| 【発明の名称】 |
印刷装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】小栗 泰
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| 【要約】 |
【課題】本発明では、ICカードをICカードリーダに載置して認証情報による認証動作が行われて印刷されている場合、印刷部数などの印刷条件の変更を可能にする印刷装置を提供する。
【構成】ICカードをICカードリーダに載置してユーザ認証ができる印刷装置は、ICカードから識別情報を読み出して印刷装置を使用するユーザの認証を行い、その認証されたユーザによる印刷実行指示に対応する印刷データのみ印刷し、その認証印刷手段による印刷の間だけ、印刷データの印刷条件を変更とすることにより、上記課題の解決を図る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 固有の識別情報が格納された回路が組み込まれた媒体を用いて認証印刷を行う印刷装置において、 前記媒体から前記識別情報を読み出す読み出し手段と、 前記読み出し手段を制御し、前記媒体から前記識別情報を読み出すようにする読み出し制御手段と、 前記読み出された識別情報に基づいて、当該印刷装置を使用するユーザの認証を行う認証手段と、 前記認証結果に基づいて、前記認証されたユーザによる印刷実行指示に対応する印刷データのみ印刷する認証印刷手段と、 前記認証印刷手段による印刷の間だけ、前記印刷データの印刷条件を変更することができる印刷条件変更手段と、 を備えることを特徴とする印刷装置。 【請求項2】 前記印刷条件変更手段は、前記印刷データの印刷条件として印刷部数を変更する ことを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。 【請求項3】 前記印刷装置は、さらに、 前記印刷条件変更手段により印刷部数が変更された場合、変更後の印刷部数と変更前の印刷部数とを比較して、未印刷のページ部分または未印刷の部数分の印刷を行うように前記認証印刷手段を制御する認証印刷制御手段 を備えることを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。 【請求項4】 前記印刷条件変更手段は、さらに、前記印刷データの印刷条件として、部単位で印刷するか否かの設定、給紙口の設定、排紙口の設定、両面もしくは片面に印刷するかの設定、または1ページにつき何ページ分を印刷するかという条件を変更する ことを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、認証機能を有する印刷装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、PC(パーソナルコンピュータ)等のネットワーク化が普及するのに伴い、ネットワークに接続されるプリンタやMFP(マルチファンクションプリンタ)の数も増加している。そのため、プリンタ等は複数のPCで共用されることになる。 【0003】 また、情報化社会となった今日、取り扱う情報量も増加し、それに伴って、コピー機、FAX機等の機器もますます普及している。一方、個人情報の保護など、社会的にもセキュリティへの意識が向上しつつあり、情報の取り扱いにはより慎重さが求められている。 【0004】 そこで、プリンタ、MFP、コピー機、FAX機等に指紋認証/ICカード認証等を行い操作の許可を行う機能を搭載したり、指紋認証/ICカード認証等を行い操作者別のデータを保存して以降操作者に合致したデータを印刷できる機能を搭載したりしている。 【0005】 また、印刷装置の発達により、様々な形態での印刷が可能となっている(例えば、特許文献1、特許文献2。)。 特許文献1では、実行される印刷ジョブの中間データがスプールファイルに保持され、この中間データを指定して試し刷りを行わせると、中間データはプリンタに送られるコマンドに変換されて試し刷りが行われ、その際に印刷ジョブに設定されている部数から1部差し引くことにより、スプールされた印刷ジョブの印刷条件の変更を可能とする印刷制御方法が開示されている。 【0006】 特許文献2では、複数の印刷部数が指定されているときには、印刷データ処理手段でイメージ展開した一部目の印刷データを、印刷制御手段が印刷データ蓄積手段に保存させると共にプリンタエンジンに出力して印刷させ、その一部目の印刷が終了したときに印刷を一旦停止し、操作・表示部に2部目以降の印刷の続行と中止を選択指定可能に表示させたり、印刷部数を変更設定可能な表示をさせたりすることにより、同一のデータで複数部の印刷を行なう際に、印刷状態を確認してから印刷を続けることができるようにする印刷装置が開示されている。 【0007】 また、PC(パーソナルコンピュータ)とプリンタに認証装置を付けることによりセキュリティ対策を行うシステムもある。 【特許文献1】特開2001−158159号公報 【特許文献2】特開平11−212401号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 しかしながら、従来例では、印刷者以外でも印刷設定の変更を行うことが可能であった。また、認証装置によるセキュリティ対策がされたシステムでは、印刷指示後に印刷部数が足りない場合、プリンタのところまで印刷物を取りに来た印刷者は、再度PCのところまで戻って印刷指示を行い、さらに再びプリンタのところへ戻って認証作業を行う必要があった。 【0009】 また、印刷部数が多すぎる場合、プリンタにて印刷データ全てをキャンセルして再印刷を行うか、または印刷後に余分な部数を廃棄する必要があった。 