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【発明の名称】 アルコール飲料の製造方法
【発明者】 【氏名】葛生 幹夫

【要約】 【課題】

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
野菜類及び/又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる1種又は2種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮し、固液混合物に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる1種又は2種以上の発光ダイオードの光りを当てて固液混合物を熟成し、固液混合物熟成と同時に固液混合物に酵母を加え、固液混合物の熟成工程と固液混合物の発酵工程を一緒に行い、酵母が固液混合物の糖類を無酸素的に分解してエチル・アルコールと炭酸ガスを生じ発酵し、完熟した野菜類及び/又は果実類の風味や香りを持つアルコール飲料を製造することができる、以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法。
【請求項2】
野菜類及び/又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる1種又は2種以上の発光ダイオードの光りを当てて固液混合物を熟成し、固液混合物熟成と同時に固液混合物に酵母を加え、固液混合物の熟成工程と固液混合物の発酵工程を一緒に行い、酵母が固液混合物の糖類を無酸素的に分解してエチル・アルコールと炭酸ガスを生じ発酵し、完熟した野菜類及び/又は果実類の風味や香りを持つアルコール飲料を製造することができる、以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、未熟な野菜類及び/又は果実類を用いた、アルコール飲料の製造方法に関する技術分野である。
【背景技術】
【0002】
従来の技術として、リンゴ、モモ、ナシ、サクランボ、イチゴ、ブドウ、コケモモ、柑橘類、トマト、ニンジンなどの様々な野菜類及び/又は果実類を使って、数多くの国で、様々なアルコール飲料が製造されている。
【0003】
果汁に酵母を加えて発酵させる過程において、白麹菌を用いて製麹した白麹を添加し、発酵期間中時々かきまぜながら白麹中に蓄積された有機酸を発酵液中に抽出させる(例えば、特許文献1参照。)。がある。
【0004】
また、果実類を常法により粉砕、搾汁して生果汁を得、これに酸素または酸素含有気体を強制的に接触反応せしめ、色源体を予め酸化重合させて色度を一旦100〜250%増大させる(例えば、特許文献2参照。)。がある。
【0005】
また、野菜類及び/又は果実類を破砕し、全体としては液状を呈する固液混合物を得、固液混合物を加熱殺菌して冷却した後、これにアルコール発酵用の酵母で予備発酵した酵母液を咥えてアルコール発酵させる(例えば、特許文献3参照。)。がある。
【0006】
2〜3世紀頃に酒造りと共に中国から渡来した壷酢がある。黒酢(壷酢)は暖めると発酵が早くなる。黒酢を入れた壷に太陽の光を当てて、壷を暖めて発酵する(例えば、特許文献4参照。)。がある。
【0007】
梨の果実全体、果肉のみ、又は果肉及び果芯を含む部位を使用し、これを破砕の後、果実破砕物を得て、又はその一部又は全部を固液分離することなく、ワイン酵母を添加し発酵させた(例えば、特許文献5参照。)。がある。
【0008】
野菜類及び/又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選択される一種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮し、固液混合物に赤、橙、黄、緑又は青の発光ダイオードの光りを当てて、固液混合物を熟成し、熟成した固液混合物に酵母を加え、酵母が熟成した固液混合物の糖類を無酸素的に分解してエチル・アルコールと炭酸ガスを生じ発酵し、完熟した野菜類及び/又は果実類の風味や香りを持つアルコール飲料を製造することができる、以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法(例えば、特許文献6参照。)。がある。
【0009】
