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【発明の名称】 屋外設置物の簡易覆い屋根
【発明者】 【氏名】鈴木 福春
【課題】

【構成】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
切妻屋根形状を構成する2枚の屋根板の棟部分となる上端に連結部を設け、該連結部にて2枚の屋根板を回動自在に連結してなる屋外設置物の簡易覆い屋根において、

連結部を、略ハーフパイプ形状の外側連結部が、外側連結部の内周面と同じ径の外周面の形成された内側連結部を、記内周面と外周面とが密着状態で抱き込んだものとすると共に、

内側連結部の外周面の円周方向の長さが、当該外周面の半周以上の長さのものとされ、外側連結部の内周面の円周方向の長さが、2枚の屋根板を開いて設置する状態で、内側連結部の外周面を、該外周面の半周以上の長さを抱き込む長さとされたことを特徴とする屋外設置物の簡易覆い屋根。
【請求項2】
切妻屋根形状を構成する2枚の屋根板の棟部分となる上端に連結部を設け、該連結部にて2枚の屋根板を回動自在に連結してなる屋外設置物の簡易覆い屋根において、

連結部を、略ハーフパイプ形状の外側連結部が、外側連結部の内周面と同じ径の外周面の形成された内側連結部を、上記内周面と外周面とが密着状態として抱き込んだものとすると共に、

