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電子黒板システム及び画像データ消去方法 - 特開2008−49594 | j-tokkyo
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【発明の名称】 電子黒板システム及び画像データ消去方法
【発明者】 【氏名】吉岡 達郎

【要約】 【課題】電子黒板から読み込んだ画像記憶手段内の画像データを自動的に消去することにより重要データの漏洩を防ぐことができるようにする。

【構成】スキャナ5が電子黒板3に記載された内容を画像データとして読み取り、システム制御部11がその画像データをデータ記憶装置12に保存し、その保存時から、スケジューラ13が、タイマ14の出力する現在時刻を周期的に取得して、所定の保存時間が経過したとき、または所定の保持期限時刻に達したとき、消去部15を起動する。これにより、消去部15はデータ記憶装置12に保存された画像データを自動的に消去する。また所定の保存時間または保持期限時刻は操作部4などを用いて利用者が設定できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
手書きの文字または画像が記載される電子黒板と、該電子黒板に記載された内容を画像データとして読み取る読み取り手段と、該読み取り手段により読み取られた画像データを保存する画像記憶手段を内蔵した制御装置と、該制御装置との間で通信を行い前記画像記憶手段に保存された画像データを取り込むホストコンピュータとを備えた電子黒板システムにおいて、前記制御装置内に、前記画像記憶手段に保存された画像データを自動的に消去するデータ消去手段を備えたことを特徴とする電子黒板システム。
【請求項2】
請求項1記載の電子黒板システムにおいて、前記画像データが前記画像記憶手段に保存されてからの経過時間を計測する計測手段を備え、前記データ消去手段は、該計測手段により計測された経過時間が所定の保存時間に達したときに前記画像記憶手段に保存された画像データを自動的に消去することを特徴とする電子黒板システム。
【請求項3】
請求項2記載の電子黒板システムにおいて、前記所定の保存時間を指定させる時間指定手段を備えたことを特徴とする電子黒板システム。
【請求項4】
請求項3記載の電子黒板システムにおいて、前記時間指定手段として前記制御装置付属の操作手段を用いたことを特徴とする電子黒板システム。
【請求項5】
請求項3記載の電子黒板システムにおいて、前記時間指定手段を前記ホストコンピュータ内に備え、該ホストコンピュータは前記所定の保存時間を前記制御装置へ転送することを特徴とする電子黒板システム。
【請求項6】
請求項3記載の電子黒板システムにおいて、前記時間指定手段として前記電子黒板に書き込まれた文字を認識する文字認識手段を備えたことを特徴とする電子黒板システム。
【請求項7】
請求項3記載の電子黒板システムにおいて、前記時間指定手段として前記電子黒板に書き込まれた記号または図形を認識する画像認識手段を備えたことを特徴とする電子黒板システム。
【請求項8】
請求項1記載の電子黒板システムにおいて、前記データ消去手段は前記画像記憶手段に保存された画像データを所定の時刻または日時になったときに自動的に消去することを特徴とする電子黒板システム。
【請求項9】
請求項8記載の電子黒板システムにおいて、前記所定の時刻または日時を指定させる時刻指定手段を備えたことを特徴とする電子黒板システム。
【請求項10】
請求項9記載の電子黒板システムにおいて、前記時刻指定手段として前記制御装置付属の操作手段を用いたことを特徴とする電子黒板システム。
【請求項11】
請求項9記載の電子黒板システムにおいて、前記時刻指定手段を前記ホストコンピュータ内に備え、該ホストコンピュータは前記所定の時刻または日時を前記制御装置へ転送することを特徴とする電子黒板システム。
【請求項12】
請求項9記載の電子黒板システムにおいて、前記時刻指定手段として前記電子黒板に書き込まれた文字を認識する文字認識手段を備えたことを特徴とする電子黒板システム。
【請求項13】
