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食物残渣の発酵処理方法 - 特開2008−222538 | j-tokkyo
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【発明の名称】 食物残渣の発酵処理方法
【発明者】 【氏名】星野 正義

【氏名】星野 正朋

【要約】 【課題】極めて合理的且つ経済的な食物残渣の発酵処理方法の提供。

【解決手段】食物残渣を堆肥として再利用するために、食物残渣を発酵処理する方法であって、炭化物製造装置4を設ける一方、食物残渣を受容する発酵ヤード1の床部に複数の排気口2aを有する供給管2を敷設し、該供給管2に上記炭化物製造装置4において対象物を炭化させる過程で発生する排煙を供給して、該排煙を供給管2の排気口2aから発酵ヤード1内に排気することにより、当該排煙を脱臭剤として利用すると同時に、排煙の熱を発酵を促進する加熱手段として利用することを特徴とする。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食物残渣を堆肥として再利用するために、食物残渣を発酵処理する方法であって、炭化物製造装置を設ける一方、食物残渣を受容する発酵ヤードの床部に複数の排気口を有する供給管を敷設し、該供給管に上記炭化物製造装置において対象物を炭化させる過程で発生する排煙を供給して、該排煙を供給管の排気口から発酵ヤード内に排気することにより、当該排煙を脱臭剤として利用すると同時に、排煙の熱を発酵を促進する加熱手段として利用することを特徴とする食物残渣の発酵処理方法。
【請求項2】
発酵ヤード内を通過した排煙を煙突を介して外部に排気する場合に、炭化物製造装置で製造された炭化物を脱臭剤として利用することを特徴とする請求項1記載の食物残渣の発酵処理方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、食物残渣を堆肥として再利用するために用いられる発酵処理方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常、堆肥として再利用するために、食物残渣を発酵処理する場合には、食物残渣にEM菌やウチシロ菌などの発酵微生物を添加して、発酵を促進するために、約60℃前後の温度に加熱している訳であるが、この場合の加熱源としては、経済的な負担が強いられる電気の他に、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料が使用されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、電気は兎も角として、加熱源に石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料を使用する場合には、ダイオキシンが発生することは勿論であるが、CO2が発生して、環境問題を生み出すこととなる。
【0004】
又、食物残渣を発酵処理する場合には、悪臭成分が含まれている臭気が発生するので、この臭気を脱臭するための脱臭装置も必要となる訳であるが、今までの脱臭装置は、多少の相違はあるが、いずれも、装置自体が大掛かりで、コストが高騰する嫌いがあった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、斯かる従来の実情に鑑み開発されたもので、請求項1記載の発明は、食物残渣を堆肥として再利用するために、食物残渣を発酵処理する方法であって、炭化物製造装置を設ける一方、食物残渣を受容する発酵ヤードの床部に複数の排気口を有する供給管を敷設し、該供給管に上記炭化物製造装置において対象物を炭化させる過程で発生する排煙を供給して、該排煙を供給管の排気口から発酵ヤード内に排気することにより、当該排煙を脱臭剤として利用すると同時に、排煙の熱を発酵を促進する加熱手段として利用することを特徴とする。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1を前提として、発酵ヤード内を通過した排煙を煙突を介して外部に排気する場合に、炭化物製造装置で製造された炭化物を脱臭剤として利用することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
依って、請求項1記載の発明にあっては、食物残渣を受容する発酵ヤードの床部に敷設される供給管に対して、炭化物製造装置において対象物を炭化させる過程で発生する排煙を供給して、当該排煙を供給管の各排気口から発酵ヤード内に排気するだけで、発酵処理中の食物残渣から発生する臭気を脱臭できると同時に、発酵ヤード内を所定の温度に加熱維持して、発酵を促進できることとなるので、極めて合理的で且つ頗る安価な発酵処理方法が提供できることとなる。
【0008】
