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【発明の名称】 指針計器
【発明者】 【氏名】野添 聡司

【要約】 【課題】文字盤に対してより立体感を強調することが可能な加飾部を備えた指針計器を提供する。

【構成】指針計器1は、第1表示意匠21が形成された文字盤2と、文字盤2の目視側前面に沿って回動する指針4と、文字盤2において第1表示意匠21の外枠の形状で形成された透光部24と、文字盤2の背後に配設された光源64と、透光部24の背後に配設され且つ光源64の発する光を透光部24を通して目視側へ反射する反射部31とを備え、光源64の発する光を反射することによって発光表示する反射部31を、文字盤2を加飾する加飾部として透光部24を通して目視させるように構成される。これにより、文字盤に対してより立体感を強調することが可能な加飾部を備えた指針計器を提供できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1表示意匠が形成された文字盤と、
前記文字盤の目視側前面に沿って回動する指針と、
前記文字盤において前記第1表示意匠の外枠の形状で形成された透光部と、
前記文字盤の背後に配設された光源と、
前記透光部の背後に配設され、且つ、前記光源の発する光を前記透光部を通して目視側へ反射する反射部とを備え、
前記光源の発する光を反射することによって発光表示する前記反射部を、前記文字盤を加飾する加飾部として前記透光部を通して目視させるように構成されていることを特徴とする指針計器。
【請求項2】
前記透光部に第2表示意匠が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の指針計器。
【請求項3】
前記反射部は、凹面形状で形成された反射面として形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の指針計器。
【請求項4】
前記反射部は、金属調の反射面として形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の指針計器。
【請求項5】
前記文字盤の背後に配設され、且つ、前記光源が実装された配線基板を備え、
前記反射部は、前記配線基板の背後側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の指針計器。
【請求項6】
前記光源は、前記配線基板の背面に実装されていることを特徴とする請求項5に記載の指針計器。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、表示意匠の外枠の形状で形成された加飾部を備えた指針計器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、車両用の指針計器において、様々な方法が見映えのある斬新な表示をするために提案され、その一つとして、加飾リングが文字盤において表示意匠の外枠の形状で形成された指針計器が知られている。
【0003】
例えば、反射面が形成された加飾リングを備えた指針計器が開示されている(特許文献1を参照)。加飾リングの反射面は、指針を発光させる光源の漏れ光を目視側へ反射させることによって、加飾リングを発光表示させるものである。これにより、加飾リングが文字盤を加飾する機能を高めようとするものである。
【特許文献1】特開2003−222539号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、加飾リングの反射面が、指針を発光させる光源の漏れ光を反射することによって発光表示するが、発光表示する反射面による立体感は、文字盤に対して加飾リングの厚さ分しか得られない。このため、加飾リングの加飾機能を充分に高めることができない。
【0005】
この問題は、加飾リングに限るものではなく、表示意匠の外枠の形状で形成された加飾部に共通する問題である。
【0006】
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、文字盤に対してより立体感を強調することが可能な加飾部を備えた指針計器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
【0008】
請求項1に記載の指針計器は、第1表示意匠が形成された文字盤と、文字盤の目視側前面に沿って回動する指針と、文字盤において第1表示意匠の外枠の形状で形成された透光部と、文字盤の背後に配設された光源と、透光部の背後に配設され且つ光源の発する光を透光部を通して目視側へ反射する反射部とを備え、光源の発する光を反射することによって発光表示する反射部を、文字盤を加飾する加飾部として透光部を通して目視させるように構成されていることを特徴とする。
【0009】
この構成では、反射部が、文字盤において第1表示意匠の外枠の形状で形成された透光部の背後に配設され、光源の発する光を反射することによって発光表示する反射部を、透光部を通して加飾部として目視させる。これにより、加飾部の文字盤に対する奥行き感を、発光表示する反射部の文字盤に対する奥行き感として、透光部と反射部の距離分だけ強調できる。
