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取り付け方向判定方法、ナビゲーション装置及びプログラム - 特開2008−8653 | j-tokkyo
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【発明の名称】 取り付け方向判定方法、ナビゲーション装置及びプログラム
【発明者】 【氏名】遠藤 守

【要約】 【課題】ユーザが誤ってナビゲーション装置を反対向きに取り付けた場合でも簡易な処理によりその誤りを判定することが可能な取り付け方向判定方法を提供する。

【構成】加速方向取得部13により車両の加速方向を加速度センサ12から取得し、またギア位置取得部18により変速機17から出力されるギア位置を取得する。第1判定部15は取得した加速方向及びギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する。装置取り付け方向が反対であると判断した場合、反対であることを示す情報をディスプレイ110へ表示する。また、取り付け方向が反対であると判断した場合、加速度センサ12から出力される加速度を補正部19にて補正する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向を判定する取り付け方向判定方法において、
車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得ステップと、
変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得ステップと、
前記加速方向取得ステップにより取得した加速方向及びギア位置取得ステップにより取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定ステップと
を備えることを特徴とする取り付け方向判定方法。
【請求項2】
車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向を判定する取り付け方向判定方法において、
車両の加速度を加速度センサから取得する第1加速度取得ステップと、
車両の走行速度を検出する車速センサにより検出された値に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段により算出された加速度を取得する第2加速度取得ステップと、
前記第1加速度取得ステップにより取得した加速度及び前記第2加速度取得ステップにより取得した加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定ステップと
を備えることを特徴とする取り付け方向判定方法。
【請求項3】
車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向を判定する取り付け方向判定方法において、
車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得ステップと、
変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得ステップと、
前記加速方向取得ステップにより取得した加速方向及びギア位置取得ステップにより取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第1判定ステップと、
車両の加速度を加速度センサから取得する第1加速度取得ステップと、
車両の走行速度を検出する車速センサにより検出された値に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段により算出された加速度を取得する第2加速度取得ステップと、
前記第1加速度取得ステップにより取得した加速度及び前記第2加速度取得ステップにより取得した加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第2判定ステップと、
前記車速センサにより検出された車両の走行速度に基づいて、前記第1判定ステップまたは前記第2判定ステップのいずれかを選択する選択ステップと
を備えることを特徴とする取り付け方向判定方法。
【請求項4】
車両に搭載されるナビゲーション装置において、
車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得手段と、
変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得手段と、
前記加速方向取得手段により取得した加速方向及びギア位置取得手段により取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定手段と
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項5】
前記判定手段により装置取り付け方向が反対であると判断した場合に、反対であることを示す情報をディスプレイへ表示する表示手段
をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載のナビゲーション装置。
【請求項6】
前記判定手段により装置取り付け方向が反対であると判断した場合に、前記加速度センサから出力される加速度を補正する補正手段
をさらに備えることを特徴とする請求項4または5に記載のナビゲーション装置。
【請求項7】
前記加速方向取得手段は、前記加速度センサから正の値が出力された場合に1、負の値が出力された場合に0とする加速方向に関する情報を取得するよう構成してあり、
前記ギア位置取得手段は、変速機から出力されるギア位置がリバースの場合に1、フォワードの場合に0とするギア位置に関する情報を取得するよう構成してあり、
前記判定手段は、前記加速方向取得手段及び前記ギア位置取得手段に接続される排他的論理回路であり、該排他的論理回路の出力が1の場合に装置取り付け方向が正しく、出力が0の場合に装置取り付け方向が反対であると判断するよう構成してある
ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。
【請求項8】
車両に搭載されるナビゲーション装置において、
車両の加速度を加速度センサから取得する加速度取得手段と、
車両の走行速度を検出する車速センサと、
前記車速センサにより検出された走行速度に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段と、
前記加速度取得手段により取得した加速度及び前記加速度算出手段により算出された加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定手段と
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項9】
前記判定手段により装置取り付け方向が反対であると判断した場合に、反対であることを示す情報をディスプレイへ表示する表示手段
をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のナビゲーション装置。
【請求項10】
前記判定手段により装置取り付け方向が反対であると判断した場合に、前記加速度センサから出力された加速度を補正する補正手段
をさらに備えることを特徴とする請求項8または9に記載のナビゲーション装置。
【請求項11】
前記判定手段は、
前記加速度算出手段により算出された加速度及び前記加速度取得手段により取得した加速度の差分と総和との大小関係に基づき、装置取り付け方向の正否を判定するよう構成してある
ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一つに記載のナビゲーション装置。
【請求項12】
前記判定手段は、