野菜類及び/又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物に赤、橙、黄、緑又は青の発光ダイオードの光りを当てて、固液混合物を熟成し、熟成した固液混合物に酵母を加え、酵母が熟成した固液混合物の糖類を無酸素的に分解してエチル・アルコールと炭酸ガスを生じ発酵し、完熟した野菜類及び/又は果実類の風味や香りを持つアルコール飲料を製造することができる、以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法(例えば、特許文献6参照。)。がある。
【0010】
【特許文献1】 特許第3503112号公報
【特許文献2】 特許第3023814号公報
【特許文献3】 特公平6−22443号公報
【特許文献4】 特開2005−198596号公報
【特許文献5】 特願平11−230524号公報
【特許文献6】 特願2006−286950号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
特願2006−286950号(特許文献6)の製造期間の短縮。
【課題を解決するための手段】
【0012】
特願2006−286950号では、熟成した固液混合物に酵母を加えている。この製造方法では、固液混合物を熟成した後に酵母を加えて発酵させている。
【0013】
本特許願では、固液混合物の熟成工程と、固液混合物の発酵工程を同時に行い製造期間の短縮する。
【0014】
野菜類及び/又は果実類を破砕し、生野菜汁及び/又は果汁の液状を呈する固液混合物(固体と液体との混合物)を得る。
【0015】
固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる1種又は2種以上の濃縮法で加工して、固液混合物を濃縮する。
【0016】
又は、固液混合物の濃縮法を用いず、固液混合物の濃縮はしない。
【0017】
固液混合物に赤外域及び紫外域を除く発光ダイオード(可視光線域の発光ダイオード)の赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる1種又は2種以上の発光ダイオードを当てて固液混合物を熟成し、固液混合物が完熟する固液混合物熟成工程。この時、糖度も上がるが、固液混合物が完熟した野菜類及び/又は果実類の風味や香りを持つ。
【0018】
固液混合物の種類によって、当てる発光ダイオードの色の組み合わせ(例えば、青色発光ダイオード35%、赤色発光ダイオード35%及び緑色発光ダイオード30%。)が適合すると、固液混合物の熟成速度が早くなる
【0019】
製造期間を短縮する方法として、固液混合物の熟成工程を行いながら、同時に固液混合物に酵母を加えて固液混合物の発酵工程を行う。つまり、固液混合物熟成工程と固液混合物発酵工程を一緒に行う。
【0020】
赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる1種又は2種以上の発光ダイオードの光には紫外線が含まれない。よって、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる1種又は2種以上の発光ダイオードの光で酵母が死んでしまう事はない。よって、固液混合物の熟成工程と固液混合物の発酵工程を同時に一緒に行うことができる。
【0021】
加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる1種又は2種以上の濃縮法で上手に加工すると、野菜類及び/又は果実類が熟成するシステムは壊れない。
【0022】
酵母などの微生物の営む代謝により、熟成した固液混合物の糖類を無酸素的に分解してエチル・アルコールと炭酸ガスを生じ発酵し、完熟した野菜類及び/又は果実類の風味や香りを持つ野菜酒(野菜類酒)及び/又は果実酒(果実類酒)を製造することができる。
【0023】
ここで、発光ダイオードとその他の光源においての熟成の実験例を示します。
場所;栃木県栃木市大宮町2584番地。期間;2005年9月16日から2005年12月14日の90日間。栃木市大宮町2584番地で育成した、充分に大きいが濃い緑色の未成熟な酸橘果実約3500グラムを用いた。その未成熟な酸橘果実約3500グラムをミキサーで粉砕し約3000グラムの果汁(果皮も含む;未熟果汁)を熟成する実験をした。未熟な酸橘果汁約50グラムを60本のガラス容器に入れ密封し、そのガラス容器を90℃のお湯に入れて、湯煎して、90℃で2分間滅菌した。
