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電動消しゴム装置 - 特開2008−23821 | j-tokkyo
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【発明の名称】 電動消しゴム装置
【発明者】 【氏名】福島 奈々重

【要約】 【課題】確動カム機構を用いずに、構成が簡単な電動消しゴム装置の提供。

【構成】電動消しゴム装置は、片手で把持可能なケース本体1と、このケース本体1内に収納されたモータ2及び電池ボックス3と、ケース本体1の紙面対向口Mから突出した直方体の消しゴム4を保持してケース本体1内に揺動可能に設けられた消しゴムホルダ5と、スイッチ(図示せず)操作により駆動するモータ2の回転運動を消しゴムホルダ5が鋭角円弧状軌跡で往復動を繰り返す揺動運動に変換するクランク機構10と、紙面対向口Mを画成する弾性紙押え6を有して成る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
片手で把持可能なケース本体と、このケース本体内に収納されたモータ及びこれに給電する電池と、前記ケース本体の紙面対向口から突出した消しゴムを保持して当該ケース本体内に揺動可能に設けられた消しゴムホルダと、スイッチ操作により駆動する前記モータの回転運動を前記消しゴムホルダが鋭角円弧状軌跡で往復動を繰り返す揺動運動に変換するクランク機構とを有して成ることを特徴とする電動消しゴム装置。
【請求項2】
請求項1に記載の電動消しゴム装置において、前記クランク機構は、前記モータの回転軸に対して偏心回転するクランク部材と、前記ケース本体内に固定した支軸を中心に揺動する揺動アームとを有し、前記揺動アームは、前記クランク部材の端部をスライダとしてアーム長さ方向に案内するガイド部を備えて成ることを特徴とする電動消しゴム装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の電動消しゴム装置において、前記紙面対向口を画成する紙押えと、この紙押えを反ケース本体側へ押し出し付勢する弾性手段とを有して成ることを特徴とする電動消しゴム装置。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の電動消しゴム装置において、前記紙面対向口を画成する弾性紙押えを有して成ることを特徴とする電動消しゴム装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の電動消しゴム装置において、前記ケース本体は、前記支軸に対する横断面上で実質的にU字形状であることを特徴とする電動消しゴム装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、片手で把持可能な電動消しゴム装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特開平3−90400に開示の電動消しゴム装置においては、消しゴムを紙面上で直線状に往復運動をさせる場合のように、確動カム機構を用いて直進往復運動を実現している。
【特許文献1】特開平3−90400(第7図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、確動カム機構を用いているため、構成が非常に複雑である。
【0004】
そこで上記問題点に鑑み、本発明の課題は、確動カム機構を用いずに、構成が簡単な電動消しゴム装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る電動消しゴム装置は、片手で把持可能なケース本体と、このケース本体内に収納されたモータ及びこれに給電する電池と、ケース本体の紙面対向口から突出した消しゴムを保持して当該ケース本体内に揺動可能に設けられた消しゴムホルダと、スイッチ操作により駆動するモータの回転運動を消しゴムホルダが鋭角円弧状軌跡で往復動を繰り返す揺動運動に変換するクランク機構とを有することを特徴とする。
【0006】
ケース本体を片手で把持してスイッチ操作をすると、消しゴムホルダが鋭角円弧状軌跡で往復動を繰り返すため、紙面対向口から突出した消しゴムも鋭角円弧状軌跡で往復動を繰り返すので、紙面上に消しゴムを接触させることにより、紙面上の文字等を消すことができる。消しゴムは鋭角円弧状軌跡で並進往復するものの、その消しゴム自体の弾力性と紙面からの反力による片手の上下動も生じるため、消しゴムは殆ど鋭角円弧状軌跡の範囲で紙面に接し、消去すべき範囲を確保できる。
【0007】
特に、本発明では、クランク機構を用いて消しゴムを可動できるため、構成が簡単であり、低コストの電動消しゴム装置を提供できる。
【0008】
クランク機構としては、モータの回転軸に対して偏心回転するクランク部材と、ケース本体内に固定した支軸を中心に揺動する揺動アームとを有し、揺動アームは、クランク部材の端部をスライダとしてアーム長さ方向に案内するガイド部を備えて成る構成を採用できる。クランク部材と支軸と揺動アームとの多くとも3部品でクランク機構を構成できるため、コンパクト化を実現できる。なお、支軸はケース本体と一体的構成でも構わない。
【0009】
