| 【発明の名称】 |
プリンタ |
| 【発明者】 |
【氏名】辻西 誠
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| 【要約】 |
【課題】プリンタにおいて、簡素で安価な構成によって、ニップジャンプを軽減して良好な印刷結果を得る。
【構成】プリンタ1は、印刷用紙2を搬送するためのフィードローラ4、フィードプレスローラ5、及びエグジットローラ6と、印刷用紙2に画像を印刷する印刷ヘッド8と、印刷用紙2にかかる負荷変動を抑えるためのゴムローラ9とを備える。ゴムローラ9は、フィードローラ4とエグジットローラ6との間において印刷用紙2に接触するように配置されており、エグジットローラ6の回転方向と逆方向に回転する。ゴムローラ9が印刷用紙2に接触することにより、印刷用紙2に対して、印刷用紙2の搬送方向と逆方向の負荷が与えられ、これにより、印刷用紙2の終端がフィードローラ4とフィードプレスローラ5から外れたときに、印刷用紙2にかかる負荷変動が抑制される。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 印刷用紙を搬送するフィードローラと、前記フィードローラにより搬送される印刷用紙を前記フィードローラに押付けるフィードプレスローラと、前記フィードローラにより搬送された印刷用紙をさらに搬送するエグジットローラと、前記フィードローラとエグジットローラとの間の位置において印刷用紙に画像を印刷する印刷ヘッドと、を備えるプリンタにおいて、 前記フィードローラとエグジットローラとの間において搬送される印刷用紙に接触して印刷用紙の搬送方向と逆方向の負荷を与える負荷手段を備え、 前記負荷手段は、前記フィードローラにギア列を介して連結され、該フィードローラの回転によって前記エグジットローラの回転方向と逆方向に回転するゴムローラから成り、 前記負荷手段によって、印刷用紙の終端が前記フィードローラとフィードプレスローラから外れたときの負荷変動を抑制することを特徴とするプリンタ。 【請求項2】 印刷用紙を搬送するフィードローラと、前記フィードローラにより搬送される印刷用紙を前記フィードローラに押付けるフィードプレスローラと、前記フィードローラにより搬送された印刷用紙をさらに搬送するエグジットローラと、前記フィードローラとエグジットローラとの間の位置において印刷用紙に画像を印刷する印刷ヘッドと、を備えるプリンタにおいて、 前記フィードローラとエグジットローラとの間において搬送される印刷用紙に接触して印刷用紙の搬送方向と逆方向の負荷を与える負荷手段を備え、 前記負荷手段によって、印刷用紙の終端が前記フィードローラとフィードプレスローラから外れたときの負荷変動を抑制することを特徴とするプリンタ。 【請求項3】 前記負荷手段は、前記エグジットローラの回転方向と逆方向に回転するゴムローラから成ることを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、印刷用紙に画像を記録するプリンタに関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来から、プリンタは、フィードローラにより印刷用紙を搬送すると共に、フィードローラにより搬送された印刷用紙をエグジットローラによりさらに搬送し、フィードローラとエグジットローラとの間の位置において、印刷ヘッドにより印刷用紙に画像を印刷するようになっている。印刷用紙全体への画像の印刷は、フィードローラ及びエグジットローラにより印刷用紙を所定量搬送する動作と、印刷ヘッドにより印刷用紙に画像を印刷する動作を繰り返すことにより行われる。印刷用紙は、フィードローラにより搬送されるとき、フィードプレスローラによってフィードローラに押付けられ、フィードローラとフィードプレスローラに挟まれて搬送され、また、エグジットローラにより搬送されるとき、エグジットプレスローラによってエグジットローラに押付けられ、エグジットローラとエグジットプレスローラに挟まれて搬送される。 【0003】 このようなプリンタでは、印刷用紙の終端がフィードローラとフィードプレスローラから外れたときに、印刷用紙が過剰に搬送される用紙跳び(ニップジャンプと呼ばれる)が発生する。