| 【発明の名称】 |
仮設足場用連結構造体 |
| 【発明者】 |
【氏名】坪田 正吉
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| 【要約】 |
【課題】足場材の支柱への連結をより安全かつ確実でしかも簡易に実施することができる仮設足場用連結構造体を提供する。
【構成】2つの板状部材21,22の間に保持ピン25を有し足場材Pが固定された本体部材20と、くさび受け15の上穴部16に差し込み自在に前記本体部材20に形成された固定くさび部30と、本体部材20の保持ピン25に係着して移動するための溝部45を有し、安全固定時には前記くさび受け15の下部に前進され固定解除時には前記くさび受15けの下部から後退される可動くさび部材40とを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 仮設足場用の筋交い材若しくは水平材若しくは垂直材等の足場材を支柱のくさび受けに取り外し可能に連結するための構造体であって、 2つの板状部材の間に保持ピンを有し前記足場材が固定された本体部材と、 前記くさび受けの上穴部に差し込み自在に前記本体部材に形成された固定くさび部と、 前記本体部材の保持ピンに係着して移動するための溝部を有し、安全固定時には前記くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記くさび受けの下部から後退される可動くさび部材 とを有することを特徴とする仮設足場用連結構造体。 【請求項2】 前記可動くさび部材が後退時に前記保持ピンを中心に先端部を上にして回転する請求項1に記載の仮設足場用連結構造体。 【請求項3】 前記可動くさび部材の後部にハンマー打ち込み用の突部が形成されている請求項1又は2に記載の仮設足場用連結構造体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、仮設足場用の筋交い材若しくは水平材若しくは垂直材等の足場材を支柱のくさび受けに取り外し可能に連結するための仮設足場用連結構造体に関する。 【背景技術】 【0002】 一般に、建築物等の工事等を行う際には、その外周に仮設足場が設置されるものであって、複数本の支柱を所定間隔で配置し、前記各支柱間に足場板を架設させて一の階層の足場を形成し、上方に支柱を順次継ぎ足して同様に足場板を架設させることにより複数階層の足場を形成してなる。このような仮設足場にあっては、上方への足場の継ぎ足し作業をする際の安全対策として、足場板を架設させる前に筋交い材若しくは水平材若しくは垂直材等の足場材を手すりとして先行して配置するように構成される。 【0003】 上記の如く、足場材を配置する場合には、前記足場材を支柱のくさび受けに取り外し可能に連結するための仮設足場用連結構造体が使用される。この仮設足場用連結構造体としては、例えば、図4に示すように、コの字型の本体部材120と、前記本体部材120に上下方向にスライド自在に配置され前記くさび受け115の上方から抜き差し可能に形成されたくさび部130とを有する仮設足場用連結構造体100が知られている(例えば、特許文献1参照。)。図において、符号116はくさび受け115の穴部、121,122は本体部材120を構成する2枚の板状部材、131はくさび受け115の穴部116に挿入可能な突部、132,133は本体部材120より幅広に形成された抜け止め部、Pは足場材を表す。 【0004】 この仮設足場用連結構造体100では、支柱111のくさび受け115の上下両端にコの字型の本体部材120を係合されることにより、下方から力が作用しても外れにくく、さらに、くさび部130を支柱111のくさび受け115に対して着脱することで当該仮設足場用連結構造体100を固定することが可能であるため、取付作業を容易に行うことができる。 【0005】 ところで、従来の仮設足場用連結構造体100では、くさび受け115に対してくさび部130を打ち付けて固定するものであるため、くさび部130が意図せずくさび受け115から抜けるような不測の事態が発生した場合に当該仮設足場用連結構造体100の固定が解除されてしまう等の安全性に問題があった。 【特許文献1】特開2002−70304号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、足場材の支柱への連結をより安全かつ確実でしかも簡易に実施することができる仮設足場用連結構造体を提供するものである。 