この電動消しゴム装置においては、紙面対向口を画成する紙押えと、この紙押えを反ケース本体側へ押し出し付勢する弾性手段とを有して成ることが望ましい。紙面に紙押えを弾力的に押し当てた状態で消しゴムが鋭角円弧状軌跡で並進往復するため、手で紙を直接押えている必要がない。また、紙面からの反力により弾性手段が適度にケース本体側へ避退するため、紙面に対する消しゴムの摩擦抵抗の加減が容易となる。
【0010】
弾性手段の部品点数を減らすためには、紙面対向口を画成する弾性紙押えを設けると好い。片手による押え付け如何により弾性紙押え自身が弾性変形するからである。この弾性紙押えは刷毛のような物でも構わない。紙面上のゴム屑を払うときにも便利である。
【0011】
ケース本体の形状は種々のものを採用できるが、例えば、ケース本体が支軸に対する横断面上で実質的にU字形状である場合、ケース本体を指で摘むように把持でき、通常の消しゴムの取扱い感覚と同様にできる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、クランク機構を用いて消しゴムを可動できるため、構成が簡単であり、低コストの電動消しゴム装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例に係る電動消しゴム装置を示す外観斜視図、図2は同電動消しゴム装置の組立斜視図である。
【0014】
本例の電動消しゴム装置は、片手で把持可能な樹脂製のケース本体1と、このケース本体1内に収納されたモータ2及び電池ボックス3と、ケース本体1の紙面対向口Mから突出した直方体の消しゴム4を保持してケース本体1内に揺動可能に設けられた消しゴムホルダ5と、スイッチ(図示せず)操作により駆動するモータ2の回転運動を消しゴムホルダ5が鋭角円弧状軌跡で往復動を繰り返す揺動運動に変換するクランク機構10と、紙面対向口Mを画成する弾性紙押え6を有して成る。
【0015】
クランク機構10は、モータ2の回転軸(図示せず)に嵌るクランク板11と、ケース本体1内に固定した支軸12を中心に揺動する揺動アーム13とを有し、揺動アーム13は、クランク板11の偏心ピン11aをスライダとしてアーム長さ方向に案内する長孔13aと、一端部に支軸12が挿入する挿通孔13bとを有し、他端側が消しゴムホルダ5に連結している。消しゴムホルダ5は両側面にそれぞれガイドピン5aを有し、一方のガイドピン(図示せず)はケース本体1の側面に形成したガイド孔1aに嵌り、他方のガイドピン5aはケース本体1を覆う樹脂製のカバー7の内面に形成したガイド孔(図示せず)に嵌っている。
【0016】
ケース本体1の支軸12に対する横断面形状はやや末広がりのU字形状になっており、先端側に外側へ反った滑り性のある弾性紙押え6が設けられている。
【0017】
ケース本体1を片手で把持してスイッチ操作をすると、消しゴムホルダ4が鋭角(約45°)円弧状軌跡で往復動を繰り返すため、紙面対向口Mから突出した消しゴム4も鋭角円弧状軌跡で往復動を繰り返すので、紙面上に消しゴムを接触させることにより、紙面上の文字等を消すことができる。消しゴム4は鋭角円弧状軌跡で並進往復するものの、その消しゴム4自体の弾力性と紙面からの反力による片手の上下動も生じるため、消しゴム4は殆ど鋭角円弧状軌跡の範囲で紙面に接し、消去すべき範囲を充分確保できる。
【0018】
このように、本例ではクランク機構10を用いて消しゴム4を可動できるため、構成が簡単であり、低コスト化を図り得る。
【0019】
クランク機構10としては、クランク板11と支軸12と揺動アーム13との3部品で構成できるため、コンパクト化を実現できる。なお、支軸12はケース本体1と一体的成形しても好い。
【0020】
ケース本体1の先端側に紙面対向口Mを画成する弾性紙押え6が設けられているため、紙面に弾性紙押え6を弾力的に押し当てた状態で消しゴム4が鋭角円弧状軌跡で並進往復するので、手で紙を直接押えている必要がない。また、片手による押え付け如何により弾性紙押え6自身が反るように弾性変形で避退するため、紙面に対する消しゴム4の摩擦抵抗の加減が容易となる。この弾性紙押え6は刷毛のような物でも構わない。紙面上のゴム屑を払うときにも便利である。
【0021】
本例のケース本体1は支軸12に対する横断面上で実質的にU字形状であるので、ケース本体1を指で摘むように把持でき、通常の消しゴムの取扱い感覚と同様にできる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明の実施例に係る電動消しゴム装置を示す外観斜視図である。
【図2】同電動消しゴム装置の組立斜視図である。
【符号の説明】
【0023】
1…ケース本体
1a…ガイド孔
2…モータ
3…電池ボックス
4…消しゴム
5…消しゴムホルダ
5a…ガイドピン
6…弾性紙押え
7…カバー
10…クランク機構
11…クランク板
11a…偏心ピン
12…支軸
13…揺動アーム
13a…長孔
13b…挿通孔
M…紙面対向口
【出願人】 【識別番号】000001889
【氏名又は名称】三洋電機株式会社
【識別番号】000177151
【氏名又は名称】三洋精密株式会社
【出願日】 平成18年7月20日(2006.7.20)
【代理人】 【識別番号】100089945
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 稔


【公開番号】 特開2008−23821(P2008−23821A)
【公開日】 平成20年2月7日(2008.2.7)
【出願番号】 特願2006−198236(P2006−198236)