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【発明の名称】 自動しおり
【発明者】 【氏名】井下田 治利

【要約】 【課題】しおり体が安定した状態においてページシートをより軽い力で滑らかに捲ることができる自動しおりを提供する。

【構成】自動しおり13は1枚の合成樹脂よりなる1枚の矩形状のシートより構成されている。第2ベースシート16は、第1ベースシート15に対して第1部分25a,第1部分25bにおいて折り返されている。しおり体18は第1部分25a,第1部分25bの間に位置する第2部分27a,第2部分27bにおいて、第1ベースシート15から伸びるように構成されている。しおり体18は第2部分27a,第2部分27bから一対のしおり片20a,しおり片20bが伸び、これらは第1ベースシート15から離れるにつれて接近し、その各々の端部において接続して一体化されて頂部24を構成する。又、しおり片20a,しおり片20bの中間部に掛け渡すように掛け渡し片22が接続されている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
書籍に挟んで使用する自動しおりであって、
シート状のベースシートと、
前記ベースシートの端縁に接続され、前記ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、
前記しおり体は、前記端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近すると共に各々の端部において接続して一体化する一対のしおり片と、前記しおり片の各々の中間部分に掛け渡すように接続される掛け渡し片とからなる、自動しおり。
【請求項2】
前記しおり体は、逆A字形状を有する、請求項1記載の自動しおり。
【請求項3】
書籍に挟んで使用する自動しおりであって、
シート状のベースシートと、
前記ベースシートの端縁に接続され、前記ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、
前記しおり体は、前記端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近する一対の支持片と、前記支持片の各々の先端にその底辺の両端の一部が接続された三角形形状を有するしおり片とからなる、自動しおり。
【請求項4】
前記しおり片は、前記底辺以外の二辺が等しい二等辺三角形形状を有すると共に、前記二辺と前記支持片の外方側の辺とが整列する、請求項3記載の自動しおり。
【請求項5】
前記ベースシートは、
シート状の第1ベースシートと、
前記第1ベースシートの端縁の少なくとも一部にその端縁が折り返し自在で接続され、前記第1ベースシートに対向するように配置することができるシート状の第2ベースシートとからなり、
前記しおり体は、前記第1ベースシートに折り曲げ自在に接続され、前記第2ベースシートに対応する位置に伸びる、請求項1から請求項4のいずれかに記載の自動しおり。
【請求項6】
前記第2ベースシートは前記第1ベースシートの前記端縁において所定距離離れた一対の第1部分に接続され、
前記しおり体は、前記第1ベースシートの前記第1部分の各々の間に位置する第2部分に接続される、請求項5記載の自動しおり。
【請求項7】
前記第1ベースシート、前記第2ベースシート及び前記しおり体は、1枚のシートから前記しおり体に対応する部分を打ち抜くことによって形成される、請求項5又は請求項6記載の自動しおり。
【請求項8】
前記シートは合成樹脂よりなり、
前記しおり体の前記第1ベースシート側の連結部には、折り曲げ方向に直交する方向に平行な複数の折り目線が形成される、請求項7記載の自動しおり。
【請求項9】
書籍に挟んで使用する自動しおりであって、
シート状のベースシートと、
前記ベースシートの端縁に接続されて前記端縁近傍で折り曲げられ、前記ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、
前記しおり体は、前記端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近すると共に各々の端部において接続して一体化する一対のしおり片と、前記しおり片の各々の中間部分に掛け渡すように接続される掛け渡し片とからなり、
前記掛け渡し片及び前記中間部分には、前記しおり片の各々を横切る方向に連続した1本の折り目線が形成される、自動しおり。
【請求項10】
前記掛け渡し片の両端縁のうち、前記ベースシートの端縁側の端縁には、その先端が前記折り目線に達する少なくとも1本の切り込みが形成される、請求項9記載の自動しおり。
【請求項11】
前記掛け渡し片の両端縁のうち、前記ベースシートの端縁側の端縁には、その先端が前記折り目線に達する少なくとも1つの切欠きが形成される、請求項9記載の自動しおり。
【請求項12】
書籍に挟んで使用する自動しおりであって、
シート状のベースシートと、
前記ベースシートの端縁に接続されて前記端縁近傍で折り曲げられ、前記ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、
前記しおり体は、前記端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近すると共に各々の端部において接続して一体化する一対のしおり片と、前記しおり片の各々の中間部分に掛け渡すように接続される掛け渡し片とからなり、
前記掛け渡し片の両端縁のうち、前記ベースシートの端縁側の端縁には前記しおり片の各々を横切る方向に延びる辺を含む切欠きが形成され、前記辺の両端部から前記横切る方向に延びる折り目線が前記掛け渡し片及び前記中間部分の各々に形成される、自動しおり。
【請求項13】
書籍に挟んで使用する自動しおりであって、
シート状のベースシートと、
前記ベースシートの端縁に接続されて前記端縁近傍で折り曲げられ、前記ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、
前記しおり体は、前記端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近する一対の支持片と、前記支持片の各々の先端にその底辺の両端の一部が接続された三角形枠形状を有するしおり片とからなり、
前記支持片の各々の先端には前記底辺に沿った折り目線が形成される、自動しおり。
【請求項14】
前記しおり体は、逆A字形状を有する、請求項9から請求項13のいずれかに記載の自動しおり。
【請求項15】
書籍に挟んで使用する自動しおりであって、
シート状のベースシートと、
前記ベースシートの端縁に接続されて前記端縁近傍で折り曲げられ、前記ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、
前記しおり体は、前記端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近する一対の支持片と、前記支持片の各々の先端にその底辺の両端の一部が接続された三角形形状を有するしおり片とからなり、
前記しおり片には、前記三角形形状の前記底辺と異なる他の二辺を横切る方向に折り目線が形成される、自動しおり。
【請求項16】
前記しおり片は、前記底辺以外の二辺が等しい二等辺三角形形状を有すると共に、前記二辺と前記支持片の外方側の辺とが整列する、請求項15記載の自動しおり。
【請求項17】
書籍に挟んで使用する自動しおりであって、
シート状のベースシートと、
前記ベースシートの端縁に接続されて前記端縁近傍で折り曲げられ、前記ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、
前記しおり体は、前記端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近すると共に各々の端部において接続して一体化する一対のしおり片からなり、
前記一対のしおり片には、前記しおり片の各々を横切る方向であって1本の直線上に重なるように、それぞれ1本の折り目線が形成される、自動しおり。
【請求項18】
前記しおり片のうち、前記折り目線の形成される部分の幅は、他の部分の幅よりも広く形成される、請求項17記載の自動しおり。
【請求項19】
前記ベースシートは、
シート状の第1ベースシートと、
前記第1ベースシートの端縁の少なくとも一部にその端縁が折り返し自在で接続され、前記第1ベースシートに対向するように配置することができるシート状の第2ベースシートとからなる、請求項9から請求項18のいずれかに記載の自動しおり。
【請求項20】
