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【発明の名称】 シート状部材の保管装置
【発明者】 【氏名】兵頭 幸博

【氏名】相馬 正彦

【要約】 【課題】積み重ねられた複数のトレイにシート状部材を保管する場合の保管場所の省スペース化を図ることのできるシート状部材の保管装置を提供する。

【構成】第1トレイ群G1と、第1トレイ群G1と並設された第2トレイ群G2とを有し、第1トレイ群G1の最下段のトレイTを第2トレイ群G2の最下段に移動可能であり、第2トレイ群G2の最上段のトレイTを第1トレイ群G1の最上段に移動可能であることから、第1トレイ群G1の最上段のトレイTへのシート状部材SHの載置及び前記トレイTの移動を繰り返すことにより、各トレイ群G1,G2の位置及びトレイTの枚数を変化させることなく、第1トレイ群G1及び第2トレイ群G2の各トレイTにシート状部材SHを順次載置することができる。即ち、シート状部材SHが載置された2列のトレイ群G1,G2を準備するために積み重ねられたトレイTを載置可能な場所が2箇所あれば良い。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
シート状部材をトレイに載置して保管するシート状部材の保管装置において、
上下方向に積み重ねられてそれぞれシート状部材を載置可能な複数のトレイから成る第1トレイ群と、
第1トレイ群と並設され、上下方向に積み重ねられてそれぞれシート状部材を載置可能な複数のトレイから成る第2トレイ群と、
第1トレイ群の最下段のトレイを第2トレイ群の最下段に移動可能な第1移動手段と、
第2トレイ群の最上段のトレイを第1トレイ群の最上段に移動可能な第2移動手段とを備えた
ことを特徴とするシート状部材の保管装置。
【請求項2】
前記第2トレイ群の最下段のトレイを第1トレイ群の最下段に移動可能な第3移動手段と、
第1トレイ群の最上段のトレイを第2トレイ群の最上段に移動可能な第4移動手段とを備えた
ことを特徴とする請求項1記載のシート状部材の保管装置。
【請求項3】
前記第1トレイ群を載置可能な第1載置部と、
第2トレイ群を載置可能な第2載置部とを備え、
前記第1移動手段を、
第1トレイ群の下から2段目のトレイの下方に配置可能な第1保持部材と、
第2トレイ群の最下段のトレイの下方に配置可能な第2保持部材と、
第1載置部と第1保持部材とを上下方向に相対的に移動可能な第1昇降手段と、
第2載置部と第2保持部材とを上下方向に相対的に移動可能な第2昇降手段と、
第1載置部に載置された第1トレイ群の下から2段目のトレイの下方に第1保持部材を配置するとともに、第1昇降手段によって第1載置部を第1保持部材に対して相対的に下方に移動させることにより、第1トレイ群の下から2段目のトレイを第1保持部材によって保持させ、第2載置部に載置された第2トレイ群の最下段のトレイの下方に第2保持部材を配置するとともに、第2昇降手段によって第2載置部を第2保持部材に対して相対的に下方に移動させることにより、第2トレイ群の最下段のトレイを第2保持部材によって保持させる第1制御手段と、
第1保持部材によって下から2段目のトレイが保持された第1トレイ群の最下段のトレイを第2保持部材によって最下段のトレイが保持された第2トレイ群の下方に移動する第5移動手段とから構成した
ことを特徴とする請求項1または2記載のシート状部材の保管装置。
【請求項4】
前記第5移動手段を、
第1トレイ群の最下段のトレイの下方に配置可能な第3保持部材と、
第1載置部及び第2載置部と第3保持部材とを上下方向に相対的に移動可能な第3昇降手段と、
第3保持部材を第1トレイ群側から第2トレイ群側に移動可能な第3保持部材移動機構と、
第1保持部材によって下から2段目のトレイが保持された第1トレイ群の最下段のトレイの下方に第3保持部材を配置するとともに、第3昇降手段によって第1載置部を第3保持部材に対して相対的に下方に移動させることにより、第1トレイ群の最下段のトレイを第3保持部材によって保持させ、第2保持部材によって最下段のトレイが保持された第2トレイ群の下方に第3保持部材移動機構によって第3保持部材を移動させるとともに、第3昇降手段によって第2載置部を第3保持部材に対して相対的に上方に移動させることにより、第2載置部に第3保持部材のトレイを載置する第2制御手段とから構成した
ことを特徴とする請求項3記載のシート状部材の保管装置。
【請求項5】
前記第2移動手段を、
第2トレイ群の最上段のトレイの下方に配置可能な第4保持部材と、
第1載置部及び第2載置部と第4保持部材とを上下方向に相対的に移動可能な第4昇降手段と、
第4保持部材を第2トレイ群側から第1トレイ群側に移動可能な第4保持部材移動機構と、
第2載置部に載置された第2トレイ群の最上段のトレイの下方に第4保持部材を配置するとともに、第4昇降手段によって第2載置部を第4保持部材に対して相対的に下方に移動させることにより、第2トレイ群の最上段のトレイを第4保持部材によって保持させ、第4保持部材移動機構によって第4保持部材を第1トレイ群の上方に移動させるとともに、第4昇降手段によって第1載置部を第4保持部材に対して相対的に上方に移動させることにより、第1トレイ群の最上段に第4保持部材のトレイを載置する第3制御手段とから構成した
ことを特徴とする請求項3または4記載のシート状部材の保管装置。
【請求項6】
前記第1保持部材を第1トレイ群の最下段のトレイの下方に配置可能に構成するとともに、
第2保持部材を第2トレイ群の下から2段目のトレイの下方に配置可能に構成し、
前記第3移動手段を、
前記第1保持部材、第2保持部材、第1昇降手段及び第2昇降手段と、
第2載置部に載置された第2トレイ群の下から2段目のトレイの下方に第2保持部材を配置するとともに、第2昇降手段によって第2載置部を第2保持部材に対して相対的に下方に移動させることにより、第2トレイ群の下から2段目のトレイを第2保持部材によって保持させ、第1載置部に載置された第1トレイ群の最下段のトレイの下方に第1保持部材を配置するとともに、第1昇降手段によって第1載置部を第1保持部材に対して相対的に下方に移動させることにより、第1トレイ群の最下段のトレイを第2保持部材によって保持させる第4制御手段と、
第2保持部材によって下から2段目のトレイが保持された第2トレイ群の最下段のトレイを第1保持部材によって最下段のトレイが保持された第1トレイ群の下方に移動する第6移動手段とから構成した
ことを特徴とする請求項3、4または5記載のシート状部材の保管装置。
【請求項7】
前記第3保持部材を第2トレイ群の最下段のトレイの下方に配置可能に構成するとともに、
第3保持部材移動機構を、第3保持部材を第2トレイ群側から第1トレイ群側に移動可能に構成し、
第6移動手段を、
前記第3保持部材、第3昇降手段及び第3保持部材移動機構と、
第2保持部材によって下から2段目のトレイが保持された第2トレイ群の最下段のトレイの下方に第3保持部材を配置するとともに、第3昇降手段によって第2載置部を第3保持部材に対して相対的に下方に移動させることにより、第2トレイ群の最下段のトレイを第3保持部材によって保持させ、第1保持部材によって最下段のトレイが保持された第1トレイ群の下方に第3保持部材移動機構によって第3保持部材を移動させるとともに、第3昇降手段によって第1載置部を第3保持部材に対して相対的に上方に移動させることにより、第1載置部に第3保持部材のトレイを載置する第5制御手段とから構成した
ことを特徴とする請求項6記載のシート状部材の保管装置。
【請求項8】
前記第4保持部材を第1トレイ群の最上段のトレイの下方に配置可能に構成するとともに、
第4保持部材移動機構を、第4保持部材を第1トレイ群側から第2トレイ群側に移動可能に構成し、
第4移動手段を、
前記第4保持部材、第4昇降手段及び第4保持部材移動機構と、
第1載置部に載置された第1トレイ群の最上段のトレイの下方に第4保持部材を配置するとともに、第4昇降手段によって第1載置部を第4保持部材に対して相対的に下方に移動させることにより、第1トレイ群の最上段のトレイを第4保持部材によって保持させ、第4保持部材移動機構によって第4保持部材を第2トレイ群の上方に移動させるとともに、第4昇降手段によって第2載置部を第4保持部材に対して相対的に上方に移動させることにより、第2トレイ群の最上段に第4保持部材のトレイを載置する第6制御手段とから構成した
ことを特徴とする請求項5記載のシート状部材の保管装置。
【請求項9】
