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【発明の名称】 連結幌用幌布
【発明者】 【氏名】三上 豊三郎

【要約】 【課題】十分な強度と剛性を有し、垂下が生じ難く、製造し易く、比較的安価に製造でき、軽量化が図られた連結幌用幌布を提供することにある。

【解決手段】連結幌用幌布を、外幌と内幌とからなる2重構造で構成し、外幌を、ポリエチレンテレフタレートフィラメントによる縦糸とポリエステルフィラメントによる横糸とを織組織した基布に、軟質の熱可塑性ポリマー樹脂が加熱溶着により固定させたもので構成した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鉄道旅客車両の車両間に設置される連結幌の可とう部分に用いられる、外幌と内幌とが固定された2重構造の連結幌用幌布であって、
前記外幌が、ポリエチレンテレフタレートフィラメントによる縦糸とポリエステルフィラメントによる横糸とを織組織した織布からなる基布に、軟質の熱可塑性ポリマー樹脂が加熱溶着により固定された幌布で構成されていることを特徴とする連結幌用幌布。
【請求項2】
前記熱可塑性ポリマー樹脂が、軟質の塩化ビニル又は塩化ビニル系樹脂である請求項1に記載の連結幌用幌布。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、外幌と内幌とを有する2重構造を有する幌布において、外幌の基布に特長がある連結幌用幌布に関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道旅客車両の車両間に設置される連結幌は、幌枠などの剛体部分と、幌布が幌骨で保持された可とう部分とにより構成されている
可とう部分に要求される性質は、連結幌の形状維持のための剛性と、走行中の編成車両間に生じる上下,左右,ねじれ,前後方向のなどの変位に対して支障なく柔軟に順応できる変位順応性であり、この剛性と変位順応性は、幌布を幌骨によって保持させたじゃばら構造にすることにより確保され、従来において普及している幌布も、これらの変位に耐えるものが使用されていた。
【0003】
従来の普及型の連結幌に使用されている連結幌用幌布は、例えば、ナイロンフィラメントによる縦糸と横糸とが織組織された基布に、塩化ビニル系の合成樹脂が加熱溶融により固定された1枚構造のものがあるが、この連結幌用幌布は、上記変位を繰り返すうちに、各部に裂けなどの損傷が生じ易いことが指摘されている。この不具合を解消するために幌布の厚さを厚くすると、幌布が重くなって連結幌が自重により垂下し、その下方の連結装置に接触して、連結幌下部が傷付くことがある。
【0004】
従来では、幌布の内側面にキセ布と呼ばれるテープ状の生地をミシン縫いにより固定させて、幌布とキセ布の間に幌骨挿入孔部を設けるようにしていた。或いは、幌布の前後方向に一定間隔をおいた個所を縦方向に折り返してミシン縫いにより縫合することにより幌骨挿入孔を設けるようにしていた。
【0005】
しかしながら、このミシン縫い作業は、幌布が幅広いために取扱いが容易でないこと、及びミシン縫いする部分の長さが長いことから、幌布を移動させて正確な位置に沿ってミシン縫いする手作業は、熟練した技術と、集中力を伴った長い作業時間が必要になり、このため、幌布の製造技術者に過大の負担を与え、生産効率も低かった。
【0006】
出願人は、このような不具合を解消する2枚重ねの連結幌用幌布を以前に開発し、これについての特許も取済みである(特許文献1,特許文献2)。
【0007】
特許文献1に記載の連結幌用幌布(連結幌用幌体)においては、幌布が、外幌と内幌とを重ねて固定させた2枚重ねのもので構成され、外幌と内幌とが縫合され、又は接着剤を利用して接着されて、接合されている。そして、外幌と内幌との間に幌骨挿入孔が設けられている。
【0008】
特許文献2に記載の連結幌用幌布(連結幌用シート複合物)は、外幌と内幌とを有する2枚重ねの幌布であり、外幌と内幌との間に、幌布補強用の、補強繊維を並列させた縦糸状群と補強繊維を並列させた横糸状群からなる格子状編組織が配置されて、外幌と内幌とが加熱溶融により圧着されている。そして、この特許文献2において、好適な補強繊維が、帝人株式会社製の「テクノーラ(登録商標)」などの(高強度)アラミド繊維であると記載されている。
【特許文献1】特開昭63−199169号公報(特公平6−24931号公報)
【特許文献2】特開平6−212532号公報(特公平7−78297号公報)
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
