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【発明の名称】 画像形成装置の使用状況管理システム及び画像形成装置
【発明者】 【氏名】堤 匡史

【要約】 【課題】検知した近傍の人の使用意思を確認することにより、正確に画像形成装置の稼働状況を把握できる画像形成装置の使用状況管理システムおよび画像形成装置を提供する。

【構成】前記画像形成装置100は、前記管理装置102からの使用状況確認要求に対して使用状況を返信する使用状況返信手段と114、前記使用状況確認要求時に前記人検出手段112により人が検出されていると、使用確認メッセージを出力するメッセージ出力手段113と、前記使用確認メッセージに対する応答を入力する使用確認応答手段115を備え、前記使用状況返信手段114は、前記使用確認応答手段114による応答を前記管理装置に返信するように構成されている画像形成装置の使用状況管理システム。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
近傍に人がいるか否かを検出する人検出手段を備えた画像形成装置と、前記画像形成装置の使用状況を管理する管理装置と、前記画像形成装置に対して画像形成ジョブを要求する複数のクライアントがネットワーク接続された画像形成装置の使用状況管理システムであって、
前記画像形成装置は、前記管理装置からの使用状況確認要求に対して使用状況を返信する使用状況返信手段と、前記使用状況確認要求時に前記人検出手段により人が検出されていると、使用確認メッセージを出力するメッセージ出力手段と、前記使用確認メッセージに対する応答を入力する使用確認応答手段を備え、前記使用状況返信手段は、前記使用確認応答手段による応答を前記管理装置に返信するように構成されている画像形成装置の使用状況管理システム。
【請求項2】
前記管理装置は、前記クライアントからの稼動状況問合せに対して、少なくとも各画像形成装置の設置場所、処理性能、稼働状況を返信するように構成されている請求項1記載の画像形成装置の使用状況管理システム。
【請求項3】
前記メッセージ出力手段は、前記クライアントからの要求に基づいて前記管理装置から送信された予約要求に対して予約中メッセージを出力する請求項1または2記載の画像形成装置の使用状況管理システム。
【請求項4】
前記画像形成装置は、前記クライアントからの要求に基づいて前記管理装置から予約要求が送信されると、新たなジョブの受付を禁止する請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置の使用状況管理システム。
【請求項5】
前記画像形成装置は、前記クライアントからの要求に基づいて前記管理装置から予約要求が送信されると、所定時間新たなジョブの受付を禁止する請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置の使用状況管理システム。
【請求項6】
前記画像形成装置は、前記クライアントからの要求に基づいて前記管理装置から予約要求が送信されると、所定容量以上の新たなジョブの受付を禁止する請求項1から3の何れかに記載の画像形成装置の使用状況管理システム。
【請求項7】
請求項1から6の何れかに記載の画像形成装置の使用状況管理システムに組み込まれる画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、近傍に人がいるか否かを検出する人検出手段を備えた画像形成装置と、前記画像形成装置の使用状況を管理する管理装置と、前記画像形成装置に対して画像形成ジョブを要求する複数のクライアントがネットワーク接続された画像形成装置の使用状況管理システム及び当該システムに組み込まれる画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、オフィスには、複写機能、プリント機能、ファクシミリ機能等の複数の機能を備えた画像処理装置としての複合機が設置され、クライアントであるパーソナルコンピュータとネットワーク接続されている。規模の大きなオフィスでは、ネットワーク接続された複数の画像形成装置が複数のフロアに分散設置され、画像形成ジョブの分散化が図られているが、多数の使用者により共用されるため各画像形成装置の混み具合によっては、要求する画像形成ジョブの実行時期が遅れ、業務に支障を来たす虞があった。
【0003】
また、複写ジョブを行なう場合には、人が画像形成装置の設置場所に赴き、原稿をセットする等の操作が必要となるが、多数のプリントジョブが既にスプールされている場合には、長時間待機しなければならないという問題もあった。
【0004】
