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【発明の名称】 照明用スイッチ装置
【発明者】 【氏名】笹本 融

【要約】 【課題】ルーフランプの照明用スイッチ装置を自動車の運転時にも操作を容易とする。

【構成】運転席側のルーフランプを操作する照明用スイッチ装置であって、運転席のアームレストの上面または着座姿勢で操作可能な範囲のセンターコンソールボックスの上面に配置される1つの操作片と、前記操作片を押し込み自在及び前後方向に傾動自在に支持する支持部と、前記操作片の操作に応じて開閉される接点部を備え、前記接点部は、前記操作片の押し込み操作と前後傾動操作のいずれか一方の操作で前記ルーフランプを点灯、消灯する接点部と、いずれか他方の操作で前記ルーフランプの照度を調節する照度調節接点部を備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転席側のルーフランプを操作する照明用スイッチ装置であって、
運転席のアームレストの上面または着座姿勢で操作可能な範囲のセンターコンソールボックスの上面に配置される1つの操作片と、
前記操作片を押し込み自在及び前後方向に傾動自在に支持する支持部と、
前記操作片の操作に応じて開閉される接点部を備え、
前記接点部は、前記操作片の押し込み操作と前後傾動操作のいずれか一方の操作で前記ルーフランプを点灯、消灯する接点部と、いずれか他方の操作で前記ルーフランプの照度を調節する照度調節接点部を備えていることを特徴とする照明用スイッチ装置。
【請求項2】
前記接点部は、前記操作片の押し込み操作で前記ルーフランプを点灯、消灯するオン・オフ接点部と、前記操作片の前後傾動操作で前記ルーフランプの照度を調節する照度調節接点部とからなる請求項1に記載の照明用スイッチ装置。
【請求項3】
前記操作片は助手席側のルーフランプの兼用操作片とし、
前記操作片は左右方向にも傾動自在として、前後左右の4方向に傾動自在に前記本体部に支持し、かつ、該操作片の左右方向の傾動により運転席側ルーフランプと助手席側ルーフランプとを選択できるルーフランプ選択用接点部を備えている請求項2に記載の照明用スイッチ装置。
【請求項4】
運転席側のルーフランプと助手席側のルーフランプを操作する照明用スイッチ装置であって、
運転席と助手席の間のアームレストの上面または着座姿勢で操作可能な範囲内のセンターコンソールボックスの上面に左右方向に並設配置される運転席側の操作片と助手席側の操作片と、
前記運転席側および助手席側の2つの前記操作片を夫々押し込み自在及び前後方向に傾動自在に支持する支持部と、
前記各操作片の操作に応じて開閉される接点部を備え、
前記接点部は、前記操作片の押し込み操作と前後傾動操作のいずれか一方の操作で前記ルーフランプを点灯、消灯する接点部と、いずれか他方の操作で前記ルーフランプの照度を調節する照度調節接点部を備えていることを特徴とする照明用スイッチ装置。
【請求項5】
前記操作片の上面の中央部と前後両側部に凸部又は凹部を形成している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の照明用スイッチ装置。
【請求項6】
前記接点部の開閉動作に応じて、前記ルーフランプのランプ回路の送受信部に赤外線を用いて無線通信する送受信部を備え、該送受信部はルーフランプの送受信に対して下方正対位置に配置している請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の照明用スイッチ装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、照明用スイッチ装置に関し、詳しくは、運転席から着座姿勢で操作可能な範囲に照明用スイッチ装置を配置して照明を操作するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、自動車に搭載されたエアコンやオーディオ等の電装品を操作するために種々のスイッチ装置が提案されている。これらスイッチ装置は、例えば特開2005−254955号公報(特許文献1)に示すように、自動車内前方のインスツルメントパネルに配置されていることが多い。