【0024】
(1)、ガラス容器に入れた酸橘果汁約50グラムを10日間から90日間、太陽光に当てて熟成した。
▲1▼、10日目では、緑色の未成熟な酸橘果汁の色の変化は認められず、香り、酸味および苦味は熟成していない未成熟な酸橘果汁とほぼ同じであった。この日に、同じ酸橘の木より収穫した緑色の酸橘果実を果汁にした物と比べて、香り、苦味および酸味がほぼ同じであった。
▲2▼、45日目では、緑色の未成熟な酸橘果汁の色は黄緑に変化し、苦味が熟成していない未成熟な酸橘果汁より少なくなっていた。しかし、香りは完熟した酸橘の香りでは無かった。この日に、同じ酸橘の木より収穫した黄緑色の酸橘果実を果汁にした物と比べて、香り、苦味および酸味がほぼ同じであった。
▲3▼、70日目では、緑色の未成熟な酸橘果汁の色は黄色に変化し、苦味がほとんど無くなって甘くなっていた。果汁が完熟した果実の香りと味に変わってた。この日に、同じ酸橘の木より収穫した黄色の完熟した酸橘果実を果汁にした物と比べて、香り、苦味、酸味および甘味がほぼ同じであった。
▲4▼、90日目では、未成熟な酸橘果汁の色は70日目の黄色より薄く変化し、苦味がほとんど無くなっていた。甘味はについては、充分甘く、70日目と同じであった。この日に、同じ酸橘の木より収穫した、完熟を少し過ぎた酸橘果実を果汁にした物と比べると香りと味が薄く感じた。90日間太陽光で熟成した果汁が太陽光の紫外線の影響を受けたと考えられる。
【0025】
▲1▼、▲2▼、▲3▼および▲4▼の以上の結果から、この酸橘果実の果汁の場合は、果実の大きさは充分に大きくなったが、濃い緑色の未熟な果実を果汁に加工し、その後、その果汁を太陽光で熟成した果汁Mとする。果実を酸橘の木に付けたまま熟成させて、その果実を果汁に加工した果汁Nとする。
【0026】
この時の酸橘の果実においては、香り、苦味、酸味および甘味については、同量の太陽光を当てた場合には、果汁M=果汁Nであることを発見した。
【0027】
(2)、360W型(消費電力395W)高圧ナトリウムランプを未成熟な酸橘果汁約50グラムのガラス容器に10日間(94800Wh;395W×24h×10日間=94800Wh)照射し、熟成した。
▲1▼、光源から50cmの距離の酸橘果汁を入れたガラス容器は光源の熱で爆発した。
▲2▼、光源から100cmの距離の酸橘果汁を入れたガラス容器は光源の熱で爆発した。
▲3▼、光源から200cmの距離のガラス容器に入れた酸橘果汁は、太陽光で45日熟成した物と比べて、苦味と酸味がほぼ同じであった。香りは成熟した酸橘の香りでは無かった。酸橘が完熟した時の独特の甘い香りが無かった。
【0028】
(3)、400W型メタルハライドランプを未成熟な酸橘果汁約50グラムのガラス容器に10日間(96000Wh;400W×24h×10日間=96000Wh)照射し、熟成した。
▲1▼、光源から50cmの距離の酸橘果汁を入れたガラス容器は光源の熱で爆発した。
▲2▼、光源から100cmの距離の酸橘果汁を入れたガラス容器は光源の熱で爆発した。
▲3▼、光源から200cmの距離のガラス容器に入れた酸橘果汁は、太陽光で45日熟成した物と比べて、苦味と酸味がほぼ同じであった。香りは成熟した酸橘の香りでは無かった。酸橘が完熟した時の独特の甘い香りが無かった。
【0029】
(4)、400W型水銀ランプを未成熟な酸橘果汁約50グラムのガラス容器に10日間(96000Wh;400W×24h×10日間=96000Wh)照射し、熟成した。
▲1▼、光源から50cmの距離の酸橘果汁を入れたガラス容器は光源の熱で爆発した。
▲2▼、光源から100cmの距離の酸橘果汁を入れたガラス容器は光源の熱で爆発した。
▲3▼、光源から200cmの距離のガラス容器に入れた酸橘果汁は、太陽光で45日熟成した物と比べて、苦味と酸味がほぼ同じであった。香りは成熟した酸橘の香りでは無かった。酸橘が完熟した時の独特の甘い香りが無かった。
【0030】
(5)、20W植物用蛍光灯を未成熟な酸橘果汁約50グラムのガラス容器に45日間(21600Wh;20W×24h×45日間=21600Wh)照射し、熟成した。
▲1▼、光源から50cmの距離のガラス容器に入れた酸橘果汁は、太陽光で45日熟成した物と比べて、苦味と酸味がほぼ同じであった。香りは成熟した酸橘の香りでは無かった。酸橘が完熟した時の独特の甘い香りが無かった。
