸びる。前記カバーは、前記パーティションに固定され、前記パーティションは、前記中間部品とカバーとの間に挿入される。この結果、大量生産が可能となり、バッテリを交換したり、あるいは第2電子モジュールに対し手を加える時には、第1電子モジュールに対し良好な保護を提供するサンドイッチ型の組立体が得られる。
【0018】
本発明は、また、時計を組み立てる方法を提案している。この方法は、
(A) 第1電子モジュールを、中間部品内に挿入するステップと、
(B) パーティションを、中間部品に固定するステップと、
(C) バッテリを、パーティションの底部面に形成されたハウジング内に搭載するステップと、
(D) 第2電子モジュールを搭載するカバーを、ケースに固定するステップと
を有する。
【0019】
好ましくは、この方法は、
(E) 第2電子モジュール(16)を、カバー(26)に固定するステップと、
(F) 第2電子モジュール(16)のプリント回路基板(80)を、カバー(26)のスタッド(88)に配置するステップと、
(G) プリント回路基板(80)を、カバー(26)の内側面(86)に当てて保持する局部的変形を形成するために、スタッド(88)の自由端に熱溶接を行うステップと
をさらに有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下の説明において、垂直方向はV、軸方向はL、横方向はTと命名する。
【実施例】
【0021】
図1−8は、本発明の電子時計10は、腕時計で示したさまざまな部品を示す。
【0022】
電子時計10は、ケース12を有する。このケース12は、互いに電気的に接続された第1と第2の電子モジュール14、16を有し、それらにバッテリ18により電流が供給される。電子モジュール14、16は、垂直軸方向A1に沿って積み重ねられる。
【0023】
以下の説明において、垂直軸方向A1に沿った軸方向は、限定的に解釈されるべきではない。
【0024】
ケース12は、全体が円形の中間部品20により形成される。この中間部品20は、その上部面は、表示装置24上方に配置された保護ガラス22により封止され、その下部面はケース12に取り付けられたカバー26により封止される。
【0025】
中間部品20は、水平面に伸びるが、その軸端エッジに、腕時計またはブレスレット(図示せず)のストランドを取り付けるホーン28、30と、その横方向端部エッジに、電子時計10を手動で制御するプッシュボタン31を有する。
【0026】
本発明によれば、ケース12は、壁でもある追加されたパーティション32を有する。このパーティション32は、中間部品20に固定され、ケース12の上部面に第1電子モジュール14を含む上部区画室34を、ケース12の底部面に第2電子モジュール16を含む底部区画室36を形成する。
【0027】
バッテリ18は、底部区画室36内で、パーティション32と第2電子モジュール16の間で、パーティション32の底部面40に配置されたハウジング38内に配置される。好ましくは、図5−9に示すように、ハウジング38は、パーティション32と一体に形成され、ここでは軸方向スカート41の形態で形成される。この軸方向スカート41は、軸方向のノッチを有し、これにより軸方向スカート41が半径方向外側に変形できるようにし、バッテリ18がハウジング38内に挿入される。固定リング42は、軸方向スカート41の外部軸方向壁に付着され、バッテリ18の挿入後、バッテリ18をハウジング38内に保持する。ハウジング38の底部43は、オリフィス45を有する。このオリフィス45は、第1電子モジュール14のテストと/プログラム領域79へのアクセスを提供する。
【0028】
第1電子モジュール14の実施例を図3に詳細に示す。
【0029】
第1電子モジュール14は、表示装置24と第1プリント回路基板44の間に軸方向から組み立てスペーサ46を挿入することにより、形成される。
【0030】
組み立てスペーサ46は、矩形のフレームの形態をしているが、ケース12の上部区画室34内に収納され、中間部品20に固定される。組み立てスペーサ46は、その上部部分に弾性フック48を、その底部部分をスタッド50を有する。弾性フック48は、表示装置24が組み立てスペーサ46に弾性的に適合できるようにする。スタッド50は、第1プリント回路基板44の孔52内に収納され、第1プリント回路基板44を組み立てスペーサ46の底部方向に軸方向から当てて、保持する。
【0031】
表示装置24は、バックライト装置56上方に配置された矩形の液晶セル54により形成される。バックライト装置56は、上から下に順に、拡散フィルタ58と、導波ガイド60と、反射フィルタ62と、発光ダイオード64とを有する。この発光ダイオード64は、第1プリント回路基板44の上面66上に搭載され、光ビームを導波ガイド60内に放射する。
【0032】
図3、4に示すように、本発明の一実施例によれば、発光ダイオード64は、第1プリント回路基板44のコーナーに配置され、その結果、発光ダイオード64は組み立てスペーサ46の対応するコーナーに配置される。このコーナーには、組み立てスペーサ46が垂直方向壁を有し、リセス67を形成する。リセス67は、下方向に向かって開いて、発光ダイオード64が挿入でき、上方向に向かって開いて、導波ガイド60の入口面69に向かって、光が導波ガイド60を貫通できるようにしている。