請求項9記載の電子黒板システムにおいて、前記時刻指定手段として前記電子黒板に書き込まれた記号または図形を認識する画像認識手段を備えたことを特徴とする電子黒板システム。
【請求項14】
請求項1記載の電子黒板システムにおいて、前記ホストコンピュータは前記制御装置との接続を行って前記画像記憶手段に保存された画像データを取得する構成であって、前記データ消去手段は、前記接続が解除されたときに前記画像記憶手段に保存された画像データを自動的に消去することを特徴とする電子黒板システム。
【請求項15】
請求項14記載の電子黒板システムにおいて、前記データ消去手段は所定の接続回数ごとに接続解除時に前記画像データを消去することを特徴とする電子黒板システム。
【請求項16】
請求項15記載の電子黒板システムにおいて、前記接続回数を指定させる回数指定手段を備えたことを特徴とする電子黒板システム。
【請求項17】
電子黒板から読み取って記憶装置に保存した画像データの消去方法において、保存時から所定の時間が経過したとき、または所定の時刻に達したとき、保存した画像データを自動的に消去することを特徴とする画像データ消去方法。
【請求項18】
電子黒板から読み取って記憶装置に保存した画像データの消去方法において、保存されている画像データがホストコンピュータへ転送されたとき、保存されている画像データを自動的に消去することを特徴とする画像データ消去方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、画面上に直接書き込んだり、書き込んだ文字・画像を含めて表示されている内容を読み込んだりできる電子黒板システムに係り、特に、画面上から読み込んで画像記憶手段に格納した画像データの消去技術に関する。
【背景技術】
【0002】
電子黒板システム(電子ホワイトボードシステム)では、画面上に直接書き込んだり、書き込んだ文字・画像を含めて画面上の内容を読み込んだりできる。また、画面上から読み込んだ画像をその場で印刷したり、その画像データを制御装置に内蔵された記憶装置に取り込んだ後、ホストコンピュータにコピーしたりすることができる。
以下、特許文献に示された関連する従来技術について説明する。
【0003】
先ず、特許文献1に示された従来技術だが、この従来技術では、画像が記載される黒板面と、この黒板面に記載された画像を読み取る黒板読み取り手段と、この黒板読み取り手段で読み取られた画像データを記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶された画像データを印刷用紙に印刷出力する用紙印刷手段と、黒板面に記載された画像を消去する画像消去手段と、データ入力のない時間が事前に設定された基準時間を超過すると前記画像消去手段で黒板面の画像を消去させる動作制御手段とを備え、画像消去手段で黒板面の画像を消去させる場合に前記黒板読み取り手段で黒板面から画像データを読み取って前記画像記憶手段に記憶させる。
【0004】
また、特許文献2に示された従来技術では、書き込み面に書き込んだ書き込み情報を利用者が消し忘れても、予め設定した所定の設定時間が経過すると、消去手段が作動し、消し忘れた書き込み情報を自動的に消去する。
また、特許文献3に示された従来技術はデータ処理装置を含む複数の入力装置からの情報を1台の表示装置に表示するようにした電子会議システムであって、元々表示されていた会議情報を壊すことなく会議を行うことができ、また、どの装置から描かれた情報かを区別でき、また、残したいメモと一時的なメモを区別でき、前記各入力装置からの情報をメモとして前記表示装置に表示したとき、前記各入力装置からそれぞれ設定した時間が経過すると、前記表示情報が自動的に削除される。
【0005】
また、特許文献4記載の従来技術では、複数のページをもつ電子黒板装置において、消し忘れによる情報の流出を防止すると共にその利便性を向上させるために、スクリーンに記載された内容を消去する消去部、指紋によるユーザー認識が可能な操作部、ユーザー認識を利用した消し忘れによる情報の流出を防止するための制御を行う制御部などを備える。
また、特許文献5記載の従来技術では、所望の書き込み内容については、消去操作を一々行わなくても一旦書き込んだ内容を共有ウィンドウ上から消去することができる。具体的には、永続描画機能が指定されている状態ではオペレータによる消去操作が行われるまで共有ウィンドウに書き込まれた描画オブジェクトを表示させ、一時描画機能が指定されている状態では共有ウィンドウに書き込まれた描画オブジェクトを所定時間経過後に消去する。
