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【発明の名称】 ポイントトングを切り替えるための装置
【発明者】 【氏名】フランク・メイアー

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
そのトング脚(7)が少なくとも1つのローラ対(10)によって構成されたスライドチェア(9)のローラ面上に載っているポイントトング(3)を切り替えるための装置において、
転動するトング(3)が第1のローラ(11a)から第2のローラ(11b)への移行時に第3のローラ(12)によって支援されるように、ローラ対(10)の横に並べて両ローラ(11a,11b)間のほぼ中心に第3のローラ(12)が設けられていることを特徴とする装置。
【請求項2】
ローラ対(10)のローラ(11a,11b)と横にオフセットさせたローラ(12)のローラ外周がそれぞれオーバラップすることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
第3のローラ(12)が、垂直に高さ調整可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
第3のローラ(12)とこれに平行に隣接したローラ対(10)が、スライドチェア(9)の共通のプレート(13)上に支承されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の装置。
【請求項5】
共通のプレート(13)が、ポイントトング(3)もしくはこれに支持されたストックレール(2)に対して横に移動可能な固定フレーム(8)として形成されていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
【請求項6】
ローラ対(10)の前方のローラ(11a)が、後方のローラ(11b)よりも低く調整されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の装置。
【請求項7】
横にオフセットさせたローラ(12)が、前方のローラ(11a)と後方のローラ(11b)の間の高さとなるように調整が行なわれることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、そのトング脚が少なくとも1つのローラ対によって構成されたスライドチェアのローラ面上に載っているポイントトングを切り替えるための装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ポイントに配置された切替え可能なトング装置は、地域特有で異なるように形成された形状を備える。大抵の欧州の地域では、主に低いトング断面を有するトング装置(いわゆる低トング−shallow depth rail profil)が使用される。これは、トングの下に、ストックレール用のテンションブラケットを配設することができ、特にトング脚が移動後でも未だスライドチェア上の載置面よりも大きな幅を備えるスペースが提供されるという利点を提供する。
【0003】
ポイント用のトング装置の他の大きな主要グループでは、トング断面のために、大抵はトラックレール用にも使用される調整レール断面に相当する対称のレール横断面が使用される。従って、トングの高さは、ほぼストックレールの高さ(いわゆる高トング−full depth rail profil)に相当する。
【0004】
このグループに、例えばAREMA規格(アメリカ規格)により製造されたトング断面が属しており、トング脚は、トング装置の前方の領域内に部分的に、冒頭で説明したトング装置及び/又は英国のBSトング断面の場合よりも本質的に狭く形成されている。
【0005】
ポイント内でのトング断面の移動は、大抵はトングを支持するローラ装置によって行なわれる。
【0006】
例えば枕木の上に存在し、スライドチェアリブプレートに統合された特許文献1及び特許文献2から公知の市場にあるローラシステムの場合、ローラ間の間隔が非常に大きいので、ローラ装置の連続的かつ画一的な転動が、非常に狭いトング脚により条件付きでしかもしくは一般的に可能でない。この場合、トング脚は、第1のローラに乗り上げ、次に、トング脚が第2のローラの外周面上に再び持ち上げられ、更に運ばれるまで、その前方のトング脚エッジが第1のローラと第2のローラ間の幅の広いスペースに落ち込んでいる。この非連続的な転動は、場合によってはトングがローラ間のローラフレームに衝突することによって引き起こされるローラセットへの損傷を生じさせる。更に、この非連続性によりトングの切替え力は著しく拡大され、従ってポイントの動きが悪くなる。
【特許文献1】独国特許第44 34 143号明細書
【特許文献2】独国特許出願公開第196 23 269号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従って、本発明の根本にある課題は、冒頭で述べた欠点のない、特に容易かつ障害のない搬送を狭いトングを備えるポイントトングでも可能にするこの種のポイントトング切替え装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題は、本発明によれば、転動するトングが第1のローラから第2のローラへの移行時に第3のローラによって支援されるように、ローラ対の横に並べて両ローラ間のほぼ中心に第3のローラが設けられていることによって解決される。これは、ポイントトングの狭い脚が、転動切替え時に常に一義的かつ有効に3倍のローラ配設の少なくとも2つのローラ上で倒れないように移動することを可能にする。即ち、第3と第1のローラのローラ軸間又は第3と第2のローラのローラ軸間の最大の間隔は、2つのローラ間のほぼ中心に存在する場合に、トング脚がそれぞれトング脚エッジによって2つのローラ上に載っているか、ローラに接触しているように決定されている。
【0009】
本発明の有利な形成では、ローラ対のローラと横にオフセットさせたローラのローラ外周がそれぞれオーバラップする。その内の1つが常に横にオフセットして配置されたローラである連続する2つのローラのローラ外周がオーバラップすることにより、ローラ対の前方及び後方のローラ間にあるスペースは、確実に埋めるもしくは橋渡しされる。これは、しかしながらまたこれらローラ間のスペースが最も狭くなったトング脚の幅よりも幾らか大きい場合でも、保証することができる。
【0010】
