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【発明の名称】 回転繰出式消ゴム装置
【発明者】 【氏名】金成 裕之

【氏名】橋本 経人

【要約】 【課題】回転繰出式消ゴム装置において、消ゴムが消耗したとき、消ゴムの残存部が装置から自重で落下するようにする。

【解決手段】消ゴム(3)を収納した回転スリーブ(2)を、本体(1)内に回転自在に設ける。消ゴム(3)の基部は、回転スリーブ(2)内に設けたスライダー(5)の保持爪(4)によって把持されている。このスライダー(5)は、本体(1)と回転スリーブ(2)間に設けた回転繰出機構により軸方向に前進し、若しくは後退する。回転スリーブ(2)の先端に連結した操作リング(6)には、保持爪(4)が突出する開放窓(37)があり、この開放窓(37)の端部には、上記保持爪(4)の先端が乗り上って外方へ押し拡げられるよう傾斜面(38)が設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体内に回転自在に設けられ内方に消ゴムを収納した回転スリーブと、該回転スリーブ内に設けられ上記消ゴムの基部を把持する保持爪を有するスライダーと、上記本体若しくは回転スリーブを相対的に回転したとき上記スライダーが回転スリーブの軸方向に前進若しくは後退するよう上記本体、回転スリーブ及びスライダー間に設けられた回転繰出機構を具備する回転繰出式消ゴム装置において、上記消ゴムが消耗した位置まで上記スライダーが前進したとき該消ゴムの把持を開放する方向に上記保持爪を移動させる開放手段を設けたことを特徴とする回転繰出式消ゴム装置。
【請求項2】
上記開放手段は、上記回転スリーブの先端に連結された操作リングを含み、該操作リングは上記保持爪が当接した際、該保持爪の先端を外方へ反らせる傾斜面を有している請求項1に記載の回転繰出式消ゴム装置。
【請求項3】
上記操作リングには、上記保持爪の通過を許容する溝及び該溝に通じる開放窓が形成され、該開放窓の端部には、上記傾斜面が形成されている請求項2に記載の回転繰出式消ゴム装置。
【請求項4】
上記回転繰出機構は、本体の内面に回転不能に装着され内面に雌ねじ部を有する略半円筒状のラック体と、スライダーが摺動可能に係合するよう回転スリーブに形成した軸方向に延びるスリットと、該スリットから突出して上記雌ねじ部にねじ係合するよう上記スライダーの外周に設けた雄ねじ部を含む請求項1に記載の回転繰出式消ゴム装置。
【請求項5】
上記ラック体は、複数個設けられている請求項4に記載の回転繰出式消ゴム装置。
【請求項6】
上記本体の内面には、ラック体の周方向の端縁が当接するよう回転防止用の突条が形成されている請求項4または5に記載の回転繰出式消ゴム装置。
【請求項7】
上記回転繰出機構は、本体の内面に備えられた雌ねじ部と、スライダーが摺動可能に係合するよう回転スリーブに形成したスリットと、該スリットから突出して上記雌ねじ部にねじ係合するよう上記スライダーの外周に設けた雄ねじ部を有し、上記開放手段は保持爪を揺動させるようスライダーの基片に設けられた作用片と、雄ねじ部が当接するよう上記雌ねじ部の終端に設けられたストッパーを含み、該ストッパーに上記雄ねじ部が当った状態でさらに回転させることにより該作用片が内方にたわんで上記保持爪が外方に移動するようにした請求項1に記載の回転繰出式消ゴム装置。
【請求項8】
上記スライダーの基片は内方にたわみ可能に設けられている請求項6に記載の回転繰出式消ゴム装置。
【請求項9】
上記本体の端部には尾栓が嵌着され、上記回転スリーブは該尾栓に回転可能に連結している請求項1ないし8のいずれかに記載の回転繰出式消ゴム装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、回転操作により消しゴム装置本体や筆記具の軸筒、キャップ等の開口端から棒状の消ゴムを繰り出すようにした回転繰出式消ゴム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
