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美術装飾品 - 特開2008−290317 | j-tokkyo
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【発明の名称】 美術装飾品
【発明者】 【氏名】長谷川 文煥

【要約】 【課題】広く身飾品等にも使用でき、美的水準が高いうえ、立体的に制作することも容易であるという好ましい美術装飾品を提供する。

【解決手段】下地として樹脂製基材を使用し、その表面に、粉状または粒状の宝石を多数接着する。上記宝石の接着を、石用の接着剤と石膏用接着剤、瞬間接着剤とを混合した接着剤によって行う。樹脂製基材として無色透明または白色のものを使用し、また、宝石が盛り上がった部分を有するようにするのがとくに好ましい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
樹脂製基材の表面に、粉状または粒状の宝石が集めて接着されていることを特徴とする美術装飾品。
【請求項2】
樹脂製基材に対する上記宝石の接着が、石用の接着剤と石膏用接着剤と瞬間接着剤とが混合された接着剤によって行われていることを特徴とする請求項1に記載の美術装飾品。
【請求項3】
樹脂製基材が無色透明または白色であることを特徴とする請求項1または2に記載の美術装飾品。
【請求項4】
曲面または凹凸面にされた樹脂製基材の表面に上記宝石が接着され、または樹脂製基材の表面に集積高さが均一でないように上記宝石が接着されることにより、盛り上がった部分を有するように上記宝石が接着されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の美術装飾品。
【請求項5】
樹脂製基材の表面に盛り上がった部分を有するように上記宝石が接着されていて、その盛り上がった部分では、樹脂製基材と宝石との間に粉状または粒状の自然石が集めて接着されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の美術装飾品。
【請求項6】
接着された宝石の全体が透明樹脂被膜で覆われていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の美術装飾品。
【請求項7】
上記宝石のうち一部または全部のものは、光の多くを特定方向へ反射するカットを施されていて、当該特定方向が正面の鑑賞者の方向となるよう向きを定めて接着されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の美術装飾品。
【請求項8】
上記の宝石にダイヤモンドまたはルビーが含まれていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の美術装飾品。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
請求項に係る発明は、粉状ないし粒状の宝石を多数使用して制作された美術装飾品(絵画・彫刻等の美術品もしくは美術工芸品、または置物・身飾品等の装飾品)に関するものである。
【背景技術】
【0002】
宝石画またはジュエリーアート等と呼ばれる、粉状ないし粒状の宝石を用いて描かれた絵画が知られている。ガラスの基板の上にそのような細かい宝石を無数に集めて接着し、宝石ごとの色や濃淡の違い等に基づいて人物や風景等を描いたものである。特定の部分に宝石を多く集めて盛り上がった部分を形成し、立体的に仕上げられることもある。ガラス上に宝石を接着するそのような宝石画では、接着剤として石用のもの(エポキシ系接着剤等)が使用されている。
【0003】
下記の特許文献1には、石材等の無機系材料の表面に、石粉や貝殻粉等の微粉末と着色剤等を含む画材によって盛り上がった絵を描くことが記載されている。当該文献1によると、上記の微粉末および着色剤とともに、セメントおよび混和剤(モルタル接着増強剤など)を使用することとされている。
【特許文献1】特開2003−201422号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ガラス上に宝石で絵を描く従来の宝石画には、つぎのような課題がある。