このようなニップジャンプが発生するのは、印刷用紙がフィードローラとエグジットローラの両方によって搬送されているとき、印刷用紙には、弛み除去等のためにグジットローラの回転によって搬送方向に引っ張る力がかかっていると共に、フィードローラとフィードプレスローラに挟まれていることによって搬送方向と逆方向の負荷がかかっており、そして、印刷用紙の終端がフィードローラとフィードプレスローラから外れることにより、印刷用紙に搬送方向と逆方向にかかっている負荷が軽くなるためである。 【0004】 そして、ニップジャンプが発生すると、印刷用紙が過剰に搬送されてしまい、その結果、印刷用紙に印刷する画像にずれが生じてしまう。なお、このようなニップジャンプによる印刷画像のずれは、主に、印刷用紙の終端まで画像の印刷が可能なE2E(Edge to Edge)Print対応のプリンタにおいて、印刷用紙の終端付近まで画像を印刷する場合に発生する。 【0005】 そこで、従来のプリンタでは、ニップジャンプによる印刷画像のずれを発生し難くするために、印刷用紙上における画像の印刷箇所が印刷用紙の終端に近づくと(すなわち印刷用紙の終端がフィードローラに近づくと)、印刷用紙の1回の搬送量(すなわち印刷ヘッドによる1回の画像印刷範囲)を極端に少なくしている。こうすることにより、ニップジャンプの発生地点をより印刷用紙の終端側にすることができ、その結果、印刷しようとする画像がニップジャンプの発生地点に及ばない場合には、印刷画像のずれが発生しなくなる。 【0006】 また、フィードローラの回転力をフィードローラに接離するクラッチ機構を介してエグジットローラに伝達するようにしたプリンタにおいて、印刷用紙がフィードローラとフィードプレスローラから外れたときに、エグジットローラが印刷用紙の走行慣性により回転駆動されてクラッチ機構が離間し、印刷用紙が走行慣性により過剰に搬送されてしまうことを防止するようにしたプリンタも知られている(例えば特許文献1参照)。この特許文献1に記載のプリンタでは、エグジットローラを移動可能に支持して印刷用紙の搬送方向と逆方向に付勢しており、印刷用紙がフィードローラとフィードプレスローラから外れてクラッチ機構が離間したときに、エグジットローラを付勢する力によってクラッチ機構を速やかにフィードローラに接続し、これにより、印刷用紙がフィードローラとフィードプレスローラから外れたときに過剰に搬送されないようにしている。 【0007】 一方、エグジットローラの回転速度をフィードローラの回転速度よりも速くすることにより、印刷用紙がフィードローラとエグジットローラの間で弛まないようにしたプリンタが知られている(例えば特許文献2参照)。また、厚みのある印刷用紙の終端がフィードローラとフィードプレスローラに差し掛かったときに、フィードローラの回転速度を遅くすることにより、厚みのある印刷用紙がフィードプレスローラの押付け力によって蹴飛ばされるのを防止するようにしたプリンタが知られている(例えば特許文献3参照)。 【特許文献1】特開平10−291682号公報 【特許文献2】特開平8−73069号公報 【特許文献3】特開2006−103810号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 ところが、上述した従来のプリンタにおいては、印刷用紙の終端がフィードローラに近づいたときに印刷用紙の搬送量を少なくするために、フィードローラの回転量を制御する必要があり、フィードローラの回転制御が複雑になり、コストが高くなる。また、上述した特許文献1に記載の構成においては、エグジットローラを移動可能に支持して印刷用紙の搬送方向と逆方向に付勢しているため、その構造が複雑であり、コストが高くなる。なお、上述した特許文献2及び特許文献3に開示の内容を適用したとしても、上記の課題を解決することはできない。 【0009】 本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、簡素で安価な構成によって、ニップジャンプを軽減して良好な印刷結果を得ることができるプリンタを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記目的を達成するために請求項1の発明は、印刷用紙を搬送するフィードローラと、フィードローラにより搬送される印刷用紙をフィードローラに押付けるフィードプレスローラと、フィードローラにより搬送された印刷用紙をさらに搬送するエグジットローラと、フィードローラとエグジットローラとの間の位置において印刷用紙に画像を印刷する印刷ヘッドと、を備えるプリンタにおいて、フィードローラとエグジットローラとの間において搬送される印刷用紙に接触して印刷用紙の搬送方向と逆方向の負荷を与える負荷手段を備え、負荷手段は、フィードローラにギア列を介して連結され、該フィードローラの回転によってエグジットローラの回転方向と逆方向に回転するゴムローラから成り、負荷手段によって、印刷用紙の終端がフィードローラとフィードプレスローラから外れたときの負荷変動を抑制するものである。 