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【発明の名称】 立体構造物
【発明者】 【氏名】上坂 幸栄

【要約】 【課題】入射光の反射や背景の写り込みを防ぎつつ、光の透過性を確保することが出来る立体構造物を提供する。

【構成】複数枚のメッシュ布帛表面に絵柄を描画し、この絵柄描画メッシュ布帛11,12,13を所定間隔を開けて配置した。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表面に基本的な絵柄が施された基本絵柄部と、表面に絵柄が施された少なくとも1枚以上のメッシュ布帛とを有し、基本絵柄部を最奥として、基本絵柄部及び各メッシュ布帛とを所定間隔を空けて配置したことを特徴とする立体構造物。
【請求項2】
前記基本絵柄部がメッシュ布帛であり、この表面に基本的な絵柄が施されていることを特徴とする請求項1記載の立体構造物。
【請求項3】
前記メッシュ布帛は、その目開き率が0%〜70%であり、メッシュ線間隔が600μm〜1800μmであることを特徴とする請求項1又は2記載の立体構造物。
【請求項4】
前記メッシュ布帛の絵柄には、発色強度の高い領域が設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の立体構造物。
【請求項5】
前記発色強度の高い領域は、前記メッシュ布帛表面に透明樹脂膜を形成し、この部分のメッシュ目開き部を被膜して、この透明樹脂膜上に色材を塗色することで形成されることを特徴とする請求項4記載の立体構造物。
【請求項6】
前記透明樹脂膜は、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリルニトリル系樹脂、ウレタン系樹脂のいずれかあるいはこれらから選ばれる複数の樹脂の混合物であることを特徴とする請求項5記載の立体構造物。
【請求項7】
前記基本絵柄部及び各メッシュ布帛の間に透明基板を配したことを特徴とする請求項1又は2記載の立体構造物。
【請求項8】
前記メッシュ布帛は、その前方もしくは後方に配された透明基板の表面に透明接着剤を介して接着されていることを特徴とする請求項7記載の立体構造物。
【請求項9】
前記メッシュ布帛は、高屈折率体でコーティングされた後にその絵柄が描画され、前記透明基板に接着されることを特徴とする請求項8記載の立体構造物。
【請求項10】
前記基本絵柄部及び各メッシュ布帛が断面円状あるいは断面円弧状あるいは断面波状に湾曲して配されることを特徴とする請求項1記載の立体構造物。
【請求項11】
前記基本絵柄部及び前記各メッシュ布帛を吊り下げる吊り下げ具と、この吊り下げ具を移動させる移動手段が配置されていることを特徴とする請求項1記載の立体構造物。













【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、鑑賞者に新規な視覚的感覚を与える立体構造物に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、平面画像の表現方法を工夫することによって、室内装飾器具、販促用ディスプレイ、通信端末装置、ゲーム機器等において、臨場感、視認性、アミューズメント性を向上させることが試みられている。それらの試みの方向の一つとして、様々な方式によって平面画像を立体的に表現しようとするものがある。具体的には、下記のような方法が提案・実用化されている。
(1)主に絵画の分野にて多用される遠近法
(2)写真技術分野においてはインテグラルフォトグラフ法
(3)特殊な方法として、描画平面の所定の箇所に凹凸を設け絵柄自体を立体化するもの(「特願2000−114802」など)。
これらの技術の内、(2)のインテグラルフォトグラフ法は、画像解像度が荒く高度に芸術性を要求するような鑑賞物に応用することには未だ限界がある。また、(3)の立体化方法では、立体化できる奥行き間に限界があることと、遠近の重なり具合を再現できないという問題がある。
そして、(1)の遠近法による表現では単一の平面上に描画されているにすぎないため、立体感を表現するには限界があった。
【0003】
これらの問題点を解決し、比較的簡便に優れた立体的表現を実現する方法として、日本国登録実用新案公報第3004746号(立体絵画)が提案されていた。この技術の構成は、「同形且つ同大をなす複数の透明基板に、一つの絵画中に描かれる描写対象物を遠近の異なる複数の部分に分けて別々に描くことにより、複数の部分絵描写板2a−2gを形成し、これらの部分絵描写板を、近距離の対象物を描いたものほど前方に位置させた状態で順次所望の間隔をおいて重ね合わせ、額縁1内に収容する」というものである(図4および図5)。
