トップ :: G 物理学 :: G03 写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ

【発明の名称】 光再生装置及び光再生方法
【発明者】 【氏名】宇佐美 由久

【要約】 【課題】ホログラフィを利用して情報が記録された光記録媒体、特に透過型ホログラムの再生時における、光源(バックライト)、再生画像の奥側に透けて見える画像等の不要な物体の視認を防止し、再生画像をより鮮明に観察者に視認させることができる光再生装置及び光再生方法の提供。

【構成】本発明の光再生装置は、ホログラフィを利用して情報を記録する記録層を備え、該記録層に情報光及び参照光を照射して干渉像を形成した光記録媒体の前記干渉像に対して、前記参照光と同じ再生光を照射して、該干渉像に対応した記録情報を再生する記録情報再生手段と、前記再生光の光源と前記光記録媒体との間に位置する該再生光の光路上に配置され、かつ該光記録媒体に対して特定角度で入射する前記再生光を遮蔽する再生光遮蔽手段とを有することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホログラフィを利用して情報を記録する記録層を備え、該記録層に情報光及び参照光を照射して干渉像を形成した光記録媒体の前記干渉像に対して、前記参照光と同じ再生光を照射して、該干渉像に対応した記録情報を再生する記録情報再生手段と、前記再生光の光源と前記光記録媒体との間に位置する該再生光の光路上に配置され、かつ該光記録媒体に対して特定角度で入射する前記再生光を遮蔽する再生光遮蔽手段とを有することを特徴とする光再生装置。
【請求項2】
光記録媒体が、透過型ホログラムである請求項1に記載の光再生装置。
【請求項3】
再生光遮蔽手段が、並列配置された複数の遮光板からなる請求項1から2のいずれかに記載の光再生装置。
【請求項4】
一の遮光板と該一の遮光板と隣接する他の遮光板との間隔と、前記他の遮光板と該他の遮光板と隣接する遮光板との間隔とが、互いに略同一である請求項3に記載の光再生装置。
【請求項5】
隣接する遮光板同士の配置間隔が、1μm〜100mmである請求項4に記載の光再生装置。
【請求項6】
遮光板の少なくとも1枚が、光記録媒体における厚み方向に対して傾斜配置された請求項3から5のいずれかに記載の光再生装置。
【請求項7】
遮光板の光記録媒体における厚み方向に対する傾斜角が、±20°より大きく、かつ±80°以内である請求項6に記載の光再生装置。
【請求項8】
遮光板の光記録媒体における厚み方向に対する傾斜角が、±20°以内である請求項6に記載の光再生装置。
【請求項9】
遮光板が、再生光を透過可能な透過部を少なくとも一部に有する請求項3から8のいずれかに記載の光再生装置。
【請求項10】
透過部が、遮光板の厚み方向に形成された貫通孔である請求項9に記載の光再生装置。
【請求項11】
透過部の開口径が、1μm〜10mmである請求項9から10のいずれかに記載の光再生装置。
【請求項12】
透過部が、一定間隔で規則的に配列した請求項9から11のいずれかに記載の光再生装置。
【請求項13】
隣接する透過部同士の間隔が、1μm〜100mmである請求項12に記載の光再生装置。
【請求項14】
貫通孔の深さと開口径との比が、2以上である請求項10から13のいずれかに記載の光再生装置。
【請求項15】
再生光遮蔽手段が、ルーバーである請求項1から8のいずれかに記載の光再生装置。
【請求項16】
遮光板の厚みが、1μm〜100mmである請求項3から15のいずれかに記載の光再生装置。
【請求項17】
遮光板の色が、黒色である請求項3から16のいずれかに記載の光再生装置。
【請求項18】
ホログラフィを利用して情報を記録する記録層を備え、該記録層に情報光及び参照光を照射して干渉像を形成した光記録媒体の前記干渉像に対して、前記参照光と同じ再生光を照射して、該干渉像に対応した記録情報を再生する記録情報再生工程と、前記再生光の光源と前記光記録媒体との間に位置する該再生光の光路上にて、該光記録媒体に対して特定角度で入射する前記再生光を遮蔽する再生光遮蔽工程とを含むことを特徴とする光再生方法。
【請求項19】
光記録媒体が、透過型ホログラムである請求項18に記載の光再生方法。
【請求項20】
再生光の遮蔽が、再生光の光源と光記録媒体との間に配置された再生光遮蔽手段により行われる請求項18から19のいずれかに記載の光再生方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ホログラフィを利用して情報が記録された光記録媒体における該情報を再生する光再生装置及び光再生方法に関し、特に透過型ホログラムの再生時における、光源(バックライト)、再生画像の奥側に透けて見える画像等の不要な物体の視認を防止し、再生画像をより鮮明に観察者に視認させることができる光再生装置及び光再生方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ホログラフィを利用して光記録媒体に記録された情報を再生する光再生方法は、前記光記録媒体の記録に用いられた参照光と同じ再生光を、記録時と同じ方向から照射することにより行われる。該光照射により、前記光記録媒体に記録された、光情報としての干渉縞からなる干渉像から回折光が生成され、前記光情報が再生される。このような、光記録媒体への前記情報の記録方法としては、一般に、イメージ情報を持った情報光(物体光)と参照光とを前記光記録媒体の内部で干渉させ、その際に生成される干渉縞を前記光記録媒体に書き込むことによって行われる。
【0003】
前記光再生方法としては、ホログラムの種類により異なり、該ホログラムは、通常、反射型ホログラムと透過型ホログラムとに大別される。
前記反射型ホログラムは、ホログラムを再生する際、ホログラムに対して照射した前記再生光の進行方向とは逆の方向に回折光が出射するホログラムであり、この場合、前記光再生方法は、前記再生光を前記ホログラムに観察者側から照射することにより行われる。
前記透過型ホログラムは、ホログラムを再生する際、透過光により前記回折光が生成されるホログラムであり、この場合、前記光再生方法は、前記再生光を前記ホログラムの背後から照射することにより行われる。
このように、前記反射型ホログラムの場合には、前記再生光を観察者側から照射するため、採光し難く、明るい場所でないと、再生画像が見え難いという問題がある。このため、比較的暗い場所でも、再生画像を容易に視認することができる点で、観察者の反対側から前記ホログラムに前記再生光を照射することにより再生画像を生成する、透過型ホログラムが採用されている。
【0004】
しかし、例えば、図14Aに示すように、透過型ホログラムを水平面に対して垂直方向に配置し、該ホログラムに対して略垂直方向から観察者が回折光を目視する場合、前記ホログラムの奥側から光源(バックライト)を用いて、前記再生光を該ホログラムの厚み方向に対して斜めから照射する。すると、図14Bに示すように、ハート型のホログラム像(再生画像)だけでなく、該ホログラム像の奥側に、再生画像以外の画像として、月型の画像が透き通って見えたり、直射光(再生光)は目に入らないものの、バックライトそのものの形状が視認されるという問題がある。
また、例えば、図15Aに示すように、透過型ホログラムを水平面に対して平行に配置し、該ホログラムに対して斜め方向から観察者が回折光を目視する場合、前記ホログラムの奥側から光源(バックライト)を用いて、前記再生光を該ホログラムに対して垂直方向から照射する。すると、前述の透過型ホログラムを水平面に対して垂直方向に配置した場合と同様に、図15Bに示すように、ハート型のホログラム像(再生画像)以外にも、不要な物体が視認される。