そこで、特許文献1では、ネットワークに接続された複数のプリンタから所望のプリンタを選択するプリンタ選択装置において、前記複数のプリンタの機能および稼動状況を取得するプリンタ情報取得手段と、前記プリンタ情報取得手段が取得した機能および稼動状況に基づいて前記複数のプリンタの優先度を夫々算出する優先度算出手段と、前記優先度算出手段により算出された優先度に基づいて前記複数のプリンタのリストを作成して表示するリスト作成表示手段とを具備することを特徴とするプリンタ選択装置が提案されている。
【0005】
特許文献1に記載された技術によれば、プリンタの稼動状況は把握できるものの、ネットワーク接続された複合機に適用する場合には、複写ジョブのために画像形成装置を操作している人や、クライアントから要求されたプリントが完了するまで近傍に待機している人の有無が把握できないという問題があった。
【0006】
そこで、特許文献2では、コンピュータ又はその周辺機器の稼働状況を管理する稼働状況管理システムとして、コンピュータや周辺機器に利用者を検知する人検知センサを備えた稼働状況管理システムが提案されている。
【特許文献1】特開2000−122827号公報
【特許文献2】特開2004−220441号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、上述した特許文献2に記載された稼働状況管理システムでは、人検知センサにより周辺機器の近傍に人が検知される場合であっても、その周辺機器を操作する人であるのか、その近傍で立ち話をしている人なのか、単に通りすがりの人なのかを判別することができないため、却って混乱する場合があるという問題があった。
【0008】
本発明は、上述の問題点に鑑み、検知した近傍の人の使用意思を確認することにより、正確に画像形成装置の稼働状況を把握できる画像形成装置の使用状況管理システムおよび画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するため、本発明による画像形成装置の使用状況管理システムの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、近傍に人がいるか否かを検出する人検出手段を備えた画像形成装置と、前記画像形成装置の使用状況を管理する管理装置と、前記画像形成装置に対して画像形成ジョブを要求する複数のクライアントがネットワーク接続された画像形成装置の使用状況管理システムであって、前記画像形成装置は、前記管理装置からの使用状況確認要求に対して使用状況を返信する使用状況返信手段と、前記使用状況確認要求時に前記人検出手段により人が検出されていると、使用確認メッセージを出力するメッセージ出力手段と、前記使用確認メッセージに対する応答を入力する使用確認応答手段を備え、前記使用状況返信手段は、前記使用確認応答手段による応答を前記管理装置に返信するように構成されている点にある。
【0010】
上述の構成によれば、画像形成装置がクライアントから離れた場所にあっても、人検出手段により画像形成装置の近傍に人の存在が検出される場合に、当該人の使用意思が確認できるので、正確に使用状況を判断することができる。
【0011】
同第二の特徴構成は、同請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記管理装置は、前記クライアントからの稼動状況問合せに対して、少なくとも各画像形成装置の設置場所、処理性能、稼働状況を返信するように構成されている点にある。
【0012】
上述の構成によれば、前記管理装置から送信された、画像形成装置の設置場所、処理性能、稼働状況をクライアント側で確認することにより、用途等に合致した適切な画像形成装置を選択することができる。
【0013】
同第三の特徴構成は、同請求項3に記載した通り、上述の第一または第二の特徴構成に加えて、前記メッセージ出力手段は、前記クライアントからの要求に基づいて前記管理装置から送信された予約要求に対して予約中メッセージを出力する点にある。
【0014】
さらに、予約中であることを画像形成装置に表示することで、当該表示を視識した画像形成装置を使用しようとする第三者に、当該画像形成装置の使用を回避させることができる。
【0015】
同第四の特徴構成は、同請求項4に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記画像形成装置は、前記クライアントからの要求に基づいて前記管理装置から予約要求が送信されると、新たなジョブの受付を禁止する点にある。
【0016】
上述の構成によれば、新しいジョブを受け付けないことで、使用者の使用を確保することができる。また、前記画像形成装置は新しいジョブを受け付けないため、第三者は他の画像形成装置を選択するため効率よく画像形成装置を選択することができる。
