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【発明の名称】 ガス利用情報表示装置
【発明者】 【氏名】小畑 滋男

【氏名】松井 巧

【氏名】高林 亘

【氏名】田中 彰一

【氏名】大江 英城

【要約】 【課題】ガス消費者に対してガスの利用状況を分かり易く表示することができるガス利用情報表示装置を提供する。

【解決手段】予め器具毎に瞬時流量を外部メモリ14に登録し、ガスメータ6で測定した瞬時流量を登録した瞬時流量とを比較して一致した器具に対してその器具の利用量としてマイコン11で積算し、ユーザから要求があったときは、器具毎の積算値、積算値から算出した利用料金、利用状況から判断したおすすめ料金プランや現在の料金プランで利用料金を安くするための器具の利用方法を表示部12に表示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスメータに接続されて、宅内に配置されるガス利用情報表示装置であって、
前記ガスメータからガスの瞬時流量を定期的に取得する瞬時流量取得手段と、
前記ガスメータに接続される器具情報を登録する登録手段と、
前記器具情報を格納する器具情報格納手段と、
前記器具情報格納手段に格納した器具情報に基づいて器具毎に瞬時流量を積算する積算手段と、
前記積算手段が積算した器具毎の積算値に基づいてガス利用情報を出力する利用情報出力手段と、
前記利用情報出力手段が出力した前記ガス利用情報を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とするガス利用情報表示装置。
【請求項2】
接続された器具毎に瞬時流量を積算するガスメータに接続されて、宅内に配置されるガス利用情報表示装置であって、
前記ガスメータに接続される器具情報を登録する登録手段と、
前記器具情報を格納する器具情報格納手段と、
前記ガスメータから器具毎の瞬時流量の積算値を取得する積算値取得手段と、
前記器具情報格納手段に格納した器具情報および前記ガスメータから取得した器具毎の瞬時流量の積算値に基づいてガス利用情報を出力する利用情報出力手段と、
前記利用情報出力手段が出力した前記ガス利用情報を表示する表示手段と、
を備えたことを特徴とするガス利用情報表示装置。
【請求項3】
前記ガス利用情報が、前記積算手段が積算した器具毎の積算値または前記積算値取得手段が取得した器具毎の瞬時流量の積算値であることを特徴とする請求項1または2に記載のガス利用情報表示装置。
【請求項4】
前記利用情報出力手段が、前記積算手段が積算した器具毎の積算値または前記積算値取得手段が取得した器具毎の瞬時流量の積算値から器具毎の利用料金を算出し、前記表示手段に、前記利用料金を表示することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載のガス利用情報表示装置。
【請求項5】
前記利用情報出力手段が、複数の料金プランのうち現在よりも利用料金を安くすることができる料金プランを選択し、前記表示手段に、選択した料金プランを表示することを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項に記載のガス利用情報表示装置。
【請求項6】
前記利用情報出力手段が、現在の利用料金よりも安くするための前記器具の利用方法を出力することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載のガス利用情報表示装置。
【請求項7】
前記ガスメータに接続される器具として燃料電池が接続された場合に、
前記利用情報出力手段が、前記燃料電池で発電された電力量と、前記電力量によって電力会社から供給される電力の料金の削減額を出力することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項に記載のガス利用情報表示装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ガスメータからガスの流量を取得して各種情報を表示するガス利用情報表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ガスの供給者は所定期間(例えば1ヶ月)毎に検針等によって得られたガス消費者のガス消費量に応じた利用料金を計算し、当該利用料金をガス消費者に請求している。そして、ガス消費量の拡大やガス器具の拡販のために、特別なガス料金体系を適用することがなされている。例えば、特定のガス器具のガス使用料金を割安にするなどの方法がとられている。
【0003】
