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【発明の名称】 水道メータケース
【発明者】 【氏名】西浦 雅人

【要約】 【課題】水道メータケースの軽量化と強度アップを両立させ、且つ、水道メータケースの製品価値を高める。

【解決手段】上ケース13と下ケース14を相互に固定して成る水道メータケース12であって、下ケース14を相互に固定して成る合成樹脂製の水道メータケース12であって、ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物により成形されている。該下ケース14の一側面、他側面にはそれぞれ流入管接続部17、流出管接続部18が突設され、該流入管接続部17と流出管接続部18は根元部から先端部に向かってテーパ状に小径になるように形成されている。また、下ケース14の底壁部14Bの上面にはリブ21が設けられている。更に、下ケース14の側壁部14A外面と底壁部14B下面は、凹状に湾曲するように形成されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
流量指示部等が装着される上ケースと、羽根車等が装着される下ケースとを相互に固定し、且つ、該下ケースの一側面、他側面に流入管接続部、流出管接続部を夫々突設して成る水道メータケースにおいて、該流入管接続部及び流出管接続部は根元部から先端部に向かって漸次小径になるようにテーパ状に形成され、且つ、前記下ケースの側壁部外面及び底壁部下面は凹状に湾曲して形成されていることを特徴とする水道メータケース。
【請求項2】
上記下ケースの底壁部は上面と下面の双方又は一方に補強用のリブが設けられていることを特徴とする請求項1記載の水道メータケース。
【請求項3】
上記下ケースと流入管接続部及び流出管接続部はポリアリーレンスルフィド樹脂組成物(PAS)により一体成形されていることを特徴とする請求項1又は2記載の水道メータケース。


【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、上ケース及び下ケース(ケ−ス本体)より成る水道メータケースに関するものであり、特に、流入管接続部及び流出管接続部が突設された下ケースの軽量化と強度アップとを両立させることができる水道メータケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の此種水道メータケース1は、図12に示すように、上ケース2と下ケース3とを相互に螺合固定して成り、該上ケース2と下ケース3内には流量指示部や羽根車などが装着される。
【0003】
そして、前記上ケース2と下ケース3は金属又は合成樹脂、例えば、ガラス繊維強化PPS樹脂、ABS樹脂等によって成形されている。又、下ケース3の一側面には流入管接続部4が突設され、該流入管接続部4の先端部外周に雄ねじ4aが螺刻されている。更に、該流入管接続部4の雄ねじ4aには流入管(図示せず)が螺合固定されている。
【0004】
他方、下ケース3の他側面には流出管接続部5が突設され、該流出管接続部5の先端部外周に雄ねじ5aが螺刻されている。この流出管接続部5の雄ねじ5aには流出管(図示せず)が螺合固定されている。尚、符号6は蓋体である(特許文献1又は2を参照)。
【特許文献1】特開2005−172725号公報
【特許文献2】特開2001−165722号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の水道メータケース1は、下ケース3と流入管接続部4、流出管接続部5とを金属又は合成樹脂によって形成しているが、金属製の場合は重量が大きくなるという欠点がある。又、合成樹脂製の場合は、金属製に比べて強度が小さいという欠点がある。このため、例えば、土圧又は水圧(荷重)の大きい場所に水道メータケース1を設置した場合に、流入管接続部4及び流出管接続部5を含む下ケース3の剛性強度が不足して、水道メータケース1の使用耐久性が低下する。
【0006】
ここで、合成樹脂製の水道メータケース1の強度を上げるために、下ケース3、流入管接続部4及び流出管接続部5の厚みを大きくすることがあるが、この場合は合成樹脂の使用量が増大してコスト高を招くと共に、水道メータケース1の重量が大きくなる。更に、下ケース3、流入管接続部4及び流出管接続部5の厚みを大きくすると、射出成形における冷却時に、成形品の表面にヒケ等が生じやすくなり、水道メータケース1の外観を損ねると共に寸法精度(性能)が低下して、製品価値が下がる等の問題があった。