【0017】
同第五の特徴構成は、同請求項5に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記画像形成装置は、前記クライアントからの要求に基づいて前記管理装置から予約要求が送信されると、所定時間新たなジョブの受付を禁止する点にある。
【0018】
上述の構成によれば、クライアントからコピー処理の予約がされた場合に、操作者がクライアントから予約した画像形成装置へ移動するために必要な時間は、第三者によるジョブの受付を禁止するため、確実に予約した画像形成装置を使用することができる。また、この場合において、移動に必要とされる所定時間が経過すると、第三者のジョブを受け付けるように構成すると、画像形成装置の稼働率の低下を防ぐことができる。
【0019】
同第六の特徴構成は、同請求項6に記載した通り、上述の第一から第三の何れかの特徴構成に加えて、前記画像形成装置は、前記クライアントからの要求に基づいて前記管理装置から予約要求が送信されると、所定容量以上の新たなジョブの受付を禁止する点にある。
【0020】
上述の構成によれば、クライアントからコピー処理が予約された場合、操作者が予約した画像形成装置までの移動にかかる時間以上の処理となるような、長時間に及ぶ第三者による新たなジョブの受付を禁止することで、前記操作者は、略確実に予約した画像形成装置を使用することができる。また、この場合において、移動に必要とされる所定時間が経過すると、第三者のジョブを受け付けるように構成すると、画像形成装置の稼働率の低下を防ぐことができる。さらに、例えば、移動時間にかかる時間以内で処理することができる少ない容量のジョブを受け付けるようにすることで、画像形成装置を効率よく使用することができる。
【0021】
本発明による画像形成装置の第一の特徴構成は、同請求項7に記載した通り、上述の第一から第六の何れかの特徴構成の使用状況管理システムに組み込まれる画像形成装置である。
【発明の効果】
【0022】
以上説明した通り、本発明によれば、検知した近傍の人の使用意志を確認することにより、正確に画像形成装置の稼働状況を把握できる画像形成装置の使用状況管理システムおよび画像形成装置を提供することができるようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に本発明による画像形成装置の使用状況管理システムについて説明する。
【0024】
前記使用状況管理システム1は、図1に示すように、複数台の画像形成装置100と、前記画像形成装置100の使用状況を管理する一台の管理装置102と、前記画像形成装置100に対して画像形成ジョブを要求する複数のパーソナルコンピュータでなるクライアント101がネットワーク接続されて構成されている。
【0025】
前記管理装置102は、ネットワーク上に接続された画像形成装置100を、ネットワーク上の各クライアント101と共有し、クライアント101からのジョブ要求を受け付け、前記管理装置102が管理する画像形成装置100にジョブ要求を送信するプリントサーバで構成されている。
【0026】
前記使用状況管理システム1は、図2に示すように、例えば2階に設置された前記管理装置102を介して、1階から4階の各階に配置された複数のクライアント101から各画像形成装置100の稼動状態が把握できるように構成されている。
【0027】
前記画像形成装置100は、図3に示すように、複写メニューを設定する複数のメニューキー等が表示され各メニューキーに対する操作を検出する液晶タッチパネル2、通知メッセージや警告音を出力するスピーカー3、近傍に人がいるか否かを検出する赤外線センサ4、設定された複写メニューで複写動作を起動するスタートキー等が配置される操作部5と、原稿載置部にセットされた一連の原稿を順次読み込んで電子データに変換する画像読取部6と、前記画像読取部6によって電子データに変換された画像データ、外部FAXから送信される画像データ、クライアントであるPCから送信される画像データ等に基づいて用紙上にトナー像を形成して出力する電子写真方式の画像形成部7等の各機能ブロック及びそれら機能ブロックを統合制御する制御部を備えて構成されている。
【0028】
前記画像形成装置100は、図4に示すように、装置の電源がオフされている電源オフ状態8、原稿をスキャンしているスキャン状態9、省電力モードに移行したスリープ状態10、FAX処理を実行しているFAX処理状態11、プリント処理中であるプリント実行状態12、コピー処理中であるコピー実行状態13、上述の処理が行われていない待機状態14との間で状態が遷移し、何れの遷移状態であるかが前記制御部で管理され、前記ネットワークを介して前記管理装置102で管理されるよう構成されている。尚、電源オフ状態8であっても状態が管理できるように、電力が前記画像形成装置100に内蔵される制御基板に通電され、前記管理装置102との間で通信可能に構成されている。