上記の課題に鑑み、本発明では、ICカードをICカードリーダに載置して認証情報による認証動作が行われて印刷されている場合、印刷部数などの印刷条件の変更を可能にする印刷装置を提供する。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本発明にかかる、固有の識別情報が格納された回路が組み込まれた媒体を用いて認証印刷を行う印刷装置は、前記媒体から前記識別情報を読み出す読み出し手段と、前記読み出し手段を制御し、前記媒体から前記識別情報を読み出すようにする読み出し制御手段と、前記読み出された識別情報に基づいて、当該印刷装置を使用するユーザの認証を行う認証手段と、前記認証結果に基づいて、前記認証されたユーザによる印刷実行指示に対応する印刷データのみ印刷する認証印刷手段と、前記認証印刷手段による印刷の間だけ、前記印刷データの印刷条件を変更することができる印刷条件変更手段と、を備えることを特徴とする。 【0011】 このように構成することにより、ICカード等をカードリーダに載置して認証情報による認証動作が行われて印刷されている場合(セキュリティ印刷)、印刷部数などの印刷条件を変更することができる。 【0012】 前記印刷装置において、前記印刷条件変更手段は、前記印刷データの印刷条件として印刷部数を変更することを特徴とする。 このように構成することにより、セキュリティ印刷の間、印刷部数の変更をすることができる。 【0013】 前記印刷装置は、さらに、前記印刷条件変更手段により印刷部数が変更された場合、変更後の印刷部数と変更前の印刷部数とを比較して、未印刷のページ部分または未印刷の部数分の印刷を行うように前記認証印刷手段を制御する認証印刷制御手段を備えることを特徴とする。 【0014】 このように構成することにより、新たに追加した部数分または未印刷部分のみ印刷することができるので、印刷効率が向上する。 前記印刷装置において、前記印刷条件変更手段は、さらに、前記印刷データの印刷条件として、部単位で印刷するか否かの設定、給紙口の設定、排紙口の設定、両面もしくは片面に印刷するかの設定、または1ページにつき何ページ分を印刷するかという条件を変更することを特徴とする。 【0015】 このように構成することにより、変更可能設定項目として印刷部数以外に、プリンタドライバの様々な設定項目についても変更できる。 【発明の効果】 【0016】 本発明を用いることにより、ICカードをICカードリーダに載置して認証情報による認証動作が行われて印刷されている場合、印刷部数などの印刷条件を変更することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 本発明にかかる、認証印刷機能を有する印刷装置は、例えばICカード等をリーダに載置して認証を行っている最中の所定期間内で、例えば印刷部数の指定(通常はクライアントPCから印刷出力操作をした際に、部数も指定されている)情報を、変更することができるように制御する。 【0018】 すなわち、本発明は、認証装置によるセキュリティ対策がなされた印刷装置において、PCからの印刷指示後、印刷部数の増減を行いたい時、印刷を行う時プリンタに認証装置で認証情報を認識している間は変更ができるようにしたものである。 【0019】 ここで、認証印刷(セキュリティ印刷)機能とは、一般的に印刷データを印刷装置の記憶手段に蓄積し、テンキーから暗証番号を入力したり、ICカードなどRFIDデバイスで認証して印刷を実行する機能のことをいう。 【0020】 本発明の実施形態における、固有の識別情報が格納された回路が組み込まれた媒体(例えば、ICカード)を用いて認証印刷を行う印刷装置は、読み出し手段、読み出し制御手段、認証手段、認証印刷手段、印刷条件変更手段を備える。 【0021】 読み出し手段は、前記媒体(ICカード等)から前記識別情報を読み出すものであり、以下の実施形態で言えばICカードリーダ5に相当する。 読み出し制御手段は、前記読み出し手段を制御し、前記媒体から前記識別情報を読み出すようにするものであり、以下の実施形態で言えばICカード装置制御部31に相当する。 【0022】 認証手段は、前記読み出された識別情報に基づいて、当該印刷装置を使用するユーザの認証を行うものであり、以下の実施形態で言えばMFP制御部34による認証処理に相当する。 【0023】 認証印刷手段は、前記認証結果に基づいて、前記認証されたユーザによる印刷実行指示に対応する印刷データのみ印刷するものであり、以下の実施形態で言えばセキュリティ印刷機能に相当する。 【0024】 印刷条件変更手段は、前記認証印刷手段による印刷の間だけ、前記印刷データの印刷条件を変更することができるものであり、以下の実施形態で言えばセキュリティ印刷の場合のみ印刷条件の変更を行うMFP制御部34による制御処理に相当する。 【0025】 このように構成することにより、ICカード等をカードリーダに載置して認証情報による認証動作が行われて印刷されている場合(セキュリティ印刷)、印刷部数などの印刷条件を変更することができる。 【0026】 また、前記印刷条件変更手段は、前記印刷データの印刷条件として印刷部数を変更することを特徴とする。このように構成することにより、セキュリティ印刷の間、印刷部数の変更をすることができる。 【0027】 また、前記印刷装置は、さらに、認証印刷制御手段を備えている。認証印刷制御手段は、前記印刷条件変更手段により印刷部数が変更された場合、変更後の印刷部数と変更前の印刷部数とを比較して、未印刷のページ部分または未印刷の部数分の印刷を行うように前記認証印刷手段を制御するものであり、本実施形態で言えばMFP制御部34による制御処理に相当する。