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【発明の名称】 加熱調理器
【発明者】 【氏名】伊東 忠明

【氏名】澤田 大輔

【要約】 【課題】タイマー設定時間の増減を可能とするとともに、長時間のタイマー設定を行いたい場合には、早く目的の設定時間に設定できる加熱調理器を提供することを目的とする。

【解決手段】加熱装置2の操作部6は、タイマーの時間を設定する上で設定時間を増加させるタイマー増加キー15と、設定時間を減少させるタイマー減少キー16と、タイマー時間または残時間を表示するタイマー時間表示装置7とを有し、未タイマー設定時にタイマー増加キー15を押すとタイマー最小時間を、タイマー減少キー16を押した場合はタイマー最大時間を設定するようにしたものである。これによって、タイマー増加キー15とタイマー減少キー16により、設定時間の増減が可能となるとともに、長時間のタイマー設定を行う場合には、タイマー減少キー16の操作により、いち早く目的の設定時間に設定できるものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
加熱装置と、加熱装置の操作部と、操作部からの信号を受けて加熱装置の火力を複数段階に制御する制御装置とを備え、前記操作部は、タイマーの時間を設定する上で設定時間を増加させるタイマー増加キーと、設定時間を減少させるタイマー減少キーと、タイマー時間または残時間を表示するタイマー時間表示装置とを有し、未タイマー設定時にタイマー増加キーを押すとタイマー最小時間を、タイマー減少キーを押した場合はタイマー最大時間を設定するようにした加熱調理器。
【請求項2】
タイマー最小時間からタイマー減少キーを押した場合には、タイマー解除表示をする請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
タイマー最大時間からタイマー増加キーを押した場合には、タイマー解除表示をする請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項4】
加熱中にタイマー解除表示が表示されてから、タイマー増加キー、タイマー減少キーのいずれも所定時間押されない状態が続くと、タイマー解除表示の表示を消し、加熱を継続する請求項2または3に記載の加熱調理器。
【請求項5】
タイマー解除表示の表示中にタイマー増加キーを押すと、タイマー最小時間を表示する請求項2〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項6】
タイマー解除表示の表示中にタイマー減少キーを押すと、タイマー最大時間を表示する請求項2〜4のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項7】
タイマー最小時間からタイマー減少キーを押した場合、時間表示を消すとともに、加熱中は加熱を継続する請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項8】
タイマー最大時間からタイマー増加キーを押した場合、時間表示を消すとともに、加熱中は加熱を継続する請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項9】
タイマー増加キーは長押しすることによりタイマー時間を所定刻み時間で増加させる請求項1、3、8のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項10】
タイマー減少キーは長押しすることによりタイマー時間を所定刻み時間で減少させる請求項1、2、7のいずれか1項に記載の加熱調理器。
【請求項11】
タイマー増加キーまたはタイマー減少キーの長押しにより設定時間がタイマー解除表示となった場合には、一旦長押し状態が解除されない限りタイマー時間表示に移行しないようにした請求項5または6に記載の加熱調理器。
【請求項12】
タイマー増加キーまたはタイマー減少キーの長押しにより設定時間がタイマー解除表示となった場合には、所定時間長押し状態が解除されない場合、加熱を停止させるようにした請求項11に記載の加熱調理器。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用や業務用のキッチンなどにおいて用いられる加熱調理器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の加熱調理器において、加熱時間のタイマー設定は、タイマーキーを押すことにより、タイマー時間表示装置にタイマー時間が表示されるものであり、タイマーキーを押すたびにタイマー時間を増加させ、所定のタイマー時間に設定することができる(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特許第3264235号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記従来の構成では、タイマー時間の設定は、タイマーキーを押すことで時間を増加させるのみで、減少させることができない。