【特許文献1】特開平8−65432号公報
【特許文献2】特開2001−150874公報
【特許文献3】特開2004−325806公報
【特許文献4】特開2005−88204公報
【特許文献5】特開2005−260986公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記した従来技術では、電子黒板面から読み取って記憶装置に取り込んだ画像データの保護に関しては対策が甘くなっている。例えば、会議終了後に電子黒板に書き込んだ会議の内容を画像データとして記憶装置にコピーし、さらにその画像データをUSBなど接続インタフェースに繋いで持参したノート型PCにコピーし、その後、記憶装置内の画像データの消去を忘れるということがしばしば発生する。
本発明は、このような従来技術の問題を解決しようとするものであり、具体的には、電子黒板から読み込んだ画像記憶手段内のデータを自動的に消去することにより重要データの漏洩を防ぐことができる電子黒板システムを提供すると共に、併せて利便性の高い関連機能を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記した課題を解決するために、請求項1記載の電子黒板システムは、手書きの文字または画像が記載される電子黒板と、該電子黒板に記載された内容を画像データとして読み取る読み取り手段と、該読み取り手段により読み取られた画像データを保存する画像記憶手段を内蔵した制御装置と、該制御装置との間で通信を行い前記画像記憶手段に保存された画像データを取り込むホストコンピュータとを備えた電子黒板システムにおいて、前記制御装置内に、前記画像記憶手段に保存された画像データを自動的に消去するデータ消去手段を備える。
請求項2記載の電子黒板システムは、請求項1記載の電子黒板システムにおいて、前記画像データが前記画像記憶手段に保存されてからの経過時間を計測する計測手段を備え、該計測手段により計測された経過時間が所定の保存時間に達したとき、前記データ消去手段が前記画像記憶手段に保存された画像データを自動的に消去する構成とする。
【0008】
請求項3記載の電子黒板システムは、請求項2記載の電子黒板システムにおいて、前記所定の保存時間を指定させる時間指定手段を備える。
請求項4記載の電子黒板システムは、請求項3記載の電子黒板システムにおいて、前記時間指定手段として前記制御装置付属の操作手段を用いる構成とする。
請求項5記載の電子黒板システムは、請求項3記載の電子黒板システムにおいて、前記時間指定手段を前記ホストコンピュータ内に備え、該ホストコンピュータは前記所定の保存時間を前記制御装置へ転送する構成とする。
請求項6記載の電子黒板システムは、請求項3記載の電子黒板システムにおいて、前記時間指定手段として前記電子黒板に書き込まれた文字を認識する文字認識手段を備える。
【0009】
請求項7記載の電子黒板システムは、請求項3記載の電子黒板システムにおいて、前記時間指定手段として前記電子黒板に書き込まれた記号または図形を認識する画像認識手段を備える。
請求項8記載の電子黒板システムは、請求項1記載の電子黒板システムにおいて、前記データ消去手段は前記画像記憶手段に保存された画像データを所定の時刻または日時になったときに自動的に消去する構成とする。
請求項9記載の電子黒板システムは、請求項8記載の電子黒板システムにおいて、前記所定の時刻または日時を指定させる時刻指定手段を備える。
請求項10記載の電子黒板システムは、請求項9記載の電子黒板システムにおいて、前記時刻指定手段として前記制御装置付属の操作手段を用いた構成とする。
【0010】
請求項11記載の電子黒板システムは、請求項9記載の電子黒板システムにおいて、前記時刻指定手段を前記ホストコンピュータ内に備え、該ホストコンピュータは前記所定の時刻または日時を前記制御装置へ転送する構成とする。
請求項12記載の電子黒板システムは、請求項9記載の電子黒板システムにおいて、前記時刻指定手段として前記電子黒板に書き込まれた文字を認識する文字認識手段を備える。