このように構成することにより、新たに追加した部数分または未印刷部分のみ印刷することができるので、印刷効率が向上する。 【0028】 また、前記印刷条件変更手段は、さらに、前記印刷データの印刷条件として、部単位で印刷するか否かの設定、給紙口の設定、排紙口の設定、両面もしくは片面に印刷するかの設定、または1ページにつき何ページ分を印刷するかという条件の変更ができることを特徴とする。このように構成することにより、変更可能設定項目として印刷部数以外に、プリンタドライバの様々な設定項目についても変更できる。 【0029】 それでは、以下に本発明の実施形態を詳述する。 図1は、本実施形態における印刷システムのネットワーク構成の一例を示す。印刷システム1は、PC2と、印刷装置4と、これらの機器を接続するネットワーク6から構築されている。本実施形態では、ネットワーク6の一例としてLAN(Local Area Network)を用いるが、インターネット、WAN、専用線、有線、無線等の通信網であってもよい。 【0030】 PC2には、ICカードリーダ3が接続されているPC2aと、ICカードリーダ3が接続されていないPC2bとがある。また、印刷装置4にもICカードリーダ5が接続されている。印刷装置4は、例えば、プリンタ、MFP(マルチファンクションプリンタ)であり、本実施形態では、一例としてMFPを用いる。 【0031】 図2は、本実施形態におけるMFP4の外観構成を示す。同図において、MFP4の前面上部には操作パネル(オペレーションパネル、表示操作部)12が位置する。この操作パネル12を操作することにより、印刷枚数の設定や濃度設定、サイズ設定等の各種設定を行うことができる。 【0032】 MFP4の前面下部には複数段の給紙カセット16が設けられ、対応する取手を持って給紙カセット16を引き出すことができる。また、MFP4の中段部には排紙トレイ17が設けられ、給紙カセット16から印刷用紙が給紙される。そして、画像形成が行われた印刷用紙は排紙トレイ17に出力される。 【0033】 MFP4の上部にはスキャナ部20が設けられている。このスキャナ部20の原稿台カバーを開けて原稿台に原稿を載置して、キー部15の所定のボタンを押下すると、その原稿がスキャンされて画像(原稿データ)が読み取られる。なお、MFP4は、後述の通り、FAXの送受信も行うことができる。 【0034】 操作パネル12は、MFP4の状態を表示したり、当該MFP4に障害等が発生したりした場合の操作等に用いられるが、印刷条件の設定も行うことができる。操作パネル12は、表示部13、LED部14、キー部15から構成される。表示部13は、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)であって、MFP4の設定状態を表示することができる。また、表示部13にはスキャン情報の表示が行われる。 【0035】 LED部14は、例えば、MFP4の動作状態を点灯のON/OFF、点滅等で通知することができる。キー部15は、MFP4の設定をするために操作される複数のキー群である。キー部15は、タッチパネル式のLCD(液晶ディスプレイ)であってもよい。 【0036】 操作パネル12で印刷条件を設定する場合は、メニューボタン(キー部15に含まれるボタンであってもよいし、LCDに表示させたタッチパネル式のボタンであってもよい。)を押すことにより、表示部13に設定メニュー等を表示させて、キー部15により設定を行う。 【0037】 図3は、本実施形態におけるMFP4の構成概要を示す。MFP4は、主に、スキャナ部20、MFPメイン部35、プリンタ部28、表示操作部(操作パネル)12で構成されている。スキャナ部20は、読取機構部21を有する。読取機構部21が駆動することにより、スキャナ部20の原稿台に載置された原稿がスキャンされて画像(原稿データ)が読み取られ、MFP制御部34にその画像データが送信される。 【0038】 MFPメイン部35は、MFP制御部34、読取機構制御部22、表示操作制御部23、FAX通信制御部24、LAN通信制御部29、インターネット通信制御部30、ICカード装置制御部31、記憶装置制御部32、及び記憶装置部(HDD(ハードディスクドライブ))33で構成されている。 【0039】 読取機構制御部22は、前述のスキャナ部20の読取機構部21の機構制御を行う。スキャナ部20で読み取られた原稿データは、読取機構制御部22の制御によりMFP制御部34に送られる。 【0040】 表示操作部(操作パネル)12は、MFP4の設定情報を表示することができる。また、表示操作部12に設けられた操作キーを押下することにより、MFP4の設定を変更できる。表示操作制御部23は、例えば、タッチパネル式のLCD(液晶ディスプレイ)であって、表示操作部12の表示動作を制御したり、表示操作部12に出力されるデータの表示形態を制御したり、表示操作部12に設けられた操作キー等の操作に基づく操作信号をMFP制御部34に出力したりする。 【0041】 記憶装置制御部32は、記憶装置部(HDD)33へのデータ書き込み、及び記憶装置部33に記憶されたデータの読み出しの制御を行う。記憶装置部33には、印刷データがスプールされたり、一時的にデータを格納したりするための大容量の記憶装置である。尚、この記憶装置部33は、RAMなどの記憶装置で構成することもできる。 【0042】 ICカード装置制御部31は、ICカードリーダ5と接続されている。ICカードリーダ5は、ICカードを載置するとそのICカード内のICチップに書き込まれた情報を非接触で読み取る装置である。ICカード装置制御部31は、ICカードリーダ5の動作を制御して随時ICカードの読み取りを実行させ、ICカードリーダ5により読み取られたICカードの情報(例えば、ユーザを識別するためのユーザ識別情報等)をMFP制御部34へ送る。