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【発明の名称】 カラー画像形成方法およびカラー画像形成装置
【発明者】 【氏名】尾藤 貴広

【氏名】長濱 均

【要約】 【課題】カラー画像を形成する際に、地肌かぶりの発生、トナー像の記録媒体への転写効率の低下などを防止し、色再現性に優れ、高画質のカラー画像を安定的に形成する。

【構成】トナー像形成手段2y,2m,2c,2bと、転写手段3と、定着手段4と、記録媒体供給手段5と、排出手段6とを含むカラー画像形成装置において、トナー像形成手段2y,2m,2c,2bで使用される各色トナーの時定数τを異なる値とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
色の異なるトナー像を形成する複数の画像形成工程と、各画像形成工程で形成される色の異なる複数のトナー像を1つずつ順番に重ね合わせて記録媒体に転写し、色の異なるトナー像の積層体である多色トナー像を記録媒体に担持させる転写工程と、多色トナー像を記録媒体上に定着させる定着工程とを含むカラー画像形成方法において、
画像形成工程毎に、時定数の異なるトナーを用いることを特徴とするカラー画像形成方法。
【請求項2】
転写工程は、
各画像形成工程で形成される色の異なる複数のトナー像を中間転写媒体上で1つずつ順番に重ね合わせて色の異なるトナー像の積層体である多色トナー像を形成する中間転写工程と、
この多色トナー像を記録媒体に転写する2次転写工程とを含むことを特徴とする請求項1記載のカラー画像形成方法。
【請求項3】
画像形成工程は、
感光体表面の感光層を帯電させる帯電ステップと、感光体表面に画像情報に応じた信号光を露光して静電潜像を形成する露光ステップと、トナーを含む現像剤を用いて静電潜像をトナー像に現像する現像ステップとを含むことを特徴とする請求項1または2記載のカラー画像形成方法。
【請求項4】
多色トナー像を構成する複数のトナー像に含まれるトナーの時定数が、下層のトナー像になるほど大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のカラー画像形成方法。
【請求項5】
画像形成工程において、ブラックトナーからなるブラックトナー像と、ブラック以外の色を有する1または2以上のトナーからなる1または2以上のトナー像とが形成され、
ブラックトナーの時定数が、ブラック以外の色を有する1または2以上のトナーの時定数よりも小さいことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のカラー画像形成方法。
【請求項6】
画像形成工程において、
形状係数SF1および形状係数SF2がそれぞれ160以下であるトナーと、その表面の全面または一部にポリオレフィンを含む被覆層を有するキャリアを含有するキャリアとを含む2成分現像剤を用いてトナー像を形成することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のカラー画像形成方法。
【請求項7】
トナーがブラックトナーであることを特徴とする請求項6記載のカラー画像形成方法。
【請求項8】
色の異なるトナー像を形成する複数の画像形成手段と、
各画像形成手段で形成される色の異なるトナー像を1つずつ順番に重ね合わせて記録媒体に転写し、記録媒体に多色トナー像を担持させる転写手段と、
多色トナー像を記録媒体上に定着させる定着手段とを含み、
複数の画像形成手段は、時定数の異なるトナーを用いることを特徴とするカラー画像形成装置。
【請求項9】
転写手段は、
中間転写媒体を含み、各画像形成手段で形成される色の異なる複数のトナー像を中間転写媒体上で1つずつ順番に重ね合わせて転写し、中間転写媒体上に多色トナー像を担持させる中間転写手段と、
中間転写媒体上の多色トナー像を記録媒体に転写する2次転写手段とを含むことを特徴とする請求項8記載のカラー画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、カラー画像形成方法およびカラー画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子写真方式の画像形成方法においては、トナー像を形成する画像形成工程と、トナー像を記録媒体に転写する転写工程と、記録媒体にトナー像を定着させる定着工程とを含む方法が一般的である。画像形成工程では、表面に感光層を有する感光体ドラムを用い、感光体ドラム表面を均一に帯電させ、帯電状態にある感光体ドラム表面に画像情報に応じた信号光を露光して静電潜像を形成し、感光体ドラム表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する。転写工程では、画像形成工程で形成されるトナー像を、中間転写媒体を介してまたは介することなく記録媒体に転写する。定着工程では、たとえば加熱加圧などによって、トナー像を記録媒体に定着させて画像を形成する。そして、カラー画像を形成する場合には、色の異なるトナーを用いてトナー像を形成する複数の画像形成工程を設け、各画像形成工程で形成される色の異なるトナー像を、たとえば中間転写媒体または記録媒体上の所定位置に1つずつ順番に重ね合わせて転写することによって、色の異なるトナー像の積層体である多色トナー像を形成する。多色トナー像は記録媒体に定着されてカラー画像になる。
【0003】
多色トナー像を形成するため、一般的な画像形成装置では、回転駆動可能に設けられる記録媒体搬送媒体または中間転写媒体の回転方向上流側から下流側にかけて、画像形成工程を実行する複数の画像形成ユニットを一列に配置し、各画像形成ユニットの感光体ドラムを記録媒体搬送媒体または中間転写媒体に圧接させ、上流側の画像形成ユニットから順番に感光体ドラム表面のトナー像を記録媒体搬送媒体によって搬送される記録媒体または中間転写媒体上に転写する構成が採られる。このような構成では、各画像形成ユニットにおいて形成されるトナー像が記録媒体または中間転写媒体上に転写されてから記録媒体に定着されるまでの時間は、トナー像によって異なる。トナー像は静電的な引力によって形状保持されるトナー凝集体であるので、中間転写媒体への転写から定着までの時間が多少異なっても、肉眼で確認できるような形状の変化は起こらない。しかしながら、多色トナー像を形成する場合には、転写されたトナー像の上にさらに別のトナー像を積層して転写する構成を採る。したがって、積層して転写する際に発生する物理的な応力によってトナー像から一部のトナーが離散し易く、最初に転写されるトナー像におけるトナーの離散度合が大きくなり、トナー像によってトナーの離散度合に差が生じるのを避けることができない。特に最初に転写されるトナー像においてはその傾向が顕著であり、最後に転写されるトナー像とはトナーの離散の度合に差が生じる。その結果、最終的に形成されるカラー画像において色再現性が不充分になることや、色ずれ、文字太り、画像濃度むら、画像光沢むらなどを生じ、多色トナー像の記録媒体への転写効率を低下させ、カラー画像の画質が不充分になることもある。また、トナー像から離散するトナーは、中間転写媒体、感光体ドラムなどの表面に付着して地肌かぶりなどの画像不良の原因になる。さらに、トナー像の転写から定着までの時間の差によっても、トナー像におけるトナーの離散度合に差が生じる。
【0004】
一方、トナー粒子表面の凹凸の度合を示す形状係数SF−1が100〜150であり、かつパラフィンワックス、ポリオレフィンワックスといったいわゆる天然ワックス、合成ワックスなどの低軟化点物質を含む各色のトナーを用いて、色の異なる複数のトナー像を形成し、これらのトナー像を電圧印加状態にある中間転写媒体に中間転写して中間転写媒体上に多色トナー像を形成し、この多色トナー像を電圧印加状態にある転写手段によって記録媒体に転写するカラー画像形成方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。このカラー画像形成方法においては、たとえば、トナー像の記録媒体への転写効率の向上、中間転写媒体および感光体ドラムへのトナーの融着、フィルミングの発生などを防止するために、トナーの形状を形状係数SF−1の数値範囲として規定し、トナーに特定の低軟化点物質を含有させるとともに、中間転写媒体に電圧を印加する構成を採ることを特徴とする。しかしながら、このカラー画像形成方法を実現するための画像形成装置においても、たとえば、転写媒体上での色ずれ、文字太り、画像濃度むら、画像光沢むらなどが発生する。さらに、トナー離散による機内汚染に係る清掃メンテナンスといった保守管理に関しても、従来機よりも時間を要する。また、特許文献1には、トナーの形状を規定することによって、転写効率を向上させる技術は記載されるけれども、特に中間転写媒体上でのトナー像の形状変化による中間転写媒体のトナーによる汚染を防止する技術については一切示唆がない。
【0005】
また、トナーの各種特性を向上させるために、トナーの時定数τを特定の範囲に規定する技術は、多数提案されている。たとえば、ポリエステル、ポリアルキレン、特定のポリオレフィン分散剤および非酸化ポリエチレンを含む樹脂組成物を結着樹脂とし、時定数τが100〜350msecの範囲にあるトナーが提案されている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2のトナーは保存安定性に優れ、加熱下に置かれてもトナー同士の融着、凝集、変形などを起すことがなく、流動性が良好であるとともに、記録媒体への転写性および定着性に優れ、感光体ドラムへのフィルミングなどを起し難いという特徴を有する。特許文献2の技術において、時定数τを前記範囲に設定するのは、トナーの現像装置内での帯電性を向上させるためであり、中間転写媒体上においてトナー像からトナーが飛散するのを防止するためではない。また、特許文献1および特許文献2には、多色トナー像を形成する際に、色だけでなく時定数τが異なる複数のトナーを使用するという技術思想については一切開示がない。