請求項13記載の電子黒板システムは、請求項9記載の電子黒板システムにおいて、前記時刻指定手段として前記電子黒板に書き込まれた記号または図形を認識する画像認識手段を備える。
請求項14記載の電子黒板システムは、請求項1記載の電子黒板システムにおいて、前記ホストコンピュータは前記制御装置との接続を行って前記画像記憶手段に保存された画像データを取得する構成であって、前記データ消去手段は、前記接続が解除されたときに前記画像記憶手段に保存された画像データを自動的に消去する構成とする。
【0011】
請求項15記載の電子黒板システムは、請求項14記載の電子黒板システムにおいて、前記データ消去手段は所定の接続回数ごとに接続解除時に前記画像データを消去する構成とする。
請求項16記載の電子黒板システムは、請求項15記載の電子黒板システムにおいて、前記接続回数を指定させる回数指定手段を備える。
請求項17記載の方法は、電子黒板から読み取って記憶装置に保存した画像データの消去方法において、保存時から所定の時間が経過したとき、または所定の時刻に達したとき、保存した画像データを自動的に消去する構成とする。
請求項18記載の方法は、電子黒板から読み取って記憶装置に保存した画像データの消去方法において、保存されている画像データがホストコンピュータへ転送されたとき、保存されている画像データを自動的に消去する構成とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、電子黒板から読み取った画像データを画像記憶手段に保存する電子黒板システムにおいて、保存時から所定の時間が経過したとき、または所定の時刻に達したとき、保存した画像データを自動的に消去できるので、重要データの漏洩を防ぐことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対位置などは特定的な記載がない限りこの説明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【実施例1】
【0014】
図1は本発明の第1の実施例として電子黒板システムの構成を示すブロック図である。図示したように、この電子黒板システムは電子黒板装置1とその電子黒板装置1から画像データなどを取得するホストコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ)2から成り、電子黒板装置1は、利用者により手書き文字や図が書き込まれる電子黒板3、利用者が各種指示のための入力を行う操作部(請求項記載の操作手段に相当する)4、電子黒板3に書き込まれた内容を読み取るスキャナ(請求項記載の読み取り手段に相当する)5、制御装置6などから成る。なお、図1においては、スキャナ5をブロック図化して示しているが、実際は、スキャナ5は、例えば黒板面(ホワイトボード面)の高さ分の長さを持ち、スキャナ5の長手方向と直角方向に黒板面上を移動すると共に、光源と黒板面からの反射光を電気信号に変換する光電変換素子とが一体になった読み取り部がスキャナ5の長手方向に走行する。
【0015】
また、制御装置6は、電子黒板装置1の全体を制御するシステム制御部11、スキャナ5により読み取られた画像データなどを保存しておくデータ記憶装置(例えばハードディスク記憶装置で、請求項記載の画像記憶手段に相当する)12、そのデータ記憶装置12に記憶された画像データの消去の予定を管理するスケジューラ13、そのスケジューラ13が現在時刻を取得するために用いるタイマ(請求項記載の計測手段に相当する)14、データ記憶装置12に保存された画像データを消去する消去部(請求項記載のデータ消去手段に相当する)15、データ記憶装置12に保存された画像データを保護するために画像データに読み出し禁止のロックをかけるロック管理部16、ホストコンピュータ2とのインタフェースである入出力ポート17などを備える。なお、システム制御部11、スケジューラ13、消去部15及びロック管理部16はプログラムに従って動作するCPUを共有する。
このような構成で、この実施例では、データ記憶装置12に画像データが保存されてからの経過時間が所定の保存時間に達したとき、データ記憶装置12に保存された画像データを自動的に消去することができる。