回転繰出式消ゴム装置は、広く用いられ、種々の構造が知られており、基本的には消ゴムを保持するスライダーを回転スリーブのスリットに摺動可能に係合し、該回転スリーブを筒状の本体やキャップ等の内方に回転可能に収納し、該本体等若しくは回転スリーブを相対的に回転したとき上記スライダーを前進若しくは後退させるようにした回転繰出機構を具備している。このような装置により順次消ゴムを繰り出して使用できるが、該消ゴムを最後まで使用したとき、スライダーに保持されている消ゴムの基端部分(残存部)は本体等の内部に残ったままなので、新しい消ゴムと簡単に交換することができない。
【0003】
消ゴムの残存部を容易に取り出せないという欠点を改良するため、消ゴムを把持している受け部材が棒状体繰り出し装置の先端より突出できるようにした装置が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。これらの装置は、消ゴムが消耗すると、受け部材の一部が先端から突出するから、残存部を取り出すことは可能であるが、通常、受け部材には抜け止め用の小さな爪状突起が形成され、この爪状突起が残存部にくい込んでいるので、無理に引き抜かなければならず、作業が面倒である。
【0004】
そのため、本体等の先端から受け部材の一部が突出したとき、外方へ拡開するよう該受け部材の先端を予め外方に反らせた形状に形成しておくことも提案されている。しかし、受け部材の先端部に外方へ拡開するように拡開力を付与させておくと、通常使用する際に該先端部が常に雌ねじ部に押し付けられていることになるので、回転操作が重くなり、また雌ねじ部に引っ掛かって円滑に動作しなくなるおそれもある。
【特許文献1】実用新案登録第2555014号公報(実用新案登録請求の範囲1、2、第5図、第6図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の解決課題は、上記のような回転繰出式消ゴム装置において、消ゴムが消耗したときに、該消ゴムの残存部を無理に引き抜いたりする必要がなく、通常の操作の際にも支障を与えることがなく、容易に消ゴムの残存部を取り出せることができ、また構成が簡単で経済的に得られる回転繰出式消ゴム装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によれば、本体内に回転自在に設けられ内方に消ゴムを収納した回転スリーブと、該回転スリーブ内に設けられ上記消ゴムの基部を把持する保持爪を有するスライダーと、上記本体若しくは回転スリーブを相対的に回転したとき上記スライダーが回転スリーブの軸方向に前進若しくは後退するよう上記本体、回転スリーブ及びスライダー間に設けられた回転繰出機構を具備する回転繰出式消ゴム装置において、上記消ゴムが消耗した位置まで上記スライダーが前進したとき該消ゴムの把持を開放する方向に上記保持爪を移動させる開放手段を設けたことを特徴とする回転繰出式消ゴム装置が提供され、上記課題が解決される。
【0007】
本発明によれば、上記開放手段として、上記スライダーが消ゴムの消耗位置まで前進したとき、上記保持爪が当って該保持爪を外方に反らせるような傾斜面を有する操作リングが提供される。
【0008】
また、本発明によれば、上記開放手段として、上記スライダーが消ゴムの消耗位置まで前進したとき、本体内面のストッパーに当って内方にたわみ、他端に設けた上記保持爪を外方へ移動させるよう上記スライダーに設けた作用片が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、上記のように構成され、本体若しくは回転スリーブを相対的に回転させると、消ゴムは本体の先端から繰り出されて通常のように使用でき、該消ゴムが消耗した位置までスライダーが前進すると、該スライダーの保持爪は開放手段によって消ゴムの把持を開放する方向に強制的に移動させられるので、消ゴムの残存部は自重で脱落する。したがって、従来のように消ゴムの残存部を無理に保持爪から引き出すという手間が不要になり、消ゴムの交換がきわめて容易である。また、構成が簡単で経済的に得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明の回転繰出式消ゴム装置は、筆記具の軸筒やキャップ等に組み込むこともできるが、以下、独立した消ゴム装置についての一実施例につき詳述する。図1〜図3を参照し、本発明の消ゴム装置は、本体(筆記具の場合はキャップや軸筒)(1)と、該本体(1)内に回転自在に設けられた回転スリーブ(2)と、該回転スリーブ(2)内に収納された棒状の消ゴム(3)と、該消ゴム(3)の基部を把持する保持爪(4)を有し上記回転スリーブ(2)内に軸方向に移動可能に設けられたスライダー(5)と、上記本体(1)若しくは回転スリーブ(2)を相対的に回転した際上記スライダー(5)を前進若しくは後退させるよう上記各部材間に設けられた適宜の回転繰出機構を具備し、さらに、上記回転スリーブ(2)に連結した操作リング(6)と本体(1)の後端を塞ぐ尾栓(7)を有している。