請求項2記載の発明にあっては、炭化物製造装置で製造された炭化物を、発酵ヤードを通過した排煙を外部に排気する際の脱臭剤として利用できるので、ランニングコストが一層安価となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、食物残渣を堆肥として再利用するために、食物残渣を発酵処理する方法を前提として、炭化物製造装置を設ける一方、食物残渣を受容する発酵ヤードの床部に複数の排気口を有する供給管を敷設し、該供給管に上記炭化物製造装置において対象物を炭化させる過程で発生する排煙を供給して、該排煙を供給管の排気口から発酵ヤード内に排気することにより、当該排煙を脱臭剤として利用すると同時に、排煙の熱を発酵を促進する加熱手段として利用することを特徴とするものである。
【実施例】
【0010】
以下、本発明を図示する好適な実施例に基づいて詳述すれば、該実施例に係る発酵処理方法は、食物残渣を堆肥として再利用するために、当該食物残渣を発酵処理する際に発生する悪臭成分を含む臭気を効率良く脱臭すると共に、該脱臭作用をそのまま発酵を促進する加熱手段としても利用することを特徴とするものである。
【0011】
これを詳しく説明すると、まず、図1・図2に示す如く、密閉される建屋の内部に食物残渣を受容する複数の発酵ヤード1を個々に構築して、該各発酵ヤード1の床部に後述する炭化物製造装置から送り出される排煙が供給される供給管2を敷設して、排煙を該供給管2に穿設されている複数の排気口2aから対応する各発酵ヤード1内に排気し、ここで、脱臭と加熱を同時に行なった排煙を各発酵ヤード1の上部に設けられた煙突3から外部に排気する構成となす。
【0012】
又、炭化物製造装置4は、籾殻・木材や竹のチップなどを炭化させて、最終的には、これらの炭化物を製造するものであるが、その主たる目的は、籾殻などの対象物を炭化させる過程で発生する排煙を積極的に利用せんとするものである。
【0013】
即ち、炭化物製造装置4において上記対象物を炭化させる過程で発生する排煙をブロワ5を介して横基管6と縦分岐管7を経て上記した各供給管2に供給して、各発酵ヤード1内に排気すると、該排煙で発酵処理過程で発生する臭気の悪臭成分を効率よく吸着して脱臭を行なう一方、その炭化に伴う熱で、発酵微生物が加えられた食物残渣を所定の温度まで直に加熱することにより、同時に、当該排煙自体を発酵を促進する従来の加熱手段としても積極的に利用せんとするものである。
【0014】
従って、本実施例の発酵処理方法の下では、経済的な負担が強いられる電気や、従来のようなダイオキシンやCO2が問題となる化石燃料を使用しなくとも、単に、籾殻・木材や竹のチップなどを炭化させるだけで、脱臭が可能となることは言うまでもないが、これに加えて、排煙の熱を利用すれば、食物残渣を直に加熱できるので、極めて経済的で且つ頗る安価なものとなる。
【0015】
尚、炭化物製造装置4で製造される籾殻などの炭化物は、そのまま、廃棄するのは経済的に好ましくないので、この炭化物を各発酵ヤード1内を通過した排煙を煙突3を介して外部に排気する場合に、新たな脱臭装置8を設けて、該脱臭装置8の脱臭剤として使用すれば、より一層経済的となり、環境問題を引き起こす事態も皆無となる。
【0016】
更に、本実施例にあっては、発酵処理では、臭気に加えて、水分が排出させることとなるが、この場合には、各発酵ヤード1の床部に貯水槽9に連なる排水路10を設けて、この水分を回収して、貯水槽9内で再度発酵させれば、これを液肥として再利用できるので、この点からも、極めて合理的なものとなると共に、発酵促進剤としても使用できる。
【産業上の利用可能性】
【0017】
本発明に係る食物残渣の発酵処理方法は、炭化物製造装置において対象物を炭化させる過程で発生する排煙を利用するだけで、臭気の脱臭と発酵を促進する加熱が同時に行なえるので、これを大規模設備で行なえば、極めて合理的且つ経済的なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の発酵処理方法に供される設備構造を平面から見た説明図である。
【図2】同設備構造を正面から見た説明図である。
【符号の説明】
【0019】
1 発酵ヤード
2 供給管
2a 排気口
3 煙突
4 炭化物製造装置
5 ブロワ
6 横基管
7 縦分岐管
8 脱臭装置
9 貯水槽
10 排水路
【出願人】 【識別番号】507072047
【氏名又は名称】クリーン三条有限会社
【出願日】 平成19年3月16日(2007.3.16)
【代理人】 【識別番号】100077735
【弁理士】
【氏名又は名称】市橋 俊一郎

【識別番号】100148792
【弁理士】
【氏名又は名称】三田 大智


【公開番号】 特開2008−222538(P2008−222538A)
【公開日】 平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願番号】 特願2007−67836(P2007−67836)