【0016】
図2はこの実施例の電子黒板システムにおける消去動作を示すフロー図である。以下、この動作フローを説明する。
この実施例では、電子黒板3の黒板面に書き込まれた内容を、操作部4から入力された指示によりスキャナ5が読み込む(ステップ1)。これにより、システム制御部11は読み込まれた画像データをデータ記憶装置12に格納し保存させる(ステップ2)。
そのあと直ちに、または時が過ぎてから、利用者は操作部4により消去指定を行う(ステップ3)。なお、直ちに消去指定を行う場合、利用者は請求項記載の時間指定手段により前記所定の保存時間を保持期限として指定する。図3に、時間指定手段として操作部4を用いた場合の保持期限指定の例を示す。図3はタッチパネルの例で、利用者が「UP」ボタンにタッチすると、システム制御部11はそれを認識して表示している時間をタッチがあるたびに例えば30分ずつ増加させる。同様に、利用者が「DOWN」ボタンにタッチすると、システム制御部11はタッチがあるたびに例えば30分ずつ減少させる。
【0017】
次に、システム制御部11は保持期限が指定された否かを判定し(ステップ4)、指定されていたならば(ステップ4でYES)、スケジューラ13を起動する。これにより、スケジューラ13はタイマ14から定期的に現在時刻を取得し、指定された所定の保存時間が経過したか否か、つまり保持期限に達したか否かを判定する(ステップ5)。そして、保持期限に達したならば(ステップ5でYES)、スケジューラ13は消去部15を呼び出し、消去部15はデータ記憶装置12内の画像データを消去する(ステップ6)。なお、前記において、保持期限に達する前にスキャナ5による読み取りが再度発生し、画像データが更新されたならば、スケジューラ13はそのときを起点として再び保存時間の経過を監視する。
一方、ステップ4において、保持期限の指定がないと判定された場合(ステップ4でNO)、スケジューラ13は消去部15を直ちに呼び出し、消去部15はデータ記憶装置12内の画像データを消去する(ステップ6)。
【0018】
このように、この実施例によれば、電子黒板3から読み込んだデータ記憶装置内のデータを自動的に消去できるので、重要データの漏洩を防ぐことができる。また、電子黒板3から読み込んだ画像データをデータ記憶装置内に格納してから自動消去までの保存時間を指定できるので、保存時間を利用者の意図通りにできる。なお、前記においては、その保存時間を電子黒板3から読み込むごとに指定しているが、予め指定させてその保存時間を登録しておくことも可能で、このような構成では、変更がない限り保存時間の指定は一度行えばよい。また、保存時間を指定する場合、消去指定(ステップ3)は省略できる。
【実施例2】
【0019】
図4は本発明の第2の実施例として電子黒板システムの構成を示すブロック図である。図示したように、この電子黒板システムは図1に示した構成に加えて文字認識部(請求項記載の文字認識手段に相当する)18を制御装置6内に備える。そして、図5に示したように、前記した所定の保存時間を電子黒板3に数字で書き込むことにより指定する。
具体的には、電子黒板3にペンを使用して書き込まれた保存時間をスキャナ5により読み込ませ、文字認識部18が当業者には公知の方法で手書きの保存時間を認識する。そして、認識後、その保存時間に達したならば(ステップ5でYES)、スケジューラ13は消去部15を呼び出し、消去部15はデータ記憶装置12内の画像データを消去する(ステップ6)。
このように、この実施例によれば、電子黒板3に数字を書き込むことによりデータ記憶装置12に保存しておく時間を指定できるので、利便性が向上する。
【実施例3】
【0020】
この実施例では、図4に示した文字認識部18の代りに記号認識部(請求項記載の画像認識手段に相当する)を備える。そして、図6に示したように、前記した所定の保存時間を電子黒板3に記号で書き込むことにより指定する。図示の例では、□は1時間、○は10分を示しており、従って、保持時間は1時間20分である。
具体的には、電子黒板3にペンを使用して記号で書き込まれた保存時間をスキャナ5により読み込ませ、記号認識部が当業者には公知の方法で認識する。そして、認識後、その保存時間に達したならば(ステップ5でYES)、スケジューラ13は消去部15を呼び出し、消去部15はデータ記憶装置12内の画像データを消去する(ステップ6)。