つまり、ICカード装置制御部31は、ICカードリーダ5により読み取られたICカードの情報を定期的に読み出し、その情報をMFP制御部34が管理し、各々(表示操作制御部23、プリンタ制御部26等)へ通知する。なお、ICカードリーダ5は、外付けタイプであっても内蔵タイプであってもよい。 【0043】 プリンタ部28は、給紙装置27、プリンタ制御部26、及び印刷機構部25で構成される。プリンタ部28は、プリンタ制御部26の制御処理に基づいて、印刷機構部25を駆動させ、給紙装置27により給紙された印刷用紙に印刷結果36を出力する。尚、印刷機構部25は、印字ヘッドの他、画像形成部や現像部、転写部等の機構部で構成されている。 【0044】 また、MFP4は、公衆回線網40に接続され、FAX通信制御部24によってファクシミリ通信が行われる。また、LAN通信制御部29は、MFP4をLAN6に接続するためのインターフェースである。インターネット通信制御部30は、TCP/IP(transumission control protocol/internet protocol)等を使用してネットワーク通信を行う。 【0045】 LAN6には、PC2(2a,2b)が接続されている。PC2aは、特定の者しか使用できない仕様のPCである。すなわち、ICカードリーダ3が接続されたPC2a(ICカードリーダによる認証処理を行うソフトが組み込まれている)を使用する際、ユーザによりユーザ識別コードの記憶されたICカードがICカードリーダ3に載置されると、PC2aはICカードリーダ3よりそのICカード内のユーザ識別コードを読み出して、そのユーザが正規の使用者であるか否かの認証チェックを行い、正規ユーザである場合にPC2aの使用が許可される仕様となっている。よって、このような仕様のPCにおいて、その操作(印刷指示を含む)又は印刷を行う時、認証を行わなければ操作(印刷も含む)又は印刷を行うことができない。 【0046】 一方、ICカードリーダ3が接続されていないPC2bは、ユーザ認証を行わない仕様となっている。よって、PC2bの使用者は、特段の操作手順を要せず通常の操作にて印刷を行うことができる。 【0047】 PC2aまたはPC2bのユーザは、インストールされた所定のアプリケーションソフトにより印刷対象となるデータ(印刷データ)を作成して、MFP4で印刷することができる。このとき、図4または図5に示すデータ構造で印刷データがLAN6を介して、PC2からMFP4へ転送される。 【0048】 図4は、本実施形態における認証情報無し印刷データのデータ構造を示す。同図のデータ構造は、ユーザ認証機能のないPC2bからMFP4へ転送される印刷データのデータ構造である。 【0049】 印刷データ50は、「印刷設定」フィールド51、「描画データ」フィールド52から構成される。印刷設定フィールド51は、当該印刷データ50についての印刷条件の設定情報が格納されている。描画データフィールド52は、印刷の内容(画像データまたはテキストデータ)を作成するためのPDL(Page Discription Language)コマンド列が格納されている。 【0050】 印刷設定フィールド51は、「印刷モード」53、「解像度」54、「用紙サイズ」55、「給紙口」56、「印刷部数」57等のデータ群から構成される。 「印刷モード」53には、「スタック印刷」か「ソート印刷」かが格納される。「スタック印刷」モードとは、1ページ目を設定した部数分(以下、「設定部数」といい、変数Bで表す。)印刷を行い、次に2ページ目をその設定部数分印刷を行うというように、各ページについて順次設定部数分印刷を行うモードである。また、「ソート印刷」モードとは、1ページ目から最終ページまでを一部印刷し、以後、設定部数分を同様に印刷するモードである。 【0051】 「解像度」54には、印刷の解像度が格納される。「用紙サイズ」55には、印刷用紙の用紙サイズが格納される。「給紙口」56には、どの給紙カセット16から給紙を行うかの情報が格納される。「印刷部数」57には、どのくらいの部数を印刷するかという情報が格納される。 【0052】 図5は、本実施形態における認証情報付き印刷データのデータ構造を示す。同図のデータ構造は、ユーザ認証機能を有するPC2aからMFP4へ転送される印刷データのデータ構造である。 【0053】 印刷データ60は、図4の印刷データ50の先頭に「認証情報」61を追加した構成となっている。「認証情報」61には、ICカード情報のユーザ識別コードが格納される。ICカード情報のユーザ識別コードとは、上述したように、ICカードリーダ3を用いてクライアントPC2aにより読み出されたICカード情報の1つであり、ユーザを識別するコードである。 【0054】 よって、PC2aにおいて、認証されたユーザにより印刷指示がなされた場合、PC2aからMFP4へ送られる印刷データは、「印刷設定」51と「描画データ」52に「認証情報」61が付加されている印刷データ60である。 【0055】 一方、PC2bにおいて、ユーザにより印刷指示がなされた場合、PC2bからMFP4へ送られる印刷データは、「印刷設定」51と「描画データ」52から構成され「認証情報」61の無い印刷データ50である。 【0056】 なお、PC2(2a,2b)から送信される印刷データに対して、暗号化を行うこともシステムの設定によって可能である。 図6は、本実施形態におけるMFP4のコントローラの概要図である。まず、「認証情報」61が付加されていない印刷データ(認証情報無し印刷データ、図4参照)50を受信した場合のMFP4の印刷動作について説明する。 【0057】 まず、MFP4は、PC2bより印刷データ50を受信部71(LAN通信制御部29に相当する)にて受信する。