【0033】
このリセス67は、スクリーンを形成する。このスクリーンの機能は、導波ガイド60の外側にある発光ダイオード64から放射された光が中間部品20内に伝搬するのを阻止する。これは、中間部品20が透明な材料で形成された場合、特に有効である。
【0034】
第1プリント回路基板44は、クロック回路68と表示制御回路70を有する。この表示制御回路70は、液晶セル54にフレキシブルコネクタ72を介して、電気的に接続される。クロック回路68は、時間基準装置を有し、従来の時計機能(例えば、時間、日付等)を計算する。
【0035】
雄型コネクタ74は、第1プリント回路基板44の底部面76に固定して搭載されて、第1電子モジュール14と第2電子モジュール16とを、雌型コネクタ78を介して電気的に接続する。第2電子モジュール16を第1電子モジュール14とバッテリ18とに接続するすべての電気導体は、この雌型コネクタ78を貫通する。
【0036】
第1プリント回路基板44の底部面76は、電気接触スタッド79を有する。この電気接触スタッド79は、パーティション32のオリフィス45に対向して配置されて、第1電子モジュール14のテストと/またはプログラミング領域を形成する。これらの電気接触スタッド79により、クロック回路68と表示制御回路70の動作が、電気テスト・ツール(図示せず)を用いて、試験できる。
【0037】
第2電子モジュール16は、第2プリント回路基板80により形成される。この第2印刷回路基板80は、時計機能以外の補助機能専用の電子部品を含む。
【0038】
図に示す一実施例によれば、これらの補助機能は、時計の装着者の心拍数を測定する機能を含む。かくして、第2プリント回路基板80は、パルス測定ユニット82とパルス測定処理ユニット84とを含む。このパルス測定処理ユニット84は、表示制御回路70に表示されるべきデータ、特に装着者の心拍数の値を送信する。
【0039】
本発明の変形例によれば、補助機能は、心拍数を測定以外、例えば高度計機能、コンパス機能、衛星による位置確認機能、電話機能を含む。
【0040】
好ましくは、第2プリント回路基板80は、カバー26の内側面86に固定される。カバー26は、複数個のスタッド88を有する。このスタッド88は、カバー26と一体に形成され、第2プリント回路基板80に形成された孔90を垂直方向に貫通して伸びる。第2プリント回路基板80は、スタッド88の自由端を変形することにより、垂直方向からカバー26に当てて、保持される。
【0041】
雌型コネクタ78は、第2プリント回路基板80の上部面に固定して搭載されて、垂直上方向に伸びる。
【0042】
本発明の一実施例によれば、カバー26は、パーティション32の底部面40に固定され、その結果、パーティション32は、中間部品20とカバー26の間で軸方向に押し込まれる。カバー26は、ここでは4本のねじ部材91により、ねじ部材91が、垂直方向にねじ込まれるべきパーティション32を貫通して、中間部品20のねじ孔93内にねじ込まれることにより、固定される。
【0043】
パーティション32は、水平面で中間部品20の表面全体にわたって、ホーン28とホーン30の間を伸びる。その結果、パーティション32は、第1プリント回路基板の底部面76のすべてをカバーする。
【0044】
パーティション32は、雄型コネクタ74に対向して開口92を有する。これにより、雄型コネクタ74が、雌型コネクタ78内にパーティション32を介して、入り込む。好ましくは、雄型コネクタ74の自由端94は、開口92のエッジ96と垂直方向で面一である。この為、カバー26と第2電子モジュール16を分解した時には、雄型コネクタ74の適正な保護が可能となる。
【0045】
第1電子モジュール14をバッテリ18に接続する電気接続は、2個の金属製接触ラグ98により、行われる。この金属製接触ラグ98は、上部区画室34内で、第1プリント回路基板44とパーティション32の上部面100の間に配置され、バッテリのハウジング38の底部43上を部分的に伸びる。
【0046】
プッシュボタン31は、金属製の接触片102を具備する。この接触片102は、上部区画室34内で、第1プリント回路基板44の外側周辺エッジ104と中間部品20の内側軸方向壁106との間に配置される。
【0047】
小さな個々の電気接続要素の全て、例えば金属製接触ラグ98と接触片102は、上部区画室34内に配置される。かくして、第2電子モジュール16の電気接続は、単純化される。その理由は、すべての電気接続は雌型コネクタ78を貫通するからである。さらに、カバー26が取り外されると、例えばバッテリ18を交換する為に、きっちりとは配置されていない金属製接触ラグ98と接触片102等の部品を失う危険性はない。
【0048】
本発明の電子時計10の電子モジュール14、16は、特にバッテリ18を交換する時には、機械的かつ電気的に保護される。
【0049】
本発明の電子時計10の組み立て方法を次に説明する。
【0050】