【0003】
【特許文献1】特開2005−254955号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、通常、運転者は運転席のバックシートに背中を密着させた姿勢で運転を行っている。スイッチ装置がインスツルメントパネルに配置されていると、運転者がスイッチ装置を操作する際に前かがみの姿勢にならざるを得ず、楽な姿勢で操作を行うことができないという問題がある。
また、運転時においては運転者の視線は前方に向かっているため、スイッチを操作するためには運転者は手さぐりでスイッチを探さなくてはならない。このため、迅速なスイッチ操作を行うことが困難となる問題がある。
さらに、スイッチ装置が複数の電装品を操作するものである場合には、スイッチ装置に複数のスイッチが配置されることになり、手さぐりで所要の電装品のスイッチを探さなければならず、これらの点で改善の余地がある。
特に、トンネル内や夜間走行時において運転者席の上方に搭載されたルーフランプを点灯したい場合には、室内が見えにくいこともあり、スイッチ位置を探す必要があれば、非常に操作しづらいものとなる。
【0005】
本発明は、前記問題に鑑みてなされたもので、特に、トンネル内の走行時や夜間走行時において運転者席や助手席の上方に設置されたルームランプを点灯したい場合に、運転姿勢を変えることなく、ワンタッチで簡単に操作できる照明用スイッチ装置を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明は、運転席側のルーフランプを操作する照明用スイッチ装置であって、
運転席のアームレストの上面または着座姿勢で操作可能な範囲のセンターコンソールボックスの上面に配置される1つの操作片と、
前記操作片を押し込み自在及び前後方向に傾動自在に支持する支持部と、
前記操作片の操作に応じて開閉される接点部を備え、
前記接点部は、前記操作片の押し込み操作と前後傾動操作のいずれか一方の操作で前記ルーフランプを点灯、消灯する接点部と、いずれか他方の操作で前記ルーフランプの照度を調節する照度調節接点部を備えていることを特徴とする照明用スイッチ装置を提供している。
【0007】
前記のように、操作片の押し込み操作と前後傾動操作のうち、どちらの操作をルーフランプの点灯・消灯用、照度調節用としてもよいが、押し込み操作で消灯・点灯、傾動操作で照度調整することが、操作性およびスイッチ装置の構造上で好ましい。
したがって、前記接点部は、操作片の押し込み操作で前記ルーフランプを点灯、消灯するオン・オフ接点部と、前記操作片の前後傾動操作で前記ルーフランプの照度を調節する照度調節接点部を備えた構成とすることが好ましい。
【0008】
前記本発明の構成によれば、スイッチ装置の操作片を運転席のアームレストの上面や着座姿勢で操作可能な範囲のセンターコンソールボックスの上面に配置する構成としているので、運転者は着座姿勢でアームレストやコンソールボックスに腕や手を乗せて、前かがみにならずに運転時の姿勢を保ったまま手元の操作片を操作することができる。また、運転者が前方から視線を離さずに手探りで操作片を操作することもでき、操作が容易となる。
【0009】
また、前記アームレスト上等に設置するスイッチ装置は照明用スイッチ装置のみであるため、オーディオやエアコンなど他の用途のスイッチは混在しない。よって、運転者はアームレストやセンターコンソールボックスの上面の操作片を操作することで、他用途のスイッチと混同することなくルーフランプを点灯することができる。
【0010】
特に、トンネル走行時や夜間など自動車内が暗い状態ではルーフランプを点灯する際に、照明用スイッチ装置を他のスイッチと混在させずに、かつ、運転姿勢を崩さずにスイッチ操作できるため、手探りであっても迅速にルーフランプを点灯させることができる。
【0011】
