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【発明の名称】 タンク等における液面センサの取付け方法及び装置
【発明者】 【氏名】鈴木 宏行

【氏名】池谷 弘

【要約】 【課題】液面センサを備えたタンクを屋内に設置した後でも、容易に液面センサの交換をすることができるタンク等における液面センサの取付け装置を提供する。

【解決手段】屋内に設置される燃料等の液体40が注入されたタンク15における液面センサの取付け装置であって、前記タンクのドレイン口に接続された配管17、19と、液面センサが内蔵され底部に管路51を有する筒体50と、配管19の一端に前記筒体の管路51の端部を着脱可能に接続する接続手段30,31とを有する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋内に設置される燃料等の液体が注入されたタンク等における液面センサの取付け方法において、
前記タンクのドレイン口からタンク外部に連通する配管に、液面センサが内蔵され底部に管路を有する筒体の該管路の端部を着脱可能としたことを特徴とするタンク等における液面センサの取付け方法。
【請求項2】
屋内に設置される燃料等の液体が注入されたタンク等における液面センサの取付け装置において、
前記タンクのドレイン口に接続された配管と、
液面センサが内蔵され底部に管路を有する筒体と、
前記配管の一端に前記筒体の管路の端部を着脱可能に接続する接続手段と、
を有することを特徴とするタンク等における液面センサの取付け装置。
【請求項3】
前記接続手段は、前記配管の一端及び前記管路の端部にそれぞれフランジ部を設け、これらのフランジ部をボルト締めすることにより固定することを特徴とする請求項2に記載のタンク等における液面センサの取付け装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、屋内に設置される燃料等の液体が装填されたタンク等における液面センサの取付け方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
屋内に設置される従来の燃料小出槽や、冷却水槽等のタンクにあっては、図2に示すように、床面100に設置された架台101上に載置されたタンク102内に注入された液体の液面を検出するためにタンク102の上面102Aからフロートスイッチや電極棒等の部品を含む液面センサを内蔵したフランジ部103を有する筒体104をタンク102の内部に挿入し、フランジ部103で固定するように構成されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記従来の液面センサを備えたタンクにあっては、タンクを架台の上に取り付け、屋内に据え付けると、液面センサの故障時等に、屋内の天井と、タンク上部との間隙が少ないため、液面センサを内蔵する筒体をタンクから簡単に取り出すことができないという問題がある。
【0004】
従来の液面センサを備えたタンクを屋内に設置した状態を図3に示す。同図において、屋内110の床111上には防油堤112が形成されている。防油堤112上には架台113が設置されており、架台113上には、液面センサ114を備えたタンク115が載置されている。液面センサは筒体114に内臓されており、この筒体11は、タンク115の上部より挿入され、フランジ部115をタンク115にボルト締めすることにより固定されている。
【0005】
この状態で液面センサ114の故障等により液面センサ114が内蔵された筒体114をタンク115から取り出し、交換しようとすると、タンク115条面と屋内110の天井120との間の隙間がないため、すなわち、筒体114の長さをX、タンク115の上面から天井までの距離をYとすると、X>Yであるため、タンク115上面から筒体114を簡単に取り出すことができないという問題がある。すなわち、タンク115から液面センサが内蔵された筒体114を取り出すには、タンク115を架台上で傾けるか、タンク115を床111上に一旦、降ろす必要があり、液面センサの交換が大掛かりな工事となり、コスト高となるという問題が有った。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、液面センサを備えたタンクを屋内に設置した後でも、容易に液面センサの交換をすることができるタンク等における液面センサの取付け方法及び装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明のタンク等における液面センサの取付け方法は、屋内に設置される燃料等の液体が注入されたタンク等における液面センサの取付け方法において、前記タンクのドレイン口からタンク外部に連通する配管に、液面センサが内蔵され底部に管路を有する筒体の該管路の端部を着脱可能としたことを特徴とする。