【0031】
(6)、赤色発光ダイオード100個と青色発光ダイオード100個(消費電力は200個合計で21W)を未成熟な酸橘果汁約50グラムのガラス容器に10日間(5040Wh;21W×24h×10日間=5040Wh)照射し、熟成した。
▲1▼、光源から50cmの距離のガラス容器に入れた酸橘果汁は、太陽光で70日熟成した物と比べて、香り、苦み、酸味および甘味がほぼ同じであった。大変おいしかった。酸橘が完熟した時の独特の甘い香りが有った。
【0032】
その結果、果実の大きさは充分に大きくなったが、濃い緑色の未熟な果実を果汁に加工し、その後、その果汁を赤色発光ダイオード100個と青色発光ダイオード100個(合計で21W)を10日間照射すると、その果汁が完熟することを発見した。
【0033】
以上の事より、実験した全ての光源で熟成は認められた。
【0034】
消費電力と未成熟な酸橘果汁約50グラムの熟成度の割合は、
I、消費電力が一番少ない5040Whの赤色発光ダイオード100個と青色発光ダイオード100個を用いた場合が、未成熟な酸橘果汁約50グラムの熟成度が最も高かった。未熟な果汁は発光ダイオードの照射で完熟した。
酸橘果汁は太陽光で70日熟成した物(完熟果汁)と比べて、香り、苦味、酸味および甘味がほぼ同じであった。大変おいしかった。
【0035】
II、消費電力が二番目に少ない21600Whの植物用蛍光灯と、消費電力が94800Whの高圧ナトリウムランプと、消費電力が96000Whのメタルハライドランプと、消費電力が96000Whの水銀ランプとがほぼ同じであった。
酸橘果汁は太陽光で45日熟成した物と比べて、苦味と酸味がほぼ同じであった。香りは成熟した酸橘の香りでは無かった。酸橘が完熟した時の独特の甘い香りが無かった。
【0036】
これらの光源を用いた実験では、消費電力は赤色発光ダイオード100個と青色発光ダイオード100個の5040Whより多いが、果実の大きさは充分に大きくなったが、濃い緑色の未熟な果実を加工して果汁にした物を完熟することができなっかた。
【0037】
結論とすると、この実験においては、赤色発光ダイオードと青色発光ダイオードを用いた場合が消費電力に対する熟成度は最も高かった。
【0038】
よって、太陽光を除く、未成熟な果汁の熟成には、発光ダイオードを光源とすることが最も適している。
【0039】
また、太陽光は常に安定した光を得ることができない。
【0040】
今回の実験において、10日間の発光ダイオードによる熟成(完熟果汁)と、70日間の太陽光による熟成(完熟果汁)が同じ程度であり、熟成期間を短縮するには発光ダイオードが非常に適している。
【0041】
10日間の発光ダイオードによる熟成の状態は、酸橘果実を完熟するまで木に付けておき、その果実を果汁にした物と香り、苦味、酸味および甘味が同じである。
【0042】
この実験では、10日間の発光ダイオードによる熟成(完熟果汁)が太陽光による熟成(完熟果汁)より60日間(70日間−10日間=60日間)短縮できる。
【0043】
ゆえに、生産現場では、熟成期間の最も短い発光ダイオードによる熟成が適している。そのことで、加工商品の出荷を60日間早めることができる。
【0044】
また、本特許願では、固液混合物の熟成工程と、固液混合物の発酵工程を同時に行うので、製造期間を特願2006−286950号(特許文献6)より10日間短縮できる。
【0045】
野菜類及び/又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる1種又は2種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮し、固液混合物に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる1種又は2種以上の発光ダイオードの光りを当てて固液混合物を熟成し、固液混合物熟成と同時に固液混合物に酵母を加え、固液混合物の熟成工程と固液混合物の発酵工程を一緒に行い、酵母が固液混合物の糖類を無酸素的に分解してエチル・アルコールと炭酸ガスを生じ発酵し、完熟した野菜類及び/又は果実類の風味や香りを持つアルコール飲料を製造することができる、以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法である。
【0046】