前記第1トレイ群の最上段のトレイにシート状部材を載置可能な載置手段を備えた
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載のシート状部材の保管装置。
【請求項10】
前記載置手段を、シート状部材を下面に吸着して所定の搬送方向に搬送可能な搬送コンベアと、第1トレイ群の最上段のトレイを搬送コンベアのシート状部材に下方から当接させる当接手段とから構成した
ことを特徴とする請求項9記載のシート状部材の保管装置。
【請求項11】
前記載置手段を、第1トレイ群の最上段のトレイからシート状部材を取り出し可能に構成した
ことを特徴とする請求項9または10記載のシート状部材の保管装置。
【請求項12】
前記当接手段を、第1トレイ群の最上段のトレイからシート状部材を取り出す際に、第1トレイ群の最上段のトレイに載置されたシート状部材を搬送コンベアに下方から当接させるように構成した
ことを特徴とする請求項11記載のシート状部材の保管装置。
【請求項13】
前記第2トレイ群の最上段のトレイにシート状部材を載置可能な載置手段を備えた
ことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7または8記載のシート状部材の保管装置。
【請求項14】
前記載置手段を、シート状部材を下面に吸着して所定の搬送方向に搬送可能な搬送コンベアと、第2トレイ群の最上段のトレイを搬送コンベアのシート状部材に下方から当接させる当接手段とから構成した
ことを特徴とする請求項13記載のシート状部材の保管装置。
【請求項15】
前記載置手段を、第2トレイ群の最上段のトレイからシート状部材を取り出し可能に構成した
ことを特徴とする請求項13または14記載のシート状部材の保管装置。
【請求項16】
前記当接手段を、第1トレイ群の最上段のトレイからシート状部材を取り出す際に、第1トレイ群の最上段のトレイに載置されたシート状部材を搬送コンベアに下方から当接させるように構成した
ことを特徴とする請求項15記載のシート状部材の保管装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車用空気入りタイヤの製造工程において、所定の寸法に成形されたカーカス部材やベルト部材等のシート状部材を互いに重ね合わせられた複数のトレイに載置して保管するためのシート状部材の保管装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、この種のシート状部材の保管装置としては、タイヤサイズに応じた所定の寸法に成形されたシート状部材を吸着装置によって保持するとともに、吸着装置によってシート状部材を所定位置に配置されたトレイに載置し、また、シート状部材が載置されたトレイに空のトレイを積み重ねるとともに、空のトレイに吸着装置によって次のシート状部材を載置することにより、上下方向に積み重ねられた複数のトレイにそれぞれシート状部材を載置して保管するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開平7−256781号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、前記シート状部材の保管装置では、前記所定位置にトレイを積み重ねるための載置用スペースと、次にシート状部材が載置される空のトレイを積み重ねるための空トレイ用スペースと、前記所定位置で所定の枚数まで積み重ねられた複数のトレイを保管するための保管用スペースが必要になるので、例えばそれぞれシート状部材が載置されて積み重ねられた2つのトレイ群を準備するためには、積み重ねられたトレイを載置可能なスペースが少なくとも3箇所必要になり、シート状部材の保管に多くのスペースを要するという問題点があった。
【0004】
また、前記載置用スペースで所定の枚数まで積み重ねられた複数のトレイを保管用スペースまで移動する場合や、複数の空のトレイを空トレイ用スペースに積み重ねる場合は、フォークリフト等を用いるので、フォークリフトを移動させるためのスペースも必要となり、シート状部材の保管により多くの場所を要するという問題点もあった。
【0005】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、積み重ねられた複数のトレイにシート状部材を保管することができ、しかも保管場所の省スペース化を図ることのできるシート状部材の保管装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は前記目的を達成するために、シート状部材をトレイに載置して保管するシート状部材の保管装置において、上下方向に積み重ねられてそれぞれシート状部材を載置可能な複数のトレイから成る第1トレイ群と、第1トレイ群と並設され、上下方向に積み重ねられてそれぞれシート状部材を載置可能な複数のトレイから成る第2トレイ群と、第1トレイ群の最下段のトレイを第2トレイ群の最下段に移動可能な第1移動手段と、第2トレイ群の最上段のトレイを第1トレイ群の最上段に移動可能な第2移動手段とを備えている。
【0007】
これにより、第1トレイ群の最下段のトレイは第1移動手段によって第2トレイ群の最下段に移動可能であるとともに、第2トレイ群の最上段のトレイは第2移動手段によって第1トレイ群の最上段に移動可能であることから、例えば第1トレイ群の最上段のトレイにシート状部材を載置するとともに、第1移動手段及び第2移動手段によってそれぞれトレイを移動することにより、各トレイ群の位置及びトレイの枚数を変化させることなく、前記シート状部材が載置されたトレイが第1トレイ群の上から2段目のトレイとなる。このため、第1トレイ群の最上段のトレイへのシート状部材の載置及び各移動手段によるトレイの移動を繰り返すことにより、各トレイ群のトレイの位置及びトレイの枚数を変化させることなく、第1トレイ群及び第2トレイ群の各トレイにシート状部材が順次載置される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、第1トレイ群の最上段のトレイへのシート状部材の載置及び各移動手段によるトレイの移動を繰り返すことにより、各トレイ群の位置及びトレイの枚数を変化させることなく、第1トレイ群及び第2トレイ群の各トレイにシート状部材を順次載置することができるので、各トレイ群の他にトレイを載置するためのスペースを設ける必要がなく、また、各トレイを移動するためにフォークリフト等の外部の装置を用いる必要もないので、保管場所の省スペース化を図る上で極めて有利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図1乃至図31は本発明の一実施形態を示すもので、図1はシート状部材の保管装置の正面図、図2はシート状部材の保管装置の側面図、図3は図1におけるA−A線断面図、図4は第3保持部材の斜視図、図5乃至図8は第1昇降装置及び各保持部材の動作説明図、図9はシート状部材の保管装置のブロック図、図10はシート状部材を保管する際の制御部の動作を示すフローチャート、図11乃至図20はシート状部材を保管する際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図、図21はシート状部材を取り出す際の制御部の動作を示すフローチャート、図22乃至図31はシート状部材を取り出す際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図である。
【0010】
本実施形態のシート状部材の保管装置は、フレーム1と、フレーム1内に上下方向に積み重ねられた複数のトレイTから成る第1トレイ群G1と、フレーム1内に第1トレイ群G1と並設され、上下方向に積み重ねられた複数のトレイTから成る第2トレイ群G2と、第1トレイ群G1を載置可能な第1載置台11と、第2トレイ群G2を載置可能な第2載置台12と、第1載置台11を上下方向に移動可能な第1昇降装置21と、第2載置台12を上下方向に移動可能な第2昇降装置22と、第1トレイ群G1の下段側のトレイTの近傍に設けられた4つの第1保持部材31と、第2トレイ群G2の下段側のトレイTの近傍に設けられた4つの第2保持部材32と、各第1保持部材31の下方に設けられた4つの第3保持部材33と、各第2保持部材32の上方に設けられた4つの第4保持部材34と、各第3保持部材33を水平方向に移動可能に支持している第3保持部材移動機構としての一対のロッドレスシリンダー40と、各第4保持部材34を水平方向に移動可能に支持している第4保持部材移動機構としての一対のロッドレスシリンダー50と、第1トレイ群G1の上方に設けられた搬送コンベア60とを備えている。また、保管されるシート状部材SHは内部にスチールコード層を有するカーカス部材である。