【特許文献1】登録実用新案公報第3004746号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記登録実用新案公報第3004746号公報の方法で得られる立体絵画では、請求項にも示されているように、絵柄の描写基板として透明プラスチック基板が用いられている。透明プラスチック基板を用いる利点として、光の透過性を確保し、後方に配置された絵柄の視認性を損ねないように出来ることが挙げられている。しかしながら一般的に、光線は屈折率の異なる2種類の媒質を通過する際、その界面にて屈折と反射という現象が不可避となる。さらには空気の屈折率(=1)と同じ屈折率を有する透明媒質を得ることも現在の技術では不可能である。すなわち、上記日本国登録実用新案技術第3004746号では、各透明プラスチック基板において、反射と屈折を防ぐことができない。特に、光線の反射は、鑑賞者自身や背景をプラスチック基板に写り込ませ透明基板上に描かれた画像にノイズを付与してしまう、という致命的な問題を引き起こす。
また、該実用新案技術で用いられる立体感付与原理は、遠方に在るように表現しようとする絵柄は遠方に配し、近くに在るように表現しようとする絵柄は手前に配するという直接的な遠近表現と、一つの透明基板上に描かれた複数の絵柄間に付与される「遠近法」との2つの技術の組み合わせでしかなく、透明基板の間隔以上に遠近感を鑑賞者側に抱かせる効果は小さい。すなわち、よりダイナミックな遠近感覚を鑑賞者に喚起することができないという問題がある。
【0005】
上記の実用新案技術は静止画を対象にして開発されたものであるが、鑑賞者の立ち位置移動あるいは視点移動に伴う、後方配置絵柄の前方配置絵柄による遮蔽効果の変化(隠されて見えていなかった後方絵柄が観察者の移動によって見えるようになる、あるいは見えていたものが見えなくなること)と、前方配置絵柄と後方配置絵柄の移動速度の違い(注視点を対称中心として注視点の前方に配置された絵柄と後方に配置された絵柄の移動方向が逆転したり、最後方の絵柄を注視点にした場合 前方配置絵柄は速く移動し後方配置絵柄は遅く移動すること)によって、動きの中でこそより立体視覚的効果を発揮できるという特徴があった。即ち、「動的立体視効果」を有していた。
【0006】
近年、デジタル動画像製作の分野において、この「動的立体視効果」を使うことによって、限られた計算機処理能力下で簡易的に立体感を与える動画像を実現しようという考え方が出てきた(「P2000−354508」)。またその一方で、鑑賞者に対してより影響力のある動画像を作るために、三次元デジタル動画像を大画面全体に渡って高精細に作り出すには、現状のハードとソフトのデータ処理能力では未だ不十分であるという認識のもと、実写撮影とその画像の処理に重きを置こうとする動きもある。しかし、この手法の場合には被写体自身に高度な表現力が付与されていることが、優れた画像を得るために重視され、そのような被写体を作ることに努力が払われている。
【0007】
このような状況において、絵画的技法によって表現力の豊かな被写体を容易に作ることが出来るうえに、「動的立体視効果」をも持ち併せる日本国登録実用新案技術第3004746号技術による立体絵画は、これが提案された1994年時点には注目されてはいなかった用途が今日出現したと言える。ところが、動画像作成目的にこの実用新案技術を適用する場合には、特に照明効果の出し易さが重視され、上記の背景写り込みはなお一層重大な問題となってしまう。
【0008】
本発明は上記課題を解決し、高度な立体的表現を実現する方法を提供するのみならず、新規な視覚的感覚を視覚者側に呼び起こし、よりアミューズメント性、センセーション性を高める効果を得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る立体構造物は、表面に基本的な絵柄が施された基本絵柄部と、表面に絵柄が施された少なくとも1枚以上のメッシュ布帛とを有し、前記基本絵柄部及びメッシュ布帛とを、基本絵柄部を最奥として所定間隔を空けて配置したことを特徴とする。
【0010】
上記の立体構造物の構成要素であるメッシュ布帛は、入射光の反射や背景の写り込みを防ぎつつ、光の透過性を確保することが出来る。よって、後方に配置された基本絵柄部及びメッシュ布帛に描画された絵柄を、前面のメッシュ布帛を透して視認することができるとともに、前面に配置された絵柄に不都合な背景の写り込みを生じることがない。
【0011】
そして、メッシュ布帛には透過光の一部を遮蔽・散乱させる作用があるため、後方に配置された絵柄と前方の絵柄との間に「空気遠近効果」を働かせることができる。特に、この透過光を遮蔽・散乱させるという基本原理は、透過光線の波長、即ち後方の絵柄の色調とメッシュの物理特性(メッシュ開口率とメッシュ糸径および材質)との組み合わせで、「空気遠近効果」の強弱が複雑に変化することにつながり、絵柄の色調・濃淡調整によって得られる通常の「空気遠近効果」を増幅・制御できるという結果を生み出す。そして、この増幅・制御された「空気遠近効果」にて、実際には複数絵柄の単純な遠近配置であるにも拘わらず、本発明では複雑な遠近感覚を鑑賞者に喚起させる立体造形を創りだすことが出来る。