前記加速度算出手段により算出された加速度及び前記加速度取得手段により取得した加速度の差分の絶対値の積分値が、前記加速度算出手段により算出された加速度の負の値から前記加速度取得手段により取得した加速度を減じた値の絶対値の積分値よりも小さい場合に、装置取り付け方向が正しいと判定し、大きい場合に装置取り付け方向が反対であると判定するよう構成してある
ことを特徴とする請求項11に記載のナビゲーション装置。
【請求項13】
車両に搭載されるナビゲーション装置において、
車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得手段と、
変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得手段と、
前記加速方向取得手段により取得した加速方向及びギア位置取得手段により取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第1判定手段と、
車両の加速度を加速度センサから取得する加速度取得手段と、
車両の走行速度を検出する車速センサと、
前記車速センサにより検出された走行速度に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段と、
前記加速度取得手段により取得した加速度及び前記加速度算出手段により算出された加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第2判定手段と、
前記車速センサにより検出された車両の走行速度に基づいて、前記第1判定手段または前記第2判定手段のいずれかを選択する選択手段と
を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
【請求項14】
前記選択手段は、
前記車速センサにより検出された車両の速度が0から予め記憶した所定速度へ変化した場合に前記第1判定手段を選択するよう構成してあり、予め記憶した所定速度以上の場合に前記第2判定手段を選択するよう構成してある
ことを特徴とする請求項13に記載のナビゲーション装置。
【請求項15】
車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向をコンピュータにより判定するためのプログラムにおいて、
コンピュータに、
車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得ステップと、
変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得ステップと、
前記加速方向取得ステップにより取得した加速方向及びギア位置取得ステップにより取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定ステップと
を実行させるためのプログラム。
【請求項16】
車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向をコンピュータにより判定するためのプログラムにおいて、
コンピュータに、
車両の加速度を加速度センサから取得する第1加速度取得ステップと、
車両の走行速度を検出する車速センサにより検出された値に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段により算出された加速度を取得する第2加速度取得ステップと、
前記第1加速度取得ステップにより取得した加速度及び前記第2加速度取得ステップにより取得した加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定ステップと
を実行させるためのプログラム。
【請求項17】
車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向をコンピュータにより判定するためのプログラムにおいて、
車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得ステップと、
変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得ステップと、
前記加速方向取得ステップにより取得した加速方向及びギア位置取得ステップにより取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第1判定ステップと、
車両の加速度を加速度センサから取得する第1加速度取得ステップと、
車両の走行速度を検出する車速センサにより検出された値に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段により算出された加速度を取得する第2加速度取得ステップと、
前記第1加速度取得ステップにより取得した加速度及び前記第2加速度取得ステップにより取得した加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第2判定ステップと、
前記車速センサにより検出された車両の走行速度に基づいて、前記第1判定ステップまたは前記第2判定ステップのいずれかを選択する選択ステップと
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向を判定する取り付け方向判定方法、ナビゲーション装置及び該ナビゲーション装置の取り付け方向をコンピュータにより判定するためのプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
車両に搭載されるナビゲーション装置は、インダッシュタイプとオンダッシュタイプとの2つに大別される。インダッシュタイプにおいては、ナビゲーション装置本体とディスプレイとが一体構造となっている。さらにインダッシュタイプはディスプレイ表示面が、運転手方向へ常時向けられている固定式と、不使用時はダッシュボードにディスプレイが格納されており、使用時に格納されたディスプレイがダッシュボードからせり出す可動式とに分けられる。
【0003】
一方オンダッシュタイプは、ナビゲーション装置本体とディスプレイとが別体で構成されている。すなわちディスプレイはダッシュボードに取り付けられ、ナビゲーション装置本体は助手席下のスペースまたはトランクルーム等に設置され、これらを相互に接続する形態となる。オンダッシュタイプはユーザが好みの位置に、ナビゲーション装置本体を自由に設置することができるという利点がある反面、正しくナビゲーション装置が取り付けられていない場合、ナビゲーション装置が正しく機能しないという問題がある。特許文献1には、加速度センサ、ジャイロセンサ及びGPS(Global Positioning System)による加速度、角速度及び位置情報に基づき車載装置の取り付け角度を求め、その角度が許容範囲外の場合に、取り付け角度が異常と判断する取り付け角度検出装置が開示されている。
【特許文献1】特開2004−239613号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の取り付け角度検出装置は、装置の取り付け角度を検出しているにすぎず、ナビゲーション装置自体が反対方向に取り付けられた場合にその誤りを検出することはできなかった。特にユーザがナビゲーション装置を取り付ける際、設置方向に誤りが発生することが多く、簡易な方法でその誤りを検出する必要性があった。また、加速度センサが取り付けられているナビゲーション装置が反対方向に取り付けられた場合、傾斜角に基づく車両の高さが正確に検出されないという問題も生じる。
【0005】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、加速度センサから加速方向を変速機からギア位置をそれぞれ取得し、加速方向及びギア位置に基づき取り付け方向の正否を判定することにより、ユーザが誤ってナビゲーション装置を反対向きに取り付けた場合でも簡易な処理によりその誤りを判定することが可能な取り付け方向判定方法、ナビゲーション装置及び該ナビゲーション装置の取り付け方向をコンピュータにより判定するためのプログラムを提供することにある。
【0006】