前記第2ベースシートは前記第1ベースシートの前記端縁において所定距離離れた一対の第1部分に接続され、
前記しおり体は、前記第1ベースシートの前記第1部分の各々の間に位置する第2部分に接続される、請求項19記載の自動しおり。
【請求項21】
前記第1ベースシート、前記第2ベースシート及び前記しおり体は、1枚のシートから前記しおり体に対応する部分を打ち抜くことによって形成される、請求項19又は請求項20に記載の自動しおり。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
この発明は自動しおりに関し、特に書籍のページを捲るごとに、見開いたページにしおりが自動的に繰り入れられる自動しおりに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図23は例えば出願人による特許第3592686号公報(特許文献1)に開示されている自動しおりの全体図であり、図24は、図23の自動しおりを書籍にセットしページシートを捲った状態を示すしおり体部分の部分拡大図である。
【0003】
これらの図を参照して、自動しおり51は四角形のベースシート55と、ベースシート55の一辺に突出して設けられた一対の連結体56a,連結体56bと、一対の連結体56a,連結体56bに挟まれるように設けられた突出体63と、その各々の連結体56a,連結体56bの先端である連結片79a,連結片79bで接続され、連結片79a,連結片79bと平行して複数本の折り目線65a,折り目線65bを入れて折り曲げ加工された一対の弾性体62a,弾性体62bと、その各々の弾性体62a,弾性体62bの先端に接続辺80a,接続辺80bで接続される一対のしおり片78a,しおり片78bをその先端部で接合しV字シート形状にしたV字しおり体77とから構成される。この自動しおり51は、1枚の合成樹脂シートを打ち抜いて形成されている。
【0004】
製造時には、V字形状のV字しおり体77と連結体56a,連結体56bとの接続部分である連結片79a,連結片79bをほぼ直角に折り曲げ、その連結片79a,連結片79b近傍で連結体56a,連結体56bと逆側に折り曲げ、連結片79a,連結片79bに平行して複数本の折り目線65a,折り目線65bを入れることによって弾性体62a,弾性体62bを形成している。この折り目線65a,折り目線65bによってしおり体77は、ベースシート55とほぼ平行に対向するように加工されている。この時V字しおり体77がページシート67の面に被さるが、V字しおり体77は無色透明であるので読書をすることに支障はない。又、ベースシート55及び弾性体62a,弾性体62bは色付けされたり図柄が付されたりする。
【0005】
使用時にあっては、図24に示すように自動しおり51を書籍66にセットする。つまり書籍66の見開いたページにベースシート55を重ね、その上に適当量のページシート67を乗せV字しおり体77を重ねる。この自動しおり51をセットした書籍66のページシート67を捲ると、書籍66の小口側になるしおり片78aの傾斜辺61aがページシート67の上方片75に当接する。これによりV字形状の片側を形成するしおり片78aが最初に跳ね上げられる。もう一方のしおり片78bは、V字の先端部でのみ繋がっているのでこの先端部を通じて力が伝わり続けて跳ね上げられる。このように、このしおり片78bは、ページシート67に当接する方のしおり片78aに遅れて跳ね上げられるので、このV字形状のV字しおり体77全体としては捻られた形になる。
【0006】
このように、V字形状のV字しおり体77は、ページシート67の上方片75が傾斜辺61aに当接した時から捻られた状態になる。そのためV字形状のV字しおり体77を跳ね上げる力は小さくてすむので、ページシート67を捲る力も弱くてもすみ、更にその動作は滑らかである。又、連結体56a,連結体56bが設けられているので、ベースシート55の基準辺である上方辺76が連結体56の上側面70より連結体56a,連結体56bの分だけ下側に位置した時でも、弾性体62a,弾性体62bは書籍66の上側面70より上方に位置することになる。
【0007】
又、連結体56a,連結体56bの間に設けた突出体63の上方辺を連結体56の上側面70と同じレベルにすると連結体56a,連結体56bと弾性体62a,弾性体62bとの接続部分である連結片79a,連結片79bが連結体56の上側面70と同じレベルになるように構成されている。このため、突出体63を用いてセットすると、自動しおり51の調整が容易となる。更に、弾性体62a,弾性体62bは、折り曲げ加工がされているのでページシート67を繰り返し捲った時でも折り目線が消えることがない。そのため自動しおり51は耐久性がある。
【特許文献1】特許第3592686号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記のような従来の自動しおりでは、しおり体がV字形状を有しているためページの捲りの方向に関わらずスムーズな捲りが可能となる。しかし、より軽い力で捲ることができるようにしおり体のしおり片をより細くすると、しおり体全体の強度が下がってしまい安定した捲り動作ができなくなってしまう。又、上記のような従来の自動しおりでは、使用時にあっては先ずベースシートを書籍の適当な箇所に挟む必要がある。しかし、ベースシートは挟まれているだけなので、その位置がずれる虞がある。
【0009】
ベースシートがずれると、本来の正しい位置に対してしおり体もずれることになる。このため、安定したしおり体の機能が発揮されなくなってしまい、自動しおりとしての使い勝手が低下してしまう。
【0010】
また、しおり体を使用可能な状態に形成する際、微妙な曲げ加工による調整などが必要となるので、加工状態にばらつきが大きくなる場合があり、使用時における動作の安定性が低下してしまう。
【0011】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、しおり体が安定した状態においてページシートをより軽い力で滑らかに捲ることができる自動しおりを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、書籍に挟んで使用する自動しおりであって、シート状のベースシートと、ベースシートの端縁に接続され、ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、しおり体は、端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近すると共に各々の端部において接続して一体化する一対のしおり片と、しおり片の各々の中間部分に掛け渡すように接続される掛け渡し片とからなるものである。
【0013】
このように構成すると、しおり片の各々が先端部のみならずその途中においても掛け渡し片によって連結される。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成において、しおり体は逆A字形状を有するものである。
【0015】
このように構成すると、しおり体が対称形状となる。
【0016】
請求項3記載の発明は、書籍に挟んで使用する自動しおりであって、シート状のベースシートと、ベースシートの端縁に接続され、ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、しおり体は、端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近する一対の支持片と、支持片の各々の先端にその底辺の両端の一部が接続された三角形形状を有するしおり片とからなるものである。
【0017】
このように構成すると、しおり片が一対の支持片によって支持される。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成において、しおり片は、底辺以外の二辺が等しい二等辺三角形形状を有すると共に、二辺と支持片の外方側の辺とが整列するものである。
【0019】
このように構成すると、しおり体が対称形状となる。
【0020】
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の構成において、ベースシートは、シート状の第1ベースシートと、第1ベースシートの端縁の少なくとも一部にその端縁が折り返し自在で接続され、第1ベースシートに対向するように配置することができるシート状の第2ベースシートとからなり、しおり体は第1ベースシートに折り曲げ自在に接続され、第2ベースシートに対応する位置に伸びるものである。
【0021】