【0012】
また、本発明に係る立体構造物は、前記メッシュ布帛の絵柄に、発色強度の高い領域が設けられ、この領域は、メッシュ布帛表面に透明樹脂膜を塗布し、この部分のメッシュ目開き部を被膜して、この透明樹脂膜上に色材を塗色することで形成されることを特徴とする。
【0013】
上述のように本発明の「空気遠近効果」の増幅・制御効果は、前記メッシュ布帛の開口率を適当な大きさ以下にしないように設定することで確保される。しかしながら、メッシュ布帛の開口率が大きくなると、絵柄自体を描画するための顔料色材を保持させる基材の面密度を高くすることができないため、色材の面密度を上げることができず、発色強度の強い絵柄を描画することがし難い。これに対し、本発明によれば、前記メッシュ布帛の絵柄には、メッシュ布帛表面に透明樹脂膜を形成し、この部分のメッシュ目開き部を被膜して、この透明樹脂膜上に色材を塗色することで発色強度の高い領域を設けている。これにより、前記メッシュ布帛の絵柄のうち、発色強度の強さを要求される絵柄の部分のみの色材密度をあげることができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、高度な立体的表現を実現する方法を提供するのみならず、新規な視覚的感覚を視覚者側に呼び起こし、よりアミューズメント性、センセーション性を高める効果が得られる立体構造物を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明に係る立体造形物の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
本発明に係る第1の実施の形態は、複数枚の絵柄を所定の間隔を空けて配置することで形成される立体構造物Aである。この立体構造物Aは、表面に基本的な絵柄が施された基本絵柄部13と、表面に絵柄が施されたメッシュ布帛11,12とを有し、前記基本絵柄部13及びメッシュ布帛11,12とを、基本絵柄部13を最奥として所定間隔を空けて配置することで構成される。ここで、前記立体構造物Aでは、前記基本絵柄部13としてメッシュ布帛表面に基本的な絵柄を施したメッシュ布帛13を用いているが、これに限定されるわけではなく、他の基材表面に同様の絵柄を描画した基本絵柄部を用いてもよい。例えば、和紙や木板等の表面に絵柄を描画したり、或いは、プラスチック基板等の表面に絵柄を描画したりして基板絵柄部13としてもよい。また、本実施の形態では、基本絵柄部1枚と各メッシュ布帛を2枚、計3枚用いた立体構造物であるが、この数に限定されるものではなく、例えば、基本絵柄部1枚に対しメッシュ布帛の枚数が1枚であってもよく、或いは、3枚であってもよく、他の枚数であってもよい。以下では、基本絵柄部13をメッシュ布帛13の場合で説明する。
【0017】
図1は、絵柄の描かれた3枚のメッシュ布帛を並べた前記立体造形物Aを正面から見た図である。また、図2はこれを斜方向から眺めた斜視図である。図2に示したように、この立体造形物Aは、手前からメッシュ布帛11、メッシュ布帛12、メッシュ布帛13という構成となっている。また、図3はこれらの3枚のメッシュ布帛を各々正面から見たものである。上記各メッシュ布帛を構成する糸の材質としては、例えば、ポリエステル糸で構成されたものでもよく、他の材質の糸で構成されたものでもよい。この実施例の場合、各メッシュ布帛に描画された絵柄は3枚ともほぼ同一の絵柄となっているが、それぞれのメッシュ布帛上で、発色強度を強くする絵柄部分(領域)は異なっている。具体的には、メッシュ布帛11上では11aで示された部分(領域11a)、メッシュ布帛12上では12aで示された部分(領域12a)、メッシュ布帛13上では13aで示された部分(領域13a)である。
【0018】
求める空間造形の表現目的によっては、本実施例のようなすべてのメッシュ布帛上の絵柄をほぼ同じものにするよりも、それぞれ別の絵柄にした方が良い場合がある。例えば、前述の日本国登録実用新案技術第3004746号技術に説明されているような、各メッシュ布帛上に描かれた図柄間で、前面に設けるものと背後に設けるものとを明確に描き分けることがあっても良い。いずれにしろ、どのような絵柄構成にしようとも、本発明の目的を損なうものではなく、最終的な空間造形の表現目的に最適となる絵柄構成にすれば良い。
【0019】