特別なガス料金体系に対応するためのガスメータとして、例えば特許文献1に記載のガスメータが提案されている。特許文献1に記載のガスメータは、複数の流量区分毎にガス消費量を積算している。そして、ガス供給者は流量区分毎に割引率や割引料金などを設定することで消費者に分かり易い様々な割引料金サービスを提案できる。
【特許文献1】特開2005−10002号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガス消費者自身が、利用状況に応じた割引料金サービスや複数の料金プランを選択するなどの参考のために、特許文献1に記載のガスメータで積算したガス消費量を表示する装置を宅内などに設置されることがあるが、流量区分毎の表示では具体的にどのガス器具で利用したのかがユーザには不明であり、ガス消費者自身が適切な料金プラン等を選択することは困難であった。
【0005】
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、ガス消費者に対してガスの利用状況を分かり易く表示することができるガス利用情報表示装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、ガスメータに接続されて、宅内に配置されるガス利用情報表示装置であって、ガスメータから瞬時流量を定期的に取得する瞬時流量取得手段と、前記ガスメータに接続される器具情報を登録する登録手段と、前記器具情報を格納する器具情報格納手段と、前記器具情報格納手段に格納した器具情報に基づいて器具毎に瞬時流量を積算する積算手段と、前記積算手段が積算した器具毎の積算値に基づいてガス利用情報を出力する利用情報出力手段と、前記利用情報出力手段が出力した前記ガス利用情報を表示する表示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の発明は、接続された器具毎に瞬時流量を積算するガスメータに接続されて、宅内に配置されるガス利用情報表示装置であって、前記ガスメータに接続される器具情報を登録する登録手段と、前記器具情報を格納する器具情報格納手段と、前記ガスメータから器具毎の瞬時流量の積算値を取得する積算値取得手段と、前記器具情報格納手段に格納した器具情報および前記ガスメータから取得した器具毎の瞬時流量の積算値に基づいてガス利用情報を出力する利用情報出力手段と、前記利用情報出力手段が出力した前記ガス利用情報を表示する表示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記ガス利用情報が、前記積算手段が積算した器具毎の積算値または前記積算値取得手段が取得した器具毎の瞬時流量の積算値であることを特徴としている。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記利用情報出力手段が、前記積算手段が積算した器具毎の積算値または前記積算値取得手段が取得した器具毎の瞬時流量の積算値から器具毎の利用料金を算出し、前記表示手段に、前記利用料金を表示することを特徴としている。
【0010】
請求項5に記載の発明は、前記利用情報出力手段が、複数の料金プランのうち現在よりも利用料金を安くすることができる料金プランを選択し、前記表示手段に、選択した料金プランを表示することを特徴としている。
【0011】
請求項6に記載の発明は、前記利用情報出力手段が、現在の利用料金よりも安くするための前記器具の利用方法を出力することを特徴ととしている。
【0012】
請求項7に記載の発明は、前記ガスメータに接続される器具として燃料電池が接続された場合に、前記利用情報出力手段が、前記燃料電池で発電された電力量と、前記電力量によって電力会社から供給される電力の料金の削減額を出力することを特徴としている。
【発明の効果】
【0013】
以上説明したように請求項1記載の発明によれば、瞬時流量取得手段が取得した瞬時流量を登録手段で登録した器具情報に基づいて器具毎に瞬時流量を積算し、その積算値に基づいてガス利用情報が表示手段に表示されるので、器具毎のガスの利用状況を表示することができるために、ガス消費者に対して分かり易い表示を行うことができる。
【0014】
請求項2記載の発明によれば、ガスメータが器具毎に取得した瞬時流量の積算値および器具情報格納手段に格納した器具情報に基づいて、ガス利用情報が表示手段に表示されるので、器具毎のガスの利用状況を表示することができるために、ガス消費者に対して分かり易い表示を行うことができる。
【0015】
請求項3記載の発明によれば、ガス利用情報として積算値すなわちガスの利用量を器具毎に表示することができるのでガス消費者に対して分かり易い表示を行うことができる。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、積算値から利用料金を算出し、その利用料金を表示することができるのでガス消費者に対して分かり易い表示を行うことができる。