【0011】
各トレイTは長方形の板状に形成され、上面にシート状部材SHを載置可能である。各トレイTの長さ方向の両端部には段差が設けられ、各トレイTの長さ方向の両端部はトレイTの他の部分の半分以下の厚み寸法を有する。このため、各トレイTを互いに上下方向に重ね合わせると、各トレイTの端部の間に上下方向の隙間が設けられる。また、各トレイ群G1,G2はそれぞれ15枚ずつのトレイTを有する。
【0012】
第1載置台11及び第2載置台12は長方形の平板状に形成され、トレイTよりもわずかに小さい長さ寸法及び幅寸法を有する。
【0013】
第1昇降装置21は第1載置台11の下方に設けられ、互いに第1載置台11の長さ方向に間隔をおいて設けられた2つの上側シリンダー21aと、各シリンダー21aをそれぞれ支持する2つの下側シリンダー21bとから成る。また、上側シリンダー21aはストローク量L1を有し、下側シリンダー21bはストローク量L2を有する。第1載置台11は各上側シリンダー21aによって支持されている。
【0014】
第2昇降装置22は第2載置台12の下方に設けられ、互いに第2載置台12の長さ方向に間隔をおいて設けられた2つの上側シリンダー22aと、各上側シリンダー22aをそれぞれ支持する2つ下側シリンダー22bとから成る。また、上側シリンダー22aはストローク量L1を有し、下側シリンダー22bはストローク量L2を有する。第2載置台12は各上側シリンダー22aによって支持されている。
【0015】
即ち、第1載置台11及び第2載置台12は各シリンダー21a,21b,22a,22bによって上下方向に移動する。例えば、各シリンダー21a,21bによって第1載置台11を上下方向に移動させる場合について説明する(図5乃至図8参照)。先ず、各シリンダー21a,21bが伸びていない状態から上側シリンダー21aのみを伸ばすと、第1載置台11が上側シリンダー21aのストローク量L1の分だけ上昇する(図5及び図6参照)。また、下側シリンダー21bのみを伸ばすと、第1載置台11が下側シリンダー21bのストローク量L2の分だけ上昇する(図7参照)。また、各シリンダー21a,21bを両方とも伸ばすと、第1載置台11が各シリンダー21a,21bのストローク量L1,L2を足した分だけ上昇する(図8参照)。第2載置台12も各シリンダー22a,22bによって第1載置台11と同様に昇降可能である。また、第1載置台11は第2載置台12と等しい高さ位置に設けられている。
【0016】
各第1保持部材31のうち2つは第1トレイ群G1の各トレイTの長さ方向一端側に配置され、他の2つは各トレイTの長さ方向他端側に配置されている。また、各第1保持部材31はそれぞれフレーム1に固定された周知のシリンダー31aによって第1トレイ群G1側に対して近づく方向及び離れる方向に移動可能である。さらに、各第1保持部材31の上面には上方に向かって延びる延設部31bがそれぞれ設けられている。第1載置台11が上側シリンダー21aによってストローク量L1だけ上昇している状態で、各第1保持部材31を第1トレイ群G1側に移動すると、各第1保持部材31の先端が第1トレイ群G1の下から2段目のトレイTの下方に配置されるとともに、各第1保持部材31の延設部31bが第1トレイ群G1の下から2段目乃至5段目のトレイTにその長さ方向から当接する(図6参照)。
【0017】
第1載置台11が下側シリンダー21bによってストローク量L2だけ上昇している状態では、各第1保持部材31を第1トレイ群G1側に移動すると、各第1保持部材31の先端が第1トレイ群G1の最下段のトレイTの下方に配置されるとともに、各第1保持部材31の延設部31bが第1トレイ群G1の最下段乃至下から4段目のトレイTにその長さ方向から当接する(図7参照)。
【0018】
各第2保持部材32のうち2つは第2トレイ群G2の各トレイTの長さ方向一端側に配置され、他の2つは各トレイTの長さ方向他端側に配置されている。また、各第2保持部材32はそれぞれフレーム1に固定された周知のシリンダー32aによって第2トレイ群G2側に対して近づく方向及び離れる方向に移動可能である。さらに、各第2保持部材32の上面には上方に向かって延びる延設部32bがそれぞれ設けられている。第2載置台12が上側シリンダー22aによってストローク量L1だけ上昇している状態で、各第2保持部材32を第2トレイ群G2側に移動すると、各第2保持部材32の先端が第2トレイ群G2の下から2段目のトレイTの下方に配置されるとともに、各第1保持部材32の延設部32bが第2トレイ群G2の下から2段目乃至5段目のトレイTにその長さ方向から当接する。
【0019】
第2載置台12が下側シリンダー22bによってストローク量L2だけ上昇している状態で、各第2保持部材32を第2トレイ群G2側に移動すると、各第2保持部材32の先端が第2トレイ群G2の最下段のトレイTの下方に配置されるとともに、各第2保持部材32の延設部32bが第2トレイ群G2の最下段乃至下から4段目のトレイTにその長さ方向から当接する。
【0020】
各第3保持部材33はトレイTの4つの角部をそれぞれ下方から支持可能に形成されている。また、各第3保持部材33はトレイTにその長さ方向外側から当接可能に形成されるとともに、トレイTにその幅方向外側から当接可能に形成されている(図4参照)。一方、各ロッドレスシリンダー40は各トレイ群G1,G2のトレイTの長さ方向両側にそれぞれ設けられ、各ロッドレスシリンダー40はフレーム1に固定されている。各第3保持部材33は各ロッドレスシリンダー40に支持されており、各ロッドレスシリンダー40によってトレイTの幅方向に移動可能である。また、各第3保持部材33はトレイTの長さ方向には移動しないようになっている。尚、各第3保持部材33をトレイTの長さ方向に移動させることも可能であるが、構造の簡素化のために各第3保持部材33が移動しない構造になっている。第1載置台11が上側シリンダー21aによってストローク量L1だけ上昇している状態で、各第3保持部材33を各ロッドレスシリンダー40によって第1トレイ群G1側に移動すると、各第3保持部材33が第1トレイ群G1の最下段のトレイTの下方に配置される。また、第2載置台12が上側シリンダー22aによってストローク量L1だけ上昇している状態で、各第3保持部材33を各ロッドレスシリンダー40によって第2トレイ群G2側に移動すると、各第3保持部材33が第2トレイ群G2の最下段のトレイTの下方に配置される。
【0021】
各第4保持部材34はトレイTの4つの角部をそれぞれ下方から支持可能に形成されている。また、各第4保持部材34は、各第3保持部材33と同様に、トレイTにその長さ方向外側から当接可能に形成されるとともに、トレイTにその幅方向外側から当接可能に形成されている。一方、各ロッドレスシリンダー50は各トレイ群G1,G2のトレイTの長さ方向両側にそれぞれ設けられ、各ロッドレスシリンダー50はフレーム1に固定されている。各第4保持部材34は各ロッドレスシリンダー50に支持されており、各ロッドレスシリンダー50によってトレイTの幅方向に移動可能である。また、各第4保持部材34はそれぞれ周知のシリンダー34aによって各トレイ群G1,G2に対して近づく方向及び離れる方向に移動可能である。各第4保持部材34を各ロッドレスシリンダー50によって第1トレイ群G1側に移動した後、第1載置台11を下側シリンダー21bによってストローク量L2だけ上昇させるとともに、各第4保持部材34を各シリンダー34aによって第1トレイ群G1側に移動すると、各第4保持部材34が第1トレイ群G1の最上段のトレイTの下方に配置される。また、各第4保持部材34を各ロッドレスシリンダー50によって第2トレイ群G2側に移動した後、第2載置台12を下側シリンダー22bによってストローク量L2だけ上昇させるとともに、各第4保持部材34を各シリンダー34aによって第2トレイ群G2側に移動すると、各第4保持部材34が第2トレイ群G2の最上段のトレイTの下方に配置される。尚、この場合は第1載置台11及び第2載置台12にそれぞれ15枚のトレイTが載置されている。
【0022】