【0005】
所望の再生画像以外の物体の視認を防止する方法としては、例えば、透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置において、透過型ホログラムスクリーンと、表示器との間に、透過型ホログラムスクリーン上に結像した像は目視者側から見えるが、前記表示器は見えないようにする光制御部材を設けた表示装置が提案されている(特許文献1参照)。
しかし、該特許文献1に記載の表示装置は、表示器における表示パネルの表示画像を、ホログラムスクリーン上に結像させ回折させて目視者に視認させる際に、前記表示器の視認を防止することを目的とし、あくまでもホログラムスクリーンを用いた画像の表示への適用を対象としている。即ち、表示器を必要とすることなく、またホログラムスクリーンに画像を結像させない、透過型ホログラムの再生への適用については、何ら開示されていない。
また、仮に前記特許文献1に記載の表示装置と同様に、前記光制御部材を配置して透過型ホログラムに記録された光情報を再生した場合、前記光源(バックライト)そのものの形状の視認が防止される可能性はあるが、観察者の視認位置によっては、必ずしも所望の再生画像の奥側に透けて見える画像(不要な画像)の視認を防止することができるとは限らない。
【0006】
したがって、前記透過型ホログラムの配置態様及び観察者の目視方向によって、適宜設計変更可能であり、角度依存性が小さく、不要な物体の視認を防止し、所望の再生画像のみをより鮮明に観察者に視認させることができる光再生装置及び光再生方法に関する技術の更なる開発が望まれている。
【0007】
【特許文献1】特開平7−234372号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、従来における前記問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、ホログラフィを利用して情報が記録された光記録媒体、特に透過型ホログラムの再生時における、光源(バックライト)、再生画像の奥側に透けて見える画像等の不要な物体の視認を防止し、再生画像をより鮮明に観察者に視認させることができる光再生装置及び光再生方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> ホログラフィを利用して情報を記録する記録層を備え、該記録層に情報光及び参照光を照射して干渉像を形成した光記録媒体の前記干渉像に対して、前記参照光と同じ再生光を照射して、該干渉像に対応した記録情報を再生する記録情報再生手段と、前記再生光の光源と前記光記録媒体との間に位置する該再生光の光路上に配置され、かつ該光記録媒体に対して特定角度で入射する前記再生光を遮蔽する再生光遮蔽手段とを有することを特徴とする光再生装置である。
該<1>に記載の光再生装置においては、前記記録情報再生手段が、前記ホログラフィを利用して情報を記録する記録層を備え、該記録層に情報光及び参照光を照射して干渉像を形成した光記録媒体の前記干渉像に対して、前記参照光と同じ再生光を照射して、該干渉像に対応した記録情報を再生する。前記再生光遮蔽手段が、前記再生光の光源と前記光記録媒体との間に位置する該再生光の光路上に配置され、かつ該光記録媒体に対して特定角度で入射する前記再生光を遮蔽する。その結果、光源(バックライト)、再生画像の奥側に透けて見える画像等の不要な物体の視認を防止し、再生画像をより鮮明に観察者に視認させることができる。
<2> 光記録媒体が、透過型ホログラムである前記<1>に記載の光再生装置である。
<3> 再生光遮蔽手段が、並列配置された複数の遮光板からなる前記<1>から<2>のいずれかに記載の光再生装置である。
<4> 遮光板の枚数が、3枚以上である前記<3>に記載の光再生装置である。
<5> 一の遮光板と該一の遮光板と隣接する他の遮光板との間隔と、前記他の遮光板と該他の遮光板と隣接する遮光板との間隔とが、互いに略同一である前記<4>に記載の光再生装置である。
<6> 一の遮光板と該一の遮光板と隣接する他の遮光板との間隔と、前記他の遮光板と該他の遮光板と隣接する遮光板との間隔とが、互いに異なる前記<4>に記載の光再生装置である。
<7> 隣接する遮光板同士の配置間隔が、1μm〜100mmである前記<5>から<6>のいずれかに記載の光再生装置である。
<8> 遮光板の少なくとも1枚が、光記録媒体における厚み方向に対して傾斜配置された前記<3>から<7>のいずれかに記載の光再生装置である。
<9> 遮光板の光記録媒体における厚み方向に対する傾斜角が、±20°より大きく、かつ±80°以内である前記<8>に記載の光再生装置である。
<10> 遮光板の光記録媒体における厚み方向に対する傾斜角が、±20°以内である前記<8>に記載の光再生装置である。
<11> 再生光遮蔽手段が、再生光を透過可能な透過部を少なくとも一部に有する一の遮光板からなり、該透過部が光記録媒体に対向するように、前記遮光板が配置された前記<1>から<2>のいずれかに記載の光再生装置である。
<12> 遮光板が、再生光を透過可能な透過部を少なくとも一部に有する前記<3>から<10>のいずれかに記載の光再生装置である。
<13> 透過部が、透明基材からなる遮光板に形成されたパターンにおける開口部である前記<11>から<12>のいずれかに記載の光再生装置である。
<14> 一の遮光板における開口部の水平断面形状と、該一の遮光板と隣接配置された他の遮光板における開口部の水平断面形状とが異なる前記<13>に記載の光再生装置である。
<15> 透過部が、遮光板の厚み方向に形成された貫通孔である前記<11>から<12>のいずれかに記載の光再生装置である。
<16> 透過部の開口径が、1μm〜10mmである前記<13>から<15>のいずれかに記載の光再生装置である。
<17> 透過部が、一定間隔で規則的に配列した前記<11>から<16>のいずれかに記載の光再生装置である。
<18> 隣接する透過部同士の間隔が、1μm〜100mmである前記<17>に記載の光再生装置である。
<19> 一の遮光板における透過部の中心位置と、該一の遮光板と隣接配置された他の遮光板における透過部の中心位置とが、水平方向において略同一である前記<12>から<18>のいずれかに記載の光再生装置である。
<20> 一の遮光板における透過部の中心位置と、該一の遮光板と隣接配置された他の遮光板における透過部の中心位置とが、水平方向において異なる前記<12>から<18>のいずれかに記載の光再生装置である。
<21> 貫通孔の深さと開口径との比が、2以上である前記<15>から<20>のいずれかに記載の光再生装置である。
<22> 再生光遮蔽手段が、ルーバーである前記<1>から<10>のいずれかに記載の光再生装置である。
<23> 遮光板の厚みが、1μm〜100mmである前記<3>から<22>のいずれかに記載の光再生装置である。
<24> 遮光板の表面粗さが、0.01〜10μmである前記<3>から<23>のいずれかに記載の光再生装置である。
<25> 遮光板の色が、黒色である前記<3>から<24>のいずれかに記載の光再生装置である。
<26> 遮光板の光反射率が、0.01〜10%である前記<3>から<25>のいずれかに記載の光再生装置である。
【0010】
<27> ホログラフィを利用して情報を記録する記録層を備え、該記録層に情報光及び参照光を照射して干渉像を形成した光記録媒体の前記干渉像に対して、前記参照光と同じ再生光を照射して、該干渉像に対応した記録情報を再生する記録情報再生工程と、前記再生光の光源と前記光記録媒体との間に位置する該再生光の光路上にて、該光記録媒体に対して特定角度で入射する前記再生光を遮蔽する再生光遮蔽工程とを含むことを特徴とする光再生方法である。