【0008】
上記構成のタンク等における液面センサの取付け方法では、屋内に設置されるタンクのドレイン口からタンク外部に連通する配管に対し、液面センサが内蔵され底部に管路を有する筒体の該管路の端部を着脱可能に構成される。
このように構成することにより、タンクに液面センサを取り付けた状態で屋内に設置した後でも、液面センサの着脱が可能となり、液面センサの交換が容易となる。したがって、液面センサの交換工事に要するコストを低減できる。
【0009】
また、本発明のタンク等における液面センサの取付け装置は、屋内に設置される燃料等の液体が注入されたタンク等における液面センサの取付け装置において、前記タンクのドレイン口に接続された配管と、液面センサが内蔵され底部に管路を有する筒体と、前記配管の一端に前記筒体の管路の端部を着脱可能に接続する接続手段とを有することを特徴とする。
【0010】
また、本発明のタンク等における液面センサの取付け装置は、前記接続手段は、前記配管の一端及び前記管路の端部にそれぞれフランジ部を設け、これらのフランジ部をボルト締めすることにより固定することを特徴とする。
【0011】
上記構成のタンク等における液面センサの取付け装置では、屋内に設置される燃料等の液体が注入されたタンクのドレイン口に接続された配管と、液面センサが内蔵され底部に管路を有する筒体と、前記配管の一端に前記筒体の管路の端部を着脱可能に接続する接続手段とから構成されている。
また、前記接続手段は、タンクのドレイン口に接続された配管の一端及び液面センサが内蔵された管路の端部にそれぞれフランジ部を設け、これらのフランジ部をボルト締めすることにより固定する。
【0012】
このように構成することにより、屋内に設置される燃料等の液体が注入されたタンクのドレイン口に接続された配管の一端と、液面センサが内蔵され底部に管路を有する筒体の該管路の端部とが、接続手段により着脱可能に接続される。
この接続手段は、タンクのドレイン口に接続された配管の一端及び液面センサが内蔵された管路の端部にそれぞれフランジ部を設け、これらのフランジ部をボルト締めすることにより固定する。
したがって、タンクに液面センサを取り付けた状態で屋内に設置した後でも、液面センサの着脱が可能となり、液面センサの交換が容易となる。それ故、液面センサの交換工事に要するコストを低減できる。
【発明の効果】
【0013】
以上に説明したように、本発明のタンク等における液面センサの取付け方法及び装置によれば、タンクに液面センサを取り付けた状態で屋内に設置した後でも、液面センサの着脱が可能となり、液面センサの交換が容易となる。したがって、液面センサの交換工事に要するコストを低減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施形態に係るタンク等における液面センサの取付け装置の構成を図1に示す。
図1において、屋内10の床11上には架台12が設置されており、架台12の脚部13は、床11上にボルト14により固定されている。
架台12上には、液面センサを備えた燃料等の液体40が注入されたタンク15が載置されている。液面センサは筒体50に内臓されている。
【0015】
タンク15のドレイン口16には、バルブ20、21を有する配管17が接続されており、この配管17の中途にはT字状配管18が接続されている。このT字状配管18の図1上、水平方向に分岐する配管に接続されている配管19の端部には、フランジ部30が設けられている。
また、筒体50は、その底部に、この底部から図1上、タンク15の下部において水平方向に延設され端部に上記フランジ部30と接する位置にフランジ部31が設けられた配管(管路)51を有している。フランジ部30、31は、ボルト締めすることにより配管19及び配管51は接続されている。
【0016】
筒体50内には、管体500が筒体50の上部に蓋体510により固定されている。管体500は、底部が閉じた状態に形成されており管体500の上部は一部が、筒体50の外部に突出しており、その上端にはハウジング511が取り付けられている。管体500には、タンク15内に注入された液体30の液面を検出するための磁石を有するフロート501、504が、管体500内の液面変位に応じて上下方向に移動するように外嵌されている。
【0017】
ハウジング511内には、後述するように、フロート501、504の移動により作動するリードスイッチが封入されており、このリードスイッチに接続されたリード線がこの管体500内を通じてハウジング511内に導出され、ハウジング511内に設けられたリードスイッチの動作状態を判定する判定回路を含む回路部に接続されるようになっている。
【0018】
