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【発明の名称】 海水からの金属イオン化合物の混合物とシクロデキストリンとの包接体
【発明者】 【氏名】大野 雅史

【氏名】古波倉 正松

【氏名】小枝 貴弘

【氏名】松浦 傳史

【氏名】高橋 洋介

【要約】 【課題】海水より得られる金属イオン化合物の混合物の苦味及び潮解性を低減せしめ、摂取しやすく取扱いの容易な金属イオン包接体を提供する。

【構成】海水を原料とした金属イオン化合物の混合物に、シクロデキストリンが配合されていることを特徴とする金属イオン包接体。金属イオン化合物の混合物は海洋深層水に濃縮、脱塩等の処理を施した処理物である苦汁である。シクロデキストリンがαまたはγ−シクロデキストリンである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シクロデキストリンと、海水からの金属イオン化合物の混合物との包接体。
【請求項2】
シクロデキストリンがα−シクロデキストリン又はγ−シクロデキストリンである、請求項1に記載の包接体。
【請求項3】
金属イオン化合物の混合物が、海水に濃縮、希釈及び脱塩から選択した少なくとも1種の処理を施した処理物である、請求項1又は2に記載の金属イオン包接体。
【請求項4】
処理物が苦汁である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の包接体。
【請求項5】
海水が海洋深層水である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の包接体。
【請求項6】
海水からの金属イオン化合物の混合物100重量部とシクロデキストリン50〜500重量部とを水又は水性溶媒中で包接することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項記載の包接体の製造方法。
【請求項7】
請求項1〜5のいずれか1項に記載の包接体又は請求項6に記載の方法で得られる包接体を含有する飲食品、化粧品又は医薬品。
【請求項8】
海水からの金属イオン化合物の混合物をシクロデキストリンで包接することを特徴とする、海水からの金属イオン化合物の混合物の苦味を改善する方法。
【請求項9】
海水からの金属イオン化合物の混合物をシクロデキストリンで包接することを特徴とする、海水からの金属イオン化合物の混合物の潮解性を改善する方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、海水からの金属イオン化合物の混合物(特に苦汁)に特有の苦味及び潮解性を軽減させた新規な包接体及びその製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの金属元素は、正常な生体機能を維持する上で、いずれも欠くことができない元素である。このような金属元素は、通常、塩などの、イオン化した金属元素を含む化合物(金属イオン化合物)の形態で生物体に摂取され、その体内でそれぞれの機能を果たしている。
【0003】
しかし、上記の種々の金属イオン化合物は、経口摂取において、苦味などの不快味を呈するという問題があるため、その用途が制限されていた。
【0004】
また、海水に多く含まれる塩化マグネシウムや塩化カルシウムは潮解性が高いことから、その潮解性に起因する取扱いの悪さが問題となっていた。
【0005】
海水に由来する金属イオン化合物の呈味性や潮解性における問題点を改善するために、多量のデキストリン、澱粉、トレハロース、マルチトールあるいはシリカゲル等の粉末化基材を添加することが既に提案されている(例えば特許文献1、2及び3)。しかし、上記の従来技術では、呈味性や潮解性の改善が十分ではなかった。
【0006】
また、塩化マグネシウム単体をシクロデキストリンで包接した粉末製剤が潮解性等の塩化マグネシウムの特性を改善するものとして提案されている(例えば特許文献4及び5)。しかし、これらの従来技術は、十分な潮解性や呈味性の改善を提供するものではない上に、海水に含まれる様々な金属イオン化合物の混合物を粉末化したものではなかった。
【特許文献1】WO 03/016325 A1
【特許文献2】特開2005−343862
【特許文献3】特開2006−6188
【特許文献4】特開平6−276987
【特許文献5】特開平4−356164
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は上記課題の解決を目指すものである。すなわち、本発明は、海水からの金属イオン化合物の混合物の苦味及び潮解性を低減せしめ、摂取しやすい包接体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の通りである。
(1)シクロデキストリンと、海水からの金属イオン化合物の混合物との包接体;
(2)シクロデキストリンがα−シクロデキストリン又はγ−シクロデキストリンである、(1)に記載の包接体;
(3)金属イオン化合物の混合物が、海水に濃縮、希釈及び脱塩から選択した少なくとも1種の処理を施した処理物である、(1)又は(2)に記載の金属イオン包接体;
(4)処理物が苦汁である、(1)〜(3)のいずれか1項に記載の包接体;
(5)海水が海洋深層水である、(1)〜(4)のいずれか1項に記載の包接体;