しかしながら、特許文献1に記載のように、外幌と内幌を重ねて固定させるだけでは、連結幌の強度及び剛性が十分でないことが判明し、また、垂下を十分に防止できるまでには至らなかったことも判明した。
【0010】
特許文献2に記載のように、外幌と内幌との間に、補強用の格子状編組織を固定させると、十分な強度と剛性が確保され、連結幌の垂下を抑えることができるが、「テクノーラ」などの高強度アラミド繊維は、価格が高価であるという難点があった。
【0011】
発明者は、価格が高価な高強度アラミド繊維に代わる繊維を使用することについて鋭意検討を重ねた結果、外幌に使用する基布の縦糸として、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィラメントを使用し、横糸として、ポリエステル(PS)フィラメントを使用すると、連結幌用として十分な強度と剛性と変位順応性が確保され、連結幌に使用したときに垂下することがないことが判明した。そして、これらのフィラメント材料は、高強度アラミド繊維よりも安価であり、更に、従来の外幌の基布をこの2種類のフィラメントによる基布に代えるだけで良く、別途、補強繊維を追加する必要がないことが判明した。
【0012】
本発明は、連結幌用の幌布として、十分な強度と、剛性と、走行中の編成車両間に生じる上下,左右,ねじれ,前後方向のなどの変位に対して支障なく柔軟に順応できる変位順応性を有し、連結幌の垂下を抑えることができ、製造し易く、比較的安価で製造でき、連結幌を軽量化させ得る、連結幌用幌布を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の請求項1による連結幌用幌布は、鉄道旅客車両の車両間に設置される連結幌の可とう部分に用いられる、外幌と内幌とが固定された2重構造の連結幌用幌布であって、
前記外幌が、ポリエチレンテレフタレートフィラメントによる縦糸とポリエステルフィラメントによる横糸とを織組織した織布からなる基布に、軟質の熱可塑性ポリマー樹脂が加熱溶着により固定された幌布で構成されているところに特徴がある。
【0014】
ポリエチレンテレフタレート繊維(PET)は、引っ張り強度及び寸法安定性に優れ、破断され難い特長があることが、化学工業日報社発行の発行書籍「プラスチック成形材料基礎講座」(1995年3月22日初版1刷,中野 一著)の第72頁に記載されており、本発明の請求項1による連結幌用幌布では、外幌の基布の縦糸に、この特長があるポリエチレンテレフタレート(PET)フィラメントを使用して、連結幌に必要な強度と剛性がある外幌にした。
【0015】
ポリエステル、特に高張力タイプ,高弾性率タイプ,寸法安定性タイプなどのポリエステル繊維は、いずれも引張弾性率と引張強度に優れることを示す数値の表示が、日刊工業新聞社発行書籍「産業繊維材料ハンドブック」(1994年11月30日初版第一刷,編者(社)繊維学会)の第471頁の表にあり、本発明の請求項1による連結幌用幌布では、外布の基布の横糸に、この特長があるポリエステルフィラメントを使用して、連結幌に必要な強度と、前後方向の弾性力を伴った緊張がある外幌にした。
【0016】
内幌については、本発明では特に限定しておらず、例えば、従来どおり、ポリエステルフィラメント又はナイロンフィラメントによる縦糸と横糸とを織組織した織布からなる基布に、軟質の熱可塑性ポリマー樹脂が加熱溶着により固定された幌布で構成される。
【0017】
請求項2による連結幌用2重構造幌布では、前記熱可塑性ポリマー樹脂が、軟質の塩化ビニル又は塩化ビニル系樹脂であるとされている。
【0018】
塩化ビニル樹脂は、防水性及び難燃性があり、材料価格が他のプラスチック愛量と比較して価格が安価であることから、請求項2による連結幌用幌布の外幌では、前記基布に、軟質の塩化ビニル又は塩化ビニル系樹脂を加熱溶融して固定させた。
塩化ビニル又は塩化ビニル系樹脂の軟質化は、充填材を添加して行なう。
【発明の効果】
【0019】
本発明の請求項1による連結幌用幌布においては、外幌を、ポリエチレンテレフタレートフィラメントによる縦糸とポリエステルフィラメントによる横糸とを織組織した織布からなる基布に、軟質の熱可塑性ポリマー樹脂が加熱溶着により固定された幌布で構成した結果、丈夫で剛性のある連結幌用幌布にすることが出来るようになった。
とくに、外幌に使用する基布の縦糸に、ポリエチレンテレフタレートフィラメントを使用すると、十分な強度と剛性を有する連結幌用幌布にすることが出来るようになった。
また、外幌に使用する基布の横糸に、ポリエステルフィラメントを使用すると、十分な強度があり、自重により垂下し難い連結幌用幌布にすることが出来るようになった。
よって、走行中の編成車両間に生じる連結幌の上下,左右,ねじれ,前後方向のなどの変位に対して支障なく柔軟に対応できる連結幌用幌布にすることが出来るようになった。
