Warning: copy(htaccessbak): failed to open stream: No such file or directory in /home/jtokkyo/public_html/header.php on line 10
蓋付き容器用蓋開閉補助具 - 特開2008−260573 | j-tokkyo
トップ :: B 処理操作 運輸 :: B67 びん,広口びんまたは類似の容器の開封または密封;液体の取扱い

【発明の名称】 蓋付き容器用蓋開閉補助具
【発明者】 【氏名】茂田 千恵美

【要約】 【課題】介助者の手を借りなくても、片手で容易に設置や取り外しができると共に、片手で蓋付き容器の蓋を容易に開閉することができる蓋付き容器用蓋開閉補助具を提供する。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を有した容器本体と、該容器本体の開口にネジ手段によりネジ込まれる蓋とを有した蓋付き容器の当該蓋を開閉する際に用いる蓋付き容器用蓋開閉補助具であって、
(1)蓋付容器本体を収納する有底筒状体を有し、
(2)有底筒状体の底内面及び/又は壁内面に容器本体が筒状体の内側で回動するのを防止するための回動防止具が設けられており、
(3)有底筒状体の底外面には有底筒状体をテーブル天板表面に固定するための止着具が取り付けられている、
ことを特徴とする蓋付き容器用蓋開閉補助具。
【請求項2】
止着具が1以上の吸盤であることを特徴とする請求項1記載の蓋付き容器用蓋開閉補助具。
【請求項3】
止着具が自己粘着性シート又は滑り止めシートである請求項1記載の蓋付き容器用蓋開閉補助具
【請求項4】
回動防止具が滑り止めシートである請求項1記載の蓋付き容器用蓋開閉補助具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、容器本体の開口にネジ手段によりネジ込まれた蓋を容易に開閉できるようにした蓋付き容器用蓋開閉補助具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の蓋付き容器用蓋開閉補助具としては、例えば、特許文献1(特開2006−62693号公報)に記載されたものが知られている。
【0003】
図6に示すように、この蓋付容器用蓋開閉補助具Sは、開口を有した容器本体11と、該容器本体11の開口にネジ手段によりネジ込まれる蓋12とを有した蓋付容器用蓋開閉補助具であって、一端側が支持体15に支持された容器本体11に巻き掛け可能な索体14と、該索体14の他端に設けられ巻き掛けられた索体と容器本体11との間に介在して容器本体11に摩擦的に係合する係合部材13とを備えてなるものである。
【0004】
この蓋付容器用蓋開閉補助具Sの使用方法は、図6に示すように、テーブルの天板16に索体を支持するための支持体15を設置し、この支持体15に索体を係合させ、索体15の他端を、蓋を開けるために蓋を回動した時に摩擦的に係合されるように容器本体11に巻き掛け、蓋を回動して蓋を開けるものである。
【0005】
蓋12 開ける方向に回動させると、その回動力により索体14の他端が移動してしまいペットボトル本体が回動し蓋を開けることができなくなってしまうのを防止する必要があり、索体14の他端側に形成された支持部17に足などを挿入して索体14の他端が移動しないようにする必要があるものであった。
【特許文献1】特開2006−62693号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特開2006−62693号公報に記載された蓋付容器用蓋開閉補助具Sにあっては、第1にテーブルの天板16に支持体15を堅固に取り付ける必要があるので、力の弱い老人や片手が不自由な人が支持体15を堅固に取り付けることが難しく、第2に索体14を支持体15に取り付けると共に容器本体に巻き掛ける手間が掛かり、さらには蓋を回動させる時に索体が移動してゆるまないように、索体14の他端側に形成された支持部に足を挿入して押さえなければならず、複雑で使いづらいという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであり、力の弱い人や片手が不自由な人が、極めて容易に設置できると共に、足などを使わなくても容易に容器本体の蓋を開閉することができるようにした蓋付き容器用蓋開閉補助具を提供することを目的とするものである。
【0008】
本発明の蓋付き容器用蓋開閉補助具は図1に示すように、蓋付き容器本体を収納する有底筒状体1を有し、有底筒状体1の底外側には有底筒状体1をテーブル表面に固定するための止着具3が取り付けられており、有底筒状体1の底内面及び/又は壁内面には容器本体が筒状体の内側で回動するのを防止するための回動防止具2が少なくとも部分的に設けられているものである。