(6)海水からの金属イオン化合物の混合物100重量部とシクロデキストリン50〜500重量部とを水又は水性溶媒中で包接することを特徴とする、(1)〜(5)のいずれか1項記載の包接体の製造方法;
(7)(1)〜(5)のいずれか1項に記載の包接体又は(6)に記載の方法で得られる包接体を含有する飲食品、化粧品又は医薬品;
(8)海水からの金属イオン化合物の混合物をシクロデキストリンで包接することを特徴とする、海水からの金属イオン化合物の混合物の苦味を改善する方法;
(9)海水からの金属イオン化合物の混合物をシクロデキストリンで包接することを特徴とする、海水からの金属イオン化合物の混合物の潮解性を改善する方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、海水を原料とする金属イオン化合物の混合物の苦味及び潮解性を著しく低減することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明は、シクロデキストリンと、海水からの金属イオン化合物の混合物との包接体に関する。
【0011】
(シクロデキストリン)
本発明におけるシクロデキストリンは、6〜12個のグルコースがα1,4結合で環状に結合した非還元性のマルトオリゴ糖及びその誘導体であり、澱粉及び/又は澱粉の加水分解物にシクロデキストリングルカノトランスフェラーゼを作用させることにより製造される。
【0012】
シクロデキストリンとして、α−、β−、γ−、δ−及びε−シクロデキストリンが例示でき、誘導体として、シクロデキストリンにプルラナーゼの存在下にオリゴグルコシル残基を付加したグルコシルあるいはマルトシルシクロデキストリンやシクロデキストリンにメチル基、アセチル基あるいはヒドロキシプロピル基等を化学的に結合したシクロデキストリン誘導体が例示できる。
【0013】
本発明におけるシクロデキストリンは、好ましくはα−、β−及びγ−シクロデキストリン並びにそれらの誘導体から選択された1以上のシクロデキストリンであり、特に好ましくは、α−若しくはγ−シクロデキストリン又はそれらの混合物であり、もっとも好ましくはα−シクロデキストリンである。本発明に用いるシクロデキストリンについて、その製造方法、由来、形態は問わない。
【0014】
(金属イオン化合物の混合物)
本発明における金属イオン化合物の混合物は海水から得ることができる。
【0015】
海水は、表層水であっても良いが、海洋深層水が特に望ましい。本発明でいう海洋深層水は、水深が200m以上の海洋深層部から採取された海水のことであり、富栄養性、清浄性、低水温性、水質安定性などの優れた性質を有している。海洋深層水は、水質の変動が小さく、その性質は年間を通じてほぼ安定しているものである。
【0016】
本発明において金属イオン化合物の混合物は、海水に含まれる、マグネシウム化合物、カリウム化合物及びカルシウム化合物のうち少なくとも2種の金属イオン化合物を含む混合物をいう。マグネシウム化合物は、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム等を含み、カリウム化合物は、塩化カリウム等を含み、カルシウム化合物は、塩化カルシウム、硫酸カルシウム等を含む。金属イオン化合物の混合物は、塩化ナトリウム等のナトリウム化合物を含んでもよいし、含まなくてもよい。金属イオン化合物の混合物は、液状物、その乾燥物、又は上記の各成分を配合することにより得られたものを包含する。
【0017】
本発明における金属イオン化合物の混合物は、海水から得られるものであるが、海水の処理方法により金属イオン化合物の混合物の組成は変化し得る。したがって、金属イオン化合物の混合物における各金属イオン化合物の濃度範囲は特に限定されないが、たとえば、海水は、1Lあたり、カリウムを200〜500mg、マグネシウムを1100〜1400mg、カルシウムを300〜500mg含み、任意成分のナトリウムを8000〜12000mg含む。カルシウムとマグネシウム含量から算出される硬度に換算すると5000〜7000である。
【0018】
本発明における金属イオン化合物の混合物は、海水を濃縮、希釈及び脱塩から選択した少なくとも1種の処理によって得ることができる。濃縮とは、海水から水を除去することにより、海水中の金属イオン化合物の濃度を高める処理をいう。希釈とは、濃縮した海水に水を加えて所望の金属イオン化合物の濃度にする処理をいう。脱塩とは、海水からイオン交換樹脂、電気透析装置、逆浸透膜装置などにより海水中のナトリウム化合物等の濃度を調整する処理をいう。
【0019】
本発明における金属イオン化合物の混合物としては、海水から食塩を製造する際に生成する苦汁が好ましい。苦汁は、通常、海水を加熱方式及び/又はイオン交換方式で濃縮し、食塩を析出させ、分離した後の残液を指す。苦汁は強い刺激臭や苦味などの不快味を有し、主成分としてマグネシウム化合物を含み、その他に、カルシウム化合物、カリウム化合物、ナトリウム化合物などを含む。苦汁は、通常、液状で販売されており、1Lあたり、カリウムを300〜20,000、マグネシウムを1,000〜100,000mg、カルシウムを2,000mg以下含み、任意成分であるナトリウムを500〜60,000mg含む。苦汁の硬度は、5,000以上、好ましくは10,000以上、さらに好ましくは15,000以上である。特に50℃以下の温度で連続的に蒸留濃縮させCaSOの1/2水塩及び無水塩が少なくなる製法で製造された苦汁は、生産効率に優れ、海水の成分を豊富に含有していて水溶性に優れていることが知られている。