【0029】
さらに前記制御部には、図6に示すように、前記管理装置102と通信を行う通信手段110と、前記タッチパネル2等で入力される情報や前記管理装置102より受信する情報を管理する管理手段111と、赤外線センサ4の出力を処理して前記画像形成装置100の近傍に人物の存在を検出する人検出手段112と、前記管理装置102からの使用状況確認要求がなされたときに前記人検出手段112により人が検出されていると、近傍の人に対して使用確認メッセージを出力するメッセージ出力手段113と、前記使用確認メッセージに対する応答を入力する使用確認応答手段115と、前記管理装置102から送信される予約情報を管理する予約管理手段116等を備えている。
【0030】
前記通信手段110は、前記管理装置102から送信される使用状況確認要求に対して前記遷移状態及び詳細な状態データ(例えばプリント中であるなら受け付けたジョブのボリュームや処理時間等の負荷の程度を示すデータ等)を使用状況データとして返信する使用状況返信手段114を備え、前記管理装置102より送信される情報を受信または前記管理装置102へ情報を送信するように構成されている。
【0031】
任意のクライアント101から前記管理装置102に確認要求がなされたときまたは予め設定されたインタバルで前記管理装置102から各画像形成装置100へ使用状況確認要求がなされるように構成され、使用状況確認要求を受信した各画像形成装置100は上述の使用状況データを返信するのであるが、前記人検出手段112により近傍に人物が存在すると検知されるときには、当該人物に当該画像形成装置を使用する意思があるか否かを確認するため、前記メッセージ出力手段113が、図7(a)に示す確認メッセージを表示するとともに、前記スピーカー3より音声で確認メッセージを報知する。
【0032】
前記使用確認応答手段115は、前記確認メッセージに対する意思確認のための「はい」または「いいえ」の確認キーの応答を検出し、その結果を前記使用状況返信手段114を介して前記管理装置102に送信する。
【0033】
「はい」が選択された場合は当該画像形成装置100が使用予定であるとして待ち人有りの情報が、「いいえ」が選択された場合は当該画像形成装置100が使用予定でないとして待ち人無しの情報が前記管理装置102に送信される。また、所定時間確認キーの応答が無いときには「いいえ」が選択されたと判断する。
【0034】
前記管理装置101は、ネットワークを介して各画像形成装置100及び各クライアント101と通信を行う通信手段121と、各画像形成装置100の使用状況データを格納するデータベース122と、前記データベース122の管理データを更新処理する使用状況管理手段123とで構成されている。
【0035】
前記データベース122は、各画像形成装置から返信された使用状況、印刷速度、設置場所、待機時間、受付ジョブが終了する迄の待ち時間、待ち人の有無、予約の有無等が管理されている。尚、印刷速度、設置場所の各データは予め管理者により手動入力される。
【0036】
前記使用状況管理手段123は、前記通信手段121を介して各画像形成装置100に使用状況確認要求を送信し、前記画像形成装置100から返信された使用状況データに基づいて前記データベース122を更新する。
【0037】
各クライアント101は、ネットワークを介して前記管理装置101と通信する通信手段131と、キーボードやマウスなどから情報を入力する入力手段132と、前記管理装置101で管理されている情報を表示する表示手段133と、前記表示手段133に表示された情報を管理する入力情報管理手段134とを備えて構成されている。
【0038】
前記表示手段133は、図4に示すように、前記通信手段131を介して前記管理装置102に使用状況確認要求したときに返信された各画像形成装置100の使用状況データを表示する。
【0039】
前記入力情報管理手段134は、前記表示手段133に表示される各画像形成装置100の使用状況、印刷速度、設置場所、待機時間、待ち時間、待ち人、予約の何れかの欄が操作者により入力指示されると、それに対応して印字速度の早い順番、設置場所(階数)、待機時間の長い順番、待ち時間の短い順番等、予め設定された順序でソートして表示するソート手段を備えている。
【0040】
例えば、印刷速度の欄をマウスでクリックすると印字速度の早い順番にソートして表示され、これにより操作者が使用を望む画像形成装置の状態を迅速に目視確認できるようになる。