本発明の他の目的は、車両の加速度センサから得られる加速度及び車速センサから得られる加速度に基づき取り付け方向の正否を判定することにより、ユーザが誤ってナビゲーション装置を反対向きに取り付けた場合でも簡易な処理によりその誤りを判定することが可能な取り付け方向判定方法等を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、取り付け方向が反対であると判断した場合に、その情報をディスプレイに表示することにより、ユーザが直ちに誤りに対応することが可能なナビゲーション装置を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、取り付け方向が反対であると判断した場合に、加速度センサから出力された加速度を補正することにより、ユーザが再びナビゲーション装置を取り付けなくても正しく加速度を算出し、また車両の高さを正しく算出することが可能なナビゲーション装置を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、加速方向及びギア位置に基づく第1判定と、加速度に基づく第2判定とを走行速度に応じて択一的に選択することにより、より精度良く取り付け方向を判別することが可能な取り付け方向判定方法等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る取り付け方向判定方法は、車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向を判定する取り付け方向判定方法において、車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得ステップと、変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得ステップと、前記加速方向取得ステップにより取得した加速方向及びギア位置取得ステップにより取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定ステップとを備えることを特徴とする。
【0011】
本発明に係る取り付け方向判定方法は、車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向を判定する取り付け方向判定方法において、車両の加速度を加速度センサから取得する第1加速度取得ステップと、車両の走行速度を検出する車速センサにより検出された値に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段により算出された加速度を取得する第2加速度取得ステップと、前記第1加速度取得ステップにより取得した加速度及び前記第2加速度取得ステップにより取得した加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定ステップとを備えることを特徴とする。
【0012】
本発明に係る取り付け方向判定方法は、車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向を判定する取り付け方向判定方法において、車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得ステップと、変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得ステップと、前記加速方向取得ステップにより取得した加速方向及びギア位置取得ステップにより取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第1判定ステップと、車両の加速度を加速度センサから取得する第1加速度取得ステップと、車両の走行速度を検出する車速センサにより検出された値に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段により算出された加速度を取得する第2加速度取得ステップと、前記第1加速度取得ステップにより取得した加速度及び前記第2加速度取得ステップにより取得した加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第2判定ステップと、前記車速センサにより検出された車両の走行速度に基づいて、前記第1判定ステップまたは前記第2判定ステップのいずれかを選択する選択ステップとを備えることを特徴とする。
【0013】
本発明に係るナビゲーション装置は、車両に搭載されるナビゲーション装置において、車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得手段と、変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得手段と、前記加速方向取得手段により取得した加速方向及びギア位置取得手段により取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記判定手段により装置取り付け方向が反対であると判断した場合に、反対であることを示す情報をディスプレイへ表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする。
【0015】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記判定手段により装置取り付け方向が反対であると判断した場合に、前記加速度センサから出力された加速度を補正する補正手段をさらに備えることを特徴とする。
【0016】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記加速方向取得手段は、前記加速度センサから正の値が出力された場合に1、負の値が出力された場合に0とする加速方向に関する情報を取得するよう構成してあり、前記ギア位置取得手段は、変速機から出力されるギア位置がリバースの場合に1、フォワードの場合に0とするギア位置に関する情報を取得するよう構成してあり、前記判定手段は、前記加速方向取得手段及び前記ギア位置取得手段に接続される排他的論理回路であり、該排他的論理回路の出力が1の場合に装置取り付け方向が正しく、出力が0の場合に装置取り付け方向が反対であると判断するよう構成してあることを特徴とする。
【0017】
本発明に係るナビゲーション装置は、車両に搭載されるナビゲーション装置において、車両の加速度を加速度センサから取得する加速度取得手段と、車両の走行速度を検出する車速センサと、前記車速センサにより検出された走行速度に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段と、前記加速度取得手段により取得した加速度及び前記加速度算出手段により算出された加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記判定手段により装置取り付け方向が反対であると判断した場合に、反対であることを示す情報をディスプレイへ表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする。
【0019】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記判定手段により装置取り付け方向が反対であると判断した場合に、前記加速度センサから出力された加速度を補正する補正手段をさらに備えることを特徴とする。
【0020】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記判定手段は、前記加速度算出手段により算出された加速度及び前記加速度取得手段により取得した加速度の差分と総和との大小関係に基づき、装置取り付け方向の正否を判定するよう構成してあることを特徴とする。