液状苦汁の組成は、例えば、マグネシウムイオン4.95重量%、カリウムイオン1.34重量%及びカルシウムイオン0.2重量%含有し、ナトリウムイオン5.44重量%を含む。他の液状苦汁の組成例は、マグネシウムイオン5.55%、カリウムイオン1.38%を含み、ナトリウムイオン4.42%を含有している。
液状苦汁を濃縮して結晶化又は乾燥粉末化して得られる苦汁乾燥粉末は、強い吸湿性を示し、湿気のある場所での保存では、容易に潮解して溶液状となる。
本発明における金属イオン化合物の混合物は、マグネシウム100重量部に対して、カリウムとカルシウムの合計量が好ましくは10〜200重量部、より好ましくは20〜150重量部含まれる。本発明における金属イオンの混合物は、マグネシウム100重量部に対して、カリウムを15〜35重量部含むか、あるいは、カリウムを30〜90重量部とカルシウムを30〜50重量部含むのが特に好ましい。
【0020】
(包接体)
本発明の包接体は、金属イオン化合物の混合物がシクロデキストリンにより包接された化合物をいう。ここで、包接とは、シクロデキストリン分子により形成される空間に金属イオン化合物の混合物が取り込まれることをいう。本発明の包接体は、通常、シクロデキストリンに対して金属イオン化合物(若しくは金属イオン)を、乾燥重量比として、通常、0.001〜10、望ましくは、0.01〜5、さらに望ましくは0.25〜3の範囲で含有する。
【0021】
本発明の包接体は、X線回折によりその存在を確認できる。
回析条件は、管球:Cu、加速電圧:40kV、管電流:20mA、積算時間:1秒、走査速度:2deg/minである。この条件で後述のサンプルB及びα−シクロデキストリンと海洋深層水からの苦汁を混合したサンプルを測定した場合、図1に示すように両サンプルは回析角2θが20〜22°において異なる波形を示す。
本発明の包接体においては、ICP発光分析により包接体中の各元素含量を測定することができる。
【0022】
本発明の包接体は、水又は溶媒中での溶液又は懸濁液の状態で利用することができるし、形成された包接体を溶媒から分離して粉末の状態で利用することもできる。すなわち、本発明にかかる包接体は、その形態としては、粉末であることが輸送、貯蔵その他の取扱い上での利点を多々有するので好ましいが、必要に応じて、ブロック状であっても良く、さらには、水などを溶媒とする溶液やペースト状であっても良い。包接体の分離・粉末化方法としては、例えば、結晶化、分別沈殿、濃縮、乾燥(噴霧乾燥、真空乾燥、凍結乾燥を含む)などをあげることができる。
【0023】
(包接体の製造方法)
本発明の包接体は、シクロデキストリンと金属イオン化合物とを混合することにより製造することができる。混合の方法は、シクロデキストリンと金属イオン化合物との接触が達成できるものであればよく、通常、両者を溶解する溶媒中で混合するのが好適である。
【0024】
溶媒としては、水、エタノール、メタノール、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、酢酸などが挙げられるが、好ましくは水又は水と水溶性溶媒の混合物である水性溶媒である。食品分野、化粧品分野、医薬品分野等のように、本発明の包接体を生体に適用することを前提として調製する場合には、水やエタノールなどの生理学的に許容される溶媒を用いるのが望ましい。混練時に添加する溶媒の量も、攪拌・混合が可能であれば特に限定されない。
【0025】
シクロデキストリンと金属イオン化合物の混合物との混合方法は、特に限定されることはなく、金属イオン化合物の混合物とシクロデキストリン及び水又は溶媒を含むものが、充分に攪拌・混練できる点で好ましい。
【0026】
シクロデキストリンと金属イオン化合物の混合物との混合時の温度は、特に限定されず、例えば10〜80℃、通常は常温である。また、シクロデキストリンと金属イオン化合物との混合比は、金属イオン化合物の種類にもよるが、金属イオン化合物の混合物100重量部に対して、シクロデキストリンを、通常、10〜1000重量部、好ましくは、20〜800重量部、さらに好ましくは50〜500重量部の範囲に設定する。
【0027】
本発明の包接体は、好ましくは、例えば、海水からの金属イオン化合物の混合物100重量部とシクロデキストリン50〜500重量部とを水又は水性溶媒中で包接することにより得ることができる。
【0028】
(包接体を含む飲食品、化粧品及び医薬品)
本発明の包接体は、生物にとって必須のミネラル、特にマグネシウム、カルシウム、カリウムを含有するので、飲食品、化粧品又は医薬品等に添加することができる。
【0029】
したがって、本発明は、上記した包接体を必須成分として含有する飲食品、化粧品又は医薬品も包含する。
【0030】