野菜類及び/又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物を得、固液混合物に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる1種又は2種以上の発光ダイオードの光りを当てて固液混合物を熟成し、固液混合物熟成と同時に固液混合物に酵母を加え、固液混合物の熟成工程と固液混合物の発酵工程を一緒に行い、酵母が固液混合物の糖類を無酸素的に分解してエチル・アルコールと炭酸ガスを生じ発酵し、完熟した野菜類及び/又は果実類の風味や香りを持つアルコール飲料を製造することができる、以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法である。
【0047】
藍色及び紫色の発光ダイオードの光りは赤色発光ダイオードと青色発光ダイオードを組み合わせても作る事ができる。
【0048】
白色発光ダイオードについて、人が光を見るときの白色光は、光の三原色の組み合わせ、又は補色関係にある色の組み合わせで作る事ができる。よって、赤色発光ダイオード、緑色発光ダイオード及び青色発光ダイオードを組み合わせて白色発光ダイオードを作る事ができる。また補色関係の一例として、青色発光ダイオードと黄色発光ダイオードを組み合わせて白色発光ダイオードを作る事ができる。
【0049】
固液混合物の熟成工程と固液混合物の発酵工程を一緒に行うが、固液混合物の熟成工程期間は固液混合物の発酵工程期間より短い場合が多い。
【発明の効果】
【0050】
固液混合物の熟成工程と、固液混合物の発酵工程を同時に行うのでアルコール飲料の製造期間を短縮できる。
【発明の実施するための最良の形態】
【0051】
発明の実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1において、未成熟な野菜類及び/又は果実類を洗浄する、洗浄工程。
【0052】
図1において、野菜類及び/又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物(固体と液体との混合物)を得る、破砕工程。
【0053】
図1において、液状を呈する固液混合物を加熱濃縮法、冷凍濃縮法、逆浸透濃縮法及び真空濃縮法から選ばれる1種又は2種以上の濃縮法で固液混合物を濃縮する、濃縮工程。
【0054】
図1において、液状を呈する固液混合物を滅菌する、滅菌工程。ただし、滅菌工程が必要で無いときは、滅菌工程をしない。
【0055】
図1において、液状を呈する固液混合物に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる1種又は2種以上の発光ダイオードの光りを当てて固液混合物が熟成する、熟成工程。
【0056】
図1において、熟成工程と同時に、液状を呈する固液混合物に酵母を加えて発酵する、発酵工程。
【0057】
図1において、アルコール飲料の完成。以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法である。
【0058】
また、液状を呈する固液混合物を濃縮する、濃縮工程が無い製造方法では、
図2において、未成熟な野菜類及び/又は果実類を洗浄する、洗浄工程。
【0059】
図2において、野菜類及び/又は果実類を破砕し、液状を呈する固液混合物(固体と液体との混合物)を得る、破砕工程。
【0060】
図2において、液状を呈する固液混合物を滅菌する、滅菌工程。ただし、滅菌工程が必要で無いときは、滅菌工程をしない。
【0061】
図2において、液状を呈する固液混合物に赤、橙、黄、緑、青、藍、紫及び白から選ばれる1種又は2種以上の発光ダイオードの光りを当てて固液混合物が熟成する、熟成工程。
【0062】
図2において、熟成工程と同時に、液状を呈する固液混合物に酵母を加えて発酵する、発酵工程。
【0063】
図2において、アルコール飲料の完成。以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法である。
【実施例1】
【0064】
発明の実施例を図面参照して説明する。
図1において、未成熟なリンゴを洗浄する、洗浄工程。
【0065】
図1において、リンゴを破砕し、液状を呈する固液混合物(固体と液体との混合物)を得る、破砕工程。
【0066】
図1において、液状を呈する固液混合物を逆浸透濃縮法で濃縮する、濃縮工程。