【0006】
【特許文献1】特許第3066943号明細書
【特許文献2】特開2005−292468号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、多色トナー像ひいてはカラー画像を形成する際に、記録媒体に定着されていないトナー像からトナーが離散することに起因する、感光体ドラム表面のトナーによる汚染(地肌かぶりの発生)、トナー像の記録媒体への転写効率の低下などを防止し、色再現性に優れ、色ずれ、文字太り、画像濃度むら、画像光沢むらなどのない高画質のカラー画像を安定的に形成できるカラー画像形成方法および該方法を実現し得る画像形成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、色の異なるトナー像を形成する複数の画像形成工程と、各画像形成工程で形成される色の異なる複数のトナー像を1つずつ順番に重ね合わせて記録媒体に転写し、色の異なるトナー像の積層体である多色トナー像を記録媒体に担持させる転写工程と、多色トナー像を記録媒体上に定着させる定着工程とを含むカラー画像形成方法において、
画像形成工程毎に、時定数の異なるトナーを用いることを特徴とするカラー画像形成方法である。
【0009】
また本発明のカラー画像形成方法は、
転写工程が、
各画像形成工程で形成される色の異なる複数のトナー像を中間転写媒体上で1つずつ順番に重ね合わせて色の異なるトナー像の積層体である多色トナー像を形成する中間転写工程と、
この多色トナー像を記録媒体に転写する2次転写工程とを含むことを特徴とする。
【0010】
さらに本発明のカラー画像形成方法は、
画像形成工程が、
感光体表面の感光層を帯電させる帯電ステップと、感光体表面に画像情報に応じた信号光を露光して静電潜像を形成する露光ステップと、トナーを含む現像剤を用いて静電潜像をトナー像に現像する現像ステップとを含むことを特徴とする。
【0011】
さらに本発明のカラー画像形成方法は、多色トナー像を構成する複数のトナー像に含まれるトナーの時定数が、下層のトナー像になるほど大きいことを特徴とする。
【0012】
さらに本発明のカラー画像形成方法は、
画像形成工程において、ブラックトナーからなるブラックトナー像と、ブラック以外の色を有する1または2以上のトナーからなる1または2以上のトナー像とが形成され、
ブラックトナーの時定数が、ブラック以外の色を有する1または2以上のトナーの時定数よりも小さいことを特徴とする。
【0013】
さらに本発明のカラー画像形成方法は、
画像形成工程において、
形状係数SF1および形状係数SF2がそれぞれ160以下であるトナーと、その表面の全面または一部にポリオレフィンを含む被覆層を有するキャリアを含有するキャリアとを含む2成分現像剤を用いてトナー像を形成することを特徴とする。
【0014】
さらに本発明のカラー画像形成方法は、トナーがブラックトナーであることを特徴とする。
【0015】
また本発明は、
色の異なるトナー像を形成する複数の画像形成手段と、
各画像形成手段で形成される色の異なるトナー像を1つずつ順番に重ね合わせて記録媒体に転写し、記録媒体に多色トナー像を担持させる転写手段と、
多色トナー像を記録媒体上に定着させる定着手段とを含み、
複数の画像形成手段は、時定数の異なるトナーを用いることを特徴とするカラー画像形成装置である。
【0016】
さらに本発明のカラー画像形成装置は、
転写手段が、
中間転写媒体を含み、各画像形成手段で形成される色の異なる複数のトナー像を中間転写媒体上で1つずつ順番に重ね合わせて転写し、中間転写媒体上に多色トナー像を担持させる中間転写手段と、
中間転写媒体上の多色トナー像を記録媒体に転写する2次転写手段とを含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、色の異なるトナー像を形成する複数の画像形成工程と、各画像形成工程で形成される色の異なる複数のトナー像を1つずつ順番に重ね合わせて記録媒体に転写する転写工程と、多色トナー像を記録媒体上に定着させる定着工程とを含むカラー画像形成方法において、画像形成工程毎に、時定数の異なるトナーを用いることによって、最初に転写されるトナー像と最後に転写されるトナー像とにおけるトナーの離散度合に差が生じることがなく、またトナー像の記録媒体への転写から定着までの時間が異なっていてもトナーの離散度合に差が生じることがないとともに、トナー像からのトナーの離散そのものが減少する。このため、本発明のカラー画像形成方法によれば、記録媒体のトナーによる汚染、感光体表面のトナーによる汚染およびそれにともなう地肌かぶりなどの画像不良の発生、トナー像の記録媒体への転写効率の低下などが防止され、色再現性に優れ、高画質のカラー画像を安定的に形成できる。さらに、色ずれ、文字太り、画像濃度むら、画像光沢むらなどの発生もない。
【0018】
本発明によれば、本発明のカラー画像形成方法において、転写工程が、中間転写媒体上に多色トナー像を転写する中間転写工程と、この多色トナー像を記録媒体に転写する2次転写工程とを含むように構成することによって、感光体表面のトナーによる汚染、地肌かぶりなどの画像不良の発生、トナー像の記録媒体への転写効率の低下などが防止され、色再現性に優れ、高画質のカラー画像を安定的に形成できるとともに、記録媒体のトナーによる汚染が一層減少する。
【0019】
本発明によれば、画像形成工程は、感光体表面を帯電させる帯電ステップと、感光体表面に静電潜像を形成する露光ステップと、感光体表面の静電潜像をトナーにより現像する現像ステップとを含むものであることが好ましい。
【0020】
本発明によれば、複数のトナー像を同じ位置に転写し、トナー像の積層体である多色トナー像を得るに際し、トナー像を構成するトナーの時定数τを、下層のトナー像になるほど大きくすることによって、トナー毎に時定数τを変化させる効果が一層高まり、転写効率の低下、地肌かぶりの発生などが一層防止される。
【0021】
本発明によれば、画像形成工程において、ブラックトナーを含む複数の色の異なるトナーを用いて、複数のトナー像を形成する場合に、ブラックトナーの時定数τを他のトナーの時定数τよりも小さくすることによって、画像形成時におけるプロセス速度を、モノクロ印字を行う一般的な画像形成時におけるプロセス速度の1.5〜2倍程度にしても、感光体表面のトナー汚染による地肌かぶりなどの画像不良の発生、トナー像の記録媒体への転写効率の低下などを起こすことなく、色再現性の良好な高画質画像を安定的に形成できる。
【0022】
本発明によれば、画像形成工程において、形状係数SF1および形状係数SF2がそれぞれ160以下であるトナー(好ましくはブラックトナー)と、その表面の全面または一部にポリオレフィンを含む被覆層を有するキャリアを含有するキャリアとを含む2成分現像剤を用いてトナー像を形成することによって、トナー粒子間におけるファンデルワールス力を低減化し、トナー像の記録媒体への転写効率を一層向上させ得る。
【0023】
本発明によれば、色の異なるトナー像を形成する複数の画像形成手段と、各画像形成手段で形成される色の異なるトナー像を1つずつ順番に重ね合わせて記録媒体に転写し、記録媒体に多色トナー像を担持させる転写手段と、多色トナー像を記録媒体上に定着させる定着手段とを含み、複数の画像形成手段が、時定数の異なるトナーを用いるカラー画像形成装置が提供される。本発明のカラー画像形成装置によれば、地肌かぶりなどの画像不良がなく、色再現性に優れる高画質カラー画像を安定的に形成でき、その際にプロセス速度を通常のモノクロ印字画像形成装置におけるプロセス速度よりも1.5〜2倍高めても、画質の劣化などを起こすことがない。
【0024】
本発明によれば、本発明のカラー画像形成装置において、転写手段を、中間転写媒体上に多色トナー像を形成する中間転写手段と、中間転写媒体上の多色トナー像を記録媒体に転写する2次転写手段とを含むように構成することによって、中間転写媒体および記録媒体上の非画像形成領域へのトナー付着が一層少なくなり、地肌かぶりなどの画像不良が一層発生し難くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
図1は、本発明の実施の第1形態である画像形成装置1の構成を模式的に示す断面図である。画像形成装置1は、複写機能、プリンタ機能およびファクシミリ機能を併せ持つ複合機であり、伝達される画像情報に応じて、記録媒体上にフルカラーまたはモノクロの画像を形成する。すなわち、画像形成装置1においては、コピアモード(複写モード)、プリンタモードおよびFAXモードという3種の印刷モードを有しており、図示しない操作部からの操作入力、パーソナルコンピュータなどの外部ホスト装置、携帯端末装置、情報記録記憶媒体などの有線、無線、メモリ装置を用いた外部装置からの印刷ジョブの受信などに応じて、図示しない制御部により、印刷モードが選択される。画像形成装置1は、トナー像形成手段2と、転写手段3と、定着手段4と、記録媒体供給手段5と、排出手段6とを含む。トナー像形成手段2を構成する各部材および中間転写手段3に含まれる一部の部材は、カラー画像情報に含まれるブラック(b)、シアン(c)、マゼンタ(m)およびイエロー(y)の各色の画像情報に対応するために、それぞれ4つずつ設けられる。ここでは、各色に応じて4つずつ設けられる各部材は、各色を表すアルファベットを参照符号の末尾に付して区別し、総称する場合は参照符号のみで表す。
【0026】
トナー像形成手段2は、感光体ドラム11と、帯電手段12と、露光ユニット13と、現像手段14と、クリーニングユニット15とを含む。帯電手段12、現像手段14およびクリーニングユニット15は、感光体ドラム11まわりに、この順序で配置される。帯電手段12は、現像手段14およびクリーニングユニット15よりも鉛直方向下方に配置される。なお、本実施の形態では、クリーニングユニット15を設ける構成を記載するけれども、クリーニングユニットを設けない構成も実施可能である。