【0021】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記判定手段は、前記加速度算出手段により算出された加速度及び前記加速度取得手段により取得した加速度の差分の絶対値の積分値が、前記加速度算出手段により算出された加速度の負の値から前記加速度取得手段により取得した加速度を減じた値の絶対値の積分値よりも小さい場合に、装置取り付け方向が正しいと判定し、大きい場合に装置取り付け方向が反対であると判定するよう構成してあることを特徴とする。
【0022】
本発明に係るナビゲーション装置は、車両に搭載されるナビゲーション装置において、車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得手段と、変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得手段と、前記加速方向取得手段により取得した加速方向及びギア位置取得手段により取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第1判定手段と、車両の加速度を加速度センサから取得する加速度取得手段と、車両の走行速度を検出する車速センサと、前記車速センサにより検出された走行速度に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段と、前記加速度取得手段により取得した加速度及び前記加速度算出手段により算出された加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第2判定手段と、前記車速センサにより検出された車両の走行速度に基づいて、前記第1判定手段または前記第2判定手段のいずれかを選択する選択手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
本発明に係るナビゲーション装置は、前記選択手段は、前記車速センサにより検出された車両の速度が0から予め記憶した所定速度へ変化した場合に前記第1判定手段を選択するよう構成してあり、予め記憶した所定速度以上の場合に前記第2判定手段を選択するよう構成してあることを特徴とする。
【0024】
本発明に係るプログラムは、車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向をコンピュータにより判定するためのプログラムにおいて、コンピュータに、車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得ステップと、変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得ステップと、前記加速方向取得ステップにより取得した加速方向及びギア位置取得ステップにより取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定ステップとを実行させることを特徴とする。
【0025】
本発明に係るプログラムは、車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向をコンピュータにより判定するためのプログラムにおいて、コンピュータに、車両の加速度を加速度センサから取得する第1加速度取得ステップと、車両の走行速度を検出する車速センサにより検出された値に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段により算出された加速度を取得する第2加速度取得ステップと、前記第1加速度取得ステップにより取得した加速度及び前記第2加速度取得ステップにより取得した加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する判定ステップとを実行させることを特徴とする。
【0026】
本発明に係るプログラムは、車両に搭載されるナビゲーション装置の取り付け方向をコンピュータにより判定するためのプログラムにおいて、車両の加速方向を加速度センサから取得する加速方向取得ステップと、変速機から出力されるギア位置を取得するギア位置取得ステップと、前記加速方向取得ステップにより取得した加速方向及びギア位置取得ステップにより取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第1判定ステップと、車両の加速度を加速度センサから取得する第1加速度取得ステップと、車両の走行速度を検出する車速センサにより検出された値に基づき車両の加速度を算出する加速度算出手段により算出された加速度を取得する第2加速度取得ステップと、前記第1加速度取得ステップにより取得した加速度及び前記第2加速度取得ステップにより取得した加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する第2判定ステップと、前記車速センサにより検出された車両の走行速度に基づいて、前記第1判定ステップまたは前記第2判定ステップのいずれかを選択する選択ステップとを実行させることを特徴とする。
【0027】
本発明にあっては、加速方向取得手段により車両の加速方向を加速度センサから取得し、またギア位置取得手段により変速機から出力されるギア位置を取得する。そして、判定手段は取得した加速方向及びギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定するので、簡易な構成により容易に取り付け方向の正否を判定することが可能となる。
【0028】
本発明にあっては、判定手段により装置取り付け方向が反対であると判断した場合に、反対であることを示す情報をディスプレイへ表示することにより、ユーザは直ちに取り付け方向の誤りを認識することが可能となる。
【0029】
本発明にあっては、取り付け方向が反対であると判断した場合、加速度センサから出力された加速度を補正するよう構成したので、取り付け方向が反対であってもそれを補正した加速度が加速度センサから出力され、高さ検出において正しい値を演算することが可能となる。
【0030】
本発明にあっては、加速方向の取得にあっては、加速度センサから正の値が出力された場合に1、負の値が出力された場合に0とする加速方向に関する情報を取得するよう構成する。またギア位置の取得にあっては、変速機から出力されるギア位置がリバースの場合に1、フォワードの場合に0とするギア位置に関する情報を取得するよう構成する。判定手段は、加速方向取得手段及びギア位置取得手段に接続される排他的論理回路を用いる。排他的論理回路は、加速方向取得手段から1、ギア位置取得手段から0が入力される場合、または、加速方向取得手段から0、ギア位置取得手段から1が入力される場合、1を出力し装置取り付け方向が正しいと判定する。一方、排他的論理回路は、加速方向取得手段から0、ギア位置取得手段から0が入力される場合、または、加速方向取得手段から1、ギア位置取得手段から1が入力される場合、0を出力し装置取り付け方向が反対であると判定するので、簡易な構成により容易に取り付け方向の正否を判定することが可能となる。
【0031】
本発明にあっては、加速度取得手段は車両の加速度を加速度センサから取得し、加速度算出手段は車速センサにより検出された走行速度に基づき車両の加速度を算出する。そして判定手段は、加速度取得手段により取得した加速度及び加速度算出手段により算出された加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する。すなわち、双方から得られる加速度の一致度に基づき判定するので、簡易な構成により容易に取り付け方向の正否を判定することが可能となる。
【0032】
本発明にあっては、判定手段は、加速度算出手段により算出された加速度及び加速度取得手段により取得した加速度の差分と総和との大小関係に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する。具体的には、加速度算出手段により算出された加速度及び加速度取得手段により取得した加速度の差分の絶対値の積分値が、加速度算出手段により算出された加速度の負の値から加速度取得手段により取得した加速度を減じた値の絶対値の積分値よりも小さい場合に、装置取り付け方向が正しいと判定し、大きい場合に装置取り付け方向が反対であると判定する。このように、それぞれ異なる手段から得られた加速度の差分及び総和に基づき取り付け方向の正否を判定するので、簡易な構成により容易に取り付け方向の正否を判定することが可能となる。