該<27>に記載の光再生方法では、前記記録情報再生工程において、前記ホログラフィを利用して情報を記録する記録層を備え、該記録層に情報光及び参照光を照射して干渉像を形成した光記録媒体の前記干渉像に対して、前記参照光と同じ再生光が照射されて、該干渉像に対応した記録情報が再生される。前記再生光遮蔽工程において、前記再生光の光源と前記光記録媒体との間に位置する該再生光の光路上にて、該光記録媒体に対して特定角度で入射する前記再生光が遮蔽される。その結果、光源(バックライト)、再生画像の奥側に透けて見える画像等の不要な物体の視認が防止され、再生画像がより鮮明に観察者に視認される。
<28> 光記録媒体が、透過型ホログラムである前記<27>に記載の光再生方法である。
<29> 再生光の遮蔽が、該再生光の光源と光記録媒体との間に位置する該再生光の光路上に配置された再生光遮蔽手段により行われる前記<27>から<28>のいずれかに記載の光再生方法である。
<30> 再生光遮蔽手段が、並列配置された複数の遮光板からなる前記<29>に記載の光再生方法である。
<31> 遮光板の枚数が、3枚以上である前記<30>に記載の光再生方法である。
<32> 一の遮光板と該一の遮光板と隣接する他の遮光板との間隔と、前記他の遮光板と該他の遮光板と隣接する遮光板との間隔とが、互いに略同一である前記<31>に記載の光再生方法である。
<33> 一の遮光板と該一の遮光板と隣接する他の遮光板との間隔と、前記他の遮光板と該他の遮光板と隣接する遮光板との間隔とが、互いに異なる前記<31>に記載の光再生方法である。
<34> 隣接する遮光板同士の配置間隔が、1μm〜100mmである前記<31>から<33>のいずれかに記載の光再生方法である。
<35> 遮光板の少なくとも1枚が、光記録媒体における厚み方向に対して傾斜配置された前記<31>から<34>のいずれかに記載の光再生方法である。
<36> 遮光板の光記録媒体における厚み方向に対する傾斜角が、±20°より大きく、かつ±80°以内である前記<35>に記載の光再生方法である。
<37> 遮光板の光記録媒体における厚み方向に対する傾斜角が、±20°以内である前記<35>に記載の光再生方法である。
<38> 再生光遮蔽手段が、再生光を透過可能な透過部を少なくとも一部に有する一の遮光板からなり、該透過部が光記録媒体に対向するように、前記遮光板が配置された前記<29>に記載の光再生方法である。
<39> 遮光板が、再生光を透過可能な透過部を少なくとも一部に有する前記<30>から<37>のいずれかに記載の光再生方法である。
<40> 透過部が、透明基材からなる遮光板に形成されたパターンにおける開口部である前記<38>から<39>のいずれかに記載の光再生方法である。
<41> 一の遮光板における開口部の水平断面形状と、該一の遮光板と隣接配置された他の遮光板における開口部の水平断面形状とが異なる前記<40>に記載の光再生方法である。
<42> 透過部が、遮光板の厚み方向に形成された貫通孔である前記<38>から<39>のいずれかに記載の光再生方法である。
<43> 透過部の開口径が、1μm〜10mmである前記<40>から<42>のいずれかに記載の光再生方法である。
<44> 透過部が、一定間隔で規則的に配列した前記<38>から<43>のいずれかに記載の光再生方法である。
<45> 隣接する透過部同士の間隔が、1μm〜100mmである前記<44>に記載の光再生方法である。
<46> 一の遮光板における透過部の中心位置と、該一の遮光板と隣接配置された他の遮光板における透過部の中心位置とが、水平方向において略同一である前記<39>から<45>のいずれかに記載の光再生方法である。
<47> 一の遮光板における透過部の中心位置と、該一の遮光板と隣接配置された他の遮光板における透過部の中心位置とが、水平方向において異なる前記<39>から<45>のいずれかに記載の光再生方法である。
<48> 貫通孔の深さと開口径との比が、2以上である前記<42>から<47>のいずれかに記載の光再生方法である。
<49> 再生光遮蔽手段が、ルーバーである前記<29>から<37>のいずれかに記載の光再生方法である。
<50> 遮光板の厚みが、1μm〜100mmである前記<30>から<49>のいずれかに記載の光再生方法である。
<51> 遮光板の表面粗さが、0.01〜10μmである前記<30>から<50>のいずれかに記載の光再生方法である。
<52> 遮光板の色が、黒色である前記<30>から<51>のいずれかに記載の光再生方法である。
<53> 遮光板の光反射率が、0.01〜10%である前記<30>から<52>のいずれかに記載の光再生方法である。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、従来における前記諸問題を解決でき、ホログラフィを利用して情報が記録された光記録媒体、特に透過型ホログラムの再生時における、光源(バックライト)、再生画像の奥側に透けて見える画像等の不要な物体の視認を防止し、再生画像をより鮮明に観察者に視認させることができる光再生装置及び光再生方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
(光再生装置及び光再生方法)
本発明の光再生装置は、記録情報再生手段と、再生光遮蔽手段とを少なくとも有し、更に必要に応じて適宜選択した、その他の部材を有してなる。
本発明の光再生方法は、記録情報再生工程と、再生光遮蔽工程とを少なくとも含み、更に必要に応じて適宜選択した、その他の工程を含む。
前記記録情報再生工程は、前記記録情報再生手段により好適に行うことができ、前記再生光遮蔽工程は、前記再生光遮蔽手段により好適に行うことができる。このため、本発明の光再生方法は、本発明の前記光再生装置により好適に実施することができ、本発明の前記光再生装置を実施すると本発明の光再生方法を実施することとなる。
以下、本発明の光再生装置について詳細に説明すると共に、その説明を通じて本発明の前記光再生方法の内容をも明らかにする。
【0013】
<記録情報再生手段及び記録情報再生工程>
前記記録情報再生手段は、ホログラフィを利用して情報を記録する記録層を備え、該記録層に情報光及び参照光を照射して干渉像を形成した光記録媒体の前記干渉像に対して、前記参照光と同じ再生光を照射して、該干渉像に対応した記録情報を再生する機能を有し、前記再生光を出射する光源を少なくとも有してなる。
前記記録情報再生工程は、ホログラフィを利用して情報を記録する記録層を備え、該記録層に情報光及び参照光を照射して干渉像を形成した光記録媒体の前記干渉像に対して、前記参照光と同じ再生光を照射して、該干渉像に対応した記録情報を再生する工程である。
前記記録情報再生工程は、前記記録情報再生手段により好適に行うことができる。
【0014】
−情報光及び参照光−
前記情報光及び前記参照光としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、これらの光源としては、レーザ、LEDなどが好適に挙げられ、明るいキセノンランプ、メタルハライドランプ等の白色光源も好適に使用することができる。
前記レーザから出射されるレーザ光としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、波長が、360〜850nmから選択される1種以上の波長からなるレーザ光などが挙げられる。前記波長は、380〜800nmが好ましく、400〜750nmがより好ましく、可視領域の中心が最も見え易い点で、500〜600nmが最も好ましい。