【0011】 請求項2の発明は、印刷用紙を搬送するフィードローラと、フィードローラにより搬送される印刷用紙をフィードローラに押付けるフィードプレスローラと、フィードローラにより搬送された印刷用紙をさらに搬送するエグジットローラと、フィードローラとエグジットローラとの間の位置において印刷用紙に画像を印刷する印刷ヘッドと、を備えるプリンタにおいて、フィードローラとエグジットローラとの間において搬送される印刷用紙に接触して印刷用紙の搬送方向と逆方向の負荷を与える負荷手段を備え、負荷手段によって、印刷用紙の終端がフィードローラとフィードプレスローラから外れたときの負荷変動を抑制するものである。 【0012】 請求項3の発明は、請求項2に記載のプリンタにおいて、負荷手段は、エグジットローラの回転方向と逆方向に回転するゴムローラから成るものである。 【発明の効果】 【0013】 請求項1の発明によれば、エグジットローラにより搬送される印刷用紙に対して、負荷手段によって印刷用紙の搬送方向と逆方向の負荷が与えられるため、印刷用紙の終端がフィードローラとフィードプレスローラから外れたときに、印刷用紙にかかる負荷変動が抑制され、これにより、印刷用紙のニップジャンプを軽減でき、良好な印刷結果を得ることができる。しかも、負荷手段は、ゴムローラをフィードローラとエグジットローラとの間において印刷用紙に接触するように設けることにより実現しており、これにより、簡素で安価な構成によって、ニップジャンプを軽減して良好な印刷結果を得ることができる。また、負荷手段を成すゴムローラがエグジットローラの回転方向と逆方向に回転するため、印刷用紙に対して、印刷用紙の搬送方向と逆方向の負荷をより与えることができ、ニップジャンプをより軽減できる。さらに、ゴムローラは、フィードローラの回転によって回転されるため、ゴムローラを回転駆動するための手段を別途設ける必要がなく、これにより、より簡素で安価な構成によって、ニップジャンプを軽減して良好な印刷結果を得ることができる。 【0014】 請求項2の発明によれば、エグジットローラにより搬送される印刷用紙に対して、負荷手段によって印刷用紙の搬送方向と逆方向の負荷が与えられるため、印刷用紙の終端がフィードローラとフィードプレスローラから外れたときに、印刷用紙にかかる負荷変動が抑制され、これにより、印刷用紙のニップジャンプを軽減でき、良好な印刷結果を得ることができる。しかも、負荷手段は、搬送される印刷用紙に接触したときに印刷用紙に摩擦力を与える部材(例えばゴムローラ等)を、フィードローラとエグジットローラとの間において印刷用紙に接触するように設けるだけで実現でき、これにより、簡素で安価な構成によって、ニップジャンプを軽減して良好な印刷結果を得ることができる。 【0015】 請求項3の発明によれば、負荷手段を成すゴムローラがエグジットローラの回転方向と逆方向に回転するため、印刷用紙に対して、印刷用紙の搬送方向と逆方向の負荷をより与えることができ、これにより、印刷用紙のニップジャンプをより軽減でき、より良好な印刷結果を得ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0016】 以下、本発明を具体化した一実施形態に係るプリンタについて図面を参照して説明する。図1は、プリンタの構成を示す。プリンタ1は、例えばパーソナルコンピュータ等の外部機器から入力される印刷データを基に、印刷用紙2に画像を印刷する装置である。このプリンタ1は、印刷用紙2にインクを噴射して画像を印刷する、いわゆるインクジェットプリンタであり、また、印刷用紙2の終端まで画像の印刷が可能なE2E(Edge to Edge)Print対応のプリンタである。 【0017】 プリンタ1は、印刷用紙2が載置されるペーパレスト3と、印刷用紙2を搬送するためのフィードローラ4、フィードプレスローラ5、エグジットローラ6、及びエグジットプレスローラ7と、印刷用紙2に画像を印刷する印刷ヘッド8と、印刷用紙2に対して、搬送方向と逆方向の負荷を与える負荷手段であるゴムローラ9等を備える。 