受信した印刷データ50は、一旦データ記憶部(HDD33に相当する)72に格納される。 【0058】 次に、MFP制御部34内の描画部73は、その印刷データ50をデータ記憶部72から読み出して、印刷データ50の「印刷設定」51及び「描画データ」52の情報を解析して、画像データ74を作成する。 【0059】 描画部73は、1ページ分の描画が完了したら、データ記憶部72内に作成されている印刷待ち行列の最後に、その作成した画像データ74を登録する。そうして、待ち行列の先頭にその画像データ74が到達すると、その画像データ74は、エンジン制御部75(プリンタ制御部26)へ転送される。 【0060】 そうして、エンジン制御部75(プリンタ制御部26)の制御により、印刷機構部25へ順番に1ページずつ画像データ情報74が転送されて、記録紙にその画像データ74の内容が印刷される。印刷が終了した受信データはデータ記憶部72から削除される。 【0061】 次に、「認証情報」61が付加されている印刷データ60(図5)を受信した場合のMFP4の印刷動作について説明する。 まず、MFP4はPC2aより認証情報付き印刷データ60(図5参照)を受信部71(LAN通信制御部29に相当する)にて受信する。受信した印刷データ60は、一旦データ記憶部(HDD33に相当する)72に格納される。 【0062】 それから、ユーザはMFP4のところにやってきて、MFP4に接続されているICカードリーダ5に自身所有のICカードを載置する(以下、このようなICカードを用いてユーザ認証を行って印刷するのを「セキュリティ印刷」という。)。 【0063】 すると、MFP制御部34は、ICカードリーダ5によりそのICカード内の認証情報を取得する。MFP制御部34は、データ記憶部72に記憶されている受信データの中に、その取得した認証情報と一致する「認証情報」61を有する印刷データ60があるかを検索する。その認証情報と一致する印刷データ60が無い場合、MFP制御部34は何も行わない。 【0064】 その認証情報と一致する印刷データ60が見つかった場合、MFP制御部34内の描画部73は、その印刷データをデータ記憶部72から読み出して、印刷データ60の「印刷設定」51及び「描画データ」52の情報を解析して、画像データ74を作成する。 【0065】 描画部73は、1ページ分の描画が完了したら、データ記憶部72内に作成されている印刷待ち行列の最後に、その作成した画像データ74を登録する。そうして、待ち行列の先頭にその画像データ74が到達すると、その画像データ74は、エンジン制御部75(プリンタ制御部26)へ転送される。 【0066】 そうして、エンジン制御部75(プリンタ制御部26)の制御により、印刷機構部25へ順番に1ページずつ画像データ情報74が転送されて、記録紙にその画像データ74の内容が印刷される。印刷が終了した受信データはデータ記憶部72から削除される。 【0067】 次に、本実施形態におけるLCD表示画面の一例を図7を用いて説明する。ユーザがPC2aにより認証印刷を実行すると、印刷データ60がMFP4に送信される。その後、ユーザがMFP4の前に来て、MFP4のカードリーダ5に自身の所有するICカードを載置して認証を行う。その認証後、印刷データ60の印刷が開始され、表示部13には図7に示す画面が表示される。 【0068】 図7は、本実施形態における印刷実行時に表示部13の表示内容の一例を示す。表示部13には、「印刷ジョブ名」表示欄81と、「部数」表示欄82と、「ページ」表示欄83がある。「印刷ジョブ名」表示欄81には、印刷ジョブ名、すなわち、印刷中の印刷データ名が表示される。「部数」表示欄82には、設定部数(MM)に対して現在何部目(NN)が印刷されているかが表示される。「ページ」表示欄83には、総ページ(mm)に対する現在印刷中のページ(nn)が表示される。 【0069】 認証がされて印刷が開始された後に、ユーザがPC2aで設定した印刷条件(例えば、印刷する部数)を変更する必要が生じたとする。そこで、ユーザは、MFP4の操作パネル2を操作して、「部数」表示欄82に表示されている設定部数の変更を行う。 【0070】 なお、図7の例では、「印刷ジョブ名」表示欄81と、「部数」表示欄82と、「ページ」表示欄83のみが表示されているが、これに限定されず、部単位設定、給紙口、排紙口、両面/片面印刷、1ページにつき何ページ分を印刷するか等のプリンタドライバの設定項目が表示され、操作パネルで設定の変更を行ってもよい。 【0071】 図8は、本実施形態における印刷実行時にキー操作により印刷する部数を変更する場合のフローを示す。印刷実行時には、MFP制御部34は以下の処理を行う。 まず、MFP制御部34は、現在実行している印刷処理が、「セキュリティ印刷」か否かを判断する(ステップ1。以下、ステップを「S」と称する。)。当該印刷がセキュリティ印刷であるか否かは、後述する「セキュリティフラグ」の「ON/OFF」により確認することができる。 【0072】 「セキュリティフラグ=OFF」(セキュリティ印刷中ではなく、通常モードでの印刷中)の場合(S1で「NO」へ進む)、MFP制御部34は本フローを終了する。すなわち、印刷部数の変更はできない。 【0073】 「セキュリティフラグ=ON」(セキュリティ印刷中)の場合(S1で「YES」へ進む)、MFP制御部34はICカードリーダ5にICカードが載置されているか否かを判断する(S2)。ICカードが載置されていない場合(S2で「NO」へ進む)、MFP制御部34は本フローを終了する。すなわち、印刷部数の変更はできない。 【0074】 ICカードが載置されている場合(S2で「YES」へ進む)、MFP制御部34はICカードリーダ5を介して、ICカードの認証情報を取得する(S3)。