【0007】
そこで、水道メータケースの軽量化と強度アップを両立させ、且つ、水道メータケースの製品価値を高めるために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、流量指示部等が装着される上ケースと、羽根車等が装着される下ケースとを相互に固定し、且つ、該下ケースの一側面、他側面に流入管接続部、流出管接続部を夫々突設して成る水道メータケースにおいて、該流入管接続部及び流出管接続部は根元部から先端部に向かって漸次小径になるようにテーパ状に形成され、且つ、前記下ケースの側壁部外面及び底壁部下面は凹状に湾曲して形成されている水道メータケースを提供する。
【0009】
この構成によれば、流入管接続部及び流出管接続部は、根元部から先端部に向かって漸次小径になるようにテーパ状に形成することにより、流入管接続部及び流出管接続部の根元部が肉厚に形成される。
【0010】
又、下ケースの側壁部外面を凹状に湾曲させることにより、該側壁部の上下両端部が中間部よりも肉厚に形成される。更に、下ケースの底壁部下面(外面)を凹状に湾曲させることにより、該底壁部の外周部が中心部よりも肉厚に形成される。
【0011】
このように構成すると、下ケース流入管接続部及び流出管接続部は、全体として厚さ寸法を大きくしなくとも、下ケース自体の剛性強度、並びに、該下ケースに対する流入管接続部及び流出管接続部の一体強度が向上する。
【0012】
請求項2記載の発明は、上記下ケースの底壁部は上面と下面の双方又は一方に補強用のリブが設けられている請求項1記載の水道メータケースを提供する。
【0013】
この構成によれば、下ケースの底壁部は、上面と下面の少なくとも一方に補強用のリブ、例えば、環状、円弧状、棒状などの適宜形状を有するリブを1本又は2本以上設けることにより、下ケースの底壁部を肉薄に形成しても該底壁部の強度が増大する。
【0014】
請求項3記載の発明は、上記下ケースと流入管接続部及び流出管接続部はポリアリーレンスルフィド樹脂組成物(PAS)により一体成形されている請求項1又は2記載の水道メータケースを提供する。
【0015】
この構成によれば、上記下ケースと流入管接続部及び流出管接続部は、ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を材料として射出成形される。このポリアリーレンスルフィド樹脂組成物は、ポリアリーレンスルフィド樹脂相に熱可塑性エラストマーを分散したものであり、耐衝撃性、耐薬品性、耐疲労性などが高く、過酷な環境下でも使用可能な柔軟強靱性を有する成形品が得られる。
【発明の効果】
【0016】
請求項1記載の発明は、下ケース及び流入管接続部、流出管接続部を従来に比べて肉薄に形成しても、下ケースの剛性強度、並びに、該下ケースに対する流入管接続部及び流出管接続部の一体強度を増大させることができるので、合成樹脂の使用量が減少して材料コストの節減化が可能になるだけでなく、軽量化と強度向上を両立させた水道メータケースを安価に提供することができる。
【0017】
請求項2記載の発明は、下ケースの底壁部は肉薄に形成しても、該底壁部の強度を増大させることができるので、請求項1記載の発明の効果に加えて、下ケースの底壁部の一層の軽量化を図りつつ所要の強度を確保することができる。
【0018】
又、底壁部にリブを設けて射出成形することにより、射出成形の冷却時に下ケースの外面にヒケ等が生じることを防止できる。したがって、水道メータケースの外観上の見栄えが良くなると共に、寸法精度が向上して水道メータケースの製品価値を高めることができる。
【0019】
請求項3記載の発明は、上記下ケースと流入管接続部及び流出管接続部は、ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物により一体成形することで、高い耐衝撃性、耐薬品性、耐疲労性などを有するので、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、過酷な環境下にて設置しても高い使用耐久性を保持できる。例えば、極低温の外気に晒されても、氷結による破損や破裂の虞がなく、従来に比べて水道メータケースの製品寿命を一層向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明は、水道メータケースの軽量化と強度アップを両立させ、水道メータケースの製品価値を高めるという目的を達成するため、流量指示部等が装着される上ケースと、羽根車等が装着される下ケースとを相互に固定し、且つ、該下ケースの一側面、他側面に流入管接続部、流出管接続部を夫々突設して成る水道メータケースにおいて、該流入管接続部及び流出管接続部は根元部から先端部に向かって漸次小径になるようにテーパ状に形成され、且つ、前記下ケースの側壁部外面及び底壁部下面は凹状に湾曲して形成されていることによって実現した。