飲食品用途としては、例えば、食卓塩、醤油、粉末醤油、味噌、粉末味噌、もろみ、ひしお、ふりかけ、マヨネーズ、ドレッシング、食酢、三杯酢、粉末すし酢、中華の素、天つゆ、麺つゆ、ダシ汁、ソース、ケチャップ、焼肉のタレ、カレールウ、シチューの素、スープの素、ダシの素、核酸系調味料、複合調味料、みりん、新みりん、テーブルシュガー、コーヒーシュガーなどの各種調味料、せんべい、あられ、おこし、餅類、まんじゅう、ういろう、あん類、羊羹、水羊羹、錦玉、ゼリー、カステラ、飴玉などの各種和菓子、パン、ビスケット、クラッカー、クッキー、パイ、プリン、バタークリーム、カスタードクリーム、シュークリーム、ワッフル、スポンジケーキ、ドーナツ、チョコレート、チューインガム、キャラメル、キャンディーなどの洋菓子、アイスクリーム、シャーベットなどの氷菓、果実のシロップ漬、氷蜜などのシロップ類、フラワーペースト、ピーナッツペースト、フルーツペースト、スプレッドなどのペースト類、ジャム、マーマレード、シロップ漬、糖果などの果実、野菜の加工食品、福神漬、べったら漬、千枚漬、らっきょう漬などの漬物類、たくあん漬の素、白菜漬の素などの漬物の素類、ハム、ソーセージなどの畜肉製品類、魚肉ハム、魚肉ソーセージ、かまぼこ、ちくわ、天ぷらなどの魚肉製品、干した海藻、丸干し又は開き干しなどの海産物の干物、ウニ、イカの塩辛、酢こんぶ、さきするめ、ふぐみりん干しなどの各種珍味類、のり、山菜、するめ、小魚、貝などで製造される佃煮類、煮豆、ポテトサラダ、こんぶ巻などの惣菜食品、ヨーグルト、チーズなどの乳製品、魚肉、畜肉、果実、野菜のビン詰、缶詰類、清酒、合成酒、リキュール、洋酒などの酒類、コーヒー、紅茶、ココア、ジュース、スポーツドリンク、ミネラル補給飲料、ミネラル強化飲料、更には、炭酸飲料、果汁飲料、乳性飲料、乳酸菌飲料野菜ジュース、豆乳などの清涼飲料水、プリンミックス、ホットケーキミックス、即席しるこ、即席スープなどの即席食品、離乳食、治療食、薬用人参エキス、笹エキス、梅エキス、松エキス、スッポンエキス、クロレラエキス、アロエエキス、プロポリスエキスなどのドリンク剤、ペプチド食品、冷凍食品、健康食品、乳酸菌や酵母の生菌、ローヤルゼリーなどが挙げられ、また、マグネシウム、カルシウムなどのミネラル強化剤、納豆の納豆菌の生育促進剤、風味改善剤、豆乳の風味改善剤、豆腐製造用の凝固剤なども挙げられる。また、例えば、動物のための飼料、餌料や、植物のための栄養剤、活力剤などとしても有利に利用できる。
【0031】
具体的な医薬品用途として、例えば、内服液、錠剤、軟膏、トローチ、肝油ドロップ、口中清涼剤、口中香剤、うがい剤、ハップ、マグネシウム補給剤、ミネラル強化剤、各種酵素の安定化剤などが挙げられる。
【0032】
具体的な化粧品用途としては、例えば、乳液、クリーム、シャンプー、リンス、トリートメント、口紅、リップクリーム、ローション、浴用剤、練歯磨などが挙げられる。
【0033】
本発明の飲食品、化粧品又は医薬品においては、上記包接体を、無水物換算で、通常、0.00001〜75w/w%、好ましくは0.0001〜50w/w%、さらに好ましくは0.001〜25w/w%の範囲で含有させることができる。
【0034】
(苦味又は潮解性の改善方法)
本発明は、海水からの金属イオン化合物の混合物をシクロデキストリンで包接することを特徴とする、海水からの金属イオン化合物の混合物の苦味を改善する方法を包含する。
本発明は、更に、海水からの金属イオン化合物の混合物をシクロデキストリンで包接することを特徴とする、海水からの金属イオン化合物の混合物の潮解性を改善する方法も包含する。
【実施例】
【0035】
以下、実施例、比較例及び試験例を示し、本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれ等により何ら限定されるものではない。
【0036】
[実施例1]
ビーカー中のバイオマリン株式会社の海洋深層水からの苦汁30mLに三共ライフテック株式会社のα−シクロデキストリン32gを加え、攪拌を10分間行い、十分に包接させた。この溶液を真空乾燥機で、40℃に加温しながら30時間乾燥させ、100メッシュの篩過を行った。得られた粉末は41.2gであった(サンプルA)。サンプルAの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約25重量%であり、各金属イオン含量をICP発光分析装置で測定したところ、ナトリウム36400mg/kg、マグネシウム27450mg/kg、カリウム7660mg/kgであった。
なお、使用した苦汁は以下の特性値を有していた。
マグネシウム :49500mg/L
カリウム :13400mg/L
カルシウム :167mg/L
ナトリウム :54400mg/L
乾燥重量(固形分):36%
【0037】
[実施例2]
ビーカー中でバイオマリン株式会社の海洋深層水からの苦汁75mLに三共ライフテック株式会社のα−シクロデキストリン27gを加え、攪拌を10分間行い、十分に包接させた。この溶液を真空乾燥機で、40℃に加温しながら30時間乾燥させ、100メッシュの篩過を行った。得られた粉末は52.5gであった(サンプルB)。サンプルBの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約46重量%であり、各金属イオン含量をICP発光分析装置で測定したところ、ナトリウム77490mg/kg、マグネシウム55500mg/kg、カリウム15140mg/kgであった。
【0038】
[実施例3]