【0033】
本発明にあっては、加速方向取得手段は車両の加速方向を加速度センサから取得し、ギア位置取得手段は変速機から出力されるギア位置を取得する。そして、加速方向取得手段により取得した加速方向及びギア位置取得手段により取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する手段を第1判定手段とする。一方、加速度取得手段は車両の加速度を加速度センサから取得し、加速度算出手段は車両の走行速度を検出する車速センサにより検出された走行速度に基づき車両の加速度を算出する。そして、加速度取得手段により取得した加速度及び加速度算出手段により算出された加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する手段を第2判定手段とする。
【0034】
ナビゲーション装置の選択手段は、車速センサにより検出された車両の走行速度に基づいて、第1判定手段または第2判定手段のいずれかを選択する。つまり、車速センサにより検出された車両の速度が0から予め記憶した所定速度へ変化した場合に第1判定手段を選択し、予め記憶した所定速度以上の場合に第2判定手段を選択する。このように構成したので、車速に応じて最適な判定手段が選択され、より精度良く取り付け方向を判定することが可能となる。
【発明の効果】
【0035】
本発明にあっては、取得した加速方向及びギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定するので、簡易な構成により容易に取り付け方向の正否を判定することが可能となる。
【0036】
本発明にあっては、判定手段により装置取り付け方向が反対であると判断した場合に、反対であることを示す情報をディスプレイへ表示することにより、ユーザは直ちに取り付け方向の誤りを認識することが可能となる。
【0037】
本発明にあっては、取り付け方向が反対であると判断した場合、加速度センサから出力された加速度を補正するよう構成したので、取り付け方向が反対であってもそれを補正した加速度が加速度センサから出力され、高さ検出において正しい値を演算することが可能となる。またユーザは再びナビゲーション装置を取り付け直す必要がなくなる。
【0038】
本発明にあっては、判定手段は、加速方向取得手段及びギア位置取得手段に接続される排他的論理回路を用いるので、簡易な構成により容易に取り付け方向の正否を判定することが可能となる。
【0039】
本発明にあっては、加速度取得手段は車両の加速度を加速度センサから取得し、加速度算出手段は車速センサにより検出された走行速度に基づき車両の加速度を算出する。そして判定手段は、加速度取得手段により取得した加速度及び加速度算出手段により算出された加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する。すなわち、双方から得られる加速度の一致度に基づき判定するので、簡易な構成により容易に取り付け方向の正否を判定することが可能となる。
【0040】
本発明にあっては、判定手段は、それぞれ異なる手段から得られた加速度の差分及び総和に基づき取り付け方向の正否を判定するので、簡易な構成により容易に取り付け方向の正否を判定することが可能となる。
【0041】
本発明にあっては、加速方向取得手段により取得した加速方向及びギア位置取得手段により取得したギア位置に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する手段を第1判定手段とし、加速度取得手段により取得した加速度及び加速度算出手段により算出された加速度に基づき、装置取り付け方向の正否を判定する手段を第2判定手段とする。そして車速センサにより検出された車両の走行速度に基づいて、第1判定手段または第2判定手段のいずれかを選択するので、車速に応じて最適な判定手段が選択され、より精度良く取り付け方向を判定することが可能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0042】
実施の形態1
以下本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1はナビゲーション装置の取り付け方向を説明するための模式図である。図1において5は車両であり、ナビゲーション装置1が取り付けられている。ここで、図1Aはナビゲーション装置1の取り付け方向が正しい場合を示し、図1Bは取り付け方向が反対、すなわちナビゲーション装置1が前後反対に取り付けられた場合の例を示す。図中白抜き矢印で示す方向は車両5の前進方向であり、その反対方向が車両5の後進方向を示している。ナビゲーション装置1は矢印で示す方向と車両5の前進方向とが一致するよう取り付ける必要があり、車両5が前進した場合ナビゲーション装置1内部の加速度センサは正の値を出力する(図1A参照)。また車両5が後進した場合、加速度センサは負の値を出力する。
【0043】
一方、図1Bに示す如く、ナビゲーション装置1が、本来の取り付け方向とは車両5の進行方向において逆向き(反対方向)に取り付けられた場合、すなわちナビゲーション装置1の取り付け方向を示す矢印の向きが前進方向と反対である場合、取り付け方向は反対であり、車両5が前進した場合、加速度センサは負の値を出力する。また、また車両5が後進した場合、加速度センサは正の値を出力する。
【0044】
図2は第1判定手段としての第1判定回路の構成を示すブロック図である。図において11はナビゲーション装置1内部に設けられる第1判定回路であり、加速度センサ12、加速方向取得部13、ラッチ14、第1判定部15、車速センサ16、変速機17、ギア位置取得部18、補正部19及びディスプレイ110を含んで構成される。加速度センサ12は車両5の発進または停止、並びに、加速時または減速時における車両5に加わる進行方向の加速度を検出する1軸型センサである。加速度センサ12は加速度の情報を補正部19及び加速方向取得部13へ出力する。
【0045】
図3は車両5が前進発車する場合の加速度及び加速方向等の時間的変化を示すグラフである。図4は車両5が後進発車する場合の加速度及び加速方向等の時間的変化を示すグラフである。図3Aは車両5が停止状態から前進発車した場合の加速度の時間的変化を示すグラフであり、図4Aは、車両5が停止状態から後進発車した場合の加速度の時間的変化を示すグラフである。横軸は時間、縦軸は加速度を示している。車両5が停止状態にある場合、加速度は0であり、前進発車した場合、正方向へ加速度が増加する。一方後進発車した場合、負方向へ加速度が増加する。加速方向取得部13は加速度センサ12からの出力に応じて正負の値を出力する回路であり例えばコンパレータ等が用いられる。
【0046】
加速方向取得部13は、加速度が正の場合1の信号を負の場合0の信号をラッチ14へ出力する。図3Bは車両5が前進発車した場合の加速方向取得部13から出力される信号の時間的変化を示すグラフであり、図4Bは車両5が後進発車した場合の加速方向取得部13から出力される信号の時間的変化を示すグラフである。グラフにおいて横軸は時間、縦軸は1または0の値を示している。図3B及び図4Bに示す如く、加速度が正の場合1のパルス信号が発生し、加速度が負の場合は0の値をとる。
【0047】
車速センサ16は駆動軸またはタイヤの回転に対応して回転信号をパルス波形で出力するセンサであり、車速(走行速度)及び移動距離をも得ることができる。図3C及び図4Cは車両5が前進発車または後進発車した場合の車速センサ16から出力される車速パルスの時間的変化を示すグラフである。グラフにおいて横軸は時間、縦軸は1または0の値を示している。図3C及び図4Cに示す如く、発進後所定幅の車速パルスが発生していることが理解できる。
【0048】