【実施例】
【0021】
以下、本発明の好適な一実施の形態を図1乃至図5に従って詳述する。図1は本実施例に係る水道メータを示す正面断面図である。同図において、11は水道メータ、12は該水道メータ11の容器部を形成する水道メータケース12である。この水道メータケース12は、上ケース13と下ケース14とから成り、上ケース13と下ケース14はそれぞれ合成樹脂を射出成形して形成されている。該合成樹脂は具体的には、高い耐衝撃性、耐薬品性、耐疲労性などを有する柔軟かつ強靱なポリアリーレンスルフィド樹脂組成物(PAS)である。このポリアリーレンスルフィド樹脂組成物は、ポリアリーレンスルフィド樹脂相にポリオレフィン系エラストマー類、ニトリル系エラストマー類等の熱可塑性エラストマーを分散させたものである。
【0022】
上ケース13下部側には爪部(図示せず)が形成されていると共に、該爪部に嵌合する凹部(図示せず)が下ケース14の上部側に形成されている。前記上ケース13は上面開口部を有し、該上面開口部は表示機構用のカバー15により施蓋されている。
【0023】
図示例では、上ケース13の外周にはストップリング16が装着され、該ストップリング16に形成した溝部(図示せず)が上ケース13側の凸部(図示せず)に嵌合することで、上記カバー15に対するストップリング16の離脱が防止されている。
【0024】
図2及び図3に示すように、下ケース14の側壁部14Aの一側面、他側面にはそれぞれ流入管接続部17、流出管接続部18が突設されている。該流入管接続部17、流出管接続部18の根元部外面には、リブ17B,18Bが1箇所若しくは複数箇所に夫々形成されている。また、流入管接続部17と流出管接続部18は、図4に示すように、根元部から先端部に向かってテ―パ状に小径になるように形成されている。このため、流入管接続部17と流出管接続部18は、根元部の厚さ(外径)は該根元部以外の厚さ(外径)よりも大に形成されている。尚、流入管接続部17と流出管接続部18の内径は一定に形成されている。
【0025】
従って、流入管接続部17と流出管接続部18は、根元部の方が中間部及び先端部よりも肉厚に形成されているので、流入管接続部17と流出管接続部18の中間部及び先端部を肉薄に形成しても、下ケース14の側壁部14Aに対する流入管接続部17と流出管接続部18の一体強度が増大している。
【0026】
該流入管接続部17の先端部外周には雄ねじ17Aが螺刻され、該流入管接続部17には、前記雄ねじと螺合する雌ねじを有する流入管(図示せず)が接続されている。同様に、上記流出管接続部18の先端部外周には雄ねじ18Aが螺刻されて、該流出管接続部18には、前記雄ねじと螺合する雌ねじを有する流出管(図示せず)が接続されている。
【0027】
下ケース14の側壁部14Aの外側面は、図5に示すように、凹状に湾曲するように形成され、側壁部14Aの上下方向における両端部は中央部よりも肉厚に形成されている。従って、側壁部14Aの上下両端部が中央部よりも肉厚に形成されているので、側壁部14Aの中央部を薄く形成しても、側壁部14A自体の適正な剛性強度が確保される。
【0028】
又、下ケース14の底壁部14Bの下側面も、凹状に湾曲するように形成され、底壁部14Bの直径方向における外周部は中央部よりも肉厚に形成されている。従って、底壁部14Bの外周部は中央部よりも肉厚であるので、底壁部14Bの中央部を薄く形成しても、底壁部14B自体の適正な剛性強度が確保される。
所要値以上に増大している。
【0029】
更に、下ケース14の底壁部14Bの上面には、図4に示すように、補強用のリブ21が複数本設けられている。該リブ21の形状は特に限定されないが、図示例では、リング状に複数本形成され、且つ、該複数のリブ21は同心状に配設されていると共に、複数のリブ21同士は、流入管接続部17近傍の橋渡し部21Aにて連結されている。又、図示例では、底壁部14B上面の外周部にも複数の円弧状のリブ22が所定間隔を有して設けられている。これらリブ21,22により、底壁部14B全体の剛性強度が格段に増大している。