【0010】
ここで、透光部と反射部の距離を大きくとることが可能なため、反射部の文字盤に対する立体感をより強調することが可能であり、且つ、反射部が発光表示するため、この立体感をより強調することが可能となる。この結果、文字盤に対してより立体感を強調することが可能な加飾部を備えた指針計器を提供できる。
【0011】
請求項2に記載の指針計器は、透光部に第2表示意匠が形成されていることを特徴とする。
【0012】
これにより、第2表示意匠が、透光部において発光表示する反射部と重なって目視される。このため、第2表示意匠の反射部に対する浮き出し感と、反射部の文字盤に対する奥行き感が重なり、立体感がより強調される。このため、加飾部として目視させる反射部の文字盤に対する立体感をより強調できる。
【0013】
請求項3に記載の指針計器は、反射部が、凹面形状で形成された反射面として形成されていることを特徴とする。
【0014】
これにより、反射部からの反射光が反射部の凹面鏡的な効果によって集光される。このため、透光部において、反射部からの反射光の輝度が高い部位とその周囲で低い部位が生じる。即ち、透光部を通して目視される反射部において、輝度が高い部位の周囲でその輝度が低くなるハレーションが生じる。この結果、加飾部として目視させる反射部によって文字盤を加飾する機能を高めることができる。
【0015】
請求項4に記載の指針計器は、反射部が、金属調の反射面として形成されていることを特徴とする。
【0016】
これにより、透光部において、反射部からの反射光に金属調特有のクリスタル感が加わり、この結果、加飾部として目視させる反射部によって文字盤を加飾する機能を高めることができる。
【0017】
請求項5に記載の指針計器は、文字盤の背後に配設され且つ光源が実装された配線基板を備え、反射部が、配線基板の背後側に配置されていることを特徴とする。
【0018】
これにより、透光部と反射部の距離をより大きくとることができるため、加飾部の文字盤に対する奥行き感を、反射部の文字盤に対する奥行き感としてより強調できる。このため、加飾部として目視させる反射部の文字盤に対する立体感をより強調できる。
【0019】
請求項6に記載の指針計器は、光源が、配線基板の背面に実装されていることを特徴とする。
【0020】
これにより、光源は、新たに導光手段を設けないで、配線基板の背後側に配置されている反射部に対して光源の光を直接に導光できる。導光手段を設けて光源の光を導光する場合、この導光される光は、一般に導光手段で減衰する。これに対して、導光手段が不要な構成であるため導光手段による減衰がなく、このため、反射部の発光表示の輝度を低減させないで、請求項5に記載の指針計器における効果をより高めることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明による指針計器を、自動車に搭載されるコンビネーションメータ1に適用した場合を例に図面に基づいて説明する。
【0022】
(構成)
図1は、本発明の一実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。
【0023】
図2は、図1中のII−II線断面図である。
【0024】
図3は、図2中のIII部の拡大断面図である。
【0025】
図4は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
【0026】
指針計器であるコンビネーションメータ1は、自動車の運転席前方に配置されて当該自動車に関する各種情報を表示する。本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1は、図1に示すように、走行速度を表示する速度計を構成し、インスツルメントパネル14において運転者に対向する位置に配置される。
【0027】
コンビネーションメータ1は、文字盤2と指針4とを備え、文字盤2は、基板20(図2と図3)と、第1表示意匠である文字(数字を含む)21と、第2表示意匠である目盛22とを備える。基板20は、透光性を有する材料、例えば透明なポリカーボネート樹脂等の板材から形成される。
【0028】
例えば黒色で不透光状態の背景層23を、基板20の目視側の面、即ち、図2と図3において左側の面に形成し、文字21を背景層23の開口として形成する。尚、例えば白色の透光層を背景層23の開口内に形成し、文字21を、開口内の透光層として形成することも可能である。
【0029】
文字盤2において文字21の外枠の形状であるリング形状を有する透光部24を、図1において、背景層23を文字21の外周側に形成しないことによって設ける。また、例えば白色で光を反射する性質を有する目盛22を、透光部24の背面、即ち、図2と図3において右側の面に形成する。目盛22と背景層23は、スクリーン印刷やホットスタンプ等により形成される。
【0030】
発光ダイオード61,62、光源である発光ダイオード64、照明ケース71および配線基板であるプリント基板91が、文字盤2の背後に、即ち、図2において右側に配置される。プリント基板91は、コンビネーションメータ1の電気回路部を構成するものであり、発光ダイオード61,62、64は、プリント基板91に実装される。尚、発光ダイオード64は、プリント基板91の背面(図2において右側の面)に実装される。