i) ガラス製の基板は割れやすいので、取り扱いに注意する必要がある。また、その絵画は、壁掛け用や置物として使用するには差し支えないとしても、身飾品や日用品などに使用するには、割れやすく危険であるため問題がある。
ii) ガラスの透明度が高すぎるため、宝石で描いた絵が映えないことがある。接着した宝石の隙間を通して光がガラス製基板に入ると、下地である基板が明るく目立って、表面の宝石の輝きを相対的に弱めてしまいがちだからである。下地の透明度や色・明度は、使用する宝石やモチーフ等に応じて適切に定められるのが望ましい。
iii) 盛り上がった部分や曲面を含む絵にすることが難しい。基板を曲げたり厚み分布をもたせたりすると絵画を立体的にすることができるが、基板がガラスである場合には、そのような加工が容易ではないからである。
【0005】
特許文献1に記載の技術は、石材を基材としてその表面上に絵を描くものであるから、制作された装飾品は、ガラスを基材とするものほど割れやすくはない。しかし、下地となる石材の色や明度を自由には定めがたいうえ、曲げたり厚みを変化させたりすることが難しい、といった課題がともなう。
【0006】
請求項に係る発明は、従来の宝石画等における上記の課題を解決して、広い用途に使用でき、美的水準が高いうえ立体的に制作することも容易である、という好ましい美術装飾品を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項に係る発明の美術装飾品は、下地となる材料として樹脂製基材を使用し、その表面に、粉状または粒状の宝石を多数接着したことを特徴とする。
ここで「粉状または粒状の」とは、粒径がたとえば0.1mm〜5mm程度のものをいう。
「宝石」とは、硬質の鉱物であって色沢が美しく屈折率が大きいものをいい、ダイヤモンドやヒスイ、水晶、エメラルド、サファイア、ルビー、オパールなどをさす。他の宝石もしくはそれに準じる天然石・人工石・ガラス等を使用する場合を含み、また、宝石類以外の物を併せて接着する場合をも含むものとする。
「樹脂」としては、アクリル樹脂やポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂などを使用することができる。
【0008】
発明の美術装飾品は、宝石(宝石群)を接着する下地が樹脂であるため、つぎのよう
な利点を有する。
i) 従来のようにガラス基板を使用する場合とは違って下地が破損しにくいため、取り扱いが容易で、長期間安心して使用できる。またそのために、壁掛け用の絵画や置物等とするのみでなく、身飾品や日用品等にすることも可能である。
ii) 下地とする樹脂製基材について、その透明度や色・明度等を、使用する宝石やモチーフ等に合わせて自由に設定しまたは選定することができる。そのため、宝石の目立ち方や印象度等を強めたりコントロールしたりすることが可能である。
iii) 下地とする樹脂製基材は、凹凸を設けて一部を盛り上がらせたり、曲げ加工を施して表面を滑らかな曲面にしたりすることが、接合や熱加工(プレスや成型を含む)等によって簡単に行える。したがって発明の美術装飾品を、立体感に富んだ絵画とし、または立体彫刻とすること等も容易である。
【0009】
発明の美術装飾品は、樹脂製基材に対する上記宝石の接着を、石用の接着剤と石膏用接着剤、瞬間接着剤との三種を混合した接着剤によって行うこととするのが好ましい。そのような接着剤を用いて、樹脂製基材と宝石との間などを接着するのである。
【0010】
ガラスではなく樹脂製の基材を下地にする場合、ガラスの場合と同じ接着剤(前記したとおり石用のエポキシ系接着剤等)を使用しても適切に接着できるとは限らない。そこで発明者らは、樹脂製基材に宝石を接着する場合の適切な接着剤について調査・研究した結果、上記した複数種の接着剤を混合して使用するのがよいことが分かった。そのような接着剤なら、樹脂製基材の上に宝石が十分に強く接着されるうえ、接着剤が白濁等して宝石の一部や基材が見えにくくなることがない。
【0011】
上記の樹脂製基材として、無色透明または白色のものを使用するのがとくに好ましい。