さらに、前記操作片の押し込み操作と前後傾動操作でルーフランプの点灯、消灯と、ルーフランプの照度調節を行える構成としているため、1つの操作片で点灯、消灯と照度調節の2つの動作を行うことができる。動作毎に操作する複数の操作片を設けると、各動作ごとに手探りで操作片を探さなくてはならないが、本発明のように1つの操作片で2つの動作を行う構成とすることで、運転者は1つの操作片だけを操作すればよく、ルーフランプの操作が容易となる。
【0012】
ルーフランプの照度調節は、操作片の傾動操作の継続時間に応じて行うことが好ましい。より好ましくは、傾動操作時間が長くなるほど、ルーフランプの照度が高くまたは低くなる設定とすることが好ましい。
また、ルーフランプの照度調節の動作は、操作片の傾動操作が一定時間継続した後に行われることが好ましい。運転者がルーフランプの点灯、消灯を意図して操作を行ったが、誤って傾動操作を行ってしまった場合に、ルーフランプの照度が変化することを防ぐことができる。
【0013】
助手席側にもルーフランプがある場合には、前記操作片は助手席側のルーフランプの兼用操作片とし、
前記操作片は左右方向にも傾動自在として、前後左右の4方向に傾動自在に前記本体部に支持し、かつ、該操作片の左右方向の傾動により運転席側ルーフランプと助手席側ルーフランプとを選択できるルーフランプ選択用接点部を備えている構成とすることが好ましい。
【0014】
右ハンドル車では、操作片の右方向の傾動操作により運転席側ルーフランプを選択し、左方向の傾動操作により運転席側ルーフランプを選択する構成とすると、座席位置の方向と操作方向が一致するため、操作しやすいものとなる。
その場合、例えば、操作片を右方向に傾動し、その後に操作片を前後方向に傾動操作した場合は、照度の調整は運転席側ルーフランプに対して行うことができる。また、操作片を左方向に傾動した後に前後方向の傾動操作を行った場合は、照度の調整は助手席側ルーフランプに対して行うことができる。
【0015】
操作片を押し込み操作については、例えば、4段階の押し込み操作とし、下記のように、操作毎に順次切り替える構成とする。
(1)運転席側と助手席側の両方のルーフランプが点灯
(2)運転席側ルーフランプのみが点灯
(3)助手席側ルーフランプのみが点灯
(4)運転席側と助手席側の両方のルーフランプが消灯
【0016】
運転席側のルーフランプと助手席側のルーフランプのスイッチ装置としては、前記1つの操作片を備えたスイッチ装置に代えて、下記の構成としてもよい。即ち、
運転席と助手席の間のアームレストの上面または着座姿勢で操作可能な範囲内のセンターコンソールボックスの上面に左右方向に並設配置される運転席側の操作片と助手席側の操作片と、
前記運転席側および助手席側の2つの前記操作片を夫々押し込み自在及び前後方向に傾動自在に支持する支持部と、
前記各操作片の操作に応じて開閉される接点部を備え、
前記接点部は、前記操作片の押し込み操作と前後傾動操作のいずれか一方の操作で前記ルーフランプを点灯、消灯する接点部と、いずれか他方の操作で前記ルーフランプの照度を調節する照度調節接点部を備えていることを特徴とする照明用スイッチ装置を提供している。
前記照明用スイッチ装置においても、前記接点部は、前記各操作片の押し込み操作で対応する前記ルーフランプを点灯し、押し込み操作解除で消灯するオン・オフ接点部と、
前記各接点片の傾動操作で対応する前記ルーフランプの照度を調整する照度調整接点部からなることが好ましい。
【0017】
前記のように、左右方向に並設された2つの操作片により運転席側のルーフランプと助手席側のルーフランプを操作するので、運転席側または助手席側のルーフランプを別の操作片で操作できる。
また、運転席に近い右方向に配置された操作片により運転席側ルーフランプを操作し、助手席に近い左方向に配置された操作片により助手席側ルーフランプを操作する構成としているので、運転者は手探りであっても感覚的に各操作片に対応するルーフランプを認識することができる。
【0018】
前記操作片が1つの場合及び左右に2つの操作片を設けた場合のいずれにおいても、前記操作片の上面の中央部と前後両側部に凸部又は凹部を形成してることが好ましい。
凸部又は凹部を形成することで、運転者の操作片の前後左右方向への傾動操作時および押し込み操作時における操作位置を明確にすることで、操作をより簡単且つ確実の行えるようにすることができる。