前記メッシュ布帛11,12,13には、その絵柄の一部に、発色強度の高い領域11a、12a、13aがそれぞれ設けられる。これら各領域は、以下のように形成される。まず、各メッシュ布帛11,12,13の表面に、それぞれの絵柄が描画される。本実施例では、これらの絵柄は、後述のインクジェット染色を実施することで描画される。次に、前記各絵柄描画メッシュの絵柄の一部に、透明樹脂膜を形成する。本実施例では、水で薄めた市販の木工用酢酸ビニル樹脂を絵筆で塗り乾燥させて透明樹脂膜を形成している。この透明樹脂膜により、メッシュ布帛表面のメッシュ目開き部を被膜する。最後に、改めて色材を手塗り等で塗色することによって、これらの部分に発色強度の高い領域11a,12a,13aをそれぞれ形成し、絵柄の当該領域の発色強度を強くした。なお、酢酸ビニル樹脂の濃度が濃すぎると、乾燥後の樹脂膜が不透明になり描画された図案の質が悪化する。なお、色材の粘度自体を高くして、メッシュ開口率の修正作業を省こうとすると、後述のインクジェットによる染色自体が出来なくなる。あるいは、本実施例のように、手塗による後修正時に高粘度色材を用いてみても、色材がいたずらにメッシュ開口部から裏面に漏れ出すのみで、強い発色強度を絵柄に付与することができない。
【0020】
上記では、透明樹脂膜に用いるものとして、酢酸ビニル樹脂を挙げたが、これに限定されるものではなく、例えば、前記透明樹脂膜には、塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリルニトリル系樹脂、ウレタン系樹脂のいずれか、あるいは、これらから選ばれる複数の樹脂の混合物を用いてもよい。また、上記実施の形態の各メッシュ布帛のうち、メッシュ布帛11,12については、例えば、糸径350μmのポリエステル糸により構成される厚さ610μmのメッシュ布帛を用い、メッシュ布帛13については、例えば、糸径500μmのポリエステル糸により構成される厚さ1000μmのメッシュ布帛を用いることができるが、これに限定されるものではなく、任意のメッシュ布帛を組み合わせて使用可能である。ここで、本実施の形態に用いるメッシュ布帛としては、その目開き率が0%〜70%であり、メッシュ線間隔(目開き)が600μm〜1800μmであるものが好ましい。
【0021】
(メッシュ布帛の仕様)
前記のようにメッシュ布帛の仕様は、本発明の立体構造物全体による表現力を左右する上で重要である。ここでは、前記各メッシュ布帛の絵柄と、最終的に肉眼で認識される全体的な絵柄の関係について、各メッシュ布帛の輝度に主眼をおいて説明し、また、各位置に配置されるメッシュ布帛の最適なメッシュ目開き率、或いは各メッシュ布帛の絵柄の最適な印刷濃度等について説明する。
【0022】
本実施の形態の立体構造物Aを正面から見たとき、全体的な絵柄は、(a)メッシュ布帛11の絵柄の最終像と、(b)メッシュ布帛12の最終像と、(c)メッシュ布帛(基本絵柄部)13の最終像とが重なり合った像として認識される。まず、前記(a)は、メッシュ布帛11の前方からの光源からの照射光がメッシュ布帛11の表面で色材の種類と濃度に応じて吸収と再放射がなされ、この放射光が網膜に届くことで認識される。次に、(b)は、前記照射光が、最前の前記メッシュ布帛11を通過する際、そのメッシュ目開き率に応じて散乱減衰され、その減衰された照射光の一部が、メッシュ布帛12の表面で色材の種類と濃度に応じて吸収と再放射がなされ、この放射光が、再び前方のメッシュ布帛11を通過し、そのメッシュ目開き率に応じて減衰作用を受け、外へ放射され、網膜に届くことで認識される。次に、(c)は、前記照射光が、前方の各メッシュ布帛11,12を通過する際、各メッシュ目開き率に応じて散乱減衰されて、メッシュ布帛13の表面で色材の種類と濃度に応じて吸収と再放射がなされ、この放射光が、再び前方の各メッシュ布帛12,11を通過し、各メッシュ目開き率に応じて減衰作用を受け、外へ放射され、網膜に届くことで認識される。したがって、前記(a)、(b)、(c)の像が、全体の絵柄の中で強調されるかどうかは、前記メッシュ布帛11,12,13での各放射光の輝度に左右される。前記から、メッシュ布帛11の輝度(放射光による輝度)は、光源からの照射光の照度、当該メッシュ布帛11の印刷濃度によって決まることになる。また、メッシュ布帛12の輝度(放射光による輝度)は、光源からの照射光の照度、前記メッシュ布帛11の目開き率、当該メッシュ布帛12の印刷濃度とによって決まることになる。また、メッシュ布帛13の輝度(放射光による輝度)は、光源からの照射光の照度、前記メッシュ布帛11,12のメッシュ目開き率、当該メッシュ布帛13の印刷濃度とによって決まることになる。
【0023】
上記のように、本実施の形態の立体構造物Aの各メッシュ布帛の絵柄が全体の絵柄としてはっきりと認識されるかどうかは、光源の照度、各メッシュ布帛のメッシュ目開き率、各メッシュ布帛の印刷濃度に負うところが大きい。そこで、本実施の形態の立体構造物Aについて、各メッシュ布帛の絵柄がバランスよく認識できるように、上記各メッシュ布帛の印刷濃度、光源の配置、メッシュ目開き率について、それぞれ組み合わせを換え、実験を行った。なお、メッシュ目開き率0の布帛についても、便宜上、メッシュ目開き率0パーセントのメッシュ布帛と表現することとする。