MFP制御部34は、S3で取得した認証情報と、印刷中の印刷データ60の「認証情報」61とを比較(S4)、一致するか否かを判断する(S5)。 【0075】 S5において認証情報が一致しなかった場合(S5で「YES」へ進む)、MFP制御部34は本フローを終了する。すなわち、印刷部数の変更はできない。 S5において認証情報が一致した場合(S5で「NO」へ進む)、MFP制御部34は、キー受付処理(S6)を行い、キー入力が確定したか否かを判断する(S7)。キー受付処理は、ユーザがテンキー等の操作キー15を押下した場合、その入力されたキーを受け付ける処理である。 【0076】 キー入力が確定していないと判断した場合(例えば、キー入力されていない場合)(S7で「NO」へ進む)、MFP制御部34は本フローを終了する。すなわち、印刷部数の変更は行わない。 【0077】 キー入力が確定したと判断した場合(S7で「YES」へ進む)、MFP制御部34はその入力されたキーが部数設定変更を指示するものであるか否かを判断する(S8)。その入力されたキーが部数設定変更を指示するものでないと判断した場合(例えば、テンキー以外のキーが選択された場合)(S8で「NO」へ進む)、MFP制御部34は本フローを終了する。すなわち、印刷部数の変更は行わない。 【0078】 その入力されたキーが部数設定変更を指示するものであると判断した場合(例えば、テンキー操作により適正な値が入力された場合)(S8で「YES」へ進む)、MFP制御部34は、「キー入力確認・設定部数更新処理」(図11で後述する)へ通知するためのパラメータ(通知部数T)に、その入力された値をセットして(S9)、その「キー入力確認・設定部数更新処理」へ「キー入力があった」旨を通知し、本フローは終了する。 【0079】 このようにして、ICカードをICカードリーダに載置している状態で、かつ、印刷条件を変更したい印刷データがHDD33に存在する間(すなわち、当該印刷ジョブが終了するまでの間)で、ユーザはその印刷データの印刷条件の再設定をすることができる。 【0080】 次に、MFP制御部34の制御による印刷の全体フローについて、図9〜図11を用いて説明する。 図9は、本実施形態における印刷制御フローを示す。まず、MFP制御部34は、ICカードリーダ5にICカードが載置されているかの確認を行う(S11)。ICカードリーダ5にICカードが載置されていない場合(S11で「NO」へ進む)、MFP制御部4は、通常データの印刷処理(S18以降の処理)に制御を移行させる。 【0081】 ICカードリーダ5にICカードが載置されている場合(S11で「YES」へ進む)、MFP制御部34は、ICカードの認証情報をICカードリーダ5により読み取って取得する(S12)。 【0082】 それから、MFP制御部34は、HDD33に記憶されている受信データの中に、S12で取得した認証惰報と一致する「認証情報」61を有する印刷データ60の検索を行い(S13)、一致する認証情報を有する印刷データ60が存在するかを判断する(S14)。 【0083】 一致する認証情報を有する印刷データ60が存在しない場合(S14で「NO」へ進む)、MFP制御部34は、通常データの印刷制御(S18以降の処理)に処理を移行させる。 【0084】 一致する認証情報を有する印刷データ60が存在する場合(S4で「YES」へ進む)、その印刷データの印刷はセキュリティ印刷であるので、MFP制御部34は、「セキュリティ印刷フラグ」を「ON」に設定し(S15)、印刷処理を行う(S16)。この印刷処理(S16)については後述する。 【0085】 印刷処理(S16)が終了すると、MFP制御部34は、「セキュリティ印刷フラグ」を「OFF」に設定して(S17)、S11へ戻る。 S11〜S17の処理を、ICカードリーダ5にICカードが無いと判断されるか(S11で「NO」へ進む)、又は認証情報の一致する印刷データ全ての印刷処理が終了する(S14で「NO」へ進む)まで繰り返す。 【0086】 次に、S11においてICカードリーダ5にICカードが無いと判断された場合(S11で「NO」へ進む)、又はS14において認証情報の一致する印刷データ全ての印刷処理が終了した場合(S14で「NO」へ進む)について説明する。 【0087】 この場合、MFP制御部34は、まず、HDD33内に認証情報無し印刷データ50が存在するか否かの検索を行う(S18)。認証情報無し印刷データ50がHDD33内に存在しない場合(S19で「NO」へ進む)、MFP制御部34は、印刷制御を終了する。 【0088】 認証情報無し印刷データ50がHDD33内に存在する場合(S19で「YES」へ進む)、MFP制御部34は、「セキュリティ印刷フラグ」を「OFF」に設定し(S20)、印刷処理を行う(S21)。この印刷処理(S21)については、後述する。 【0089】 印刷処理(S21)の終了時、MFP制御部34は、認証情報無し印刷データ50の検索(S18)に戻る。MFP制御部34は、認証情報無し印刷データ50全ての印刷処理を行う(S18〜S21のループ処理)。 【0090】 次に、印刷処理(S16,S21)について、図10の印刷処理フローチャートで説明を行う。 図10は、図9のS16,S21の印刷処理のフローを示す。本フローは、複数部数が指定された時、「部単位印刷フラグ」のON/OFFにより制御が異なる。MFP制御部34は、印刷処理のために印刷データを読み込んだとき、その印刷データ50,60の「印刷モード」53が「スタック印刷」の場合には「部単位印刷フラグ=OFF」とし、「ソート印刷」の場合には「部単位印刷フラグ=ON」とする。 【0091】 ここで、「スタック印刷」モードとは、1ページ目を設定した部数分(以下、「設定部数」といい、変数Bで表す。)