【0018】 印刷用紙2は、1枚又は複数枚のものが重ねてペーパレスト3に載置される。ペーパレスト3に載置された印刷用紙2は、不図示のピックアップローラにより筐体10内に1枚ずつ取り込まれて、フィードローラ4へと搬送される。 【0019】 フィードローラ4は、ピックアップローラにより取り込まれた印刷用紙2をエグジットローラ6に搬送するための駆動ローラであり、不図示のフィード用モータの駆動力により、不図示のギア等から成るフィードローラ駆動機構を介して回転駆動されるようになっている。フィードローラ4は、フィード用モータの駆動力により回転駆動されることによって、印刷用紙2を搬送する。 【0020】 フィードプレスローラ5は、フィードローラ4により搬送される印刷用紙2をフィードローラ4に押付けるための従動ローラであり、不図示の付勢部材により、フィードローラ4に押付けるように付勢されている。フィードプレスローラ5は、印刷用紙2がフィードローラ4により搬送されていないときに、フィードローラ4に圧接され、印刷用紙2がフィードローラ4により搬送されているときに、印刷用紙2をフィードローラ4に押付ける。従って、フィードローラ4により搬送される印刷用紙2は、フィードローラ4とフィードプレスローラ5に挟まれて搬送される。フィードローラ4により搬送された印刷用紙2は、エグジットローラ6に供給される。 【0021】 エグジットローラ6は、フィードローラ4により搬送された印刷用紙2をさらに搬送するための駆動ローラであり、フィードローラ4を回転駆動するのと同じフィード用モータの駆動力により、不図示のギア及びクラッチ等から成るエグジットローラ駆動機構を介して回転駆動されるようになっている。エグジットローラ6は、フィード用モータの駆動力により回転駆動されることによって、印刷用紙2を搬送する。なお、エグジットローラ6は、フィードローラ4の回転に連動してフィードローラ4の回転方向と同じ方向に回転され、また、印刷用紙2の弛みの除去等のために、印刷用紙2をフィードローラ4に対して引っ張るように回転駆動される。 【0022】 エグジットプレスローラ7は、エグジットローラ6により搬送される印刷用紙2をエグジットローラ6に押付けるための従動ローラであり、不図示の付勢部材により、エグジットローラ6に押付けるように付勢されている。エグジットプレスローラ7は、印刷用紙2がエグジットローラ6により搬送されていないときに、エグジットローラ6に圧接され、印刷用紙2がエグジットローラ6により搬送されているときに、印刷用紙2をエグジットローラ6に押付ける。従って、エグジットローラ6により搬送される印刷用紙2は、エグジットローラ6とエグジットプレスローラ7に挟まれて搬送される。エグジットローラ6により搬送された印刷用紙2は、筐体10の排紙口11から排紙される。なお、エグジットプレスローラ7には、スターホイールが用いられている。 【0023】 印刷ヘッド8は、印刷用紙2にインクを噴射して画像を印刷するインクジェット式の印刷ヘッドであり、キャリア20に着脱自在に搭載されている。印刷ヘッド8は、インクを貯蔵するインクカートリッジ81とインクを噴射するノズル82が一体化されており、インクカートリッジ81に貯蔵しているインクをノズル82から噴射する。 【0024】 キャリア20は、ガイド軸21、22に移動自在に支持されており、不図示のキャリア用モータの駆動力により、不図示のキャリア用ベルト等から成るキャリア駆動機構を介して移動されるようになっている。キャリア20は、フィードローラ4とエグジットローラ6との間において、フィードローラ4及びエグジットローラ6により搬送される印刷用紙2に沿って、印刷用紙2の搬送方向と直交する方向に往復動可能になっている。 【0025】 つまり、印刷ヘッド8は、フィードローラ4とエグジットローラ6との間において、キャリア20と共に印刷用紙2に沿って印刷用紙2の搬送方向と直交する方向に移動するようになっており、従って、印刷ヘッド8は、フィードローラ4とエグジットローラ6との間の位置において印刷用紙2にインクを噴射して画像を印刷する。 【0026】 印刷用紙2全体への画像の印刷は、フィードローラ4及びエグジットローラ6により印刷用紙2を所定量搬送する動作と、印刷ヘッド8を移動させつつ印刷ヘッド8からインクを噴射する動作を繰り返すことにより行われる。