【0024】
今回の実験では、立体構造物Aが3層構造のものを想定して、実験を行った。また、以下では、3層のうち、最奥のメッシュ布帛(基本絵柄部)13を第3層とし、最奥から2番目のメッシュ布帛12を第2層とし、最前のメッシュ布帛11を第1層として説明している。
【0025】
図8(a)は、前記第1,2,3層に施された絵柄の印刷濃度が全て同じ場合の各層の輝度を表したグラフである。また、表1は図8(a)での第1,2,3層のメッシュ目開き率(開口率)、照度、各層表面の輝度(再放射直後の各層表面の輝度)、外部から見た各層表面の輝度(最終的に網膜により認識される各層表面の輝度)、印刷濃度の関係を数値化した表である。グラフの縦軸は、前記各層の絵柄の輝度を表し、横軸は、各層のメッシュ目開き率を表す。ここで、第3層のメッシュ目開き率は固定値(0)である。前記3層とも印刷濃度を同じにすると、第1層及び第2層のメッシュ目開き率を変更しても、全体的に第1層または第3層のみが目立つ一方、第2層の輝度が全体的に低く、第1,2,3層の全てをバランスよく認識することはできなかった。
【0026】
【表1】


【0027】
図8(b)は、前記第1,2,3層に施された絵柄の印刷濃度について、第2層の印刷濃度を他の1,3層に比べ1.5倍に高めた場合の各層の輝度を表したグラフである(縦軸、横軸は図8(a)と同様である。)。また、表2は図8(b)での第1,2,3層のメッシュ目開き率(開口率)、照度、各層表面の輝度(再放射直後の各層表面の輝度)、外部から見た各層表面の輝度(最終的に網膜により認識される各層表面の輝度)、印刷濃度の関係を数値化した表である。ここで、第3層のメッシュ目開き率は固定値(0)である。この場合、第1,3層だけでなく第2層も全体的に輝度が上昇し、特に、第1,2層のメッシュ目開き率が0.6のとき、第1,2,3層の全てがバランスよく認識できた。
【0028】
【表2】


【0029】
図8(c)は、前記第1,2,3層に施された絵柄の印刷濃度について、第2層の印刷濃度を他の1,3層に比べ2.0倍に高めた場合の各層の輝度を表したグラフである(縦軸、横軸は図8(a)と同様である。)。また、表3は図8(c)での第1,2,3層のメッシュ目開き率(開口率)、照度、各層表面の輝度(再放射直後の各層表面の輝度)、外部から見た各層表面の輝度(最終的に網膜により認識される各層表面の輝度)、印刷濃度の関係を数値化した表である。ここで、第3層のメッシュ目開き率は固定値(0)である。
【0030】
【表3】


【0031】
図8(d)は、前記第1,2,3層のうち、第2,3層とを個別に照明によって照らした場合と照らさない場合の各層の輝度をそれぞれ表したグラフである(縦軸は、横軸は図8(a)と同様である。)。また、表4は図8(d)での第1,2,3層のメッシュ目開き率(開口率)、照度、各層表面の輝度(再放射直後の各層表面の輝度)、外部から見た各層表面の輝度(最終的に網膜により認識される各層表面の輝度)、印刷濃度の関係を数値化した表である。ここで、第3層のメッシュ目開き率は固定値(0)であり、第1,2,3層の印刷濃度は全て同じである。第2,3層を個別に照明により照らさない場合に比べ、第2,3層を個別に照明により照らした場合の方が、第2,3層の輝度が増す。ここで、第2,3層それぞれの照明について点灯・消灯の切り替えを行うことで、第2,3層の両方を強調して認識できるようにしたり、あるいは、第2,3層のいずれかを選択的に強調して認識できるようにすることが可能となる。
【0032】
【表4】


【0033】
図9(a)は、前記第2,3層に対し、第1層のメッシュ目開き率を変更した場合の各層の輝度を表したグラフである(縦軸、横軸はそれぞれ図8(a)と同様である。)。また、表5は図9(a)での第1,2,3層のメッシュ目開き率(開口率)、照度、各層表面の輝度(再放射直後の各層表面の輝度)、外部から見た各層表面の輝度(最終的に網膜により認識される各層表面の輝度)、印刷濃度の関係を数値化した表である。ここで、第3層のメッシュ目開き率及び第2層のメッシュ目開き率はそれぞれ固定(0、0.4)である。第1層のメッシュ目開き率が0.6前後のとき、第1,2,3層の全てがバランスよく認識できた。
【0034】
【表5】


【0035】
図9(b)は、前記第2,3層に対し、第1層のメッシュ目開き率を変更した場合の各層の輝度を表したグラフである(縦軸、横軸はそれぞれ図8(a)と同様である。)。また、表6は図9(b)での第1,2,3層のメッシュ目開き率(開口率)、照度、各層表面の輝度(再放射直後の各層表面の輝度)、外部から見た各層表面の輝度(最終的に網膜により認識される各層表面の輝度)、印刷濃度の関係を数値化した表である。ここで、第3層のメッシュ目開き率及び第2層のメッシュ目開き率はそれぞれ固定(0、0.5)である。第1層のメッシュ目開き率が0.6強のとき、第1,2,3層の全てがバランスよく認識できた。