このように構成すると、第1ベースシートと第2ベースシートとの間に書籍のページシートを挟むとページシートの上端縁で第1ベースシート及び第2ベースシートが支持される。
【0022】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の構成において、第2ベースシートは第1ベースシートの端縁において所定距離離れた一対の第1部分に接続され、しおり体は第1ベースシートの第1部分の各々の間に位置する第2部分に接続されるものである。
【0023】
このように構成すると、しおり体の両側において第1ベースシート及び第2ベースシートはページシートによって支持される。
【0024】
請求項7記載の発明は、請求項5又は請求項6記載の発明の構成において、第1ベースシート、第2ベースシート及びしおり体は、1枚のシート体からしおり体に対応する部分を打ち抜くことによって形成されるものである。
【0025】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明の構成において、シートは合成樹脂よりなり、しおり体の第1ベースシート側の連結部には、折り曲げ方向に直交する方向に平行な複数の折り目線が形成されるものである。
【0026】
このように構成すると、連結部に弾性機能と形態保持機能とが付与される。
【0027】
請求項9記載の発明は、書籍に挟んで使用する自動しおりであって、シート状のベースシートと、ベースシートの端縁に接続されて端縁近傍で折り曲げられ、ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、しおり体は、端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近すると共に各々の端部において接続して一体化する一対のしおり片と、しおり片の各々の中間部分に掛け渡すように接続される掛け渡し片とからなり、掛け渡し片及び中間部分には、しおり片の各々を横切る方向に連続した1本の折り目線が形成されるものである。
【0028】
このように構成すると、しおり片の各々が先端部のみならずその途中においても掛け渡し片によって連結される。また、しおり体は、ベースシートの端縁と、各々のしおり片の中間部分及び掛け渡し片に形成される1本の折り目線とにより折り曲げられる。
【0029】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明の構成において、掛け渡し片の両端縁のうち、ベースシートの端縁側の端縁には、その先端が折り目線に達する少なくとも1本の切り込みが形成されるものである。
【0030】
このように構成すると、使用状態において、折り目線での折り曲げにより2つの平面で形成される掛け渡し片は、切り込みの形成されていない側の一方の平面のみで連続する。
【0031】
請求項11記載の発明は、請求項9記載の発明の構成において、掛け渡し片の両端縁のうち、ベースシートの端縁側の端縁には、その先端が折り目線に達する少なくとも1つの切欠きが形成されるものである。
【0032】
このように構成すると、使用状態において、折り目線での折り曲げにより2つの平面で形成される掛け渡し片は、切欠きの形成されていない側の一方の平面のみで連続する。また、切欠きを形成するように折り目線から伸びる2本の輪郭線は、所定の距離を隔てて対向する。
【0033】
請求項12記載の発明は、書籍に挟んで使用する自動しおりであって、シート状のベースシートと、ベースシートの端縁に接続されて端縁近傍で折り曲げられ、ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、しおり体は、端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近すると共に各々の端部において接続して一体化する一対のしおり片と、しおり片の各々の中間部分に掛け渡すように接続される掛け渡し片とからなり、掛け渡し片の両端縁のうち、ベースシートの端縁側の端縁にはしおり片の各々を横切る方向に延びる辺を含む切欠きが形成され、辺の両端部から横切る方向に延びる折り目線が掛け渡し片及び中間部分の各々に形成されるものである。
【0034】
このように構成すると、しおり片の各々が先端部のみならずその途中においても掛け渡し片によって連結される。また、しおり体は、ベースシートの端縁と、切欠きの部分を介した両側の掛け渡し片及び中間部分においてそれぞれ1本ずつ形成される折り目線とに沿って折り曲げられる。更に、使用状態において、折り目線での折り曲げにより2つの平面で形成される掛け渡し片は、切欠きの形成されていない端縁側の一方の平面のみで連続する。
【0035】
請求項13記載の発明は、書籍に挟んで使用する自動しおりであって、シート状のベースシートと、ベースシートの端縁に接続されて端縁近傍で折り曲げられ、ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、しおり体は、端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近する一対の支持片と、支持片の各々の先端にその底辺の両端の一部が接続された三角形枠形状を有するしおり片とからなり、支持片の各々の先端には底辺に沿った折り目線が形成されるものである。
【0036】
このように構成すると、しおり片が一対の支持片によって支持される。また、しおり体は、ベースシートの端縁及び折り目線により折り曲げられる。
【0037】
請求項14記載の発明は、請求項9から請求項13のいずれかに記載の発明の構成において、しおり体は、逆A字形状を有するものである。
【0038】
このように構成すると、しおり体が対称形状となる。
【0039】
請求項15記載の発明は、書籍に挟んで使用する自動しおりであって、シート状のベースシートと、ベースシートの端縁に接続されて端縁近傍で折り曲げられ、ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、しおり体は、端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近する一対の支持片と、前記支持片の各々の先端にその底辺の両端の一部が接続された三角形形状を有するしおり片とからなり、しおり片には、三角形形状の底辺と異なる他の二辺を横切る方向に折り目線が形成されるものである。
【0040】
このように構成すると、しおり片が一対の支持片によって支持される。また、しおり体は、ベースシートの端縁及び、しおり片の三角形形状の中に形成された折り目線により折り曲げられ、ベースシートと対向する。
【0041】
請求項16記載の発明は、請求項15記載の発明の構成において、しおり片は、底辺以外の二辺が等しい二等辺三角形形状を有すると共に、二辺と支持片の外方側の辺とが整列するものである。
【0042】
このように構成すると、しおり体が対称形状になる。
【0043】
請求項17記載の発明は、書籍に挟んで使用する自動しおりであって、シート状のベースシートと、ベースシートの端縁に接続されて端縁近傍で折り曲げられ、ベースシートに対向する位置に伸びるしおり体とを備え、しおり体は、端縁であって所定距離離れた位置の各々に接続され、外方に向かうにつれて互いに接近すると共に各々の端部において接続して一体化する一対のしおり片からなり、一対のしおり片には、しおり片の各々を横切る方向であって1本の直線上に重なるように、それぞれ1本の折り目線が形成されるものである。
【0044】
このように構成すると、しおり体は、ベースシートの端縁及び、しおり片の各々に形成された、1直線上に並ぶそれぞれ1本の折り目線により折り曲げられ、ベースシートに対向する。
【0045】
請求項18記載の発明は、請求項17記載の発明の構成において、しおり片のうち、折り目線の形成される部分の幅は、他の部分の幅よりも広く形成されるものである。
【0046】
このように構成すると、しおり片の他の部分よりも広い部分に折り目線が確保される。
【0047】
請求項19記載の発明は、請求項9から請求項18のいずれかに記載の発明の構成において、ベースシートは、シート状の第1ベースシートと、第1ベースシートの端縁の少なくとも一部にその端縁が折り返し自在で接続され、第1ベースシートに対向するように配置することができるシート状の第2ベースシートとからなるものである。
【0048】
このように構成すると、第1ベースシートと第2ベースシートとの間に書籍のページシートを挟むとページシートの上端縁で第1ベースシート及び第2ベースシートが支持される。
【0049】