本発明の提案によれば、優れたことに横にオフセットさせた第3のローラが、垂直に高さ調整可能に形成されている。これは、第3のローラが、スライドチェアの隣接した表面と少なくとも同じ高さに、良好なのはこの表面から幾らか突出するように調整されるように所定の予調整を可能にする。この場合、ローラの高さ調整は、カム又は偏心ローラ軸受によって行なうことができるので、ローラは、容易かつ無段階にその高さをローラ対もしくはスライドチェアの高さレベルに適合され、調整した位置にロックすることができる。
【0011】
転動は、トングが最初にその上を移動する前方のローラが、後方のローラよりも低く調整されている場合に更に改善される。
【0012】
横にオフセットさせたローラが高さ調整不能である場合は特に、本発明の有利な提案によれば、横にオフセットさせたローラが、前方のローラと後方のローラの間の高さとなるようにローラの調整もしくは配設が行なわれる。従って、全てのローラの相互作用で、前方に向かって傾斜したローラ面が得られる。
【0013】
本発明の別の形成によれば、第3のローラとこれに平行に隣接したローラ対が、スライドチェアの共通のプレート上に支承されている。プレートもしくはリブプレートは、優れたことに例えばその偏心調整によりローラを収容する固定フレームの構成要素である。スライドチェアに移動可能に統合された固定フレームは、ローラアッセンブリを調整する時に前方のローラをできるだけ広くトング脚に近づけることを可能にするので、トングの切替え時の転がり移動ができるだけ早く行なわれる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の更なる特徴及び詳細は、特許請求の範囲や、図面に図示した本発明の実施例の後続の説明から得られる。
【0015】
図1は、ストックレール2が固定されたポイントトング切替え装置1を示す。ストックレール2には、ポイントトング3のトング先端4が当接する(図2参照)。ストックレール2に当接する位置5に加えて、ポイントトング3は、ストックレール2から乖離した位置6でも図示されている。ポイントトング3は、停止しており、変位移動時にはその狭いトング脚7によってプレート状に構成した固定フレーム8のローラ面上を転がり移動するが、固定フレーム8は、位置決めをするためにポイントトング切替え装置1のスライドチェア9上に直線的に移動可能に配設されている。
【0016】
この実施例でベースサポート要素としてリブプレートもしくはプレート13を備える固定フレーム8には、ヘッドプレート(図4参照)との相互作用で、一方で長手方向軸上に位置する、前方のローラ11aと後方の第2のローラ11bを有するローラ対10が高さ調整可能に支承されている。他方で、ローラ対10には、ローラ対10から横にオフセットさせて間隔を置いた、ローラ11aと11b間のほぼ中心に設けられた、同様に高さ調整可能に−ここには図示してない−支承された第3のローラ12が付設されており、これにより、その当接位置5から乖離位置6もしくはその逆に変位させられる場合には常にポイントトング3が前方又は後方のローラ11aもしくは11bとその横にオフセットさせたローラ12によって支持されるようになっている。付設は、ローラ11a,11bとローラ12のローラ外周がそれぞれオーバラップするようにすることができる。いずれにしても、図2に乖離したトング3(位置6)のために図示したようにトング脚7がローラ11a,12間のほぼ中心に位置する場合には、トング脚7がそれぞれトング脚エッジによって両方のローラ上に載っており、これらローラと接触しているということが保証される。
【0017】
第3のローラ12は、横にオフセットされているにもかかわらず、ローラ11aと11b間のスペースを橋渡しし、狭いトング脚7であっても、当接位置5から乖離位置6へのポイントトング3の転動切替え時にそれぞれ常に2つのローラ、即ちローラ11aとローラ12又はローラ11bとローラ12上に載っているということを可能にする。これは、穏やかで連続的なポイントトング3の転がり移動を保証し、これにより、ポイント内のトング切替え力を著しく低減する。
【0018】
図1及び2に図示したように、スライドチェア9内に配設された固定フレーム8の共通のリブプレート13から突出するローラ11a,11b及び12は、前方のローラ11aがほぼトング脚7に当接するまで、固定フレーム8の変位によって位置5でストックレール2に当接するポイントトング3のトング脚7の方向に移動され、これにより、ポイントトングの切替え時の転がり移動ができるだけ早く行なわれる。
【0019】
前方のローラ11aと中心のローラ12がカム調整部14によって−ここではローラ11aと11bだけのために図示されているが−後方のローラ11bよりも低く調整された場合、トング脚7は、更に容易にほぼ無段階に前方のローラ11aと横にオフセットさせたローラ12上に、更には後方のローラ11b上に載り上がることができる。しかしながら、横にオフセットさせた第3のローラ12の高さは、スライドチェア9以下にならないように予調整すべきである。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】スライドチェア上に固定されたストックレールと、スライドチェア内に同様に配設され、固定フレームによって収容されたローラセットのローラ上に支持された、ストックレールに当接した状態及びストックレールから乖離した状態で図示したポイントトングとを有するポイントトング切替え装置を斜視図で示す。
【図2】横から見た図1の切替え装置を示す。
【図3】切替え装置の詳細として、相前後もしくは上下に配設した2つのローラと、これらにたいして横にオフセットさせて設けた第3のローラとから成るローラセットを斜視図で示す。
【図4】右の調整面から見た図3のローラセットを示す。
【符号の説明】
【0021】
1 ポイントトング切替え装置
2 ストックレール
3 ポイントトング
4 トング先端
5 当接位置
6 乖離位置
7 トング脚
8 固定フレーム
9 スライドチェア
10 ローラ対
11a 前方のローラ
11b 後方のローラ
12 横にオフセットさせた第3のローラ
13 リブプレート/プレート
14 カム調整部
【出願人】 【識別番号】507178730
【氏名又は名称】シュヴィハーク・アクチエンゲゼルシャフト
【出願日】 平成19年10月11日(2007.10.11)
【代理人】 【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史

【識別番号】100093919
【弁理士】
【氏名又は名称】奥村 義道

【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實


【公開番号】 特開2008−95494(P2008−95494A)
【公開日】 平成20年4月24日(2008.4.24)
【出願番号】 特願2007−265305(P2007−265305)