【0067】
図1において、滅菌工程を行わず、次の工程に移る。
【0068】
図1において、液状を呈する固液混合物に赤色発光ダイオード、青色発光ダイオード及び緑色発光ダイオードを一緒に10日間当てて、固液混合物が熟成する、熟成工程。
【0069】
図1において、熟成工程と同時に、液状を呈する固液混合物に酵母を加えて発酵する、発酵工程。
【0070】
図1において、完熟したリンゴ酒の完成。以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法である。
【実施例2】
【0071】
図1において、未成熟なトマトを洗浄する、洗浄工程。
【0072】
図1において、トマトを破砕し、液状を呈する固液混合物(固体と液体との混合物)を得る、破砕工程。
【0073】
図1において、液状を呈する固液混合物を真空濃縮法で濃縮する、濃縮工程。
【0074】
図1において、液状を呈する固液混合物を95℃で1分間滅菌する、滅菌工程。
【0075】
図1において、液状を呈する固液混合物に赤色発光ダイオードと青色発光ダイオードの光を一緒に7日間当てて、固液混合物が熟成する、熟成工程。
【0076】
図1において、熟成工程と同時に、液状を呈する固液混合物に酵母を加えて発酵する、発酵工程。
【0077】
図1において、完熟したトマト酒の完成。以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法である。
【実施例3】
【0078】
また、液状を呈する固液混合物を濃縮する、濃縮工程が無い製造方法では、
図2において、未成熟なブドウを洗浄する、洗浄工程。
【0079】
図2において、ブドウを破砕し、液状を呈する固液混合物(固体と液体との混合物)を得る、破砕工程。
【0080】
図2において、滅菌工程を行わず、次の工程に移る。
【0081】
図2において、液状を呈する固液混合物に赤色発光ダイオードと青色発光ダイオードを一緒に10日間当てて、固液混合物が熟成する、熟成工程。
【0082】
図2において、熟成工程と同時に、液状を呈する固液混合物に酵母を加えて発酵する、発酵工程。
【0083】
図2において、完熟したブドウ酒の完成。以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法である。
【実施例4】
【0084】
図2において、未成熟なオレンジを洗浄する、洗浄工程。
【0085】
図2において、オレンジを破砕し、液状を呈する固液混合物(固体と液体との混合物)を得る、破砕工程。
【0086】
図2において、液状を呈する固液混合物を80℃で2分間滅菌する、滅菌工程。
【0087】
図2において、青色発光ダイオードと黄色発光ダイオードを組み合わせて白色発光ダイオードの光を作り、液状を呈する固液混合物に白色発光ダイオードの光を10日間当てて、固液混合物が熟成する、熟成工程。
【0088】
図2において、熟成工程と同時に、液状を呈する固液混合物に酵母と砂糖を加えて発酵する、発酵工程。
【0089】
図2において、完熟したオレンジ酒の完成。以上のことを特徴とするアルコール飲料の製造方法である。
【産業上の利用可能性】
【0090】
未成熟な野菜類及び/又は果実類を用いても、熟成工程をへて、完熟した野菜類及び/又は果実類を用いるので、従来の果実酒や野菜酒と比べて、風味や香りが数段と向上したアルコール飲料ができる。
【0091】
台風などで落ちた果実でも、完熟した風味や香りのあるアルコール飲料ができる。
【0092】
製品の出荷を速めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0093】
【図1】本発明のアルコール飲料の製造方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【図2】本発明のアルコール飲料の製造方法の実施例を説明するためのフローチャートである。
【出願人】 【識別番号】599015641
【氏名又は名称】葛生 幹夫
【出願日】 平成19年1月22日(2007.1.22)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−173107(P2008−173107A)
【公開日】 平成20年7月31日(2008.7.31)
【出願番号】 特願2007−38520(P2007−38520)