【0011】
上記本体(1)は、図5、図6に示すように両端が開口する筒状体で、外周に段部(8)を有し、先端には外方係合部(9)が形成され、上記操作リング(6)の内面に形成した内方係合部(10)が該外方係合部(9)に回転可能に係合すると共に該操作リング(6)の後端部(11)が上記段部(8)に当接する。また、内部には、軸方向に延びる回転防止用の突条(12)が形成され、上記先端側の内面には内方段部(13)があり、後端側の内面には受部(14)が形成されている。
【0012】
上記回転スリーブ(2)は、図7、図8に示すように、両端が開口する筒状体に形成され、先端側に略十字状に突出する突部を形成した頭部(15)を有し、後端側に段部(16)を設けると共に切り込み(17)を有する小径部(18)が形成されている。該小径部(18)の内方には尾栓(7)が係合する抜け止め突起(19)があり、外方端には後記するラック体に係合する抜け止め突起(20)を設けてあり、中間部には軸方向に延びるスリット(21)が対向状態に設けられ、該スリットの両端は上記頭部(15)及び小径部(18)で閉塞されている。
【0013】
上記スライダー(5)は、図9〜図11に示すように略円板状の基片(22)を挟んで上記保持爪(4)が対向状態に設けられ、該保持爪(4)の先端には山形状の斜面により内方に突出する爪部(23)が形成され、消ゴム(3)を両側から挟着するよう構成されている。該保持爪(4)と連続する部分には、上記回転スリーブ(2)のスリット(21)に摺動可能に嵌合する幅を有する作用片(24)が形成されており、該作用片(24)の外周には雄ねじ部(25)が設けられている。
【0014】
回転繰出機構は、種々の構成が知られており、本発明は各種の回転繰出機構を用いることができる。一般的に用いられている構成では、上記本体(1)の内面には雌ねじ部が形成されている。該雌ねじ部は、公知のように本体(1)の内面に一体的に形成してもよいし、雌ねじ部を別体に形成して本体に組み込んでもよい。雌ねじ部と本体を別体に形成すると、例えば本体を視覚を考慮して透明性を有する樹脂材料で形成し、雌ねじ部を摺動性の良い樹脂材料で形成することにより、外観が良くかつスライダーの作動も円滑にすることができる。また、本体の透明色と雌ねじ部の色との組み合せにより種々変化に富んだものが得られる。
【0015】
上記雌ねじ部は、棒状のラック体に形成することもできるが、図12、図13に示す実施例では内面に雌ねじ部(26)を有する略半円筒状のラック体(27)、(28)を形成し、起立部(29)を有するラック体(27)と他方のラック体(28)を略筒状体となるように重ね合せ、各ラック体(27)、(28)の周方向の端縁が本体(1)の上記突条(12)に当って回転防止されるようにしてある。図に示すラック体は、2つの部材を組み合せて構成してあるが半円筒状のラック体を1つだけ用いてもよいし、3つ以上の複数個を組み合せてもよい。なお、上記起立部(29)の内方には、上記回転スリーブ(2)の抜け止めとなる段部(30)が形成されている。
【0016】
尾栓(7)は、上記本体(1)とほぼ同じ外径を有し、上記ラック体や回転スリーブ等が当接する段部(31)を介して内方に突出する中空の連結軸(32)が形成され、該連結軸(32)の外周に上記回転スリーブ(2)の内方に設けた抜け止め突起(19)に係合する係合部(33)が設けられている。
【0017】