【0009】
有底筒状体1は円筒体、楕円筒体の他に、四角筒体、五角筒体、六角筒体等の多角筒体であっても良い。開口の大きさは、蓋付き容器(ペットボトル等)を有底筒状体1に収納し易くしたり、回動防止具2を壁内面に設けるために、自動販売機などで販売されている250mlの飲料入りペットボトルの最大径(500mlのペットボトルもほぼ同じ径を有する)より大きめの径とするのが良い。前記のペットボトルには円筒状のものと四角筒状(実際には八角筒状になっている)のものがあるが、最大径はほぼ同じであり、円筒状ペットボトルと四角筒状ペットボトルの両者を収納できるものである。
【0010】
有底筒状体1は、筒状体と底が一体的に形成されているものであっても、筒状体と底シートを溶着又は接着して形成したものであってもよい。また筒状体は紙製、皮革製、合成樹脂製、金属製など筒形状を確実に保持できるものであれば材質は何でも良いが、軽量性や形状保持性の観点から合成樹脂製のものが好ましい。合成樹脂製の場合には、硬質合成樹脂製のものが好ましい。軟質合成樹脂製のものは容器本体の蓋を開閉する時の力や温度により変形したりするので、容器本体を確実に支持するためには硬質合成樹脂からなるものが好ましい。
【0011】
有底筒状体1の底外側面には止着具3が設けられており、有底筒状体1に保持された容器本体の蓋を開けようとする時に、蓋付き容器用蓋開閉補助具が蓋付き容器の蓋を開閉する際の回動力により動いて蓋の開閉が効率的にできなくなるのを防止するものである。止着具3としては、自己粘着シート、軟質合成樹脂シート(自己粘着性シート以外の滑り止め効果を有するもの)、ゴムシート、自己粘着性スポンジシート、軟質合成樹脂スポンジシート、ゴムスポンジシートなどの滑り止めシートや吸盤が使用できる。これらの止着具3は接着剤で有底筒状体1の底外側面に固定しても良いし、カシメ止め具で固定しても良いし、有底筒状体1が加熱により熔融する性質を有する合成樹脂製のものであるときには熔着してもよい。
【0012】
止着具1として吸盤を使用する場合には、図1〜図3に示すように吸盤の端縁の少なくとも一部が筒状体の底の輪郭より外側に位置するように取り付けるのが良い。複数個の吸盤を使用する場合には、それぞれの吸盤の端縁の一部が筒状体の輪郭の底の輪郭より外側に位置するように取り付ける必要がある。吸盤の端縁が筒状体の底の輪郭より内側に位置すると、吸盤と蓋付き容器用蓋開閉補助具が取り付けられたテーブル天板との間に爪などを挿入することが容易でなくなり、吸盤の吸着力を解除することが難しく蓋付き容器用蓋開閉補助具を取り外すことが困難となるからである。また、止着具3として吸盤を使用する場合には、好ましくは図2に示すように3個以上の吸盤を筒状体の底の外側に均等に配置するのが良い。吸盤が2個以下の場合には容器本体の蓋を開閉するために蓋を回動させると蓋付き容器用蓋開閉補助具が傾いて、蓋を回動させにくくなるからである。
【0013】
有底筒状体1の開口部は底面と水平に形成してもよいが、図4に示すように底面に対して傾斜するように形成しても良い。底面に対して傾斜して開口部を設けた場合には開口が大きくなり、蓋付き容器を有底筒状体1に収納し易くなり、使いやすいものである。
【0014】
有底筒状体1として円筒状のものを使用する場合、図5に示すように筒状の壁の一部を平板状に形成し、この平板状の壁外面に止着具2としての吸盤を取り付けることにより、室内の平滑な壁や自動車の壁面やガラス窓内面に止着してペットボトルホルダーとして使用することもできるものである。
【0015】
自己粘着性シートとしては、自己粘着性塩化ビニル系樹脂シート、自己粘着性オレフィン系樹脂シート、自己粘着性エラストマーシートなどが使用できる。
【0016】
自己粘着性塩化ビニル系樹脂シートとしては、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、可塑剤40〜90重量部を含有させた塩化ビニル系樹脂シートが使用できる。
【0017】
塩化ビニル系樹脂としては、塩化ビニルの単独重合体や塩化ビニルと他のモノマーとの共重合体のほか、塩化ビニル樹脂と他の樹脂とのブレンド物も使用できる。塩化ビニルと共重合させるモノマーとしては、酢酸ビニル、エチレン、プロピレン、マレイン酸エステル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エステル、アクリル酸エステル、高級ビニルエーテルなどが挙げられる。塩化ビニル樹脂にブレンドする他の樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合樹脂、ポリウレタン樹脂、塩素化ポリウレタン樹脂、ポリメチルメタクリレート樹脂などが挙げられる。上記のモノマーあるいは共重合体は塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、10重量部以下であることが望ましい。