このような方法では、紛らわしい記号を避けることにより保存時間の認識が容易になる。
【実施例4】
【0021】
この実施例では、前記所定の保存時間を指定する時間指定手段をホストコンピュータ2内に備え、ホストコンピュータ2がその所定の保存時間を制御装置6へ転送する。
図7に指定例を示す。例えばホストコンピュータ2内で所定のプログラムを起動し、図示したような「UP」ボタンと「DOWN」ボタンで保存時間を指定させる。
【実施例5】
【0022】
この実施例では、データ記憶装置12に保存された画像データを所定の時刻または日時になったときに自動的に消去する。実施例5の動作フローを図8に示す。以下、この動作フローを説明する。
この実施例では、電子黒板3の黒板面に書き込まれた内容を、操作部4から入力された指示によりスキャナ5が読み込む(ステップ11)。これにより、システム制御部11は読み込まれた画像データをデータ記憶装置12に格納し保存させる(ステップ12)。
そのあと直ちに、または時が過ぎてから、利用者は操作部4により消去指定を行う(ステップ13)。なお、直ちに消去指定を行う場合、利用者は前記所定の時刻または日時を保持期限として指定する。図9に、時刻指定手段として操作部4を用いた保持期限時刻の指定例を示す。図9はタッチパネルの例で、利用者が「UP」ボタンにタッチすると、システム制御部11はそれを認識して表示している時刻をタッチがあるたびに例えば30分ずつ増加させる。同様に、利用者が「DOWN」ボタンにタッチすると、システム制御部11はタッチがあるたびに例えば30分ずつ減少させる。
【0023】
次に、システム制御部11は保持期限の時刻または日時が指定された否かを判定し(ステップ14)、指定されていたならば(ステップ14でYES)、スケジューラ13を起動する。これにより、スケジューラ13はタイマ14から定期的に現在時刻を取得し、指定された所定の時刻または日時に達したか否かを判定する(ステップ15)。そして、その時刻または日時に達したならば(ステップ15でYES)、スケジューラ13は消去部15を呼び出し、消去部15はデータ記憶装置12内の画像データを消去する(ステップ16)。
一方、ステップ14において、時刻または日時の指定がないと判定された場合(ステップ14でNO)、スケジューラ13は消去部15を直ちに呼び出し、消去部15はデータ記憶装置12内の画像データを消去する(ステップ16)。
【0024】
なお、保持期限の時刻または日時の指定方法については実施例2〜実施例4に示した保存時間指定と同様な方法も可能である。このうち、電子黒板3から記号を用いて指定する場合には電子黒板3を針式の時計に見立てて時刻を記号の種類と記号記載位置で示す。図10に示した例では、□は午前を表し、その記載位置から午前3時と認識される。
また、この実施例において、時刻指定による消去を定期的に行うようにする構成も可能である。例えば毎日その時刻になると読み込んだ画像データを消去したり、所定の曜日のその時刻に消去したりするのである。
【0025】
こうして、この実施例によれば、実施例1と同様の効果を得ることができる。なお、前記においては、消去する時刻を電子黒板3から読み込むごとに指定しているが、予め指定させてその時刻を登録しておくことも可能で、このような構成では、変更がない限り指定は一度行えばよい。また、保存時間を指定する場合、消去指定(ステップ13)は省略できる。従って、定例会議などにこの実施例の電子黒板システムを用いれば、その定例会議の終了予定時刻の所定時間後を消去時刻に設定することにより、一度の設定で適切な消去時刻設定が可能になる。
【実施例6】
【0026】
この実施例では、ホストコンピュータ2との接続回数を数え、所定の接続回数ごとに接続解除時にデータ記憶装置12内の画像データを消去する。第6の実施例の動作フローを図11に示す。以下、この動作フローを説明する。
先ず、電子黒板3の黒板面に書き込まれた内容を、操作部4から入力された指示によりスキャナ5が読み込む(ステップ21)。これにより、システム制御部11は読み込まれた画像データをデータ記憶装置12に格納し保存させる(ステップ22)。