搬送コンベア60は、周知のベルトコンベア61と、ベルトコンベア61内にベルトコンベア61の下方のベルトに沿うように設けられた押え板62と、押え板62の上方に上下方向に移動可能に設けられた磁石63とを有する。磁石63はシリンダー63aによって上下方向に移動するようになっており、磁石63が下方に移動すると、磁石63の磁力によってベルトコンベア61の下面にシート状部材SHが吸着される。搬送コンベア60の一端側は第1トレイ群G1の上方に配置され、搬送コンベア60の他端側は図示しないシート状部材成形装置側に配置されている。第1載置台11上に15枚のトレイTが載置された状態で、第1載置台11を各シリンダー21a,21bによって上方に移動すると、第1トレイ群G1の最上段のトレイTが搬送コンベア60の下面のシート状部材SHに下方から当接する(図8参照)。フレーム1には、コンベア60の下面のシート状部材SHの有無を検知可能な第1センサ64と、第1トレイ群G1の最上段のトレイT上のシート状部材SHの有無を検知可能な第2センサ65とが設けられている。各センサ64,65は周知の光電センサから成る。
【0023】
各センサ64,65は制御部70に接続され、制御部70は各シリンダー21a、21b、22a、22b,31a,32a,34a,63a及び各ロッドレスシリンダー40,50に接続されている(図9参照)。
【0024】
フレーム1には、各トレイ群G1,G2をトレイTの幅方向にガイドするための複数の第1ガイド部材81及び複数の第2ガイド部材82と、各トレイ群G1,G2をトレイTの長さ方向にガイドするための複数の第3ガイド部材83とが設けられている。
【0025】
第1トレイ群G1のトレイTの幅方向一方には2つの第1ガイド部材81が設けられ、各第1ガイド部材81は互いにトレイTの長さ方向に間隔をおいて設けられている。また、第1トレイ群G1のトレイTの幅方向一方は第2トレイ群G2側である。各第1ガイド部材81は各シリンダー21a,21bが伸びていない状態で下から4段目乃至14段目のトレイTにその幅方向外側から当接する。
【0026】
第1トレイ群G2のトレイTの幅方向他方には2つの第2ガイド部材82が設けられ、各第2ガイド部材82は互いにトレイTの長さ方向に間隔をおいて設けられている。各第2ガイド部材82は各シリンダー21a,21bが伸びていない状態で最下段乃至最上段のトレイTにその幅方向外側から当接する。
【0027】
第2トレイ群G2のトレイTの幅方向一方には2つの第2ガイド部材82が設けられ、各第2ガイド部材82は互いにトレイTの長さ方向に間隔をおいて設けられている。各第2ガイド部材82は各シリンダー22a,22bが伸びていない状態で最下段乃至最上段のトレイTにその幅方向外側から当接する。
【0028】
第2トレイ群G2のトレイTの幅方向他方には2つの第1ガイド部材81が設けられ、各第1ガイド部材81は互いにトレイTの長さ方向に間隔をおいて設けられている。各第1ガイド部材81は各シリンダー22a,22bが伸びていない状態で下から4段目乃至14段目のトレイTにその幅方向外側から当接する。
【0029】
第1トレイ群G1のトレイTの長さ方向両側にはそれぞれ第3ガイド部材83が1つずつ設けられている。各第3ガイド部材83は各シリンダー21a,21bが伸びていない状態で下から7段目乃至14段目のトレイTにその長さ方向外側から当接する。
【0030】
第2トレイ群G2のトレイTの長さ方向両側にはそれぞれ第3ガイド部材83が1つずつ設けられている。各第3ガイド部材83は各シリンダー22a,22bが伸びていない状態で下から7段目乃至14段目のトレイTにその長さ方向外側から当接する。
【0031】
以上のように構成されたシート状部材の保管装置によって、シート状部材SHを保管する場合について、図10のフローチャート及び図11乃至図20を参照しながら説明する。ここでは、制御部70がシート状部材SHの保管を要求する信号を受けている。また、図11乃至図20は保管装置を概略的にあらわした図であり、各保持部材31,32,34が各シリンダー31a,32a,34aによって各トレイ群G1,G2側に配置されている場合は、各保持部材31,32,34に斜線を付して示した。尚、各第3保持部材33はトレイTの長さ方向には移動しないようになっているので、常に斜線が付された状態とした。また、各シリンダー21a,21b,22a,22bはそれぞれ伸びていない状態であり、第1トレイ群G1の最下段のトレイTは各第3保持部材33によって保持された状態である。また、各第1保持部材31、各第2保持部材32及び各第4保持部材34は各シリンダー31a,32a,34aによって各トレイ群G1,G2から離れた位置に配置されており、各第4保持部材34は各ロッドレスシリンダー50によって第2トレイ群G2側に配置されている。さらに、シリンダー63aが伸びることにより磁石63が下方に位置され、シート状部材SHが搬送コンベア60によって第1トレイ群G1の上方に配置されている(図11参照)。
【0032】
先ず、第1センサ64によって搬送コンベア60の下面のシート状部材SHが検知されるとともに(S1)、第2センサ65によって第1トレイ群G1の最上段のトレイT上にシート状部材SHが検知されない場合は(S2)、各シリンダー21a,21bによって第1載置台11を上昇させ、シリンダー63aを縮めることにより磁石63を上方に移動させる(S3,図12)。これにより、搬送コンベア60のシート状部材SHが第1トレイ群G1の最上段のトレイTに載置される。
【0033】
次に、下側シリンダー21bを縮め、第1載置台11が上側シリンダー21aによってストローク量L1だけ上昇している状態とし、下側シリンダー22bを伸ばし、第2載置台12が下側シリンダー22bによってストローク量L2だけ上昇している状態とする。また、シリンダー63aを伸ばすことにより磁石63を下方に移動させる。さらに、各シリンダー31aを伸ばすことにより各第1保持部材31を第1トレイ群G1側に移動し、各シリンダー32aを伸ばすことにより各第2保持部材32を第2トレイ群G2側に移動する(S4,図13)。これにより、各第1保持部材31が第1トレイ群G1の下から2段目のトレイTの下方に配置されるとともに、各第2保持部材32が第2トレイ群G2の最下段のトレイTの下方に配置される。また、各第1保持部材31の延設部31bが第1トレイ群G1の下から2段目乃至5段目のトレイTにその長さ方向から当接し、各延設部31bが当接したトレイTが互いに長さ方向に位置が揃う。さらに、各第2保持部材32の延設部32bが第2トレイ群G2の最下段乃至下から4段目のトレイTにその長さ方向から当接し、各延設部32bが当接したトレイTが互いに長さ方向に位置が揃う。また、各第3保持部材33は第1トレイ群G1の最下段のトレイTの下方に配置されている。
【0034】
続いて、上側シリンダー21aを縮めることにより、第1トレイ群G1の下から2段目のトレイTが各第1保持部材31によって保持されるとともに、第1トレイ群G1の最下段のトレイTが各第3保持部材33によって保持される。また、下側シリンダー22bを縮めることにより、第2トレイ群G2の最下段のトレイTが各第2保持部材32によって保持される(S5,図14)。また、各ロッドレスシリンダー40によって各第3保持部材33を第2トレイ群G2側に移動させる(S6)。これにより、第1トレイ群G1の最下段のトレイTが第2トレイ群G2の下方に配置される(図15)。
【0035】
次に、下側シリンダー21bによって第1載置台11をストローク量L2だけ上昇させるとともに、上側シリンダー22aによって第2載置台12をストローク量L1だけ上昇させる(S7)。これにより、各第1保持部材31による第1トレイ群G1の保持が解除されるとともに、各第2保持部材32による第2トレイ群G2の保持が解除される。また、各第3保持部材33によるトレイTの保持も解除される。さらに、各シリンダー31aを縮めることにより各第1保持部材31を第1トレイ群G1から離れる方向に移動させ、各シリンダー32aを縮めることにより各第2保持部材32を第2トレイ群G2から離れる方向に移動させる。また、各ロッドレスシリンダー40によって各第3保持部材33を第1トレイ群G1側に移動させ、各シリンダー34aを伸ばすことにより各第4保持部材34を第2トレイ群G2側に移動させる(S8,図16)。これにより、各第3保持部材33が第1トレイ群G1の最下段のトレイTの下方に配置されるとともに、各第4保持部材34が第2トレイ群G2の最上段のトレイTの下方に配置される。また、下側シリンダー21bを縮めるとともに、上側シリンダー22aを縮める(S9,図17)。これにより、第1トレイ群G1が各第3保持部材33によって保持されるとともに、各第4保持部材34によって第2トレイ群G2の最上段のトレイTが保持される。