印刷を行い、次に2ページ目をその設定部数分印刷を行うというように、各ページについて順次設定部数分印刷を行うモードである。また、「ソート印刷」モードとは、1ページ目から最終ページまでを一部印刷し、以後、設定部数分を同様に印刷するモードである。それでは当該フローについて説明する。 【0092】 まず、MFP制御部34は、部単位印刷フラグのON/OFFを判断する(S31)。部単位印刷フラグがOFFに設定されている場合(S31で「No」へ進む)、MFP制御部34は、印刷データの先頭にポインタを設定する(S32)。このとき、印刷済みページ数を表す変数Xを0で初期化する。 【0093】 それから、MFP制御部34は、描画処理を行い1ページの画像作成を行う(S33)。このとき、各ページについての印刷枚数を表すカウンタC1を0で初期化する。 それから、MFP制御部34は、作成された画像をプリンタエンジン(印刷機構部25)に送り、1ページの印刷を行う(S34)。その印刷が終了すると、MFP制御部34は、印刷枚数C1をインクリメントする(S35)。 【0094】 その後、MFP制御部34は、キー入力確認・設定部数更新処理(S36)を行う。キー入力確認・設定部数更新処理(S36)とは、図8で述べたようにセキュリティ印刷中にユーザにより設定部数Bが変更された場合に対応する処理である。このキー入力確認・設定部数更新処理(S36)では、変更後の部数が「設定部数」Bとして再設定され、「保留設定部数」(保留設定部数H=変更後の設定部数B−設定前の設定部数B)が更新される。このキー入力確認・設定部数更新処理(S36)については、図11で説明する。 【0095】 S36のキー入力確認・設定部数更新処理の後、MFP制御部34は、設定部数Bと印刷枚数Cを比較する(S37)。設定部数Bより印刷枚数C1が少ない場合(S37で「YES」へ進む)、次の用紙に印刷を行うために、MFP制御部34はS34の処理へ戻る。 【0096】 設定部数Bより印刷枚数Cが等しいか大きい場合(S37で「NO」へ進む)、1ページ目の印刷完了であるので、MFP制御部34は、印刷済みページ数Xをインクリメントする(S38)。 【0097】 次に、MFP制御部34は、印刷データに次ページがあるか否かを判断する(S39)。印刷データに次ページがある場合(S39で「YES」へ進む)、MFP制御部34は、S33へ戻り、1ページ目と同様に次ページの処理を開始する。 【0098】 印刷データの全ページ印刷終了後(S39で「NO」へ進む)、保留設定部数Hに部数が設定されている場合(すなわち、H>「0」の場合)、MFP制御部34は、設定部数Bに保留設定部数Hの値を反映させる(S40)。そして、MFP制御部34は、保留設定部数H及び印刷枚数C1をクリアにして、S32へ戻る(S41で「NO」へ進む)。 【0099】 保留設定部数に部数が設定されていない場合(すなわち、H=「0」の場合)、印刷終了なので(S41で「YES」へ進む)、MFP制御部34は、印刷データをHDD33から消去する(S42)。 【0100】 次に、部単位印刷フラグがONに設定されている場合(S31で「Yes」へ進む)、MFP制御部34は、印刷部数を表すカウンタC2を0で初期化する。その後、MFP制御部34は、印刷データの先頭にポインタを設定する(S43)。 【0101】 それから、MFP制御部34は、描画処理を行い1ページの画像作成を行う(S44)。MFP制御部34は、作成された画像をプリンタエンジン(印刷機構部25)に送り、1枚印刷を行う(S45)。 【0102】 MFP制御部34は、印刷データに次ページがあるか否かを判断する(S46)。印刷データに次ページがある場合(S46で「YES」へ進む)、MFP制御部34は、S44に戻って次ページの画像作成を行う。 【0103】 印刷データの全ページ印刷終了後(S46で「NO」へ進む)、MFP制御部34は、印刷部数C2をインクリメントする(S47)。 その後、MFP制御部34は、S36と同様のキー入力確認・設定部数更新処理(S48)を行う。このキー入力確認・設定部数更新処理(S48)については、図11で説明する。 【0104】 MFP制御部34は、設定部数Bと印刷部数C2を比較する(S49)。設定部数Bより印刷部数C2が少ない場合(S49で「YES」へ進む)、MFP制御部34は、次の部単位印刷を行う為に、S43へ戻る。 【0105】 設定部数Bより印刷部数C2が等しいか大きい場合(S49で「NO」へ進む)、設定部数B分の印刷したことになるので、MFP制御部34は、印刷データをHDD33から消去する(S42)。 【0106】 次に、キー入力確認・印刷部数更新処理(S36,S48)について、図11のフローチャートで説明を行う。 図11は、図10のS36,S48のキー入力確認・印刷部数更新処理のフローを示す。図8のキー入力確認のフローのS9でキー入力の通知が無い場合(S51で「YES」へ進む)、MFP制御部34は何も行わない。 【0107】 図8のキー入力確認のフローのS9でキー入力の通知が有った場合(S51で「NO」へ進む)、MFP制御部34は部単位印刷で印刷を行っているか否かを判断する(S52)。 【0108】 部単位印刷で印刷を行っている場合、すなわち、「部単位印刷フラグ=ON」の場合(S52で「YES」へ進む)、MFP制御部34は、設定部数Bをキー入力から通知された部数(通知部数T)の値で更新する(S55)。つまり、印刷処理で印刷を行った部数が新たに設定された部数より少ない場合、新たに設定された部数まで印刷を行う。現在の印刷終了部数が新たに設定された部数より多い場合は、現在印刷している一部印刷終了時の印刷処理終了判定(図10のS49)で終了と判断される。