【0019】
前記操作片による操作でルーフランプを作動する回路は無線回路とすることが好ましい。
即ち、本発明の照明用スイッチ装置は、前記接点部の開閉動作に応じて、前記ルーフランプのランプ回路の送受信部に赤外線を用いて無線通信する送受信部を備え、該送受信部はルーフランプの送受信に対して下方正対位置に配置している。
前記ランプ回路の送受信部はルーフに配置することが好ましいが、インストルメントパネル内に配置して、インストルメントパネルハーネスを介してルーフハーネスのランプ回路へと信号を送信してもよい。
このように、照明用スイッチ装置が送信部を備え、ルーフランプ側に受信部を備える構成とすることで、照明用スイッチ装置から無線通信によりルーフランプを操作することができ、照明用スイッチ装置とルーフランプを接続する信号線を不要とすることができる。
なお、運転席側ルーフランプと照明用スイッチ装置は無線通信によらず、信号線で接続してもよい。
【発明の効果】
【0020】
前述したように、本発明の照明用スイッチ装置によれば、スイッチ装置の操作片を運転席のアームレストの上面や着座姿勢で操作可能な範囲のセンターコンソールボックスの上面に配置する構成としているので、運転者は着座姿勢でアームレストやコンソールボックスに腕や手を配置して前かがみにならず運転時の姿勢を保ったまま手元の操作片を操作することができると共に、運転者が前方から視線を離さずに手探りで操作片を操作することができ、操作が容易となる。特に、ルーフランプは夜間およびトンネル内等の室内が暗い状態で点灯等の操作を行うため、運転姿勢を保持した状態でワンタッチ操作できる点で、利便性および安全性の点で優れている。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図5は本発明の第1実施形態を示す。
図1は自動車10に照明用スイッチ装置20を搭載した図である。
【0022】
自動車10の運転席側の前方上部のフロントガラスと連続する部位のルーフ12に、ルーフハーネスのランプ回路(図示せず)と接続された運転席側ルーフランプ11が搭載されている。
前記ルーフランプ11を操作する照明用スイッチ装置20を運転席側アームレスト15に配置している。
前記運転席側ルーフランプ11に接続されるランプ回路に無線送受信部13を設け、前記照明用スイッチ装置20との間で赤外線を用いて無線通信して、照明用スイッチ装置20からの操作信号でルーフランプ11を制御している。
【0023】
図2に示すアームレスト15上に搭載した照明用スイッチ装置20は、スイッチ21と前記ランプ回路の無線送受信部13と正対位置に送信部30を備えている。
【0024】
スイッチ21の構造は図3に示すように、ケーシング40内に、下方よりプリント基板23と、弾性変形自在な可動接点部24a(24a−1〜24a−3)を備えたゴム接点スイッチシート24と、絶縁樹脂成形品からなる支持部材25を収容し、かつ、ケーシング40の上面開口に操作片22を配置している。該操作片22は前後方向を長尺とした楕円形状の操作部22aと、該操作部22aの中央下面から突設した支柱部22bを備えている。
【0025】
前記支持部材25の中央部と前後両側に設けた開口部に、可動接点部材26、27、28を前記ゴム接点スイッチシート24で上向きに付勢して昇降自在に取り付けている。前後の可動接点部材27、28の上向きに突設した可動棒27a、28aで操作片22の前後両側の下面を上向き付勢で昇降自在に支持し、かつ、操作片22の中央下部から突設した支柱部22bを中央の可動接点部材26に設けた凹部26aで上向きに付勢して昇降自在に支持している。
【0026】
即ち、操作片22は図4(A)〜(D)に示すように、初期状態(A)から(B)に示すように中央部が押し込まれると水平に下降し、(C)、(D)に示すように、前後いずれか一方が押し込まれると前後いずれか一方に傾動するように前記可動接点部材26〜28で支持している。
【0027】
