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【発明の名称】 |
エキゾーストマニホールド |
| 【発明者】 |
【氏名】伴 邦和 |
【課題】ブランチ管の熱膨張・収縮を安定して吸収できるエキゾーストマニホールドの提供。
【構成】排気ガス上流側端部がヘッドフランジ1に接続され、且つ、全長がそれぞれ異なる複数本のブランチ管2〜5と、各ブランチ管2〜5の排気ガス下流側端部2a〜5aを集合させて収容する集合部6を備えるエキゾーストマニホールドAにおいて、複数本のブランチ管2〜5のうちの少なくとも最も全長が長いブランチ管2の長手方向略中央部に直線状の直管部11を形成すると共に、この直管部11に蛇腹状の熱変形吸収部12を設けた。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 排気ガス上流側端部がヘッドフランジに接続され、且つ、全長がそれぞれ異なる複数本のブランチ管と、 前記各ブランチ管の排気ガス下流側端部を集合させて収容する集合部を備えるエキゾーストマニホールドにおいて、 前記複数本のブランチ管のうちの少なくとも最も全長が長いブランチ管の長手方向略中央部に直線状の直管部を形成すると共に、この直管部に蛇腹状の熱変形吸収部を設けたことを特徴とするエキゾーストマニホールド。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、エキゾーストマニホールドに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、排気ガス上流側端部がヘッドフランジに接続され、且つ、全長がそれぞれ異なる複数本のブランチ管と、各ブランチ管の排気ガス下流側端部を集合させて収容する集合部を備えるエキゾーストマニホールドの技術が公知になっている(特許文献1参照)。 【0003】 このようなエキゾーストマニホールドでは、各ブランチ管の全長が異なることに起因して排気ガスの熱による熱膨張・収縮量も異なるため、各ブランチ管を複雑な形状に湾曲させて熱膨張・収縮を吸収させるようにしている。 【特許文献1】特開2004−353583号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、近年、エキゾーストマニホールドのブランチ管は主に軽量化を目的とした薄肉化に伴って湾曲させる加工量に限界があり、上述した熱膨張・収縮を湾曲形状だけで対応することが困難になっているという問題点があった。 【0005】 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、ブランチ管の熱膨張・収縮を安定して吸収できるエキゾーストマニホールドを提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明の請求項1記載の発明では、排気ガス上流側端部がヘッドフランジに接続され、且つ、全長がそれぞれ異なる複数本のブランチ管と、前記各ブランチ管の排気ガス下流側端部を集合させて収容する集合部を備えるエキゾーストマニホールドにおいて、前記複数本のブランチ管のうちの少なくとも最も全長が長いブランチ管の長手方向略中央部に直線状の直管部を形成すると共に、この直管部に蛇腹状の熱変形吸収部を設けたことを特徴とする。 【発明の効果】 【0007】 請求項1記載の発明にあっては、排気ガス上流側端部がヘッドフランジに接続され、且つ、全長がそれぞれ異なる複数本のブランチ管と、前記各ブランチ管の排気ガス下流側端部を集合させて収容する集合部を備えるエキゾーストマニホールドにおいて、前記複数本のブランチ管のうちの少なくとも最も全長が長いブランチ管の長手方向略中央部に直線状の直管部を形成すると共に、この直管部に蛇腹状の熱変形吸収部を設けたため、ブランチ管の熱膨張・収縮を安定して吸収できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0008】 以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。 【実施例1】 【0009】 以下、実施例1を説明する。 図1は本発明の実施例1のエキゾーストマニホールドを示す正面図、図2は図1のS2−S2線における断面図、図3は本実施例1の仕切り部を示す斜視図、図4は本実施例1の熱変形吸収部の内部を説明する側断面図である。 【0010】 先ず、全体構成について説明する。 図1に示すように、本実施例1のエキゾーストマニホールドAでは、ヘッドフランジ1と、4本のブランチ管2〜5と、集合部6と、触媒コンバータ7と、酸素センサ8が備えられている。 【0011】 ブランチ管2〜5は、図外のエンジンのシリンダヘッドに接続される板状のヘッドフランジ1から下方へ湾曲した形状に形成されている。 また、ブランチ管2〜5はそれぞれの全長が異なる他、各排気ガス上流側端部はヘッドフランジ1のそれぞれ対応する図外の取付孔に接続される一方、後述する各排気ガス下流側端部2a〜5aは集合部6の排気ガス上流側端部6aに接続されている。 また、集合部6の排気ガス下流側端部6bは、触媒担体7aを収容した触媒コンバータ7の排気ガス上流側端部に接続されている。 さらに、触媒コンバータ7の排気ガス下流側端部には、図外の排気ガス下流側排気管に接続するためのフランジ部7bが設けられている。 【0012】 酸素センサ8は、集合部6を通過する排気ガスに含まれる酸素濃度を検出してエンジンの空燃比をフィードバック制御するのに用いられるものであって、その一端側に設けられたセンシング部8aを集合部6(排気ガスの流れ)の中心に挿入配置された状態で固定されている。 【0013】 図2に示すように、各ブランチ管2〜5の排気ガス下流側端部2a〜5aは、1/4円形断面状に加工されて円形状に重ねられた状態で集合部6の排気ガス上流側端部6aに収容されている。 【0014】 また、ブランチ管2,3の排気ガス下流側端部2a,3aの間、及びブランチ管4,5の排気ガス下流側端部4a,5aの間には、排気ガス下流側へ突出した平板状の仕切板10(図3参照)が介装されると共に、この仕切板10はブランチ管2〜5の壁部2b〜5bと溶接X1で固定され、さらに、隣り合う壁部2c〜5cは溶接X2でそれぞれ固定されている。 