【0030】
次に、上記水道メータ11の内部機構部について詳述する。図1に示すように、下ケース14に形成した計量部の水路(計量室)25には、羽根車26がピボット26Aを介して回転自在に設けられている。また、下ケース14上部内周面に刻設したねじ部には押さえナット27が螺着され、この押さえナット27の内周側には受圧板28が装着されている。
【0031】
羽根車26の上頭部には駆動側マグネット29が取り付けられ、駆動側マグネット29には被駆動側マグネット30が回転可能に磁気結合されている。又、被駆動側マグネット30の上部にはセンタ歯車(図示省略)が一体回転可能に設けられている。
【0032】
従って、水道水の流れにより羽根車26が回転すると、羽根車26の回転力は磁気結合作用により被駆動側マグネット30に伝達されるため、被駆動側マグネット30と共にセンタ歯車が回転する。
【0033】
上ケース13内の指示表示部には数字車31が配置され、該数字車31と前記センタ歯車の間には、複数の歯車から成る減速用歯車列(図示せず)が駆動伝達可能に設けられている。この減速用歯車列等を介して、数字車31は羽根車26の回転数に応じた積算値を表示する。その他、32は指示表示部が設けられたレジスターボックス、33はストレーナ、34は表示機構部である。
【0034】
以上説明したように本実施例によれば、下ケース14の両側面に突設した流入管接続部17及び流出管接続部18は、根元部から先端方向に向かって外径が漸次小さくなるように形成されているので、下ケース14に対する流入管接続部17及び流出管接続部18の一体強度が大幅に増大する。
【0035】
下ケース14は、側壁部14A及び底壁部14Bの外面を凹状に湾曲して形成し、且つ、底壁部14Bの上面に補強用のリブ21を設けたので、下ケース14全体を従来に比べて肉薄に形成しても、一層の軽量化と強度アップが図られる。また、成形品である下ケース14については、樹脂材料の使用量を節減できるので、大幅なコストダウンが図られる。
【0036】
特に、底壁部14Bにリブ21を設けたことにより、射出成形の冷却時に底壁部の表面にヒケ等が生じることを防止できる。斯くして、水道メータケース11の外観上の見栄えが良くなると共に、寸法精度が向上して水道メータケース11の製品価値が高くなる。
【0037】
更に、下ケース14はポリアリーレンスルフィド樹脂組成物を材料として射出成形されているので、耐衝撃性、耐薬品性、耐疲労性などが高く、過酷な環境下にて充分使用できる強靱な成形品が得られる。なお、ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物による成形品は、変形しにくい高い剛性を有し、高密度ポリエチレン樹脂HDPEの約3倍の弾性率をもつ(非強化プラスチックとして最上級)。
【0038】
又、ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物から成る下ケース14は、破壊に強いしなやかさと、高い耐衝撃性を有するので、過酷な環境下にて使用しても耐久性が高いうえに、耐薬品性、並びに、繰り返し変形に耐える疲労特性に優れ、且つ、再生使用可能なリサイクル性も有する。更に又、ウエィド部位(成形時に合成樹脂が出合う箇所)にても高い強靭性を持つので、ねじ部の成形(コルゲート成形)も精度良く加工できる。
【0039】
従って、例えば、土圧又は荷重の大きい場所に設置した場合でも、本発明の水道メータ11は十分な使用可能な耐久性を有し、水道メータケース11としての製品寿命性が一層向上し、又、極低温の外気に晒されても、氷結による破損や破裂の虞がない。
【0040】
次に、本発明の他の実施の形態について図6乃至図11に従って詳述する。本実施例は上記実施例の水道メータケース11よりも小型の水道メータケースに適用したものである。なお、上記実施例と同様な構成要素については、それと同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
【0041】
本実施例に係る水道メータケースは、図示しない上ケースと下ケース14とを相互に螺合固定して成り、上ケースと下ケース14はそれぞれ合成樹脂によって射出成形されている。該合成樹脂としては、上記実施例と同様にポリアリーレンスルフィド樹脂組成物が採択されている。
【0042】