【0031】
貫通孔25が文字盤2の略中央部に設けられ、ムーブメント5によって回動するシャフト51が、貫通孔25に挿通される。シャフト51は、文字盤2の貫通孔25を通して文字盤2の目視側(図2において左側)へ延出し、指針4が、シャフト51の先端に固定される。指針4は、シャフト51により、文字盤2の目視側前面(図2において左側の面)に沿って回動する。
【0032】
ムーブメント5は、たとえば交差コイル式ムーブメント、あるいはステッピングモータ等から構成され、外部からの電気信号(本実施形態によるコンビネーションメータ1においては車速信号)に対応した角度だけシャフト51を回動させるものである。ムーブメント5は、プリント基板91に実装固定される。
【0033】
反射部である反射面31は、透光部24の背後(図2において右側)であってプリント基板91の背後側(図2において右側)において、リング形状を有する透光部24に沿ったリング形状で且つ凹面形状で形成される。反射面31は、発光ダイオード64の発する光を透光部24を通して目視側(図2において左側)へ反射するものであり、リング形状で形成された加飾リング3上に形成される。反射面31は、アルミニウムの薄膜が形成された金属調の反射面として形成される。加飾リング3は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン(ABS)樹脂等から形成され、ロアケース13に固定される。
【0034】
照明ケース71は、発光ダイオード61の光を指針4へ導き、発光ダイオード62の光を文字盤2の文字21へ導き、反射面31で反射した発光ダイオード64の光を文字盤2の透光部24へ導くように構成される。
【0035】
文字盤2の外周側から光を入射させる発光ダイオード63を、図1と図2に示すように、文字盤2の外周側に配置する。発光ダイオード63は、プリント基板92に実装固定され、照明ケース72は、発光ダイオード63の光を文字盤2の目盛22へ導くように構成される。尚、プリント基板91とプリント基板92は、図示しない配線によって電気的に接続される。
【0036】
プリント基板91には、ムーブメント5を駆動し、発光ダイオード61−64を点燈・消燈する制御装置10(図4)が実装される。制御装置10は、マイクロコンピュータ等から構成され、発光ダイオード61−64を周囲が暗いとき(コンビネーションメータ1へ入射する外来光の入射量が少ないとき)のみ点燈するように構成される。具体的に、制御装置10は、当該自動車のスモールランプ(テールランプ)を点燈させるスモールランプ点燈スイッチ16(図4)をオンした際に発光ダイオード61−64を点燈するように構成される。
【0037】
文字盤2や指針4を保護する透明カバー11とアッパケース12とロアケース13は、発光ダイオード63と照明ケース72とプリント基板92を除くコンビネーションメータ1を収納する筐体を形成する。
【0038】
以上説明した本実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成について、図4に基づいて説明する。
【0039】
マイクロコンピュータ等から構成される制御装置10には、バッテリ18から電力が常時供給され、イグニッションスイッチ17とスモールランプ点燈スイッチ16が、それらの操作ポジション(オフポジション、オンポジション)を検出可能に接続される。また、制御装置10には当該自動車の走行速度を検出する車速センサ15がその信号を入力可能に接続される。
【0040】
また、車速センサ15からの検出信号に応じて制御装置10によって駆動されるムーブメント5、発光ダイオード61−64も、制御装置10に接続される。
【0041】
以下、上記構成において、本実施形態によるコンビネーションメータ1の作動を説明する。
【0042】
(作動)
運転者によってイグニッションスイッチ17がオンされると、図4において、制御装置10は、それを検出して作動を開始し、ムーブメント5を駆動する。即ち、制御装置10は、速度センサ15からの出力信号に基づき、当該自動車の車速を算出し、これに対応した角度だけシャフト51を回動させるように、ムーブメント5を駆動する。
【0043】
また、周囲が暗くなると(コンビネーションメータ1へ入射する外来光の入射量が少なくなると)、運転者は、スモールランプ点燈スイッチ16をオンして当該自動車のスモールランプを点燈する。制御装置10は、それを検出して発光ダイオード61−64を点燈する。以下、コンビネーションメータ1の目視状態を反射面31を中心として、発光ダイオード61−64の点燈時と消燈時に分けて説明する。
【0044】
(1)発光ダイオード61−64の消燈時
外来光が、図3において、透光部24を通して反射面31へ入射し、反射面31が、この入射光を目視側(図3において左側)へ反射する。これにより、反射面31が、透光部24を通して文字盤2を加飾する加飾部として目視される。反射面31は、文字盤2の透光部24より背後側に配置されているプリント基板91よりさらに背後側に配置されている。このため、反射面31の文字盤2に対する奥行き感が、透光部24と反射面31の距離分だけ強調され、反射面31は、文字盤2に対して立体感をより強調された加飾部として目視される。