ビーカー中でバイオマリン株式会社の海洋深層水からの苦汁50mLに三共ライフテック株式会社のβ−シクロデキストリン54gを加え、攪拌を10分間行い、十分に包接させた。この溶液を真空乾燥機で、40℃に加温しながら30時間乾燥させ、100メッシュの篩過を行った。得られた粉末は67.5gであった(サンプルC)。サンプルCの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約25重量%であり、各金属イオン含量をICP発光分析装置で測定したところ、ナトリウム38530mg/kg、マグネシウム28420mg/kg、カリウム7950mg/kgであった。
【0039】
[実施例4]
ビーカー中でバイオマリン株式会社の海洋深層水からの苦汁100mLに三共ライフテック株式会社のβ−シクロデキストリン36gを加え、攪拌を10分間行い、十分に包接させた。この溶液を真空乾燥機で、40℃に加温しながら30時間乾燥させ、100メッシュの篩過を行った。得られた粉末は65.3gであった(サンプルD)。サンプルDの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約50重量%であり、各金属イオン含量をICP発光分析装置で測定したところ、ナトリウム76700mg/kg、マグネシウム52070mg/kg、カリウム15150mg/kgであった。
【0040】
[実施例5]
ビーカー中でバイオマリン株式会社の海洋深層水からの苦汁30mLに三共ライフテック株式会社のγ−シクロデキストリン32gを加え、攪拌を10分間行い、十分に包接させた。この溶液を真空乾燥機で、40℃に加温しながら30時間乾燥させ、100メッシュの篩過を行った。得られた粉末は40.4gであった(サンプルE)。サンプルEの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約25重量%であり、各金属イオン含量をICP発光分析装置で測定したところ、ナトリウム35270mg/kg、マグネシウム27840mg/kg、カリウム7460mg/kgであった。
【0041】
[実施例6]
ビーカー中でバイオマリン株式会社の海洋深層水からの苦汁75mLに三共ライフテック株式会社のγ−シクロデキストリン27gを加え、攪拌を10分間行い、十分に包接させた。この溶液を真空乾燥機で、40℃に加温しながら30時間乾燥させ、100メッシュの篩過を行った。得られた粉末は53.0gであった(サンプルF)。サンプルFの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約50重量%であり、各金属イオン含量をICP発光分析装置で測定したところ、ナトリウム77810mg/kg、マグネシウム53130mg/kg、カリウム14440mg/kgであった。
【0042】
[実施例7]
ビーカー中で焼津市深層水課の海洋深層水からの苦汁「駿河塩水」250mLに三共ライフテック株式会社のα−シクロデキストリン25gを加え、攪拌を10分間行い、十分に溶解させた。この溶液をエバポレーターを用いて約半量まで濃縮した後に真空乾燥機で40℃に加温しながら30時間乾燥させた。得られた粉末は49.5gであった(サンプルN)。サンプルNの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約25重量%であった。なお、「駿河塩水」は、マグネシウム1400mg/L、カリウム1200mg/L、カルシウム700mg/L、ナトリウム31000mg/Lの塩濃度を有していた。
【0043】
[実施例8]
ビーカー中で焼津市深層水課の海洋深層水からの苦汁「駿河塩水」250mLに三共ライフテック株式会社のα−シクロデキストリン75gを加え、攪拌を10分間行い、十分に溶解させた。この溶液をエバポレーターを用いて約半量まで濃縮した後に真空乾燥機で40℃に加温しながら30時間乾燥させた。得られた粉末は98.0gであった(サンプルO)。サンプルOの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約50重量%であった。
【0044】
[実施例9]
ビーカー中で焼津市深層水課の海洋深層水からの苦汁「駿河濃水」150mLに三共ライフテック株式会社のα−シクロデキストリン28.8gを加え、攪拌を10分間行い、十分に溶解させた。この溶液をエバポレーターを用いて約半量まで濃縮した後に真空乾燥機で40℃に加温しながら30時間乾燥させた。得られた粉末は38.0gであった(サンプルP)。サンプルPの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約25重量%であった。なお、「駿河濃水」は、マグネシウム2000mg/L、カリウム600mg/L、カルシウム660mg/L、ナトリウム17000mg/Lの塩濃度を有していた。
【0045】
[実施例10]
ビーカー中で焼津市深層水課の海洋深層水からの苦汁「駿河濃水」300mLに三共ライフテック株式会社のα−シクロデキストリン19.2gを加え、攪拌を10分間行い、十分に溶解させた。この溶液をエバポレーターを用いて約半量まで濃縮した後に真空乾燥機で40℃に加温しながら30時間乾燥させた。得られた粉末は38.2gであった(サンプルQ)。サンプルQの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約50重量%であった。
【0046】
[比較例1]