そのため、使用者が望む設定時間(例えば、3時間)を超えてしまった場合、そのままタイマーキーを押し続けて時間を増加させ、ループを再度繰り返し設定時間まで合わせるか、一旦、タイマー取消キーを押し、もう一度タイマーキーを押して設定し直すしかないものであった。また、長時間のタイマー設定を行いたい場合(例えば、9時間)、タイマーキーを押し続けなければならず、使い勝手が悪いものであった。
【0004】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、タイマー設定時には、設定時間の増減を可能とするとともに、長時間のタイマー設定を行いたい場合には、いち早く目的の設定時間に設定できる、タイマーの使い勝手を向上させ加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記従来の課題を解決するために、本発明の加熱調理器は、加熱装置の操作部は、タイマーの時間を設定する上で設定時間を増加させるタイマー増加キーと、設定時間を減少させるタイマー減少キーと、タイマー時間または残時間を表示するタイマー時間表示装置とを有し、未タイマー設定時にタイマー増加キーを押すとタイマー最小時間を、タイマー減少キーを押した場合はタイマー最大時間を設定するようにしたものである。
【0006】
これによって、タイマー設定時には、タイマー増加キーとタイマー減少キーにより、設定時間の増減が可能となるとともに、長時間のタイマー設定を行いたい場合には、タイマー減少キーの操作により、いち早く目的の設定時間に設定できるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の加熱調理器は、設定時間の増減を可能とするとともに、長時間のタイマー設定を行いたい場合には、いち早く目的の設定時間に設定でき、タイマーの使い勝手を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
第1の発明は、加熱装置と、加熱装置の操作部と、操作部からの信号を受けて加熱装置の火力を複数段階に制御する制御装置とを備え、前記操作部は、タイマーの時間を設定する上で設定時間を増加させるタイマー増加キーと、設定時間を減少させるタイマー減少キーと、タイマー時間または残時間を表示するタイマー時間表示装置とを有し、未タイマー設定時にタイマー増加キーを押すとタイマー最小時間を、タイマー減少キーを押した場合はタイマー最大時間を設定するようにした加熱調理器とするものである。これによって、タイマー設定時には、タイマー増加キーとタイマー減少キーにより、設定時間の増減が可能となるとともに、長時間のタイマー設定を行いたい場合には、タイマー減少キーの操作により、いち早く目的の設定時間に設定できるものである。
【0009】
第2の発明は、特に、第1の発明において、タイマー最小時間からタイマー減少キーを押した場合には、タイマー解除表示をすることにより、タイマー時間が0になったことと区別することができ、誤ってタイマー増加キーを押したときなどに、タイマー取消キーがなくともタイマーを取り消す状態にできる。
【0010】
第3の発明は、特に、第1の発明において、タイマー最大時間からタイマー増加キーを押した場合には、タイマー解除表示をすることにより、タイマー時間が0になったことと区別することができ、誤ってタイマー減少キーを押したときなどに、タイマー取消キーがなくともタイマーを取り消す状態にできる。
【0011】
第4の発明は、特に、第2または第3の発明において、加熱中にタイマー解除表示が表示されてから、タイマー増加キー、タイマー減少キーのいずれも所定時間押されない状態が続くと、タイマー解除表示の表示を消し、加熱を継続することにより、誤ってタイマー増加キーあるいはタイマー減少キーが押されたときや、タイマー設定による加熱を停止したい場合に、通常の加熱のみに戻すとともにタイマー解除表示の表示を消すことで、タイマー加熱が取り消されたことを使用者に視覚的に知らしめることができる。
【0012】
第5の発明は、特に、第2〜第4のいずれか1つの発明において、タイマー解除表示の表示中にタイマー増加キーを押すと、タイマー最小時間を表示することにより、タイマー減少キーを誤って押した場合にも複雑な操作なしに、容易に所望のタイマー時間を設定することができる。
【0013】