【0036】
続いて、各ロッドレスシリンダー50によって各第4保持部材34を第1トレイ群G1側に移動させ、第2トレイ群G2の最上段のトレイTを第1トレイ群G1の上方に配置する(S10,図18)。この時、搬送コンベア60によって第1トレイ群G1の上方にシート状部材SHが配置されている。
【0037】
次に、下側シリンダー21bによって第1載置台11をストローク量L2だけ上昇した状態にするとともに、各シリンダー34aによって各第4保持部材34を第1トレイ群G1から離れる方向に移動させる(S11,図19)。これにより、各第4保持部材34によって保持されていたトレイTが第1トレイ群G1の最上段のトレイTとなる。
【0038】
続いて、第1センサ64によって搬送コンベア60の下面のシート状部材SHが検知されるとともに(S12)、第2センサ65によって第1トレイ群G1の最上段のトレイTにシート状部材SHが検知されない場合は(S13)、上側シリンダー21aによって第1載置台11を上昇させ、シリンダー63aによって磁石63を上方に移動させるとともに、各ロッドレスシリンダー50によって各第4保持部材34を第2トレイ群G2側に移動させる(S14)。これにより、搬送コンベア60のシート状部材SHが第1トレイ群G1の最上段のトレイTに載置される(図20)。
【0039】
続いて、ステップS4乃至ステップS14を繰り返すことにより、各トレイTに順次シート状部材SHが載置される。
【0040】
一方、シート状部材SHを取り出す場合について、図21のフローチャート及び図22乃至図31を参照しながら説明する。ここでは、制御部70がシート状部材SHの取り出しを要求する信号を受けている。また、図22乃至図31は図11乃至図20と同様に保管装置を概略的にあらわした図である。各シリンダー21a,21b,22a,22bはそれぞれ伸びていない状態であり、第1トレイ群G1の最下段のトレイTは各第3保持部材33によって保持された状態である。また、各第1保持部材31、各第2保持部材32及び各第4保持部材34は各シリンダー31a,32a,34aによって各トレイ群G1,G2から離れた位置に配置されており、各第4保持部材34は各ロッドレスシリンダー50によって第2トレイ群G2側に配置されている(図22参照)。さらに、搬送装置60のシリンダー63aが伸びることにより磁石63が下方に配置されている。
【0041】
先ず、第1センサ64によって搬送コンベア60の下面のシート状部材SHが検知されず(S21)、第2センサ65によって第1トレイ群G1の最上段のトレイT上にシート状部材SHが検知された場合は(S22)、各シリンダー21a,21bによって第1載置台11を上昇させるとともに、上側シリンダー22aによって第2載置台12を上昇させ、また、各第3保持部材33を各ロッドレスシリンダー40によって第2トレイ群G2側に移動させるとともに、各第4保持部材34を各ロッドレスシリンダー50によって第1トレイ群G1側に移動させる(S23)。これにより、搬送コンベア60が第1トレイ群G1の最上段のトレイTのシート状部材SHを吸着する(図23)。
【0042】
次に、上側シリンダー21aを縮めることにより、第1載置台11が下側シリンダー21bによってストローク量L2だけ上昇している状態とし、上側シリンダー22aを縮めることにより、第2トレイ群G2が各第3保持部材33によって保持される。また、各シリンダー34aを伸ばすことにより、各第4保持部材34を第1トレイ群G1側に移動する(S24,図24)。これにより、各第4保持部材34が第1トレイ群G1の最上段のトレイTの下方に配置される。
【0043】
続いて、下側シリンダー21bを縮めることにより、第1トレイ群G1の最上段のトレイTが各第4保持部材34によって保持される(S25,図25)。また、この間に搬送装置60によってシート状部材SHが搬送される。
【0044】
次に、各第4保持部材34を各ロッドレスシリンダー50によって第2トレイ群G2側に移動させる(S26,図26)。
【0045】
続いて、上側シリンダー22aを伸ばすことにより、第2載置台12をストローク量L1だけ上昇した状態とし、各シリンダー32aを伸ばすことにより、各第2保持部材32を第2トレイ群G2側に移動させ、各シリンダー34aを縮めることにより、各第4保持部材34を第2トレイ群G2から離れる方向に移動する。また、下側シリンダー21bを伸ばすことにより、第1載置台11をストローク量L2だけ上昇した状態とし、各シリンダー31aを伸ばすことにより、各第1保持部材31を第1トレイ群G1側に移動させる(S27)。これにより、各第2保持部材32が第2トレイ群G2の下から2段目のトレイTの下方に配置されるとともに、各第3保持部材33が第2トレイ群G2の最下段のトレイTの下方に配置される。また、各第1保持部材31が第1トレイ群G1の最下段のトレイTの下方に配置される(図27)。
【0046】
次に、上側シリンダー22aを縮めるとともに、下側シリンダー21bを縮め、各ロッドレスシリンダー50によって各第4保持部材34を第1トレイ群G1側に移動する(S28)。これにより、第2トレイ群G2の下から2段目のトレイTが各第2保持部材32によって保持されるとともに、第2トレイ群G2の最下段のトレイTが各第3保持部材によって保持され、第1トレイ群G1の最下段のトレイTが各第1保持部材31によって保持される(図28)。
【0047】
続いて、各ロッドレスシリンダー40によって各第3保持部材33を第1トレイ群G1側に移動させる(S29,図29)。
【0048】
次に、上側シリンダー21aを伸ばすことにより、第1載置台11をストローク量L1だけ上昇した状態とし、各シリンダー31aを縮める。また、下側シリンダー22bを伸ばすことにより、第2載置台12をストローク量L2だけ上昇した状態とし、各シリンダー32aを縮める(S30,図30)。
【0049】
続いて、第1センサ64によって搬送コンベア60の下面のシート状部材SHが検知されず(S31)、第2センサ65によって第1トレイ群G1の最上段のトレイTにシート状部材が検知された場合は(S32)、下側シリンダー21bを伸ばす(S33)。これにより、搬送コンベア60が第1トレイ群G1の最上段のトレイTのシート状部材SHを吸着する(図31)。また、下側シリンダー22bを縮めるとともに、上側シリンダー22aを伸ばすことにより、第2載置台12をストローク量L1だけ上昇した状態とし、各ロッドレスシリンダー40によって各第3保持部材33を第2トレイ群G2側に移動させる(S34,図31)。
【0050】
続いて、ステップS24乃至ステップS34を繰り返すことにより、各トレイTのシート状部材SHが順次取り出される。
【0051】
このように、本実施形態によれば、上下方向に積み重ねられてそれぞれシート状部材SHを載置可能な複数のトレイTから成る第1トレイ群G1と、第1トレイ群G1と並設され、上下方向に積み重ねられた複数のトレイTから成る第2トレイ群G2とを有し、また、第1トレイ群G1の最下段のトレイTを第2トレイ群G2の最下段に移動可能であり、第2トレイ群G2の最上段のトレイTを第1トレイ群G1の最上段に移動可能であることから、第1トレイ群G1の最上段のトレイTにシート状部材SHを載置し、第1トレイ群G1の最下段のトレイTを第2トレイ群G2の最下段に移動するとともに、第2トレイ群G2の最上段のトレイTを第1トレイ群G1の最上段に移動することにより、各トレイ群G1,G2の位置及びトレイTの枚数を変化させることなく、前記シート状部材SHが載置されたトレイTが第1トレイ群G1の上から2段目のトレイTとなる。このため、第1トレイ群G1の最上段のトレイTへのシート状部材SHの載置及び前記トレイTの移動を繰り返すことにより、各トレイ群G1,G2の位置及びトレイTの枚数を変化させることなく、第1トレイ群G1及び第2トレイ群G2の各トレイTにシート状部材SHを順次載置することができる。即ち、各トレイ群G1,G2の他にトレイTを載置するためのスペースを設ける必要がなく、また、各トレイTを移動するためにフォークリフト等の外部の装置を用いる必要もないので、保管場所の省スペース化を図る上で極めて有利である。
【0052】