前記波長が、360nm未満であると、光学系の設計が困難になることがあり、850nmを超えると、記録容量が少なくなることがある。
【0015】
前記情報光及び前記参照光の照射方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、同一の光源から出射される一のレーザ光などを分割して、該情報光及び該参照光として照射してもよいし、異なる光源から出射される二つのレーザ光などを照射してもよい。
前記情報光(物体光)と前記参照光とを前記光記録媒体の内部で干渉させ、その際に生成される干渉像(干渉縞)を前記光記録媒体に書き込むことによって前記情報が記録される。
【0016】
−光記録媒体−
前記光記録媒体としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、支持体上に、ホログラフィを利用して情報を記録する記録層を少なくとも有し、更に必要に応じて適宜選択したその他の層を有してなるものが挙げられる。
前記光記録媒体は、2次元などの情報を記録する比較的薄型の平面ホログラムであってもよいし、立体像など多量の情報を記録する体積ホログラムであってもよい。
前記光記録媒体は、反射型であってもよいし、透過型であってもよいが、本発明における不要な物体の視認防止効果が顕著となる点で、透過型であるのが好ましい。
また、ホログラムの記録方式としては、例えば、振幅ホログラム、位相ホログラム、ブレーズドホログラム、複素振幅ホログラムなど、いずれの態様であってもよい。
【0017】
前記記録層は、ホログラフィを利用して情報が記録され得るものであり、所定の波長の電磁波(γ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、電波など)を照射すると、その強度に応じて吸光係数や屈折率などの光学特性が変化する材料により形成される。
前記記録層の材料としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、光熱変換材料、感光性樹脂、バインダーなどが挙げられ、更に必要に応じて適宜選択したその他の成分を含んでいてもよい。
【0018】
前記記録層の厚みとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1〜1,000μmが好ましく、100〜700μmがより好ましい。
前記記録層の厚みが、前記好ましい数値範囲であると、充分なS/N比を得ることができる点で有利である。
【0019】
−再生光−
前記再生光は、前記参照光と同一の光であり、前記参照光の詳細については、上述した通りである。
前記再生光としては、公知の光源から照射される光を好適に使用することができる。
前記再生光を出射する光源としては、前記干渉像の形成に使用した前記参照光の波長域を含む波長の光を照射可能な光源であるのが好ましく、例えば、レーザ、LEDなどが好適に挙げられる。また、明度の高いキセノンランプ、メタルハライドランプ等の白色光源を用いることもできる。
【0020】
前記再生光の照射方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記参照光の照射と同様な方法により行うのが好ましい。例えば、平行光により前記参照光を照射した場合には、平行光の前記再生光を照射するのが好ましく、点光源を用いて前記参照光を照射した場合には、点光源を用いて前記再生光を照射するのが好ましい。
前記再生光を前記干渉像に照射することにより、該干渉像に対応した記録情報として、前記記録層内部に形成された光学特性分布に対応した強度分布を有する回折光が生成され、該干渉像に基づいて記録情報を再生することができる。
【0021】
<再生光遮蔽手段及び再生光遮蔽工程>
前記再生光遮蔽手段は、前記再生光の光源と前記光記録媒体との間に位置する該再生光の光路上に配置される。また、該光記録媒体に対して特定角度で入射する前記再生光を遮蔽する機能を有する。
前記再生光遮蔽工程は、前記再生光の光源と前記光記録媒体との間に位置する該再生光の光路上にて、該光記録媒体に対して特定角度で入射する前記再生光を遮蔽する工程である。
また、前記再生光遮蔽工程における前記再生光の遮蔽は、前記再生光遮蔽手段により好適に行うことができる。
【0022】
前記再生光遮蔽手段としては、前記光記録媒体に対して特定角度で入射する前記再生光を遮蔽することができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、(1)並列配置された複数の遮光板からなるもの、(2)更に、該(1)における遮光板が、前記再生光を透過可能な透過部を少なくとも一部に有しているもの、(3)再生光を透過可能な透過部を少なくとも一部に有する一の遮光板からなり、該透過部が前記光記録媒体に対向するように、前記遮光板が配置されたもの、などが好適に挙げられる。
【0023】
−遮光板−
前記遮光板としては、その形状、構造、大きさ、厚み、材料(材質)、表面性状、色彩などについては特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記形状としては、板状が好ましい。前記構造としては、単層構造であってもよいし、積層構造であってもよい。
【0024】
前記厚みとしては、特に制限はなく、前記遮光板の大きさに応じて適宜選択することができるが、前記遮光板に後述する貫通孔を形成する場合、前記遮光板が大きいと、自重により歪み、一の遮光板における前記貫通孔と、該一の遮光板に隣接する他の遮光板における前記貫通孔との位置関係がずれてしまい、前記再生光の遮蔽機能を充分に発揮することができないため、厚くするのが好ましい。一方、前記遮光板の厚みが厚過ぎると、前記遮光板の重量が増加し、取扱性が低下するほか、歪みの発生の原因となることがあるため、前記遮光板の大きさに応じて適度な厚みに設けるのが好ましい。
なお、前記厚みは、前記透過部が後述する貫通孔である場合には、前記遮光板そのものの厚みを意味し、前記透過部が後述する透明基材からなる遮光板に形成されたパターンにおける開口部である場合には、前記透明基材の厚みを意味する。
【0025】
前記厚みは、具体的には、例えば、前記遮光板の主面の形状が正方形であり、かつ該主面における対角線が100mmの場合、1μm〜10mmが好ましい。この場合、前記厚みの下限値としては、10μmがより好ましく、100μmが更に好ましく、上限値としては、5mmがより好ましく、2mmが更に好ましい。また、前記対角線が1,000mmの場合、10μm〜100mmが好ましい。この場合、前記厚みの下限値としては、100μmがより好ましく、1mmが更に好ましく、上限値としては、50mmがより好ましく、20mmが更に好ましい。
なお、前記遮光板の大きさが異なる場合には、これらに比例する数値範囲内で厚みを設定するのが好ましい。
また、前記遮光板の主面の形状が正方形以外の場合、例えば、長方形である場合には、対角線そのものを、菱形である場合には、長い対角線と短い対角線との平均を、対角線を規定することができない形状の場合には、同じ面積を有する円を仮定したときの直径を、それぞれ基準として、厚みを設定することができる。
【0026】
前記材料(材質)としては、形状を維持することができるものであれば特に制限はなく、適宜選択することができ、例えば、アルミニウム、銅、ステンレス、鉄等の金属、ガラス、陶器、木材、紙、プラスチックなどが挙げられる。
また、前記遮光板が、後述する透明基材からなる場合には、透明プラスチック、ガラスなどが好適に挙げられる。なお、光の表面反射を防止し、透過性を向上させるため、前記透明基材表面に対して反射防止処理を行うのが好ましい。
ここで、前記プラスチックの材料としては、例えば、ポリカーボネート、PET、TAC、PMMA、塩化ビニルなどが好適に挙げられる。
