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フロート式スチームトラップ - 特開2008−121874 | j-tokkyo
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【発明の名称】 フロート式スチームトラップ
【発明者】 【氏名】浅田 哲夫

【要約】 【課題】小型で低圧時大容量のフロート式スチームトラップを提供する。

【解決手段】入口4と出口6を有する本体1とこの本体1に締結した蓋体2とで内部に弁室3を有する弁ケーシングを形成する。弁室3と出口6を連通する第1弁口7を設ける。第1弁口7を弁室3内に配置したフロート9で直接に開閉する。弁室3と出口6を連通する第2弁口18を設ける。弁室3内に入口4側流体圧力が閉弁方向に作用し出口6側流体圧力とコイル状ばね15の弾性力が開弁方向に作用する平板状の圧力応動部材14を配置して第2弁口18を開閉する。第1弁口7は対応するフロート9が全使用圧力範囲に渡って開弁できる大きさに形成し、第2弁口18は対応する圧力応動部材14が所定の低い圧力範囲でのみ開弁できる大きさに形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
入口と出口を有する弁ケーシング内に弁室を形成し、弁室と出口を連通する第1弁口を設け、弁室内に配置したフロートで直接にあるいは弁部材を駆動して第1弁口を開閉するものにおいて、弁室と出口を連通する第2弁口を設け、弁室内に入口側流体圧力が閉弁方向に作用し出口側流体圧力とばねの弾性力が開弁方向に作用する平板状の圧力応動部材を配置して第2弁口を開閉し、第1弁口は対応するフロートが全使用圧力範囲に渡って開弁できる大きさに形成し、第2弁口は対応する圧力応動部材が所定の低い圧力範囲でのみ開弁できる大きさに形成したことを特徴とするフロート式スチームトラップ。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、フロートの浮上、降下により弁口を開閉するフロート式スチームトラップに関し、特に低圧時に多量の復水を排出できるものに関する。
【背景技術】
【0002】
フロート式スチームトラップは、蒸気使用機器や蒸気配管に取り付けられて復水を排出する自動弁であるが、蒸気の使用開始時には機器や配管が冷えているために多量の復水が発生し、使用状態が定常状態に入ると復水の発生量が著しく減少するのが一般的な使用方法である。そこで、従来は特開平1−131397に示された低圧時大容量フロート式スチームトラップが用いられていた。これは、入口と出口を有する弁ケーシング内に弁室を形成し、弁室と出口を連通する第1弁口を設け、弁室内に配置した第1フロートで直接にあるいは弁部材を駆動して第1弁口を開閉し、弁室と出口を連通する第2弁口を設け、弁室内に配置した第2フロートで直接にあるいは弁部材を駆動して第2弁口を開閉し、第1弁口は対応する第1フロートが全使用圧力範囲に渡って開弁できる大きさに形成し、第2弁口は対応する第2フロートが所定の低い圧力範囲でのみ開弁できる大きさに形成したものである。
【0003】
上記従来のフロート式スチームトラップは、2つのフロートを用いたものであるので、2つのフロートを収容するために大きな弁室を必要とし、弁ケーシングが大型になるという問題点があった。
【特許文献1】特開平6−241396号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする課題は、小型で低圧時大容量のフロート式スチームトラップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために講じた本発明の手段は、入口と出口を有する弁ケーシング内に弁室を形成し、弁室と出口を連通する第1弁口を設け、弁室内に配置したフロートで直接にあるいは弁部材を駆動して第1弁口を開閉するものにおいて、弁室と出口を連通する第2弁口を設け、弁室内に入口側流体圧力が閉弁方向に作用し出口側流体圧力とばねの弾性力が開弁方向に作用する平板状の圧力応動部材を配置して第2弁口を開閉し、第1弁口は対応するフロートが全使用圧力範囲に渡って開弁できる大きさに形成し、第2弁口は対応する圧力応動部材が所定の低い圧力範囲でのみ開弁できる大きさに形成したことを特徴とするフロート式スチームトラップにある。
【発明の効果】
【0006】