前記可動接点部材26、27、28の下面と固着部分の前記ゴム接点スイッチシート24には可動接点部24a−1、24a−2、24a−3をそれぞれ設けると共に、隙間をあけて対向したプリント基板23上に固定接点部23a(23a−1〜23a−3)をそれぞれ設け、可動接点部材26〜28が下降した時に、可動接点部24aと固定接点部23aが接触してスイッチオンとなる構成としている。
【0028】
前記操作片22の楕円形状の操作部22aは、中心部には半球状に膨出した膨出部22cを備え、膨出部22cの頂点に凹部22dを設けている。さらに、前後方向の2箇所に、操作片22の押し込み方向を指示するための三角状ボタン22e、22fを設けている。
【0029】
図5は操作片22の操作に対する運転席側ルーフランプ11の動作を表した図である。
操作片22の中心部にある凹部22dを押し込み操作すると、運転席側ルーフランプ11が消灯している場合には運転席側ルーフランプ11が点灯し、運転席側ルーフランプ11が既に点灯している場合には運転席側ルーフランプ11が消灯となる構成としている。
三角状ボタン22e、22fにより操作片22を傾動操作すると、運転席側ルーフランプ11の照度を調節する構成とし、前側の三角状ボタン22eを傾動すると、運転席側ルーフランプ11の照度が高くなり、後側の三角状ボタン22fを傾動すると、照度が低くなる設定としている。
【0030】
よって、運転者が操作片22を操作して三角状ボタン22eを押すと、支柱部22bの下端部を支点として操作片22が前方向に傾動し、操作片22の底面で可動接点部材27を押し下げ、対応する可動接点部24a−2と固定接点部23a−2とを当接してオン動作される。運転者が操作片22に対する押し下げ操作を解除すると、オン動作された可動接点部24a−2は弾性復元力により上向きに付勢されて固定接点部23a−2から離れてオフとなる。
後側の三角状ボタン22fも同様に押し下げることでスイッチオンとなり、押し下げを解除するとスイッチオフとなる。
【0031】
また、運転者が操作片22の中央部の凹部22dを押し込み操作すると、支柱部22bによって可動接点部材26が押し下げられ、可動接点部24a−1は固定接点部23a−1と当接してスイッチオンとなり、押し下げを解除するとスイッチオフとなる。
【0032】
このように、本発明の照明用スイッチ装置20によれば、操作片22を運転席のアームレスト15の上面に配置する構成としているので、運転者は着座姿勢でアームレスト15に腕や手を配置して前かがみにならず運転時の姿勢を保ったまま手元の操作片22を操作することができる。
【0033】
図6乃至図8は本発明の第2実施形態を示す。
照明用スイッチ装置20は運転席側ルーフランプ11に加えて助手席側ルーフランプ17をオンオフするものであり、助手席側ルーフランプ17は自動車10のルーフ12の運転席側ルーフランプ11の横に並列配置している。
【0034】
スイッチ21の操作片22には、アームレスト15の長手方向(前後方向)2箇所に設けた三角状ボタン22e、22fに加えて、さらにアームレスト15の長手方向と直角方向(左右方向)に2箇所に三角状ボタン22g、22hを設けている。すなわち、操作片22には前後左右4箇所に三角状ボタン22e〜22hを設けている。
それに伴い、ゴム接点スイッチシート24には、中心部の可動接点部24a−1であるオンオフ接点部と、中心部を挟んでアームレスト15の長手方向の2箇所に設けた可動接点部24a−2、24a−3である照度調節接点部に加えて、中心部を挟んでアームレスト15の長手方向と垂直方向に2箇所可動接点部24a−4、24a−5(図示せず)を設け、ルーフランプ選択用接点部としている。
ルーフランプ選択用接点部は照度調節接点部と同様の構造としている。
【0035】
図8は操作片22の操作に対する運転席側ルーフランプ11の動作を表した図である。
操作片22は三角状ボタン22g、22hを押して左右に傾動操作が可能であり、左右方向の傾動により運転席側ルーフランプ11と助手席側ルーフランプ17とを選択する構成としている。ここで、左とは助手席側を指し、右とは運転席側を指すものとする。
【0036】