【0027】
前記表面性状としては、例えば、表面粗さが、0.01〜10μmであるのが好ましく、0.1〜5μmであるのがより好ましい。
前記表面粗さが、0.01μm未満であると、表面反射が大きくなり、視覚効果的に見難くなることがあるほか、表面が平滑であるため、種々の物質が表面に貼り付き易くなることがあり、10μmを超えると、画像に艶がなくなることがある。
また、例えば、表面における光反射率が、0.01〜10%であるのが好ましく、0.1〜5%であるのがより好ましい。
前記光反射率が、0.01%未満であると、前記遮光板の作製に際し、複雑な反射防止層の形成が必要となりコスト高となるほか、光照射による耐久性が低下することがあり、10%を超えると、表面反射の影響により、視覚効果的に見難くなることがある。
【0028】
前記色彩としては、前記遮光板が前記再生光を吸収し、該再生光を効果的に遮蔽可能な点で、黒色が好ましく、艶消し状の黒色がより好ましい。前記色彩は、前記遮光板そのものの色であってもよいし、前記遮光板に対して塗装、加工などを行うことにより付した色であってもよい。
【0029】
−−透過部−−
前記透過部としては、前記光記録媒体に一定角度で照射される前記再生光のみを透過可能である限り特に制限はなく、その形状、構造、大きさなどについては、適宜選択することができる。
前記形状としては、例えば、その水平断面形状として、四角形、三角形、五角形等の多角形、星型、円形、楕円形、これらの組合せ、などが挙げられ、これらの具体例を、図1に示す。これらの形状は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記形状が円形であると、角度依存のない透過率分布が得られる。また、前記多角形、星型等の角を有する形状であると、該角の存在する方向に対する開口が拡がるため、該方向に対する角度選択性を緩和することができる。更に、前記形状において、水平方向の長さ(x)と垂直方向の長さ(y)とを変化させると、特定の方向に対しては角度選択性が厳しくなり、これとは異なる方向に対しては角度選択性が緩和され、角度選択性の制御を行うことができる。
また、前記透過部の端部には、Rを施したり、面取りを行ってもよい。この場合、角度選択性を緩和することができる。
【0030】
前記透過部は、一定間隔で規則的に配列していてもよいし、ランダムに配置していてもよく、その配置態様としては、例えば、格子状、千鳥状、ランダム状、変則状などが挙げられる。
前記透過部の配置態様の一例としては、例えば、図2に示す態様が好適に挙げられる。
前記透過部が、一定間隔で規則的に配列している場合、隣接する透過部同士の間隔(ピッチ)としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1μm〜100mmが好ましく、10μm〜10mmがより好ましい。
前記隣接する透過部同士の間隔(ピッチ)が、1μm未満であると、前記透過部の大きさが小さ過ぎるため、精度よく作製するのが困難になることがあり、100mmを超えると、非常に大きなホログラム画像が必要となり、該ホログラム画像が大きくなることによる取扱性の低下、及びコスト高を招くことがある。
【0031】
前記透過部の構造としては、前記遮光板の厚み方向に形成された貫通孔であってもよいし、透明基材からなる遮光板に形成されたパターンにおける開口部であってもよい。
前記パターンの形成は、通常のパターニングにより行うことができ、例えば、クロム等によるエッチング、インクジェットによるパターン印画、電子写真装置によるトナーの付着、などが挙げられる。
【0032】
前記透過部の大きさとしては、例えば、開口径が、1μm〜10mmであるのが好ましく、10μm〜1mmであるのがより好ましい。
前記開口径が、1μm未満であると、該開口径の大きさが小さ過ぎるため、精度よく作製するのが困難になることがあり、10mmを超えると、非常に大きなホログラム画像が必要となり、該ホログラム画像が大きくなることによる取扱性の低下、及びコスト高を招くことがある。
【0033】
前記透過部が、前記貫通孔である場合、前記貫通孔の深さと開口径との比(アスペクト比:深さ/開口径)としては、2以上が好ましく、2〜100がより好ましく、4〜20が更に好ましい。
前記アスペクト比が、2未満であると、ルーバー効果(再生光遮蔽効果)殆ど得られないことがある。また、前記アスペクト比が、100を超えると、前記再生光のロスが大きくなり過ぎることがある。
【0034】
前記再生光遮蔽手段の一例である、上記(1)並列配置された複数の遮光板からなるもの、としては、例えば、図3A及び図3Bに示す態様が好適に挙げられる。
図3Aに示す再生光遮蔽手段20においては、複数の遮光板22が、光記録媒体10の主面に対して垂直方向に並列配置されている。そして、光源(バックライト)12から再生光Rが、光記録媒体10に対して照射されると、再生光遮蔽手段20に対して垂直方向から入射する再生光Rのみが、遮光板22同士の間を通過し、斜め方向から入射する再生光Rは、遮光板22により遮蔽される。その結果、再生光Rが、光記録媒体10に対して垂直方向にのみ照射されて回折光Dが生成され、光記録媒体10に対して斜め方向から目視する観察者には、光源12、再生画像の奥側に透けて見える画像等の不要な物体が視認されない。
また、図3Bに示すように、複数の遮光板22は、光記録媒体10における厚み方向に対して傾斜配置されていてもよい。この場合、光源(バックライト)12からの再生光Rが、光記録媒体10に照射されると、再生光遮蔽手段20に対して斜め方向から入射する再生光Rのみが、遮光板22同士の間を通過し、垂直方向から入射する再生光Rは、遮光板22により遮蔽される。その結果、再生光Rが、光記録媒体10における厚み方向に対して斜めからのみ照射されて回折光Dが生成され、光記録媒体10に対して垂直方向から目視する観察者には、光源12、再生画像の奥側に透けて見える画像等の不要な物体が視認されない。
【0035】
ここで、前記光記録媒体を、机、床等に載置することにより、前記再生光を前記光記録媒体に対して垂直方向から照射し、かつ前記光記録媒体に対して斜め方向から観察者が目視する場合(例えば、図3Aに示す態様であり、該光記録媒体を、以下、「Hホログラム」と称することがある。)、前記遮光板の前記光記録媒体における厚み方向に対する傾斜角としては、±20°以内であるのが好ましく、0°(略垂直)であるのがより好ましい。
前記傾斜角が、±20°を超えると、前記光源(バックライト)を視認してしまうことがある。
【0036】
また、前記光記録媒体を、壁に掛けたり、写真立て状のものに設置したりすることにより、前記再生光を前記光記録媒体に対して斜め方向から照射し、かつ前記光記録媒体に対して略垂直方向から観察者が目視する場合(例えば、図3Bに示す態様であり、該光記録媒体を、以下、「Vホログラム」と称することがある。)、前記遮光板の前記光記録媒体における厚み方向に対する傾斜角(図3Bにおけるθ)としては、±20°より大きく、かつ±80°以内であるのが好ましい。
前記傾斜角が、±20°以内であると、前記光記録媒体(画像)を直視した場合、前記光源(バックライト)を視認してしまうことがあり、±80°を超えると、前記光記録媒体における前記支持体の表面反射により、前記光記録媒体に照射する前記再生光の光量が低減することがある。
【0037】
前記(1)の再生光遮蔽手段における、前記遮光板の枚数としては、特に制限はなく、前記光記録媒体の幅に応じて適宜選択することができる。