【0018】
塩化ビニル系樹脂の平均重合度は650〜2500のものが使用でき、好ましくは700〜2000であり、更に好ましくは800〜1500である。また、ASTMD−1243号に準拠する固有粘度は、0.6〜1.2のものが使用できる。塩化ビニル系樹脂を2種以上ブレンドして使用する場合には、ブレンドしたものの平均重合度および固有粘度が上記範囲であることが好ましい。
【0019】
使用する可塑剤としては、ブチルベンジルフタレート(BBP)、ビス−2−メトキシエチルフタレート(BMEP)、トリキシレニルホスフェート(TXP)、クレジルジフェニルホスフェート(CDPP)、クレジルジキシレニルホスフェート(CDXP)、トリスジクロロプロピルホスフェート(CDPP)、ポリプロピレングリコールポリアジペート(PPGPA)、ポリブチレングリコールポリアジペート(PBGPA)等の1種以上を単独で、もしくは併用して使用できる。上記可塑剤の添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して40〜90重量部、好ましくは45〜73重量部、更に好ましくは49〜61重量部である。
【0020】
上記の可塑剤は一般的な可塑剤と併用して使用することができるが、一般的可塑剤の配合割合は全可塑剤量の50重量%以下である。併用できる一般的可塑剤としては、例えば、ジ−n−オクチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジブチルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジイソブチルフタレート、ジドデシルフタレート、ジベンジルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ジノニルフタレート、オクチルカプリルフタレート、トリブチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリクロルエチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリス(イソプロピルフェニル)ホスフェート、ジブチルセバケート、ジオクチルセバケート、トリアセチルグリセリン、グリセロールセバケート、ジイソデシルサクシネート、ジイソデシルアジペート、ジ−n−ブチルマレエート、トリ−n−ブチルシトレート、メチルアセチルリシノレート、ブチルオレエート、グリセリンモノリシノレート、トリメリット酸エステル系可塑剤、塩素化パラフィンなどの一般的可塑剤が使用できる。
【0021】
上記の可塑剤以外に一般に塩化ビニル系樹脂に使用される各種の添加剤、例えば、安定剤、非イオン系界面活性剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、光安定剤などを添加することもできる。
【0022】
安定剤としては、金属石鹸、エポキシ化合物、有機ホスファイト系安定剤等の通常使用される安定剤が使用でき、金属石鹸としては、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸カドミウム、リシノール酸バリウム、オレイン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム、オクトイン酸亜鉛等が挙げられ、エポキシ化合物としては、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化ポリブタジエン、エポキシステアリン酸メチル、エポキシ化ステアリン酸、エポキシステアリン酸エチルヘキシル、エポキシステアリン酸ステアリル、トリス(エポキシプロピル)イソシアヌレート、3−(2−キセノキシ)−1,2−エポキシプロパン、エポキシビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビニルジシクロヘキセンジエポキサイド、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンとエピクロルヒドリンの重縮合物が挙げられ、有機ホスファイト系安定剤としては、ジフェニルデシルホスファイト、トリフェニルホスファイト、トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリステアリルホスファイト、オクチルジフェニルホスファイト等が挙げられる。またジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレエート、有機錫メルカプチド、有機錫スルホンアミド等の錫系安定剤なども用いることができる。これらの安定剤は単独でまたは2種以上を併用して使用でき、特にバリウム−亜鉛系、カルシウム−亜鉛系、バリウム−カドミウム系等の複合安定剤とエポキシ化合物を使用するのが好ましい。安定剤の添加量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して0.1から10重量部、好ましくは1〜7重量部、更に好ましくは2〜5重量部程度である。