【0027】
感光体ドラム11は、図示しない駆動手段により、軸線回りに回転駆動可能に支持され、図示しない、導電性基体と、導電性基体の表面に形成される感光層とを含む。導電性基体は種々の形状を採ることができ、たとえば、円筒状、円柱状、薄膜シート状などが挙げられる。これらの中でも円筒状が好ましい。
【0028】
導電性基体は導電性材料によって形成される。導電性材料としては、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、アルミニウム、銅、真鍮、亜鉛、ニッケル、ステンレス鋼、クロム、モリブデン、バナジウム、インジウム、チタン、金、白金などの金属、これらの2種以上の合金、合成樹脂フィルム、金属フィルム、紙などのフィルム状基体にアルミニウム、アルミニウム合金、酸化錫、金、酸化インジウムなどの1種または2種以上からなる導電性層を形成してなる導電性フィルム、導電性粒子および/または導電性ポリマーを含有する樹脂組成物などが挙げられる。なお、導電性フィルムに用いられるフィルム状基体としては、合成樹脂フィルムが好ましく、ポリエステルフィルムが特に好ましい。また、導電性フィルムにおける導電性層の形成方法としては、蒸着、塗布などが好ましい。
【0029】
感光層は、たとえば、電荷発生物質を含む電荷発生層と、電荷輸送物質を含む電荷輸送層とを積層することにより形成される。その際、導電性基体と電荷発生層または電荷輸送層との間には、下引き層を設けるのが好ましい。下引き層を設けることによって、導電性基体の表面に存在する傷および凹凸を被覆して、感光層表面を平滑化する、繰り返し使用時における感光層の帯電性の劣化を防止する、低温および/または低湿環境下における感光層の帯電特性の向上させるといった利点が得られる。また最表面層に感光体表面保護層を設けた耐久性の大きい三層構造の積層感光体であっても良い。
【0030】
電荷発生層は、光照射により電荷を発生する電荷発生物質を主成分とし、必要に応じて公知の結着剤樹脂、可塑剤、増感剤などを含有する。電荷発生物質としては、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、ペリレンイミド、ペリレン酸無水物などのペリレン系顔料、キナクリドン、アントラキノンなどの多環キノン系顔料、金属および無金属フタロシアニン、ハロゲン化無金属フタロシアニンなどのフタロシアニン系顔料、スクエアリウム色素、アズレニウム色素、チアピリリウム色素、カルバゾール骨格、スチリルスチルベン骨格、トリフェニルアミン骨格、ジベンゾチオフェン骨格、オキサジアゾール骨格、フルオレノン骨格、ビススチルベン骨格、ジスチリルオキサジアゾール骨格またはジスチリルカルバゾール骨格を有するアゾ顔料などが挙げられる。これらの中でも、無金属フタロシアニン顔料、オキソチタニルフタロシアニン顔料、フローレン環および/またはフルオレノン環を含有するビスアゾ顔料、芳香族アミンからなるビスアゾ顔料、トリスアゾ顔料などは高い電荷発生能を有し、高感度の感光層を得るのに適する。電荷発生物質は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。電荷発生物質の含有量は特に制限はないけれども、電荷発生層中の結着剤樹脂100重量部に対して好ましくは5〜500重量部、さらに好ましくは10〜200重量部である。電荷発生層用の結着剤樹脂としてもこの分野で常用されるものを使用でき、たとえば、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン、アクリル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、ポリカーボネート、フェノキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアリレート、ポリアミド、ポリエステルなどが挙げられる。結着剤樹脂は1種を単独で使用できまたは必要に応じて2種以上を併用できる。
【0031】
電荷発生層は、電荷発生物質および結着剤樹脂ならびに必要に応じて可塑剤、増感剤などのそれぞれ適量を、これらの成分を溶解または分散し得る適切な有機溶媒に溶解または分散して電荷発生層塗液を調製し、この電荷発生層塗液を導電性基体表面に塗布し、乾燥することにより形成できる。このようにして得られる電荷発生層の膜厚は特に制限されないが、好ましくは0.05〜5μm、さらに好ましくは0.1〜2.5μmである。
【0032】
電荷発生層の上に積層される電荷輸送層は、電荷発生物質から発生する電荷を受け入れて輸送する能力を有する電荷輸送物質および電荷輸送層用の結着剤樹脂を必須成分とし、必要に応じて公知の酸化防止剤、可塑剤、増感剤、潤滑剤などを含有する。電荷輸送物質としてはこの分野で常用されるものを使用でき、たとえば、ポリ−N−ビニルカルバゾールおよびその誘導体、ポリ−γ−カルバゾリルエチルグルタメートおよびその誘導体、ピレン−ホルムアルデヒ縮合物およびその誘導体、ポリビニルピレン、ポリビニルフェナントレン、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘導体、イミダゾール誘導体、9−(p−ジエチルアミノスチリル)アントラセン、1,1−ビス(4−ジベンジルアミノフェニル)プロパン、スチリルアントラセン、スチリルピラゾリン、ピラゾリン誘導体、フェニルヒドラゾン類、ヒドラゾン誘導体、トリフェニルアミン系化合物、テトラフェニルジアミン系化合物、トリフェニルメタン系化合物、スチルベン系化合物、3−メチル−2−ベンゾチアゾリン環を有するアジン化合物などの電子供与性物質、フルオレノン誘導体、ジベンゾチオフェン誘導体、インデノチオフェン誘導体、フェナンスレンキノン誘導体、インデノピリジン誘導体、チオキサントン誘導体、ベンゾ[c]シンノリン誘導体、フェナジンオキサイド誘導体、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、プロマニル、クロラニル、ベンゾキノンなどの電子受容性物質などが挙げられる。電荷輸送物質は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。電荷輸送物質の含有量は特に制限されないけれども、好ましくは電荷輸送物質中の結着剤樹脂100重量部に対して10〜300重量部、さらに好ましくは30〜150重量部である。電荷輸送層用の結着剤樹脂としては、この分野で常用されかつ電荷輸送物質を均一に分散できるものを使用でき、たとえば、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリビニルブチラール、ポリアミド、ポリエステル、ポリケトン、エポキシ樹脂、ポリウレタン、ポリビニルケトン、ポリスチレン、ポリアクリルアミド、フェノール樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスルホン樹脂、これらの共重合樹脂などが挙げられる。これらの中でも、成膜性、得られる電荷輸送層の耐摩耗性、電気特性などを考慮すると、ビスフェノールZをモノマー成分として含有するポリカーボネート(以後「ビスフェノールZ型ポリカーボネート」と称す)、ビスフェノールZ型ポリカーボネートと他のポリカーボネートとの混合物などが好ましい。結着剤樹脂は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。
【0033】
電荷輸送層には、電荷輸送物質および電荷輸送層用の結着剤樹脂と共に、酸化防止剤が含まれるのが好ましい。酸化防止剤としてもこの分野で常用されるものを使用でき、たとえば、ビタミンE、ハイドロキノン、ヒンダードアミン、ヒンダードフェノール、パラフェニレンジアミン、アリールアルカンおよびそれらの誘導体、有機硫黄化合物、有機燐化合物などが挙げられる。酸化防止剤は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。酸化防止剤の含有量は特に制限されないけれども、電荷輸送層を構成する成分の合計量の0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%である。電荷輸送層は、電荷輸送物質および結着剤樹脂ならびに必要に応じて酸化防止剤、可塑剤、増感剤などのそれぞれ適量を、これらの成分を溶解または分散し得る適切な有機溶媒に溶解または分散して電荷輸送層用塗液を調製し、この電荷輸送層用塗液を電荷発生層表面に塗布し、乾燥することにより形成できる。このようにして得られる電荷発生層の膜厚は特に制限されないが、好ましくは10〜50μm、さらに好ましくは15〜40μmである。なお、1つの層に、電荷発生物質と電荷輸送物質とが存在する感光層を形成することもできる。その場合、電荷発生物質および電荷輸送物質の種類、含有量、結着剤樹脂の種類、その他の添加剤などは、電荷発生層および電荷輸送層を別々に形成する場合と同様でよい。
【0034】
本実施の形態では、前述のような、電荷発生物質および電荷輸送物質を用いる有機感光層を形成してなる感光体ドラムを用いるけれども、それに代えて、シリコンなどを用いる無機感光層を形成してなる感光体ドラムを用いることもできる。
【0035】
帯電手段12は、感光体ドラム11を臨み、感光体ドラム11の長手方向に沿って感光体ドラム11表面から間隙を有して離隔するように配置され、感光体ドラム11表面を所定の極性および電位に帯電させる。帯電手段12には、帯電ブラシ型帯電器、チャージャー型帯電器、鋸歯型帯電器、イオン発生装置などを使用できる。本実施の形態では、帯電手段12は感光体ドラム11表面から離隔するように設けられるけれども、それに限定されない。たとえば、帯電手段12として帯電ローラを用い、帯電ローラと感光体ドラムとが圧接するように帯電ローラを配置しても良く、帯電ブラシ、磁気ブラシなどの感光体と接触する帯電方式を用いても良い。