隣接する前記遮光板同士の配置間隔としては、前記光記録媒体に対して特定角度で入射する前記再生光を遮断しつつ、該特定角度以外から入射する前記再生光を選択的に通過可能である限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、一の遮光板と該一の遮光板と隣接する他の遮光板との間隔と、前記他の遮光板と該他の遮光板と隣接する遮光板との間隔とは、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよいが、特定角度で入射する前記再生光を均一に遮蔽することができる点で、互いに同一であるのが好ましい。
この場合、前記遮光板同士の配置間隔としては、例えば、1μm〜100mmが好ましく、10μm〜10mmがより好ましい。
前記配置間隔が、1μm未満であると、該配置間隔が狭過ぎるため、前記遮光板を精度よく配置するのが困難になることがあり、100μmを超えると、非常に大きなホログラム画像が必要となり、該ホログラム画像が大きくなることによる取扱性の低下、及びコスト高を招くことがある。
【0038】
このような再生光遮蔽手段の具体例としては、例えば、ルーバー、窓用ブラインド等の形状を有するもの、などが好適に挙げられる。なお、窓用ブラインドの形状を有するものの場合、各フィンが充分な硬度を有していれば、通常の窓用ブラインドのように、各フィンの形状を丸くする必要はなく、直線状のフィンを好適に使用することができる。
【0039】
前記再生光遮蔽手段の一例である、上記(2)並列配置された複数の遮光板が、更に前記再生光を透過可能な透過部を少なくとも一部に有しているもの、としては、例えば、図4A及び図4Bに示す態様が好適に挙げられる。なお、図4Aは、前記再生光遮蔽手段の上面図を表し、図4Bは、前記再生光遮蔽手段の断面図を表す。
図4A及び図4Bに示す再生光遮蔽手段30においては、遮光板32には、該遮光板32の厚み方向に複数の前記透過部としての貫通孔34が形成されており、該貫通孔34は、一定間隔で規則的に配列している。そして、2枚の遮光板32が、光記録媒体10の主面に対して平行に並列配置され、一の遮光板32Aにおける貫通孔34Aの中心位置と、該一の遮光板32Aと隣接配置された他の遮光板32Bにおける貫通孔34Bの中心位置とが、水平方向において略同一となるように配設されている。この場合、部分的に前記再生光を通過させ、部分的に前記再生光を遮蔽することができる。そして、図4Bに示すように、一の遮光板32Aに対して真っ直ぐ進行する再生光R1は、貫通孔34A及び34Bを通過して、光記録媒体10に照射される。一方、一の遮光板32Aに対して斜め方向から入射する再生光R2は、貫通孔34Aを通過した後、他の遮光板32Bにおける貫通孔34B以外の部位により遮蔽される。なお、再生光R3のように、入射角が大き過ぎると、他の遮光板32Bにおける貫通孔34Bと隣接する貫通孔34Bを通過してしまう場合がある。
【0040】
そこで、前記再生光が前記透過部(前記貫通孔)を透過(通過)する条件を、図5を用いて説明する。図5に示すように、一の遮光板32Aにおける、貫通孔34AのピッチをP1、貫通孔34Aの開口径をW1、一の遮光板32Aの厚みをt1とし、一の遮光板32Aに隣接して配置された他の遮光板32Bにおける、貫通孔34BのピッチをP2、貫通孔34Bの開口径をW2、他の遮光板32Bの厚みをt2とする。そして、再生光Rの入射面における貫通孔34Aの中心から通過する再生光Rの角度をθとすると、下記式(1)〜(3)により、それぞれ再生光Rの透過状態を規定することができる。
tanθ≦(W2/2)/(t1+D+t2)・・・式(1)
(W2/2)/(t1+D+t2)<tanθ<(P2−W2/2)/(t1+D)・・・式(2)
(P2−W2/2)/(t1+D)≦tanθ≦(P2+W2/2)/(t1+D+t2)・・・式(3)
ただし、前記式(3)において、tanθ≦(W1/2)/t1、(P2+W2/2)/(t1+D+t2)≧(P2−W2/2)/(t1+D)である。
【0041】
前記再生光の入射角θが、前記式(1)を充たす場合、一の遮光板32Aにおける貫通孔34Aに対して略垂直に入射した再生光Rが、他の遮光板32Bにおける貫通孔34Bを垂直方向に通過する。
再生光Rの入射角θが、前記式(2)を充たす場合、一の遮光板32Aにおける貫通孔34Aに対して斜め方向から入射した再生光Rが、他の遮光板32Bにおける貫通孔34B以外の部位により遮蔽される。
再生光Rの入射角θが、前記式(3)を充たす場合、一の遮光板32Aにおける貫通孔34Aに対して略垂直方向に入射した再生光Rは、他の遮光板32Bにおける貫通孔34Bを垂直方向に通過し、一の遮光板32Aにおける貫通孔34Aに対して斜め方向から入射した再生光Rは、他の遮光板32Bにおける貫通孔34Bを斜め方向に通過する。即ち、前記入射角θが、前記式(3)の条件を充たす場合、本来通過させたい垂直光だけでなく、斜め方向から入射する光をも通過させてしまう。前記光記録媒体(ホログラム)を目視する範囲が限られている場合には、このような垂直方向から離れた一部の前記再生光が通過しても構わないが、前記ホログラムを目視する方向の傾斜角が大きい場合には、前記式(3)を充たさないように設計するのが好ましい。即ち、前記式(3)において、前記入射角θが、
tanθ>(W1/2)/t1、
及び(P2+W2/2)/(t1+D+t2)<(P2−W2/2)/(t1+D)、の少なくともいずれかを充たすように設計するのが好ましい。
【0042】
また、前記遮光板の枚数としては、複数である限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記透過部に対して入射角の大きい前記再生光を効果的に遮蔽することができる点で、3枚以上であるのが好ましい。
【0043】
また、隣接する前記遮光板同士の配置間隔としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、一の遮光板と該一の遮光板と隣接する他の遮光板との間隔と、前記他の遮光板と該他の遮光板と隣接する遮光板との間隔とは、互いに同一であってもよいし、異なっていてもよいが、入射角の大きな前記再生光を確実に遮蔽することができる点で、互いに異なっているのが好ましい。
即ち、例えば、図6に示すように、前記透過部としての貫通孔を有する遮光板を3枚、隣接する遮光板同士の配置間隔が異なるように並列配置させる。ここで、第1の遮光板32Aと第2の遮光板32Bとの間隔D12は、第2の遮光板32Bと第3の遮光板32Cとの間隔D23よりも大きくなるように配置されている。
この場合、第1の遮光板32Aにおける貫通孔34Aに対して垂直に入射した再生光R1は、第2の遮光板32B及び第3の遮光板32Cにおける貫通孔34B及び34Cを垂直に通過する。また、第1の遮光板32Aにおける貫通孔34Aに対して斜め方向から入射した再生光R2は、第2の遮光板32Bにおける貫通孔34B以外の部位により遮蔽される。更に、第1の遮光板32Aにおける貫通孔34Aに対して、再生光R2よりも大きな角度で入射した再生光R3は、第2の遮光板32Bにおける貫通孔34Bに対して斜め方向から入射し、該貫通孔34Bを通過するものの、第3の遮光板32Cにおける貫通孔34C以外の部位により遮蔽される。その結果、前記光記録媒体(ホログラム)に対して垂直方向に入射する再生光R1のみを通過させ、斜め方向から入射する再生光R2及びR3を効果的に遮蔽することができる。
【0044】
また、図7に示すように、一の遮光板32Aにおける、隣接する透過部(貫通孔)同士の距離(貫通孔34AのピッチP1)と、他の遮光板32Bにおける、隣接する透過部(貫通孔)同士の距離(貫通孔34BのピッチP2)とは、互いに異なっていてもよい。この場合、一の遮光板32Aにおける貫通孔34Aの中心位置と、該一の遮光板32Aと隣接配置された他の遮光板32Bにおける貫通孔34Bの中心位置とが、水平方向において異なり、他の遮光板32Bにおける貫通孔34Bを通過した再生光Rを1点に集中させることができる。