【0045】
ここで、透光部24と反射面31の距離を大きくとることが可能なため、文字盤2に対して発光表示する反射面31の立体感をより強調できる。
【0046】
また、目盛22が、透光部24において反射面31と重なって目視される。このため、目盛22の反射面31に対する浮き出し感と、反射面31の文字盤2に対する奥行き感が重なり、反射面31の文字盤2に対する立体感がより強調される。
【0047】
(2)発光ダイオード61−64の点燈時
点燈した発光ダイオード61の光は、図2において、照明ケース71に導かれ、指針4を発光表示させる。また、点燈した発光ダイオード62の光は、照明ケース71に導かれ、文字盤2の文字21を透過照明する。
【0048】
点燈した発光ダイオード64の光は、図2と図3に示すように、光路P1に従って、反射面31によって透光部24を通して目視側へ反射する。具体的に、発光ダイオード64の光は、反射面31によって反射し、この反射光は、照明ケース71によって透光部24へ導かれ、透光部24を通して目視側(図2と図3において左側)へ到達する。
【0049】
これにより、発光ダイオード64の発する光を反射することによって発光表示する反射面31は、文字盤2を加飾する加飾部として透光部24を通して目視される。このため、発光表示する反射面31の文字盤2に対する奥行き感が、透光部24と反射面31の距離分だけ強調される。
【0050】
ここで、透光部24と反射面31の距離を大きくとることが可能なため、反射面31の文字盤2に対する立体感をより強調することが可能であり、且つ、反射面31が発光表示するため、この立体感をより強調することが可能となる。
【0051】
また、反射面31が凹面形状で形成されているため、反射面31からの反射光が反射面31の凹面鏡的な効果によって集光される。このため、透光部24において、反射面31からの反射光の輝度が高い部位とその周囲で低い部位が生じる。即ち、透光部24を通して目視される反射面31において、輝度が高い部位の周囲でその輝度が低くなるハレーションが生じる。この結果、加飾部として目視させる反射面31によって文字盤2を加飾する機能を高めることができる。
【0052】
また、反射面31が金属調の反射面31として形成されているため、透光部24において、反射面31からの反射光に金属調特有のクリスタル感が加わり、この結果、加飾部として目視させる反射面31によって文字盤2を加飾する機能を高めることができる。
【0053】
また、発光ダイオード64をプリント基板91の背面に実装しているため、新たに導光手段を設けないで、プリント基板91の背後側に配置されている反射面31に対して発光ダイオード64の光を直接に導光できる。導光手段を設けて光源の光を導光する場合、この導光される光は、一般に導光手段で減衰する。これに対して、導光手段が不要な構成であるため、導光手段による減衰がなく、このため、反射面31の発光表示の輝度を低減させないで、反射面31の立体感を強調できる。
【0054】
一方、点燈した発光ダイオード63の光は、図2と図3に示すように、光路P2に従って照明ケース72に導かれて透光部24へ入射し、この入射光が、目盛22によって目視側(図2と図3において左側)へ反射する。これにより、発光表示する目盛22が、透光部24において発光表示する反射面31と重なって目視される。このため、発光表示する目盛22の発光表示する反射面31に対する浮き出し感と、発光表示する反射面31の文字盤2に対する奥行き感が重なり、加飾部として目視させる反射面31の文字盤2に対する立体感をより強調できる。
【0055】
尚、本発明において、発光ダイオード61−64の点燈・消燈を、スモールランプ点燈スイッチ16のオン・オフに連動させる必要はない。即ち、本発明は、発光ダイオード61−64を、イグニッションスイッチ17をオンすることによって点燈する自発光タイプのコンビネーションメータ1にも適用することができる。
【0056】
また、反射面31を凹面形状で形成する必要はなく、発光ダイオード64の発する光を透光部24を通して目視側へ反射する形状である限り、例えば、傾斜した平面形状で形成することも可能である。
【0057】
また、反射面31を金属調の反射面31として形成する必要はなく、背景層23の色調(色相、明度、彩度の少なくとも一つ)と異なる色調を有する反射面31として形成することも可能である。
【0058】
(変形例)
図5は、図2の第1変形例を示す断面図である。
【0059】
第1変形例では、図5に示すように、加飾リング3を設けないで、反射面31を加飾リング3でなくてロアケース13に形成する。また、反射面31を、文字盤2とプリント基板91の間に配置しているため、発光ダイオード64をプリント基板91の目視側の面(図5において左側の面)に実装する。
【0060】
これにより、点燈した発光ダイオード64の光は、図5に示すように、光路P1に従って、反射面31によって透光部24を通して目視側へ反射する。具体的に、発光ダイオード64の光は、照明ケース71で反射して反射面31へ導かれ、反射面31によって反射する。この反射光は、照明ケース71によって透光部24へ導かれ、透光部24を通して目視側(図5において左側)へ到達する。