ラッチ14はデータ保持回路であり、車速センサ16から、1を示すパルス信号が入力された場合に、加速方向取得部13から出力される信号をラッチして、第1判定部15へ出力する。図3Dは車両5が前進発車した場合のラッチ14の出力の時間的変化を示すグラフであり、図4Dは車両5が後進発車した場合のラッチ14の出力の時間的変化を示すグラフである。グラフにおいて横軸は時間、縦軸は1または0の値を示している。図3Dに示す如く、前進発車時は1の信号が第1判定部15へ入力され、図4Dに示す如く後進発車時は0の信号が第1判定部15へ入力される。
【0049】
ギア位置取得部18は変速機17から出力されるギア位置、例えばギアがフォワード(ドライブ)に存在するか、またはリバースに存在するかの情報を取得する回路であり、リバースの場合に1の信号を、フォワードの場合に0の信号をそれぞれ取得して第1判定部15へ出力する。第1判定部15は、例えば排他的論理回路から構成され、加速方向及びギア位置に応じて1または0の値を出力する。
【0050】
ナビゲーション装置1が正しく取り付けられている場合の第1判定部15の出力について説明する。車両5が前進発車し、ラッチ14から1の信号が出力され、またギア位置取得部18から0(フォワード)信号が出力された場合、第1判定部15は1の値を出力する。車両5が後進発車し、ラッチ14から0の信号が出力され、またギア位置取得部18から1(リバース)信号が出力された場合、第1判定部15は1の値を出力する。
【0051】
次に、ナビゲーション装置1が反対方向に取り付けられている場合の第1判定部15の出力について説明する。車両5が前進発車し、加速度センサ12から負の値が出力されることに伴いラッチ14から0の信号が出力され、またギア位置取得部18から0(フォワード)信号が出力された場合、第1判定部15は0の値を出力する。車両5が後進発車し、ラッチ14から1の信号が出力され、またギア位置取得部18から1(リバース)信号が出力された場合、第1判定部15は0の値を出力する。
【0052】
第1判定部15は1の値を得た場合は、ナビゲーション装置1の取り付け方向が正しいことを示す情報をディスプレイ110へ出力し、また第1判定部15は0の値を得た場合は、ナビゲーション装置1の取り付け方向が反対であることを示す情報をディスプレイ110へ出力する。ディスプレイ110は地図及びルート等を表示する液晶ディスプレイである。なお、取り付け方向が反対であることを示す情報は必ずしもディスプレイに表示する必要はなく、LED(Light Emitting Diode)等を点滅させることにより表示するようにしても良い。
【0053】
また、第1判定部15は0の値を得た場合、補正部19へ取り付け方向が反対であることを示す情報、例えば−1を出力する。なお、第1判定部15は1の値を得た場合、補正部19へ取り付け方向が正しいことを示す情報、例えば+1を出力する。補正部19は、例えば乗算回路等で構成されており、第1判定部15からナビゲーション装置1の取り付け方向が反対であることを示す情報を受け付けた場合、加速度センサ12から出力される加速度を補正する。具体的には、加速度センサ12から出力される加速度に+1または−1の値を乗算する。これにより、ナビゲーション装置1が反対方向へ取り付けられたとしても、加速度センサ12から出力される加速度は正負が反転されることになる。
【0054】
実施の形態2
実施の形態1で述べた第1判定回路11の機能をソフトウェアにより実現しても良い。図5は実施の形態2の第1判定回路11のハードウェア構成を示すブロック図である。第1判定回路11は、制御部としてのCPU(Central Processing Unit)31、RAM(Random Access Memory)32、ディスプレイ110、通信部36、記憶部35、車速センサ16、変速機17及び加速度センサ12を含んで構成される。CPU31は、CAN(Controller Area Network)バス37を介してハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、記憶部35に格納された制御プログラム35Pに従って、各ソフトウェア処理を実行する。
【0055】
通信部36は無線モジュールまたはVICS(Vehicle Information and Communication System)情報受信機等であり、電話回線網またはインターネット等の通信網を介して様々な情報を送受信する。記憶部35は例えばハードディスクで構成され、内部には上述した制御プログラム35Pが記憶されている。RAM32は任意のアドレスを指定して読み書きすることが可能な半導体メモリである。車速センサ16、加速度センサ12及び変速機17は実施の形態1と同じく、車速、加速度及びギア位置に関する情報をそれぞれCPU31へ出力する。
【0056】
以上のハードウェア構成において判定処理の手順を、フローチャートを用いて説明する。図6は第1判定処理の手順を示すフローチャートである。CPU31は車速センサ16からの出力を監視し、車両5の車速が0から所定速度まで増加したか否かを判断する(ステップS61)。なお、この所定速度は予め記憶部35に記憶されている。CPU31は車速が0から所定速度まで増加していないと判断した場合(ステップS61でNO)、判定処理を行うことなく処理を終了する。一方、CPU31は車両5の車速が0から所定速度まで増加したと判断した場合(ステップS61でYES)、加速度センサ12からの出力を受け付ける(ステップS62)。この場合CPU31は加速方向、すなわち加速度センサ12から出力される加速度の正負を判別し、RAM32に記憶する。
【0057】
またCPU31は、変速機17からギア位置に関する情報の出力を受け付ける(ステップS63)。CPU31は変速機17からリバースを示す信号が出力されたか、フォワードを示す信号が出力されたかをRAM32に記憶する。CPU31は、RAM32に記憶したこれらの情報を読み出し、ナビゲーション装置1の取り付け方向が正しいか否かを判定する。具体的には、CPU31は加速方向が正でかつギア位置がフォワード、または、加速方向が負でかつギア位置がリバースの条件を満たすか否かを判断する(ステップS64)。CPU31は、これらの条件を満たす場合は(ステップS64でYES)、ナビゲーション装置1の取り付け方向が正しいと判定する(ステップS65)。一方、CPU31はこれらの条件を満たさないと判断した場合(ステップS64でNO)、すなわち、加速方向が負でかつギア位置がフォワード、または、加速方向が正でかつギア位置がリバースの条件を満たす場合、取り付け方向は反対であると判定する(ステップS66)。
【0058】
以上述べたソフトウェア処理は制御プログラム35Pに予め記憶しておく他、図5に示す可搬型記録媒体1Aを図示しない記録媒体読み取り装置により読み取らせ、可搬型記録媒体1Aに記録された加速方向を取得させ、ギア位置を取得させ、取り付け方向を判定させるプログラムを記憶部35にインストールするようにしても良い。さらに、係るプログラムを、通信部36を介して図示しないサーバコンピュータからダウンロードするようにしても良い。
【0059】
本実施の形態2は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0060】
実施の形態3
実施の形態3は加速度を用いた第2判定回路を用いた例を示す。図7は第2判定回路の構成を示すブロック図である。第2判定回路21は、車速センサ16、加速度算出部161、加速度センサ12、補正部19、乗算回路22、第1演算部210、第2演算部220、第2判定部23及びディスプレイ110を含んで構成される。車速センサ16はタイヤ等の回転に対応して回転信号をパルス波形で出力するセンサであり、車速を加速度算出部161へ出力する。加速度算出部161は、出力された車速の時間的変化に基づき車両5の加速度を算出する。算出された加速度は第1演算部210及び第2演算部220へ出力される。
【0061】