第1電子モジュール14は、以下の行程により予め組み立てられる。まず、表示装置24とバックライト装置56と第1プリント回路基板44を、組み立てスペーサ46に搭載する。その後、第1電子モジュール14を中間部品20内に軸方向から挿入する。その後のケース12は、図5に示した構成となる。
【0051】
金属製接触ラグ98と接触片102が、その後第1プリント回路基板44に当てて、それぞれの位置に配置される。
【0052】
次に、パーティション32が軸方向から中間部品20の底部面に当てて搭載され、例えばボンディング等により固定される。パーティション32は、水平面において、中間部品20に対し、パーティション32と一体に形成されたスタッド108により、中心に配置される。
【0053】
バッテリ18が、ハウジング38内に挿入され、固定リング42に適合することにより、その位置に保持される(図7)。
【0054】
第2電子モジュール16をカバー26に固定した後、カバー26は、ねじ部材91によりパーティション32に固定される。
【0055】
第2電子モジュール16をカバー26に固定するステップは、カバー26のスタッド88が第2プリント回路基板80の孔90内に軸方向から挿入される配置ステップを含む。孔90の大きさは、スタッド88と孔90の内側エッジとの間に半径方向の遊びがある程度大きさである。これにより、第2プリント回路基板80が水平面で若干のクリアランスがあり、かくして、第2プリント回路基板80が固定された第1プリント回路基板44に対し中心に来るようななる。第2プリント回路基板80を第1プリント回路基板44に対し、最終的に中心に合わせることは、雌型コネクタ78の内側に適合した雄型コネクタ74により決定される。
【0056】
この配置ステップの後、スタッド88の自由端は加熱して変形され、これにより第2プリント回路基板80をカバー26上に熱溶接により固定する。この熱溶接の終了時には、スタッド88の自由端は、平坦となり、孔90の直径より大きい直径の円盤を形成する。
【0057】
以上の説明は、本発明の一実施例に関するもので、この技術分野の当業者であれば、本発明の種々の変形例を考え得るが、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。特許請求の範囲の構成要素の後に記載した括弧内の番号は、図面の部品番号に対応し、発明の容易なる理解の為に付したものであり、発明を限定的に解釈するために用いてはならない。また、同一番号でも明細書と特許請求の範囲の部品名は必ずしも同一ではない。これは上記した理由による。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】本発明の電子時計の一実施例を表す部品展開斜視図。
【図2】図1の時計の線2−2の横方向断面図。
【図3】図1の時計に適合した第1電子モジュールを示す部品展開斜視図。
【図4】第1電子モジュールとバックライトの発光ダイオードの装置を一部示す線4−4に沿った横方向断面図。
【図5】ケースを反転し、第1電子モジュールが挿入され、本発明のパーティションが搭載される前の図1の時計のケースを表す部品展開斜視図。
【図6】図5に類似し、パーティションが搭載され、時計に電力を与えるバッテリが搭載される前のケースを表す図。
【図7】図5に類似する図で、バッテリが搭載され、第2電子モジュールを具備するカバーが搭載される前の図5に類似する部品展開斜視図。
【図8】図1の時計とその電子モジュールを示すブロック図。
【符号の説明】
【0059】
10 時計
12 ケース
14 第1電子モジュール
16 第2電子モジュール
14,16 電子モジュール
18 バッテリ
20 中間部品
22 保護ガラス
24 表示装置
26 カバー
28,30 ラグ(ホーン 角)
31 プッシュボタン
32 パーティション
34 上部区画室
36 底部区画室
38 ハウジング
40 底部面
41 軸方向スカート
42 固定リング
43 底部
44 第1プリント回路基板
45 オリフィス
46 組み立てスペーサ
48 弾性フック
50 スタッド
52 孔
54 液晶セル
56 バックライト装置
58 拡散フィルタ
60 導波ガイド
62 反射フィルタ
64 発光ダイオード
66 上面
67 リセス
68 クロック回路
69 入口面
70 表示制御回路
72 フレキシブルコネクタ
74 雄型コネクタ
76 底部面
78 雌型コネクタ
79 電気接触スタッド
80 第2プリント回路基板
82 パルス測定ユニット
84 パルス測定処理ユニット
86 内側面
88 スタッド
90 孔
91 ねじ部材
92 開口
93 ねじ孔
94 自由端
96 エッジ
98 金属製接触ラグ
100 上部面
102 接触片
104 外側周辺エッジ
106 内側軸方向壁
108 スタッド
【出願人】 【識別番号】505072926
【氏名又は名称】イーティーエー エスエー マニュファクチュア ホルロゲア スイス
【出願日】 平成19年7月13日(2007.7.13)
【代理人】 【識別番号】100081053
【弁理士】
【氏名又は名称】三俣 弘文


【公開番号】 特開2008−26318(P2008−26318A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2007−184841(P2007−184841)