ビーカー中でバイオマリン株式会社の海洋深層水からの苦汁30mLに松谷化学工業株式会社製のデキストリン32g加え、攪拌を10分間行い、十分に溶解させた。この溶液を真空乾燥機で、40℃に加温しながら30時間乾燥させた。得られた粉末は40.4gであった(サンプルG)。サンプルGの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約25重量%であり、各金属イオン含量をICP発光分析装置で測定したところ、ナトリウム71810mg/kg、マグネシウム52820mg/kg、カリウム14190mg/kgであった。
【0047】
また、苦汁成分とトレハロースを会合させた市販製品である株式会社エイチプラスビィ・ライフサイエンス製の「ミネラルトレハ」をサンプルHとする。サンプルHの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は5重量%であった。
【0048】
[比較例2]
バイオマリン株式会社の海洋深層水からの苦汁150mLを真空乾燥機で40℃に加温しながら30時間乾燥させた。36重量%の粉末が得られた。得られた粉末をサンプルIとする。サンプルIの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は100重量%であった。
【0049】
[比較例3]
三共ライフテック株式会社のα−シクロテキストリン30gを、株式会社和光純薬製の塩化マグネシウム六水和物21.4gを水20gに溶解した溶液に加え、攪拌を5分間行い、十分に溶解・包接させた。この溶液を真空乾燥機で、40℃に加温しながら30時間乾燥させた。得られた粉末は46.5gであった(サンプルJ)。サンプルJの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約22重量%であり、金属イオン含量をICP発光分析装置で測定したところ、マグネシウム53170mg/kgであった。
【0050】
[比較例4]
三共ライフテック株式会社のβ−シクロテキストリン30gを、株式会社和光純薬製の塩化マグネシウム六水和物21.4gを水20gに溶解した溶液に加え、攪拌を5分間行い、十分に溶解・包接させた。この溶液を真空乾燥機で、40℃に加温しながら30時間乾燥させた。得られた粉末は42.3gであった(サンプルK)。サンプルKの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約22重量%であり、金属イオン含量をICP発光分析装置で測定したところ、マグネシウム52750mg/kgであった。
【0051】
[比較例5]
三共ライフテック株式会社のγ−シクロテキストリン30gを、株式会社和光純薬製の塩化マグネシウム六水和物21.4gを水20gに溶解した溶液に加え、攪拌を5分間行い、十分に溶解・包接させた。この溶液を真空乾燥機で、40℃に加温しながら30時間乾燥させた。得られた粉末は41.5gであった(サンプルL)。サンプルLの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約22重量%であり、金属イオン含量をICP発光分析装置で測定したところ、マグネシウム51200mg/kgであった。
【0052】
[比較例6]
松谷化学工業株式会社製のデキストリン15gを塩化マグネシウム六水和物21.4gに加え、乳鉢と乳棒にて混合、粉砕を行った。これをサンプルMとする。サンプルMの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約28重量%であった。
【0053】
[比較例7]
ビーカー中で焼津市深層水課の海洋深層水からの苦汁「駿河塩水」250mLに松谷化学工業株式会社のデキストリン25gを加え、攪拌を10分間行い、十分に溶解させた。この溶液をエバポレーターを用いて約半量まで濃縮した後に真空乾燥機で40℃に加温しながら30時間乾燥させた。得られた粉末は48.0gであった(サンプルR)。サンプルRの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約50重量%であった。
【0054】
[比較例8]
焼津市深層水課の海洋深層水からの苦汁「駿河塩水」250mLを真空乾燥機で40℃に加温しながら30時間乾燥させた。23.3重量%の粉末が得られた。得られた粉末をサンプルSとする。サンプルSの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は100重量%であった。
【0055】
[比較例9]
ビーカー中で焼津市深層水課の海洋深層水からの苦汁「駿河濃水」300mLに松谷化学工業株式会社のデキストリン19.2gを加え、攪拌を10分間行い、十分に溶解させた。この溶液をエバポレーターを用いて約半量まで濃縮した後に真空乾燥機で40℃に加温しながら30時間乾燥させた。得られた粉末は37.0gであった(サンプルT)。サンプルTの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は約50重量%であった。
【0056】
[比較例10]
焼津市深層水課の海洋深層水からの苦汁「駿河濃水」300mLを真空乾燥機で40℃に加温しながら30時間乾燥させた。得られた粉末は15.0gであった(サンプルU)。サンプルUの金属イオン化合物含量(ミネラル含量)は100重量%であった。
【0057】
実施例、比較例をまとめると、以下のようになる。
【0058】
【表1】