また、第2トレイ群G2の最下段のトレイTを第1トレイ群G1の最下段に移動可能であり、第1トレイ群G1の最上段のトレイTを第2トレイ群G2の最上段に移動可能であることから、第1トレイ群G1の最上段のトレイTに載置されているシート状部材SHを取り出し、第1トレイ群G1の最上段のトレイTを第2トレイ群G2の最上段に移動するとともに、第2トレイ群G2の最下段のトレイTを第1トレイ群G1の最下段に移動することにより、各トレイ群G1,G2の位置及びトレイTの枚数を変化させることなく、第1トレイ群G1の最上段にシート状部材SHが載置されたトレイTが配置される。このため、第1トレイ群G1の最上段のトレイTからのシート状部材SHの取り出し及び前記トレイTの移動を繰り返すことにより、各トレイ群G1,G2の位置及びトレイTの枚数を変化させることなく、第1トレイ群G1及び第2トレイ群G2の各トレイTに載置されたシート状部材SHを順次取り出すことができる。即ち、各トレイ群G1,G2の他にトレイTを載置するためのスペースを設ける必要がなく、また、各トレイTを移動するためにフォークリフト等の外部の装置を用いる必要もないので、省スペース化を図る上で極めて有利である。
【0053】
また、第1トレイ群G1の最下段から第2トレイ群G2の最下段へのトレイTの移動を、第1トレイ群G1の下から2段目のトレイの下方に配置可能な各第1保持部材31と、第2トレイ群G2の最下段のトレイTの下方に配置可能な各第2保持部材32と、第1載置台11と各第1保持部材31とを上下方向に相対的に移動可能な第1昇降装置21と、第2載置台12と各第2保持部材32とを上下方向に相対的に移動可能な第2昇降装置22とを用いて行っている。即ち、各第1載置台11に載置された第1トレイ群G1の下から2段目のトレイTの下方に各第1保持部材31を配置するとともに、第1昇降手段21によって第1載置台11を各第1保持部材31に対して相対的に下方に移動させることにより、第1トレイ群G1の下から2段目のトレイTが各第1保持部材31によって保持される。また、第2載置台12に載置された第2トレイ群G2の最下段のトレイTの下方に各第2保持部材32を配置するとともに、第2昇降装置22によって第2載置台12を各第2保持部材32に対して下方に移動させることにより、第2トレイ群G2の最下段のトレイTが各第2保持部材32によって保持される。さらに、各第1保持部材31によって下から2段目のトレイTが保持された第1トレイ群G1の最下段のトレイTを各第2保持部材32によって最下段のトレイTが保持された第2トレイ群G2の下方に移動するようにしている。このため、各トレイ群G1,G2を大きく移動させずに最下段のトレイTの移動を行うことができ、装置の小型化及び省エネルギー化を図る上で極めて有利である。
【0054】
また、各第1保持部材31によって下から2段目のトレイTが保持された第1トレイ群G1の最下段のトレイTの第2トレイ群G2側への移動を、第1トレイ群G1の最下段のトレイTの下方に配置可能な各第3保持部材33と、第1載置台11及び第2載置台12と各第3保持部材33とを上下方向に相対的に移動可能な各昇降装置21,22と、各第3保持部材33を第1トレイ群G1側から第2トレイ群G2側に移動可能な各ロッドレスシリンダー40とを用いて行っている。即ち、各第1保持部材31によって下から2段目のトレイTが保持された第1トレイ群G1の最下段のトレイTの下方に各第3保持部材33を配置するとともに、第1昇降装置21によって第1載置台11を各第3保持部材33に対して相対的に下方に移動させることにより、第1トレイ群G1の最下段のトレイTが各第3保持部材33によって保持される。また、各第2保持部材32によって最下段のトレイTが保持された第2トレイ群G2の下方に各ロッドレスシリンダー40によって各第3保持部材33を移動させるとともに、第2昇降装置22によって第2載置台12を各第3保持部材33に対して相対的に上方に移動させることにより、第2載置台12に各第3保持部材33のトレイTが載置される。このため、各トレイ群G1,G2を大きく移動させずに最下段のトレイTの移動を行うことができ、装置の小型化及び省エネルギー化を図る上で極めて有利である。
【0055】
また、第2トレイ群G2の最上段から第1トレイ群G1の最上段へのトレイTの移動を、第2トレイ群G2の最上段のトレイTの下方に配置可能な各第4保持部材34と、第1載置台11及び第2載置台12と各第4保持部材34とを上下方向に相対的に移動可能な第1昇降装置21及び第2昇降装置22と、各第4保持部材34を第2トレイ群G2側から第1トレイ群G1側に移動可能な各ロッドレスシリンダー50とを用いて行っている。即ち、第2載置台12に載置された第2トレイ群G2の最上段のトレイTの下方に各第4保持部材34を配置するとともに、第2昇降装置22によって第2載置台12を各第4保持部材34に対して相対的に下方に移動させることにより、第2トレイ群G2の最上段のトレイTが各第4保持部材34によって保持される。また、各ロッドレスシリンダー50によって各第4保持部材34を第1トレイ群G1側に移動させるとともに、第1昇降装置21によって第1載置台11を各第4保持部材34に対して相対的に上方に移動させることにより、第1トレイ群G1の最上段に各第4保持部材34のトレイTが載置される。このため、各トレイ群G1,G2を大きく移動させずに最上段のトレイTの移動を行うことができ、装置の小型化及び省エネルギー化を図る上で極めて有利である。
【0056】
また、第2トレイ群G2の最下段から第1トレイ群G1の最下段へのトレイTの移動を、第1トレイ群G1の最下段のトレイTの下方に配置可能な各第1保持部材31と、第2トレイ群G2の下から2段目のトレイの下方に配置可能な各第2保持部材32と、第1昇降装置21及び第2昇降装置22とを用いて行っている。即ち、第2載置台12に載置された第2トレイ群G2の下から2段目のトレイTの下方に各第2保持部材32を配置するとともに、第2昇降装置22によって第2載置台12を各第2保持部材32に対して相対的に下方に移動させることにより、第2トレイ群G2の下から2段目のトレイTが各第2保持部材32によって保持される。また、第1載置台11に載置された第1トレイ群G1の最下段のトレイTの下方に各第1保持部材31を配置するとともに、第1昇降装置21によって第1載置台11を各第1保持部材31に対して相対的に下方に移動させることにより、第1トレイ群G1の最下段のトレイTが各第2保持部材32によって保持される。さらに、各第2保持部材32によって下から2段目のトレイTが保持された第2トレイ群G2の最下段のトレイTを各第1保持部材31によって最下段のトレイTが保持された第1トレイ群G1の下方に移動するようにしている。このため、各トレイ群G1,G2を大きく移動させずに最下段のトレイTの移動を行うことができ、装置の小型化及び省エネルギー化を図る上で極めて有利である。
【0057】
また、各第2保持部材32によって下から2段目のトレイTが保持された第2トレイ群G2の最下段のトレイTの第1トレイ群G1側への移動を、第2トレイ群G2の最下段のトレイTの下方に配置可能な各第3保持部材33と、各第3保持部材33を第2トレイ群G2側から第1トレイ群G1側に移動可能な各ロッドレスシリンダー40と、第1昇降装置21及び第2昇降装置22とを用いて行っている。即ち、各第2保持部材32によって下から2段目のトレイTが保持された第2トレイ群G2の最下段のトレイTの下方に各第3保持部材33を配置するとともに、第2昇降装置22によって第2載置台12を各第3保持部材33に対して相対的に下方に移動させることにより、第2トレイ群G2の最下段のトレイTが各第3保持部材33によって保持される。また、各第1保持部材31によって最下段のトレイTが保持された第1トレイ群G1の下方に各ロッドレスシリンダー40によって各第3保持部材33を移動させるとともに、第1昇降装置21によって第1載置台11を各第3保持部材33に対して相対的に上方に移動させることにより、第1載置台11に各第3保持部材33のトレイTが載置される。このため、各トレイ群G1,G2を大きく移動させずに最下段のトレイTの移動を行うことができ、装置の小型化及び省エネルギー化を図る上で極めて有利である。
【0058】