【0036】
露光ユニット13は、露光ユニット13から出射される各色情報の光が、帯電手段12と現像手段14との間を通過して感光体ドラム11の表面に照射されるように配置される。露光ユニット13は、画像情報を該ユニット内でb,c,m,yの各色情報の光に分岐し、帯電手段12によって一様な電位に帯電された感光体ドラム11表面を各色情報の光で露光し、その表面に静電潜像を形成する。露光ユニット13には、たとえば、レーザ照射部および複数の反射ミラーを備えるレーザスキャニングユニットを使用できる。他にもLEDアレイを用いても良く、液晶シャッタと適宜光源とを組み合わせて用いてもよい。
【0037】
現像手段14は、現像槽20とトナーホッパ21とを含む。現像槽20は感光体ドラム11表面を臨むように配置され、感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像し、可視像であるトナー像を形成する。現像槽20の内部には、現像槽20の開口部において感光体ドラム11を臨む位置に現像ローラが回転駆動可能に設けられる。現像ローラは感光体ドラム11上の静電潜像にトナーを供給するローラ状部材である。また現像ローラとともに、供給ローラおよび攪拌ローラが設けられる。供給ローラは現像ローラを臨んで回転駆動可能に設けられるローラ状部材であり、現像ローラ周辺にトナーを供給する。攪拌ローラは供給ローラを臨んで回転駆動可能に設けられるローラ状部材であり、トナーホッパ21から現像槽20内に新たに供給されるトナーを供給ローラ周辺に送給する。トナーホッパ21は、その鉛直方向下部に設けられるトナー補給口(図示せず)と、現像槽20の鉛直方向上部に設けられるトナー受入口(図示せず)とが連通するように設けられ、現像槽20のトナー消費状況に応じてトナーを補給する。またトナーホッパ21を用いず、各色トナーカートリッジから直接トナーを補給するよう構成しても構わない。
【0038】
現像手段14y,14m,14c,14bで用いられるトナーは、それぞれ、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーおよびブラックトナーであり、時定数τが異なるトナーである。時定数τは、通常は、トナーが帯電(蓄電)に要する時間を示す指標になる物性であるけれども、本発明では複数の現像手段14y,14m,14c,14bで用いられる4色のトナーの時定数τが異なるように構成することによって、トナー像の積層、トナー像の中間転写ベルト25への転写から記録媒体への定着までに要する時間の差などを原因として発生する、トナーのトナー像からの離散を防止する。本実施の形態では、中間転写ベルト25の回転駆動方向(矢符Bの方向)上流側から下流側に向けて、現像手段14b,14c,14m,14yの順番で配置されるので、最上流側に位置する現像手段14bで用いられるブラックトナーの時定数τを4色のトナーの中で最も小さくし、下流側に向けて時定数τを大きくし、最下流側に位置する現像手段14yで用いられるイエロートナーの時定数τを最も大きくする。すなわち、トナーの時定数τは、ブラックトナー<シアントナー<マゼンタトナー<イエロートナーとなる。4色のトナー像を中間転写ベルト25上で1つずつ重ね合わせて積層した場合、最下層に位置するのがブラックトナーからなるトナー像であり、次にシアントナー像、マゼンタトナー像およびイエロートナー像が順番に積層され、最上層に位置するのがイエロートナー像である。各色トナーの時定数は特に制限されず、他のトナーとの相対的な関係から適宜選択できるけれども、各色トナーの時定数の一例を挙げれば、ブラックトナーは350〜950msec、シアントナーは400〜1150msec、マゼンタトナーは450〜1400msec、イエロートナーは600〜1600msecの範囲からそれぞれ選択すればよい。このように、各色トナーの時定数τが前述のような関係を有するように構成すれば、単にトナー像からのトナーの離散を防止するだけでなく、たとえば、画像形成装置1において、カラー画像形成時のプロセス速度を、モノクロ画像形成装置の画像形成時のプロセス速度よりも1.5〜2倍程度高め、画像形成装置1を高速化しても、安定的な高画質のカラー画像を形成できる。
【0039】
本明細書において、トナーの時定数τ(msec)は次のようにして求められる。まず、トナーは誘電体であるから、抵抗成分と静電容量(コンデンサ)成分とを併せ持つ。ここで、トナーの抵抗をR(Ω)、トナーの静電容量をC(F)とすると、トナーに電圧を印加した状態を、R(Ω)の抵抗とC(F)の静電容量とを直列接続した回路にたとえることができる。この直列回路に直流電圧E(V)を印加し、電圧Eを印加した瞬間を時刻0、時刻tで回路に流れる電流をi(t)(A)、コンデンサに蓄えられる電気量をq(t)(C、クーロン)とする。このとき回路の方程式は次のようになる。
E=R・i(t)+q(t)/C …(1)
【0040】
ここで電流は電子の流れ、すなわち荷電量の時間変化の大きさであるから、i(t)=dq(t)/dtと表わされ、式(1)は次のような電荷量q(t)についての微分方程式に書き換えられる。
E=[(R・dq(t)/dt)+q(t)]/C …(2)
【0041】
(2)式を解くと、q(t)はtに関して式(3)のような指数関数で表わされることが判る。
q(t)=CE(1−exp(−t/RC)) …(3)
【0042】
さらに、コンデンサ両端の電圧をec(t)とすれば、q(t)=C・ec(t)であるから、
ec(t)=E(1−exp(−t/τ)) …(4)
〔式中、τ=RCである。〕
という関係式を得る。
【0043】
ここでRとCとの積が回路の時定数τである。したがって、トナーの抵抗をR、トナーの静電容量をCとするとき、その積RCをトナーの時定数τと定義する。式(4)によれば、τが大きいほどec(t)がその最大値Eになるまでの時間が長くなる。時定数τはトナーの抵抗値Rと静電容量(電荷量)Cとに比例するので、トナーの抵抗またはトナーの容量成分に誘起される電荷量が大きいほど、トナーの放電に時間を要する。すなわち、トナーの摩擦帯電の低下が遅くなることになる。時定数τを求めるには、直流電源のオンオフに代えて、回路に交流矩形波を加える。実際には、誘電体損測定装置(商品名:TRS−10T型、安藤電機(株)製)を使用し、トナーの抵抗(R)および容量(C)を測定し、時定数τを求めた。
【0044】
トナーの時定数は、トナーに含まれる各成分の種類、それらの含有量などを適宜選択することによって調整できる。トナーに含まれる各成分としては、たとえば、結着樹脂、着色剤、電荷制御剤、離型剤、有機添加剤、無機添加剤などが挙げられる。
【0045】
結着樹脂としてはこの分野で常用されるものを使用でき、たとえば、スチレン系重合体、ポリ塩化ビニル、フェノール樹脂、天然変性フェノール樹脂、天然変性マレイン酸樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、シリコーン樹脂、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド樹脂、フラン樹脂、エポキシ樹脂、キシレン樹脂、ポリビニルブチラール、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油系樹脂、これらのグラフト樹脂などが挙げられる。また2種以上の樹脂を用いても構わない。
【0046】
着色剤として、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、イエロートナー用着色剤、マゼンタトナー用着色剤、シアントナー用着色剤、ブラックトナー用着色剤などが挙げられる。イエロートナー用着色剤としては、たとえば、カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントイエロー1、C.I.ピグメントイエロー5、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー15、C.I.ピグメントイエロー17などのアゾ系顔料、黄色酸化鉄、黄土などの無機系顔料、C.I.アシッドイエロー1などのニトロ系染料、C.I.ソルベントイエロー2、C.I.ソルベントイエロー6、C.I.ソルベントイエロー14、C.I.ソルベントイエロー15、C.I.ソルベントイエロー19、C.I.ソルベントイエロー21などの油溶性染料などが挙げられる。マゼンタトナー用着色剤としては、たとえば、カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントレッド49、C.I.ピグメントレッド57、C.I.ピグメントレッド81、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ソルベントレッド19、C.I.ソルベントレッド49、C.I.ソルベントレッド52、C.I.ベーシックレッド10、C.I.ディスパーズレッド15などが挙げられる。シアントナー用着色剤としては、たとえば、カラーインデックスによって分類されるC.I.ピグメントブルー15、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ソルベントブルー55、C.I.ソルベントブルー70、C.I.ダイレクトブルー25、C.I.ダイレクトブルー86などが挙げられる。ブラックトナー用着色剤としては、たとえば、チャンネルブラック、ローラーブラック、ディスクブラック、ガスファーネスブラック、オイルファーネスブラック、サーマルブラック、アセチレンブラックなどのカーボンブラックが挙げられる。これら各種カーボンブラックの中から、得ようとするトナーの設計特性に応じて、適切なカーボンブラックを適宜選択すればよい。着色剤は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。また、同色系のものを2種以上用いることができ、異色系のものをそれぞれ1種または2種以上用いることもできる。着色剤の使用量は特に制限されないけれども、好ましくは結着樹脂100重量部に対して、5〜20重量部である。着色剤をこの範囲で用いることによって、トナーの各種物性を損なうことなく、高い画像濃度を有し、画質品位の非常に良好な画像を形成することができる。