【0023】
非イオン系界面活性剤としてはソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸エステル、ジグリセリン脂肪酸・二塩基酸エステル、グリセリン脂肪酸・二塩基酸エステル等の多価アルコールと脂肪酸とのエステル、多価アルコールと脂肪酸及び二塩基酸とのエステル、或いはこれらにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイドが付加された化合物等が挙げられ、具体的には、ソルビタンパルミテート、ソルビタンステアレート、ソルビタンステアレート・エチレンオキサイド2モル付加物、ソルビタンステアレート・プロピレンオキサイド3モル付加物、ソルビトールステアレート、ソルビトールステアレート・プロピレンオキサイド3モル付加物、ジグリセリンパルミテート、ジグリセリンステアレート、グリセリンステアレート、グリセリンパルミテート・エチレンオキサイド2モル付加物、ソルビタンステアレートアジペート・エチレンオキサイド3モル付加物、ソルビトールステアレートアジペート・エチレンオキサイド2モル付加物、ジグリセリンパルミテートセバケート・プロピレンオキサイド3モル付加物、ソルビトールパルミテートアジペートエチレンオキサイド3モル付加物等が挙げられる。これらの非イオン系界面活性剤は単独または2種以上を組み合わせて使用することが出来る。
【0024】
紫外線吸収剤としては、ハイドロキノンジサリチレート等のハイドロキノン系紫外線吸収剤、フェニルサリチレート、パラオクチルフェニルサリチレート等のサリチリ酸系紫外線吸収剤、2,2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2−ヒドロキシ4,4−ジメトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−5,6−ジクロルベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
【0025】
抗酸化剤としては、フェノール系、チオジプロピオン酸エステル系、脂肪族サルファイト系等の抗酸化剤を1種又は2種以上を用いることができる。
【0026】
光安定剤としては、4−(フェニルアセトキシ)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、トリス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)トリアジン−2,4,6−トリカルボキシレート等の一般に使用されている光安定剤を1種又は2種以上を用いることができる。
【0027】
自己粘着性オレフィン系樹脂シートとしては、エチレン60〜85重量%と、エチレンと共重合できるラジカル重合性単官能単量体40〜15重量%との共重合体の単独または2種以上の混合体からなるものであり、エチレンの量が60重量%より少ないと、得られる自己粘着シートが軟らかすぎて使用が困難となり、一方、エチレンの量が85重量%を越えると、粘着力が低下して、自己粘着性が得られなくなり、自己粘着性シートとして使用できなくなる。好ましくは、エチレンの含有量は65〜80重量%である。
【0028】
エチレンと共重合可能なラジカル重合性単官能単量体としては、得られる自己粘着性オレフィン系樹脂シートの自己粘着性が良く、透明性も良好にすることから、酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレートの群から選ばれる1種または2種以上の混合体が好ましい。
【0029】
自己粘着性エラストマーシートとしては、水添ジエン系ブロック共重合体100重量部に対して、オレフィン系重合体を10〜100重量部配合した樹脂組成物よりなるよりなるものが使用できる。オレフィン系重合体の配合量が、水添ジエン系ブロック共重合体100重量部に対して、10重量部より少なくなると、得られる自己粘着性エラストマーシートの粘着性が強くなりすぎて不適であり、また、オレフィン系重合体の配合量が100重量部を越えると自己粘着性に劣り好ましくない。オレフィン系重合体の配合量は、水添ジエン系ブロック共重合体100重量部に対して30〜80重量部が好ましい。
【0030】