また、第1トレイ群G1の最上段から第2トレイ群G2の最上段へのトレイTの移動を、第1トレイ群G2の最上段のトレイTの下方に配置可能な各第4保持部材34と、各第4保持部材34を第1トレイ群G1側から第2トレイ群G2側に移動可能な各ロッドレスシリンダー50と、第1昇降装置21及び第2昇降装置22とを用いて行っている。即ち、第1載置台11に載置された第1トレイ群G1の最上段のトレイTの下方に各第4保持部材34を配置するとともに、第1昇降装置21によって第1載置台11を各第4保持部材34に対して相対的に下方に移動させることにより、第1トレイ群G1の最上段のトレイTが各第4保持部材34に保持される。また、各ロッドレスシリンダー50によって各第4保持部材34を第2トレイ群G2側に移動させるとともに、第2昇降装置22によって第2載置台12を各第4保持部材34に対して相対的に上方に移動させることにより、第2トレイ群G2の最上段に各第4保持部材34のトレイTが載置される。このため、各トレイ群G1,G2を大きく移動させずに最上段のトレイTの移動を行うことができ、装置の小型化及び省エネルギー化を図る上で極めて有利である。
【0059】
また、第1トレイ群G1の最上段のトレイTに搬送コンベア60によってシート状部材SHを載置するようにしているので、各トレイ群G1,G2の各トレイTに順次シート状部材SHを載置することができる。
【0060】
さらに、搬送コンベア60は下面にシート状部材SHを吸着可能に形成され、搬送コンベア60によって第1トレイ群G1の上方にシート状部材SHを配置するとともに、第1昇降装置21によって第1トレイ群G1を上方に移動させて第1トレイ群G1の最上段のトレイTを搬送コンベア60のシート状部材SHに下方から当接させ、また、搬送コンベア60によるシート状部材SHの吸着を解除することにより、搬送コンベア60から第1トレイ群G1の最上段のトレイTにシート状部材SHを載置するようにしたので、シート状部材SHをトレイT上の正確な位置に載置することができ、タイヤ品質の向上を図る上で極めて有利である。
【0061】
また、第1トレイ群G1の最上段のトレイTに載置されているシート状部材SHを搬送コンベア60によって取り出すようにしているので、各トレイ群G1,G2に保管されているシート状部材SHを順次取り出すことができる。
【0062】
さらに、第1トレイ群G1を上方に移動させて最上段のトレイTに載置されているシート状部材SHを搬送コンベア60の下面に下方から当接させるとともに、搬送コンベア60によってシート状部材SHを吸着するようにしたので、シート状部材SHを搬送コンベア60の正確な位置に吸着することができ、タイヤ品質の向上を図る上で極めて有利である。
【0063】
尚、本実施形態では、搬送コンベア60を第1トレイ群G1の上方に設けたものを示したが、搬送コンベア60を第2トレイ群G2の上方に設けることも可能である(図32乃至図42)。また、第1トレイ群G1を第2トレイ群G2よりもトレイTが1枚少ない14枚のトレイTから構成することも可能である。この場合の保管装置の動作について以下に説明する。尚、各第4保持装置34は本実施形態よりも少し低い位置に配置されている。
【0064】
待機状態において、各保持部材31,32,34が各トレイ群G1,G2から離れた位置に配置され、各シリンダー21a,21b,22a,22bはそれぞれ伸びていない状態である。また、第1トレイ群G1は各第3保持部材33によって保持され、各第4保持部材34は第2トレイ群側に配置されている(図32)。
【0065】
先ず、各シリンダー22a,22bを伸ばすことにより、第2トレイ群G2の最上段のトレイTを搬送コンベア60のシート状部材SHに下方から当接させ、第2トレイ群G2の最上段のトレイTにシート状部材SHが載置される(図33)。
【0066】
次に、下側シリンダー22bを縮めることにより、第2載置台12をストローク量L1だけ上昇した状態とし、各シリンダー34aによって各第4保持部材34を第2トレイ群G2の最上段のトレイTの下方に配置する(図34)。
【0067】
続いて、上側シリンダー22aを縮めることにより、各第4保持部材34によって第2トレイ群G2の最上段のトレイTを保持し、各ロッドレスシリンダー50によって各第4保持部材34を第1トレイ群G1側に移動させる(図35及び図36)。
【0068】
次に、上側シリンダー21aを伸ばすことにより、第1載置台11をストローク量L1だけ上昇した状態とし、各シリンダー31aによって各第1保持部材31を第1トレイ群G1の下から2段目のトレイTの下方に配置する。また、各シリンダー34aによって各第4保持部材34を第1トレイ群G1から離れる方向に移動する。さらに、下側シリンダー22bを伸ばすことにより、第2載置台12をストローク量L2だけ上昇した状態とし、各シリンダー32aによって各第2保持部材32を第2トレイ群G1の最下段のトレイTの下方に配置する(図37)。
【0069】
続いて、上側シリンダー21aを縮めるとともに、下側シリンダー22bを縮め、各ロッドレスシリンダー40によって各第3保持部材33を第2トレイ群G2側に移動させるとともに、各ロッドレスシリンダー50によって各第4保持部材34を第2トレイ群G2側に移動させる(図38)。
【0070】
次に、上側シリンダー22aを伸ばすことにより、第2載置台12をストローク量L1だけ上昇した状態とし、各シリンダー32aによって各第2保持部材32を第2トレイ群G2から離れる方向に移動させる(図39)。
【0071】
続いて、下側シリンダー22bを伸ばすことにより、第2トレイ群G2の最上段のトレイTを搬送コンベア60のシート状部材SHに下方から当接させ、第2トレイ群G2の最上段のトレイ2にシート状部材SHが載置される。また、下側シリンダー21bを伸ばすことにより、第1載置台11がストローク量L2だけ上昇した状態となる。また、各シリンダー31aによって各第1保持部材31を第1トレイ群G1から離れる方向に移動させる(図40)。
【0072】
次に、下側シリンダー22bを縮めることにより、第2載置台12をストローク量L1だけ上昇した状態とし、各シリンダー34aによって各第4保持部材34を第2トレイ群G2側に移動させる。また、各ロッドレスシリンダー40によって各第3保持部材33を第1トレイ群G1側に移動させる(図41)。
【0073】
続いて、上側シリンダー22aを縮めるとともに、下側シリンダー21bを縮める(図42)。この後、図35乃至図42の動作を繰り返すことにより、各トレイ群G1,G2の各トレイTにシート状部材SHを順次載置することができる。
【0074】
このように、上下方向に積み重ねられてそれぞれシート状部材SHを載置可能な複数のトレイTから成る第1トレイ群G1と、第1トレイ群G1と並設され、上下方向に積み重ねられた複数のトレイTから成る第2トレイ群G2とを有し、また、第2トレイ群G2の最下段のトレイTを第1トレイ群G1の最下段に移動可能であり、第1トレイ群G1の最上段のトレイTを第2トレイ群G2の最上段に移動可能であることから、第2トレイ群G2の最上段のトレイTにシート状部材SHを載置し、第2トレイ群G2の最下段のトレイTを第1トレイ群G1の最下段に移動するとともに、第1トレイ群G1の最上段のトレイTを第2トレイ群G2の最上段に移動することにより、各トレイ群G1,G2の位置及びトレイTの枚数を変化させることなく、前記シート状部材SHが載置されたトレイTが第2トレイ群G2の上から2段目のトレイTとなる。このため、第2トレイ群G2の最上段のトレイTへのシート状部材SHの載置及び前記トレイTの移動を繰り返すことにより、各トレイ群G1,G2の位置及びトレイTの枚数を変化させることなく、第1トレイ群G1及び第2トレイ群G2の各トレイTにシート状部材SHを順次載置することができる。即ち、各トレイ群G1,G2の他にトレイTを載置するためのスペースを設ける必要がなく、また、各トレイTを移動するためにフォークリフト等の外部の装置を用いる必要もないので、保管場所の省スペース化を図る上で極めて有利である。
【0075】
また、第2トレイ群G2の最上段のトレイTに搬送コンベア60によってシート状部材SHを載置するようにしているので、各トレイ群G1,G2の各トレイTに順次シート状部材SHを載置することができる。
【0076】
さらに、搬送コンベア60は下面にシート状部材SHを吸着可能に形成され、搬送コンベア60によって第2トレイ群G2の上方にシート状部材SHを配置するとともに、第2昇降装置22によって第2トレイ群G2を上方に移動させて第2トレイ群G2の最上段のトレイTを搬送コンベア60のシート状部材SHに下方から当接させ、また、搬送コンベア60によるシート状部材SHの吸着を解除することにより、搬送コンベア60から第2トレイ群G2の最上段のトレイTにシート状部材SHを載置するようにしたので、シート状部材SHをトレイT上の正確な位置に載置することができ、タイヤ品質の向上を図る上で極めて有利である。