【0047】
電荷制御剤としてはこの分野で常用される正電荷制御用および負電荷制御用のものを使用できる。正電荷制御用の電荷制御剤としては、たとえば、塩基性染料、第四級アンモニウム塩、アミノピリン、ピリミジン化合物、多核ポリアミノ化合物、アミノシラン、ニグロシン染料などが挙げられる。負電荷制御用の電荷制御剤としては、オイルブラック、スピロンブラックなどの油溶性染料、含金属アゾ化合物、ナフテン酸金属塩、サリチル酸金属塩、脂肪酸石鹸、樹脂酸石鹸などが挙げられる。電荷制御剤は1種を単独で使用できまたは必要に応じて2種以上を併用できる。電荷制御剤の使用量は特に制限されず広い範囲から適宜選択できるけれども、好ましくは、結着樹脂100重量部に対して0.5〜3重量部である。
【0048】
離型剤としてはこの分野で常用されるものを使用でき、たとえば、パラフィンワックスおよびその誘導体、マイクロクリスタリンワックスおよびその誘導体などの石油系ワックス、フィッシャートロプシュワックスおよびその誘導体、ポリオレフィンワックスおよびその誘導体、低分子量ポリプロピリンワックスおよびその誘導体、低分子量ポリエチレンワックスおよびその誘導体などの炭化水素系合成ワックス、カルナバワックスおよびその誘導体、ライスワックスおよびその誘導体、キャンデリラワックスおよびその誘導体、木蝋などの植物系ワックス、蜜蝋、鯨蝋などの動物系ワックス、脂肪酸アミド、フェノール脂肪酸エステルなどの油脂系合成ワックス、長鎖カルボン酸およびその誘導体、長鎖アルコールおよびその誘導体などが挙げられる。なお、誘導体には、酸化物、ビニル系モノマーとワックスとのブロック共重合物、ビニル系モノマーとワックスとのグラフト変性物などが含まれる。さらに酸化ワックス、非酸化ワックスなどを適宜用いても良い。ワックスの使用量は特に制限されず広い範囲から適宜選択できるけれども、好ましくは、結着樹脂100重量部に対して0.2〜20重量部である。
【0049】
本発明のトナーは、公知の方法に従って製造できる。たとえば、粉砕法、懸濁重合法、乳化重合法、溶液重合法、塊状重合法、沈殿重合法などが挙げられる。たとえば、粉砕法によれば、結着樹脂、着色剤、離型剤、電荷制御剤などの所定量を混合し、得られる混合物を溶融混練し、得られる溶融混練物の固化物を粉砕し、分級することによってトナーが得られる。また、懸濁重合法によれば、水または水に適量の有機溶剤を混合した水性溶媒中に、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリル酸エステルなどの重合性ビニル結合含有モノマー、着色剤、離型剤、電荷制御剤などを分散し、重合開始剤の存在下で重合性ビニル結合含有モノマーを重合させることによって、トナーを得ることができる。この重合反応の際に、ゼラチン、澱粉、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロースなどの水溶性高分子化合物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムなどの難水溶性無機化合物などの適量を反応系に添加することによって、得られるトナー粒子の形状を均一化にすることや、粗大化を防止することができる。これらの製造方法において、所望の時定数のトナーを得るためには、たとえば、重合時の攪拌条件、各種内添剤の種類、添加量などの反応条件の1または2以上を適宜選択すればよい。
【0050】
さらに、本発明で使用するトナーは、外添剤である流動性改良剤を含むことができる。流動性改良剤は、たとえば、トナー表面に付着させることによってその効果を発揮する。流動性改良剤としてはこの分野で常用されるものを使用でき、たとえば、シリカ、酸化チタン、炭化ケイ素、酸化アルミニウム、ストロンチウム、チタン酸ストロンチウム、四フッ化エチレンなどのフッ素化合物、アクリルビニル系樹脂微粉末、脂肪酸金属塩などが挙げられる。流動性改良剤は、たとえば、トリメチルシリル基を有するポリオルガノシロキサンなどによってその表面が疎水化処理されたものでもよい。また一般にジメチルシリコーン、ヘキサメチルジシラザン、アミノ変性シリコーンを用いても良い。疎水化処理は、たとえば、シリカなどに施すのが好ましい。疎水化処理された流動性改良剤、特に疎水化処理されたシリカは、一般に帯電装置の電極などに付着してその感光体ドラム帯電能力を低下させ、帯電不良を発生させることが多い。しかしながら、本発明の帯電手段12を用いれば、疎水化処理されたシリカを含むトナーを用いて画像形成を行っても、帯電不良ひいては画像不良の発生は起こらない。流動性改良剤は1種を単独で使用できまたは2種以上を併用できる。流動性改良剤の使用量は特に制限されないけれども、好ましくは、トナー粒子100重量部に対して0.1〜3.0重量部である。
【0051】
また、現像装置14y,14m,14c,14bで用いられるトナーは、トナーとキャリアとを含む2成分現像剤の形態で用いるのが好ましい。このとき、トナーは、形状係数SF−1およびSF−2が共に160以下であることが好ましく、110〜160であることがさらに好ましく、130〜160であることが特に好ましい。形状係数SF−1はトナー形状の丸さの割合を示すものであり、下記式(5)で表される。式(5)において「MXLNG」はトナー粒子を2次元平面に投影してできる形状の最大長(トナー粒子の絶対最大長)であり、「AREA」はトナー粒子の図形面積(投影面積)である。SF−1が110を下回ると、トナー粒子の形状は球形に近くなり、トナー粒子同士またはトナー粒子と感光体ドラム11との接触が点接触になるため、トナー粒子と感光体ドラム11との付着力が弱くなり、転写効率が向上する。一方、形状係数SF−1の値が160を超えると、トナー粒子の形状が不定形になり、現像性、転写性が低下する。
SF−1={(MXLNG)/AREA}×(100π/4) …(5)
【0052】
形状係数SF−2は、トナー粒子の凹凸の割合を示す指標であり、下記式(6)から求められる。で表される。式(6)において、「PERI」はトナー粒子を2次元平面に投影してできる図形の周長である。SF−2が110を下回ると、トナー粒子表面の凹凸が少なく滑らかになる。クリ−ニング性の向上のためには、表面に適度に凹凸を有することがよいが、形状係数SF−2が160より大きくなると、凹凸が顕著になるため、画像上にトナーが散るなどして画像品位を低下させるので好ましくない。
SF−2={(PERI)/AREA}×(100/4π) …(6)
【0053】
なお、形状係数は、具体的には、走査型電子顕微鏡(商品名:S−800、(株)日立製作所製)により倍率5000倍でトナーの写真を撮影し、これを画像解析装置(商品名:LUSEX3、ニレコ社製)に導入して解析を行って「MXLNG」、「PERI」および「AREA」を求め、式(1)および式(2)に基づいて算出した。トナーの形状係数SF−1およびSF−2は、たとえば、前述のトナーの製造方法において、粉砕法では機械的粉砕法、粒子衝突粉砕法などを利用することで、また懸濁重合法では攪拌条件を適宜設定することで所望の形状係数のトナーを製造できる。
【0054】
形状係数SF−1およびSF−2が前記範囲にあるトナーと併用するキァリアとしては、その表面の全面または一部にポリオレフィンを含む被覆層を有するキャリア(以後「ポリオレフィン被覆キャリア」と称す)を好ましく使用できる。ポリオレフィン被覆キァリアは、たとえば、磁性体粒子表面の一部または全面にポリオレフィン層を形成してなるキャリアである。磁性体粒子としては、たとえば、フェライト、マグネタイト、鉄粉などが挙げられる。磁性体粒子の粒径は、体積平均粒子径として好ましくは20〜200μm、より好ましくは30〜100μmである。磁性体粒子へのポリオレフィンの被覆は公知の方法に従って実施でき、たとえば、ポリオレフィンを適当な有機溶剤に溶解させてなる溶液を、磁性体粒子に噴霧塗布する噴霧法、溶融固着法、表面重合法などが挙げられる。表面重合法は、たとえば、適当な有機溶剤中に、表面にポリオレフィン重合触媒を担持させた磁性体粒子とポリオレフィンモノマーとを添加して加熱し、磁性体粒子表面でポリオレフィンモノマーを重合させる方法であり、たとえば、特開平2−187770号公報、特開平4−70853号公報などに記載される。ポリオレフィンの磁性体粒子に対する被覆量は、好ましくは磁性体粒子とポリオレフィンとの合計量の1〜20重量%、さらに好ましくは3〜10重量%である。また、ポリオレフィン以外の樹脂で被覆されたキャリアも使用できる。ポリオレフィン以外の樹脂としては、たとえば、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、アクリル樹脂などのビニル系樹脂などが挙げられる。これら樹脂中に無機粒子、無機系帯電付与剤、有機系帯電付与剤などから選ばれる1種または2種以上を添加しても良い。ここで無機粒子としては、たとえば、カーボンブラック、アルミナ、チタンなどが挙げられる。無機系帯電付与剤および有機系帯電付与剤としては、トナーとの極性を異にするものが好ましい。また、ポリオレフィンで被覆されない一般的なキャリアも併用できる。キャリアの抵抗率は、好ましくは10Ω・cm以上、さらに好ましくは1012Ω・cm以上である。抵抗率は、粒子を0.50cmの断面積を有する容器に入れてタッピングした後、該容器内に詰められた粒子上に1kg/cmの荷重を掛け、荷重と底面電極との間に1000V/cmの電界が生ずる電圧を印加したときの電流値を読み取ることから得られる値である。抵抗率が低いと、現像ローラにバイアス電圧を印加した場合にキャリアに電荷が注入されて感光体ドラム表面にキャリア粒子が付着し易くなり、またバイアス電圧のブレークダウンが起こり易くなる。キャリアの磁化強さ(最大磁化)は、好ましくは10〜60emu/g、さらに好ましくは15〜40emu/gである。2成分現像剤におけるトナーとキャリアとの使用割合は特に制限されず、トナーおよびキャリアの種類に応じて適宜選択できるけれども、ポリオレフィン被覆キャリア(密度5〜8g/cm)に例をとれば、該現像剤中に、トナーが該現像剤全量の2〜30重量%、好ましくは2〜20重量%含まれるように、トナーを用いればよい。