第1演算部210は、加算器211、絶対値算出部212、及び積分器213を含んで構成され、同様に第2演算部220も加算器221、絶対値算出部222及び積分器223を含んで構成される。加速度算出部161からの出力は加算器211の負側及び加算器221の負側にそれぞれ出力される。加速度センサ12から出力される加速度は第1演算部210の加算器211の正側へ出力され、また乗算器22へも出力される。乗算器22においては−1の値が加速度へ乗じられ、乗算後の加速度が第2演算部220の加算器221の正側へ入力される。
【0062】
第1演算部210の加算器211は、加速度センサ12から出力された加速度から、加速度算出部161から出力された加速度を減じ、その差分を絶対値算出部212へ出力する。絶対値算出部212は差分の絶対値を算出し、絶対値を積分器213へ出力する。積分器213ではこのようにして算出された絶対値の所定時間分の積分値を算出し、算出した積分値を第2判定部23へ出力する。
【0063】
第2演算部220の加算器221は、乗算器22から出力された加速度から、加速度算出部161から出力された加速度を減じ、その差の総和を絶対値算出部222へ出力する。絶対値算出部222は差の総和の絶対値を算出し、絶対値を積分器223へ出力する。積分器223ではこのようにして算出された絶対値の所定時間分の積分値を算出し、算出した積分値を第2判定部23へ出力する。
【0064】
図8は加速度及び加算値等の時間的変化を示すグラフである。図8Aは加速度算出部161から出力される加速度の時間的変化を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は加速度を示す。また図8Bは加速度センサ12から出力される加速度の時間的変化を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は加速度を示す。図8Cは第1演算部210における加算器211から出力される加算値の時間的変化を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は加算値を示す。ナビゲーション装置1の取り付け方向が正しい場合、図8Cに示す如く点線の加速度算出部161から出力される加速度と実線で示す加速度センサ12から出力される加速度とが打ち消され、誤差を考慮しない場合、時間的に変化しない0の値が出力される。一方、ナビゲーション装置1が誤って反対方向に取り付けられている場合、これら加速度が打ち消されることなく加算した値が出力されることになる。
【0065】
図8Dは第1演算部210における絶対値算出部212から出力される絶対値の時間的変化を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は絶対値を示す。また、図8Eは第1演算部210における積分器213から出力される積分値の時間的変化を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は積分値を示す。加速度が打ち消されているため、絶対値及び積分値も誤差を考慮しない場合、時間的に変化しない0の値が出力されることが理解できる。
【0066】
図9は加算値及び絶対値等の時間的変化を示すグラフである。図9Aは第2演算部220における加算器221から出力される加算値の時間的変化を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は加算値を示す。加速度センサ12から出力される加速度は乗算器22により符号が反転されているため、加速度の総和が負の値として出力される。つまり、実線で示す加速度センサ12から出力され反転された加速度を、点線で示す加速度センサ12から出力される加速度で減じた値が一点鎖線で示す加算値として出力される。ナビゲーション装置1が反対方向に取り付けられている場合、実線で示す加速度センサ12から出力され反転された加速度と、点線で示す加速度センサ12から出力される加速度とが打ち消され、図8Cで示す特性が表れる。
【0067】
図9Bは第2演算部220における絶対値算出部222から出力される絶対値の時間的変化を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は絶対値を示す。加算値のうち負の値が正方向へ変換されていることが理解できる。また、図9Cは第2演算部220における積分器223から出力される積分値の時間的変化を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は積分値を示す。絶対値算出部222から正の値である加速度が出力され、その積分値も次第に増加していることが理解できる。なお、この積分器213及び積分器223においては、適宜の時間(例えば10秒間)の加速度の時間的変化を算出するようにすればよい。
【0068】
図7における第2判定部23は第1演算部210及び第2演算部220の出力に基づきナビゲーション装置1の取り付け方向の正否を判定する回路であり、コンパレータ等が用いられる。第2判定部23は第1演算部210から出力される積分値が、第2演算部220から出力される積分値よりも小さい場合、ナビゲーション装置1の取り付け方向が正しいと判断する。一方、第2判定部23は第1演算部210から出力される積分値が、第2演算部220から出力される積分値よりも大きい場合、ナビゲーション装置1の取り付け方向が反対であると判断する。
【0069】
第2判定部23は、ナビゲーション装置1の取り付け方向が正しいと判断した場合、正しいことを示す情報をディスプレイ110へ出力し、また第2判定部23は取り付け方向が反対であると判断した場合は、ナビゲーション装置1の取り付け方向が反対であることを示す情報をディスプレイ110へ出力する。
【0070】
また、第2判定部23は、ナビゲーション装置1の取り付け方向が反対であると判断した場合、補正部19へ取り付け方向が反対であることを示す情報、例えば−1を出力する。なお、第2判定部23は取り付け方向が正しい場合、補正部19へ取り付け方向が正しいことを示す情報、例えば+1を出力する。補正部19は、例えば乗算回路等で構成されており、第2判定部23からナビゲーション装置1の取り付け方向が反対であることを示す情報を受け付けた場合、加速度センサ12から出力される加速度を補正する。具体的には、加速度センサ12から出力される加速度に+1または−1の値を乗算する。これにより、ナビゲーション装置1が反対方向へ取り付けられたとしても、加速度センサ12から出力される加速度は正負が反転されることになる。
【0071】
本実施の形態3は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1及び実施の形態2と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0072】
実施の形態4
実施の形態2で述べた第2判定回路21の機能をソフトウェアにより実現しても良い。図10は実施の形態3の第2判定回路21のハードウェア構成を示すブロック図である。第2判定回路21は、制御部としてのCPU31、RAM32、ディスプレイ110、通信部36、記憶部35、車速センサ16、加速度算出部161及び加速度センサ12を含んで構成される。CPU31は、CANバス37を介してハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、記憶部35に格納された制御プログラム35Pに従って、各ソフトウェア処理を実行する。
【0073】
通信部36は無線モジュールまたはVICS情報受信機等であり、電話回線網またはインターネット等の通信網を介して様々な情報を送受信する。記憶部35は例えばハードディスクで構成され、内部には上述した制御プログラム35Pが記憶されている。RAM32は任意のアドレスを指定して読み書きすることが可能な半導体メモリである。加速度センサ12及び加速度算出部161は実施の形態3と同じく、加速度をそれぞれCPU31へ出力する。
【0074】