上記操作リング(6)は、図15〜図20に示すように、上記本体(1)の外周に回転可能に嵌合する内径を有する大径部(34)と、消ゴム(3)の外周がほぼ摺接する内径を有する小径部(35)を有し、該大径部(34)の内面には、上述したように本体(1)の外方係合部(9)に係合する内方係合部(10)が形成されている。また、該大径部(34)の内方端の断面形状は、上記回転スリーブ(2)と操作リングが回り止め状態で連結される形状に形成されている。図に示す実施例では、図7に示すように上記回転スリーブ(2)の先端に略十字状に拡がる突部を有する頭部(15)を形成してあるので、該頭部が嵌合するよう断面略十字状の孔に形成してあるが、その他適宜の回り止め構造にしてもよい。例えば、上記回転スリーブ(2)の頭部(15)の外周をほぼ円形にしてその一部若しくは複数個所に突起(図示略)を形成し、操作リング(6)の大径部(34)の内面もほぼ円形にして上記頭部(15)の突起が係合する凹部(図示略)を設けたり、のこ歯状の突起を設けてかみ合わせるようにすることもできる(図示略)。
【0018】
上記回転スリーブ(2)の頭部(15)の内面は、上記スライダー(5)の保持爪(4)の通過を許容する形状に開口しており、これに対応して操作リング(6)の小径部(35)の近くにも図18に示すように該保持爪(4)が挿通可能な溝(36)が形成され、該小径部(35)には該保持爪(4)が突出可能な開放窓(37)が設けられている。
【0019】
さらに、該操作リング(6)には、上記消ゴム(3)が消耗した位置まで上記スライダー(5)が前進したとき、すなわち、上記開放窓(37)に保持爪(4)が到達したとき、消ゴムの把持を開放する方向に上記保持爪を移動させる開放手段が設けられている。この開放手段は、図16に示す実施例では、開放窓(37)の端縁に設けた傾斜面(38)であり、上記保持爪(4)は該傾斜面(38)に当って該傾斜面(38)に乗り上げると先端が外方に反り、消ゴムを開放する。
【0020】
而して、上記各部品を組み立てるには、上記ラック体(27)、(28)を本体(1)の後端から突条(12)に沿って該本体内に挿入し、先端を本体(1)の内方段部(13)に当接させ、起立部(29)を受部(14)に嵌合させる(図21)。一方、スライダー(5)は、上記スリット(21)の開口から強制的に回転スリーブ(2)内に押し込む(図22)。そして、この回転スリーブ(2)を上記本体(1)の先端から該本体(1)内に挿入し、頭部(15)を該本体の先端に当接すると共に外周の抜け止め突起(20)をラック体(27)の段部(30)に係合させる。
【0021】
さらに、上記本体(1)の後端から尾栓(7)の連結軸(32)を挿入し、係合部(33)を回転スリーブ(2)の内周に設けた抜け止め突起(19)に係合させる(図23)。最後に、操作リング(6)を本体(1)の先端に嵌挿し、係合部(9)、(10)を連結し(図24)、消ゴム(3)を保持爪(4)間に挿入して操作リングを回転してスライダー(5)を後退させれば、上記図2に示す構造の回転繰出式消ゴム装置が得られる。
【0022】
そして、上記消ゴム装置は操作リングを回転して消ゴムを突出させれば通常のように使用できる。消ゴムが消耗してくると、図4に示すようにスライダー(5)の保持爪(4)が開放窓(37)の端部に設けた傾斜面(38)に当り、操作リング(6)をさらに回転してスライダー(5)を前進させることにより該保持爪(4)は傾斜面(38)に摺接しながら乗り上げて外方に押し拡げられ消ゴム(3)は開放される。その結果、消ゴムの残存部は自重で落下する。
【0023】
上記したように、開放手段は、スライダーの保持爪を強制的に開放できる機構であれば、適宜の機構を用いることができる。図25〜図29に示す実施例は、上記実施例のように保持爪の先端を直接外方に押し拡げるとともに、スライダーの一端に設けた作用片を内方に押圧することにより上記保持爪がスライダーの基片を中心として揺動し、先端が容易に外方に移動するように構成してある。
【0024】
上記スライダー(39)は、基本的には上記実施例のスライダー(5)とほぼ同じ構成を有しているが、外周に雄ねじ部(25)を有する作用片(24)が内方に押圧されたときに、保持爪(4)の先端が基片(40)を中心に外方に揺動できるように好ましくは該基片(40)がたわみ可能に形成されている。そのような構成としては、例えば図25に示すように基片(40)の一部に横孔(41)を設けたり、基片(40)を略S字状に屈曲させたり(図26)、上記横孔(41)を傾斜して設けたり(図27)、適宜に形成することができる。
【0025】