【0059】
[試験例1]
各包接体粉末の潮解性の測定を目的として、以下の潮解試験を行った。サンプルA〜Uを0.5〜1.0gずつアルミ容器に入れ、25℃、湿度52.8%に調整した条件下に置き、4日目における各サンプルの状態を肉眼で観察した。肉眼観察の結果を表1に示す。
【0060】
【表2】


【0061】
表2に示すとおり、本発明の包接体(サンプルA〜F及びN〜Q)は、サンプルG〜M及びR〜Uに比べ、潮解性が改善されていた。サンプルA〜F及びN〜QとサンプルJ〜Mとの対比から、金属イオン化合物の混合物を使用する本発明が、塩化マグネシウムを単独で使用する場合に比べ、潮解性が改善されていることが分かる。特に、α−又はγ−シクロデキストリンを使用する本発明のサンプルA、B、E、F及びN〜Qは潮解性の改善効果が高かった。
【0062】
[試験例2]
各サンプルの吸湿量について比較を行った。サンプル及び塩化マグネシウム六水和物を0.5乃至1.0gずつアルミ容器に入れ、25℃、相対湿度52.8%の条件下に静置し、重量増加量を吸湿量として経時的に測定し図2〜6に示す。3日目における測定結果を図7〜8に示す。
図2〜7に示すように、海洋深層水からの苦汁をシクロデキストリンで包接したサンプルA〜F及びN〜Qは、塩化マグネシウムをシクロデキストリンで包接したサンプルJ〜Lと比較して、吸湿量が少ない。また、図8に示すように、α−及びγ−シクロデキストリン包接体、特にα−シクロデキストリン包接体の効果が顕著である。
【0063】
[試験例3]
各サンプルの吸湿による粒経の変化について比較を行った。サンプルA、C、E、G、H、I、N、P、R及びTを0.5乃至1.0gずつアルミ容器に入れ、25℃、相対湿度52.8%の条件下に3日間静置し、吸湿させた。
【0064】
上記条件で静置した各サンプルを、32メッシュ(目開き500μm)、60メッシュ(目開き250μm)、80メッシュ(目開き177μm)、100メッシュ(目開き149μm)の篩を用いて粒度分布を測定した。最も目開きの大きい32メッシュの篩の上に吸湿後の各サンプルを約1g置いた。電磁式振動機によって、30秒間振動を与え、篩上に残ったサンプルの重量を測定した。篩を通過した各サンプルは、60メッシュの篩を用いて同様に篩上に残ったサンプル重量を測定した。以後、同様に80メッシュ及び100メッシュの篩を用いて同様の測定を行った。篩い分けられたサンプルの重さを合計した値を100%とし、粒度分布を算出した。測定結果を表3及び図9に示す。
【0065】
【表3】