以上のハードウェア構成において判定処理の手順を、フローチャートを用いて説明する。図11及び図12は第2判定処理の手順を示すフローチャートである。CPU31は加速度算出部161から出力される加速度を受け付け(ステップS111)、また加速度センサ12から出力される加速度をも受け付ける(ステップS112)。CPU31は加速度センサ12からの加速度から加速度算出部161からの加速度を減じる(ステップS113)。CPU31はこの減じた値の絶対値を算出する(ステップS114)。CPU31は係る処理を所定時間行い、ステップS114において算出した絶対値の積分値を算出する(ステップS115)。
【0075】
CPU31はこのようにして算出した積分値を第1積分値としてRAM32に記憶する(ステップS116)。また、ステップS113乃至S116の処理と並行して、CPU31は、加速度センサ12からの加速度に−1を乗じた値から、加速度算出部161からの加速度を減じる処理を行う(ステップS117)。CPU31は、この減じた値の絶対値を算出する(ステップS118)。CPU31は係る処理を所定時間行い、ステップS118において算出した絶対値の積分値を算出する(ステップS119)。
【0076】
CPU31はこのようにして算出した積分値を第2積分値としてRAM32に記憶する(ステップS1110)。CPU31はRAM32に記憶した第1積分値及び第2積分値を読み出し、第1積分値が第2積分値よりも小さいか否かを判断する(ステップS1111)。CPU31は第1積分値が第2積分値よりも小さいと判断した場合(ステップS1111でYES)、ナビゲーション装置1の取り付け方向は正しいと判定する(ステップS1112)。一方、第1積分値が第2積分値よりも大きいと判断した場合(ステップS1111でNO)、取り付け方向は反対と判定する(ステップS1113)。
【0077】
以上述べたソフトウェア処理は制御プログラム35Pに予め記憶しておく他、図10に示す可搬型記録媒体1Aを図示しない記録媒体読み取り装置により読み取らせ、可搬型記録媒体1Aに記録された加速度センサ12から加速度を取得させ、加速度算出部161からの加速度を取得させ、取り付け方向を判定させるプログラムを記憶部35にインストールするようにしても良い。さらに、係るプログラムを、通信部36を介して図示しないサーバコンピュータからダウンロードするようにしても良い。
【0078】
本実施の形態4は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至3と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【0079】
実施の形態5
実施の形態5は、車両5の車速に応じて第1判定回路11及び第2判定回路21を選択する形態に関する。図13は実施の形態5に係るナビゲーション装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。実施の形態5に係るナビゲーション装置1は、実施の形態1及び2で述べた第1判定回路11、実施の形態3及び4で述べた第2判定回路21、車速センサ16、並びに、選択部3を含んで構成される。車速センサ16は選択部3に対し車両5の車速を出力する。選択部3は、車速が0から予め図示しないメモリに記憶した所定速度(例えば時速5km、以下第1所定速度)へ変化した場合に第1判定回路11を選択し、車速が図示しないメモリに記憶した所定速度(例えば時速30km、以下第2所定速度)以上の場合に第2判定回路21を選択する。第1判定回路11は実施の形態1及び2で述べた処理により取り付け方向の正否を判定し、第2判定回路21は実施の形態3及び4で述べた処理により取り付け方向の正否を判定する。
【0080】
図14は選択処理の手順を示すフローチャートである。選択部3は車速センサ16から出力される車速を受け付ける(ステップS141)。選択部3は車速が0から第1所定速度まで変化したか否かを判断する(ステップS142)。選択部3は車速が0から第1所定速度まで変化したと判断した場合(ステップS142でYES)、第1判定回路11を選択する(ステップS143)。一方、選択部3は車速が0から第1所定速度まで変化していないと判断した場合(ステップS142でNO)、車速が第2所定速度以上であるか否かを判断する(ステップS144)。
【0081】
選択部3は車速が第2所定速度以上であると判断した場合(ステップS144でYES)、第2判定回路21を選択する(ステップS145)。一方、選択部3は車速が第2所定速度よりも低いと判断した場合(ステップS144でNO)、第1判定回路11及び第2判定回路21を選択することなく処理を終了する。これにより、停止状態にある車両5が前進または後進発車した場合に、第1判定処理を行え、一方所定速度以上の場合は第2判定処理を行え、車速に応じて好ましい判定方法を柔軟に選択してより精度の高い判定結果を得ることが可能となる。なお、以上述べた選択処理を実現するプログラムを実施の形態2及び実施の形態4で示した如く可搬型記録媒体1A等に書き込みこれを記憶部35にインストールするようにしても良い。
【0082】
本実施の形態5は以上の如き構成としてあり、その他の構成及び作用は実施の形態1乃至4と同様であるので、対応する部分には同一の参照番号を付してその詳細な説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0083】
【図1】ナビゲーション装置の取り付け方向を説明するための模式図である。
【図2】第1判定手段としての第1判定回路の構成を示すブロック図である。
【図3】車両が前進発車する場合の加速度及び加速方向等の時間的変化を示すグラフである。
【図4】車両が後進発車する場合の加速度及び加速方向等の時間的変化を示すグラフである。
【図5】実施の形態2の第1判定回路のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図6】第1判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】第2判定回路の構成を示すブロック図である。
【図8】加速度及び加算値等の時間的変化を示すグラフである。
【図9】加算値及び絶対値等の時間的変化を示すグラフである。
【図10】実施の形態3の第2判定回路のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図11】第2判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図12】第2判定処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態5に係るナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【図14】選択処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0084】
1 ナビゲーション装置
3 選択部
5 車両
11 第1判定回路
12 加速度センサ
13 加速方向取得部
14 ラッチ
15 第1判定部(排他的論理回路)
16 車速センサ
17 変速機
18 ギア位置取得部
19 補正部
21 第2判定回路
23 第2判定部
31 CPU(制御部)
32 RAM
35 記憶部
36 通信部
110 ディスプレイ
161 加速度算出部
210 第1演算部
211 加算器
212 絶対値算出部
213 積分器
220 第2演算部
221 加算器
222 絶対値算出部
223 積分器
1A 可搬型記録媒体
【出願人】 【識別番号】000001487
【氏名又は名称】クラリオン株式会社
【出願日】 平成18年6月27日(2006.6.27)
【代理人】 【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫

【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁


【公開番号】 特開2008−8653(P2008−8653A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−176567(P2006−176567)