【0045】
上述した態様は、主に、前記Hホログラムに対して観察者が斜め方向から目視する場合であり、垂直方向から入射する前記再生光を対象として、該再生光を前記透過部から透過させることを目的としたが、前記Vホログラムに対して観察者が垂直方向から目視する場合には、斜め方向から入射する前記再生光のみを対象として、該再生光を前記透過部から透過させることを目的とし、例えば、以下に示す態様が好適に挙げられる。
【0046】
例えば、図8に示すように、前記遮光板の少なくとも1枚は、光記録媒体における厚み方向に対して傾斜配置されていてもよい。2枚の前記遮光板を配置する場合、前記光源側に、前記一の遮光板を前記光記録媒体に対して平行となるように配置し、前記光記録媒体側に、前記他の遮光板を前記光記録媒体における厚み方向に対して傾斜配置させると、前記再生光が前記透過部(前記貫通孔)を透過する角度範囲を、垂直方向に対して対称な範囲からずらすことができる。即ち、一の遮光板32Aにおける貫通孔34Aを通過し、他の遮光板32Bにおける貫通孔34Bに入射する前記再生光においては、垂直方向から入射した再生光R1に対して、一方の側(図8では左側)に進行する再生光R2は、貫通孔34Bを通過し易いが、再生光R1に対して、他方の側(図8では右側)に進行する再生光R3は、貫通孔34Bを通過し難くなる。このため、前記遮光板の傾斜角を適宜選択することにより、前記再生光の遮蔽を効果的に行うことができる。
【0047】
また、前記一の遮光板における透過部の中心位置と、該一の遮光板と隣接配置された他の遮光板における透過部の中心位置とは、水平方向において異なっていてもよい。例えば、図9に示すように、一の遮光板32Aと、他の遮光板32Bとを、それぞれにおける透過部(貫通孔)34A及び34Bの中心位置同士がずれるように配置すると、再生光Rが貫通孔34A及び34Bを通過する角度範囲を、垂直方向に対して対称な範囲からずらすことができる。その結果、垂直方向から入射した再生光R1を、他の遮光板32Bにおける貫通孔34B以外の部位により遮蔽し、比較的大きな角度で入射した再生光R2を、一の遮光板32Aにおける貫通孔34A以外の部位により遮蔽し、斜め方向から特定角度(再生光R2の入射角度よりも小さい角度)で入射した再生光R3のみを、他の遮光板32Bにおける貫通孔34Bを通過させることができる。
【0048】
更に、前記一の遮光板における透過部の水平断面形状と、該一の遮光板と隣接配置された他の遮光板における透過部の水平断面形状とを異ならせることにより、斜め方向から前記透過部に入射する再生光のみを透過させることができる。例えば、図10に示すように、前記透明基材からなる一の遮光板32Aに、円形のパターンを形成することにより透過部35Aを形成し、前記透明基材からなる他の遮光板32Bに、ドーナツ型の二重円のパターンを形成することにより透過部35Bを形成し、これらの遮光板32A及び32Bを、前記光記録媒体(ホログラム)の主面に対して平行となるように並列配置させる。すると、前記再生光のうち、直進光は、一の遮光板32Aにおける透過部35Aを透過した後、他の遮光板32Bにおけるドーナツ型の透過部35Aの内側に位置する遮蔽部Sにより遮蔽される。一方、前記再生光のうち、斜め方向から入射した光は、他の遮光板32Bにおけるドーナツ型の透過部35Bから透過する。このため、斜め方向から入射した前記再生光のみの透過を実現することができる。なお、透過する再生光R2の軌跡は、円錐面となる。
【0049】
同様に、前記二重パターンからなる透過部(前記パターンにおける開口部に相当)は、一の遮光板を用いて形成してもよい。例えば、図11に示すように、前記透明基材からなる1枚の遮光板36の一方の主面(裏面)に、円形のパターンを形成することにより透過部36Aを形成し、遮光板36の他方の主面(表面)に、ドーナツ型の二重円のパターンを形成することにより透過部36Bを形成する。そして、遮光板36における透過部36Bが形成された面(表面)を、前記光記録媒体に対向配置する。この場合、遮光板36における透過部36Bの内部に位置する遮蔽部Sにより、前記再生光のうち、直進光R1が遮蔽され、一定角度で斜め方向から入射する再生光R2のみを透過させることができる。なお、透過する再生光R2の軌跡は、円錐面となる。また、図11に示す態様は、上記(3)に記載の前記再生光遮蔽手段に相当する。
【0050】
更に、前記再生光遮蔽手段の一例である、上記(3)再生光を透過可能な透過部を少なくとも一部に有する一の遮光板からなり、該透過部が前記光記録媒体に対向するように、前記遮光板が配置されたもの、としては、例えば、図12Aに示す斜視図及び図12Bに示す断面図に表す態様が好適に挙げられる。
図12A及び図12Bに示す再生光遮蔽手段40においては、遮光板42の厚み方向に、前記透過部としての貫通孔42Aが多数形成された1枚の遮光板42が、該貫通孔42Aが前記光記録媒体10の主面に対向するように配置されている。この場合、前記透過部(貫通孔)に対して垂直方向から入射した前記再生光のみを透過し、貫通孔に対して斜め方向から入射する再生光を遮蔽することができ、前記Hホログラムに好適に使用することができる。
なお、遮光板42の厚みは、前記(1)の態様における遮光板32に比して、大きく設定するのが好ましい。
【0051】
本発明の光再生装置及び光再生方法によれば、透過型ホログラムの再生時における、光源(バックライト)、再生画像の奥側に透けて見える画像等の不要な物体の視認を防止し、再生画像をより鮮明に視認することができる。このため、ホログラムを用いた各種表示装置、街頭広告、店頭広告などのおける3D画像の再生に好適に使用することができる。
【実施例】
【0052】
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるものではない。
【0053】
(実施例1)
<光記録媒体への情報の記録>
前記光記録媒体としてのホログラム用銀塩フィルムに対して、情報光及び参照光を照射し、光記録媒体における記録層に情報を干渉像として書込みした。なお、参照光の照射は、光記録媒体に対して入射角45°で行った。
【0054】
<記録情報の再生>
図3Bに示すように、机上に、前記書込みがなされた光記録媒体(透過型ホログラム)10を垂直に載置した。次いで、光源(バックライト)12と透過型ホログラム10との間に位置する再生光Rの光路上に、前記再生光遮蔽手段としてのルーバー20を配置した。
ここで、ルーバー20は、黒色の紙を材料として用い、厚みが10mmとなるように作製した、複数の前記遮光板としてのフィンを、配置間隔10mmで、透過型ホログラム10の厚み方向に対して傾斜角θ=45°で傾斜させて並列配置させて形成した。
次いで、前記記録情報再生手段における前記再生光を出射する光源としてのバックライト12として、キセノンランプを用い、透過型ホログラム10に、参照光と同じ再生光Rを、参照光と同じ方向、即ち、透過型ホログラム10に対して入射角45°で照射し、記録されている干渉像から回折光(再生画像)Dを生成した。そして、透過型ホログラム10に対して水平方向から目視した。その結果、バックライト及び再生画像の奥側の景色は視認されず、再生画像のみを鮮明に見ることができた。
【0055】
(比較例1)
実施例1において、ルーバーを設けなかった以外は、実施例1と同様にして、透過型ホログラムに記録された情報の再生を行い、再生画像を目視した。