下地の樹脂が白色であれば、その表面上に配置される宝石は、その種類や色を問わず全般に、本来の色や輝きを十分に目立たせることができるからである。樹脂が透明である場合にも、樹脂に適度な不透明度があり、またはその樹脂の下に白色の板や紙類を設けるなら、宝石本来の美しさを同様に際だたせることができる。したがって、発明の美術装飾品は、宝石の隙間や宝石群の配置されない箇所に特別な背景色または背景をなす材料を配置しなくとも、宝石本来の美しさを引き出すものとして仕上げられる。
【0012】
上記の宝石は、曲面または凹凸面にされた樹脂製基材の表面に接着し、または樹脂製基材の表面(平坦な場合を含む)に集積高さが均一でないように接着することにより、盛り上がった部分を有するように接着するのが、さらに好ましい。
宝石群の一部に盛り上がった部分を形成すると、その美術装飾品が立体的になり、一層に強く印象に訴えるものとなる。盛り上がった部分を形成するためには、上記のように集積高さ(厚さ)が均一でないように宝石群を接着することとしてもよいが、基材が樹脂製であることの利点を生かして当該基材の表面をあらかじめ曲面または凹凸面にしておき、その上に均一または不均一な厚さに宝石群を接着するようにするのもよい。
【0013】
樹脂製基材の表面に盛り上がった部分を有するように宝石を接着する場合、その盛り上がった部分では、樹脂製基材と宝石との間に粉状または粒状の自然石(とくに大理石や安い宝石類)多数を接着することもできる。その場合、基材と当該自然石との間、および自然石と宝石との間は、たとえば前記接着剤(石用接着剤と石膏用接着剤と瞬間接着剤とが混合されたもの)によって接着するとよい。
大理石等の自然石を砕いて粉状または粒状にしたものは、宝石に近い光沢と輝きを有するため、宝石群のすぐ下や宝石同士の隙間から見える部分に配置されるとき、宝石との境目を分かりにくくして美術装飾品全体の美しさを向上させ得るほか、自然石の好ましい色のものを集めて宝石の美しさを際だたせることもできる。しかも、大理石等の価格は宝石に比べて大幅に安い。したがって、上記のように自然石を使用することにより盛り上がった部分を有するように宝石を接着した美術装飾品は、立体的であるがゆえに印象に訴えるほか、宝石が目立つとともに全体的にも美しく、しかも低コストの製品とすることができる。
【0014】
接着された宝石の全体は、透明な樹脂被膜で覆うのもよい。その樹脂としても、アクリル樹脂やポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹脂などを使用するとよい。
壁掛け用の絵画や置物、彫刻品等においては、接着された宝石を露出させてそれらに直接に光が当たるようにするのがよいが、身飾品や日用品等としての美術装飾品では、宝石の全体をこのように透明樹脂被膜で覆うのがよい。身飾品や日用品等は人の手などに触れる機会が多いため、宝石が汚れたり剥がれたりするのを防止し、または宝石によって肌を傷つけることがないようにする意味で、それが好ましいといえる。
【0015】
上記宝石のうち一部または全部のものについては(たとえば位置づけの重要な宝石。比較的大粒のものに限るのもよい)、光の多くを特定方向へ反射するカットを施し、当該特定方向が正面の鑑賞者の方向(つまり、50cm〜1m程度離れた、その美術装飾品を最もよく観察できる位置へ至る方向)と一致するように向きを定めて接着するとさらに好ましい。
そうすると、この美術装飾品を適切な位置から見るとき宝石の一部または全部が輝きを増し、美術装飾品がとくに顕著な美しさをもって印象づけられることになる。
【0016】
上記の宝石にダイヤモンドまたはルビーを含めると好ましい。
ダイヤモンドは、光に対する屈折率が高い関係で、宝石の中でもとくに輝きが強く、粉状または粒状のものであってもキラキラと目立って強い輝きを発揮する。そのため、ダイヤモンドを使用する場合には、発明の美術装飾品における美的水準はとくに高いものとなる。上記のように特定のカットを施したうえその向きを設定して接着する宝石としてダイヤモンドを使用するのは、正面から見る者にとくに強い輝きを印象づける点で、きわめて好ましい。また、同様の効果はルビーを使用する場合にももたらされる。