第6の発明は、特に、第2〜第4のいずれか1つの発明において、タイマー解除表示の表示中にタイマー減少キーを押すと、タイマー最大時間を表示することにより、タイマー増加キーを誤って押した場合にも複雑な操作なしに、容易に所望のタイマー時間を設定することができる。
【0014】
第7の発明は、特に、第1の発明において、タイマー最小時間からタイマー減少キーを押した場合、時間表示を消すとともに、加熱中は加熱を継続することにより、タイマー表示が消えるので、加熱を停止させることなくタイマー設定が取り消されたことを容易に理解することができる。
【0015】
第8の発明は、特に、第1の発明において、タイマー最大時間からタイマー増加キーを押した場合、時間表示を消すとともに、加熱中は加熱を継続することにより、タイマー表示が消えるので、加熱を停止させることなくタイマー設定が取り消されたことを容易に理解することができる。
【0016】
第9の発明は、特に、第1、第3、第8のいずれか1つの発明において、タイマー増加キーは長押しすることによりタイマー時間を所定刻み時間で増加させることにより、長押しをすることで通常よりも早い間隔で時間を増加させることが可能となり、使い勝手を向上させることができる。
【0017】
第10の発明は、特に、第1、第2、第7のいずれか1つの発明において、タイマー減少キーは長押しすることによりタイマー時間を所定刻み時間で減少させることにより、長押しをすることで通常よりも早い間隔で時間を減少させることが可能となり、長時間のタイマー設定を行いたい場合などの使い勝手を向上させることができる。
【0018】
第11の発明は、特に、第5または第6の発明において、タイマー増加キーまたはタイマー減少キーの長押しにより設定時間がタイマー解除表示となった場合には、一旦長押し状態が解除されない限りタイマー時間表示に移行しないようにしたことにより、タイマーキーの故障や誤動作により長押し状態になった場合、意図せず長時間のタイマー設定になるのを防ぐことができる。
【0019】
第12の発明は、特に、第11の発明において、タイマー増加キーまたはタイマー減少キーの長押しにより設定時間がタイマー解除表示となった場合には、所定時間長押し状態が解除されない場合、加熱を停止させるようにしたことにより、タイマーキーの故障や誤動作により長押し状態になった場合、意図せず長時間のタイマー設定になるのを防ぐことができるとともに、所定時間長押しが継続する場合は異常として加熱を停止させるので、より安全性を保つことができる。
【0020】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0021】
(実施の形態)
図は、本発明の実施の形態における加熱調理器を示している。
【0022】
図1において、商用電源1に接続されている加熱装置2は、鍋などを誘導加熱するための加熱コイル3と加熱コイル3に高周波電流を流すインバータ回路4を有する。制御装置5は、加熱装置2の操作部6からの信号を受けて、「弱」から「強」の8段階の火力が鍋などに加わるようにインバータ回路4を制御している。さらに、制御装置5は、第1制御部5a、第2制御部5b、第3制御部5cを有する。第1制御部5aはタイマー時間を段階的に増加あるいは減少させ、第2制御部5bはタイマー時間の増加または減少を停止させ、第3制御部5cはタイマーモードを終了させる。
【0023】
操作部6は、タイマー時間表示装置7、火力表示装置8、ダウンキー9、アップキー10、加熱切/入キー11、タイマー増加キー15、タイマー減少キー16を有する。タイマー時間表示装置7はタイマー時間または残時間を表示し、LEDやLCDからなる。火力表示装置8はLEDからなる。タイマー時間は、使用者が設定する時間であり、残時間はタイマー時間が0になるまでの残り時間である。ダウンキー9とアップキー10は、火力のダウンとアップを操作するもので、火力表示装置8にその表示がなされる。加熱切/入キー11は、加熱のON/OFF操作をする。
【0024】
タイマー増加キー15はタイマーの時間を設定する上で設定時間を増加させるキーであり、タイマー減少キー16は設定時間を減少させるキーである。そして、未タイマー設定時にタイマー増加キー15を押すとタイマー最小時間を、タイマー減少キー16を押した場合はタイマー最大時間を設定するようにしている。
【0025】
また、ブザーなどからなる報知装置14は、各キーの受付や異常時の警告報知時に吹鳴する。長押し計時装置17は、タイマー増加キー15またはタイマー減少キー16が連続で押されている時間を計時するものである。
【0026】
以上のように構成された加熱調理器について、以下その動作、作用を説明する。
【0027】