【0036】
【表6】


【0037】
図9(c)は、前記第2,3層に対し、第1層のメッシュ目開き率を変更した場合の各層の輝度を表したグラフである(縦軸、横軸はそれぞれ図8(a)と同様である。)。また、表7は図9(c)での第1,2,3層のメッシュ目開き率(開口率)、照度、各層表面の輝度(再放射直後の各層表面の輝度)、外部から見た各層表面の輝度(最終的に網膜により認識される各層表面の輝度)、印刷濃度の関係を数値化した表である。ここで、第3層のメッシュ目開き率及び第2層のメッシュ目開き率はそれぞれ固定(0、0.6)である。第2層のメッシュ目開き率が0.6になると、第2,3層の輝度が近くなりすぎ、空気遠近効果がなくなり、第1層のメッシュ目開き率を変更しても、第1,2,3層の全てをバランスよく認識することはできなかった。
【0038】
【表7】


【0039】
表8は、前記第2,3層に対し、第1層のメッシュ目開き率を変更した場合の、第1,2,3層のメッシュ目開き率(開口率)、照度、各層表面の輝度(再放射直後の各層表面の輝度)、外部から見た各層表面の輝度(最終的に網膜により認識される各層表面の輝度)、印刷濃度の関係を数値化した表である。ここで、第3層のメッシュ目開き率及び第2層のメッシュ目開き率はそれぞれ固定(0、0.7)である。第2層のメッシュ目開き率が0.7になると、第2,3層の輝度が近くなりすぎ、空気遠近効果がなくなり、第1層のメッシュ目開き率を変更しても、第1,2,3層の全てをバランスよく認識することはできなかった。
【0040】
【表8】


【0041】
本実施例では、描画手法としてCanon製インクジェットプリンター W8400顔料インクモデルを用いた。一般的にインクジェット方式での布帛染色は従来のスクリーン捺染法に比べて、多色染色が容易である反面、織密度の高い布帛に適用する場合、異なる色の境界部分の表現が雑になり易いという問題(トーンジャンプ)があるが、本実施例のような織密度が低い布帛の場合には問題とはならない。また、本実施例ではインクジェット印刷実施にあたり、布帛繊維への顔料インク付着量を稼ぐための特別な前処理を布帛に対しては実施してはいないが、絵柄によっては前処理を必要とする場合があることは言うまでもない。
【0042】
ここで、本発明によって得られる空間構造物は、室内外装飾物としての利用が先ず考えられる。例えば、メッシュ布帛の柔軟性を利用して、様々な曲率を持つ建築の壁面や家具表面に設置することで、それらの意匠性を高めることができる。また、店鋪内陳列空間(いわゆるショウウィンドー)などに設置し、メッシュ布帛間隔に商品を陳列することによって(看板等)、商品自体に特殊な視覚効果を付与させ、結果的に商品の販促効果を高めるという利用用途の可能性が考えられる。さらには、得られた空間構造物を動画撮影することによって得られる動画像は、テレビコマーシャル画面の背景や、パーソナルコンピュータディスプレイなどの待ち受け画面用としての用途が考えられる。
【0043】
次に、店鋪内陳列空間(いわゆるショウウィンドー)に、本発明を適用した第2の実施の形態を説明すると、絵柄が施されたメッシュ布帛11,12,13が3枚用意され、いずれも同じ絵柄(月と波)ではあるが、奥側のメッシュ布帛13に基本的な印刷が施され、一番手前側に配置されるメッシュ布帛11と中間のメッシュ布帛12は、インクジェット染色を施したのち、木工用酢酸ビニル樹脂を絵筆で塗り乾燥させた後、色材を手塗りすることによって、絵柄の発色強度を強くしている。そして、一番手前側に配置されるメッシュ布帛11には、ぼかしを強調している。これにより色材を塗布した部分は、手前側に位置することが強調されることになる。
【0044】
また、上記メッシュ布帛11,12,13は、吊り下げ具Rであるリングにより吊り下げられるとともに、このリングRを移動させることができる移動手段である紐(或いは棒状部材)hが支柱Cに取り付けられてなる立体構造物A1としてもよい。本実施の形態の支柱Cは4本であるがその本数等に限定されるものではない。これらの構成により、絵柄描画メッシュ布帛11,12,13の間隔を変化させることができるため、一層立体的な奥行きのある、そして見る角度によって様々に変化する立体造形を作成することが出来る。当該立体構造物A1は、例えば、室内の平坦な場所等に備え付け、鑑賞用インテリアや、衝立、間仕切り等に使用可能である。
【0045】