水添ジエン系ブロック共重合体としては、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体、スチレン−SBRブロック共重合体、スチレン−SBR−スチレンブロック共重合体を水添した共重合体であり、水添によりブロック共重合体中の共役ジエン部分の二重結合の60%以上が飽和されたものが好ましく、特にブロック共重合体中の共役ジエン部分の二重結合の80%以上が飽和されたものが更に好ましい。
【0031】
オレフィン系重合体としては、ポリエチレン重合体、ポリプロピレン重合体、ポリブタジエン重合体、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチルアクリレート共重合体、エチレン−メチルメタクリレート共重合体等が挙げられる。
【0032】
自己粘着性とは、接着剤や粘着剤を使用することなく、被着体に容易に貼着でき、かつ、一旦貼着したものは被着体に密着しており、水平方向の力が掛かっても、他の物体で擦られる等しても容易には剥離しないが、端部から指等で捲くり剥がせば容易に剥離する性質をいう。特に、水等で濡らして被着体の貼着面との間に介在する空気を排除すれば一層良好な密着性が得られる。
【0033】
ゴムシートとしては、クロロプレンゴム、イソプレンゴム、ニトリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ブチルゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、ウレタンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、エピクロルヒドリンゴム、アクリルゴム、エチレン−アクリルゴム、天然ゴムなどのシートが使用できる。
【0034】
軟質合成樹脂スポンジシートやゴムスポンジシートは、上記した自己粘着性シート、軟質合成樹脂シート(エチレン−酢酸ビニル共重合体のように滑り止め効果のある合成樹脂シートであって自己粘着性シートに使用されるものを除く)やゴムシートを製造する際に使用する合成樹脂コンパウンドやゴムコンパウンドに加熱により分解する発泡剤や加熱により膨張する熱膨張性マイクロカプセル発泡剤を配合し、発泡軟質合成樹脂シートや発泡ゴムシートを製造し、得られた発泡軟質合成樹脂シートや発泡ゴムシートの表面に形成された非発泡表皮層をバフ掛けなどにより除去して製造されたものが使用できる。
【0035】
発泡剤としては、アゾジカルボンアミド、ジニトロソペンタメチレンテトラミン、p,p−オキシビスベンゼンスルホニルヒドラジド、ヒドラゾジカルボンアミド、炭酸水素ナトリウム、低沸点炭化水素を塩化ビニリデン−アクリロニトリルなどの共重合物の殻壁でマイクロカプセル化した粒径10〜30ミクロンの熱膨張性微小球よりなる熱膨張性マイクロカプセル発泡剤が使用できる。
【0036】
有底筒状体の底内面及び/又は底周縁の筒部内面には回動防止具が設けられており、有底筒状体に保持された容器本体の蓋を開けようとする時に、容器本体が有底筒状体内で回動しないように保持されるものである。回動防止具として、有底筒状体の底内面や壁内面に、軟質合成樹脂やエラストマーやゴムなどの突起を散点状に設けてもよい。また止着具に使用されるのと同様の自己粘着性シート、軟質合成樹脂シート、ゴムシート、自己粘着性スポンジシート、軟質合成樹脂スポンジシート、ゴムスポンジシートなどを有底筒状体の底内面や壁内面に貼着しても良い。
【0037】
自己粘着性シート、軟質合成樹脂シート、ゴムシート、自己粘着性スポンジシート、軟質合成樹脂スポンジシート、ゴムスポンジシートなどを有底筒状体の底内面や壁内面に貼着する場合には、有底筒状体の底内面及び/又は壁内面の全面に貼着しても良いし、部分的に貼着しても良い。
【発明の効果】
【0038】
本発明の蓋付き容器用蓋開閉補助具は有底筒状体1の底外面に、吸盤や自己粘着性シートや軟質合成樹脂シート、ゴムシート、軟質合成樹脂スポンジシート、ゴムスポンジシートなどの滑り止めシートなどからなる止着具3が取り付けられ、底内面及び/又は壁内面には止着具3に使用されるのと同様の滑り止めシートからなる容器本体の回動防止具2が設けられているので、従来の蓋付き容器用蓋開閉補助具のように、テーブル天板に取り付ける支持具が不要であるばかりでなく、従来技術のように取り付けや取扱が複雑な索体や、蓋を回動して開けたり閉めたりする時に索体が移動しないように足などで押さえる必要もなく、蓋を閉める時には回動する方向が逆になるので索体を取り付け直さなければならないという手数も不要であり、力が弱い高齢者や、片腕が不自由な方でも、介助者に手伝って貰うことなく、極めて簡単に取り付け取り外しができ、また少ない力で確実に蓋を開閉することができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0039】
次に、本発明の蓋付き容器用蓋開閉補助具に係る最良の実施形態を挙げ、図面に基づき詳細に説明する。まず、本実施形態に係る蓋付き容器用蓋開閉補助具の構成について、図1〜図3を参照して説明する。