フロート501は上側ストッパ502、下側ストッパ503によりその移動範囲が規制され、フロート504は上側ストッパ505、下側ストッパ506によりその移動範囲が規制されており、フロート501が上側ストッパ502に接触する位置まで上昇したときに管体500内に設けられたにリードスイッチ(図示せず)がON状態になり、フロート501が下側ストッパ503に接触する位置まで移動したときに上記リードスイッチがOFF状態となるよう設定されている。
【0019】
また、フロート504が下側ストッパ506に接触する位置まで移動したときに管体500内に設けられた上記とは別のリードスイッチ(図示せず)がON状態となり、が上側ストッパ502に接触する位置まで上昇したときにリードスイッチが、OFF状態となるよう設定されている。
すなわち、本実施形態では、例えば、フロート501により上限の液面レベルを検出し、フロート504により下限の液面レベルを検出するように各、フロートの液面変位に伴う上下方向の移動範囲が設定されている。
【0020】
このように、フロート501、504、リードスイッチ等を構成要素とする液面センサ内蔵する筒体50には、バルブ21を閉じ、バルブ20を開くことにより。タンク15と筒体50とが配管17、T字状配管18、配管19、51を介して連通し、タンク15内の燃料等の液体40が筒体50に流れ込み、筒体50内の液面レベルは、タンク内と同じ液面レベルになる。
【0021】
このようにして、タンク15内の液体40を使用可能な状態にした後に、例えば、液面センサの故障等により液面センサを交換する必要が生じた場合には、バルブ20を閉じ、バルブ21を開いて筒体50内の液体を排出させ、その後にフランジ30、31を固定していたボルトを外すことにより、液面センサを内蔵する筒体50を水平方向に移動させて液面センサを内蔵する筒体50を外す。外した筒体内の液面センサを修理するか、新品と交換した後に、再度、配管19の端部に設けられたフランジ部30と筒体50の配管51の端部に設けられたフランジ部31とをボルト締めすることにより固定してタンク30に筒体50を取り付ける。
【0022】
以上に説明したように、本発明の実施形態に係るによれば、屋内に設置されるタンクのドレイン口からタンク外部に連通する配管に対し、液面センサが内蔵され底部に管路を有する筒体の該管路の端部を水平方向に着脱可能に構成したので、タンクに液面センサを取り付けた状態で屋内に設置した後で、例え、タンクの上面と屋内の天井との間に隙間が少ない場合であっても、液面センサの着脱が可能となり、液面センサの交換が容易となる。したがって、液面センサの交換工事に要するコストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施形態に係るタンク等における液面センサの取付け装置の構成を示す図である。
【図2】従来の液面センサを備えたタンクの屋内における設置状態を示す図である。
【図3】従来の液面センサを備えたタンクを屋内に設置した後に、液面センサを交換作業する際の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0024】
10…屋内、11…床、12…架台、13…脚部、15…タンク。16…ドレイン口、17、19、51…配管、18…T字状配管、20、21…バルブ、30、31…バルブ、40…燃料等の液体、50…筒体、500…管体、501、504…フロート、502,505…上側ストッパ、503、506…下側ストッパ、510…蓋体、511…ハウジング
【出願人】 【識別番号】000002059
【氏名又は名称】神鋼電機株式会社
【出願日】 平成19年2月2日(2007.2.2)
【代理人】 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武

【識別番号】100108578
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 詔男

【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆

【識別番号】100101465
【弁理士】
【氏名又は名称】青山 正和

【識別番号】100094400
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 三義

【識別番号】100107836
【弁理士】
【氏名又は名称】西 和哉

【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦


【公開番号】 特開2008−190954(P2008−190954A)
【公開日】 平成20年8月21日(2008.8.21)
【出願番号】 特願2007−24515(P2007−24515)