【0055】
クリーニングユニット15は、中間によって記録媒体にトナー像を転写した後に、感光体ドラム11の表面に残留するトナーを除去し、感光体ドラム11の表面を清浄化する。クリーニングユニット15には、たとえば、クリーニングブレードなどの板状部材が用いられる。なお、本発明の画像形成装置においては、感光体ドラム11として、主に有機感光体ドラムが用いられ、有機感光体ドラムの表面は樹脂成分を主体とするものであるため、帯電装置によるコロナ放電によって発生するオゾンの化学的作用によって表面の劣化が進行しやすい。ところが、劣化した表面部分はクリーニングユニット15よる擦過作用を受けて摩耗し、徐々にではあるが確実に除去される。したがって、オゾンなどによる表面の劣化の問題が実際上解消され、長期間にわたって、帯電動作による帯電電位を安定に維持することができる。
【0056】
トナー像形成手段2によれば、帯電手段12によって均一な帯電状態にある感光体ドラム11の表面に、露光ユニット13から画像情報に応じた信号光を照射して静電潜像を形成し、これに現像手段14からトナーを供給してトナー像を形成し、このトナー像を中間転写ベルト25に転写した後に、感光体ドラム11表面に残留するトナーをクリーニングユニット15で除去する。この一連のトナー像形成動作が繰り返し実行される。
【0057】
転写手段3は、感光体ドラム11の上方に配置され、中間転写ベルト25と、駆動ローラ26と、従動ローラ27と、中間転写ローラ28(b,c,m,y)と、転写ベルトクリーニングユニット29、転写ローラ30とを含む。中間転写ベルト25は、駆動ローラ26と従動ローラ27とによって張架されてループ状の移動経路を形成する無端ベルト状部材であり、矢符Bの方向に回転駆動する。中間転写ベルト25が、感光体ドラム11に接しながら感光体ドラム11を通過する際、中間転写ベルト25を介して感光体ドラム11に対向配置される中間転写ローラ28から、感光体ドラム11表面のトナーの帯電極性とは逆極性の転写バイアスが印加され、感光体ドラム11の表面に形成されたトナー像が中間転写ベルト25上へ転写される。フルカラー画像の場合、各感光体ドラム11で形成される各色のトナー画像が、中間転写ベルト25上に順次重ねて転写されることによって、フルカラートナー像が形成される。駆動ローラ26は図示しない駆動手段によってその軸線回りに回転駆動可能に設けられ、その回転駆動によって、中間転写ベルト25を矢符B方向へ回転駆動させる。従動ローラ27は駆動ローラ26の回転駆動に従動回転可能に設けられ、中間転写ベルト25が弛まないように一定の張力を中間転写ベルト25に付与する。中間転写ローラ28は、中間転写ベルト25を介して感光体ドラム11に圧接し、かつ図示しない駆動手段によってその軸線回りに回転駆動可能に設けられる。中間転写ローラ28は、前述のように転写バイアスを印加する図示しない電源が接続され、感光体ドラム11表面のトナー像を中間転写ベルト25に転写する機能を有する。転写ベルトクリーニングユニット29は、中間転写ベルト25を介して従動ローラ27に対向し、中間転写ベルト25の外周面に接触するように設けられる。感光体ドラム11との接触によって中間転写ベルト25に付着するトナーは、記録媒体の裏面を汚染する原因となるので、転写ベルトクリーニングユニット29が中間転写ベルト25表面のトナーを除去し回収する。転写ローラ30は、中間転写ベルト25を介して駆動ローラ26に圧接し、図示しない駆動手段によって軸線回りに回転駆動可能に設けられる。転写ローラ30と駆動ローラ26との圧接部(転写ニップ部)において、中間転写ベルト25に担持されて搬送されて来るトナー像が、後述する記録媒体供給手段5から送給される記録媒体に転写される。トナー像を担持する記録媒体は、定着手段4に送給される。転写手段3によれば、感光体ドラム11と中間転写ローラ28との圧接部において感光体ドラム11から中間転写ベルト25に転写されるトナー像が、中間転写ベルト25の矢符B方向への回転駆動によって転写ニップ部に搬送され、そこで記録媒体に転写される。
【0058】
定着手段4は、転写手段3よりも記録媒体の搬送方向下流側に設けられ、加熱ローラ31と加圧ローラ32とを含み、さらに加熱ローラ31の加熱源、加熱ローラ31の温度を検知するセンサ、加熱ローラ31が所定の温度になるように加熱源の動作を制御する制御部などを含む。加熱ローラ31と加圧ローラ32とは、互いに圧接して図示しない駆動手段によって回転駆動可能に設けられ、その圧接部(定着ニップ部)にて記録媒体を挟圧搬送する。定着手段4は、転写手段3から送給されるトナー像担持記録媒体が定着ニップ部を通過する際、トナー像を加熱および加圧して記録媒体に定着させ、堅牢な記録画像を形成する。定着手段4によれば、トナー像を担持する記録媒体が圧接部を通過する際に加熱および加圧を受け、トナー像が記録媒体に定着されて画像が形成される。
【0059】
記録媒体供給手段5は、自動給紙トレイ35と、ピックアップローラ36と、搬送ローラ37と、レジストローラ38、手差給紙トレイ39とを含む。自動給紙トレイ35は画像形成装置1の鉛直方向下部に設けられ、記録媒体を貯留する容器状部材である。記録媒体には、普通紙、カラーコピー用紙、オーバーヘッドプロジェクター用シート、葉書などがある。ピックアップローラ36は、自動給紙トレイ35に貯留される記録媒体を1枚ずつ取り出し、用紙搬送路S1に送給する。搬送ローラ37は互いに圧接するように設けられる一対のローラ部材であり、記録媒体をレジストローラ38に向けて搬送する。レジストローラ38は互いに圧接するように設けられる一対のローラ部材であり、搬送ローラ37から送給される記録媒体を、中間転写ベルト25に担持されるトナー像が転写ニップ部に搬送されるのに同期して、転写ニップ部に送給する。手差給紙トレイ39は、手動動作によって記録媒体を画像形成装置1内に取り込む装置であり、手差給紙トレイ39から取り込まれる記録媒体は、搬送ローラ37によって用紙搬送路S2内を通過し、レジストローラ38に送給される。記録媒体供給手段5によれば、自動給紙トレイ35または手差給紙トレイ39から1枚ずつ供給される記録媒体を、中間転写ベルト25に担持されるトナー像が転写ニップ部に搬送されるのに同期して、転写ニップ部に送給する。
【0060】
排出手段6は、搬送ローラ37と、排出ローラ40と、排出トレイ41とを含む。搬送ローラ37は、用紙搬送方向において定着ニップ部よりも下流側に設けられ、定着手段4によって画像が定着された記録媒体を排出ローラ40に向けて搬送する。排出ローラ40は、画像が定着された記録媒体を、画像形成装置1の鉛直方向上面に設けられる排出トレイ41に排出する。排出トレイ41は、画像が定着された記録媒体を貯留する。
【0061】
画像形成装置1には、図示しない制御手段が設けられる。制御手段は、たとえば、画像形成装置1の内部空間における上部に設けられ、図示しない、制御部、演算部、記憶部などからなる中央処理装置(CPU)を備えるマイクロコンピュータなどによって実現される処理回路を含む。CPUの記憶部には、画像形成装置1の上面に配置される図示しない操作パネルを介する画像形成命令、画像形成装置1内部の各所に配置される図示しないセンサなどからの検知結果、外部機器からの画像情報などが入力され、入力される各種データ(画像形成命令、検知結果、画像情報など)に基づいて演算部による判定が行われ、演算部の判定結果に応じて制御部から制御信号が送付され、画像形成装置1の全動作が制御される。記憶部には、この分野で常用されるものを使用でき、たとえば、リードオンリィメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードディスクドライブ(HDD)などが挙げられる。外部機器には、画像情報の形成または取得が可能であり、かつ画像形成装置に電気的に接続、もしくは通信可能な電気・電子機器を使用でき、たとえば、コンピュータ、デジタルカメラ、テレビ、ビデオレコーダ、DVDレコーダ、HDVD、ブルーレイディスクレコーダ、ファクシミリ装置、携帯端末装置などが挙げられる。制御手段は、前述の処理回路とともに電源を含み、電源は制御手段だけでなく、画像形成装置1内部における各装置にも電力を供給する。
【0062】
画像形成装置1によれば、トナー像形成手段2で形成されるトナー像を転写手段3の中間転写ベルト25に転写し、さらに中間転写ベルト25上のトナー像を記録媒体に転写し、定着手段4によってトナー像を記録媒体に定着させて画像を形成し、この画像形成済記録媒体を排出手段6経由で、排出トレイ41に排出する。
【実施例】
【0063】
以下に製造例、比較製造例、実施例および比較例を挙げ、本発明を具体的に説明する。以下において、「部」および「%」は特に断らない限りそれぞれ「重量部」および「重量%」を意味する。
【0064】
(製造例1) [ブラックトナーの製造]