まず、加熱を行うには、使用者が加熱切/入キー11を押す。すると設定火力が「5」となるように操作部6から制御装置5に信号が送られ、制御装置5がインバータ回路4を制御するとともに、火力表示装置8には「弱」から「5」までのLEDが点灯する。ここで、火力の「弱」、1、2、3、4、5、6、「強」はそれぞれ約120W、約235W、約370W、約500W、約700W、約1000W、約1450W、約2000Wに設定されている。そして、ダウンキー9やアップキー10により任意の火力に設定変更することが可能であり、設定変さらに合わせて火力表示装置8に火力が表示される。また、加熱を終了するときは再度加熱切/入キー11を押す。
【0028】
また、加熱調理器2は、切り忘れ防止のしきい値時間として例えば45分を設定し、何も操作されていない状態が45分続くと切り忘れ防止として、加熱停止させる機能を有している。さらに使用者は、タイマー加熱により、設定された時間後に加熱の自動オフをさせたい場合にタイマーを設定できる。タイマー増加キー15を押すとタイマー時間表示装置7にタイマー時間が表示されるとともに、タイマー増加キー15が押されるたびにタイマー時間が増加し、最大9時間30分まで設定できる。また、タイマー減少キー16を押すとタイマー時間表示装置7に表示されているタイマー時間が減少する。
【0029】
通常、各キーは0.1秒でそのキーが押されたと認識するが、それ以上は長押しと判断しタイマー増加キー15とタイマー減少キー16以外は、連続した動作になることはない。例えば、アップキー10を長押ししても、火力がアップするのは1段階のみである。タイマー増加キー15とタイマー減少キー16は、長押しを検知すると一定時間間隔毎に、すなわち、0.2秒間隔毎にタイマー時間を増加または減少させる。なお、長押し時のタイマー時間の増減間隔は一定としたが、段階的に短くしていってもよい。
【0030】
タイマー時間が長時間になれば、タイマー設定時間の5分や10分の違いはあまり意味がない。そのため、タイマーの時間増加刻みは、1分から20分までは1分刻み、20分から1時間までは5分刻み、1時間から3時間までは10分刻み、3時間から9時間30分までは30分刻みの設定になっている。また、タイマーは加熱の有無に関わらず設定可能である。
【0031】
次に、図2、図3を用いて、タイマー増加キー15およびタイマー減少キー16が押されたときにタイマー時間表示装置7に表示される状態を説明する。
【0032】
まず、図2において、状態20はタイマー時間が設定されていない未タイマー設定時の状態である。このとき加熱装置2の動作の有無はどちらでもよい。状態20でタイマー増加キー15が押されるとタイマーモードとなりタイマー時間表示装置7がタイマー時間として1分と表示する(状態21)。さらにタイマー増加キー15が押されるとタイマー時間表示装置7の表示は2分を表示する(状態22)。以下同様に、タイマー時間はタイマー増加キー15を押すごとに9時間30分までは、所定の増加刻みで時間を増やすことができる(状態22、23)。
【0033】
同様に、状態20からタイマー減少キー16が押されるとタイマーモードとなり、タイマー時間表示装置7がタイマー時間として9時間30分と表示する(状態25)。さらにタイマー減少キー16が押されるとタイマー時間表示装置7の表示は9時間を表示する(状態24)。以下同様にタイマー減少キー16を押すごとに1分まで、所定の減少刻みで時間を減少させることができる。これによりタイマー時間を長時間合わせたいときには、1分から時間を増加させなくてもタイマー減少キー16にて最大時間から時間を減らすことができるので、より少ない回数押しあるいは短い時間でタイマーをあわせることができる。
【0034】
例えば、タイマー時間を9時間にしたい場合など、タイマー増加キー15では数十回押す、あるいは数秒間押し続けなければならないが、タイマー減少キー16を使用すれば2回押しであわせることができる。また、タイマー増加キー15とタイマー減少キー16は、タイマー時間合わせ中はどちらも使用できるので、例えば、状態21と状態22の間を行き来でき、所望のタイマー時間を行き過ぎた場合などにも戻ることができる。特に、3時間以上の場合は設定時間刻みが30分であり、例えば、3時間を設定しようとしたときに誤ってタイマー増加キー15を押しすぎて3時間30分になった場合でも、その状態からタイマー減少キー16を1回押せば3時間にすることができるのでタイマーを取り消して再度タイマー時間を合わせなおさなくてもよい。
【0035】