【0066】
表3及び図9に示すように、本発明のサンプルA、E、N及びPは、トレハロースを用いて粉末化したサンプルHと比較して、吸湿によって粉末の凝集が起こらず、粒度の小さい粉末として保たれている。特にサンプルA、N及びPにおいて、100メッシュを通過する割合が高く、吸湿性による粉末の凝固が生じていないことを示している。一方、サンプルCはサンプルHと同様の粒度であった。なお、サンプルGは飴状、サンプルIは半液状であり、篩の上にサンプルを移すことができなかったために試験を行うことができなかった。
【0067】
[試験例4]
サンプルA〜Q及び塩化マグネシウム六水和物の初期水分含量を乾燥減量法により測定した。各サンプルを40℃で30時間の真空乾燥処理を施し、シリカゲルを入れたデシケーター内に静置し、1日毎に重量を計量した。前日と比較して重量変化が無くなったときの値を水分非含量時の重量とし、加熱処理前の測定結果から同重量を減算した結果を初期水分含量とした。結果を図10〜12に示した。
【0068】
図10及び11から、本件発明のサンプルA〜F及びN〜Qは、サンプルG〜Mに比べ、初期水分含量が低く、乾燥性に優れていることが分かる。図12から、特にα−シクロデキストリン及びγ−シクロデキストリン包接体が乾燥性・粉末化に適しているという結果が得られた。
【0069】
[試験例5]
各サンプルの物性を、レオメーターを用いて測定した。サンプルA、C、E、G〜U及び塩化マグネシウム六水和物を0.5乃至1.0gずつアルミ容器に入れ、25℃、湿度52.8%に調整した条件下に12時間置き、試料とした。吸湿したサンプルを直径50mmのアルミ容器に移し、レオメーターによる応力測定を行った。レオメーターは円柱型プランジャー(直径20mm)を使用し、歪率30%で応力を測定した。結果を図13〜17に示した。
【0070】
なお、比較のため、水、ハチミツ及び小麦粉を用いて同様な試験を行い、結果を図18に示した。
【0071】
図13〜18に示すように、サンプルA、C、E、H、N、O、P、Q及びRは、小麦粉同様に粉状の性状を示している。サンプルI、K、L、T及びSは、ハチミツ同様に粘度の高い液体の性状を示している。サンプルM、U、塩化マグネシウム六水和物は、水のような粘度の低い液体の性状を示している。サンプルG、Jは液体中と結晶が共存した状態の性状を示している。
【0072】
以上より、海洋深層水からの苦汁包接体(サンプルA、C、E、N、O、P、Q)は、サンプルHと同様に、高い湿度下においても吸湿せずに粉状を保ち、潮解性防止効果の高い粉末であることがわかる。
【0073】
[試験例6]
同等のミネラル含量をもつ海洋深層水からの苦汁包接体サンプルB、D、F、N、O、R、Sのいずれかと、塩化マグネシウム六水和物包接体(サンプルJ、K、Lのいずれか)の苦味を研究員5人による官能検査により測定した。各サンプルを100メッシュの篩でふるい、通過した粉末を試料とした。各組で、より苦味が強いと感じたサンプルを1点、苦味が弱いと感じたサンプルを0点として5人の結果を合計した。その結果を図19に示した。
【0074】
図19から、各組において海洋深層水からの苦汁包接体(サンプルB、D、F、N、O、P及びQ)は、塩化マグネシウム六水和物包接体(サンプルJ、K及びL)に比べ、感じる苦味が弱いことが示された。
【産業上の利用可能性】
【0075】
本発明の包接体は、潮解性が改善され、苦味が低減されるという効果を奏するので、従来の食塩や苦汁等と比べて極めて利用価値が高い。
本発明の包接体は、例えば、飲食品、化粧品、医薬品の原料又は添加物として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0076】
【図1】サンプルB、サンプルI、α−シクロデキストリン、α−シクロデキストリンと苦汁の混合物等のX線回折図である。
【図2】サンプルA、C、Eについて、25℃、相対湿度52.8%の条件下で吸湿量を経時的に測定した結果を示す図である。
【図3】サンプルB、D、Fについて、25℃、相対湿度52.8%の条件下で吸湿量を経時的に測定した結果を示す図である。
【図4】サンプルJ、K、L、塩化マグネシウム六水和物について、25℃、相対湿度52.8%の条件下で吸湿量を経時的に測定した結果を示す図である。
【図5】サンプルN、Oの吸湿量を経時的に測定した結果を示す図である。
【図6】サンプルP、Qの吸湿量を経時的に測定した結果を示す図である。
【図7】包接体中のミネラル含量との関係で、3日目における平均吸湿量の測定結果を示す図である。
【図8】シクロデキストリンの種類との関係で、3日目における平均吸湿量の測定結果を示す図である。
【図9】25℃、湿度52.8%条件下で3日間静置した各サンプルの粒度分布を示す図である。
【図10】40℃で30時間の真空乾燥後における各サンプルの水分含量を初期水分量として示す図である。
【図11】包接体中のミネラル含量との関係で、平均初期水分量の測定結果を示す図である。
【図12】シクロデキストリンの種類との関係で、平均初期水分量の測定結果を示す図である。
【図13】サンプルA、C、Eの吸湿後のレオメーターによる応力測定の結果を示す図である。
【図14】サンプルG、H、Iの吸湿後のレオメーターによる応力測定の結果を示す図である。
【図15】サンプルJ〜M、塩化マグネシウム六水和物の吸湿後のレオメーターによる応力測定の結果を示す図である。
【図16】サンプルN、O、Sの吸湿後の応力測定の結果を示す図である。
【図17】サンプルP、Q、T、Uの吸湿後の応力測定の結果を示す図である。
【図18】水、ハチミツ、小麦粉のレオメーターによる応力測定の結果を示す図である。
【図19】サンプルB、D、F、J、N〜Qの官能検査による苦味測定の結果を示す図である。
【出願人】 【識別番号】304052042
【氏名又は名称】バイオマリン株式会社
【識別番号】502281585
【氏名又は名称】フジ日本精糖株式会社
【識別番号】507057572
【氏名又は名称】MFCライフテック株式会社
【出願日】 平成18年7月26日(2006.7.26)
【代理人】 【識別番号】100078662
【弁理士】
【氏名又は名称】津国 肇

【識別番号】100116919
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 房幸

【識別番号】100120411
【弁理士】
【氏名又は名称】島野 公利

【識別番号】100078662
【弁理士】
【氏名又は名称】津国 肇

【識別番号】100113653
【弁理士】
【氏名又は名称】束田 幸四郎

【識別番号】100116919
【弁理士】
【氏名又は名称】齋藤 房幸


【公開番号】 特開2008−31225(P2008−31225A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−203771(P2006−203771)