図10は、本実施の形態の他の例である立体構造物A2であり、複数枚の絵柄を所定の間隔を空けて配置することで形成される。この立体構造物A2は、表面に基本的な絵柄が施された基本絵柄部13と、表面に絵柄が施されたメッシュ布帛11,12とを有し、前記基本絵柄部13及びメッシュ布帛11,12とを、基本絵柄部13を最奥として、メッシュ布帛12,11の順に所定間隔を空けて配置することで構成される(メッシュ布帛11が最も前方になる)。更に、立体構造物A2には、前記メッシュ布帛11,12の間にメッシュ布帛12を照らす照明L1がその上下左右に配されるとともに、メッシュ布帛12と基本絵柄部13との間に、基本絵柄部13を照らす照明L2がその上下左右に配される。ここで、メッシュ布帛12及び基本絵柄部13の各照明L1,L2それぞれについての点灯・消灯の切り替えを行うことで、メッシュ布帛12及び基本絵柄部13の両方を強調して認識できるようにしたり、あるいは、これらのいずれかを選択的に強調して認識できるようにすることが可能となる。なお、本実施の形態の立体構造物A2は、例えば、室内等に所定の大きさの凹部を設け、この凹部の上面に直接、或いは間接的に前記基本絵柄部及びメッシュ布帛をとりつけ、この上面から垂れ下がるようにし、更に、当該凹部の上面及び左右両面に上記照明L1、L2を取り付けるようにして当該凹部に設置するとよい(当該凹部の下面に上記照明L1、L2を取り付けてもよい。)。このように構造物A2を、前記凹部内に配置することで、室内インテリアや照明器具等として使用することが可能となる。
【0046】
図11は、本実施の形態の他の例である立体構造物A3であり、複数枚の絵柄を所定の間隔を空けて配置することで形成される。この立体構造物A3は、表面に基本的な絵柄が施された基本絵柄部13と、表面に絵柄が施されたメッシュ布帛11,12とを有し、前記基本絵柄部13及び布帛11,12とを、基本絵柄部13を中心として、それぞれ断面円状に湾曲させ、これらを同心円状にメッシュ布帛12,11の順に所定間隔を空けて配置することで構成される(メッシュ布帛11が最も外側に配置される)。更に、立体構造物A3には、前記メッシュ布帛11と12の間にメッシュ布帛12を照らす円状の照明L3がその上方に配されるとともに、メッシュ布帛12と基本絵柄部13との間に、基本絵柄部13を照らす円状の照明L4がその上方に配される。ここで、メッシュ布帛12及び基本絵柄部13それぞれの照明L3,L4について点灯・消灯の切り替えを行うことで、絵柄描画メッシュ布帛12及び基本絵柄部13の両方を強調して認識できるようにしたり、あるいは、これらのいずれかを選択的に強調して認識できるようにすることが可能となる。なお、本実施の形態では、基本絵柄部11及びメッシュ布帛11,12を断面円状に湾曲させて配したが、これらを断面円弧状、或いは、断面波状等に湾曲させて配してもよい。立体構造物A3は、例えば、断面円弧状や断面波状に湾曲した壁面等に凹部を形成し、この凹部内に設置するようにしてもよい。このように構造物A3を、前記凹部内に配置することで、湾曲した壁面を有する室内のインテリアや照明器具等として使用することが可能となる。
【0047】
図12は、本実施の形態の他の例である立体構造物A4であり、複数の絵柄を所定の間隔を空けて配置することで形成される。この立体構造物A4は、表面に基本的な絵柄が施された基本絵柄部13と、表面に絵柄が施されたメッシュ布帛11,12とを有し、メッシュ布帛11,12及び基本絵柄部13をその上方に巻き取る巻き取り手段Mを有する。この巻取り手段Mは、下方が開放された筐体M1と、その筐体M1の内部に所定間隔で平行に取り付けられる巻取り軸M2,M3とを有する。この巻取り軸M2に、前記メッシュ布帛11,12がそれぞれ巻き取り可能に取り付けられるとともに、巻き取り軸M3に、前記基本絵柄部13が巻き取り可能に取り付けられ、前記基本絵柄部13及びメッシュ布帛11,12が、基本絵柄部13を最奥として、メッシュ布帛12,11の順で所定間隔を空けて引き出し・巻取り可能に配されることになる(メッシュ布帛11が最も前方に配置される)。ここで、前記巻取り軸M2には、2枚のメッシュ布帛11,12が取り付けられるが、これらは、巻き取り軸M2を挟んでその前方及び後方に配されるガイドロールM4,M5によりそれぞれ導かれるため、各メッシュ布帛が引き出された状態では、これらは所定の間隔が空いており、接触するようなことがない。なお、前記巻き取り軸M3近傍にも、前記基本絵柄部13をガイドするためのガイドロールM6が取り付けられる。また、前記筐体M1内部に、前記メッシュ布帛11を前方から照らす照明L5を取り付けてもよい。当該立体構造物A4は、例えば、室内の天井に取り付け、使用しないときは収納可能な室内インテリア等として使用可能である。
【0048】