2枚の屋根板を開いて設置する状態で、外側連結部の内周面の円周方向先端が少なくとも水平位置と同じか、それより下方に至る長さとし、内側連結部の外周面の円周方向先端が少なくとも水平位置と同じか、それより下方に至る長さとしたことを特徴とする屋外設置物の簡易覆い屋根。
【請求項3】
2枚の屋根板の連結部より下部の屋根面が波板である請求項1記載の屋外設置物の簡易覆い屋根。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、エアコンの屋外機やガス湯沸かし器の屋外機のような屋外設置物に使用する屋外設置物の簡易覆い屋根に関するものである。
【背景技術】
【0002】
エアコンの屋外機やガス湯沸かし器の屋外機のように天部が平板状に形成され屋外に設置される機器が存在する。このような機器は、降雨時には雨粒が屋外機の天部にあたりザーザーという雨音や、ポトンポトンという雨音が発生し、本人が煩わしく感じるのみならず近隣への迷惑ともなるものであった。
【0003】
このような雨音の発生を防止するためには、天部が平板状の屋外設置物に切妻式屋根を設置すればよいが、そのような屋根の設置は高価且つ面倒であった。従来より特許文献1のような折り畳み式屋根も提供されているが、大型のものであり、屋根板と結合金具を別に準備して作製する必要がある上、2枚の屋根板の接合部分には雨漏り防止の手段を別に施さなければならず、かような構造では安価で扱いの簡単な屋根の提供はできなかった。
【0004】
【特許文献1】特開2002−070169号公開特許公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、如上のように天部が平板状の屋外設置物の天部に載置したり、取り付けて使用して、雨音の発生を抑えることができ、且つ、設置も簡単で、雨漏りや外れる心配のない屋外設置物の簡易覆い屋根を安価に提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は、上記課題の解決のため、切妻屋根形状を構成する2枚の屋根板の棟部分となる上端に連結部を設け、該連結部にて2枚の屋根板を回動自在に連結してなる屋外設置物の簡易覆い屋根に次の手段を採用する。
第1に、上記連結部を、略ハーフパイプ形状の外側連結部が、外側連結部の内周面と同じ径の外周面の形成された内側連結部を、上記内周面と外周面とが密着状態として抱き込んだものとする。
第2に、内側連結部の外周面の円周方向の長さが、当該外周面の半周以上の長さのものとされ、外側連結部の内周面の円周方向の長さが、2枚の屋根板を開いて設置する状態で、内側連結部の外周面を、該外周面の半周以上の長さを抱き込む長さとされたものとする。
【0007】
第2の発明は、切妻屋根形状を構成する2枚の屋根板の棟部分となる上端に連結部を設け、該連結部にて2枚の屋根板を回動自在に連結してなる屋外設置物の簡易覆い屋根に次の手段を採用する。
第1に、連結部を、略ハーフパイプ形状の外側連結部が、外側連結部の内周面と同じ径の外周面の形成された内側連結部を、上記内周面と外周面とが密着状態として抱き込んだものとする。
第2に、上記手段と共に、2枚の屋根板を開いて設置する状態で、外側連結部の内周面の円周方向先端が少なくとも水平位置と同じか、それより下方に至る長さとし、内側連結部の外周面の円周方向先端が少なくとも水平位置と同じか、それより下方に至る長さとする。
【0008】
第3の発明は、第1の発明または第2の発明に、2枚の屋根板の連結部より下部の屋根面が波板である手段を付加した屋外設置物の簡易覆い屋根である。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、連結部で2枚の屋根板を開いて切妻屋根形状にすることができるので、簡単な操作で雨音を防止できる屋外設置物の簡易覆い屋根とすることができた。更に、連結部により2枚の屋根板が回動自在であるので、使用前や不使用時には閉じておくことができ、収納スペースを少なくすることができた。
【0010】
また、連結手段において、略ハーフパイプ形状の外側連結部が、外側連結部の内周面と同じ径の外周面の形成された内側連結部を、上記内周面と外周面とが密着状態として抱き込んだものとするものであるので、開いた状態でも雨漏りの心配もなくなった。
【0011】
特に、内側連結部の外周面の円周方向の長さが、当該外周面の半周以上の長さのものとされ、外側連結部の内周面の円周方向の長さが、2枚の屋根板を開いて設置する状態で、内側連結部の外周面を、該外周面の半周以上の長さを抱き込む長さとされたものであるため、連結部が脱落するおそれがなく、しっかりとした屋外設置物の簡易覆い屋根となった。
【0012】
また、屋根板部分と連結部分を素材によっては一体成形とすることが可能であるため、製作が極めて簡単で安価なものになった。
【0013】
第2の発明の効果であるが、2枚の屋根板を開いて設置する状態で、外側連結部の内周面の円周方向先端が少なくとも水平位置と同じか、それより下方に至る長さとし、内側連結部の外周面の円周方向先端が少なくとも水平位置と同じか、それより下方に至る長さとすることにより開いて設置した状態での連結部の外れ難さはより確実なものとなった。
【0014】
第3の発明の効果ではあるが、2枚の屋根板の連結部より下部の屋根面が波板とすることにより、切妻屋根形状の上、屋根面の波形により、雨粒の屋根面にあたる角度をやわらげて、雨音の発生をより確実に防ぐことができるものとなった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面に従って、実施例と共に本発明の実施の形態について説明する。図1は、屋外設置物の簡易覆い屋根の1実施例を示す斜視説明図であり、本発明は2枚の屋根板1,2のみからなるもので、他の部品を原則的に必要としない。屋根板1,2は、実施例ではプラスチックで製作されているが、他の合成樹脂などでもよく、プラスチックに限定されない。但し、屋根面9,10と外側または内側連結部を一体成形するにはプラスチックが適している。
【0016】
2枚の屋根板1,2は、棟部分となる上端に連結部3,4を設け、該連結部3,4にて2枚の屋根板1,2を回動自在に連結してなり、開いた状態では図1に示されるように切妻屋根形状の屋外設置物の簡易覆い屋根となる。実施例で開いた状態の屋根の高さHは130mm、屋根の幅Wは230mm、屋根の長さLは600mmとされているが、本発明は、使用される屋外設置物の大きさにより決定され、これに限定されるものではない。
【0017】
連結部3,4は、一方の屋根板1に設けられている略ハーフパイプ形状の外側連結部3と、他方の屋根板2に設けられている略ハーフパイプ形状の内側連結部4で構成される。外側連結部3の内周面5と内側連結部4の外周面6は、同じ径とされ、外側連結部3が内側連結部4を、内周面5と外周面6とが密着状態で回動自在に連結されている。
【0018】
なお、外側連結部3は内側連結部4を抱き込む関係で、略ハーフパイプ形状の必要があるが、内側連結部4は、外側連結部3の内周面5と同じ径の外周面6を形成すれば足りるので、必ずしも略ハーフパイプ形状である必要はなく、円筒形や円柱形であっても足りる。
【0019】
図1及び図2に示すように2枚の屋根板1,2を開いて設置する状態で、外側連結部3の内周面5の円周方向先端7が少なくとも水平位置と同じか、それより下方に至る長さとし、内側連結部4の外周面6の円周方向先端8が少なくとも水平位置と同じか、それより下方に至る長さとされている。これにより切妻屋根形状に開いて設置する状態では、外側連結部3と内側連結部4が脱落するおそれがなく、且つ、外部からの雨水の浸入も抑えられるものとなった。
できれば内側連結部4の外周面6の円周方向先端8は水平位置より下方まで形成することが好ましい。
【0020】
なお、連結手段は上記のような例に限定されるものではなく、内側連結部4の外周面6の円周方向の長さが、当該外周面6の半周以上の長さのものとされ、外側連結部3の内周面5の円周方向の長さが、2枚の屋根板を開いて設置する状態で、内側連結部4の外周面6を、該外周面6の半周以上の長さを抱き込む長さとすることで、内側連結部4が外側連結部3より脱落することのないものが提供できる。
【0021】
2枚の屋根板1,2の外側連結部3,及び内側連結部4より下部の屋根面9,10が波板である。実施例では鋭角な山形の波板を用いているが、曲面で形成された波板であっても、雨音の消音効果は発揮できる。
【0022】
本実施例は、屋外設置物の天部を覆うように載置して利用することを前提に形成されているが、屋根板1,2の下端部でビス止めや、直接ビス止めができないような場合には、アングル材を利用して、アングル材にビス止めして取り付ける等、固定して利用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】屋外設置物の簡易覆い屋根の1実施例を示す斜視説明図
【図2】開いた状態の連結部の拡大部分正面図
【図3】閉じている状態の連結部の拡大部分正面図
【符号の説明】
【0024】
1,2......屋根板
3......外側連結部
4......内側連結部
5......内周面
6......外周面
7,8......円周方向先端
9.10......屋根面
H......屋根の高さ
W......屋根の幅
L......屋根の長さ

特許の図
【出願人】 【識別番号】506219845
【氏名又は名称】鈴木 福春
【出願日】 平成18年6月26日(2006.6.26)
【代理人】 【識別番号】100080104
【弁理士】
【氏名又は名称】仁科 勝史
【公開番号】 特開2008−2221(P2008−2221A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−174794(P2006−174794)