本発明は、第2弁口を平板状の圧力応動部材で開閉することにより、小型で低圧時大容量のフロート式スチームトラップを提供できるという優れた効果を生じる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明のフロート式スチームトラップは、弁室内に入口側流体圧力が閉弁方向に作用し出口側流体圧力とばねの弾性力が開弁方向に作用する平板状の圧力応動部材を配置して弁室と出口を連通する第2弁口を開閉し、第2弁口は対応する圧力応動部材が所定の低い圧力範囲でのみ開弁できる大きさに形成したものである。すなわち、第2弁口を平板状の圧力応動部材で開閉するものであるので、第2弁口をフロートで開閉するものよりも弁室を小さくでき、弁ケーシングを小型にできる。そのため、小型で低圧時大容量のフロート式スチームトラップを提供することができる。
【実施例1】
【0008】
上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説明する(図1参照)。図1に本発明のフロート式スチームトラップの断面図を示す。本実施例はフリーフロート式スチームトラップに適用したものである。フリーフロート式スチームトラップの弁ケーシングは本体1とこの本体1に締結した蓋体2とで形成し、内部に弁室3を有する。本体1は入口4と出口通路5と出口6を有し、入口4は弁室3の上部に連通する。弁室3の下部側壁に第1弁口7を開けた第1弁座8を形成する。弁室3の下部は第1弁口7から出口通路5を介して出口6に連通する。弁室3内に第1弁口7を開閉する中空球形のフロート9を自由状態で配置する。フロート9が第1弁口7を閉じた位置で当接するフロート座10をフロート9の下方に設ける。第1弁口7はフロート9が全使用圧力範囲に渡って開弁できる大きさに形成する。
【0009】
弁室3の下部側壁の第1弁口7よりも下方に圧力応動弁ユニット11を配置する。圧力応動弁ユニット11は入口側部材12と、入口側部材12にねじ結合された出口側部材13と、入口側部材12と出口側部材13の間に配置された平板状の圧力応動部材14と、圧力応動部材と出口側部材の間に配置されたコイル状ばね15とから構成される。圧力応動弁ユニット11は入口側部材12を本体1にねじ結合して固定する。入口側部材12は流入路16を有し、出口側部材13は流出路17を有する。出口側部材13の流入路16側に第2弁口18を開けた第2弁座19を形成する。弁室3の下部は第2弁口18から出口通路5を介して出口6に連通する。第2弁口18を開閉する圧力応動部材14には入口4側流体圧力が閉弁方向に作用し出口6側流体圧力とコイル状ばね15の弾性力が開弁方向に作用する。第2弁口18は圧力応動部材14が所定の低い圧力範囲でのみ開弁できる大きさに形成する。
【0010】
上記実施例のフリーフロート式スチームトラップの動作は下記の通りである。蒸気配管系の初期立ち上げ時のように入口4側流体圧力が所定値よりも低圧で復水が弁室3内に流入する場合、出口6側流体圧力とコイル状ばね15の弾性力が入口4側流体圧力に打ち勝って圧力応動部材14を第2弁座19から離座させ、第2弁口18を開口している。またフロート9は第1弁座8から離座して浮上し、第1弁口7を開口している。これにより、多量の復水を第1弁口7と第2弁口18から素早く出口6に排出する。入口4側の圧力が所定値よりも高くなると、入口4側流体圧力が出口6側流体圧力とコイル状ばね15の弾性力に打ち勝って圧力応動部材14を第2弁座19に着座させ、第2弁口18を閉口する。以降はフロート9の浮上降下による第1弁口7の開閉により復水の排出と蒸気の漏出防止が行われる。
【0011】
上記実施例では、本発明をフリーフロート式スチームトラップに適用したが、レバーフロート式スチームトラップにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明のフリーフロート式スチームトラップの断面図。
【符号の説明】
【0013】
1 本体
2 蓋体
3 弁室
4 入口
6 出口
7 第1弁口
9 フロート
11 圧力応動弁ユニット
14 圧力応動部材
15 コイル状ばね
18 第2弁口

【出願人】 【識別番号】000133733
【氏名又は名称】株式会社テイエルブイ
【出願日】 平成18年11月15日(2006.11.15)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−121874(P2008−121874A)
【公開日】 平成20年5月29日(2008.5.29)
【出願番号】 特願2006−309580(P2006−309580)