また、上記保持爪(4)や作用片(24)を硬質の合成樹脂材料で作り、基片(40)を軟質の合成樹脂材料により上記保持爪(4)等と二重成形やインサート成形の要領により一体的に作ってもよい(図示略)。なお、そのような実施例や図25〜図27に示すような実施例により基片をたわみ易く形成しても、スライダー(39)を回転スリーブ(2)の奥部まで後退させたとき、上記作用片(24)が回転スリーブ(2)の小径部(18)の外周に摺接して後退を阻止するようにしてあるので、スライダーは常に定位置で待機し、回転を始動させるときに該作用片(24)が内方にたわんで前進動が阻害されるようなおそれはなく、操作に支障を生じることはない。
【0026】
上記ラック体(27)若しくはラック体(28)に形成される雌ねじ部(26)には、消ゴムが消耗した位置までスライダー(39)が前進したとき、該スライダーの雄ねじ部が当接するよう、図28に示すように、先端側の終端を塞ぐストッパー(42)を設けてある。なお、図に示す実施例では、雌ねじ部(26)の後端側にもストッパー(43)を設けてあるが、上述したように、この位置までスライダー(39)を後退させたとき、スライダー(39)の作用片(24)は回転スリーブ(2)の小径部(18)に摺接して後退が阻止されるので、スライダーは定位置で停止する。
【0027】
上記の構成により、消ゴム(3)を使用して消耗位置までスライダー(39)が移動すると、上記のように保持爪(4)は操作リング(6)の開放窓(37)に到達すると共にスライダー(39)の雄ねじ部(25)は雌ねじ部(26)のストッパー(42)に当り、移動が停止する。そして、さらに操作リングの回転を続けると、上記雄ねじ部(25)は雌ねじ部(26)から外れ、該ストッパー(42)の作用片(24)は内方に押されて中心軸方向に沈み込むから、該作用片の反対側に位置する上記保持爪(4)は基片(40)を中心として外方に揺動しながら傾斜面(38)に乗り上げ、消ゴムの把持を開放する。その結果、消ゴムの残存部は自重で落下し、新しい消ゴムと交換することができる。なお、傾斜面(38)を形成せずに、作用片の揺動作用だけで消ゴムの把持を開放するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】消ゴムが消耗位置まで繰り出された状態の図2のB−B線断面図。
【図4】消ゴムが消耗位置まで繰り出された状態の図1のA−A線断面図。
【図5】本体の断面図。
【図6】図5のA−A線断面図。
【図7】回転スリーブの平面図。
【図8】回転スリーブの断面図。
【図9】スライダーの平面図。
【図10】スライダーの側面図。
【図11】スライダーの断面図。
【図12】ラック体の斜視図。
【図13】起立部を有するラック体の断面図。
【図14】尾栓の側面図。
【図15】操作リングの平面図。
【図16】図15のA−A線断面図。
【図17】図16のB−B線断面図。
【図18】図16のC−C線断面図。
【図19】図16のD−D線断面図。
【図20】図16のE−E線断面図。
【図21】ラック体を本体に組み込むときの説明図。
【図22】スライダーを回転スリーブに組み込むときの説明図。
【図23】本体に回転スリーブと尾栓を組み込むときの説明図。
【図24】本体に操作リングを組み込むときの説明図。
【図25】スライダーの他の実施例を示し、(A)は側面図、(B)は断面図。
【図26】スライダーの変形例を示し、(A)は横断面図、(B)は縦断面図。
【図27】スライダーの変形例を示す縦断面図。
【図28】ラック体の雌ねじ部を示す平面図。
【図29】消ゴムが消耗位置まで繰り出された状態の一部の拡大断面図。
【符号の説明】
【0029】
1 本体
2 回転スリーブ
3 消ゴム
4 保持爪
5 スライダー
6 操作リング
7 尾栓
15 頭部
21 スリット
22 基片
24 作用片
25 雄ねじ部
26 雌ねじ部
27、28 ラック体
37 開放窓
38 傾斜面
39 スライダー
40 基片
42 ストッパー
【出願人】 【識別番号】392005126
【氏名又は名称】ミクロ株式会社
【出願日】 平成18年10月27日(2006.10.27)
【代理人】 【識別番号】100081547
【弁理士】
【氏名又は名称】亀川 義示


【公開番号】 特開2008−105359(P2008−105359A)
【公開日】 平成20年5月8日(2008.5.8)
【出願番号】 特願2006−292929(P2006−292929)