【発明の効果】
【0017】
請求項に係る発明の美術装飾品は、樹脂製基材を使用するため、i)取り扱いが容易で長期間安心して使用でき、身飾品や日用品等に適用することもできる、ii)宝石の目立ち方や印象度等を強め、またはコントロールすることができる、iii)立体感に富んだ絵画または立体彫刻等とすることも容易である、といった効果を有する。
さらに、好ましい接着剤を使用することにより、樹脂製基材に宝石を強く接着することができるほか、接着剤が白濁等することもない。
また、無色透明または白色の樹脂製基材を使用すると、特別な背景色や背景材料を配置しなくとも、美しい美術装飾品とすることができる。
【0018】
宝石群の一部に盛り上がった部分を形成すると、一層印象的な美術装飾品とすることができる。その盛り上がった部分に粉状または粒状の自然石(大理石等)を使用するなら、美観を増しながらコストダウンをはかることが可能である。
宝石の全体を透明な樹脂被膜で覆うと、身飾品や日用品等として好ましい美術装飾品を構成できる。
【0019】
宝石自体に特定のカットを施したうえその向きを適切化して接着すると、美術装飾品の美しさがとくに強く印象づけられる。なお、宝石群のうちにダイヤモンドを含めると美的水準はとくに高くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
発明の実施形態としての一例を図1〜図3に示す。図1は、美術装飾品1としての絵画(絵画工芸)を示す正面図である。また、図2は図1の美術装飾品1についてのII−II断面図、図3は図1の美術装飾品1についてのIII−III断面図である。
【0021】
美術装飾品1は、樹脂(アクリル)でできた平板状の基材2の表面に、図2に示すように盛り上げるかたちで宝石3を多数接着することにより、絵(図1のとおりこの例ではアジサイの絵)を描いたものである。たとえば、周囲にあるガク(装飾花)の部分には薄紫やピンクの宝石3をガクの形に集め、内側には、濃い青や青緑の宝石3を集めて両性花を描いている。また、葉や茎の部分には緑色の宝石3をその形に集めているほか、それぞれのガクの中央にある中性花の部分には、大きめのダイヤモンド3xを1個ずつ取り付けている。樹脂製の上記基材2としては、彫刻によって(またはプレス加工や鋳型によって)その表面に凹凸の模様または図柄を形成したものを使用している。
【0022】
使用している宝石3は粉状または粒状で、小さいものは直径が0.3mm前後、大きいもの(上記のダイヤモンド3x等)は最大3.0mm程度である。小さい宝石3は重なるように密に配置し、大きいものは間隔をおいて配置している。中央付近の両性花の間や背景の部分には、背景に相応しい目立たない色の小粒の宝石3を配置してもよいが、基材2が露出するようにしてもよい。図示の例では、上記の基材2として、厚さが1〜5mm程度の乳白色に曇った半透明のアクリル製基材2を使用し、それを、花の間や背景の部分として露出させている。基材2の露出部分には上記のように彫刻等した凹凸模様等が見えて美しい外観を呈している。図示の例とは別に、表面に形成された凹凸のうち凸の部分のみに粒状または粉状の宝石を付けることとし、それによって宝石配置部分とそうでない部分との間の段差を強調して示すのも好ましい。
なお図示の美術装飾品1は、表面を白色にした木製板(図示省略)をアクリル製基材2の裏面に当てた状態で、額縁(図示省略)に入れて壁に掛ける。
【0023】
アクリル製基材2に対する宝石3の接着は、石の接着用であるエポキシ系接着剤と、石膏用の接着剤である酢酸ビニル系接着剤、および瞬間接着剤(シアノアクリレート系接着剤)を混合した接着剤によって行っている。これにより、基材2と宝石3との間および宝石3同士の間が十分に強く接着されるうえ、接着剤が白濁等することがない。
【0024】
宝石3は、美術装飾品1の美的印象を高めるため、図2・図3のように、花や葉、茎の部分で厚みをもたせて基材2の上に立体的に盛り上げている。ただし、最も厚みをもたせる花の部分では、中ほどの部分(基材2と宝石3との間になる部分)に白い大理石の粒4を集め、上述の混合接着剤で固着している。これにより、宝石3のみで厚みをもたせた場合と同様の外観を得ながらコストを下げることができるのである。