この時、実際に印刷された部数は、設定部数更新時前に印刷が行われた部数となる。 【0109】 部単位印刷で印刷を行っていない場合、すなわち、「部単位印刷フラグ=OFF」の場合(S52で「NO」へ進む)、MFP制御部34は、設定部数Bよりキー入力から通知された部数(通知部数T)が少ないか否かを判断する(S53)。 【0110】 設定部数Bより通知部数Tが少ない(B=Tも含む)場合(S53で「YES」へ進む)、設定部数Bを通知部数Tの値で更新する(S55)。既に印刷が終了したページは、更新前の設定部数印刷されているが、以後のページは更新後の部数印刷される。 【0111】 設定部数Bより通知部数Tが大きい場合(S53で「NO」へ進む)、MFP制御部34は、印刷済みページ数Xが「0」か否かを判断する(S54)。 「印刷済みページ数X=0」の場合(S54で「YES」へ進む)、MFP制御部34は、設定部数Bを通知部数Tの値で更新する(S55)。全てのページが更新された設定部数で印刷される。 【0112】 「印刷済みページ数X>0」の場合(S54で「NO」へ進む)、MFP制御部34は、保留設定部数Hに「通知部数T−設定部数B」の値を格納する(S56)。 このようにすることで、図10において、設定部数Bにて全ページの印刷を終了し、その後、設定部数Bを保留設定部数Hで更新(S40)する事により、印刷中に変更された部数の不足分を1ページから印刷する。 【0113】 なお、認証装置、情報としては、上述したICカード以外に指紋、静脈、虹彩などの本人生体情報やUSBメモリ等の可搬型装置による認証情報によるシステムも可能である。認証情報として、印刷権限惰報を使用する事により印刷権限者が同様の操作を行うことが出来るシステムも可能である。変更可能設定項目として印刷部数以外に、部単位設定、給紙口、排紙口、両面/片面印刷、1ページにつき何ページ分を印刷するか等のプリンタドライバの設定項目についても可能である。 【0114】 本実施形態によれば、PCからの印刷指示後、印刷部数の増減が発生した場合、プリンタにて操作可能であり、PC側での追加印刷、ジョブ取消、再印刷などの操作が不要となる。 【0115】 なお、実施形態では、ICカードをICカードリーダ5に載置して認証を行ったが、Felica(登録商標)対応の携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)等の携帯端末を載置するようにしてもよい。 【0116】 以上より、PC、プリンタに認証装置が付いたシステムにて、印刷時、認証情報による認証動作が行われている間、印刷部数などの印刷条件を変更することができる。 なお、本発明は、以上に述べた実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形態を取ることができる。 【図面の簡単な説明】 【0117】 【図1】本実施形態における印刷システムのネットワーク構成の一例を示す。 【図2】本実施形態におけるMFP4の外観構成を示す。 【図3】本実施形態におけるMFP4の構成概要を示す。 【図4】本実施形態における認証情報無し印刷データのデータ構造を示す。 【図5】本実施形態における認証情報付き印刷データのデータ構造を示す。 【図6】本実施形態におけるMFP4のコントローラの概要図である。 【図7】本実施形態における印刷実行時に表示部13の表示内容の一例を示す。 【図8】本実施形態における印刷実行時にキー操作により印刷する部数を変更する場合のフローを示す。 【図9】本実施形態における印刷制御フローを示す。 【図10】図9のS16,S21の印刷処理のフローを示す。 【図11】図10のS36,S48のキー入力確認・印刷部数更新処理のフローを示す。 【符号の説明】 【0118】 1 印刷システム 2(2a,2b) PC 3,5 ICカードリーダ 4 MFP 6 LAN 12 操作パネル 13 表示部 14 LED部 15 キー部 16 給紙カセット 17 排紙トレイ 20 スキャナ部 21 読取機構部 22 読取機構制御部 23 表示操作制御部 24 FAX通信制御部 25 印刷機構部 26 プリンタ制御部 27 給紙装置 28 プリンタ部 29 LAN通信制御部 30 インターネット通信制御部 31 ICカード装置制御部 32 記憶装置制御部 33 記憶装置部(HDD) 34 MFP制御部 35 MFPメイン部 36 印刷結果 37 クライアントPC 39 LAN 40 公衆回線網
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| 【出願人】 |
【識別番号】000104124 【氏名又は名称】カシオ電子工業株式会社 【識別番号】000001443 【氏名又は名称】カシオ計算機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月25日(2006.8.25) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100074099 【弁理士】 【氏名又は名称】大菅 義之
【識別番号】100133570 【弁理士】 【氏名又は名称】▲徳▼永 民雄
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| 【公開番号】 |
特開2008−49627(P2008−49627A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−229908(P2006−229908) |
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