印刷用紙2の搬送は、フィードローラ4の回転(すなわちフィード用モータ)を制御することにより行われ、印刷ヘッド8の移動は、キャリア20の移動(すなわちキャリア用モータ)を制御することにより行われる。なお、印刷ヘッド8のノズル82は、印刷用紙2の終端まで画像の印刷が可能なように、可能な限りフィードローラ4の近くに配置されている。 【0027】 ゴムローラ9は、フィードローラ4とエグジットローラ6との間において、フィードローラ4からエグジットローラ6に搬送される印刷用紙2に対して、印刷用紙2の搬送方向と逆方向の負荷を与えるものである。ゴムローラ9は、フィードローラ4とエグジットローラ6との間において、フィードローラ4からエグジットローラ6に搬送される印刷用紙2に接触するように配置されている。 【0028】 また、ゴムローラ9は、フィードローラ4に第1〜第4のギア91〜94を介して連結されており、フィードローラ4の回転によってエグジットローラ6の回転方向(フィードローラ4の回転方向でもある)と逆方向に回転するようになっている。第1のギア91は、フィードローラ4の回転軸に固定的に設けられており、第2のギア92は、第1のギア91に噛合され、第3のギア93は、第2のギア92に噛合されている。第4のギア94は、ゴムローラ9の回転軸に固定的に設けられており、第3のギア93に噛合されている。従って、フィードローラ4が回転すると、第1〜第4のギア91〜94が各々回転して、ゴムローラ9がエグジットローラ6の回転方向と逆方向に回転する。 【0029】 つまり、ゴムローラ9は、フィードローラ4からエグジットローラ6に搬送される印刷用紙2に接触してエグジットローラ6の回転方向と逆方向に回転することにより、印刷用紙2に摩擦力を作用させ、これにより、フィードローラ4とエグジットローラ6との間において、印刷用紙2に対して、印刷用紙2の搬送方向と逆方向の負荷を与える。そして、ゴムローラ9は、このように印刷用紙2に対して負荷を与えることにより、印刷用紙2の終端がフィードローラ4とフィードプレスローラ5から外れたときに、印刷用紙2にかかる負荷変動を抑制し、印刷用紙2が過剰に搬送される用紙跳び(ニップジャンプと呼ばれる)を軽減する。 【0030】 図2(a)(b)は、上記プリンタ1の印刷用紙2の搬送動作を示す。印刷用紙2がフィードローラ4とエグジットローラ6の両方によって搬送されているとき(図2(a)参照)、エグジットローラ6は、印刷用紙2をフィードローラ4に対して引っ張るように回転駆動されている。つまり、印刷用紙2は、エグジットローラ6の回転によって、印刷用紙2の搬送方向に引っ張る力を受けていると共に、フィードローラ4とフィードプレスローラ5に挟まれていることによって、印刷用紙2の搬送方向と逆方向の負荷を受けている。 【0031】 また、このように印刷用紙2がフィードローラ4とエグジットローラ6の両方によって搬送されているとき、ゴムローラ9は、エグジットローラ6と同じ方向に回転しており、印刷用紙2は、フィードローラ4とエグジットローラ6との間においてゴムローラ9に接触している。従って、印刷用紙2は、フィードローラ4とエグジットローラ6との間において、ゴムローラ9に接触することによって印刷用紙2の搬送方向と逆方向の負荷を受けている。 【0032】 そして、印刷用紙2がさらに搬送されて、印刷用紙2の終端がフィードローラ4とフィードプレスローラ5から外れると(図2(b)参照)、印刷用紙2はエグジットローラ6だけで搬送されることになる。従って、それまでフィードローラ4とフィードプレスローラ5に挟まれていることによって印刷用紙2に働いていた負荷は、印刷用紙2の終端がフィードローラ4とフィードプレスローラ5から外れることによって働かなくなる。 【0033】 しかし、印刷用紙2の終端がフィードローラ4とフィードプレスローラ5から外れても、ゴムローラ9がエグジットローラ6と同じ方向に回転し、印刷用紙2がゴムローラ9に接触しているため、印刷用紙2は、フィードローラ4とエグジットローラ6との間において、ゴムローラ9によって印刷用紙2の搬送方向と逆方向の負荷を受け続ける。従って、印刷用紙2の終端がフィードローラ4とフィードプレスローラ5から外れたとき、印刷用紙2ゴムローラ9によって負荷を受けていることにより、印刷用紙2にかかる負荷変動が抑制され、これにより、印刷用紙2が過剰に搬送されることがなく、印刷用紙2のニップジャンプが軽減される。 