【0020】
そして、外幌と内幌の幌骨を挿入する位置の両側に沿った個所を加熱溶融して固定し、その間の個所に幌骨挿入孔が形成されるようにした結果、幌骨挿入孔を設けるために行う面倒で熟練を要していたミシン縫い作業が不要になった。
【0021】
請求項2による連結幌用幌布においては、前記熱可塑性ポリマー樹脂が、軟質の塩化ビニル又は塩化ビニル系樹脂であるとした結果、防水性と難燃性に優れ、材料コストが抑えられた連結幌用幌布にすることが出来るようになった。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
本発明を実施するための最良の形態は、
外幌が、ポリエチレンテレフタレートフィラメントによる縦糸とポリエステルフィラメントによる横糸とを織組織した基布に、軟質の塩化ビニル又は塩化ビニル系樹脂が加熱溶着により固定された幌布で構成され、
内幌が、ポリエステルフィラメント又はナイロンフィラメントによる縦糸と横糸とを織組織した織布からなる基布に、軟質の塩化ビニル又は塩化ビニル系樹脂が加熱溶着により固定された幌布で構成され、
外幌と内幌とが重ね合わされて、幌骨を挿入させる位置に沿った両側が、加熱溶融されて外幌と内幌とが接合された、連結幌用幌布である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
図1は、旅客車輌用連結幌(以下、連結幌と略称する。)を斜視図で示しており、この連結幌1は、可とう部分5の両端部に幌枠2,2が装着されたものであり、可とう部分5は、本発明実施形態の連結幌用幌布6の内部に、複数本の幌骨4,4・・を前後方向に一定間隔をおいて利用して、道旅客車両の取付部位に装着される。
【0024】
図2は連結幌1をその一部を破断して示した側面図であり、この図に示すように、本発明実施形態の連結幌用幌布6は、例えば、幅920mm又は1150mmの大きさを有する外幌幌布7と内幌幌布12とが重ね合わされ、この重ね合わされた内側に、前後方向に一定間隔をおいて幌骨4,4・・が保持されている。
【0025】
図3(a)は本発明実施形態の連結幌用幌布6の一部を構成する外幌7を、幌布の状態で示した斜視図、図3(b)はその内部構造を示した拡大断面図、図3(c)は外幌7の内部に配置されている基布8の一部を更に拡大して示した図であり、これらの図に示すように、外幌7は、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィラメントによる縦糸9と、ポリエステル(PS)フィラメントによる横糸10とを織組織した基布8の全面に、軟質の塩化ビニル樹脂11が加熱溶融により固定された幌布で構成されている。
【0026】
図4(a)は本発明実施形態の連結幌用幌布6の一部を構成する内幌12を、幌布の状態で示した斜視図、図4(b)はその内部構造を示した拡大断面図、図4(c)は内幌12の内部に設けられている基布13の一部を更に拡大して示した図であり、これらの図に示すように、内幌12は、ナイロン又はポリエステル(PS)フィラメントによる縦糸14と横糸15とを織組織した基布13の全面に、軟質の塩化ビニル樹脂11が加熱溶融により固定されたもので構成されている。
【0027】
図5は外幌7の製造工程の一部を示した図であり、この図に示すように、前記基布8の全面に軟質の塩化ビニル樹脂11を固定させる場合には、例えば、ロール塗布により行われる。
ロール塗布では、ロール式塗布装置50が使用され、この装置50の上部に設けられている容器51内に充填されている、加熱溶融により流動化状態の軟質の塩化ビニル樹脂11が、最上段の2本ロール52,53の間に向けて排出され、更に下方のロール54,55,56から、最下段の2本ロール55,56に至り引き伸ばされる。そして、前記基布8を2本のロール55、56の間に挟みつけられた前記基布8が、矢(イ)方向に送出される過程で、この流動化した塩化ビニル樹脂11が基布8に加圧塗布される。
【0028】
図示していないが、内幌12も同様のロール塗布により、基布13に軟質の塩化ビニル樹脂材料11を固定させることにより製造される。
ロール塗布に代えて、加熱溶融化させた軟質の塩化ビニル樹脂材料9を充填させた槽内に、前記基布8,13を浸漬させ、その後、これを取り出して2本のロールで余分な塩化ビニル樹脂材料11を搾り出すようにしてもよい。
【0029】
このようにして製造された外幌7と内幌12は、連結幌の大きさに裁断され、その後、外幌7と内幌12とが重ね合わされ、次に、これらの間に幌骨挿入孔6a,6a・・が形成されて、本発明実施形態の連結幌用幌布6に仕上げる加工が行われる。
【0030】