【0017】
請求項5記載の発明によれば、現在よりも利用料金を安くすることができる料金プランを表示することができるので、ガス消費者に対して有益な情報を表示することができ、ガスの利用促進を図ることができる。
【0018】
請求項6記載の発明によれば、現在の利用料金よりも利用料金を安くするための前記器具の利用方法を表示することができるので、ガス消費者に対して有益な情報を表示することができ、ガスの利用促進を図ることができる。
【0019】
請求項7記載の発明によれば、燃料電池が接続された場合に、その燃料電池で発電された電力量と、その発電された電力量によって電力会社から供給される電力の料金の削減額を表示することができるので、その燃料電池を用いたことで、電力会社から供給される電力がどの程度削減できたかを知ることができ、ユーザが燃料電池を有効に活用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1はガス供給設備の一例を示す構成図である。図2は、本発明の一実施形態におけるガス利用情報表示装置を示すブロック図である。図3は、図2に示したガス利用情報表示装置におけるガス器具の登録動作を示したフローチャートである。図4は、図2に示したガス利用情報表示装置における積算および表示動作を示したフローチャートの一の部分である。図5は、図2に示したガス利用情報表示装置における積算および表示動作を示したフローチャートの他の部分である。
【0021】
図1に示すガス供給設備において、2本のガス容器1a及び1bからの高圧のガスは、高圧ホース2a及び2bを介して、圧力調整器3に供給される。この圧力調整器3によってガス容器1a及び1bからの高圧のガスは、所定の圧力のガスに調整される。
【0022】
調整されたガスは、途中に閉止コック4を有するガス管路5を介してガスメータ6に供給された後、さらにガス管路7、該ガス管路7から分岐した分岐ガス管路8を介して、主に消費側の室内等に設けられたガス器具9に供給されている。このガス器具9としては、例えば、給湯器9a、ガスコンロ9b、ガスヒータ9c、ガス床暖房9dなどがある。
【0023】
ガスメータ6は、CPUを有し予め定められた制御プログラムによってガス流路を流れるガスの瞬時流量の測定や、異常時にガス器具9へのガス供給の遮断などを行うことができる電子式ガスメータである。
【0024】
そして、ガスメータ6は、宅内に配置された本発明の一実施形態にかかるガス利用情報表示装置10と有線または無線などで接続され、ガスメータ6で測定された瞬時流量をガス利用情報表示装置10に出力する。
【0025】
本発明の一実施形態にかかるガス利用情報表示装置10は図2に示すようにマイコン11と、表示部12と、操作部13と、外部メモリ14と、通信部15とを備えている。
【0026】
積算手段、利用情報出力手段としてのマイコン11は、CPU11a、ROM11bおよびRAM11cを内蔵しROM11bに予め記録された制御プログラムをCPU11aが実行することによって、ガス利用情報表示装置10の全体制御や、本実施例においては特に瞬時流量のガス器具毎の積算および表示部12へ表示する積算値(利用量)、利用料金、おすすめ料金プランおよびガス器具の利用方法などの各種情報の生成を行っている。
【0027】
表示手段としての表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)などで構成され、マイコン11が出力した各種情報を表示する。
【0028】
操作部13は、ユーザが、ガス利用情報表示装置10の設定や、各種情報の表示要求および積算値のリセットなどを行う際に使用するボタンなどを有している。操作部13は、表示部12をタッチパネルとすることで表示部12と一体に設けても良い。
【0029】
器具情報格納手段としての外部メモリ14は、不揮発性のメモリ、例えばフラッシュメモリなどで構成され、登録されたガス器具の情報を格納する。
【0030】
瞬時流量取得手段、登録手段としての通信部15は、有線または無線などで接続されたガスメータ6と通信を行い、ガス器具登録時の瞬時流量や通常動作時の瞬時流量をマイコン11の指示によりガスメータ6から取得しマイコン11に出力する。
【0031】
次に、上述した構成のガス利用情報表示装置10において、積算値(利用量)、利用料金、おすすめ料金プランおよび器具の利用方法などの各種情報を表示するために、ガスメータ6に接続されている器具を予めガス利用情報表示装置10に登録するためのフローチャートを図3に示す。本フローチャートはマイコン11のROM11bに記録されCPU11aで実行される。
【0032】