【0034】 このように、上記構成のプリンタ1によれば、エグジットローラ6により搬送される印刷用紙2に対して、ゴムローラ9によってフィードローラ4とエグジットローラ6との間において印刷用紙2の搬送方向と逆方向の負荷が与えられることにより、印刷用紙2のニップジャンプを軽減でき、従って、印刷用紙2のニップジャンプによる印刷画像のずれを抑えることができ、良好な印刷結果を得ることができる。しかも、ゴムローラ9をフィードローラ4とエグジットローラ6との間において印刷用紙2に接触するように設けることによって、印刷用紙2に対して、印刷用紙2の搬送方向と逆方向の負荷を与えるようにしており、これにより、簡素で安価な構成によって、ニップジャンプを軽減して良好な印刷結果を得ることができる。 【0035】 また、ゴムローラ9がエグジットローラ6の回転方向と逆方向に回転するため、印刷用紙2に対して、印刷用紙2の搬送方向と逆方向の負荷をより与えることができ、これにより、ニップジャンプをより軽減でき、より良好な印刷結果を得ることができる。さらに、ゴムローラ9は、フィードローラ4の回転によって回転されるため、ゴムローラ9を回転駆動するための手段を別途設ける必要がなく、これにより、より簡素で安価な構成によって、ニップジャンプを軽減して良好な印刷結果を得ることができる。 【0036】 なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態において、印刷ヘッド8は、インクジェット式に限られず、他の方式で画像を印刷するものであってもよい。ゴムローラ9は、フィードローラ4に代えて、エグジットローラ6にギアを介して連結され、エグジットローラ6の回転によってエグジットローラ6の回転方向と逆方向に回転するようになっていてもよい。また、ゴムローラ9は、回転せずに停止していてもよい。また、ゴムローラ9に代えて、他の部材によって、フィードローラ4からエグジットローラ6に搬送される印刷用紙2に対して摩擦力を作用させるようにしてもよい。印刷用紙2に摩擦力を作用させることができる部材であれば、どのような部材であっても、印刷用紙2に対して印刷用紙2の搬送方向と逆方向の負荷を与えることができ、印刷用紙2にかかる負荷変動を抑制して、ニップジャンプを軽減することができる。 【図面の簡単な説明】 【0037】 【図1】(a)は本発明の一実施形態に係るプリンタの斜視図、(b)はその一部破断した側面図、(c)はその要部拡大図。 【図2】(a)は同プリンタの印刷用紙の搬送動作を示す印刷用紙の終端がフィードローラとフィードプレスローラから外れる前の側面図、(b)は同印刷用紙の終端がフィードローラとフィードプレスローラから外れた後の側面図。 【符号の説明】 【0038】 1 プリンタ 2 印刷用紙 3 ペーパレスト 4 フィードローラ 5 フィードプレスローラ 6 エグジットローラ 7 エグジットプレスローラ 8 印刷ヘッド 9 ゴムローラ(負荷手段) 10 筐体 11 排紙口 20 キャリア 21、22 ガイド軸 81 インクカートリッジ 82 ノズル 91〜94 ギア
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| 【出願人】 |
【識別番号】000201113 【氏名又は名称】船井電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年9月5日(2006.9.5) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100084375 【弁理士】 【氏名又は名称】板谷 康夫
【識別番号】100121692 【弁理士】 【氏名又は名称】田口 勝美
【識別番号】100125221 【弁理士】 【氏名又は名称】水田 愼一
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| 【公開番号】 |
特開2008−62438(P2008−62438A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月21日(2008.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−240521(P2006−240521) |
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