その結果、図14Bに示すように、再生画像(ハート型のホログラム像)の奥側に背景(月型の画像)が視認され、また、バックライトの形状が明るく見え、再生画像を鮮明に見ることができなかった。
【0056】
(実施例2)
前記光記録媒体としてのホログラム用銀塩フィルムに対して、情報光及び参照光を照射し、光記録媒体における記録層に情報を干渉像として書込みした。なお、参照光の照射は、光記録媒体に対して垂直方向から行った。
【0057】
<記録情報の再生>
図3Aに示すように、前記書込みがなされた光記録媒体(透過型ホログラム)10を水平に配置した。次いで、光源(バックライト)12と透過型ホログラム10との間に位置する再生光Rの光路上に、前記再生光遮蔽手段としてのルーバー20を配置した。
ここで、ルーバー20は、黒色の紙を材料として用い、厚みが10mmとなるように作製した、複数の前記遮光板としてのフィン22を、配置間隔10mmで、透過型ホログラム10に対して垂直となるように並列配置させて形成した。
次いで、前記記録情報再生手段における前記再生光を出射する光源としてのバックライト12として、キセノンランプを用い、透過型ホログラム10に、参照光と同じ再生光Rを、参照光と同じ方向、即ち、透過型ホログラム10に対して垂直方向から照射し、記録されている干渉像から回折光(再生画像)Dを生成した。そして、透過型ホログラム10の厚み方向に対して斜め45°から目視した。その結果、バックライト及び再生画像の奥側の景色は視認されず、再生画像のみを鮮明に見ることができた。
【0058】
(比較例2)
実施例2において、ルーバーを設けなかった以外は、実施例2と同様にして、透過型ホログラムに記録された情報の再生を行い、再生画像を目視した。
その結果、図15Bに示すように、再生画像(ハート型のホログラム像)の奥側に背景(月型の画像)が視認され、また、バックライトの形状が明るく見え、再生画像を鮮明に見ることができなかった。
【0059】
(実施例3)
実施例2において、前記再生光遮蔽手段としてのルーバーを、図13に示す再生光遮蔽手段に変えた以外は、実施例2と同様にして、透過型ホログラムに記録された情報の再生を行い、再生画像を目視する。
【0060】
実施例3における再生光遮蔽手段50は、図13に示すように、並列配置された2枚の遮光板52からなり、該遮光板52の厚み方向には、それぞれ前記透過部としての貫通孔54が、一定間隔で規則的に配列するように形成されている。また、一の遮光板52Aにおける貫通孔54Aの中心位置と、該一の遮光板52Aと隣接配置された他の遮光板52Bにおける貫通孔54Bの中心位置とが、水平方向において略同一となるように配設されている。
【0061】
また、一の遮光板52A及び他の遮光板52Bの厚みは、共に10mmであり、これらの遮光板の配置間隔は10mmである。一の遮光板52A及び他の遮光板52Bにおける貫通孔54A及び54Bの開口径は、1mmであり、貫通孔の深さと開口径との比(アスペクト比)は、10であり、貫通孔同士の間隔(ピッチ)は、2mmである。
【0062】
そして、バックライト12としてキセノンランプを用い、透過型ホログラム10に、参照光と同じ再生光Rを、参照光と同じ方向、即ち、透過型ホログラム10に対して垂直方向から照射し、記録されている干渉像から回折光(再生画像)Dを生成する。
このとき、図13に示すように、一の遮光板52Aに対して直進する再生光R1は、貫通孔54A及び54Bを通過する。一方、一の遮光板52Aに対して斜め方向から入射する再生光R2は、他の遮光板52Bにおける貫通孔54B以外の部位により遮蔽される。その結果、透過型ホログラム10の厚み方向に対して斜め45°から目視すると、バックライト及び再生画像Dの奥側の景色は視認されず、再生画像Dのみを鮮明に見ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0063】
本発明の光再生装置及び本発明の光再生方法は、透過型ホログラムの再生時における、光源(バックライト)、再生画像の奥側に透けて見える画像等の不要な物体の視認を防止し、再生画像をより鮮明に観察者に視認させることができる。このため、ホログラムを用いた各種表示装置、街頭広告、店頭広告などにおける3D画像の再生に好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0064】
【図1】図1は、再生光遮蔽手段における遮光板に形成される透過部の水平断面形状の一例を示す概略説明図である。
【図2】図2は、再生光遮蔽手段における遮光板に形成される透過部の配置態様の一例を示す概略説明図である。
【図3A】図3Aは、光記録媒体がHホログラムである場合の再生光遮蔽手段の一例を示す概略説明図である。
【図3B】図3Bは、光記録媒体がVホログラムである場合の再生光遮蔽手段の一例を示す概略説明図である。
【図4A】図4Aは、透過部を有する遮光板からなる再生光遮蔽手段の一例を示す上面図である。
【図4B】図4Bは、図4Aに示す再生光遮蔽手段の断面図である。
【図5】図5は、再生光が、遮光板における透過部を透過する条件を示す概略説明図である。
【図6】図6は、透過部を有する遮光板からなる再生光遮蔽手段の一例を示す断面図である。
【図7】図7は、透過部を有する遮光板からなる再生光遮蔽手段の一例を示す断面図である。
【図8】図8は、透過部を有する遮光板からなる再生光遮蔽手段の一例を示す概略説明図である。
【図9】図9は、透過部を有する遮光板からなる再生光遮蔽手段の一例を示す概略説明図である。
【図10】図10は、二重パターンからなる透過部を有する遮光板により形成された再生光遮蔽手段の一例を示す概略説明図である。
【図11】図11は、二重パターンからなる透過部を有する遮光板1枚により形成された再生光遮蔽手段の一例を示す概略説明図である。
【図12A】図12Aは、透過部を有する遮光板1枚からなる再生光遮蔽手段の一例を示す斜視図である。
【図12B】図12Bは、図12Aに示す再生光遮蔽手段の断面図である。
【図13】図13は、貫通孔を有する遮光板からなる再生光遮蔽手段を有する実施例3の光再生装置を示す概略説明図である。
【図14A】図14Aは、従来の透過型ホログラムの再生方法の一例を示す概略説明図である。
【図14B】図14Bは、図14Aに示す再生方法により得られた再生画像(ホログラム像)の一例を示す概略説明図である。
【図15A】図15Aは、従来の透過型ホログラムの再生方法の一例を示す概略説明図である。
【図15B】図15Bは、図15Aに示す再生方法により得られた再生画像(ホログラム像)の一例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
【0065】
10 光記録媒体(透過型ホログラム)
12 光源(バックライト)
20,50 再生光遮蔽手段(ルーバー)
22,52 遮光板
30,40 再生光遮蔽手段
32,36,42 遮光板
34,35,36A,36B,42A 透過部(貫通孔)
R 再生光
D 回折光
S 遮蔽部
【出願人】 【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社
【出願日】 平成18年9月7日(2006.9.7)
【代理人】 【識別番号】100107515
【弁理士】
【氏名又は名称】廣田 浩一

【識別番号】100107733
【弁理士】
【氏名又は名称】流 良広

【識別番号】100115347
【弁理士】
【氏名又は名称】松田 奈緒子


【公開番号】 特開2008−65083(P2008−65083A)
【公開日】 平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願番号】 特願2006−243380(P2006−243380)