ポリエステル樹脂A(結着樹脂、カルナバワックス内添10%、花王(株)製)70部およびカーボンブラック(着色剤、商品名:NiPex−60、デグサジャパン(株)製)30部を混合した後溶融混練し、マスターバッチ混練物を調製した。次いで、ポリエステル樹脂A 60部、マスターバッチ混練物20部および荷電制御剤(商品名:LR−147、日本カーリット(株)製)1部を混合した後、二軸押出機(商品名:PCM−30、(株)池貝製)にてシリンダ温度90℃、バレル回転数180rpmで溶融混練し、得られた溶融混練物の固化物を粉砕および分級し、体積平均粒径6.5μmおよび着色剤含有量7.3%のブラックトナー粒子を得た。ブラックトナー粒子は、形状係数SF−1:145、SF−2:150、時定数:652msecであった。なお、トナー粒子の体積平均粒径は、コールターマルチサイザーII(商品名、コールター(株)製)を用いて測定した。測定粒子数は50000カウントとし、アパーチャ径は100μmとした。得られたブラックトナー粒子100部およびシリカ(流動性改良剤、商品名:R976S、日本アエロジール(株)製)1部を混合してブラックトナーを製造した。
【0065】
(製造例2) [シアントナーの製造]
カーボンブラックに代えて青色顔料(C.I.Pigment Blue15−3、山陽色素(株)製)を使用する以外は、製造例1と同様にして、体積平均粒径6.5μmおよび着色剤含有量7.3%のシアントナー粒子を製造した。シアントナー粒子は、形状係数SF−1:143、SF−2:148、時定数:710msecであった。得られたシアントナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してシアントナーを製造した。
【0066】
(製造例3) [マゼンタトナーの製造]
カーボンブラックに代えて赤色顔料(C.I.Pigment Red57−1、山陽色素(株)製)を使用する以外は、製造例1と同様にして、体積平均粒径6.5μmおよび着色剤含有量7.3%のマゼンタトナー粒子を製造した。マゼンタトナー粒子は、形状係数SF−1:140、SF−2:145、時定数:880msecであった。得られたマゼンタトナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してマゼンタトナーを製造した。
【0067】
(製造例4) [イエロートナーの製造]
カーボンブラックに代えて黄色顔料(C.I.Pigment Yellow74、山陽色素(株)製)を使用する以外は、製造例1と同様にして、体積平均粒径6.5μmおよび着色剤含有量7.3%のイエロートナー粒子を製造した。イエロートナー粒子は、形状係数SF−1:138、SF−2:140、時定数:1090msecであった。得られたイエロートナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してイエロートナーを製造した。
【0068】
(製造例5) [ブラックトナーの製造]
カーボンブラックの配合量を変更する以外は製造例1と同様にして、体積平均粒径6.2μmおよび着色剤含有量5.4%のブラックトナー粒子を製造した。ブラックトナー粒子は、形状係数SF−1:155、SF−2:158、時定数:920msecであった。得られたブラックトナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してブラックトナーを製造した。
【0069】
(製造例6) [シアントナーの製造]
青色顔料の配合量を変更する以外は製造例2と同様にして、体積平均粒径6.2μmおよび着色剤含有量5.4%のシアントナー粒子を製造した。シアントナー粒子は、形状係数SF−1:148、SF−2:156、時定数:1090msecであった。得られたシアントナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してシアントナーを製造した。
【0070】
(製造例7) [マゼンタトナーの製造]
赤色顔料の配合量を変更する以外は製造例3と同様にして、体積平均粒径6.2μmおよび着色剤含有量5.4%のマゼンタトナー粒子を製造した。マゼンタトナー粒子は、形状係数SF−1:160、SF−2:158、時定数:1350msecであった。得られたマゼンタトナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してマゼンタトナーを製造した。
【0071】
(製造例8) [イエロートナーの製造]
黄色顔料の配合量を変更する以外は製造例4と同様にして、体積平均粒径6.2μmおよび着色剤含有量5.4%のイエロートナー粒子を製造した。イエロートナー粒子は、形状係数SF−1:152、SF−2:155、時定数:1530msecであった。得られたイエロートナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してイエロートナーを製造した。
【0072】
(製造例9) [比較用ブラックトナーの製造]
カーボンブラックの配合量を変更する以外は製造例1と同様にして、体積平均粒径6.8μmおよび着色剤含有量12.2%のブラックトナー粒子を製造した。ブラックトナー粒子は、形状係数SF−1:165、SF−2:170、時定数:260msecであった。得られたブラックトナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してブラックトナーを製造した。
【0073】
(製造例10) [比較用シアントナーの製造]
青色顔料の配合量を変更する以外は製造例2と同様にして、体積平均粒径6.8μmおよび着色剤含有量17.0%のシアントナー粒子を製造した。シアントナー粒子は、形状係数SF−1:168、SF−2:165、時定数:280msecであった。得られたシアントナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してシアントナーを製造した。
【0074】
(製造例11) [比較用マゼンタトナーの製造]
赤色顔料の配合量を変更する以外は製造例3と同様にして、体積平均粒径6.8μmおよび着色剤含有量17.0%のマゼンタトナー粒子を製造した。マゼンタトナー粒子は、形状係数SF−1:165、SF−2:168、時定数:370msecであった。得られたマゼンタトナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してマゼンタトナーを製造した。
【0075】
(製造例12) [比較用イエロートナーの製造]
黄色顔料の配合量を変更する以外は製造例4と同様にして、体積平均粒径6.8μmおよび着色剤含有量17.0%のイエロートナー粒子を製造した。イエロートナー粒子は、形状係数SF−1:170、SF−2:170、時定数:560msecであった。得られたイエロートナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してイエロートナーを製造した。
【0076】
(製造例13) [ブラックトナーの製造]
スチレン80.5部、n−ブチルアクリレート19.5部、ポリメタクリル酸エステルマクロモノマー0.3部、ジビニルベンゼン0.5部、t−ドデシルメルカプタン1.2部、カーボンブラック(NiPex−60)7部、荷電制御剤(LR−147)1部および離型剤(フィッシャートロプシュワックス、商品名:パラプリント スプレイ 30、サゾール社製)2部を超音波乳化機にて微分散化処理して液滴が安定するまで攪拌し、そこにt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノエート(重合開始剤、商品名:パーブチルO、日本油脂(株)製)6部を添加した後、造粒機(商品名:エバラマイルダー、(株)荏原製作所製)を用いて高剪断攪拌して、単量体混合物の液滴を造粒した。得られた単量体混合物の液滴の水分散液を、攪拌翼を装着した反応器に入れて85℃で重合反応を開始させ、重合転化率がほぼ100%に達した後、水溶性開始剤(2,2’−アゾビス(2−メチル−N−(2−ハイドロキシエチル)−プロピオンアミド、商品名:VA−086、和光純薬工業(株)製)0.3部を反応器に入れて4時間重合を継続した後、冷却して反応を停止し、着色重合体粒子の水分散液を得た。このとき、着色重合体粒子の水分散液の固形分濃度は27重量%であった。この着色重合体粒子の分散液にpH4になるまで硫酸を添加し、着色重合体粒子表面の水酸化マグネシウムを水に可溶化させた。この水酸化マグネシウムを可溶化させた分散液を連続式ベルトフィルター(商品名:イーグルフィルター、住友重機械工業(株)製)に供給し、固形分に対し10倍量のイオン交換水で洗浄・脱液した。ここで得られた湿潤した着色重合体粒子ケーキの含水率は35%であった。
【0077】
この湿潤した着色重合体粒子ケーキにイオン交換水を加え着色重合体粒子を再分散させて固形分濃度20%の着色重合体粒子分散液を調製した。次に、濾材として真空焼結で作製した5層積層多孔質金属体(濾過精度2μm、ステンレス鋼製、商品名:フジプレート、富士フィルター工業(株)製)をバスケット型遠心濾過機(商品名:KM−20型、(株)松本機械製作所製)に固定し、該濾過機を遠心効果500Gで回転させながら、前記分散液600部を約3分かけて供給した。着色重合体分散液を全量供給後、バスケット型遠心濾過機を遠心効果1200Gに加速して4分間脱液を行った。脱液後、濾過ケーキ掻き取り装置にてバスケット型遠心濾過機中の濾過ケーキをケーキ厚さ5mmを残して掻き取った。残った厚さ5mmのケーキをエアーブローによって全量回収した。この時の濾液の固形分濃度は0ppm、濾過ケーキの含水率は12.9%であった。この操作を20回繰り返し行ったが、濾過速度は低下しなかった。得られた濾過ケーキを真空乾燥機にて温度50℃で8時間乾燥させ、体積平均粒径5.0μmおよび着色剤含有量8.5%のブラックトナー粒子を得た。得られたトナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してブラックトナーを製造した。
【0078】
(製造例14) [シアントナーの製造]