【0015】 そして、図1に示すように、各ブランチ管2〜5のうち最も全長が長いブランチ管2の長手方向中央部に直線状の直管部11が形成されると共に、この直管部11には熱変形吸収部12が形成されている。 【0016】 図4に示すように、本実施例1の熱変形吸収部12は、ブランチ管2を形成する際に図外の成形用型内で液圧バルジ成形加工を行うことにより複数の波12aを有する蛇腹状に形成されている。なお、波12aの形成数、ピッチP、高さH等の寸法は適宜設定できる。 また、図1に示すように、直線部11の長さLの中央に対して排気ガス下流側(集合部6側)へ向かって幾分長く形成されている。 【0017】 即ち、本実施例1の蛇腹状の熱変形吸収部12は、ブランチ管2の長手方向中央部から幾分排気ガス下流側へ設けられている。 【0018】 その他、前述した全ての各構成部材は全て金属製となっている。なお、触媒コンバータ7の触媒担体7aはこの限りでなく、セラミック触媒担体が採用される場合もある。 【0019】 次に、作用を説明する。 このように構成されたエキゾーストマニホールドAでは、ヘッドフランジ1が図外のエンジンのシリンダヘッドに接続される一方、触媒コンバータ7のフランジ部7bが図外の排気ガス下流側排気管に接続されることにより、各ブランチ管2〜5はヘッドフランジ1と集合部6の間で拘束された状態となる。 【0020】 そして、エキゾーストマニホールドAの内部を排気ガス上流側から流通する排気ガスの熱により各ブランチ管2〜5は湾曲した形状を広げながら管軸方向へ熱膨張・収縮するが、この際、最も全長が長いブランチ管2の熱膨張・収縮量が最も大きくなり、ブランチ管2におけるヘッドフランジ1との付け根と、集合部6の付け根に亀裂・破損が生じる虞がある。 【0021】 しかしながら、本実施例1のエキゾーストマニホールドAでは、前述したように、ブランチ管2の長手方向中央部には直線状の直管部11が形成されると共に、この直管部11に熱変形吸収部12が形成されているため、この直管部11から排気ガス上流側端部の熱膨張・収縮と、直管部11から排気ガス下流側端部の熱膨張・収縮とを熱変形吸収部12の波12aで安定して吸収できる。 【0022】 また、直管部11の部分については、管軸方向へ直線的に熱膨張・収縮するため、熱変形吸収部12に余計な多方向の力が作用するのを防止できる。 【0023】 また、各ブランチ管2における集合部6との付け根は特に応力が集中し易いため、本実施例1では、熱変形吸収部12を直線部11の長さLの中央位置に対して排気ガス下流側(集合部側)へ向かって幾分長く形成しているため、好適となる。 【0024】 なお、ブランチ管2の排気ガス下流側端部2a付近に熱変形吸収部12を設けると、ブランチ管2全体が排気ガス下流側端部へ向かって熱膨張・収縮し、ヘッドフランジ1との付け根に亀裂・破損が生じてしまう。 【0025】 また、直管部11を省略して湾曲した部位に熱変形吸収部12を設けた場合には、熱膨張・収縮の方向が多方向となるため、熱変形吸収部12による安定した効果が得られない。 【0026】 次に、効果を説明する。 以上、説明したように、本発明のエキゾーストマニホールドAでは、排気ガス上流側端部がヘッドフランジ1に接続され、且つ、全長がそれぞれ異なる複数本のブランチ管2〜5と、各ブランチ管2〜5の排気ガス下流側端部2a〜5aを集合させて収容する集合部6を備えるエキゾーストマニホールドAにおいて、複数本のブランチ管2〜5のうちの少なくとも最も全長が長いブランチ管2の長手方向略中央部に直線状の直管部11を形成すると共に、この直管部11に蛇腹状の熱変形吸収部12を設けたため、ブランチ管2の熱膨張・収縮を安定して吸収できる。 【0027】 以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。 例えば、ブランチ管の数はエンジンの気筒数に合わせて適宜設定できる。 また、直管部の長さは適宜設定でき、この直管部の長さの範囲内において熱変形吸収部の長さも適宜設定できる。 【0028】 また、ブランチ管2に加えて、他のブランチ管3、4、5にも直管部11及び熱変形吸収部12をそれぞれ設けても良い。 【図面の簡単な説明】 【0029】 【図1】本発明の実施例1のエキゾーストマニホールドを示す正面図である。 【図2】図1のS2−S2線における断面図である。 【図3】本実施例1の仕切り部を示す斜視図である。 【図4】本実施例1の熱変形吸収部の内部を説明する側断面図である。 【符号の説明】 【0030】 A エキゾーストマニホールド 1 ヘッドフランジ 1a 取付孔 2、3、4、5 ブランチ管 2a、3a、4a、5a 排気ガス下流側端部 2b、3b、4b、5b (仕切板と当接する)壁部 2c、3c、4c、5c (隣り合う)壁部 6 集合部 6a 排気ガス上流側端部 6b 排気ガス上流側端部 7 触媒コンバータ 7a 触媒担体 7b フランジ部 8 酸素センサ 8a センシング部 10 仕切板 11 直管部 12 熱変形吸収部 12a 波
特許の図
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004765 【氏名又は名称】カルソニックカンセイ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年7月10日(2006.7.10) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100119644 【弁理士】 【氏名又は名称】綾田 正道
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| 【公開番号】 |
特開2008−19722(P2008−19722A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月31日(2008.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2006−189736(P2006−189736) |
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