【0061】
一方、点燈した発光ダイオード63の光は、図5に示すように、光路P2に従って照明ケース72に導かれて透光部24へ入射し、この入射光が、目盛22によって目視側(図5において左側)へ反射する。
【0062】
これらの結果、上述の効果と同様の効果を得ることができる。
【0063】
図6は、図2の第2変形例を示す断面図である。
【0064】
第2変形例では、図6に示すように、透明なアクリル樹脂等から形成された導光リング3を、加飾リング3の代わりに設け、反射面31を導光リング3に形成する。また、反射面31を、文字盤2とプリント基板91の間に配置しているため、発光ダイオード64をプリント基板91の目視側の面(図6において左側の面)に実装する。
【0065】
これにより、点燈した発光ダイオード64の光は、図6に示すように、光路P1に従って、反射面31によって透光部24を通して目視側へ反射する。具体的に、発光ダイオード64の光は、導光リング3に導入され、この導入光が反射面31へ導かれ、反射面31によって反射する。この反射光は、導光リング3を通して透光部24へ導かれ、透光部24を通して目視側(図6において左側)へ到達する。
【0066】
一方、点燈した発光ダイオード63の光は、図6に示すように、光路P2に従って照明ケース72に導かれて透光部24へ入射し、この入射光が、目盛22によって目視側(図6において左側)へ反射する。
【0067】
これらの結果、上述の効果と同様の効果を得ることができる。
【0068】
図7は、図1の変形例を示す正面図である。
【0069】
本変形例では、図7に示すように、透光部24をリング形状でなくて「C」の字を90度右側へ回転させた形状で形成する。これに伴ない、反射面31も、透光部24に沿った形状で形成する。これにより、上述の効果と同様の効果を得ることができる。
【0070】
尚、透光部24は、第1表示意匠である文字21の外枠の形状である限り、上述した形状以外の形状で形成することができる。
【0071】
また、発光ダイオード64を、例えば青色の光を発する発光ダイオードと赤色の光を発する発光ダイオードとから構成し、当該自動車の走行速度が制限速度を超えた場合に、発光ダイオード64からの光を青色から赤色に切り替えるように構成することも可能である。
【0072】
以上説明した本発明による指針計器であるコンビネーションメータ1は、第1表示意匠である文字21が形成された文字盤2と、文字盤2の目視側前面に沿って回動する指針4と、文字盤2において文字21の外枠の形状で形成された透光部24と、文字盤2の背後に配設された光源である発光ダイオード64と、透光部24の背後に配設され且つ発光ダイオード64の発する光を透光部24を通して目視側へ反射する反射部である反射面31とを備え、発光ダイオード64の発する光を反射することによって発光表示する反射面31を、文字盤2を加飾する加飾部として透光部24を通して目視させるように構成される。
【0073】
これにより、文字盤に対してより立体感を強調することが可能な加飾部を備えた指針計器を提供できる。
【0074】
尚、本発明は、上述の例に限らず、これらの組み合わせや、他の種々の変形例が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0075】
【図1】図1は、本発明の一実施形態による指針計器であるコンビネーションメータ1の正面図である。
【図2】図2は、図1中のII−II線断面図である。
【図3】図3は、図2中のIII部の拡大断面図である。
【図4】図4は、本発明の一実施形態によるコンビネーションメータ1の電気回路構成を説明する回路構成図である。
【図5】図5は、図2の第1変形例を示す断面図である。
【図6】図6は、図2の第2変形例を示す断面図である。
【図7】図7は、図1の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
【0076】
1 コンビネーションメータ(指針計器)、2 文字盤、20 基板
21 文字(第1表示意匠)、22 目盛(第2表示意匠)、23 背景層
24 透光部、25 貫通孔、3 加飾リング(導光リング)、31 反射面(反射部)
4 指針、5 ムーブメント、51 シャフト、61−63 発光ダイオード
64 発光ダイオード(光源)、71,72 照明ケース
91 プリント基板(配線基板)、92 プリント基板、10 制御装置
11 透明カバー、12 アッパケース、13 ロアケース
14 インスツルメントパネル、15 速度センサ
16 スモールランプ点燈スイッチ、17 イグニッションスイッチ、18 バッテリ
【出願人】 【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
【出願日】 平成18年6月23日(2006.6.23)
【代理人】 【識別番号】100106149
【弁理士】
【氏名又は名称】矢作 和行

【識別番号】100121991
【弁理士】
【氏名又は名称】野々部 泰平


【公開番号】 特開2008−2996(P2008−2996A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−174161(P2006−174161)