請求項20記載の発明は、請求項19記載の発明の構成において、第2ベースシートは第1ベースシートの端縁において所定距離離れた一対の第1部分に接続され、しおり体は、第1ベースシートの第1部分の各々の間に位置する第2部分に接続されるものである。
【0050】
このように構成すると、しおり体の両側において第1ベースシート及び第2ベースシートはページシートによって支持される。
【0051】
請求項21記載の発明は、請求項19又は請求項20記載の発明の構成において、第1ベースシート、第2ベースシート及びしおり体は、1枚のシートからしおり体に対応する部分を打ち抜くことによって形成されるものである。
【0052】
このように構成すると、第1ベースシート、第2ベースシート及びしおり体が一体に連続する。
【発明の効果】
【0053】
以上説明したように、請求項1記載の発明は、しおり片の各々は連結されるため、しおり片を細く形成してもしおり体全体の強度が向上するので使用勝手が向上する。
【0054】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、しおり体が対称形状となるため、右開き、左開きのいずれに対してもスムーズなページ捲りが可能となる。
【0055】
請求項3記載の発明は、しおり片が一対の支持片によって支持されるため、支持片を細く形成してもしおり体全体の強度が向上するので、使用勝手が向上する。
【0056】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の効果に加えて、しおり体が対称形状となるため、右開き、左開きのいずれに対してもスムーズなページ捲りが可能となる。
【0057】
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ページシートの上端縁で第1ベースシート及び第2ベースシートとが支持されるため、第1ベースシートの位置が一定となり、その結果しおり体の位置も常に一定となる。これによってしおり体の機能が安定して発揮され、使用時の信頼性が向上する。
【0058】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明の効果に加えて、しおり体の両側において第1ベースシート及び第2ベースシートがページシートによって支持されるため、第1ベースシートが傾く虞がなくなり、しおり体の機能がより安定して発揮される。
【0059】
請求項7記載の発明は、請求項5又は請求項6記載の発明の効果に加えて、1枚のシートの各部分が第1ベースシート、第2ベースシート及びしおり体に対応するため各部の接続工程等が不要となり、コスト的に有利な自動しおりとなる。
【0060】
請求項8記載の発明は、請求項7記載の発明の効果に加えて、連結部に弾性機能と形態保持機能とが付与されるため、より効果的なしおり体が簡易に形成される。
【0061】
請求項9記載の発明は、しおり片の各々は連結されるため、しおり片を細く形成してもしおり体全体の強度が向上するので使用勝手が向上する。また、ベースシートの端縁及び1本の折り目線における2回のみの折り曲げにより、しおり体をベースシートと対向させることができるので、容易に使用状態の形状に形成することが可能である。そして、その折り目線は、掛け渡し片とこれに繋がる中間部分に形成されるので、しおり片を細く形成しても折り曲げの範囲は小さくならい。すなわち、形態保持機能は変化しないので、折り曲げの状態を良好に保持することが可能となる。
【0062】
請求項10記載の発明は、請求項9記載の発明の効果に加えて、使用状態において、折り目線での折り曲げにより2つの平面で形成される掛け渡し片は、切り込みの形成されていない端縁側の一方の平面のみで連続するので、しおり体の柔軟性が向上する。
【0063】
請求項11記載の発明は、請求項9記載の発明の効果に加えて、使用状態において、折り目線での折り曲げにより2つの平面で形成される掛け渡し片は、切欠きの形成されていない側の一方の平面のみで連続するので、しおり体の柔軟性が向上する。また、切欠きを形成するように折り目線から端縁側へ伸びる、対向した2本の輪郭線同士が、所定の距離だけ隔てられているので、掛け渡し片が切欠きが形成されている平面内で曲がるときに、これら2本の輪郭線同士が干渉することが少なくなる。
【0064】
請求項12記載の発明は、しおり片の各々は連結されるため、しおり片を細く形成してもしおり体全体の強度が向上するので使用勝手が向上する。また、しおり体は、ベースシートの端縁及び折り目線における2回のみの折り曲げによりベースシートと対向するので、使用状態の形状を容易に形成できる。そして、折り目線は、切欠きの部分を介した両側の掛け渡し片とこれに繋がる中間部分に形成されるので、しおり片を細く形成しても折り曲げの範囲は小さくならない。すなわち、形態保持機能は変化しないので、折り曲げの状態を良好に保持することが可能となる。更に、使用状態において、折り目線での折り曲げにより2つの平面で形成される掛け渡し片は、切欠きの形成されていない端縁側の一方の平面のみで連続するので、掛け渡し片は、この平面内において切欠きに含まれる辺の形成される範囲で自在に曲がり、しおり体の柔軟性が向上する。
【0065】
請求項13記載の発明は、しおり片が一対の支持片によって支持され、支持片を細く形成してもしおり体全体の強度が向上するので、使用勝手が向上する。また、しおり体は、ベースシートの端縁及び折り目線により折り曲げられるので、2回のみの折り曲げにより容易にしおり体をベースシートに対向させ、使用状態の形状に形成することが可能となる。
【0066】
請求項14記載の発明は、請求項9から請求項13のいずれかに記載の発明の効果に加えて、しおり体が対称形状となるため、右開き、左開きのいずれに対してもスムーズなページ捲りが可能となる。
【0067】
請求項15記載の発明は、しおり片が一対の支持片によって支持され、支持片を細く形成してもしおり体全体の強度が向上するので、使用勝手が向上する。また、しおり体は、ベースシートの端縁及び、しおり片の三角形形状の中に形成された折り目線により折り曲げられ、ベースシートと対向するので、2回のみの折り曲げにより容易にしおり体を使用状態の形状に形成することができると共に、支持片を細く形成しても、しおり片の折り目線の範囲は小さくならない。すなわち、形態保持機能は変化しないので、折り曲げ状態を良好に保持することが可能となる。
【0068】
請求項16記載の発明は、請求項15記載の発明の効果に加えて、しおり体が対称形状となるため、右開き、左開きのいずれに対してもスムーズなページ捲りが可能となる。
【0069】
請求項17記載の発明は、しおり体は、ベースシートの端縁及び、しおり片の各々に形成された、1直線状に並ぶそれぞれ1本の折り目線により折り曲げられ、ベースシートに対向するので、2回のみの折り曲げにより容易にしおり体をベースシートに対向させ、使用状態の形状に形成することが可能となる。
【0070】
請求項18記載の発明は、請求項17記載の発明の効果に加えて、しおり片の他の部分よりも広い部分に折り目線が確保されるので、しおり片の幅が一定のものに比べて形態保持機能が向上し、折り曲げ状態は良好に保持される。
【0071】
請求項19記載の発明は、請求項9から請求項18のいずれかに記載の発明の効果に加えて、ページシートの上端縁で第1ベースシート及び第2ベースシートとが支持されるため、第1ベースシートの位置が一定となり、その結果しおり体の位置も常に一定となる。これによってしおり体の機能が安定して発揮され、使用時の信頼性が向上する。
【0072】
請求項20記載の発明は、請求項19記載の発明の効果に加えて、しおり体の両側において第1ベースシート及び第2ベースシートがページシートによって支持されるため、第1ベースシートが傾く虞がなくなり、しおり体の機能がより安定して発揮される。
【0073】
請求項21記載の発明は、請求項19又は請求項20記載の発明の効果に加えて、第1ベースシート、第2ベースシート及びしおり体が一体に連続するので、各部の接続工程等が不要となり、コスト的に有利な自動しおりとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0074】
図1はこの発明の第1の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図であり、図2は図1の自動しおりの展開状態を示した図である。
【0075】
これらの図を参照して、自動しおり13はコーナーが丸められた1枚の矩形シート形状のシート14(厚さ:0.2mm)から形成されている。シート14はポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂より形成されている。
【0076】