図6は外幌7と内幌12との間に幌骨挿入孔6a,6a・・を形成して、本発明実施形態の連結幌用幌布6に仕上げる工程を示した図であり、この図に示すように、この工程では、専用の高周波加熱装置60が使用される。
この装置60を使用した工程では、外幌7と内幌12とを重ね合わせて高周波加熱装置60のテーブル面61上に位置合わせして置き、該装置60の操作スイッチ64をON操作して、前後2列の高周波加熱用端子62L,63Rを支持しているシリンダ63を下降させて、該端子62L,63Rの先端面とテーブル面61に配置されている下方の端子(図示せず)とによって外幌7と内幌12を挟みつけた状態で、前記端子62L,62Rに高周波電源を投入させて、外幌7と内幌12とを加熱溶着により圧着させる作業が行われる。
このようにすると、外幌7と内幌12は、2列の溶着個所6L,6Rが圧着され、この作業を、外幌7と内幌12を順送りしながら繰り返して、2列の溶着個所6L、6Rを、一定間隔をおいて、複数形成する。
【0031】
図7(a)は本発明実施形態の連結幌用幌布6を示した斜視図であり、(b)はその一部の断面形状を拡大して示した図であり、これらの図に示すように、上述による高周波加熱により、重ね合わせた外幌と内幌12とが圧着させると、2列の溶着部分6L,6Rの間に幌骨挿入孔6a,6a・・が形成された、本発明実施形態の連結幌用幌布6になる。
【0032】
図8は本発明実施形態の連結幌用幌布6に幌骨4,4・・を挿入させる途中の状態を示した斜視図であり、この図に示すように、本発明実施形態の連結幌用幌布6を使用して連結幌の製造する場合には、前後の端部6F、6Rの端末処理を行なって、各幌骨挿入孔6a,6a・・内に幌骨4,4・・が挿入される。
そして、その後、各幌骨4,4・・を曲げ加工機を利用して曲げ加工して、連結幌の形状に仕上げ、その後、各幌骨4,4・・の開放端部を連結パイプで連結させ、連結幌用幌布6の対向端部を接合させると、図1に示す連結幌1の可とう部分5が出来上がり、この可とう部分5の前後の端部に幌枠2,2を装着すると、連結幌1が出来上がる。
【0033】
このようにして外幌7と内幌12とが重ね合わされて接合された本発明実施形態の連結幌用幌布6で、連結幌1の可とう部分5の基布を構成すると、外幌7の内部に設けられている基布の周回方向になる縦糸に、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィラメントが使用されているため、強度と剛性のある連結幌1になる。
【0034】
また、外幌7の内部に設けられている基布の前後方向になる横糸に、ポリエステル(PS)フィラメントが使用されているため、強度と前後方向に弾性力を伴った引っ張り強度のある連結幌1になる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】旅客車輌用連結幌を示した斜視図である。
【図2】連結幌をその一部を破断して示した側面図である。
【図3】(a)は本発明実施形態の連結幌用幌布の一部を構成する外幌を、幌布の状態で示した斜視図、(b)はその内部構造を示した拡大断面図、(c)は外幌の内部に設けられている基布の一部を更に拡大して示した図である。
【図4】(a)は本発明実施形態の連結幌用幌布の一部を構成する内幌を、幌布の状態で示した斜視図、(b)はその内部構造を示した拡大断面図、(c)は内幌の内部に設けられている基布の一部を更に拡大して示した図である。
【図5】外幌の製造工程の一部を示した図である。
【図6】外幌と内幌との間に幌骨挿入孔を形成して、本発明実施形態の連結幌用幌布に仕上げる工程を示した図である。
【図7】本発明実施形態の連結幌用幌布を示した斜視図であり、(b)はその一部の断面形状を拡大して示した図である。
【図8】本発明実施形態の連結幌用幌布に幌骨を挿入させる途中の状態を示した斜視図Sである。
【符号の説明】
【0036】
1 連結幌
2 幌枠
4 幌骨
5 可とう部分
6 連結幌用幌布
6a 幌骨挿入孔
6F,6R 端部
7 外幌
8 基布
9 縦糸
10 横糸
11 軟質の塩化ビニル樹脂
12 内幌
13 基布
14 縦糸
15 横糸
50 ロール式塗布装置
51 容器
52〜56 ロール
60 高周波加熱装置
61 テーブル面
62L,63R 高周波加熱用端子
63 シリンダ
64 操作スイッチ
【出願人】 【識別番号】000176132
【氏名又は名称】三上 豊三郎
【出願日】 平成18年12月29日(2006.12.29)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−162540(P2008−162540A)
【公開日】 平成20年7月17日(2008.7.17)
【出願番号】 特願2006−357536(P2006−357536)