カーボンブラックに代えて青色顔料(C.I.Pigment Blue15−3)を使用する以外は、製造例13と同様にして、体積平均粒径5.0μmおよび着色剤含有量8.5%のシアントナー粒子を製造した。シアントナー粒子は、形状係数SF−1:116、SF−2:120、時定数:520msecであった。得られたシアントナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してシアントナーを製造した。
【0079】
(製造例15) [マゼンタトナーの製造]
カーボンブラックに代えて赤色顔料(C.I.Pigment Red57−1)を使用する以外は、製造例1と同様にして、体積平均粒径5.0μmおよび着色剤含有量8.5%のマゼンタトナー粒子を製造した。マゼンタトナー粒子は、形状係数SF−1:112、SF−2:110、時定数:620msecであった。得られたマゼンタトナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してマゼンタトナーを製造した。
【0080】
(製造例16) [イエロートナーの製造]
カーボンブラックに代えて黄色顔料(C.I.Pigment Yellow74)を使用する以外は、製造例1と同様にして、体積平均粒径5.0μmおよび着色剤含有量8.5%のイエロートナー粒子を製造した。イエロートナー粒子は、形状係数SF−1:105、SF−2:109、時定数:700msecであった。得られたイエロートナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してイエロートナーを製造した。
【0081】
(製造例17) [ブラックトナーの製造]
カーボンブラックの配合量を変更する以外は製造例13と同様にして、体積平均粒径4.6μmおよび着色剤含有量5.3%のブラックトナー粒子を製造した。ブラックトナー粒子は、形状係数SF−1:128、SF−2:130、時定数:650msecであった。得られたブラックトナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してブラックトナーを製造した。
【0082】
(製造例18) [シアントナーの製造]
青色顔料の配合量を変更する以外は製造例14と同様にして、体積平均粒径4.6μmおよび着色剤含有量5.3%のシアントナー粒子を製造した。シアントナー粒子は、形状係数SF−1:126、SF−2:128、時定数:720msecであった。得られたシアントナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してシアントナーを製造した。
【0083】
(製造例19) [マゼンタトナーの製造]
赤色顔料の配合量を変更する以外は製造例15と同様にして、体積平均粒径4.6μmおよび着色剤含有量5.3%のマゼンタトナー粒子を製造した。マゼンタトナー粒子は、形状係数SF−1:122、SF−2:120、時定数:880msecであった。得られたマゼンタトナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してマゼンタトナーを製造した。
【0084】
(製造例20) [イエロートナーの製造]
黄色顔料の配合量を変更する以外は製造例16と同様にして、体積平均粒径4.6μmおよび着色剤含有量5.3%のイエロートナー粒子を製造した。イエロートナー粒子は、形状係数SF−1:118、SF−2:120、時定数:1090msecであった。得られたイエロートナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してイエロートナーを製造した。
【0085】
(製造例21) [比較用ブラックトナーの製造]
カーボンブラックの配合量を変更する以外は製造例13と同様にして、体積平均粒径5.0μmおよび着色剤含有量4.5%のブラックトナー粒子を製造した。ブラックトナー粒子は、形状係数SF−1:108、SF−2:110、時定数:990msecであった。得られたブラックトナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してブラックトナーを製造した。
【0086】
(製造例22) [比較用シアントナーの製造]
青色顔料の配合量を変更する以外は製造例14と同様にして、体積平均粒径5.0μmおよび着色剤含有量4.5%のシアントナー粒子を製造した。シアントナー粒子は、形状係数SF−1:110、SF−2:105、時定数:1200msecであった。得られたシアントナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してシアントナーを製造した。
【0087】
(製造例23) [比較用マゼンタトナーの製造]
赤色顔料の配合量を変更する以外は製造例15と同様にして、体積平均粒径5.0μmおよび着色剤含有量4.5%のマゼンタトナー粒子を製造した。マゼンタトナー粒子は、形状係数SF−1:102、SF−2:105、時定数:1480msecであった。得られたマゼンタトナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してマゼンタトナーを製造した。
【0088】
(製造例24) [比較用イエロートナーの製造]
黄色顔料の配合量を変更する以外は製造例16と同様にして、体積平均粒径5.0μmおよび着色剤含有量4.5%のイエロートナー粒子を製造した。イエロートナー粒子は、形状係数SF−1:106、SF−2:105、時定数:1680msecであった。得られたイエロートナー粒子100部およびシリカ(R976S)1部を混合してイエロートナーを製造した。
【0089】
(実施例1〜4および比較例1〜2)
製造例1〜24で得られたトナー70gと、磁性キャリア(体積平均径50μm、シリコーン樹脂被覆キャリア、パウダーテック(株)製)930gとをV型混合機にて30分間撹拌混合し、1000gの2成分現像剤を調製した。この2成分現像剤を、表1に示す組み合わせ(ただし表1にはトナーのみを示す)で市販のデジタルカラー複写機(商品名:MX−4500、シャープ(株)製)の4つの現像槽に、中間転写ベルトの回転方向上流側から、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックになるように充填し、レターサイズのテスト用文字面積率5%原稿の3万枚(ネコサレター紙)実写試験を行った。尚、実写試験中の感光体ドラムへの各単色トナー付着量が0.3〜0.4mg/cmになるよう設定した。実写試験中、3000枚の実写毎に、下記(a)〜(d)の試験を行った。結果を表1に示す。
【0090】
(a)中間転写ベルト汚れ
中間転写ベルトの汚れを目視判定し、3万枚の実写を通して中間転写ベルトに汚れが認められなかったものを「○」、3万枚の実写の途中で汚れが認められたものを「×」と判定した。
【0091】
(b)転写効率
3万枚を実写を通して転写効率95%以上を維持したものを「○」、転写効率が一度でも95%未満になったものを「×」と判定した。転写効率はつぎのようにして求めた。べた画像転写後の感光体ドラム上の転写残トナーをマイラーテープによりテーピングしてはぎ取り、このマイラーテープを未使用の白色紙上に貼着してマクベス濃度値を測定し、測定値「C」とした。べた画像が転写され、未定着状態のトナー像が担持されたの白色紙上にマイラーテープを貼着してマクベス濃度値を測定し、測定値「E」とした。また、未使用の白色紙上にマイラーテープを貼着してマクベス濃度値を測定し、測定値「D」とした。このとき、転写効率 (%)=[(E−C)/(E−D)]×100とした。
【0092】
(c)地肌かぶり
感光体ドラム表面を目視判定し、3万枚の実写を通して感光体ドラム表面に地肌かぶりが認められなかったものを「○」、3万枚の実写の途中で地肌かぶりが認められたものを「×」と判定した。
【0093】
(d)総合評価
以上の3項目について評価が全て「○」のものを総合評価「○」とし、1つでも「×」があるものを総合評価「×」とした。
【0094】
【表1】


【0095】
表1から、単に、ブラック・シアン・マゼンタ・イエローの順で時定数τを小さくするだけではなく、それとともにそれぞれのトナーの時定数を所定範囲内に調整することによって、高速の画像形成装置においても、中間転写ベルトの汚れがなく、地肌かぶりが発生せず、転写効率が高いことが明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0096】
【図1】本発明の実施の第1形態である画像形成装置の構成を模式的に示す断面図である。
【符号の説明】
【0097】
1 画像形成装置
2 トナー像形成手段
3 転写手段
4 定着手段
5 記録媒体供給手段
6 排出手段
11 感光体ドラム
12 帯電手段
13 露光ユニット
14 現像手段
15 クリーニングユニット
20 現像槽
21 トナーホッパ
25 中間転写ベルト
26 駆動ローラ
27 従動ローラ
28 中間転写ローラ
29 転写ベルトクリーニングユニット
30 転写ローラ
31 加熱ローラ
32 加圧ローラ
35 自動給紙トレイ
36 ピックアップローラ
37 搬送ローラ
38 レジストローラ
39 手差給紙トレイ
40 排出ローラ
41 排出トレイ
【出願人】 【識別番号】000005049
【氏名又は名称】シャープ株式会社
【出願日】 平成18年6月20日(2006.6.20)
【代理人】 【識別番号】100075557
【弁理士】
【氏名又は名称】西教 圭一郎

【識別番号】100072235
【弁理士】
【氏名又は名称】杉山 毅至

【識別番号】100135220
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 祥二


【公開番号】 特開2008−3174(P2008−3174A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−170724(P2006−170724)