まず、ステップS21において、登録するガス器具のメーカ名を選択してステップS22に進む。メーカ名の選択方法は、例えば操作部13を操作してユーザ等が予めガス利用情報表示装置10内に登録されているメーカ名を選択する方式や、製品に添付されたバーコードやICタグなどを読み取ることにより入力する方式でもよい。
【0033】
次に、ステップS22において、登録するガス器具の型式名を選択してステップS23に進む。型式名の選択方法は、メーカ名と同様に例えば操作部13を操作してユーザ等が予めガス利用情報表示装置10内に登録されている型式名を選択する方式や、製品に添付されたバーコードやICタグなどを読み取ることにより入力する方式でもよい。
【0034】
次に、ステップS23において、操作部13に設けられた登録ボタンを操作してステップS24に進む。この際に当該ガス器具の瞬時流量をガスメータ6で計測し、メーカ名、型式名と関連付けて外部メモリ14に格納する。なお、瞬時流量は予めバーコードやICタグなどに含ませておきメーカ名、型式名の読み取り時に同時に読み取って外部メモリ14に格納しても良い。
【0035】
次に、ステップS24において、ガス器具が全て登録完了したか否かを判断し、登録完了した場合(YESの場合)は登録完了として本フローチャートを終了し、登録完了していない場合(NOの場合)は、ステップS21に戻る。本ステップでは、例えば表示部12に全てのガス器具の登録が完了したかをユーザ等に問い、登録完了に相当する操作を行った場合はフローチャートを終了し、登録完了していない場合はステップS21に戻って未登録のガス器具の登録を促す。
【0036】
次に、上述した構成のガス利用情報表示装置10において、ガス器具毎の瞬時流量の積算と各種情報の表示について図3および図4に示すフローチャートを参照して説明する。本フローチャートはマイコン11のROM11bに記録されCPU11aで実行される。
【0037】
まず、ステップS1において、ガスメータ6から瞬時流量を読み出すように通信部15に指示しステップS2に進む。通信部15は指示に従ってガスメータ6から瞬時流量を取得しマイコン11に出力する。
【0038】
次に、ステップS2において、ステップS1で読み出した瞬時流量が登録したガス器具A(例えば、給湯器9a)か否かを判断して、ガス器具Aであった場合(YESの場合)はステップS3に進み、ガス器具Aでない場合(NOの場合)はステップS4に進む。ガス器具Aか否かの判断はステップS1で読み出した瞬時流量と、ガス器具設置の際に登録し外部メモリ14に格納したガス器具Aの瞬時流量が一致するか否かで判断する。
【0039】
次に、ステップS3において、ステップS1で読み出された瞬時流量はガス器具Aの使用によるものであると判明したので例えばマイコン11のRAM11Cに記憶するガス器具Aの瞬時流量の積算値に加算してステップS4に進む。
【0040】
次に、ステップS4において、ステップS1で読み出した瞬時流量が登録したガス器具B(例えば、ガスコンロ9b)か否かを判断して、ガス器具Bであった場合(YESの場合)はステップS5に進み、ガス器具Bでない場合(NOの場合)はステップS6に進む。ガス器具Bか否かの判断はステップS1で読み出した瞬時流量と、ガス器具設置の際に登録し外部メモリ14に格納したガス器具Bの瞬時流量が一致するか否かで判断する。
【0041】
次に、ステップS5において、ステップS1で読み出された瞬時流量はガス器具Bの使用によるものであると判明したので例えばマイコン11のRAM11Cに記憶するガス器具Bの瞬時流量の積算値に加算してステップS6に進む。
【0042】
次に、ステップS6において、ステップS1で読み出した瞬時流量が登録したガス器具C(例えば、ガスヒータ9c)か否かを判断して、ガス器具Cであった場合(YESの場合)はステップS7に進み、ガス器具Cでない場合(NOの場合)はステップS8に進む。ガス器具Cか否かの判断はステップS1で読み出した瞬時流量と、ガス器具設置の際に登録し外部メモリ14に格納したガス器具Cの瞬時流量が一致するか否かで判断する。
【0043】
次に、ステップS7において、ステップS1で読み出された瞬時流量はガス器具Cの使用によるものであると判明したので例えばマイコン11のRAM11Cに記憶するガス器具Cの瞬時流量の積算値に加算してステップS8に進む。
【0044】
次に、ステップS8において、ステップS1で読み出した瞬時流量が登録したガス器具D(例えば、ガス床暖房9d)か否かを判断して、ガス器具Dであった場合(YESの場合)はステップS9に進み、ガス器具Dでない場合(NOの場合)はステップS10に進む。ガス器具Dか否かの判断はステップS1で読み出した瞬時流量と、ガス器具設置の際に登録し外部メモリ14に格納したガス器具Dの瞬時流量が一致するか否かで判断する。
【0045】