図2に示されているように、シート14は大きくは第1ベースシート15の部分と第2ベースシート16の部分とに分けられており、これらの境界には折り目線が形成され、折り曲げ自在に構成されている。折り目線は具体的には両外側部分の一対の第1部分25a,第1部分25bから構成されている。
【0077】
又、第2ベースシート16の中央にはA字形状を有するしおり体18を構成する一対のしおり片20a,しおり片20bと、しおり片20a,しおり片20bの各々の中間部に掛け渡すように接続される掛け渡し片22とが、第2ベースシート16に対して切れ目26を形成することによって作成されている。すなわち、切れ目26の形成によって第1部分41及び第2部分42が打ち抜かれて、図のようなA字形状のしおり体18が形成される。しおり片20a,しおり片20bの各々は、第1ベースシート15から離れるにつれて接近し、各々の先端部において接続して一体化して頂部24を構成している。そして、しおり体18のしおり片20a,しおり片20bは、第1ベースシート15に対して第2部分27a,第2部分27bの位置で接続された状態となる。
【0078】
尚、しおり片20a,しおり片20bの掛け渡し片22より第1ベースシート15側の部分には、第2部分27a,第2部分27bに対して平行な複数の折り目線23a,折り目線23bが形成されている。又、この実施の形態による自動しおり13にあっては、しおり片20a,しおり片20bの掛け渡し片22より先端側は無色透明であり、他の部分は着色されているが、この部分が少なくとも透明であれば良く、又、他の部分も透明であっても良い。掛け渡し片22の部分には広告文字等を入れることも可能である。
【0079】
このようにして自動しおり13は1枚のシート14から形成されているため、コスト的に有利なものとなる。そこで、図1に示すような製品とするためには、先ず図2に示した状態から第2ベースシート16を第1部分25a,第1部分25bに沿って第1ベースシート15上に重なるように折り返す。次に残ったしおり体18のしおり片20a,しおり片20bの第1ベースシート15側の部分を、折り目線23a,折り目線23bに沿って徐々に第1ベースシート15側に折り返す。この時しおり片20a,しおり片20bには折り目線23a,折り目線23bが形成されているため、所望の折り癖を容易に付けることが可能となる。そして同様にしおり体18のしおり片20a,しおり片20bの先端側に対しても、しおり片20a,しおり片20bに沿って頂部24が図1に示すように第2ベースシート16の面側に近付くように折り癖を付ける。このように折り目線23a,折り目線23bに沿ってしおり体18を折り曲げて形成することによって、しおり体18には形態保持機能と弾性機能とが付与されることになる。このようにして、図1に示した自動しおり13が容易に完成する。
【0080】
尚、しおり体18の中央部にはしおり片20a,しおり片20bを掛け渡す掛け渡し片22が形成されている。このため、しおり片20a,しおり片20bを従来に比べてかなりその幅を細くしても掛け渡し片22と一体となるために後述するようにしおり体18全体の強度が向上すると共に、しおり片20a,しおり片20bの変形が容易となる。この実施の形態では、図2においてしおり体の高さは50mmであり、その第1ベースシート15側の幅は40mmに設定されている。又、しおり片20の各々の幅は3〜4mmに設定されている。更に、掛け渡し片22の第1ベースシート15からの距離はその下端で20mmであり、その幅は5mmに設定されている。
【0081】
次にこの自動しおり13の使用方法について説明する。
【0082】
図3は図1で示した自動しおりの使用に際して行う書籍に対する装着方法を示した斜視図である。
【0083】
図を参照して、自動しおり13を書籍28に装着するに当たっては、例えば裏表紙30の前方に位置する最後方のページシート29に対して、これを自動しおり13の第1ベースシート15及び第2ベースシート16で挟むようにして自動しおり13を降下させる。第2ベースシート16は第1部分25a,第1部分25bを介して折り返された状態となっているため、ページシート29の上方辺がこれらの内面に当接することになる。これによって自動しおり13は第1部分25a,第1部分25bを介してページシート29によって支持された状態となる。したがって、自動しおり13はこの状態から下方向にずれる虞はない。
【0084】
図4は図3の状態から自動しおり13を使用開始状態にセットした状態を示した斜視図である。
【0085】
図を参照して、図3に示したように自動しおり13のしおり体18を上方に持ち上げた状態で第2ベースシート16の全面に重なるように、開いていた一定量のページシート群32を裏表紙30側に戻すようにする。そしてこの状態で持ち上げられたしおり体18をページシート群32の前面側に接するように降ろすことによって、自動しおり13の装着が完成する。この状態にあっても、自動しおり13を構成する第1ベースシート15及び第2ベースシート16はページシート29の上方辺によって支持された状態が変わらないため、自動しおり13が図4の状態から下方向にずれるような虞はない。尚、上述のようにしおり体18の掛け渡し片22より先端側は無色透明であるため、ページシート群32の前方のページシートに被さってもそのページ面を読むことに支障はない。
【0086】
図5は図4で示したV−Vラインの拡大断面図である。
【0087】
上述のようにページシート29によって、自動しおり13の第1ベースシート15及び第2ベースシート16は位置決めされた状態となるため、自動しおり13のしおり体18のページシート群32の上面に対する位置関係も常に一定となる。又、この状態にあっては、ページシート群32によって自動しおり13の第1ベースシート15及び第2ベースシート16は裏表紙30側に押さえ付けられた状態となるため、自動しおり13の取り付け状態がより安定する。
【0088】
図6は、図4に示した自動しおり13の装着状態からページシートを捲りだした状態を示した斜視図である。
【0089】
図を参照して、ページシート群32の前方のページシート35を捲ると、その上方辺36はしおり体18を構成するしおり片20aの外方側の辺に沿って移動することになる。しおり体18の折り曲げ部19a,折り曲げ部19bは上述のように折り目線の効果によって弾性機能と形態保持機能とを有している。そのため、しおり体18のしおり片20aはページシート35を捲ることによって上方辺36を介して上方に持ち上げられることになる。この時、上方辺36と接するしおり片20aの辺は内方側に傾斜するように構成されているため、しおり片20aはスムーズに上方に上がることになる。この場合、上述のようにしおり片20a,しおり片20bの幅が細く形成されているため、しおり片20a,しおり片20bは容易に変形しより軽やかにページシート35を捲ることが可能となる。
【0090】
ページシート35を完全に捲り終わると、しおり体18のしおり片20a,しおり片20bが、折り曲げ部19a,折り曲げ部19bの機能によって図4に示したような元の位置に復帰する。これによって以後同様にページシート群32を捲ることによって、しおり体18のしおり片20a,しおり片20bの先端側部分は常に最新のページの上に位置することになり、しおりとしての機能を自動的に発揮する。
【0091】
そして、ページシート群32をいずれの位置まで捲った状態にあっても、しおり体18のページシート群32に対する位置関係は、図5に示した状態から変わることはない。
【0092】
したがって、しおり体18は常に安定したしおりとしての機能を発揮するため使い勝手が向上する。
【0093】
図7はこの発明の第2の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図であり、図8は図7の自動しおりの展開状態を示した図である。
【0094】
この実施の形態による自動しおりにあっては、先の第1の実施の形態に対してしおり体の形状のみが異なっているが、他の部分は基本的に同一である。したがって、しおり体の部分を中心に以下説明する。
【0095】
これらの図を参照して、第2ベースシート16の中央には、第1ベースシート15と第2ベースシート16の折り目部分において所定距離離れた位置の第2部分27a,第2部分27bに接続され、第1ベースシート15から離れるにつれて互いに接近する一対の支持片38a,支持片38bと、支持片38a,支持片38bの各々の先端にその底辺の両端の一部が接続された二等辺三角形形状を有するしおり片39とが、第2ベースシート16に対して切れ目26を形成することによって構成されている。すなわち、切れ目26の形成によって部分44が打ち抜かれて、図のような特殊形状のしおり体18が形成される。尚、支持片38a,支持片38bの第1ベースシート15側の部分には、第2部分27a,第2部分27bに対して平行な複数の折り目線23a,折り目線23bが形成されている。又、この実施の形態にあっては、しおり片39は無色透明であり、他の部分は着色されているが他の部分も透明であっても良い。