【0040】
図1は、本発明の蓋付き容器用蓋開閉補助具の全体の外観を示す斜視図である。1は硬質合成樹脂からなる有底円筒体であり、この有底円筒体の壁内面全面には回動防止具2として布製ライナーの表面にウレタンゴムスポンジシートを積層した滑り止めシートが、ウレタンゴムスポンジシートが円筒体の内側に位置するように貼り付けられている。また、有底円筒体1の底内面にも壁内面に貼り付けられたの同じ滑り止めシートが、ウレタンゴムスポンジシートが円筒体の内側に位置するように貼り付けられている。有底円筒体1の底外面には、図2の平面図に示すように止着具3としての吸盤3個が均等に配置されて取り付けられている。吸盤を有底円筒体1の底に取り付けるには、図3に示すようにカシメ止めなどにより取り付けることができる。
【0041】
止着具3としての3個の吸盤は、それぞれの端縁の少なくとも一部が有底筒状体の底の輪郭より外側に位置するように取り付けられている。したがって、この蓋付き容器用蓋開閉補助具の吸盤をテーブル天板に向け載置し押しつければ、蓋付き容器用蓋開閉補助具はテーブル天板にしっかり固定されるものである。また、蓋付き容器用蓋開閉補助具をテーブル天板などから取り外す場合には、有底筒状体の底輪郭より外側に位置する吸盤の端縁部分とテーブル天板の間に爪などを挿入することにより、吸盤の吸着力を解除することで容易に取り外すことができる。
【0042】
次にテーブル天板に固定された有底円筒体の開口部から飲料入り蓋付きペットボトルを、ペットボトルの蓋が上部に位置するように、有底筒状体に挿入すると飲料入り蓋付きペットボトルは有底円筒体の壁内面に設けられた滑り止めシートでしっかり固定され、蓋を開けるために蓋を回動させても、ペットボトル本体は回動せず、飲料をこぼすことなく蓋を容易に開けることができるものである。
【0043】
蓋を開けた後も、飲料入りペットボトルは蓋付き容器用蓋開閉補助具にしっかり保持されるので、テーブルや蓋付き容器用蓋開閉補助具や飲料入りペットボトルに衝撃があっても、飲料入りペットボトルが倒れたり、外れたり、飲料がこぼれたりすることもないので、蓋が開けられた飲料入りペットボトルのホルダーとして使用できるものである
【0044】
図4には、開口部が傾斜した有底円筒体1を使用した場合の断面図が示されている。開口部を傾斜させた以外の構成は変わっていないものである。開口部を傾斜させると、開口が傾斜しているばかりでなく、開口大きくなるので、蓋付きペットボトルを真上から垂直でなく、斜め上方から収納することができ利便性が高くなるものである。
【0045】
さらに図5に示すように、有底円筒体1の筒状部分の一部を平坦に構成し、この平坦部分に止着具3としての吸盤を1〜2個取り付けることにより、部屋の壁や自動車の壁部分もしくは窓ガラスなどに取り付けることが可能となり、飲料入りペットボトルホルダーとしても使用可能である。
【産業上の利用可能性】
【0046】
上述したように、本発明の蓋付き容器用蓋開閉補助具を使用すれば、力の弱い老人や片手が不自由な方が、介助者の助けを受けることなく、一人で容易に設置でき、容易に蓋付き容器の蓋を開閉でき、しかも容易に取り外すことができるので、介護施設や老人ホーム、リハビリ施設などに入所している人たちが飲料入りペットボトルを購入し、介助者や職員の手を借りることなく自分一人で対応できるものである。また、これらの施設の飲料自動販売機が設置されているそばに本発明の蓋付き容器用蓋開閉補助具を設置しておくことによって、力の弱い老人や片手が不自由な方が介助者などの手を借りなくても自動販売機を利用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の蓋付き容器用蓋開閉補助具を示す斜視図
【図2】本発明の蓋付き容器用蓋開閉補助具の平面図
【図3】図1のA−A’線による断面図
【図4】開口部を傾斜させた本発明の蓋付き容器用蓋開閉補助具の断面図
【図5】有底円筒体の筒状部分の一部を平坦に構成し、この平坦部分に吸盤を取り付けた蓋付き容器用蓋開閉補助具の平面図
【図6】従来の蓋付き容器用蓋開閉補助具の一例を示す図
【符号の説明】
【0048】
1:有底筒状体
2:滑り止めシート
3:止着具
11:容器本体
12:蓋
13:係合部材
14:索体
15:支持体
16:テーブル天板
17:支持部
S:従来の蓋付容器用蓋開閉補助具
【出願人】 【識別番号】502212763
【氏名又は名称】株式会社メディカルグリーン
【出願日】 平成19年4月13日(2007.4.13)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−260573(P2008−260573A)
【公開日】 平成20年10月30日(2008.10.30)
【出願番号】 特願2007−129829(P2007−129829)