次に、ステップS9において、ステップS1で読み出された瞬時流量はガス器具Dの使用によるものであると判明したので例えばマイコン11のRAM11Cに記憶するガス器具Dの瞬時流量の積算値に加算してステップS10に進む。
【0046】
次に、ステップS10において、ユーザが操作部13を操作して各種情報の表示を要求しているか否かを判断して、各種情報の表示要求がある場合はステップS11に進み、表示要求が無い場合はステップS1に戻る。
【0047】
次に、ステップS11において、ガス利用情報としての各種情報を表示部12に表示させステップS12に進む。各種情報の内容としてはガス器具Aの積算値、利用料金、利用状況から判断したおすすめ料金プランおよび現在の料金プランで利用料金を安くするためのガス器具の利用方法(参考利用方法)等である。利用料金は、積算値を基に予めROM11bなどに設定してある利用料金の料金プラン毎の算出条件からガス消費者が現在契約している料金プランに合った算出条件を用いて算出して表示部12に出力する。利用状況から判断したおすすめ料金プランは、積算値を基に各料金プランの算出条件から利用料金を算出し現在の料金プランよりも安くなるプランがある場合はその料金プランを表示部12に出力する。現在の料金プランで利用料金を安くするためのガス器具の利用方法は、例えば予め各料金プラン毎に当該器具について利用料金を安くする利用方法を1乃至複数ROM11bまたは外部メモリ14などに設定してそれを料金プランに応じて表示部12に出力する。具体的には、現在の料金プランが長くガスを使用していると割引が発生する場合は、「お湯を沸かすときは火力を弱くして下さい」や「床暖房はこまめにオン/オフしないで下さい」などのメッセージを表示部12に出力する。表示部12は、マイコン11から出力された各種情報を表示する。
【0048】
次に、ステップS12において、ガス利用情報としての各種情報を表示部12に表示させステップS13に進む。各種情報の内容としてはガス器具Aと同様にガス器具Bの積算値、利用料金、利用状況から判断したおすすめ料金プランおよび現在の料金プランで利用料金を安くするためのガス器具の利用方法(参考利用方法)等である。
【0049】
次に、ステップS13において、ガス利用情報としての各種情報を表示部12に表示させステップS14に進む。各種情報の内容としてはガス器具Aと同様にガス器具Cの積算値、利用料金、利用状況から判断したおすすめ料金プランおよび現在の料金プランで利用料金を安くするためのガス器具の利用方法(参考利用方法)等である。
【0050】
次に、ステップS14において、ガス利用情報としての各種情報を表示部12に表示させステップS1に戻る。各種情報の内容としてはガス器具Aと同様にガス器具Dの積算値、利用料金、利用状況から判断したおすすめ料金プランおよび現在の料金プランで利用料金を安くするためのガス器具の利用方法(参考利用方法)等である。
【0051】
本実施形態によれば、予めガス器具毎に瞬時流量を外部メモリ14に登録し、ガスメータ6で測定した瞬時流量を登録した瞬時流量とを比較して一致したガス器具に対してそのガス器具の利用量としてマイコン11で積算し、ユーザから要求があったときは、ガス器具毎の積算値、積算値から算出した利用料金を表示部12に表示するため、ユーザ(ガス消費者)に対して分かり易いガス利用情報を表示することができる。
【0052】
また、積算値に基づいて利用状況から判断したおすすめ料金プランや現在の料金プランで利用料金を安くするためのガス器具の利用方法を表示部12に表示するために、ユーザがより安い料金でガスを利用するための手助けをすることができるので、ユーザにとって有益な情報を表示することができ、ガスの利用促進を図ることができる。
【0053】
なお、上述した実施形態ではガス利用情報表示装置10のマイコン11でガスメータ6から取得した瞬時流量をガス器具毎に積算していたが、ガスメータ6でガス器具毎に瞬時流量を積算しても良い。そして、ユーザからの要求があった場合にガスメータ6から積算値を取得し各種情報を表示部12に表示しても良い。その場合、ガス利用情報表示装置10における器具の登録は、上述した実施形態と同様に操作部13から直接入力またはバーコードやICタグなどによりメーカ名、型式名、瞬時流量を登録し、登録されたメーカ名と型式名は外部メモリ14に格納するとともに、メーカ名、型式名、瞬時流量をガスメータ6へ送信し、ガスメータ6内で保存してその後測定した瞬時流量のマッチングによりガス器具を判別しガス器具毎の積算を行う。そして、ユーザからの要求があった場合は、ガスメータ6が積算値とその積算値に対応するガス器具の情報(メーカ名、型式名)をガス利用情報表示装置10に送信し、ガス利用情報表示装置10では、そのガス器具の情報に応じて各種情報を表示する。
【0054】