【0096】
図8の展開状態から図7の使用可能状態へは、先の第1の実施の形態と同様にすれば良いため、ここでの説明は繰り返さない。
【0097】
この実施の形態による自動しおりの使用方法についても、先の第1の実施の形態によるものと同様であるため、ここでの説明は繰り返さない。
【0098】
この実施の形態による自動しおりにあっては、しおり体の先端部が二等辺三角形形状のしおり片39となり、これを一対の支持片38a,支持片38bで支持した状態となっている。そして、しおり片39の底部以外の二辺と支持片38a,38bの外方側の辺とが整列するように形成されている。そのため、支持片38a,支持片38bの幅を細くしても、しおり片39を介してしおり体18は一体化するため、先の第1の実施の形態と同様により軽快にページシートを捲れると共にしおり体18の強度が向上する。
【0099】
尚、上記の第1の実施の形態では、掛け渡し片はしおり片の各々のほぼ中央部に接続されているが、この接続位置は他の位置でも良く、又、掛け渡し片は2以上であっても良い。
【0100】
又、上記の各実施の形態では、しおり片や支持片に折り目線が複数形成されているが、形成数はこれに限らず、又、折り目線はなくても良い。
【0101】
更に、上記の各実施の形態では、しおり体は左右対称形状となっているが、対称形状でなくても、少なくとも捲るページシートと接する部分が背表紙側に傾斜していれば良い。
【0102】
更に、上記の各実施の形態では、第2ベースシートは一対の第1の部分の各々を介して第1ベースシートに接続されているが、片側の部分のみ接続されるように構成しても良い。この場合、自動しおりは若干傾き易くなるが、ページシートに支持される状態は維持されるため、装着状態は安定する。
【0103】
更に、上記の各実施の形態では、第1ベースシート、第2ベースシート及びしおり体は1枚の合成樹脂シートから形成されているが、これに限らず各部分がそれぞれ別体で構成され、互いに接続するように構成しても同様の効果を奏する。又、第1ベースシートと第2ベースシートとは1枚のシートより構成し、しおり体だけを別体としてこれらに接続するように構成しても良い。更に、図23に示した従来例のように第2ベースシートがない構造であっても、しおり体による効果は同様に奏する。
【0104】
更に、上記の各実施の形態では、しおり体は切れ目の位置でシートから打ち抜かれたものとなっているが、第2ベースシートに残る開口はしおり体より大きな形状であっても同様の効果を奏する。
【0105】
更に、上記の各実施の形態では、第1ベースシートの一対の第1部分の各々に第2ベースシートが接続しているが、第2ベースシートが2枚のシートに分離され、各々が第1部分の各々に接続するように構成しても同様の効果を奏する。
【0106】
更に、上記の各実施の形態では、第1ベースシート及び第2ベースシートの各々は背表紙側まで押し込むようには装着されていないが、これらの形状を大きくして背表紙側に押し込むように使用できるように構成すれば、より装着状態が安定する。
【0107】
図9はこの発明の第3の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図であり、図10は図9の自動しおりの展開状態を示した図である。
【0108】
これらの図を参照して、この実施の形態における自動しおり13は、第1の実施の形態において図1及び図2に示した自動しおり13と同様に、ポリエチレン等の合成樹脂からなる1枚の矩形のシート14を打ち抜いて形成されている。ここでは、第1の実施の形態と同様の構成については説明を繰り返さず、異なる点のみについて説明する。
【0109】
この実施の形態の自動しおり13は、使用状態におけるしおり体18の形状が第1の実施の形態のものと異なっている。すなわち、第1の実施の形態の図1に示すしおり体18は、しおり片20a、20bのうち第1ベースシート15から延びる、複数の平行な折り目線23の形成された部分がカーブを描くように立体形成されて、第2ベースシート16に対向していた。これに対して、この実施の形態では、しおり体18は、掛け渡し片91a及びこれに繋がる一対のしおり片93a、93bの中間部分を横切る方向に形成された1本の折り目線92aと、一対のしおり片93a、93bが接続される第2部分(ベースシートの端縁)27a、27bの近傍とにおける2回のみの折り曲げにより、第1ベースシート16と対向するように形成される。尚、ベースシートの端縁近傍とは、図10における第1ベースシート15の上端としおり片93a、93bの下端とでなす台形部分をいう。この実施の形態では、この台形部分のほぼ中央に水平に折目線が形成されているが他の位置であっても良い。又、この実施の形態では、端縁近傍における折り曲げ箇所によるバネ効果を高めるために折目線は水平方向の全範囲に設けずにその両端部分のみに形成しているが、全範囲に設けてもよく、あるいは折目線を全く設けなくても良い。尚、この折り曲げ状態を効果的にするためには折り曲げ幅をしおり片93a、93bの水平幅より大きくすることが好ましい。従って、端部近傍は図のような台形形状以外に単なる矩形形状のような他の幅広の形状であっても良い。
【0110】
しおり片93a、93bの幅(3〜4mm)は十分細くされてしおり体18全体が軽量化されている。一方、折り目線92aの形成長さは十分確保されている。そのため上述の2箇所の折り曲げのみによって自動化の機能は十分に発揮される。
【0111】
図11は図9で示した自動しおりの使用に際して行う書籍に対する装着方法を示した斜視図である。
【0112】
図を参照して、図10のシート14の状態から第2ベースシート16のみを折り返した状態は、第1の実施の形態において図3に示した自動しおり13の状態と同じであり、書籍への装着も同様であるため、ここでは説明を繰り返さない。
【0113】
図12は図11の状態から自動しおりを使用開始状態にセットした状態を示した斜視図である。
【0114】
図を参照して、図11の装着状態から、しおり体18が、第2部分27a、27bの近傍と、折り目線92aの部分のみにて折り曲げられ、ページシート群32の前方に配置されている。
【0115】
このように、しおり体18は、複雑な作業を伴わずに2回の折り曲げ操作のみにより、容易に使用状態の折り曲げ形状に形成できるので、折り曲げ形状にばらつきが生じ難く、したがって、安定したページ捲りが可能となる。
【0116】
図13は図12で示したXIII−XIIIラインからみた拡大断面図であり、図14は図12に示した自動しおりの装着状態からページシートを捲り出した状態を示した斜視図である。
【0117】
これらの図を参照して、図13の状態では、折り目線92aにおける適当な折り曲げ角の調整により、しおり体18の折り目線92aより下の部分は、ページシート群32の前面に位置する。そして、しおり体18は、図14に示すように、ページシート35を捲る際に、主に折り目線92aにおける折り曲げ部分が広がるように変形する。そして、ページシート35がしおり体18から離れた後、しおり体18は折り曲げ部分の形態を保持する弾性力により、元の形状に戻る。ここで、折り目線92aは、掛け渡し片91a及びしおり片93a、93bの中間部分に渡って形成されているので、しおり片にのみ折り目線が形成される構成に比べて復元性に優れ、これにより、高い形態保持機能を有している。
【0118】
また、ページ捲りの際の抵抗を減らし、よりスムーズにするためには、しおり片93a、93bの幅を細くすればよいが、この場合においても、折り目線92a自体の長さは変化しないので、形態保持機能を高い状態に維持することが可能である。
【0119】
更に、掛け渡し片91aの部分には公告文字等を入れることも可能である。
【0120】
図15はこの発明の第4の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【0121】
この実施の形態による自動しおりにあっては、先の第3の実施の形態に対してしおり体の形状のみが異なっているが、他の部分は基本的に同一である。従って、しおり体の部分を中心に以下説明する。
【0122】
図を参照して、この実施の形態におけるしおり体18は、第3の実施の形態で図10に示したシート14において、打ち抜き部94aを残し、打抜き部94bのみを打ち抜いたものに相当する。
【0123】