そのあと直ちに、または時が過ぎてから、利用者は操作部4により消去指定を行う(ステップ23)。なお、直ちに消去指定を行う場合、利用者は請求項記載の回数指定手段により上限接続回数を指定する。上限接続回数の指定方法は実施例1〜実施例4における保存時間の指定方法と同様である。
【0027】
次に、システム制御部11は上限接続回数が指定された否かを判定し(ステップ24)、指定されていたならば(ステップ24でYES)、スケジューラ13を起動する。これにより、スケジューラ13はホストコンピュータ2との接続回数(入出力ポート17への接続回数)を数え、指定された上限接続回数に達したか否かを判定する(ステップ25)。そして、上限接続回数に達したならば(ステップ25でYES)、スケジューラ13は消去部15を呼び出し、消去部15は当該ホストコンピュータ接続の解除後にデータ記憶装置12内の画像データを消去する(ステップ26)。
一方、ステップ24において、上限接続回数の指定がないと判定された場合(ステップ24でNO)、スケジューラ13は消去部15を直ちに呼び出し、消去部15はデータ記憶装置12内の画像データを消去する(ステップ26)。
【0028】
なお、前記においてはホストコンピュータ2との接続回数を数えたが、データ記憶装置12への画像データ格納回数を数え、その格納回数が指定した上限格納回数に達したときにデータ記憶装置12内の画像データを消去するようにしてもよい。また、接続回数を数えることなく、ホストコンピュータ接続の解除ごとにデータ記憶装置12内の画像データを消去するようにしてもよい。
また、ホストコンピュータ接続の解除後に消去する場合、解除ごとであれ、所定の接続回数ごとの解除後であれ、消去指定(ステップ23)を省略できる。
このように、この実施例では、ホストコンピュータ接続の解除時にデータ記憶装置12内の画像データが自動的に消去されるので、実施例1と同様の効果が得られると共に、画像データをホストコンピュータへ取り込む前に画像データが消去される事態を回避できる。また、指定した接続回数ごとの接続解除時に自動消去する構成では、データ記憶装置12内の画像データの消去回数の不要な増大を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の第1の実施例として電子黒板システムの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1の実施例として電子黒板システム要部の動作フローを示すフロー図。
【図3】本発明の第1の実施例として操作部を用いた保存時間指定例を示す説明図。
【図4】本発明の第2の実施例として電子黒板システムの構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第2の実施例として電子黒板を用いた保存時間指定例を示す説明図。
【図6】本発明の第3の実施例として電子黒板を用いた他の保存時間指定例を示す説明図。
【図7】本発明の第4の実施例としてホストコンピュータを用いた保存時間指定例を示す説明図。
【図8】本発明の第5の実施例として電子黒板システム要部の動作フローを示すフロー図。
【図9】本発明の第5の実施例として操作部を用いた保持期限時刻指定例を示す説明図。
【図10】本発明の第5の実施例として電子黒板を用いた保持期限時刻指定例を示す説明図。
【図11】本発明の第6の実施例として電子黒板システム要部の動作フローを示すフロー図。
【符号の説明】
【0030】
1 電子黒板装置、2 ホストコンピュータ、3 電子黒板、4 操作部、5 スキャナ、6 制御装置、11 システム制御部、12 データ記憶装置、13 スケジューラ、14 タイマ、15 消去部、17 入出力ポート、18 文字認識部
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成18年8月24日(2006.8.24)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−49594(P2008−49594A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2006−228481(P2006−228481)