本発明に係る第2の実施の形態は、複数枚の絵柄を所定の間隔を空けて配置することで形成される立体構造物Bである(図13)。この立体構造物Bは、表面に基本的な絵柄が施された基本絵柄部13と、表面に絵柄が施されたメッシュ布帛11,12とを有し、前記基本絵柄部13及びメッシュ布帛11,12とを、基本絵柄部13を最奥としてメッシュ布帛12,11の順に所定間隔を空けて配置することで構成される(メッシュ布帛11が最も前方に配置される)。また、本実施の形態の立体構造物Bには、前記基本絵柄部13及びメッシュ布帛11,12の各間隙に、透明基板T1,T2がそれぞれ配されている。なお、本実施の形態では、前方に配されるメッシュ布帛11を露出させないために、透明保護材Hでメッシュ布帛11の表面を覆っている。
【0049】
前記基本絵柄部13及びメッシュ布帛11,12の各間隙に配される透明基板T1は、ガラスや透明樹脂等、任意の素材で構成され、前記基本絵柄部13及びメッシュ布帛11,12は、これら透明基板T1,T2の前方面或いは後方面に透明接着剤を介して接着固定される。すなわち、前記メッシュ布帛11,12は、その前方もしくは後方に配された透明基板T1,T2の表面(前方面或いは後方面)に透明接着剤を介して接着される。ここで、前記メッシュ布帛11,12は、高屈折率体でコーティングされた後にその絵柄を描画し、その後、前記透明基板T1あるいはT2に透明接着剤を介して接着するとよい。このような工程を踏むのは、透明接着剤の屈折率が空気よりも大きく前記メッシュ布帛11,12の屈折率に近いため、メッシュ布帛11,12に前記コーティングを施さないまま透明基板T1,T2に前記透明接着剤で接着すると、光の散乱性が空気中よりも低下してしまい、透光性が高くなってしまうためである。上記高屈折率体としては、例えば、酸化チタン粉末などを用いるとよい。当該立体構造物A4は、例えば、木枠等にはめ込み、インテリア等に使用できる他、例えば、室内の壁面や化粧机等に凹部を形成し、これらの凹部にはめ込むことで、室内インテリアや前記机の装飾部等として使用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明の1実施の形態の正面図である。
【図2】本発明の1実施の形態の斜視図である。
【図3】本発明の1実施の形態の各メッシュ布帛を各々示した分解図である。
【図4】従来技術の登録実用新案第3004746号公報を説明する図である。
【図5】従来技術の登録実用新案第3004746号公報の構造を説明する分解図である。
【図6】本発明の1実施の形態の1例を斜視図である。
【図7】本発明の1実施の形態の原理を説明する簡略図である。
【図8(a)】本発明の1実施の形態の第1,2,3層に施された絵柄の印刷濃度が全て同じ場合の各層の輝度を表したグラフである。
【図8(b)】本発明の1実施の形態の第1,2,3層に施された絵柄の印刷濃度について、第2層の印刷濃度を他の1,3層に比べ1.5倍に高めた場合の各層の輝度を表したグラフである。
【図8(c)】本発明の1実施の形態の第1,2,3層に施された絵柄の印刷濃度について、第2層の印刷濃度を他の1,3層に比べ2.0倍に高めた場合の各層の輝度を表したグラフである。
【図8(d)】本発明の1実施の形態の第1,2,3層のうち、第2,3層とを個別に照明によって照らした場合と照らさない場合の各層の輝度をそれぞれ表したグラフである。
【図9(a)】本発明の1実施の形態の第2,3層に対し、第1層のメッシュ目開き率を変更した場合の各層の輝度をそれぞれ表したグラフである。
【図9(b)】本発明の1実施の形態の第2,3層に対し、第1層のメッシュ目開き率を変更した場合の各層の輝度をそれぞれ表したグラフである。
【図9(c)】本発明の1実施の形態の第2,3層に対し、第1層のメッシュ目開き率を変更した場合の各層の輝度をそれぞれ表したグラフである。
【図10】本発明の1実施の形態の1例を示す斜視図である。
【図11】本発明の1実施の形態の1例を示す斜視図である。
【図12】本発明の1実施の形態の1例を示す斜視図である。
【図13】本発明の第2の実施の形態の内部構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0051】
11,12 メッシュ布帛
13 基本絵柄部(メッシュ布帛)
11a,12a,13a 発色強度を強くする絵柄部分(領域)
A,A1,A2,A3,A4 立体構造物
B 立体構造物
M 巻き取り手段
L1,L2,L3,L4,L5 照明
R 吊り下げ具
h 移動手段
T1,T2 透明基板
【出願人】 【識別番号】506185779
【氏名又は名称】上坂 幸栄
【出願日】 平成19年5月28日(2007.5.28)
【代理人】 【識別番号】100105809
【弁理士】
【氏名又は名称】木森 有平


【公開番号】 特開2008−6813(P2008−6813A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2007−140849(P2007−140849)