【0041】
前記表示手段133に表示される使用状況データを参照した操作者が、前記入力手段132を介してコピー作業またはFAX送信作業のために使用を望む待機中の特定の画像形成装置100を選択すると、当該画像形成装置の予約要求情報が前記通信手段131を介して前記管理装置102に送信される。
【0042】
前記クライアント101から予約要求されると、前記管理装置100は選択された画像形成装置100が予約された旨の使用状況データを前記データベース122に登録するとともに当該画像形成装置100に予約要求と予約者のIDナンバーを送信する。IDナンバーは前記クライアント101から入力され、予約要求のパラメータとして前記管理装置100に送信されるIDデータで、予約者を特定できるものであればよく、当該クライアントのID、操作者のID、テンポラリーなID等であってもよい。
【0043】
予約要求を受信した当該画像形成装置100は予約を受け付けると前記管理装置102にその旨の返信を行なうとともに、予約されたことを第三者に通知するため、前記メッセージ出力手段113により、図7(c)に示すような予約確認メッセージを表示する。当該画像形成装置100の予約管理手段116は、既に要求されているプリントジョブを除き、新たなジョブの受付を禁止する。
【0044】
予約した使用者が画像形成装置100の設置場所に移動して、前記操作部5からIDナンバーを入力すると前記画像形成装置100は使用可能な状態となり、複写機能またはFAX機能を使用することができるように構成されている。そして予約したジョブが完了すると前記管理装置102にジョブの終了情報が送られる。
【0045】
また、前記表示手段133に表示される使用状況データを参照した操作者が、前記入力手段132を介して複写動作中の特定の画像形成装置100を選択すると、予約要求情報が前記通信手段131を介して前記管理装置102に送信され、前記管理装置102から予約要求を受信した当該画像形成装置100は、図7(b)に示すような割込み許可確認画面を表示し、操作中の第三者に対して割込み処理が可能か否かの確認メッセージを表示する。
【0046】
前記使用確認応答手段115は、前記確認メッセージに対する意思確認のための「はい」または「いいえ」の確認キーの応答を検出し、その結果を前記使用状況返信手段114を介して前記管理装置102に送信する。
【0047】
「はい」が選択された場合は当該画像形成装置100の割込み使用が許可され、上述と同様に予約処理が実行され、「いいえ」が選択されると予約要求が拒絶され、その旨の情報が前記管理装置102を介して前記クライアント101の画面に表示される。所定時間入力されないときには「はい」が選択された場合と同様の処理が行なわれる。尚、所定時間入力されないときの動作モードを予め設定するモード設定手段を備え、「はい」か「いいえ」の何れかと同様に処理されるように構成することも可能である。
【0048】
尚、予約要求は複写作業またはFAXに制限され、プリント作業はクライアントのOSで管理されるプリンタドライバを起動して目的の画像形成装置100を選択できるように構成されているが、プリント作業に際してもクライアントから予約要求できるように構成してもよい。
【0049】
以下に使用状況管理システムの動作の一例を、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
【0050】
前記管理装置102は予め設定されたインタバルで各画像形成装置100から使用状況データを取得し、前記データベース122に管理している(S1)。このとき、各画像形成装置100の近傍に人が検出されるときには、上述したように検出された人に対して使用意思が確認され、前記管理装置102にその結果が送信される。複写作業またはFAX作業のために画像形成装置100の使用を望む操作者は、クライアント101を介して前記管理装置102へ使用状況を問い合わせる(S2)。使用状況問合せを受けた前記管理装置102は、前記データベース122の管理情報を読み出して(S3)、問合せされたクライアント101に送信する(S4)。
【0051】
前記クライアント101の表示手段133に、図5に示す各画像形成装置100の使用状況テーブルが表示され(S5)、操作者が表示された使用状況テーブルを目視確認して自らの使用を望む画像形成装置100を予約のために選択すると(S6)、選択された画像形成装置100に対する予約要求情報が前記管理装置102へ送信される(S7)。
【0052】