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態にかかるガス利用情報表示装置10を図6を参照して説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
【0055】
本実施形態は、図6に示すようにガス器具9として燃料電池9eが接続される点が第1の実施形態と異なる。
【0056】
燃料電池9eは、都市ガスまたはプロパンガスなどを改質するための改質装置を内蔵し、取り出した水素を燃料電池9e内で酸素と電気化学反応を起こすことによって電力を発電する装置であり、発電した電力は宅内へ供給される。
【0057】
また、燃料電池9eは、発電時の排熱を利用して温水を作り、給湯器9aやガス床暖房9dなどの代わりに温水を供給するコージェネレーションシステムとしてもよい。
【0058】
本実施例において、ガス利用情報表示装置10のブロック構成やガス器具毎の積算動作は基本的に同一であるが(積算機能はガス利用情報表示装置10にあってもよいしガスメータ6にあってもよい)、ガス器具として燃料電池9eの各種情報を表示する場合に表示内容が他のガス器具9と異なる。
【0059】
具体的には、ガス器具として燃料電池9eの表示の場合は、燃料電池9eで使用されたガスの積算値と、ガスの利用料金に加えて、燃料電池9eが発電した電力量と、発電した電力量によって電力会社から供給されている電力の料金がいくら削減できたかを表示する。燃料電池9eが発電した電力量は、ガス利用情報表示装置10の外部メモリ14などに予めガス使用量(積算値)から電力量への換算値あるいは換算式などを設定しておき、それを用いて積算値を電力量に換算し、その電力量を表示部12へ出力する。発電した電力量によって電力会社から供給されている電力の料金がいくら削減できたかは、ガス利用情報表示装置10の外部メモリ14などに予め電力料金の単価を設定しておき、前記燃料電池9eが発電した電力量から設定した単価に基づいて電力料金を算出し、その金額を削減した電力料金として表示部12へ出力する。
【0060】
本実施形態によれば、ガス器具として燃料電池9eが接続された場合に、燃料電池9eで使用されたガスの積算値と、ガスの利用料金に加えて、燃料電池9eが発電した電力量と、発電した電力量によって電力会社から供給されている電力の料金がいくら削減できたかを表示できるので、ユーザが燃料電池9eを有効活用することができる。
【0061】
なお、上述した実施形態では各種情報を各器具毎に順に表示していたが、それに限らず一度に複数の器具について表示しても良いし、ユーザが表示する器具を選択するようにしても良い。
【0062】
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるガス供給設備の一例を示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態におけるガス利用情報表示装置を示すブロック図である。
【図3】図2に示したガス利用情報表示装置におけるガス器具の登録動作を示したフローチャートである。
【図4】図2に示したガス利用情報表示装置における積算および表示動作を示したフローチャートの一の部分である。
【図5】図2に示したガス利用情報表示装置における積算および表示動作を示したフローチャートの他の部分である。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるガス供給設備の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
【0064】
6 ガスメータ
10 ガス利用情報表示装置
11 マイコン(積算手段、利用情報出力手段)
12 表示部(表示手段)
13 操作部(登録手段)
14 外部メモリ(器具情報格納手段)
15 通信部(瞬時流量取得手段、積算値取得手段、登録手段)
【出願人】 【識別番号】000006895
【氏名又は名称】矢崎総業株式会社
【出願日】 平成19年1月30日(2007.1.30)
【代理人】 【識別番号】100060690
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 秀雄

【識別番号】100108017
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 貞男

【識別番号】100075421
【弁理士】
【氏名又は名称】垣内 勇

【識別番号】100134832
【弁理士】
【氏名又は名称】瀧野 文雄


【公開番号】 特開2008−185484(P2008−185484A)
【公開日】 平成20年8月14日(2008.8.14)
【出願番号】 特願2007−20023(P2007−20023)