図7乃至図9に示すように、下ケース14の側壁部14Aの一側面、他側面には流入管接続部17、流出管接続部18が突設され、該流入管接続部17、流出管接続部18の長さ寸法は上記実施例に比べて短かく形成されている。又、流入管接続部17と流出管接続部18の外径は、図10に示すように、根元部から先端部に向かってテ―パ状に小さくなるように設定されている。更に、流入管接続部17と流出管接続部18の外周部下面には補強用のリブ17B,18Bが設けられている。
【0043】
このため、流入管接続部17と流出管接続部18は、根元部の厚さ(外径)は該根元部以外の厚さ(外径)よりも大に形成されている。従って、流入管接続部17と流出管接続部18の中間部及び先端部を肉薄に形成しても、下ケース14の側壁部14Aに対する流入管接続部17と流出管接続部18の一体強度が増大している。
【0044】
下ケース14の側壁部14Aの外側面は、図11に示すように、凹状に湾曲するように形成され、側壁部14Aの上下方向における両端部は中央部よりも肉厚に形成されている。従って、側壁部14Aの中間部を薄く形成しても、側壁部14A自体は所要の剛性強度を有している。
【0045】
又、下ケース14の底壁部14Bの下側面も凹状に湾曲するように形成され、底壁部14Bの直径方向における外周部の厚みは、中央部の厚みよりも大に形成されている。
【0046】
更に、下ケース14の底壁部14Bの上面には、図9に示すように、リング状又は略C字状の補強用のリブ21が同心状に複数本形成されている。また、本実施例では、図8及び図11に例示するように、底壁部14Bの下面にも補強用のリブ35が径方向に1本又は複数本設けられている。従って、底壁部14Bの中央部を薄く形成しても、底壁部14B自体の所要の剛性強度が確保されている。
【0047】
本実施例によれば、流入管接続部17及び流出管接続部18は、根元部から先端部に向かって外径が漸次小さくなり、且つ、下ケース14の底壁部14Bの厚みは、外周部から中心部に向かって漸次薄くなるとともに、底壁部14Bの上面及び下面に補強用のリブ21、35が設けられている。
【0048】
上記構成から成る本実施例によれば、上記実施例と同様の効果が奏される。即ち、下ケース14の側壁部14A、底壁部14B、並びに、流入管接続部17及び流出管接続部18を肉厚に形成しなくとも、下ケース14の全体の強度が向上し、且つ、水道メータケース12全体の軽量化を実現し、樹脂材料の使用量も節減できる。また、射出成形時において成形品にヒケ等が生じることが防止されるので、水道メータケース12の外観上の見栄えが良くなると共に、寸法形状の精度が向上する。
【0049】
又、下ケース14、流入管接続部17及び流出管接続部18は、ポリアリーレンスルフィド樹脂組成物により成形されているので、極低温の外気に晒されても、氷結による破損や破裂の虞がなく、製品価値が著しく向上する。
【0050】
尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】本発明に係る一実施例を示し、水道メータの構成を説明する正面断面図。
【図2】一実施例に係る下ケ−スを上方から見た斜視図。
【図3】一実施例に係る下ケ−スを下方から見た斜視図。
【図4】一実施例に係る下ケ−スの平面図。
【図5】図4のA−A線に沿った断面図。
【図6】本発明の他の実施例に係る下ケ−スの正面断面図。
【図7】他の実施例に係る下ケ−スを上方から見た斜視図。
【図8】他の実施例に係る下ケ−スを下方から見た斜視図。
【図9】他の実施例に係る下ケ−スの平面図。
【図10】図9のA−A線に沿う断面図。
【図11】図9のB−B線に沿う断面図。
【図12】従来の水道メータケースの一部切欠正面図。
【符号の説明】
【0052】
12 水道メータケース
13 上ケース
14 下ケース(ケース本体)
14A 側壁部
14B 底壁部
17 流入管接続部
18 流出管接続部
21 リブ
22 リブ
【出願人】 【識別番号】591085422
【氏名又は名称】高畑精工株式会社
【出願日】 平成19年2月8日(2007.2.8)
【代理人】 【識別番号】100060575
【弁理士】
【氏名又は名称】林 孝吉


【公開番号】 特開2008−191133(P2008−191133A)
【公開日】 平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願番号】 特願2007−28991(P2007−28991)