予約要求情報を受信した前記管理装置102は、選択された画像形成装置100へ予約要求確認情報を送信し(S8)、当該画像形成装置100が待機中であるときには(S9)、その表示部に予約確認メッセージが表示され(S13)、前記データベース122の使用状況データが更新される(S12)。
【0053】
予約要求確認情報を受信した画像形成装置100が複写またはFAX送信のための使用中であるときには(S9)、操作中の第三者に対して割込み処理が可能か否かの確認メッセージが表示され、画面の「はい」の確認キーが操作されて割込み処理が許可されると(S10)、その表示部に予約確認メッセージが表示され(S13)、前記データベース122の使用状況データが更新される(S12)。
【0054】
割込み処理が可能か否かの確認メッセージが表示されたときに、画面の「いいえ」の確認キーが操作されて割込み処理が禁止されると(S10)、その旨の情報が前記管理装置102を介して前記クライアント101の画面に表示される(S11)。
【0055】
以下、別実施形態を説明する。上述した実施形態では、使用確認応答手段により使用意思または割込み許可意思の確認キーが所定時間操作されない場合に、使用意思無し、割込み許可意思有りとの判断を行なうものを説明したが、これらの判断に限定されるものではなく、適宜設定できるものである。
【0056】
上述した実施形態では、前記画像形成装置は、前記クライアントからの要求に基づいて前記管理装置から予約要求が送信されると、新たなジョブの受付を禁止するものを説明したが、前記クライアントからの要求に基づいて前記管理装置から予約要求が送信されると、所定時間新たなジョブの受付を禁止するように構成するものであってもよい。所定時間とは、予約者が当該画像形成装置の設置場所への移動に要する時間程度の時間をいう。また、所定時間より十分に長い時間を経過すると、予約状態であっても他の新たなジョブを受け付けるように構成してもよいし、所定時間より十分に長い時間を経過すると、予約状態を解除するように構成してもよい。この場合、当該画像形成装置から前記管理装置へその旨の送信が行なわれ、前記データベースの使用状況データが更新されるように構成することは言うまでも無い。
【0057】
さらには、前記クライアントからの要求に基づいて前記管理装置から予約要求が送信されると、所定容量以上の新たなジョブの受付を禁止するように構成するものであってもよい。所定量とは、予約者が当該画像形成装置の設置場所への移動に要する時間に処理可能な第三者からのジョブの処理量以上の所定量をいう。従って、所定量未満の新たなジョブの受付を許容するように構成することも可能となる。
【0058】
上述した各実施形態を、本発明による作用効果が奏される範囲で適宜組み合わせることも可能である。
【0059】
上述の実施形態で説明した各機能ブロックは、何れも本発明の一例に過ぎず、本発明による作用効果が奏される範囲でその具体的構成を適宜変更可能なことは言うまでも無い。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】ネットワーク説明図
【図2】使用状況管理システム配置説明図
【図3】画像形成装置説明図
【図4】データベースについての説明図
【図5】画像形成装置モード説明図
【図6】本発明による使用状況管理システムブロック説明図
【図7】タッチパネル表示メッセージ説明図、(a)処理確認画面、(b)割り込み確認画面、(c)予約画面図
【図8】本発明による使用状況管理システムの動作を示すフローチャート説明図
【符号の説明】
【0061】
1:使用状況管理システム
2:液晶タッチパネル
3:スピーカー
4:赤外線センサ
5:操作部
6:画像読取部
7:画像形成部
8:電源オフ状態
9:スキャン状態
10:スリープ状態
11:FAX処理実行状態
12:プリント実行状態
13:コピー実行状態
14:待機状態
100:画像形成装置
101:クライアント
102:管理装置
110:通信手段
111:管理手段
112:人検出手段
113:メッセージ出力手段
114:使用状況返信手段
115:使用確認応答手段
116:予約管理手段
121:通信手段
122:データベース
123:使用状況管理手段
131:通信手段
132:入力手段
133:表示手段
134:入力管理手段
【出願人】 【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラミタ株式会社
【出願日】 平成18年6月20日(2006.6.20)
【代理人】 【識別番号】100107478
【弁理士】
【氏名又は名称】橋本 薫


【公開番号】 特開2008−3153(P2008−3153A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−170344(P2006−170344)