すなわち、第2部分27a、27bから延びる2本の支持片95a、95bが、二等辺三角形形状のしおり片96a(図において斜線で示した部分)の底辺99aの両端の一部に接続される。ここで、しおり片96aの底辺99a以外の二辺と支持片95a、95bの外方側の辺とは整列するように接続される。そして、折り目線92bは、しおり辺96a及び支持片95a、95bの接続部分ではなく、しおり片96aの範囲内において、底辺99a以外の二辺を横切る方向に形成される。したがって、ページシートの捲りをスムーズにするために、支持片95a、95bを細く形成した場合においても、折り目線92bの長さはそのままであり、これにより、形態保持機能を高い状態に維持したままで、ページシートの捲り動作をスムーズにすることができる。
【0124】
図16はこの発明の第5の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図であり、図17は図16に示した自動しおりの装着状態からページシートを捲り出した状態を示した斜視図である。
【0125】
この実施の形態による自動しおり13は、第3の実施の形態における図9の自動しおり13に対して、掛け渡し片91bの形状のみが異なっている。したがって、ここでは第3の実施の形態と同様の構成については説明を繰り返さず、異なる部分のみについて説明を行う。
【0126】
図を参照して、自動しおり13の掛け渡し片91bの上下両端縁のうち、第1ベースシート15の端縁に近い端縁側に、切り込み98が形成されている。そして、この切り込み98は、その先端が折り目線92cにまで達している。掛け渡し片91bは、折り目線92cを介して上下の2つの平面により形成されているが、上述した切り込み98が入った掛け渡し片91bは、下側の一平面のみで連続する構成となる。すなわち、この下側の平面のみで連続する部分において、掛け渡し片91bが自在に曲がることが可能となる。このような構成により、使用状態において、ページを捲る際、図17に示すように、ページシート35と共にしおり体18が持ち上がるとき、切り込み98が若干開くので掛け渡し片91bの上の平面部分は曲げの抵抗とはならない。これにより、しおり体18の左側がページシート35に沿って柔軟に曲がることができ、ページ捲りの抵抗が低減されるので、スムーズなページ捲りが可能となる。
【0127】
図18はこの発明の第6の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【0128】
図を参照して、この実施の形態による自動しおり13には、第5の実施の形態における図16の自動しおり13の掛け渡し片91bに形成された切り込み98に代わり、掛け渡し片91cに切欠き101aが形成されている。ここでは、第5の実施の形態と同様の構成については説明を繰り返さず、異なる部分のみについて説明を行う。
【0129】
図18に示すように、掛け渡し片91cに形成される切欠き101aはV字形状を有し、その下方の頂点は、折り目線92dにまで達している。
【0130】
これにより、第5の実施の形態と同様に、ページ捲りの際、上記切欠き101aが開いて、しおり体18が柔軟に曲がることができるので、ページ捲りの抵抗が低減され、スムーズなページ捲りを実現することが可能となる。そして更に、この実施の形態においては、切欠き101aのV字を形成するように折り目線92d側から掛け渡し片91cの上端縁側へ伸びる、対向した2本の輪郭線103a、103b同士が、所定の距離だけ隔てられている。これにより、仮に、図17に示した状態と逆の方向に、この実施の形態のしおり体18が曲がった場合、すなわち、掛け渡し片91cが切欠き101aの形成されている平面内で曲がるときであっても、上記2本の輪郭線103a、103b同士が互いに干渉し合うことが少なくなり、よりスムーズなページ捲りが可能となる。
【0131】
図19はこの発明の第7の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【0132】
図を参照して、この実施の形態による自動しおり13は、第6の実施の形態における図18の自動しおり13に対して、掛け渡し片91dに形成された切欠き101bの形状のみが異なっている。ここでは、第6の実施の形態と同様の構成については説明を繰り返さず、異なる部分のみについて説明を行う。
【0133】
この実施の形態における切欠き101bは、掛け渡し片91dの上端縁側のほぼ中央に形成されている。ここで、切欠き101bに含まれる辺102は、掛け渡し片91d及びしおり片93g、93hの中間部分に形成された折り目線92e、92fと共に、しおり片93g、93hを横切る方向に延びる1本の直線上に並んでいる。すなわち、この実施の形態では、しおり体18に形成される折り目線は、切欠き101bによって2本の折り目線92e、92fに分断され、これにより、掛け渡し片91dは、その切欠き101bの辺102が形成される範囲だけ、1つの平面部105により形成されている。このように、一つの平面部105のみにより構成される範囲が広い点において、この実施の形態の自動しおり13は、第6の実施の形態の自動しおり13と異なっている。これにより、掛け渡し片101bが、第5、第6の実施の形態における掛け渡し片よりも更に自在に曲がる構成となるので、しおり体18の柔軟性がより向上し、更にスムーズなページ送りが可能となる。
【0134】
図20はこの発明の第8の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【0135】
図を参照して、この実施の形態による自動しおり13は、しおり体が逆A型の形状を有している点において、第3の実施の形態における図9の自動しおり13と同様であるが、図9の自動しおり13の掛け渡し片に相当する部分に折り目線が形成されていない点で異なっている。ここでは、先の第3の実施の形態に対してしおり体の形状のみが異なる以外の他の部分は基本的に同一である。したがって、しおり体の部分を中心に以下説明する。
【0136】
この実施の形態では、しおり体18は、三角形の枠形状を有するしおり片96bの部分と、このしおり片96bの三角形枠形状の底辺99bの両端の一部に接続され、第2部分27a、27bと接続される一対の支持片95c、95dの部分とから構成されている。そして折り目線92g、92hは、しおり片96bと一対の支持片95c、95dとの接続部分、すなわち、底辺99bの一部に重なるように形成されている。ここで、しおり片96bの底辺99b側を形成する枠部分は、第3の実施の形態における図9のしおり体18の掛け渡し片91aに相当する。
【0137】
このように、この実施の形態による自動しおり13では、掛け渡し片に相当する部分は全ての範囲に渡って1つの平面により形成されるので、幅の広い切欠き101bが形成された第7の実施の形態における図19の自動しおり13の掛け渡し片91dよりも更に柔軟性が向上する。したがって、よりスムーズなページ捲りが可能となる。
【0138】
図21はこの発明の第9の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【0139】
この実施の形態による自動しおりにあっては、先の第3の実施の形態に対してしおり体の形状のみが異なっているが、他の部分は基本的に同一である。したがって、しおり体の部分を中心に以下説明する。
【0140】
図を参照して、この実施の形態による自動しおり13は、掛け渡し片を備えていない。そして、一対のしおり片93i、93jには、それぞれ1本の折り目線92i、92jが形成されており、これら折り目線92i、92jは、一対のしおり片93i、93jを横切る方向に延びる1本の直線上に重なるように形成されている。
【0141】
したがって、しおり体18は、第2部分27a、27bの近傍及び折り目線92i、92jにおける2回の折り曲げのみにより、容易に使用状態の形状に形成される。このように、複雑な作業を伴わずに容易に使用状態の形状に形成できるので、形状にばらつきが生じ難く、安定したページ捲りが可能となる。
【0142】
これに加えて、一対のしおり片93i、93jの各々において、折り目線92i、92jの形成される部分のみ、他より幅が広く形成されている。これにより、十分な長さの折り目線92i、92jを確保して、使用状態の形状を維持すると共に、掛け渡し片を用いず、且つ、折り目線92i、92jの形成される部分以外のしおり片93i、93jの幅を狭く形成することにより、しおり体18の柔軟性を向上させ、更にスムーズなページ捲りを可能とする。
【0143】