【0077】
また、第2トレイ群G2の最上段のトレイTに載置されているシート状部材SHを搬送コンベア60によって取り出すようにしているので、各トレイ群G1,G2に保管されているシート状部材SHを順次取り出すことができる。
【0078】
さらに、第2トレイ群G2を上方に移動させて最上段のトレイTに載置されているシート状部材SHを搬送コンベア60の下面に下方から当接させるとともに、搬送コンベア60によってシート状部材SHを吸着するようにしたので、シート状部材SHを搬送コンベア60の正確な位置に吸着することができ、タイヤ品質の向上を図る上で極めて有利である。
【0079】
尚、本実施形態では、第1トレイ群G1の最上段のトレイTを第2トレイ群G2の最上段に移動するとともに、第2トレイ群G2の最下段のトレイTを第1トレイ群G1の最下段に移動しながら、第1トレイ群G1の最上段のトレイTに載置されているシート状部材SHを順次取り出すようにしたものを示したが、第2トレイ群の最上段のトレイTを第1トレイ群G1の最上段に移動するとともに、第1トレイ群G1の最下段のトレイTを第2トレイ群G2の最下段に移動しながら、第1トレイ群G1の最上段のトレイTに載置されているシート状部材SHを順次取り出すことも可能である。また、第2トレイ群G2の最上段のトレイTに載置されているシート状部材SHを取り出すことも可能である。
【0080】
また、本実施形態では、各昇降装置21,22によって各載置台11,12と各保持部材31,32,33,34とを上下方向に相対的に移動させるようにしたものを示したが、各昇降装置21,22を設けない場合でも、各保持部材31,32,33,34をそれぞれ昇降させる別の昇降装置を設けることにより、各載置台11,12と各保持部材31,32,33,34とを上下方向に相対的に移動させることができる。
【0081】
尚、本実施形態では、シート状部材SHが内部にワイヤー層を有するカーカス部材であるものを示したが、シート状部材SHの例として、ベルト部材、サイドウォール部材、トレッド部材、インナーライナー部材等が考えられる。また、搬送コンベア60の代わりに空気の吸引によってシート状部材SHを吸着可能な搬送装置を設けることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】本発明における一実施形態を示すシート状部材の保管装置の正面図
【図2】シート状部材の保管装置の側面図
【図3】図1におけるA−A線断面図
【図4】第3保持部材の斜視図
【図5】第1昇降装置及び各保持部材の動作説明図
【図6】第1昇降装置及び各保持部材の動作説明図
【図7】第1昇降装置及び各保持部材の動作説明図
【図8】第1昇降装置及び各保持部材の動作説明図
【図9】シート状部材の保管装置のブロック図
【図10】シート状部材を保管する際の制御部の動作を示すフローチャート
【図11】シート状部材を保管する際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図12】シート状部材を保管する際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図13】シート状部材を保管する際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図14】シート状部材を保管する際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図15】シート状部材を保管する際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図16】シート状部材を保管する際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図17】シート状部材を保管する際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図18】シート状部材を保管する際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図19】シート状部材を保管する際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図20】シート状部材を保管する際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図21】シート状部材を取り出す際の制御部の動作を示すフローチャート
【図22】シート状部材を取り出す際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図23】シート状部材を取り出す際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図24】シート状部材を取り出す際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図25】シート状部材を取り出す際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図26】シート状部材を取り出す際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図27】シート状部材を取り出す際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図28】シート状部材を取り出す際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図29】シート状部材を取り出す際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図30】シート状部材を取り出す際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図31】シート状部材を取り出す際におけるシート状部材の保管装置の動作説明図
【図32】本実施形態の変形例においてシート状部材を保管する際の動作説明図
【図33】本実施形態の変形例においてシート状部材を保管する際の動作説明図
【図34】本実施形態の変形例においてシート状部材を保管する際の動作説明図
【図35】本実施形態の変形例においてシート状部材を保管する際の動作説明図
【図36】本実施形態の変形例においてシート状部材を保管する際の動作説明図
【図37】本実施形態の変形例においてシート状部材を保管する際の動作説明図
【図38】本実施形態の変形例においてシート状部材を保管する際の動作説明図
【図39】本実施形態の変形例においてシート状部材を保管する際の動作説明図
【図40】本実施形態の変形例においてシート状部材を保管する際の動作説明図
【図41】本実施形態の変形例においてシート状部材を保管する際の動作説明図
【図42】本実施形態の変形例においてシート状部材を保管する際の動作説明図
【符号の説明】
【0083】
1…フレーム、11…第1載置台、12…第2載置台、21…第1昇降装置、21a…上側シリンダー、21b…下側シリンダー、22…第2昇降装置、22a…上側シリンダー、22b…下側シリンダー、31…第1保持部材、31a…シリンダー、31b…延設部、32…第2保持部材、32a…シリンダー、32b…延設部、33…第3保持部材、34…第4保持部材、34a…シリンダー、40…ロッドレスシリンダー、50…ロッドレスシリンダー、60…搬送コンベア、61…ベルトコンベア、62…押え板、63…磁石、63a…シリンダー、70…制御部、81…第1ガイド部材、82…第2ガイド部材、83…第3ガイド部材、G1…第1トレイ群、G2…第2トレイ群、T…トレイ、SH…シート状部材。
【出願人】 【識別番号】000006714
【氏名又は名称】横浜ゴム株式会社
【出願日】 平成18年6月26日(2006.6.26)
【代理人】 【識別番号】100069981
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 精孝

【識別番号】100087860
【弁理士】
【氏名又は名称】長内 行雄


【公開番号】 特開2008−1506(P2008−1506A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−175286(P2006−175286)