次に、図3について説明する。図3における状態20から25までは、図2と同じである。図3では状態25からタイマー増加キー15を押す、あるいは状態21からタイマー減少キー16を押すと、タイマー解除表示(「―――」)を表示するようにしている。さらにタイマー解除表示の表示状態(状態26)で所定時間(ここでは10秒間)タイマー増加キー15あるいはタイマー減少キー16が押されない状態が継続すれば、タイマーが取り消されたとして状態20に移行する。このとき、加熱装置2により加熱中であれば、タイマー設定のみを取り消す。これによりタイマー取消のためのキーがなくても、タイマー増加キー15およびタイマー減少キー16のみでタイマーを取り消すことができ、キーを減らすことが可能である。
【0036】
また、図4に示すように、状態25からタイマー増加キー15を押したときや、状態21位置からタイマー減少キー16を押した場合に、状態20に移行するようにしてもよい。この場合、状態20に戻った段階で、タイマー表示時間が消えるので取り消されたことを容易に知らしめることができる。
【0037】
さらに、図3のタイマー解除表示を表示する(状態26)からタイマー増加キー15を押すとタイマー時間1分を表示する(状態21)。同様に、タイマー解除表示を表示する(状態26)からタイマー減少キー16を押すと9時間30分を表示する(状態25)。これにより、タイマー増加キー15とタイマー減少キー16が隣り合ってある場合などで、意図するキーと反対のキーを押してしまったときなど、容易に所望の時間に合わせることができ、使い勝手を向上できる。
【0038】
また、タイマーの増加、減少キーのみ長押しを有効としているので、所望の設定時間に合わせたいときに、何回もキーを押す動作を行わなくても、押し続けることでタイマー時間を設定できる。
【0039】
しかし、仮にタイマー増加キー15が押し続けられると、状態26から21と繰り返され続けしまう。この場合、もし、キーの故障で押し続けられる状態になった場合、キー操作がされ続けており切り忘れ防止の45分が働かない状態となってしまう。そのため長押しにより状態25から26、または状態21から26になった場合には、状態26から一旦長押しが解除されない限り、状態26から21または状態26から25へは移行しないようにする。これにより故障などでキーが長押し状態になってもタイマー時間が回り続けることを防止できる。さらに、キーの長押しが解除されるタイマー解除表示が所定時間(例えば、10秒)継続した場合には、キーの異常と判断して加熱を停止させる。それによりより安全は加熱調理器とすることができる。
【0040】
また、長押しの異常によりタイマー時間の増加が止まった際に、報知装置14にて異常を報知する。このことにより、使用者がタイマー増加キー15あるいはタイマー減少キー16を押し続けてタイマー時間を合わせている際に、なぜ時間増加が停止したかを知らしめることができる。あるいは機器の側から離れている場合にも機器に異常が起きていることを知らしめることができる。
【0041】
なお、本実施の形態では、加熱装置2を誘導加熱としたが、ガスやシーズヒータなどの熱源としてもよい。また、各キーは一般にスイッチ構成をとっているが、静電容量検知式のタッチキーとしても同様の効果が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0042】
以上のように、本発明にかかる加熱調理器は、設定時間の増減を可能とするとともに、長時間のタイマー設定を行いたい場合には、いち早く目的の設定時間に設定でき、タイマーの使い勝手を向上させることができるので、電子レンジ、ジャー炊飯器、ジャーポット、誘導加熱調理器、ガステーブル、ガス調理器具、ホームベーカリー、トースターなどのタイマー機能を有する機器においても適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施の形態における加熱調理器の構成を説明するブロック図
【図2】同加熱調理器のタイマーキーによる表示動作を示す図
【図3】同加熱調理器のタイマーキーによる表示動作を示す図
【図4】同加熱調理器のタイマーキーによる他の表示動作を示す図
【符号の説明】
【0044】
1 商用電源
2 加熱装置
5 制御装置
6 操作部
7 タイマー時間表示装置
15 タイマー増加キー
16 タイマー減少キー
【出願人】 【識別番号】000005821
【氏名又は名称】松下電器産業株式会社
【出願日】 平成18年11月15日(2006.11.15)
【代理人】 【識別番号】100097445
【弁理士】
【氏名又は名称】岩橋 文雄

【識別番号】100109667
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 浩樹

【識別番号】100109151
【弁理士】
【氏名又は名称】永野 大介


【公開番号】 特開2008−122308(P2008−122308A)
【公開日】 平成20年5月29日(2008.5.29)
【出願番号】 特願2006−308776(P2006−308776)