【0025】
また、上記のようにそれぞれのガクの中央部分に取り付けたダイヤモンド3xについては、この美術装飾品1を正面から見る人へ向けて光を反射しやすいように、そのカット(形状)と取付け向きとを設定している。具体的には、たとえば図3(の引出し図)のように、特定方向への反射光が多くなるよう背面に平坦面を設けるカットを採用したうえ、その平坦面と直交する方向が、この美術装飾品1の正面であって50cm〜1m程度離れた位置に集まるように、各ダイヤモンド3xの向きを定めた。つまり、各ダイヤモンド3xは、背面の平坦面に対する垂線が美術装飾品1の中央前方寄り(上下左右から中央前方に向かう向き)に傾くように取り付けたのである。こうすることにより、正面の最も観察しやすい位置から美術装飾品1を見る人に対して、各ダイヤモンド1がよく輝き、作品を強く印象づける効果が得られる。
【0026】
つづく図4には、発明の別の実施形態である美術装飾品11を紹介する。この美術装飾品11はシガレットケースの工芸品であり、図4(a)は全体の斜視図、同(b)は中央部を切断面とする縦断面図である。
【0027】
図4(a)に示すとおり、美術装飾品(シガレットケース)11は、ケース本体11aと開閉式の蓋11bとが組み合わされたもので、それらは、木か石、樹脂、金属等のうちいずれかの材料でできている。そして蓋11bの上面には、粉状または粒状の多数の宝石14を含む装飾部12が設けられている。
【0028】
装飾部12は、図4(b)のように基材(たとえば透明アクリル板)13の上に多数の宝石14を集めて接着し、さらにそれら宝石群の上を透明樹脂被膜(たとえば塩化ビニルフィルム)15で覆ったものである。この装飾部12には、前記の例と同様に何らかの絵や模様を描くように色や粒径等を整えて宝石14を配置しているほか、図示のとおり盛り上がった部分を設けて立体性をもたせているため、印象的な美しい外観が備わっている。
【0029】
装飾部12の宝石14に盛り上がった部分を形成する手段として、この例では、基材13に厚みの分布をもたせている。成型用の金型(図示省略)に相当分の窪みをもたせておくなどして基材13の中央付近に曲面状の凸部を形成し、その表面上に概ね均一の厚さで宝石14を集積することによって、上記のような盛り上がりを形成し立体的にしたのである。宝石14を取り付ける接着剤としては、前記(図1等)の例と同じものを使用している。
【0030】
そうした盛り上がりを有する宝石14の上面は、上述した透明樹脂被膜15により覆っている。その被膜15は、たとえば熱可塑性樹脂を使用する場合、事前に加熱して軟化させておいた樹脂フィルムを宝石14の上に被せたうえ冷却する、という方法で円滑に宝石14を被覆するものとなる。宝石14が被膜15で覆われていれば、人の手に触れる機会の多いシガレットケースにおいても、宝石が汚れたり剥離したりすることがなく(被膜15が汚れても拭き取ることが容易である)、また宝石によって手指が傷つくこともない。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】発明の実施形態としての美術装飾品1を示す正面図である。
【図2】図1の美術装飾品1についてのII−II断面図である。
【図3】図1の美術装飾品1についてのIII−III断面図である。
【図4】発明の他の実施形態としての美術装飾品11を示すもので、図4(a)は全体の斜視図、同(b)は中央部を切断面とする縦断面図である。
【符号の説明】
【0032】
1・11 美術装飾品
2・13 樹脂製基材
3・14 宝石
4 大理石
15 透明樹脂被膜
【出願人】 【識別番号】507168513
【氏名又は名称】株式会社コ・パール
【出願日】 平成19年5月23日(2007.5.23)
【代理人】 【識別番号】100107825
【弁理士】
【氏名又は名称】細見 吉生


【公開番号】 特開2008−290317(P2008−290317A)
【公開日】 平成20年12月4日(2008.12.4)
【出願番号】 特願2007−137297(P2007−137297)