具体的には、折り目線92i、92jが形成される部分の幅を6〜7mm程度に設定し、これ以外のしおり片93i、93jの幅は、3.0〜4.0mm程度に設定すると、ページの内容を隠す部分が非常に少なくなり、全体の軽量化が図られ、より跳ね上げが軽快となって安定した動作が得られるので実用的である。
【0144】
図22はこの発明の第10の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【0145】
図を参照して、この実施の形態による自動しおり13は、掛け渡し片を用いていない点、及び、しおり体18を横切る方向に延びる1本の直線上に重なるように、各々のしおり片93k、93l上に1本の折り目線が形成されている点において第9の実施の形態による図21の自動しおり13と同様である。しかし、折り目線92k、92lの形成される部分を、しおり片93k、93lの他の部分と同じ幅(3.0〜4.0mm程度)に形成する点において第9の実施の形態と異なっている。ここでは、第9の実施の形態と同様の構成については説明を繰り返さず、異なる点のみについて説明する。
【0146】
この実施の形態によるしおり体18は、第2部分27a、27bの近傍と、一対のしおり片93k、93lの各々に形成された折り目線92k、92lとにおける2回のみの折り曲げにより、使用状態の形状に形成される。このように、複雑な作業を伴わずに容易に使用状態の形状に形成できるので、形状にばらつきが生じ難く、したがって、安定したページ捲りが可能となる。
【0147】
尚、上記の各実施の形態では、しおり体は左右対称な形状に形成される例を示したが、少なくとも、捲るページシートと接する部分が背表紙側に傾斜していれば、左右対称でなくても良い。
【0148】
また、上記の各実施の形態では、しおり体はベースシートの端縁のほぼ中央に接続される例を示したが、中央でなくても良い。
【0149】
更に、上記の第3及び第5から第7の実施の形態では、掛け渡し片はしおり片の各々のほぼ中央部に接続されているが、この接続位置は他の位置でも良く、又、いずれも掛け渡し片が1つの場合を例として示したが、折り目線が形成されるもの以外の掛け渡し片が別に設けられていても良い。
【0150】
更に、上記の第5から第7の実施の形態では、切り込み又は切欠きが掛け渡し片のほぼ中央に1つ形成されている例を示したが、形成されるのは中央でなくても良く、又、複数箇所に形成されていても良い。
【0151】
更に、上記の各実施の形態では、しおり体に形成される折り目線は、ほぼ水平方向に形成される例を示したが、しおり片を横切る方向であれば、水平でなくても構わない。
【0152】
更に、上記の第3から第10の実施の形態では、第1ベースシート、第2ベースシート及びしおり体は1枚の合成樹脂シートから形成されているが、これに限らず各部分がそれぞれ別体で構成され、互いに接続するように構成しても同様の効果を奏する。又、第1ベースシートと第2ベースシートとは1枚のシートより構成し、しおり体だけを別体としてこれらに接続するように構成しても良い。
【0153】
更に、上記の第3から第10の実施の形態では、第1ベースシートの一対の第1部分の各々に第2ベースシートが接続しているが、第2ベースシートが2枚のシートに分離され、各々が第1部分の各々に接続するように構成しても同様の効果を奏する。
【0154】
更に、上記の第3から第10の実施の形態では、第1ベースシート及び第2ベースシートの各々は背表紙側まで押し込むようには装着されていないが、これらの形状を大きくして背表紙側に押し込むように使用できるように構成すれば、より装着状態が安定する。
【0155】
更に、上記の第4及び第8の実施の形態では、しおり片の底辺以外の2辺と、一対の支持片の外方側の辺とが整列する例を示したが、これらは整列していなくても良い。
【0156】
更に、上記の各実施の形態では、ベースシートは、第1及び第2ベースシートから構成されている例を示したが、図23に示した従来例のように第2ベースシートがない1枚のみの構成であっても、しおり体による効果は同様に奏する。
【0157】
更に、上記の第5の実施の形態では、折り目線に対して切り込みの角度がほぼ直角になる例を示したが、切り込みの先端が折り目線に達していれば、直角でなくても良い。
【0158】
更に、上記の第6の実施の形態では、V型の切欠きが形成される例を示したが、これに限らず、その下方の先端が折り目線に達するものであれば、他の切欠き形状であっても良い。
【0159】
更に、上記の第3から第10の実施の形態では、第1ベースシートの端縁の近傍と、しおり体のいずれかの位置に形成された1本の折り目線との2箇所で折り曲げることにより、しおり体を使用状態の折り曲げ形状に形成する例を示したが、これら2箇所の間に、さらに折り目線があっても良い。
【0160】
更に、上記の各実施の形態では、0.2mmの合成樹脂シートにより構成されているが、シートの材質に応じて0.1〜0.4mm厚さの中で適宜選択しても良い。
【図面の簡単な説明】
【0161】
【図1】この発明の第1の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【図2】図1で示した自動しおりの展開状態を示した正面図である。
【図3】図1で示した自動しおりの装着の開始状態を示した斜視図である。
【図4】図1で示した自動しおりの装着の完了状態を示した斜視図である。
【図5】図4で示したV−Vラインの拡大断面図である。
【図6】図4で示した自動しおりの装着状態からページシートを捲っている状態を示した斜視図である。
【図7】この発明の第2の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【図8】図7で示した自動しおりの展開状態を示した正面図である。
【図9】この発明の第3の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【図10】図9の自動しおりの展開状態を示した図である。
【図11】図9で示した自動しおりの使用に際して行う書籍に対する装着方法を示した斜視図である。
【図12】図11の状態から自動しおりを使用開始状態にセットした状態を示した斜視図である。
【図13】図12で示したXIII−XIIIラインからみた拡大断面図である。
【図14】図12に示した自動しおりの装着状態からページシートを捲り出した状態を示した斜視図である。
【図15】この発明の第4の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【図16】この発明の第5の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【図17】図16に示した自動しおりの装着状態からページシートを捲り出した状態を示した斜視図である。
【図18】この発明の第6の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【図19】この発明の第7の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【図20】この発明の第8の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【図21】この発明の第9の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【図22】この発明の第10の実施の形態による自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【図23】従来の自動しおりの外観形状を示した斜視図である。
【図24】図23で示した自動しおりを書籍にセットしページシートを捲った状態を示すしおり体付近の部分拡大図である。
【符号の説明】
【0162】
13…自動しおり
14…シート
15…第1ベースシート
16…第2ベースシート
18…しおり体
23…折り目線
25…第1部分
26…切れ目
27…第2部分
28…書籍
38、95…支持片
39、93、96…しおり片
91…掛け渡し片
92…折り目線
98…切り込み
99…底辺
101…切欠き
102…辺
尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
【出願人】 【識別番号】595011009
【氏名又は名称】井下田 治利
【出願日】 平成19年5月16日(2007.5.16)
【代理人】 【識別番号】100101409
【弁理士】
【氏名又は名称】葛西 泰二


【公開番号】 特開2008−1095(P2008−1095A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2007−129979(P2007−129979)