【課題を解決するための手段】 【0007】 すなわち、請求項1の発明は、仮設足場用の筋交い材若しくは水平材若しくは垂直材等の足場材を支柱のくさび受けに取り外し可能に連結するための構造体であって、2つの板状部材の間に保持ピンを有し前記足場材が固定された本体部材と、前記くさび受けの上穴部に差し込み自在に前記本体部材に形成された固定くさび部と、前記本体部材の保持ピンに係着して移動するための溝部を有し、安全固定時には前記くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記くさび受けの下部から後退される可動くさび部材とを有することを特徴とする仮設足場用連結構造体に係る。 【0008】 請求項2の発明は、前記可動くさび部材が後退時に前記保持ピンを中心に先端部を上にして回転する請求項1に記載の仮設足場用連結構造体に係る。 【0009】 請求項3の発明は、前記可動くさび部材の後部にハンマー打ち込み用の突部が形成されている請求項1又は2に記載の仮設足場用連結構造体に係る。 【発明の効果】 【0010】 請求項1の発明に係る仮設足場用連結構造体によれば、仮設足場用の筋交い材若しくは水平材若しくは垂直材等の足場材を支柱のくさび受けに取り外し可能に連結するための構造体であって、2つの板状部材の間に保持ピンを有し前記足場材が固定された本体部材と、前記くさび受けの上穴部に差し込み自在に前記本体部材に形成された固定くさび部と、前記本体部材の保持ピンに係着して移動するための溝部を有し、安全固定時には前記くさび受けの下部に前進され固定解除時には前記くさび受けの下部から後退される可動くさび部材とを有するため、足場材の支柱への連結をより安全かつ確実でしかも簡易に実施することができる。 【0011】 請求項2の発明によれば、請求項1において、前記可動くさび部材が後退時に前記保持ピンを中心に先端部を上にして回転するため、固定解除時に該可動くさび部材が作業の妨げになることを防止することができ、安全性が向上する。 【0012】 請求項3の発明によれば、請求項1又は2において、前記可動くさび部材の後部にハンマー打ち込み用の突部が形成されているため、前記可動くさび部材による安全固定及び固定解除をより簡単に行うことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0013】 以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。 図1は本発明の一実施例に係る仮設足場用連結構造体の斜視図、図2は仮設足場用連結構造体の取り付け前の状態を表した概略側面図、図3は支柱に仮設足場用連結構造体が取り付けられた状態を表した概略側面図である。 【0014】 図1ないし図3に示す本発明の一実施例に係る仮設足場用連結構造体10は、仮設足場用の筋交い材若しくは水平材若しくは垂直材等の足場材Pを支柱11のくさび受け15に取り外し可能に連結するためのものであって、本体部材20と、固定くさび部30と、可動くさび部材40とを有する。図において、符号P1は足場材Pの固定部を表す。 【0015】 本体部材20は、2つの板状部材21,22の間に保持ピン25を有し、足場材Pが固定されるものである。実施例の本体部材20は、足場材Pの固定部P1を各板状部材21,22によって狭持するとともに、前記各板状部材21,22を貫通する固定ピン23によって固定するように構成される。また、この実施例では、保持ピン25が本体部材20の下側略中央部分に配置される。なお、図の符号26は本体部材20後部の保持ピン25より上方側に配置されたガイド部である。 【0016】 固定くさび部30は、支柱11のくさび受け15の上穴部16に差し込み自在に本体部材20に形成される。実施例の固定くさび部30は、その後部32の一部が本体部材20に溶接によって一体に形成されている。図中の符号31はくさび受け15の上穴部16に挿入可能な突部である。 【0017】 可動くさび部材40は、本体部材20の保持ピン25に係着して移動するための溝部45を有し、安全固定時にはくさび受け15の下部に前進され固定解除時にはくさび受け15の下部から後退されるように構成される。実施例の可動くさび部材40は、溝部45に係着した保持ピン25とガイド部26とによって横方向に進退可能に狭持持されることにより、前後方向への直動が可能に構成されている。また、この可動くさび部材40は、先端部42がくさび状に構成された棒状部材41からなり、後部にハンマー打ち込み用の突部46形成されており、図2に示すように、後退時に保持ピン25を中心に先端部42を上にして回転するように構成することにより、固定解除時に該可動くさび部材40を支柱11と略平行状態として、該可動くさび部材40が本体部材20の後部から突出して作業の妨げとなることを防止する。 