左側の三角状ボタン22gを傾動すると、助手席側ルーフランプ17が選択され、前の三角状ボタン22eと後の三角状ボタン22fは助手席側ルーフランプ17の照度を調整する。右側の三角状ボタン22hを傾動すると、運転席側ルーフランプ11が選択され、前の三角状ボタン22eと後の三角状ボタン22fは運転席側ルーフランプ11の照度を調節する。
【0037】
また、操作片22の中心部にある凹部22bの押し込み操作をする度に、
(1)運転席側ルーフランプ11と助手席側ルーフランプ17の両方が点灯
(2)運転席側ルーフランプ11のみが点灯
(3)助手席側ルーフランプ17のみが点灯
(4)運転席側ルーフランプ11と助手席側ルーフランプ17の両方が消灯
前記(1)から(4)の動作が順次切り替える構成としている。
【0038】
前記構成によれば、1つの操作片で点灯、消灯、照度調節、ルーフランプの選択の3つの動作を行うことができる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0039】
図9は本発明の第3実施形態を示す。
照明用スイッチ装置20はセンターコンソールボックス18の上面であって、着座姿勢で操作可能な範囲に配置している。操作片22はセンターコンソールボックス18の上面より上方に突出している。
【0040】
センターコンソールボックス18の上面に照明用スイッチ装置20を配置することでも、運転者は着座姿勢でセンターコンソールボックス18の上面に腕や手を配置して前かがみにならず運転時の姿勢を保ったまま手元の操作片22を操作することができる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0041】
図10は本発明の第4実施形態を示す。
操作片22A、22Bを左右に2つ並べてアームレスト15に配置しており、右側の操作片22Aは運転席側ルーフランプ11を操作し、左側の操作片22Bは助手席側ルーフランプ17を操作している。
操作片22A、22Bは矩形状であり、押し込み自在及び前後方向に傾動自在としている。
【0042】
右側の操作片22Aを操作することで、運転席側ルーフランプ11のオン・オフと照度の調整を行うことができると共に、左側の操作片22Bを操作することで、助手席側ルーフランプ17のオン・オフと照度の調整を行うことができる。
なお、他の構成および作用効果は第1実施形態と同様のため、同一の符号を付して説明を省略する。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の第1実施形態である自動車に照明用スイッチ装置を搭載した図である。
【図2】アームレストの要部拡大図である。
【図3】スイッチの断面図である。
【図4】操作片の操作の概略図である。
【図5】操作片の操作に対する運転席側ルーフランプの動作を示した図である。
【図6】第2実施形態の自動車に照明用スイッチ装置を搭載した図である。
【図7】第2実施形態のアームレストの要部拡大図である。
【図8】第2実施形態の操作片の操作に対する運転席側ルーフランプの動作を示した図である。
【図9】第3実施形態の自動車に照明用スイッチ装置を搭載した図である。
【図10】第4実施形態のアームレストの要部拡大図である。
【符号の説明】
【0044】
13 無線送受信部
11 運転席側ルーフランプ
15 アームレスト
17 助手席側ルーフランプ
18 センターコンソールボックス
20 照明用スイッチ装置
21 スイッチ
22(22A、22B) 操作片
22b 支柱部
22c 膨出部
22d 凹部
22e〜22h 三角状ボタン
23 プリント基板
24 ゴム接点スイッチシート
25 支持部材
26、27、28 可動接点部材
30 送信部
【出願人】 【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
【出願日】 平成18年8月10日(2006.8.10)
【代理人】 【識別番号】100072660
【弁理士】
【氏名又は名称】大和田 和美


【公開番号】 特開2008−44401(P2008−44401A)
【公開日】 平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願番号】 特願2006−218706(P2006−218706)