【0018】 次に、当該仮設足場用連結構造体10による足場材Pの支柱11への連結方法について図2及び図3を用いて説明する。連結前の仮設足場用連結構造体10は、可動くさび部材40が溝部45に係着した保持ピン25を中心に先端部42を上にして回転して支柱11と略平行状態にされた状態である。 【0019】 まず、図2に示すように、固定くさび部30の突部31を、くさび受け15の上穴部16に上方から差し込むことにより、当該仮設足場用連結構造体10の支柱11への連結が開始される。 【0020】 次いで、可動くさび部材40を、溝部45に係着した保持ピン25を中心に先端部42を横にして棒状部材41の上部がガイド部26に当接する位置まで回転させて、略水平状態にする。そして、前記可動くさび部材40を、溝部45が保持ピン25に係着した状態でガイド部26に沿って前側に移動させるるとともに、該可動くさび部材40の後部に形成された突部46を後側から前側に向かってハンマー等を用いて打ち込むことにより、前記可動くさび部材40の前部42がくさび受け15下部に係着して固定される。これにより、固定くさび部30と可動くさび部材40とによってくさび受け15が上下から把持されて安全固定され、当該仮設足場用連結構造体10による足場材Pの支柱11への連結が完了する。 【0021】 また、足場材Pを支柱11から取り外す場合は、図3に示すように、可動くさび部材40の突部46を前側から後側に向かってハンマー等を用いて打ち込んで、前記可動くさび部材40の前部をくさび受け15下部から後退させて固定解除し(図2参照)、次いで、可動くさび部材40を溝部45に係着した保持ピン25を中心に先端部42を上にして回転させて略垂直状態とした後、固定くさび部30の突部31を受け15の上穴部16から抜去させることで当該仮設足場用連結構造体10の支柱11からの取り外しが完了する。 【0022】 上記の如く連結した仮設足場用連結構造体10にあっては、2つの板状部材21,22の間に保持ピン25を有し足場材Pが固定された本体部材20と、くさび受け15の上穴部16に差し込み自在に前記本体部材20に形成された固定くさび部30と、本体部材20の保持ピン25に係着して移動するための溝部45を有し、安全固定時には前記くさび受け15の下部に前進され固定解除時には前記くさび受15けの下部から後退される可動くさび部材40とを有するため、足場材Pを支柱11に対して安全かつ確実に、しかも簡易に取り付けることができるとともに、取り外しも簡易に行うことができる。 【0023】 なお、本発明の仮設足場用連結構造体は、前述の実施例のみに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。 【図面の簡単な説明】 【0024】 【図1】本発明の一実施例に係る仮設足場用連結構造体の斜視図である。 【図2】仮設足場用連結構造体の取り付け前の状態を表した概略側面図である。 【図3】支柱に仮設足場用連結構造体が取り付けられた状態を表した概略側面図である。 【図4】従来の仮設足場用連結構造体の概略側面図である。 【符号の説明】 【0025】 10 仮設足場用連結構造体 11 支柱 15 くさび受け 20 本体部材 21,22 板状部材 25 保持ピン 30 固定くさび部 40 可動くさび部材 45 溝部 P 足場材




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| 【出願人】 |
【識別番号】503400053 【氏名又は名称】KRH株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月21日(2006.6.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079050 【弁理士】 【氏名又は名称】後藤 憲秋
【識別番号】100137028 【弁理士】 【氏名又は名称】武石 裕美子
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| 【公開番号】 |
特開2008−2117(P2008−2117A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月10日(2008.1.10) |
| 【出願番号】 |
特願2006−171383(P2006−171383) |
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